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発明の名称 演奏装置および演奏処理のプログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−171448(P2007−171448A)
公開日 平成19年7月5日(2007.7.5)
出願番号 特願2005−367598(P2005−367598)
出願日 平成17年12月21日(2005.12.21)
代理人 【識別番号】100090619
【弁理士】
【氏名又は名称】長南 満輝男
発明者 小木戸 真一郎
要約 課題
演奏者同士又は指揮者によって新しいテンポに移行する直前の状態を予告することなく、かつ、特定の演奏者が他の演奏者の演奏装置をコントロールすることなく、複数の演奏装置の演奏タイミングを一致させることができるようにする。

解決手段
追従者の電子鍵盤楽器102は、MIDIケーブル103によって主導者の電子鍵盤楽器101に接続されている。電子鍵盤楽器102は、鍵盤105の演奏によって発生された演奏データを記憶して、通常演奏モードにおいては、鍵盤105によって発生された演奏データを音源に出力し、ペダル107をオンにしたコントロールモードにおいては、主導者の電子鍵盤楽器101から入力された演奏データの開始タイミングに応じた出力タイミングで、記憶されている演奏データを読み出して音源に出力する。
特許請求の範囲
【請求項1】
外部の装置と通信する通信手段と、
操作に応じて演奏データを発生する演奏手段と、
前記演奏手段によって発生された演奏データを記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
通常演奏モードおよび外部制御演奏モードのいずれか一方の演奏モードを設定するモード設定手段と、
入力されるモード切換指令に応じて、前記モード設定手段によって設定されている現在の演奏モードを他方の演奏モードに切り換えるモード切換手段と、
前記通常演奏モードにおいては前記演奏手段によって発生された演奏データを音源手段に出力し、前記外部制御演奏モードにおいては前記通信手段を介して外部の演奏装置から入力されたトリガ信号に応じた出力タイミングで前記記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して前記音源手段に出力する出力制御手段と、
を備えた演奏装置。
【請求項2】
前記記憶制御手段は、前記外部制御演奏モードにおいて前記演奏手段によって発生された演奏データを当該演奏データの出力タイミングより前に前記記憶手段に予め記憶することを特徴とする請求項1に記載の演奏装置。
【請求項3】
前記記憶制御手段は、前記モード切換手段によって前記通常演奏モードから前記外部制御演奏モードに切り換えられたときから前記トリガ信号が入力されるまでの間に前記演奏手段によって発生された演奏データを前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2に記載の演奏装置。
【請求項4】
前記記憶制御手段は、前記演奏手段による曲の演奏が開始する前に当該演奏手段によって発生された演奏データを前記記憶手段に予め記憶することを特徴とする請求項2に記載の演奏装置。
【請求項5】
前記出力制御手段は、前記外部制御演奏モード中において、前記外部の演奏装置から複数の演奏データが時間差をもって入力され、かつ、各時間差が所定時間内である場合には、最初の演奏データを出力タイミングとして前記記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して前記音源手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の演奏装置。
【請求項6】
前記出力制御手段は、前記外部の演奏装置の演奏によって入力された特定の音高を出力タイミングとして前記記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して前記音源手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の演奏装置。
【請求項7】
前記モード切換手段は、予め設定されている操作子の操作を前記モード切換指令として演奏モードを切り換えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の演奏装置。
【請求項8】
通信手段によって外部の装置と通信するステップAと、
演奏手段の操作に応じて演奏データを発生するステップBと、
前記ステップBによって発生された演奏データを記憶手段に記憶するステップCと、
通常演奏モードおよび外部制御演奏モードのいずれか一方の演奏モードを設定するステップDと、
入力されるモード切換指令に応じて、前記ステップDによって設定されている現在の演奏モードから他方の演奏モードに切り換えるステップEと、
前記通常演奏モードにおいては前記ステップBによって発生された演奏データを音源手段に出力し、前記外部制御演奏モードにおいては前記通信手段を介して外部の演奏装置から入力されたトリガ信号に応じた出力タイミングで前記記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して前記音源手段に出力するステップFと、
をコンピュータに実行させる演奏処理のプログラム。
【請求項9】
前記ステップCは、前記外部制御演奏モードにおいて前記ステップBによって発生された演奏データを当該演奏データの出力タイミングより前に前記記憶手段に予め記憶することを特徴とする請求項8に記載の演奏処理のプログラム。
【請求項10】
前記ステップCは、前記ステップEによって前記通常演奏モードから前記外部制御演奏モードに切り換えられたときから前記トリガ信号が入力されるまでの間に前記ステップBによって発生された演奏データを前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項9に記載の演奏処理のプログラム。
【請求項11】
前記ステップCは、前記演奏手段による曲の演奏が開始する前に当該演奏手段によって発生された演奏データを前記記憶手段に予め記憶することを特徴とする請求項9に記載の演奏処理のプログラム。
【請求項12】
前記ステップFは、前記外部制御演奏モード中において、前記外部の演奏装置から複数の演奏データが時間差をもって入力され、かつ、各時間差が所定時間内である場合には、最初の演奏データを出力タイミングとして前記記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して前記音源手段に出力することを特徴とする請求項8に記載の演奏処理のプログラム。
【請求項13】
前記ステップFは、前記外部の演奏装置の演奏によって入力された特定の音高を出力タイミングとして前記記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して前記音源手段に出力することを特徴とする請求項8に記載の演奏処理のプログラム。
【請求項14】
前記ステップEは、予め設定されている操作子の操作を前記モード切換指令として演奏モードを切り換えることを特徴とする請求項8ないし13のいずれか1項に記載の演奏処理のプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、演奏装置および演奏処理のプログラムに関し、特に、複数の演奏者によって曲を合奏する演奏装置および演奏処理のプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子楽器などの複数の演奏装置によって曲を合奏することは従来から行われており、そのための提案もいくつか知られている。
例えば、ある特許文献の電子楽器においては、合奏しようとする相手方楽器の発生する楽音のピッチを検出するピッチ検出手段と、ピッチ検出手段によって検出された信号に応じて電子楽器のピッチを制御するためのピッチ制御手段と、を有し、合奏の相手方楽器との間で出力ピッチの一致した合奏を可能にする構成になっている。また、得られたピッチ信号を伝送手段によりその他の電子楽器に伝送し、同じピッチの楽音を発生する。(特許文献1参照)
また、別の特許文献の通信装置、通信方法およびプログラムにおいては、演奏データを相互に通信を行う人数を指定する人数指定手段と、2人が指定されたときは2人の端末を直接接続して演奏データの通信を行うように指示し、3人以上が指定されたときにはサーバを介して3人以上の端末を接続して演奏データの通信を行うように指示する接続指示手段とを有する構成になっている。(特許文献2参照)
また、別の特許文献の電子楽器演奏システムにおいては、生徒が演奏する楽器である複数の演奏端末(端末2)と、教師が管理する楽音発生端末(端末1)とをLANによって接続し、端末2の演奏によって作成された演奏データは、LANを経由して端末1で受信される。端末1は、受信した演奏データに基づいて楽音データを作成し、その楽音データはLANを経由して端末2に送信される。端末2は、受信した楽音データに従って楽音を作成する構成になっている。(特許文献3参照)
【0003】
【特許文献1】特開平8−137475号公報
【特許文献2】特開2004−294519号公報
【特許文献3】特開2005−292655号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、複数の演奏装置によって合奏した場合には、演奏タイミングを一致させることは困難な場合がある。例えば、曲の途中でテンポが急に変化したような場合には、それぞれが熟練の演奏者であっても、変化したテンポの演奏タイミングが乱れることが多い。この問題を解決するためにいくつかの対策が考えられる。例えば、1つの対策として、演奏者同士が互いに他の演奏者の演奏を観察するか又は指揮者によって、新しいテンポに移行する直前の状態を視覚的に予告することが考えられる。あるいは、上記特許文献1ないし特許文献3などのように、MIDIインタフェースによって特定の演奏者すなわちマスターとなる演奏者が、他のパートの演奏者の演奏装置をコントロールすることが考えられる。
しかしながら、演奏者同士が互いに他の演奏者を観察して、新しいテンポに移行する直前の状態を視覚的に予告するためには、演奏する位置が著しく制約されてしまうので問題がある。また、指揮者によって新しいテンポに移行する直前の状態を視覚的に予告するためには、指揮者による合奏の練習に多大な時間と費用を要することになる。また、MIDIインタフェースによって特定の演奏者が他の演奏者の演奏装置をコントロールするためには、その演奏者に多大な負担をかけることになり、実際には実現することが極めて困難である。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、演奏者同士又は指揮者によって新しいテンポに移行する直前の状態を予告するような形態、および、特定の演奏者が他の演奏者の演奏装置をコントロールするような形態を採ることなく、複数の演奏装置の演奏タイミングを一致させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の演奏装置(実施形態においては、図1の追従者の電子鍵盤楽器102に相当する)は、外部の装置と通信する通信手段(実施形態においては、図1のMIDIケーブル103および図2のMIDIインタフェース8に相当する)と、操作に応じて演奏データを発生する演奏手段(実施形態においては、図1の鍵盤105に相当する)と、演奏手段によって発生された演奏データを記憶手段(実施形態においては、図4のレジスタB1に相当する)に記憶する記憶制御手段(実施形態においては、図2のCPU1に相当する)と、通常演奏モードおよび外部制御演奏モードのいずれか一方の演奏モードを設定するモード設定手段(実施形態においては、図2のCPU1に相当する)と、入力されるモード切換指令に応じて、モード設定手段によって設定されている現在の演奏モードを他方の演奏モードに切り換えるモード切換手段(実施形態においては、図2のCPU1に相当する)と、通常演奏モードにおいては演奏手段によって発生された演奏データを音源手段(実施形態においては、図2の音源9に相当する)に出力し、外部制御演奏モードにおいては通信手段を介して外部の演奏装置(実施形態においては、図1の主導者の電子鍵盤楽器101に相当する)から入力されたトリガ信号に応じた出力タイミングで記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して音源手段に出力する出力制御手段(実施形態においては、図2のCPU1に相当する)と、を備えた構成になっている。
【0006】
請求項1の演奏装置において、請求項2に記載したように、記憶制御手段は、外部制御演奏モードにおいて演奏手段によって発生された演奏データを当該演奏データの出力タイミングより前に記憶手段に予め記憶するような構成にしてもよい。
請求項2の演奏装置において、請求項3に記載したように、記憶制御手段は、モード切換手段によって通常演奏モードから外部制御演奏モードに切り換えられたときからトリガ信号が入力されるまでの間に、演奏手段によって発生された演奏データを記憶手段に記憶するような構成にしてもよい。
請求項2の演奏装置において、請求項4に記載したように、記憶制御手段は、演奏手段による曲の演奏が開始する前に、当該演奏手段によって発生された演奏データを記憶手段に予め記憶するような構成にしてもよい。
請求項1の演奏装置において、請求項5に記載したように、出力制御手段は、外部制御演奏モード中において、外部の演奏装置から複数の演奏データが時間差をもって入力され、かつ、各時間差が所定時間内である場合には、最初の演奏データを出力タイミングとして記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して前記音源手段に出力するような構成にしてもよい。
請求項1の演奏装置において、請求項6に記載したように、出力制御手段は、外部の演奏装置の演奏によって入力された特定の音高を出力タイミングとして、記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して音源手段に出力するような構成にしてもよい。
請求項1ないし請求項6のいずれかの演奏装置において、請求項7に記載したように、モード切換手段は、予め設定されている操作子(実施形態においては、図1のペダル107に相当する)の操作をモード切換指令として演奏モードを切り換えるような構成にしてもよい。
【0007】
請求項8に記載の演奏処理のプログラムは、通信手段(実施形態においては、図1のMIDIケーブル103および図2のMIDIインタフェース8に相当する)によって外部の装置と通信するステップAと、演奏手段(実施形態においては、図1の鍵盤105に相当する)の操作に応じて演奏データを発生するステップBと、ステップBによって発生された演奏データを記憶手段(実施形態においては、図4のレジスタB1に相当する)に記憶するステップCと、通常演奏モードおよび外部制御演奏モードのいずれか一方の演奏モードを設定するステップDと、入力されるモード切換指令に応じて、ステップDによって設定されている現在の演奏モードから他方の演奏モードに切り換えるステップEと、通常演奏モードにおいてはステップBによって発生された演奏データを音源手段(実施形態においては、図2の音源9に相当する)に出力し、外部制御演奏モードにおいては通信手段を介して外部の演奏装置(実施形態においては、図1の主導者の電子鍵盤楽器101に相当する)から入力されたトリガ信号に応じた出力タイミングで、記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して音源手段に出力するステップFと、をコンピュータに実行させる構成になっている。
ステップAないしステップFは、実施形態においては、図1のCPU1の処理に相当する。
【0008】
請求項8の演奏処理のプログラムにおいて、請求項9に記載したように、ステップCは、外部制御演奏モードにおいてステップBによって発生された演奏データを当該演奏データの出力タイミングより前に、記憶手段に予め記憶するような構成にしてもよい。
請求項9の演奏処理のプログラムにおいて、請求項10に記載したように、ステップCは、ステップEによって通常演奏モードから外部制御演奏モードに切り換えられたときからトリガ信号が入力されるまでの間に、ステップBによって発生された演奏データを記憶手段に記憶するような構成にしてもよい。
請求項9の演奏処理のプログラムにおいて、請求項11に記載したように、ステップCは、演奏手段による曲の演奏が開始する前に、当該演奏手段によって発生された演奏データを記憶手段に予め記憶するような構成にしてもよい。
請求項8の演奏処理のプログラムにおいて、請求項12に記載したように、ステップFは、外部制御演奏モード中において、外部の演奏装置から複数の演奏データが時間差をもって入力され、かつ、各時間差が所定時間内である場合には、最初の演奏データを出力タイミングとして記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して音源手段に出力するような構成にしてもよい。
請求項8の演奏処理のプログラムにおいて、請求項13に記載したように、ステップFは、外部の演奏装置の演奏によって入力された特定の音高を出力タイミングとして、記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して音源手段に出力するような構成にしてもよい。
請求項8ないし13のいずれかの演奏処理のプログラムにおいて、請求項14に記載したように、ステップEは、予め設定されている操作子(実施形態においては、図1のペダル107に相当する)の操作をモード切換指令として演奏モードを切り換えるような構成にしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の演奏装置および演奏処理のプログラムによれば、演奏者同士又は指揮者によって新しいテンポに移行する直前の状態を予告するような形態、および、特定の演奏者が他の演奏者の演奏装置をコントロールするような形態を採ることなく、複数の演奏装置の演奏タイミングを一致させることができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の演奏装置の実施の形態について電子鍵盤楽器を例に採って、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1は、指導者の電子鍵盤楽器に複数の追従者の電子鍵盤楽器を接続して合奏を行う形態を示す図である。図1において、主導者の電子鍵盤楽器101には、追従者の電子鍵盤楽器102および図示しない他の追従者の電子鍵盤楽器がMIDIケーブル103、104によって接続されている。各電子鍵盤楽器には、鍵盤105、複数の操作子からなるスイッチ部106、3個のペダル107、左右のスピーカ108、譜面台109が設けられている。各電子鍵盤楽器の演奏者は、譜面台109の楽譜110に従って合奏を行う。
【0012】
図2は、図1の電子鍵盤楽器のシステム構成図である。図2において、CPU1は、システムバス2を介して、プログラムメモリ3、ワークメモリ4、鍵盤検出部5、スイッチ検出部6、ペダル検出部7、MIDIインタフェース8、音源9に接続され、これら各部との間でデータや指令の授受を行ってこの電子鍵盤楽器を制御する。プログラムメモリ3は、CPU1によって実行される演奏処理のプログラムおよび初期データを予め記憶している。ワークメモリ4は、CPU1によって処理されるデータを一時的に記憶する各種のレジスタ、タイマ、およびフラグが設けられている。鍵盤検出部5は、図1の鍵盤105による演奏に応じて発生された演奏データであるノートオン、ノートオフのノート、ベロシティをCPU1に入力する。スイッチ検出部6は、図1のスイッチ部106の操作に応じてデータや指令をCPU1に入力する。ペダル検出部7は、図1のペダル107の操作に応じて各種の制御データを入力する。MIDIインタフェース8は、図1のMIDIケーブル103、104によって接続された外部の電子鍵盤楽器と相互に通信して、MIDIデータの入出力処理を行う。音源9は、発音回路10に接続され、CPU1を介して入力される鍵盤105、スイッチ部106、ペダル107による演奏データを発音回路10に入力する。発音回路10は、波形ROM、D/A変換回路、フィルタ回路、増幅回路など(いずれも図示せず)で構成され、音源9から出力される楽音信号を図1のスピーカ108に入力して発音させる。
【0013】
図1の3個のペダル107の1つは、演奏モードを切り換えるために使用される。このペダルがオフの状態では通常モードであり、オンの状態になると外部の電子鍵盤楽器との通信によって発音の出力タイミングが制御されるコントロールモード(外部制御演奏モード)になる。この実施形態では、図1の追従者の電子鍵盤楽器102が通常モードからコントロールモードに切り換わると、鍵盤105によって発生された演奏データがその演奏に先立ってワークメモリ4に登録され、電子鍵盤楽器101から入力されるトリガ信号によって、その登録されている演奏データを音源9に出力するタイミングが制御される。
【0014】
図3は、追従者の電子鍵盤楽器102のワークメモリ4に設けられた各種のタイマの構成を示す図である。タイマSTは、通常モードからコントロールモードに切り替わったときからタイムカウントをスタートするタイマである。タイマT1およびタイマT2は、電子鍵盤楽器101から入力される演奏データが和音であるか否かを判定するために、判定の閾値である時間を事前に設定するタイマである。電子鍵盤楽器102が通常モードからコントロールモードに切り換えられると、鍵盤105の演奏データを登録するが、その演奏データが単独のノートオンデータであるか、又は、和音を構成する複数のノートオンデータであるかを判別するためにタイマT1を使用する。タイマT1は、コントロールモード中において、追従者による電子鍵盤楽器102の演奏によってスタートし、コントロールモードから通常モードに切り換えられたときにストップする。演奏データを登録した後、その演奏データの出力タイミングは、電子鍵盤楽器101から入力される演奏データの最初のノートオンデータをトリガ信号として制御される。このため、電子鍵盤楽器101から入力される演奏データが単独のノートオンデータであるか、又は、和音を構成する複数のノートオンデータであるかを判別するためにタイマT2を使用する。タイマT2は、コントロールモード中において、主導者による電子鍵盤楽器101からのノートオンイベントのMIDI入力に応じてスタートし、コントロールモードから通常モードに切り換えられたときにストップする。
【0015】
図4は、追従者の電子鍵盤楽器102のワークメモリ4に設けられた各種のレジスタの構成を示す図である。レジスタA1およびレジスタB1は、電子鍵盤楽器102の演奏データを登録するために使用されるレジスタである。レジスタB1には、コントロールモード中の電子鍵盤楽器102の鍵盤105の演奏によって発生する演奏データが登録される。登録される演奏データは、ノートナンバ、ベロシティ、オンタイミング、およびオフタイミングからなる音符情報である。レジスタB1の縦方向のエリア1、2、3、…は演奏された和音又は単音の音符情報をストアするエリアである。一方、レジスタB1の横方向のエリアWA1、WA2、WA3、…は登録される和音又は単音の音符情報を表している。例えば、演奏された和音が3個の演奏データで構成される場合には、3個のエリアWA1、WA2、およびWA3に各演奏データの音符情報がストアされる。演奏された和音が1個の演奏データすなわち単音の場合には、エリアWA1にその演奏データの音符情報がストアされる。レジスタA1は、電子鍵盤楽器102によって演奏された音符情報を登録するレジスタB1の縦方向のエリアのアドレス(1、2、3、…)を示している。レジスタA2は、電子鍵盤楽器101によって演奏された音符情報を登録するレジスタB1の縦方向のエリアのアドレス(1、2、3、…)を示している。レジスタB2は、レジスタB1に登録されている音符情報が実際に発音された後に、その発音を消音させるときにノートオフイベントを発生させるタイミングを決定するために使用されるレジスタである。したがって、レジスタB2には、ノートオフイベントのノートナンバおよびオフタイムが登録される。
【0016】
次に、この実施形態における電子鍵盤楽器102の動作について、図5ないし図9に示すCPU1のフローチャートに基づいて説明する。
図5は、CPU1のメインルーチンのフローチャートである。所定のイニシャライズ(ステップSA1)の後、スイッチ処理(ステップSA2)、MIDI処理(ステップSA3)、鍵盤処理(ステップSA4)、ペダル処理(ステップSA5)、およびその他の処理(ステップSA6)を繰り返し実行する。
【0017】
図6は、メインルーチンにおけるステップSA5のペダル処理のフローチャートである。このフローチャートでは、図1の3個のペダル107のうち特定のペダル(例えば、図1の右端のペダル)の変化の有無に応じた処理を行う。ペダルが変化したか否かを判別し(ステップSB1)、変化がない場合にはメインルーチンに戻るが、オフからオンにペダルが変化したときは、演奏モードフラグMODEFを1(コントロールモード)にセットし(ステップSB2)、レジスタおよびタイマをクリアして(ステップSB3)、タイマSTをスタートし(ステップSB4)、音源9に対する消音処理を行う(ステップSB5)。そして、メインルーチンに戻る。
ステップSB1において、オンからオフにペダルが変化したときは、MODEFを0(通常モード)にリセットし(ステップSB6)、レジスタB2内にある音符のノートオフイベントを音源9に供給し(ステップSB7)、図3の全てのタイマを停止して(ステップSB8)、音源9に対する消音処理を解除する(ステップSB9)。そして、メインルーチンに戻る。
【0018】
図7および図8は、メインルーチンにおけるステップSA3のMIDI処理のフローチャートである。図7において、MIDIインタフェース8を介して、主導者の電子鍵盤楽器101からMIDI入力があるか否かを判別し(ステップSC1)、MIDI入力があったときは、MODEFが1(コントロールモード)であるか否かを判別する(ステップSC2)。MODEFが1の場合には、そのMIDI入力がノートイベントであるか否かを判別し(ステップSC3)、ノートイベントである場合には、さらに、そのイベントのノートは所定のレンジ(鍵域)内か否かを判別する(ステップSC4)。このステップSC4の処理は必須のものではないが、所定のレンジを設定することにより、そのイベントをトリガ信号として容易に検出できる。
ステップSC1においてMIDI入力がない場合、ステップSC2においてMODEFが0(通常モード)の場合、ステップSC3においてMIDI入力がノートイベントでない場合、又は、ステップSC4においてイベントのノートが所定のレンジ内でない場合には、メインルーチンに戻る。
【0019】
ステップSC4において、イベントのノートが所定のレンジ内である場合には、そのイベントがノートオンであるか又はノートオフであるか否かを判別する(ステップSC5)。イベントがノートオンである場合には、タイマT2が0でないか否かを判別する(ステップSC6)。タイマT2は主導者による電子鍵盤楽器101からのノートオンイベントのMIDI入力に応じてスタートするので、タイマT2が0でない場合には、その前にノートオンイベントのMIDI入力が既にあった場合である。この場合には、タイマT2の値が和音の閾値であるMより大きいか否かを判別する(ステップSC7)。タイマT2の値がM以下である場合には、今回のMIDI入力のノートオンイベントはその前に入力されたノートオンイベントと同じ和音の構成音であり、今回のノートオンイベントは和音の最初のノートオンイベントでなくトリガ信号にならないので、メインルーチンに戻る。
【0020】
ステップSC7において、タイマT2の値がMより大きい場合には、今回のMIDI入力は単音のノートオンイベントであるか、又は、和音の構成音の中で最初のノートオンイベントである。この場合には、レジスタA2を1つインクリメントして(ステップSC8)、タイマT2をリセットしてスタートする(ステップSC9)。ステップSC6において、タイマT2の値が0である場合には、電子鍵盤楽器101からのノートオンイベントのMIDI入力の直後であるので、ステップSC9に移行して、タイマT2をスタートする。
【0021】
ステップSC9において、タイマT2をスタートした後は、図8のフローチャートにおいて、レジスタB1の中で、レジスタA2で指定される構成音番地にストアされているノートオンイベントを音源9に送る(ステップSC10)。すなわち、電子鍵盤楽器101からのノートオンイベントのMIDI入力をトリガ信号に応じた出力タイミングで、レジスタB1に登録されているノートオンイベントを音源9に出力する。次に、レジスタB1の中で、レジスタA2で指定される構成音番地にストアされているデータを取り出す(ステップSC11)。そして、取り出したデータのタイム変換を行う(ステップSC12)。このタイム変換は、レジスタB1のオフタイムからオンタイムを減算し、その減算値を現在のタイムSTの値すなわち現在時刻に加算する。この変換によって、ステップSC10において音源9に出力したノートオンイベントのオフタイムすなわち消音の予定時刻が算出される。次に、取り出したデータのノート、変換したタイム(消音の予定時刻)をレジスタB2のエリアにストアする(ステップSC13)。そして、メインルーチンに戻る。
【0022】
図7のステップSC5において、イベントがノートオフである場合には、レジスタB2内にストアされているデータの内、タイムデータがタイムSTの値より小さいデータを捜す(ステップSC14)。すなわち、現在の時刻が消音の予定時刻に達したデータを捜す。その対象となるデータがあるか否かを判別し(ステップSC15)、対象となるデータがある場合には、そのノートによりノートオフイベントを作成して、音源9に送る(ステップSC16)。次に、そのデータをレジスタB2から削除する(ステップSC17)。データを削除した後、又は、現在の時刻が消音の予定時刻に達したデータがレジスタB2にない場合には、メインルーチンに戻る。
【0023】
図9は、メインルーチンにおけるステップSA4の鍵盤処理のフローチャートである。鍵盤検出部5によって鍵盤105に鍵変化があるか否かを判別し(ステップSD1)、鍵変化がない場合にはメインルーチンに戻るが、鍵変化があったときは、MODEFが1(コントロールモード)であるか、又は、0(通常モード)であるかを判別する(ステップSD2)。MODEFが1の場合には、鍵変化がオフからオンへの変化すなわち押鍵の演奏であるか、又は、オンからオフへの変化すなわち離鍵の演奏であるかを判別する(ステップSD3)。
【0024】
鍵変化がオフからオンへの変化である場合には、タイマT1が0でないか否かを判別する(ステップSD4)。タイマT1は、コントロールモード中において、追従者による電子鍵盤楽器102の鍵盤105の演奏データであるノートオンイベントに応じてスタートするので、タイマT1が0でない場合には、その前にノートオンイベントの演奏データが既にあった場合である。この場合には、タイマT1の値が和音の閾値であるMより大きいか否かを判別する(ステップSD5)。タイマT1の値がMより大きい場合には、今回のノートオンイベントは単音であるか、又は、和音の構成音の中で最初に入力されたノートオンイベントである。この場合には、レジスタA1を1つインクリメントする(ステップSD6)。次に、タイマT1をリセットして再スタートする(ステップSD7)。次に、レジスタB1の内、レジスタA1で指定される構成音番地で、最も小さい空き番地エリアに、ノート、ベロシティ、タイムSTの現在時刻であるオンタイムをストアする(ステップSD8)。そして、メインルーチンに戻る。
【0025】
ステップSD4において、タイマT2の値がM以下である場合には、今回演奏のノートオンイベントはその前に演奏されたノートオンイベントと同じ和音の構成音である。この場合には、レジスタB1の内、レジスタA1で指定される構成音番地で、最も小さい空き番地エリアに、ノート、ベロシティ、タイムSTの現在時刻であるオンタイムをストアする(ステップSD8)。そして、メインルーチンに戻る。
【0026】
ステップSD3において、鍵変化がオンからオフへの変化である場合には、レジスタB1の中で、ノートが同じで、オフタイムが入力されていないデータを捜す(ステップSD9)。そして、対象となるデータがあるか否かを判別し(ステップSD10)、対象のデータがある場合には、そのデータのオフタイムエリアにタイマSTのカウント値すなわち現在時刻を書き込み(ステップSD11)、メインルーチンに戻る。
ステップSD2において、MODEFが0の通常モードである場合には、鍵盤105の演奏による鍵変化に対応するノートイベントを音源9に出力する(ステップSD12)。そして、メインルーチンに戻る。
【0027】
次に、主導者による電子鍵盤楽器101の演奏および追従者による電子鍵盤楽器102の具体例に基づいて、この実施形態の動作をさらに説明する。
図10は、合奏する曲の楽譜の一部と演奏モードのタイミングを示す図である。図10において、(1)は主導者の楽譜、(2)は追従者の楽譜、(3)は追従者の電子鍵盤楽器102のペダルの操作、すなわち演奏モードのタイミングを示している。
楽譜(1)および楽譜(2)において、第1小節および第2小節のテンポは、2分音符を単位としたスローテンポになっているが、3小節以降は、16分音符を単位としたかなり早いアップテンポに急激に変わる。追従者はアップテンポに変化する前に、第2小節の休符の間にペダルをオンにして音源9を消音状態にした後、G4およびC5の和音、D5、E5からなる第3小節の音符nを演奏する。したがって、その演奏データの音符情報はレジスタB1に登録される。次に、第3小節になって、主導者の電子鍵盤楽器101が演奏を開始すると、その演奏の開始タイミングt1がMIDI入力として追従者の電子鍵盤楽器102に送信される。電子鍵盤楽器102のCPU1は、開始タイミングt1のMIDI入力のノートオンイベントをトリガ信号として、レジスタB1に登録されている音符nのノートオンイベントを音源9に出力する。音符nのノートオンイベントが出力された後、追従者はt2のタイミングでペダルをオフにして、通常モードでの演奏を行う。
図10に示す主導者の電子鍵盤楽器101の楽譜の場合には、コントロールモード中において、E4、G4、およびC5の和音、B4、A4からなる5個の演奏データが、MIDI入力のノートオンイベントとして追従者の電子鍵盤楽器102に送信される。E4、G4、およびC5の和音の中で、最初に入力されたノートオンイベントを出力タイミングとして、レジスタB1に記憶されているG4およびC5の和音を読み出して音源9に出力する。E4、G4、およびC5の和音が全く同時に押鍵されるとは限らないので、和音の中で最初のノートオンイベントをトリガ信号とするのである。次に、B4のノートオンイベントを出力タイミングとして、レジスタB1に記憶されているD5を読み出して音源9に出力し、次に、B4のノートオンイベントを出力タイミングとして、レジスタB1に記憶されているE5を読み出して音源9に出力する。
したがって、第3小節においてテンポが急激に変化したときでも、主導者の演奏の開始タイミングと追従者の演奏の開始タイミングとが一致することになる。追従者は音符nの発音に合わせて、以後の演奏を主導者の演奏に合わせて容易に合奏することができる。
コントロールモードにおいて、主導者の電子鍵盤楽器101の複数のノートオンイベントの発音タイミングと、追従者の電子鍵盤楽器102の複数のノートオンイベントの発音タイミングとが一致しない場合には、電子鍵盤楽器101から最初に入力されたノートオンイベントを出力タイミングとして、レジスタB1に記憶されている最初のノートオンイベントを出力し、その後は、レジスタB1に記憶されているノートオンイベント自体の発音タイミングに従って残りのノートオンイベントを出力する構成にしてもよい。
追従者の電子鍵盤楽器102は主導者の電子鍵盤楽器101のノートオンイベントのタイミングをトリガ信号としてノートオンイベントを音源9に出力する構成にしたが、ノートオンイベントに代えて又はノートオンイベントと併用して、主導者の電子鍵盤楽器101のノートオンイベントのタイミングをトリガ信号としてノートオンイベントを音源9に出力する構成にしてもよい。
【0028】
なお、追従者は、テンポが急激に変化する前の第2小節の休符の期間にペダル107をオンにして、第3小節の最初の音符nを演奏する構成にしたが、必ずしもこのような休符の期間がない場合もあり得る。したがって、曲の演奏が開始する前に、主導者の演奏のタイミングとの一致がとりにくい部分の音符をレジスタB1に予め登録する構成にしてもよい。この場合において、例えば、図10の楽譜(2)において、登録した音符の箇所にペダルマークを書き込むようにすれば、余裕を持って演奏することができる。
また、演奏モードを切り換える操作子としては、ペダル107に限らない。例えば、スイッチ部106において、予め設定されたスイッチの操作によって演奏モードを切り換えるような構成にしてもよい。
【0029】
以上のように、この実施形態によれば、図1の追従者の電子鍵盤楽器102は、MIDIケーブル103によって主導者の電子鍵盤楽器101に接続されている。電子鍵盤楽器102のCPU1は、コントロールモードにおいては、鍵盤105の演奏によって発生された演奏データをレジスタB1に記憶する。そして、通常演奏モードにおいては、鍵盤105によって発生された演奏データを音源9に出力し、ペダル107をオンにしたコントロールモードにおいては、主導者の電子鍵盤楽器101から入力された演奏データの開始タイミングに応じた出力タイミングで、レジスタB1に記憶されている演奏データを読み出して音源9に出力する。
したがって、演奏者同士又は指揮者によって新しいテンポに移行する直前の状態を予告することなく、かつ、特定の演奏者が他の演奏者の演奏装置をコントロールすることなく、複数の演奏装置の演奏タイミングを一致させることができる。
【0030】
上記実施形態において、主導者の電子鍵盤楽器101から入力された演奏データの開始タイミングに応じた出力タイミングで、レジスタB1に記憶されている演奏データを読み出して音源9に出力する構成にしたが、主導者の電子鍵盤楽器101の演奏によって入力された特定の音高、例えば、低域のベースパートのリズムを出力タイミングとして、レジスタB1に記憶されている演奏データを読み出して音源9に出力する構成にしてもよい。この場合には、さらに実用性が高くなる。
【0031】
なお、上記実施形態においては、プログラムメモリ3にあらかじめ記憶されている演奏処理のプログラムをCPU1が実行する装置の発明について説明したが、フレキシブルディスク(FD)、CD、メモリカードなどの外部記憶媒体に記憶された演奏処理のプログラム、又は、インターネットなどのネットワークからダウンロードした演奏処理のプログラムをワークメモリ4あるいは別途設けたフラッシュROMなどの不揮発性メモリにインストールして、CPU1がそのプログラムを実行する構成も可能である。この場合には、プログラムの発明および記憶媒体の発明を実現できる。
【0032】
すなわち、本発明の演奏処理のプログラムは、
通信手段によって外部の装置と通信するステップAと、演奏手段の操作に応じて演奏データを発生するステップBと、前記ステップBによって発生された演奏データを記憶手段に記憶するステップCと、通常演奏モードおよび外部制御演奏モードのいずれか一方の演奏モードを設定するステップDと、入力されるモード切換指令に応じて、前記ステップDによって設定されている現在の演奏モードから他方の演奏モードに切り換えるステップEと、前記通常演奏モードにおいては前記ステップBによって発生された演奏データを音源手段に出力し、前記外部制御演奏モードにおいては前記通信手段を介して外部の演奏装置から入力されたトリガ信号に応じた出力タイミングで前記記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して前記音源手段に出力するステップFと、をコンピュータに実行させる。
【0033】
前記ステップCは、前記外部制御演奏モードにおいて前記ステップBによって発生された演奏データを当該演奏データの出力タイミングより前に前記記憶手段に予め記憶する。
前記ステップCは、前記ステップEによって前記通常演奏モードから前記外部制御演奏モードに切り換えられたときから前記トリガ信号が入力されるまでの間に前記ステップBによって発生された演奏データを前記記憶手段に記憶する。
前記ステップCは、前記演奏手段による曲の演奏が開始する前に当該演奏手段によって発生された演奏データを前記記憶手段に予め記憶する。
前記ステップFは、前記外部制御演奏モード中において、前記外部の演奏装置から複数の演奏データが時間差をもって入力され、かつ、各時間差が所定時間内である場合には、最初の演奏データを出力タイミングとして前記記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して前記音源手段に出力する。
前記ステップFは、前記外部の演奏装置の演奏によって入力された特定の音高を出力タイミングとして前記記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して前記音源手段に出力する。
前記ステップEは、予め設定されている操作子の操作を前記モード切換指令として演奏モードを切り換える。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施形態において指導者の電子鍵盤楽器に複数の追従者の電子鍵盤楽器を接続して合奏を行う状態を示す図。
【図2】図1の電子鍵盤楽器のシステム構成を示すブロック図。
【図3】図2の追従者の電子鍵盤楽器のワークメモリに設けられた各種のタイマの構成を示す図。
【図4】図2の追従者の電子鍵盤楽器のワークメモリに設けられた各種のレジスタの構成を示す図。
【図5】図1の追従者の電子鍵盤楽器における図2のCPUのメインルーチンのフローチャート。
【図6】図5のメインルーチンにおけるペダル処理のフローチャート。
【図7】図5のメインルーチンにおけるMIDI処理のフローチャート。
【図8】図7に続くMIDE処理のフローチャート。
【図9】図5のメインルーチンにおける鍵盤処理のフローチャート。
【図10】図1において合奏する指導者の電子鍵盤楽器および追従者の電子鍵盤楽器の楽譜と追従者の電子鍵盤楽器の演奏モードのタイミングとを示す図。
【符号の説明】
【0035】
1 CPU
3 プログラムメモリ
4 ワークメモリ
5 鍵盤検出部
6 スイッチ検出部
7 ペダル検出部
8 MIDIインタフェース
9 音源
10 発音回路
101 主導者の電子鍵盤楽器
102 追従者の電子鍵盤楽器
105 鍵盤
107 ペダル




 

 


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