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発明の名称 鍵盤蓋の開閉装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−256417(P2007−256417A)
公開日 平成19年10月4日(2007.10.4)
出願番号 特願2006−78194(P2006−78194)
出願日 平成18年3月22日(2006.3.22)
代理人 【識別番号】100090619
【弁理士】
【氏名又は名称】長南 満輝男
発明者 中村 真
要約 課題
装置全体のコンパクト化を図り、鍵盤蓋を閉じるときの操作が自然で、安定した状態で鍵盤蓋を閉じることができる鍵盤蓋の開閉装置を提供する。

解決手段
楽器ケース内に後部下がりに収納された鍵盤蓋3に錘17を連結ワイヤ16で連結し、この錘17の降下動作を制動部材19の湾曲面20で制動するように構成した。従って、鍵盤蓋3を閉じるときに、錘17の重量が連結ワイヤ16を介して鍵盤蓋3を引出す方向に加わるので、鍵盤蓋3を軽い力で引出すことができる。また、錘17が降下して鍵盤蓋3が完全に閉じる直前で、錘17が制動部材19の湾曲面20を滑走するので、鍵盤蓋3が完全に閉じるときに、錘17の降下動作を制動することができ、これにより鍵盤蓋3が完全に閉じる直前で鍵盤蓋3をゆっくり閉じることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
楽器ケース内に設けられた鍵盤部と、
前記楽器ケースにスライド可能に設けられて前記鍵盤部を開閉自在に覆うと共に、開いた状態のときに前記楽器ケース内に後部下がりに収納される鍵盤蓋と、
この鍵盤蓋に連結ワイヤによって取り付けられた錘と、
前記連結ワイヤが巻回されて前記錘の降下動作を前記鍵盤蓋のスライド動作に変換する滑車と、
前記鍵盤蓋が完全に閉じる直前に前記錘の重量を垂直成分と水平成分とに分散させて前記錘の降下動作を制動する制動部材と
を備えたことを特徴とする鍵盤蓋の開閉装置。
【請求項2】
前記制動部材は、前記錘が滑走する滑走面を有し、この滑走面を前記錘の制動に応じた曲率半径の湾曲面に形成したことを特徴とする請求項1に記載の鍵盤蓋の開閉装置。
【請求項3】
前記制動部材は、前記錘が内部を滑走するパイプを有し、このパイプを前記錘の制動に応じた曲率半径で湾曲させたことを特徴とする請求項1に記載の鍵盤蓋の開閉装置。
【請求項4】
前記連結ワイヤは、前記鍵盤蓋に取り付けられた第1ワイヤと、前記錘に取り付けられた第2ワイヤとを有し、前記滑車は、大径滑車部と小径滑車部とが同軸上に一体的に設けられ、そのいずれか一方に前記第1ワイヤが巻き付けられ、他方に前記第2ワイヤが巻き付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鍵盤蓋の開閉装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、ピアノなどの鍵盤楽器に用いられる鍵盤蓋の開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ピアノなどの鍵盤楽器においては、楽器ケース内に鍵盤部を設け、この鍵盤部を開閉自在に覆う鍵盤蓋を楽器ケースに回動可能に取り付け、使用するときに鍵盤蓋を回動させて開くことにより鍵盤部を露出させるように構成したものがある。このような鍵盤楽器では、鍵盤蓋の重量が重いため、鍵盤蓋を閉じるときに指を挟んで怪我をする恐れがある。
【0003】
そこで、従来の鍵盤楽器においては、特許文献1に記載されているように、鍵盤蓋の後部にレバーを取り付け、このレバーの先端部にワイヤによって複数の錘を取り付け、鍵盤蓋を回動させて閉じるときに、複数の錘が順番に引き上げられることにより鍵盤蓋が閉じる方向と反対方向に段階的に負荷を加え、これにより鍵盤蓋の重量を段階的に軽減するように構成している。
【特許文献1】特開平10−105156号
【0004】
このような鍵盤蓋の開閉装置では、鍵盤蓋を回動させて閉じるときに、複数の錘を順番に引き上げることにより、鍵盤蓋が閉じ始めるときに鍵盤蓋に加わる錘の総重量が軽く、鍵盤蓋が閉じるに伴って段階的に錘の総重量が重くなり、鍵盤蓋が完全に閉じるときに錘の総重量が最も重くなるように、複数の錘による総重量を段階的に変えて鍵盤蓋の閉じる動作を制動し、鍵盤蓋が完全に閉じたときに鍵盤蓋を開く方向の反力が最も大きくなり、鍵盤蓋の重量が最も軽減されるように構成されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の鍵盤蓋の開閉装置では、鍵盤蓋を閉じるときに、複数の錘を順番に引き上げることにより、複数の錘による総重量を段階的に変えて鍵盤蓋の閉じる動作を段階的に制動しているので、複数の錘を順番に引き上げるための広いスペースが必要となり、装置全体が大型化するという問題があるほか、鍵盤蓋を完全に閉じたときに、鍵盤蓋に加わる錘の総重量が最も重くなり、鍵盤蓋の重量を最も軽減しているので、鍵盤蓋を閉じた状態のときに鍵盤蓋が不安定になりやすいという問題もある。
【0006】
特に、このような従来の鍵盤装置の開閉装置では、鍵盤蓋を閉じるときに、複数の錘を順番に引き上げることにより、鍵盤蓋が閉じ始めるときに錘の総重量が軽く、鍵盤蓋が閉じるに伴って錘の総重量が段階的に重くなり、鍵盤蓋が完全に閉じるときに錘全体の総重量が最も重くなり、これにより鍵盤蓋が閉じるに従って鍵盤蓋の重量を段階的に軽減しているので、鍵盤蓋を閉じる際の操作が不自然で、違和感があるという問題もある。
【0007】
この発明が解決しようとする課題は、装置全体のコンパクト化を図り、鍵盤蓋を閉じるときの操作が自然で、安定した状態で鍵盤蓋を閉じることができる鍵盤蓋の開閉装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
【0009】
請求項1に記載の発明は、図1〜図6に示すように、楽器ケース(1)内に設けられた鍵盤部(2)と、前記楽器ケースにスライド可能に設けられて前記鍵盤部を開閉自在に覆うと共に、開いた状態のときに前記楽器ケース内に後部下がりに収納される鍵盤蓋(3)と、この鍵盤蓋に連結ワイヤ(16、34、40)によって取り付けられた錘(17、42)と、前記連結ワイヤが巻回されて前記錘の降下動作を前記鍵盤蓋のスライド動作に変換する滑車(18、30、41)と、前記鍵盤蓋が完全に閉じる直前に前記錘の重量を垂直成分と水平成分とに分散させて前記錘の降下動作を制動する制動部材(19、25、43、56)とを備えたことを特徴とする鍵盤蓋の開閉装置である。
【0010】
請求項2に記載の発明は、図1〜図4に示すように、前記制動部材(19、25)が、前記錘(17)の滑走する滑走面を有し、この滑走面を前記錘の制動に応じた曲率半径(R1、R2)の湾曲面(20、26)に形成したことを特徴とする請求項1に記載の鍵盤蓋の開閉装置である。
【0011】
請求項3に記載の発明は、図5および図6に示すように、前記制動部材(43、56)は、前記錘(42)が内部を滑走するパイプ(50、57)を有し、このパイプを前記錘の制動に応じた曲率半径(R1、R2)で湾曲させたことを特徴とする請求項1に記載の鍵盤蓋の開閉装置である。
【0012】
請求項4に記載の発明は、図4〜図6に示すように、前記連結ワイヤ(34、40)が、前記鍵盤蓋(3)に取り付けられた第1ワイヤ(35、48)と、前記錘(17、42)に取り付けられた第2ワイヤ(36、49)とを有し、前記滑車(30、41)は、大径滑車部(31、44)と小径滑車部(32、45)とが同軸(33、46)上に一体的に設けられ、そのいずれか一方(例えば大径滑車部31、44、または小径滑車部32、45)に前記第1ワイヤが巻き付けられ、他方(例えば小径滑車部32、45、または大径滑車部31、44)に前記第2ワイヤが巻き付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鍵盤蓋の開閉装置である。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の発明によれば、楽器ケース内に後部下がりに収納された鍵盤蓋を閉じるときに、錘の重量が連結ワイヤを介して鍵盤蓋を引出す方向に加わるので、鍵盤蓋を閉じ始めるときに錘の重量によって鍵盤蓋を軽い力で引出すことができると共に、錘が降下して鍵盤蓋が完全に閉じる直前で、制動部材が錘の重量を垂直成分と水平成分とに分散させて錘の降下動作を制動するので、鍵盤蓋が完全に閉じるときに、錘の重量による鍵盤蓋の閉じる方向の力を弱くし、鍵盤蓋の閉じる動作を制動することができ、これにより鍵盤蓋が完全に閉じる直前で鍵盤蓋をゆっくり閉じることができる。
【0014】
このため、鍵盤蓋を閉じるときに、ほぼ一定の力で鍵盤蓋を閉じることができると共に、鍵盤蓋が完全に閉じる直前で鍵盤蓋の閉じる動作を遅くして、鍵盤蓋をゆっくり閉じるので、鍵盤蓋を閉じる際の操作が自然で、安全に閉じることができる。この場合、特に制動部材は錘の重量を垂直成分と水平成分とに分散させて錘の降下動作を制動するので、従来例のように複数の錘を順番に引き上げる広いスペースを必要とせず、装置全体をコンパクトに構成することができる。また、鍵盤蓋が完全に閉じたときに、錘の重量が鍵盤蓋を閉じる方向にほとんど加わらず、鍵盤蓋の重量のみで鍵盤蓋を閉じることができ、これにより鍵盤蓋を安定した状態で閉じることができる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、制動部材が錘の滑走する滑走面を有し、この滑走面を錘の制動に応じた曲率半径の湾曲面に形成したことにより、錘が降下して滑走面を滑走するときに、この滑走面が湾曲面に形成されているので、錘の降下動作を確実に且つ微妙に制動することができる。特に、湾曲面の曲率半径が錘の制動に応じて設定されていることにより、錘の降下動作を効果的に制動することができる。例えば、曲率半径を小さくすると、錘の降下動作を急速に制動することができ、また曲率半径を大きくすると、錘の降下動作を緩やかに制動することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、制動部材は錘が内部を滑走するパイプを有し、このパイプを錘の制動に応じた曲率半径で湾曲させたことにより、錘が湾曲したパイプの内部を滑走するので、錘が横振れすることがなく、常に所定の移動軌跡上で錘を移動させることができ、これにより錘の降下動作を常に一定の安定した状態で制動することができる。また、この場合にも、請求項2に記載の発明と同様、パイプの曲率半径が錘の制動に応じて設定されていることにより、錘の降下動作を効果的に制動することができ、これにより、より一層、錘の降下動作を確実に且つ微妙に制動することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、連結ワイヤが鍵盤蓋に取り付けられた第1ワイヤと、錘に取り付けられた第2ワイヤとを有し、滑車は、大径滑車部と小径滑車部とが同軸上に一体的に設けられ、そのいずれか一方に第1ワイヤが巻き付けられ、他方に第2ワイヤが巻き付けられていることにより、滑車の大径滑車部と小径滑車部との半径が異なるので、錘の重量および錘の移動長さを変えることができると共に、滑車の大径滑車部と小径滑車部とに巻き付けられる第1、第2ワイヤを変更することによっても、錘の重量および錘の移動長さを変えることができる。
【0018】
例えば、滑車の大径滑車部に鍵盤蓋の第1ワイヤを巻き付け、小径滑車部に錘の第2ワイヤを巻き付ければ、錘の重量は重くなるが、錘の移動長さを鍵盤蓋の移動長さよりも短くすることができ、これにより装置全体の更なる小型化を図ることができる。また、滑車の大径滑車部に錘の第2ワイヤを巻き付け、小径滑車部に鍵盤蓋の第1ワイヤを巻き付ければ、錘の移動長さが鍵盤蓋の移動長さよりも長くなるが、錘の重量を軽くすることができ、これにより装置全体の軽量化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
(実施形態1)
以下、図1および図2を参照して、この発明を鍵盤楽器に適用した実施形態1について説明する。
図1はこの発明の鍵盤楽器を示した断面図、図2はその鍵盤楽器に組み込まれる鍵盤蓋の開閉装置を示した原理図である。
この鍵盤楽器は、図1に示すように、楽器ケース1を備え、この楽器ケース1内の前側(図1では左側)に鍵盤部2が配置され、この鍵盤部2の上側に鍵盤蓋3が開閉自在に設けられた構成になっている。
【0020】
楽器ケース1は、図1に示すように、底板4を備えている。この底板4の前端部(図1では左端部)には、前板5が立設されており、この底板4の後端部(図1では右端部)には、後板6が立設されている。また、底板4の両側部(図1では紙面の表裏面方向)には、側板7が立設されており、これら側板7の上部における後部間(図1では右側部の間)には、天板8が後板6の上端部に載置されて設けられている。これにより、楽器ケース1は、前板5と天板8との間が上方に開放され、この開放された部分から鍵盤部2が上側に露出するように構成されている。
【0021】
鍵盤部2は、図1に示すように、白鍵および黒鍵などの鍵10を鍵盤シャーシ11上に配置したものであり、楽器ケース1内の底板4上に配置され、この状態で鍵盤シャーシ11上の複数の鍵10が前板5と天板8との間に位置して上部側に露出するように構成されている。また、鍵盤蓋3は、図1および図2に示すように、複数の蓋体12を屈曲可能なシート部材13で順次折れ曲がり可能に連結したものであり、楽器ケース1内の上部側に前後方向(図1では左右方向)にスライド可能に設けられ、これにより鍵盤部2を開閉自在に覆うように構成されている。
【0022】
すなわち、この鍵盤蓋3は、図1に2点鎖で示すように、閉じるときに前板5と天板8との間に位置する側板7の上辺に沿って設けられたガイドレール14上を複数の蓋体12がスライドしてほぼ平板状に配置される。また、この鍵盤蓋3は、図1に実線で示すように、開くときに楽器ケース1内の上側中間部分に設けられガイドローラ15によってガイドされて複数の蓋体12が順次折れ曲がりながら、楽器ケース1内の後部側に垂れ下がって収納される。
【0023】
この鍵盤蓋3の開閉装置は、図2に示すように、鍵盤蓋3に連結ワイヤ16によって取り付けられた錘17と、この連結ワイヤ16が巻回されて錘17の降下動作を鍵盤蓋3のスライド動作に変換する滑車18と、鍵盤蓋3が完全に閉じる直前に錘17の降下動作を制動する制動部材19とを備えている。この場合、連結ワイヤ16は、その一端部が鍵盤蓋3の先端面における両側(図2では片側のみを示す)に取り付けられ、他端部に錘17が取り付けられている。滑車18は、楽器ケース1の前側上部、つまりガイドレール14の先端付近に配置され、図2に示すように、連結ワイヤ16が巻回されて錘17の降下動作を鍵盤蓋3のスライド動作に変換するように構成されている。これにより、錘17は、その重量が鍵盤蓋3を引出して閉じる方向に加わるように構成されている。
【0024】
また、制動部材19は、楽器ケース1内の前部に配置され、図2に示すように、錘17が滑走する滑走面が錘17の制動に応じた曲率半径R1の湾曲面20に形成されている。すなわち、この制動部材19は、鍵盤蓋3が完全に閉じる直前に、錘17が湾曲面20を滑走することにより、錘17の重量を垂直成分と水平成分とに分散させて錘17の降下動作を湾曲面20で制動するように構成されている。この場合、湾曲面20は、その上部側がほぼ垂直面に形成され、中間部が曲率半径R1の円弧面に形成され、下部側がほぼ水平面に形成されている。
【0025】
これにより、湾曲面20は、図2に示すように、その上部側の垂直面を錘17が滑走するときに錘17の重量がほぼ垂直成分のみとなり、中間部の円弧面を滑走するときに錘17の重量が垂直成分と水平成分とに分散され、下部側の水平面を滑走するときに錘17の重量がほぼ水平成分のみとなり、これにより錘17の速度を急速に減速するように構成されている。なお、このような鍵盤蓋3の開閉装置は、鍵盤部2の両側にそれぞれ設けられ、連結ワイヤ16や錘17、滑車18、および制動部材19が鍵盤部2の鍵操作の邪魔にならないように配置されている。
【0026】
このような鍵盤蓋3の開閉装置によれば、楽器ケース1内に後部が垂れ下がって収納された鍵盤蓋3を引出して閉じるときに、錘17の重量が連結ワイヤ16を介して鍵盤蓋3を引出す方向に加わるので、鍵盤蓋3を閉じ始めるときに錘17の重量によって鍵盤蓋3を軽い力で閉じる方向に引出すことができると共に、錘17が降下して鍵盤蓋3が完全に閉じる直前で、錘17が制動部材19の湾曲面20を滑走することにより、錘17の重量が垂直成分と水平成分とに分散されて錘17の降下動作が制動されるので、鍵盤蓋3が完全に閉じるときに、錘17の重量による鍵盤蓋3の閉じる方向の力が弱くなり、鍵盤蓋3の閉じる動作を制動することができ、これにより鍵盤蓋3が完全に閉じる直前で鍵盤蓋3をゆっくり閉じることができる。
【0027】
このため、鍵盤蓋3を閉じるときに、ほぼ一定の力で鍵盤蓋3を閉じることができると共に、鍵盤蓋3が完全に閉じる直前で鍵盤蓋3の閉じる動作が遅くなり、鍵盤蓋3をゆっくり閉じるので、鍵盤蓋3を閉じる際の操作が自然で、安全に閉じることができる。この場合、制動部材19はその湾曲面20で錘17の降下動作を制動するので、従来例のように複数の錘を順番に引き上げる広いスペースを必要とせず、装置全体をコンパクトに構成することができる。また、鍵盤蓋3が完全に閉じたときに、錘17の重量が鍵盤蓋3を閉じる方向にほとんど加わらず、鍵盤蓋3の重量のみで鍵盤蓋3を閉じることができ、これにより鍵盤蓋3を安定した状態で閉じることができる。
【0028】
特に、制動部材19は、錘17が滑走する滑走面が錘17の制動に応じた曲率半径R1の湾曲面20に形成されていることにより、錘17が降下して湾曲面20を滑走するときに、湾曲面20によって錘17の降下動作を確実に且つ微妙に制動することができる。この場合、湾曲面20の曲率半径R1が錘17の制動に応じて設定されていることにより、錘17の降下動作を効果的に制動することができる。すなわち、図2に示すように、湾曲面20の曲率半径R1を小さくすると、その上部側の垂直面を錘17が滑走するときに錘17の重量がほぼ垂直成分のみとなり、中間部の円弧面を滑走するときに錘17の重量が垂直成分と水平成分とに分散され、下部側の水平面を滑走するときに錘17の重量がほぼ水平成分のみとなり、これにより錘17の降下速度を急速に遅くすることができる。
【0029】
なお、上記実施形態1では、湾曲面20の曲率半径R1を小さくして、錘17の降下動作を急速に制動した場合について述べたが、これに限らず、例えば図3に示すように、制動部材25の滑走面を曲率半径R2(R2>R1)の大きい湾曲面26に形成しても良い。すなわち、この湾曲面26は、図3に示すように、その上部側がほぼ垂直面に形成され、中間部が曲率半径R2の円弧面に形成され、下部側が緩やかに傾斜する傾斜面に形成されている。
【0030】
これにより、湾曲面26は、その上部側の垂直面を錘17が滑走するときに錘17の重量がほぼ垂直成分のみとなり、中間部の円弧面を滑走するときに錘17の重量が垂直成分と水平成分とに分散され、下部側の傾斜面を滑走するときに錘17の重量が水平成分のみにならず、傾斜面の傾斜角度に応じて垂直成分が少し残るとになり、これにより錘17の速度を緩やかに減速するように構成されている。このように構成すれば、湾曲面26の曲率半径R2が実施形態1の湾曲面20の曲率半径R1よりも大きいので、実施形態1よりも錘17の降下動作を緩やかに制動することができ、これにより鍵盤蓋3を実施形態1よりも少し速く閉めることができる。
【0031】
(実施形態2)
次に、図4を参照して、この発明を鍵盤楽器に適用した実施形態2について説明する。なお、図1および図2に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この鍵盤楽器における鍵盤蓋3の開閉装置は、滑車30が大径滑車部31と小径滑車部32とを備え、連結ワイヤ34が、鍵盤蓋3に取り付けられた第1ワイヤ35と、錘17に取り付けられた第2ワイヤ36とを有する構成で、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
【0032】
すなわち、滑車30は、図4に示すように、大径滑車部31と小径滑車部32とが同一の軸33に一体に設けられ、これにより大径滑車部31と小径滑車部32との両者が軸33を中心に一体に回転するように構成されている。また、連結ワイヤ34は、図4に示すように、鍵盤蓋3に取り付けられた第1ワイヤ35が大径滑車部31に巻き付けられ、錘17に取り付けられた第2ワイヤ36が小径滑車部32に巻き付けられている。
【0033】
これにより、連結ワイヤ34は、図4に示すように、鍵盤蓋3が閉じる方向にスライドしたきに、第1ワイヤ35が大径滑車部31に順次巻き取られると共に、小径滑車部32に巻き付けられた第2ワイヤ36が小径滑車部32から順次繰り出されて錘17が降下し、逆に鍵盤蓋3が開く方向にスライドするときに、大径滑車部31に巻き付けられた第1ワイヤ35が大径滑車部31から順次繰り出されると共に、第2ワイヤ36が小径滑車部32に順次巻き取られて錘17が上昇するように構成されている。
【0034】
このような鍵盤蓋3の開閉装置によれば、錘17の降下動作を制動部材19の湾曲面20によって制動しているので、実施形態1と同様の作用効果があるほか、特に滑車30が大径滑車部31と小径滑車部32とを同一の軸33に一体に設けた構成であるから、滑車30の大径滑車部31と小径滑車部32との半径が異なり、これにより錘17の重量および錘17の移動長さを変えることができる。
【0035】
すなわち、連結ワイヤ34が、鍵盤蓋3に取り付けられた第1ワイヤ35と、錘17に取り付けられた第2ワイヤ36とを有し、第1ワイヤ35が大径滑車部31に巻き付けられ、第2ワイヤ36が小径滑車部32に巻き付けられているので、錘17の重量を重くすることにより、実施形態1と同じ動作速度で鍵盤蓋3を動作させることができるほか、大径滑車部31と小径滑車部32との回転数が同じであることにより、小径滑車部32に巻き付けられる第2ワイヤ36の巻回量が、大径滑車部31に巻き付けられる第1ワイヤ35の巻回量よりも少ないので、錘17の移動長さを鍵盤蓋3の移動長さよりも短くすることができ、これにより装置全体の更なる小型化を図ることができる。
【0036】
なお、上記実施形態2では、鍵盤蓋3に取り付けられた第1ワイヤ35を滑車30の大径滑車部31に巻き付け、錘17に取り付けられた第2ワイヤ36を滑車30の小径滑車部32に巻き付けた場合について述べたが、これに限らず、例えば鍵盤蓋3に取り付けられた第1ワイヤ35を滑車30の小径滑車部32に巻き付け、錘17に取り付けられた第2ワイヤ36を滑車30の大径滑車部31に巻き付けた構成でも良い。このように構成すれば、錘17の移動長さが鍵盤蓋3の移動長さよりも長くなるが、錘17の重量を軽くすることができ、これにより装置全体の軽量化を図ることができる。
【0037】
(実施形態3)
次に、図5を参照して、この発明を鍵盤楽器に適用した実施形態3について説明する。この場合にも、図1および図2に示された実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明する。
この鍵盤楽器における鍵盤蓋3の開閉装置は、鍵盤蓋3の後端部に連結ワイヤ40を取り付け、楽器ケース1内の後側上部に滑車41を取り付け、この滑車41に連結ワイヤ40を巻回させ、この連結ワイヤ40に錘42を取り付け、この錘42の降下動作を制動部材43で制動する構成で、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
【0038】
この場合、滑車41は、図5に示すように、大径滑車部44と小径滑車部45とが同一の軸46に一体に設けられ、これにより大径滑車部44と小径滑車部45との両者が軸46を中心に一体に回転するように構成されている。また、連結ワイヤ40は、図5に示すように、鍵盤蓋3の後端部に設けられたワイヤ取付部47に取り付けられた第1ワイヤ48と、錘42に取り付けられた第2ワイヤ49とを有し、第1ワイヤ48が滑車41の大径滑車部44に巻き付けられ、第2ワイヤ49が滑車41の小径滑車部45に巻き付けられている。
【0039】
また、錘42は、図5に示すように、球形状に形成されている。制動部材43は、球形状の錘42が内部を滑走する湾曲したパイプ50を備え、このパイプ50がパイプ取付部材51によって楽器ケース1の後板6の内面に取り付けられた構成になっている。この場合、パイプ50は、その下端部が楽器ケース1の左右方向(図5では紙面の表裏面方向)に向いて配置され、これにより鍵盤蓋3が楽器ケース1内の後部側に垂れ下がって収納されても、その鍵盤蓋3がパイプ50の下部側に当接しないように配置されている。
【0040】
また、この制動部材43は、パイプ50が錘42の制動に応じた曲率半径R1で湾曲して形成され、鍵盤蓋3が完全に閉じる直前に、錘42が湾曲したパイプ50内を滑走することにより、錘42の重量を垂直成分と水平成分とに分散させて錘42の降下動作を湾曲したパイプ50で制動するように構成されている。すなわち、このパイプ50は、図5に示すように、その上部側がほぼ垂直に形成され、中間部が曲率半径R1の円弧状に形成され、下部側がほぼ水平に形成されている。
【0041】
これにより、パイプ50は、図5に示すように、その上部側の垂直部内を錘42が滑走するときに錘42の重量がほぼ垂直成分のみとなり、中間部の円弧部内を滑走するときに錘42の重量が垂直成分と水平成分とに分散され、下部側の水平部内を滑走するときに錘42の重量がほぼ水平成分のみになり、これにより錘42の速度を急速に減速するように構成されている。
【0042】
このような鍵盤蓋3の開閉装置によれば、実施形態1と同様、楽器ケース1内に後部が垂れ下がって収納された鍵盤蓋3を閉じるときに、錘42の重量が連結ワイヤ40を介して鍵盤蓋3の後端部を引き上げる方向に加わるので、鍵盤蓋3を閉じ始めるときに錘42の重量によって鍵盤蓋3を軽い力で閉じる方向に引出すことができると共に、錘42が降下して鍵盤蓋3が完全に閉じる直前で、錘42が制動部材43の湾曲したパイプ50内を滑走することにより、錘42の重量を垂直成分と水平成分とに分散して錘42の降下動作を制動するので、鍵盤蓋3が完全に閉じるときに、錘42の重量による鍵盤蓋3の閉じる方向の力が弱くなり、鍵盤蓋3の閉じる動作を制動することができ、これにより鍵盤蓋3が完全に閉じる直前で鍵盤蓋3をゆっくり閉じることができる。
【0043】
このため、この実施形態3においても、鍵盤蓋3を閉じるときに、ほぼ一定の力で鍵盤蓋3を閉じることができると共に、鍵盤蓋3が完全に閉じる直前で鍵盤蓋3の閉じる動作が遅くなり、鍵盤蓋3がゆっくり閉じるので、鍵盤蓋3を閉じる際の操作が自然で、安全に閉じることができる。この場合にも、制動部材43はその湾曲したパイプ50によって錘42の降下動作を制動するので、従来例のように複数の錘を順番に引き上げる広いスペースを必要とせず、装置全体をコンパクトに構成することができる。また、鍵盤蓋3が完全に閉じたときに、錘42の重量が鍵盤蓋3を閉じる方向にほとんど加わらず、鍵盤蓋3の重量のみで鍵盤蓋3を閉じることができ、これにより鍵盤蓋3を安定した状態で閉じることができる。
【0044】
特に、この制動部材43は、錘42が内部を滑走するパイプ50を備えているので、錘42が横振れすることがなく、常に錘42を所定の移動軌跡上で錘42を移動させることができ、これにより錘42の降下動作を常に一定の安定した状態で制動することができる。この場合、制動部材43のパイプ50が錘42の制動に応じた曲率半径R1で湾曲して形成されているので、錘42が湾曲したパイプ50内を降下して滑走するときに、パイプ50の湾曲した部分によって錘42の降下動作を確実に且つ微妙に制動することができる。
【0045】
また、この制動部材43は、パイプ50の曲率半径R1が錘42の制動に応じて設定されていることにより、実施形態1と同様、錘42の降下動作を効果的に制動することができる。すなわち、図5に示すように、パイプ50の曲率半径R1を小さくすると、その上部側の垂直部内を錘42が滑走するときに錘42の重量がほぼ垂直成分のみとなり、中間部の円弧部内を滑走するときに錘42の重量が垂直成分と水平成分とに分散され、下部側の水平部内を滑走するときに錘42の重量がほぼ水平成分のみとなり、これにより実施形態1と同様、錘42の降下速度を急速に遅くすることができる。
【0046】
さらに、この鍵盤蓋3の開閉装置においても、実施形態2と同様、滑車41が大径滑車部44と小径滑車部45とを同一の軸46に一体に設けた構成であるから、滑車41の大径滑車部44と小径滑車部45との半径が異なり、これにより錘42の重量および錘42の移動長さを変えることができる。すなわち、連結ワイヤ40が鍵盤蓋3に取り付けられた第1ワイヤ48と、錘42に取り付けられた第2ワイヤ49とを有し、第1ワイヤ48が大径滑車部44に巻き付けられ、第2ワイヤ49が小径滑車部45に巻き付けられているので、錘42の重量を重くすることにより、実施形態1と同じ動作速度で鍵盤蓋3を動作させることができるほか、錘42の移動長さを鍵盤蓋3の移動長さよりも短くすることができ、これにより装置全体の更なる小型化を図ることができる。
【0047】
(実施形態4)
次に、図6を参照して、この発明を鍵盤楽器に適用した実施形態4について説明する。この場合には、図5に示された実施形態3と同一部分に同一符号を付して説明する。
この鍵盤楽器は、楽器ケース1をスタンド部55で支持し、このスタンド部55内に錘42の降下動作を制動する制動部材56を設けた構成で、これ以外は実施形態3とほぼ同じ構成になっている。
【0048】
すなわち、この制動部材56は、実施形態3と同様、球形状の錘42が内部を滑走する湾曲したパイプ57を備え、このパイプ57がパイプ取付部材51によって楽器ケース1を支持するスタンド部55内に取り付けられている。また、この制動部材56は、錘42の制動に応じた曲率半径R2で緩やかに湾曲して形成され、鍵盤蓋3が完全に閉じる直前に、錘42が湾曲したパイプ57内を滑走することにより、錘42の重量を垂直成分と水平成分とに分散させて、錘42の降下動作を湾曲したパイプ57で緩やかに制動するように構成されている。
【0049】
この場合、パイプ57は、図6に示すように、その上部側がほぼ垂直に形成され、中間部が曲率半径R2の円弧状に形成され、下部側が緩やかに傾斜する傾斜状に形成されている。これにより、パイプ57は、その上部側の垂直部内を錘42が滑走するときに錘42の重量がほぼ垂直成分のみとなり、中間部の円弧部内を滑走するときに錘42の重量が垂直成分と水平成分とに分散され、下部側の傾斜部内を滑走するときに錘42の重量が水平成分のみにならず、傾斜部の傾斜角度に応じて垂直成分が少し残るとになり、これにより錘42の速度を緩やかに減速するように構成されている。
【0050】
また、滑車41は、実施形態3と同様、大径滑車部44と小径滑車部45とが同一の軸46に一体に設けられ、これにより大径滑車部44と小径滑車部45との両者が軸46を中心に一体に回転するように構成されている。この場合、連結ワイヤ40は、鍵盤蓋3の後端部に設けられたワイヤ取付部47に取り付けられた第1ワイヤ48と、錘42に取り付けられた第2ワイヤ49とを有し、図6に示すように、第1ワイヤ48が滑車41の小径滑車部45に巻き付けられ、第2ワイヤ49がスタンド部55の内部から楽器ケース1の底板4に設けられた貫通孔4aを通して滑車41の大径滑車部44に巻き付けられている。
【0051】
このような鍵盤蓋3の開閉装置によれば、実施形態3と同様の作用効果があるほか、特に楽器ケース1を支持するスタンド部55内に制動部材56が設けられ、この制動部材56がその内部を錘42が滑走するパイプ57を備え、このパイプ57が錘42の制動に応じた曲率半径R2で緩やかに湾曲して形成されているので、錘42の降下動作を効果的に制動することができる。すなわち、この制動部材56のパイプ57は、図6に示すように、その上部側がほぼ垂直に形成され、中間部が曲率半径R2の円弧状に形成され、下部側が緩やかに傾斜する傾斜状に形成されているので、錘42の降下動作を緩やかに制動することができ、これにより鍵盤蓋3を速やかに閉めることができる。
【0052】
つまり、この制動部材56は、パイプ57の上部側の垂直部内を錘42が滑走するときに錘42の重量がほぼ垂直成分のみとなり、中間部の円弧部内を滑走するときに錘42の重量が垂直成分と水平成分とに分散され、下部側の傾斜部内を滑走するときに錘42の重量が水平成分のみにならず、傾斜部の傾斜角度に応じて垂直成分が少し残るとになり、これにより錘42の速度を緩やかに減速することができる。このため、パイプ57の曲率半径R2が実施形態3のパイプ50の曲率半径R1よりも大きいので、実施形態3よりも錘42の降下動作を緩やかに制動することができ、これにより鍵盤蓋3を実施形態3よりも少し速く閉めることができる。
【0053】
また、この鍵盤蓋3の開閉装置では、滑車41が大径滑車部44と小径滑車部45とを同一の軸46に一体に設けた構成であるから、滑車41の大径滑車部44と小径滑車部45との半径が異なり、これにより錘42の重量および錘42の移動長さを変えることができる。すなわち、鍵盤蓋3に取り付けられた第1ワイヤ48が滑車41の小径滑車部45に巻き付けられ、錘42に取り付けられた第2ワイヤ49が滑車41の大径滑車部44に巻き付けられているので、錘42の重量を軽くすることができ、これにより装置全体の軽量化を図ることができる。この場合、錘42の移動長さは鍵盤蓋3の移動長さよりも長くなるが、スタンド部55を備えているので、このスタンド部55内に十分に設置スペースを確保することができる。
【0054】
なお、上記実施形態3、4では、鍵盤蓋3の後端部に連結ワイヤ40で錘42を取り付け、この錘42を制動部材43、56のパイプ50、57内で滑走させて制動する場合について述べたが、これに限らず、例えば実施形態1、2およびその変形例と同様、鍵盤蓋3の前部側に設けても良く、また制動部材43、56のパイプ50、57に代えて、実施形態1、2およびその変形例の制動部材19、25を用いても良い。
【0055】
また、上記実施形態1〜4およびその変形例では、錘17、42を制動部材19、25、43、56で滑走させて制動するように構成したが、これに限らず、例えば錘17、42の滑走面、または錘17、42の表面に摩擦部材を設け、この摩擦部材の摩擦によって更に制動するように構成しても良い。
【0056】
さらに、上記実施形態1〜4およびその変形例では、鍵盤蓋3が複数の蓋体12を屈曲可能なシート部材13で順次折れ曲がり可能に連結した構成である場合について述べたが、これに限らず、2枚の蓋体を蝶番で折れ曲がり可能に連結し、閉じたときに両者がほぼ平板状をなし、開いたときに2枚の蓋体が折れ曲がって後部側の蓋体が楽器ケース1内に起立して収納される構成でも良く、また鍵盤蓋を1枚の平板で構成し、鍵盤蓋を開いたときに平板の後部が下がって楽器ケース1内に収納される構成でも良い。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】この発明を適用した鍵盤楽器を示した断面図である。(実施形態1)
【図2】図1の鍵盤楽器に組み込まれる鍵盤蓋の開閉装置を示した原理図である。
【図3】実施形態1の鍵盤蓋の開閉装置の変形例を示した原理図である。
【図4】この発明の鍵盤蓋の開閉装置を示した原理図である。(実施形態2)
【図5】この発明を適用した鍵盤楽器を示した断面図である。(実施形態3)
【図6】この発明を適用した鍵盤楽器を示した断面図である。(実施形態4)
【符号の説明】
【0058】
1 楽器ケース
2 鍵盤部
3 鍵盤蓋
16、34、40 連結ワイヤ
17、42 錘
18、30、41 滑車
19、25、43、56 制動部材
20、26 湾曲面
31、44 大径滑車部
32、45 小径滑車部
35、48 第1ワイヤ
36、49 第2ワイヤ
50、57 パイプ




 

 


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