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発明の名称 電子楽器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−248659(P2007−248659A)
公開日 平成19年9月27日(2007.9.27)
出願番号 特願2006−70073(P2006−70073)
出願日 平成18年3月15日(2006.3.15)
代理人 【識別番号】100102864
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 実
発明者 今村 聖治郎
要約 課題
演奏の操作を容易にすること。

解決手段
コード判別部25と押鍵状態検出部26と発音部27とを備えている。コード判別部25は、コード検出用鍵盤6のうちの押鍵された鍵に基づいてコードを判別する。押鍵状態検出部26は、ペダル鍵盤8が備える複数鍵のうちの押鍵されたペダル鍵を検出し、複数鍵を区分する複数グループ43のうちのペダル鍵が属するグループを検出する。発音部27は、そのグループとコードとに対応する音高の楽音を出力する。複数グループの個数は、複数鍵の個数より少ないことが好ましい。このとき、ユーザは、ペダル鍵盤8のすべての鍵を区別する必要がなく、容易に所望の音高の楽音を電子楽器1に発音させることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
コード検出用鍵盤のうちの押鍵された鍵に基づいてコードを判別するコード判別部と、
ペダル鍵盤が備える複数鍵のうちの押鍵されたペダル鍵を検出し、前記複数鍵を区分する複数グループのうちの前記ペダル鍵が属するグループを検出する押鍵状態検出部と、
前記グループと前記コードとに対応する音高の楽音を出力する発音部とを具備し、
前記複数グループの個数は、前記複数鍵の個数より少ない
電子楽器。
【請求項2】
コード検出用鍵盤のうちの押鍵された鍵に基づいてコードを判別するコード判別部と、
ペダル鍵盤が備える複数鍵のうちの押鍵されたペダル鍵を検出し、前記複数鍵を区分する複数グループのうちの前記ペダル鍵が属するグループを検出する押鍵状態検出部と、
前記ペダル鍵が押鍵される期間に、前記グループと前記コードとに対応する音高の楽音から形成されるリズムパターンを出力する発音部とを具備し、
前記複数グループの個数は、前記複数鍵の個数より少ない
電子楽器。
【請求項3】
請求項1または請求項2のいずれかにおいて、
前記複数鍵は、前記複数鍵の各々が配置される位置に基づいて白鍵グループと黒鍵グループとに区分され、
前記音高は、前記ペダル鍵が前記白鍵グループに属するときに前記コードの根音であり、前記ペダル鍵が前記黒鍵グループに属するときに前記コードの五度音である
電子楽器。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
入力装置に操作される操作内容に基づいて第1モードと第2モードとを切り換えるモード切換部を更に具備し、
前記複数鍵は、互いに異なる複数音高に対応し、
前記発音部は、前記第1モードであるときに前記楽音を出力し、前記第2モードであるときに前記ペダル鍵に対応する音高の楽音を出力する
電子楽器。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
前記発音部は、前記コードに対応する伴奏パターンを更に自動伴奏する
電子楽器。
【請求項6】
請求項5において、
入力装置に操作される操作内容に基づいて複数音色のうちから選択音色を選択する設定部を更に具備し、
前記楽音は、前記選択音色から形成され、
前記伴奏パターンは、前記複数音色のうちの前記選択音色を除く音色から形成される
電子楽器。
【請求項7】
ペダル鍵盤が備える複数鍵を区分する複数グループと複数コードとの組合せを複数伴奏パターンに対応付けるデータベースと、
コード検出用鍵盤のうちの押鍵された鍵に基づいてコードを判別するコード判別部と、
前記ペダル鍵盤のうちの押鍵されたペダル鍵を検出し、前記複数グループのうちの前記ペダル鍵が属するグループを検出する押鍵状態検出部と、
前記データベースを参照して、前記複数伴奏パターンのうちの前記コードと前記グループとに対応する伴奏パターンを出力する発音部とを具備し、
前記複数グループの個数は、前記複数鍵の個数より少ない
電子楽器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子楽器に関し、特に、足で演奏するペダル鍵盤を備える電子楽器に関する。
【背景技術】
【0002】
手で演奏されるアッパー鍵盤とロワー鍵盤と足で演奏されるペダル鍵盤とを備える電子楽器が知られている。アッパー鍵盤とロワー鍵盤とペダル鍵盤とは、それぞれ、互いに異なる複数の音高に対応する複数の鍵を備えている。その電子楽器は、アッパー鍵盤のうちの打鍵される鍵に対応する音高の楽音を出力する。その電子楽器は、ロワー鍵盤のうちの打鍵される鍵に対応するコードの伴奏パターンを自動伴奏する。その電子楽器は、ペダル鍵盤のうちの打鍵される鍵に対応する音高の楽音を出力する。
【0003】
ユーザは、一般的に、そのペダル鍵盤を自由に操作することに熟練を要する。ユーザは、そのペダル鍵盤を操作することにより満足感を得ることができる。ペダル鍵盤の操作が容易である電子楽器が望まれている。
【0004】
特開昭58−18695号公報には、和音の変更時において、特別のスイッチ装置を行うことなく、不自然さのない自動伴奏演奏を行い得るようにした電子楽器の自動伴奏装置が開示されている。その電子楽器の自動伴奏装置は、和音演奏に使用する鍵盤部と、自動伴奏音の発音パターンを発生するパターン発生手段と、前記鍵盤部で演奏された和音と前記パターン発生手段から発生されたパターンとにもとづいて自動伴奏音を発生する伴奏音発生手段とを備える電子楽器の自動伴奏装置において、前記鍵盤部の押鍵状態にもとづいて和音を検出する和音検出手段と、この和音検出手段で逐次検出される和音の先後関係から特定の和音進行を検出する和音進行検出手段と、この和音進行検出手段による特定の和音進行の検出にもとづき前記自動伴奏音の発生を制御する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0005】
【特許文献1】特開昭58−18695号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、演奏の操作を容易にする電子楽器を提供することにある。
本発明の他の課題は、ユーザに満足感を与える電子楽器を提供することにある。
本発明のさらに他の課題は、誤操作により間違った楽音を出力することを防止する電子楽器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0008】
本発明による電子楽器(1)は、コード判別部(25)と押鍵状態検出部(26)と発音部(27)とを備えている。コード判別部(25)は、コード検出用鍵盤(6)のうちの押鍵された鍵に基づいてコードを判別する。押鍵状態検出部(26)は、ペダル鍵盤(8)が備える複数鍵のうちの押鍵されたペダル鍵を検出し、複数鍵を区分する複数グループ(43)のうちのペダル鍵が属するグループを検出する。発音部(27)は、そのグループとコードとに対応する音高の楽音を出力する。複数グループの個数は、複数鍵の個数より少ないことが好ましい。
【0009】
本発明による電子楽器(1)は、コード判別部(25)と押鍵状態検出部(26)と発音部(27)とを備えている。コード判別部(25)は、コード検出用鍵盤(6)のうちの押鍵された鍵に基づいてコードを判別する。押鍵状態検出部(26)は、ペダル鍵盤(8)が備える複数鍵のうちの押鍵されたペダル鍵を検出し、複数鍵を区分する複数グループ(43)のうちのペダル鍵が属するグループを検出する。発音部(27)は、ペダル鍵が押鍵される期間に、そのグループとコードとに対応する音高の楽音から形成されるリズムパターンを出力する。複数グループの個数は、複数鍵の個数より少ないことが好ましい。
【0010】
複数鍵は、複数鍵の各々が配置される位置に基づいて白鍵グループ(11)と黒鍵グループ(12)とに区分されている。ペダル鍵の押鍵に基づいて出力される楽音の音高は、ペダル鍵が白鍵グループ(11)に属するときにコードの根音であり、ペダル鍵が黒鍵グループ(12)に属するときにコードの五度音であることが好ましい。
【0011】
本発明による電子楽器(1)は、入力装置(3)に操作される操作内容に基づいて第1モードと第2モードとを切り換えるモード切換部(24)をさらに備えている。ペダル鍵盤(8)の複数鍵は、互いに異なる複数音高に対応している。このとき、発音部(27)は、第1モードであるときに楽音を出力し、第2モードであるときにペダル鍵に対応する音高の楽音を出力する。
【0012】
発音部(27)は、コードに対応する伴奏パターンをさらに自動伴奏することが好ましい。
【0013】
本発明による電子楽器(1)は、入力装置(3)に操作される操作内容に基づいて複数音色のうちから選択音色を選択する設定部(23)をさらに備えている。このとき、ペダル鍵の押鍵に基づいて出力される楽音は、選択音色から形成され、伴奏パターンは、複数音色のうちの選択音色を除く音色から形成されることが好ましい。
【0014】
本発明による電子楽器(1)は、ペダル鍵盤(8)が備える複数鍵を区分する複数グループ(43)と複数コード(42)との組合せを複数伴奏パターン(44)に対応付けるデータベース(22、41)と、コード検出用鍵盤(6)のうちの押鍵された鍵に基づいてコードを判別するコード判別部(25)と、ペダル鍵盤(8)のうちの押鍵されたペダル鍵を検出し、複数グループ(43)のうちのペダル鍵が属するグループを検出する押鍵状態検出部(26)と、データベース(22、41)を参照して、複数伴奏パターン(44)のうちのコードとグループとに対応する伴奏パターンを出力する発音部(27)とを備えている。このとき、複数グループ(43)の個数は、複数鍵の個数より少ないことが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明による電子楽器は、ペダル鍵盤の操作に応答して、必ず和音に調和する楽音を出力することができる。その結果、ユーザは、熟練者でなくても、音楽的に間違った楽音を演奏することがなくなる。すなわち、電子楽器は、熟練者でないユーザが足でペダル鍵盤を操作するときに、足を用いて演奏する満足感をそのユーザに与えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図面を参照して、本発明による電子楽器の実施の形態を記載する。その電子楽器1は、図1に示されているように、電子楽器本体2に複数の入力装置が設けられている。その複数の入力装置は、フロントパネル3とアッパー鍵盤5とロワー鍵盤6とペダル鍵盤8とから形成されている。
【0017】
フロントパネル3は、電子楽器本体2の上部の奥に配置され、LCDスクリーンと複数のスイッチとを備えている。そのLCDスクリーンは、液晶ディスプレイの表示面であり、その液晶ディスプレイは、電子楽器本体2により生成された画面を表示する。フロントパネル3は、その複数のスイッチのうちの操作されたスイッチを示す電気信号を電子楽器本体2に出力する。すなわち、ユーザは、フロントパネル3を操作して情報を生成し、その情報を電子楽器本体2に入力する。
【0018】
アッパー鍵盤5は、電子楽器本体2の上部の概ね中央に配置され、複数の鍵を備えている。複数の鍵は、複数の白鍵と複数の黒鍵とから形成され、それぞれ、互いに異なる複数の音高に対応している。アッパー鍵盤5は、打鍵された鍵とその打鍵強度とを示す電気信号を電子楽器本体2に出力する。
【0019】
ロワー鍵盤6は、電子楽器本体2の上部のアッパー鍵盤5より手前に配置され、複数の鍵を備えている。複数の鍵は、複数の白鍵と複数の黒鍵とから形成され、それぞれ、互いに異なる複数の音高に対応している。ロワー鍵盤6は、打鍵された鍵とその打鍵強度とを示す電気信号を電子楽器本体2に出力する。
【0020】
ペダル鍵盤8は、電子楽器本体2の下部に配置され、複数の鍵を備えている。その複数の鍵は、それぞれ、互いに異なる複数の音高に対応し、複数の白鍵11と複数の黒鍵12とから形成されている。黒鍵12は、白鍵11より奥に配置され、各々、白鍵11のうちの隣接する2つの白鍵に挟まれて配置されている。ペダル鍵盤8は、白鍵11と黒鍵12とのうちの踏まれた鍵を示す電気信号を電子楽器本体2に出力する。
【0021】
電子楽器1は、さらに、スピーカ9を備えている。スピーカ9は、電子楽器本体2により生成された電気信号を音に変換し、すなわち、電子楽器本体2により生成された楽音を発音する。
【0022】
図3は、電子楽器本体2を示している。電子楽器本体2は、コンピュータであり、図示されていないCPUと記憶装置とを備えている。そのCPUは、電子楽器本体2にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、その記憶装置とフロントパネル3とアッパー鍵盤5とロワー鍵盤6とペダル鍵盤8とスピーカ9とを制御する。その記憶装置は、ROMまたはRAMであり、そのコンピュータプログラムを記録し、そのCPUにより生成される情報を一時的に記録する。
【0023】
そのコンピュータプログラムは、コードデータベース21とペダル演奏データベース22と設定部23とモード切換部24とコード判別部25と押鍵状態検出部26と発音部27とを含んでいる。
【0024】
コードデータベース21は、コードを判別するときに参照されるコードテーブルを他のコンピュータプログラムにより検索可能に記憶装置に記録する。ペダル演奏データベース22は、伴奏パターンを自動伴奏するときに参照されるペダル演奏テーブルを他のコンピュータプログラムにより変更可能に、かつ、検索可能に記憶装置に記録する。
【0025】
設定部23は、フロントパネル3を用いて入力される情報に基づいて、ペダル演奏データベース22により記録されるペダル演奏テーブルを作成する。または、設定部23は、フロントパネル3を用いて入力される情報に基づいて、ペダル演奏データベース22により記録されるペダル演奏テーブルを変更する。
【0026】
モード切換部24は、フロントパネル3を用いて入力される情報に基づいてモードを切り換える。そのモードは、通常モードと簡易モードとを含んでいる。
【0027】
コード判別部25は、コードデータベース21により記録されるコードテーブルを参照して、ロワー鍵盤6のうちの押鍵された鍵に基づいてコードを算出する。押鍵状態検出部26は、ペダル鍵盤8のうちの押鍵された鍵を検出し、その鍵が属するグループを検出する。
【0028】
発音部27は、モード切換部24により通常モードが選択されたときに、アッパー鍵盤5のうちの押鍵された鍵に対応する音高の楽音を生成して、その楽音をスピーカ9から発音する。発音部27は、モード切換部24により通常モードが選択されたときに、さらに、コード判別部25により判別されるコードに対応する伴奏パターンを生成して、その伴奏パターンをスピーカ9から発音する。発音部27は、モード切換部24により通常モードが選択されたときに、さらに、ペダル鍵盤8のうちの押鍵された鍵に対応する音高の楽音を生成して、その楽音をスピーカ9から発音する。
【0029】
発音部27は、モード切換部24により簡易モードが選択されたときに、アッパー鍵盤5のうちの押鍵された鍵に対応する音高の楽音を生成して、その楽音をスピーカ9から発音する。発音部27は、モード切換部24により簡易モードが選択されたときに、さらに、コード判別部25により判別されるコードに対応する伴奏パターンを生成して、その伴奏パターンをスピーカ9から発音する。発音部27は、モード切換部24により簡易モードが選択された場合で、さらに、ペダル鍵盤8の鍵が押鍵されている期間に、ペダル演奏データベース22により記録されるペダル演奏テーブルを参照して、ペダル鍵盤8の押鍵された鍵に基づいて生成される伴奏パターンをスピーカ9から発音する。
【0030】
図3は、コードデータベース21により記録されるコードテーブルを示している。そのコードテーブル31は、鍵32をコード33に対応付けている。鍵32は、ロワー鍵盤6の鍵の組合せを識別しているコード33は、鍵32により識別される組合せの鍵が押鍵されたときに伴奏される伴奏パターンのコードを示している。すなわち、コード判別部25は、コードテーブル31を参照して、コード33からロワー鍵盤6の押鍵された鍵に対応するコードを算出する。
【0031】
図4は、ペダル演奏データベース22により記録されるペダル演奏テーブルを示している。そのペダル演奏テーブル41は、コード42とグループ43とを伴奏パターン44に対応付けている。コード42は、コード判別部25により算出されるコードを識別している。グループ43は、押鍵状態検出部26により検出されるグループを識別し、ペダル鍵盤8が区分されるグループを示している。そのグループは、ペダル鍵盤8が備える鍵より個数が少なければよく、たとえば、白鍵11と黒鍵12とに区分されるグループ、右半分の複数の鍵と左半分の複数の鍵とに区分されるグループが適用される。伴奏パターン44は、コード42により識別されるコードをコード判別部25が算出し、かつ、グループ43により識別されるグループを押鍵状態検出部26が検出するときに、自動伴奏される伴奏パターンを示している。
【0032】
このとき、押鍵状態検出部26は、ペダル鍵盤8のうちの押鍵された鍵を検出し、グループ43のうちからその鍵が属するグループを検出する。発音部27は、モード切換部24により簡易モードが選択された場合で、ペダル鍵盤8の鍵が押鍵されたときに、ペダル演奏テーブル41を参照して、コード判別部25により算出されたコードとペダル鍵盤8の押鍵された鍵のグループとに対応する伴奏パターン算出し、ペダル鍵盤8の鍵が押鍵されている期間にその伴奏パターンをスピーカ9から発音する。
【0033】
電子楽器1の動作は、設定する動作と、通常モードの動作と、簡易モードの動作とを備えている。設定する動作では、ユーザは、フロントパネル3を操作して、ペダル演奏テーブル41を作成する。
【0034】
通常モードの動作は、フロントパネル3が操作されて通常モードが選択されたときに実行される。電子楽器1は、アッパー鍵盤5の鍵が押鍵されたときに、その鍵が押鍵された直後にその鍵に対応する音高の楽音をスピーカ9から発音する。電子楽器1は、ロワー鍵盤6の鍵が押鍵されたときに、コードテーブル31を参照して、その鍵に対応するコードを算出する。電子楽器1は、そのロワー鍵盤6の鍵が押鍵されている期間に、そのコードに対応する伴奏パターンをスピーカ9から発音する。電子楽器1は、ペダル鍵盤8の鍵が押鍵されたときに、その鍵が押鍵された直後にその鍵に対応する音高の楽音をスピーカ9から発音する。これらの楽音と伴奏パターンとは、アッパー鍵盤5とロワー鍵盤6とペダル鍵盤8とが並行して操作されるときに、並行して発音される。
【0035】
簡易モードの動作は、フロントパネル3が操作されて簡易モードが選択されたときに実行される。電子楽器1は、アッパー鍵盤5の鍵が押鍵されたときに、その鍵が押鍵された直後にその鍵に対応する音高の楽音をスピーカ9から発音する。電子楽器1は、さらに、ロワー鍵盤6の鍵が押鍵されたときに、コードテーブル31を参照して、その鍵に対応するコードを算出する。電子楽器1は、そのロワー鍵盤6の鍵が押鍵されている期間に、そのコードに対応する伴奏パターンをスピーカ9から発音する。電子楽器1は、ロワー鍵盤6の鍵が押鍵されたときに、ペダル演奏テーブル41を参照して、ロワー鍵盤6の押鍵により判別されたコードとペダル鍵盤8の押鍵された鍵のグループとに対応する伴奏パターンを算出する。電子楽器1は、そのペダル鍵盤8の鍵が押鍵されている期間に、その伴奏パターンをスピーカ9から発音する。これらの楽音と伴奏パターンとは、アッパー鍵盤5とロワー鍵盤6とペダル鍵盤8とが並行して操作されるときに、並行して発音される。
【0036】
このような簡易モードの動作によれば、ユーザは、ペダル鍵盤8の鍵のグループを区別して押鍵することにより、複数の伴奏パターンとを区別して電子楽器1に自動伴奏させることができる。このとき、ユーザは、ペダル鍵盤8のすべての鍵を区別する必要がなく、容易に所望の伴奏パターンを電子楽器1に自動伴奏させることができる。
【0037】
なお、ペダル演奏テーブル41は、設計時に作成されて設定部23により変更不可能なものに置換されることができる。このとき、グループ43は、白鍵11と黒鍵12とに区分されるグループが適用される。なお、グループ43は、ペダル鍵盤8が備える鍵より個数が少なければよく、他の分け方を適用することもできる。そのグループとしては、右半分の複数の鍵と左半分の複数の鍵とに区分されるグループ、右半分の白鍵11と左半分の白鍵11と右半分の黒鍵12と左半分の黒鍵1とに区分されるグループが例示される。その伴奏パターン44は、ロワー鍵盤6の鍵の押鍵に応答して自動伴奏される伴奏パターンを形成する楽音の音色と異なる音色の楽音から形成され、たとえば、ベース音から形成されている。たとえば、その伴奏パターンは、押鍵状態検出部26により白鍵11が検出されるときにコード判別部25により算出されるコードの根音から形成されるパターンを示し、押鍵状態検出部26により黒鍵12が検出されるときにコード判別部25により算出されるコードの転回形から形成されるパターンを示している。または、その伴奏パターンは、押鍵状態検出部26により白鍵11が検出されるときにコード判別部25により算出されるコードの根音から形成されるリズムパターンを示し、押鍵状態検出部26により黒鍵12が検出されるときにコード判別部25により算出されるコードの5度音から形成されるリズムパターンを示している。
【0038】
このような簡易モードの動作によれば、電子楽器1は、ユーザがどのようにペダル鍵盤を操作しても、音楽的に間違った楽音を演奏することがなくなる。ユーザは、ペダル鍵盤8の白鍵11と黒鍵12とを区別して押鍵することにより、根音の伴奏パターンと転回形の伴奏パターンとを区別して電子楽器1に自動伴奏させることができる。このとき、ユーザは、ペダル鍵盤8のすべての鍵を区別する必要がなく、容易に所望の伴奏パターンを電子楽器1に自動伴奏させることができる。このため、ユーザは、熟練者でなくても、音楽的に間違った楽音を演奏することがなくなる。すなわち、電子楽器1は、熟練者でないユーザが足でペダル鍵盤を操作するときに、足を用いて演奏する満足感をそのユーザに与えることができる。
【0039】
本発明による電子楽器の実施の他の形態は、既述の実施の形態におけるペダル演奏テーブル41の伴奏パターン44が音高に置換されている。その音高は、押鍵状態検出部26により白鍵11が検出されるときにコード判別部25により算出されるコードの根音の音高を示し、押鍵状態検出部26により黒鍵12が検出されるときにコード判別部25により算出されるコードの5度音の音高を示している。このとき、発音部27は、モード切換部24により簡易モードが選択された場合で、ペダル鍵盤8の鍵が押鍵されたときに、ペダル演奏テーブル41を参照して、ロワー鍵盤6の押鍵により判別されたコードとペダル鍵盤8の押鍵された鍵のグループとに対応する音高を算出し、その鍵が押鍵された直後にその音高の楽音をスピーカ9から発音する。
【0040】
このとき、簡易モードの動作では、電子楽器1は、アッパー鍵盤5の鍵が押鍵されたときに、その鍵が押鍵された直後にその鍵に対応する音高の楽音をスピーカ9から発音する。電子楽器1は、さらに、ロワー鍵盤6の鍵が押鍵されたときに、コードテーブル31を参照して、その鍵に対応するコードを算出する。電子楽器1は、そのロワー鍵盤6の鍵が押鍵されている期間に、そのコードに対応する伴奏パターンをスピーカ9から発音する。電子楽器1は、ロワー鍵盤6の鍵が押鍵されたときに、ペダル演奏テーブル41を参照して、ロワー鍵盤6の押鍵により判別されたコードとペダル鍵盤8の押鍵された鍵のグループとに対応する音高を算出する。電子楽器1は、そのペダル鍵盤8の鍵が押鍵された直後に、その音高の楽音をスピーカ9から発音する。これらの楽音と伴奏パターンとは、アッパー鍵盤5とロワー鍵盤6とペダル鍵盤8とが並行して操作されるときに、並行して発音される。
【0041】
このような簡易モードの動作によれば、ユーザは、ペダル鍵盤8の白鍵11と黒鍵12とを区別して押鍵することにより、自動伴奏されるコードの根音または5度音とを区別して電子楽器1に発音させることができる。このとき、ユーザは、ペダル鍵盤8のすべての鍵を区別する必要がなく、容易に所望の音高の楽音を電子楽器1に発音させることができる。すなわち、電子楽器は、熟練者でないユーザが足でペダル鍵盤を操作するときに、足を用いて演奏する満足感をそのユーザに与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】図1は、本発明による電子楽器の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、電子楽器本体を示すブロック図である。
【図3】図3は、コードテーブルを示す図である。
【図4】図4は、ペダル演奏テーブルを示す図である。
【符号の説明】
【0043】
1 :電子楽器
2 :電子楽器本体
3 :フロントパネル
5 :アッパー鍵盤
6 :ロワー鍵盤
8 :ペダル鍵盤
9 :スピーカ
11:白鍵
12:黒鍵
21:コードデータベース
22:ペダル演奏データベース
23:設定部
24:モード切換部
25:コード判別部
26:押鍵状態検出部
27:発音部
31:コードテーブル
32:鍵
33:コード
41:ペダル演奏テーブル
42:コード
43:グループ
44:伴奏パターン




 

 


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