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アップライトピアノのハンマーレール装置 - 株式会社河合楽器製作所
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発明の名称 アップライトピアノのハンマーレール装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−219014(P2007−219014A)
公開日 平成19年8月30日(2007.8.30)
出願番号 特願2006−37032(P2006−37032)
出願日 平成18年2月14日(2006.2.14)
代理人 【識別番号】100095566
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 友雄
発明者 本多 久光
要約 課題
ブラケットからのハンマーレールの予期しない外れを防止できるとともに、ハンマーレールを容易に着脱できるアップライトピアノのハンマーレール装置を提供する。

解決手段
ハンマーレール装置のハンマーレール1は、その左右方向の互いに同じ向きに突出する複数の挿入部3c〜5cを、複数のブラケット12の孔12cにそれぞれ挿入した状態で、ブラケット12に回動自在に支持され、ソフトペダル7の踏み込みに伴って所定角度θ、回動するとともに、この所定角度θを超えて回動可能に構成されている。また、ストッパ12aによって、ハンマーレール1の回動角が所定角度θ以下のときに、ハンマーレール1の左右方向への移動が規制され、所定角度θよりも大きいときに、ハンマーレール1の左右方向への移動が許容される。
特許請求の範囲
【請求項1】
ソフトペダルの踏み込みに伴って作動し、鍵の離鍵状態におけるハンマーと弦との間の距離を狭めることによって、ソフトペダル効果を付与するアップライトピアノのハンマーレール装置であって、
左右方向に並設され、孔を有する複数のブラケットと、
前記複数のブラケットに対応する複数の部位に、左右方向の互いに同じ向きに突出する複数の挿入部を有し、当該複数の挿入部が前記複数のブラケットの前記孔に挿入された状態で、前記複数のブラケットに回動自在に支持され、所定角度よりも大きな角度まで前記弦側に回動可能であるとともに、前記ソフトペダルの踏み込み時には前記所定角度、回動するように構成されており、前記鍵の離鍵状態において前記ハンマーが当接するハンマーレールと、
当該ハンマーレールの回動角が前記所定角度以下のときに、前記ハンマーレールの左右方向への移動を規制するとともに、当該ハンマーレールの回動角が前記所定角度よりも大きいときに、前記ハンマーレールの左右方向への移動を許容するストッパと、
を備えることを特徴とするアップライトピアノのハンマーレール装置。
【請求項2】
前記複数の挿入部の突出量が互いに異なることを特徴とする、請求項1に記載のアップライトピアノのハンマーレール装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトペダルの踏み込みに伴って作動し、鍵の離鍵状態におけるハンマーと弦との間の距離を狭めることによって、ソフトペダル効果を付与するアップライトピアノのハンマーレール装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のハンマーレール装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。このハンマーレール装置は、下方に突出するヒンジが設けられた、左右方向に長く延びるハンマーレールと、ヒンジを介してハンマーレールを回動自在に支持するブラケットとを有している。離鍵状態では、このハンマーレールに、左右方向に並設された多数のハンマーが当接している。また、ハンマーレールは、ソフトペダルの踏み込みに伴って弦側に回動し、それにより、離鍵状態におけるハンマーと弦との間の距離が狭められる。これにより、ハンマーによる弦の打弦力およびそれによって発生するピアノ音が弱められることによって、ソフトペダル効果が付与される。
【0003】
また、従来のハンマーレールとして、図6に示すようなものが知られている。このハンマーレール50では、そのヒンジは、左右方向に長く延びるハンマーレール本体51の下面の左端部(低音側の端部)、中央および右端部(高音側の端部)にそれぞれ設けられた第1〜第3のヒンジ52〜54で構成されている。これらのヒンジ52〜54はいずれも、クランク状に形成されており、ハンマーレール本体51に、2本のねじ55により取り付けられている。また、第1ヒンジ52は、左方に延びる第1挿入部52bを、第2および第3のヒンジ53,54は、右方に延びる第2および第3の挿入部53b,54bを、それぞれ有している。そして、これらの挿入部52b〜54bを対応するブラケットの挿入孔(いずれも図示せず)に、第1挿入部52bについては右方から、第2および第3の挿入部53b,54bについては左方から、それぞれ挿入することによって、ハンマーレール50が3つのブラケットに回動自在に支持されている。
【0004】
以上のように、第1挿入部52bと第2および第3の挿入部53b,54bの向きが互いに異なることによって、例えば、ソフトペダルの踏み込みによるハンマーレール50の回動に伴い、第1挿入部52bがブラケットの挿入孔から外れる方向にハンマーレール50が移動したときには、第2および第3の挿入部53b,54bが挿入孔に入り込み、それにより、ブラケットからのハンマーレール50の外れが防止される。
【0005】
また、ハンマーレール50は、左右方向に長く延びているため、その下方に設けられたアクションのメンテナンスなどを行う際には、邪魔にならないよう、ブラケットから取り外すことが好ましい。このハンマーレール50の取り外しは、次のようにして行われる。すなわち、まず、第1ヒンジ52の2本のねじ55の一方を取り外すとともに、他方を緩め、第1ヒンジ52をハンマーレール本体51に対して回動させることによって(図7参照)、第1挿入部52bをブラケットの挿入孔から抜き出す。次いで、ハンマーレール50を左方に移動させることによって、第2および第3の挿入部53b,54bを挿入孔から抜き出し、ハンマーレール50をブラケットから取り外す。
【0006】
以上のように、ハンマーレール50を取り外すためには、ねじ55の一方を取り外し、緩めた上で、第1ヒンジ52を回動させ、第1挿入部52bをブラケットの挿入孔から抜かなければならず、しかも、そのような作業を、他の部品が込み合った狭い空間において行わなければならないので、その取り外し作業が非常に煩雑である。また、取り外したハンマーレール50をブラケットに再度、取り付けるには、第2および第3の挿入部53b,54bを挿入孔に位置合わせし、ハンマーレール50を右方に移動させ、第2および第3の挿入部53b,54bを挿入孔に挿入した後、第1ヒンジ52を回動させ、第1挿入部52bを挿入孔に挿入し、ねじ55を締め付けなければならず、その取付作業も非常に煩雑である。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、ブラケットからのハンマーレールの予期しない外れを防止できるとともに、ハンマーレールを容易に着脱することができるアップライトピアノのハンマーレール装置を提供することを目的とする。
【0008】
【特許文献1】特開2003−263152号公報
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ソフトペダルの踏み込みに伴って作動し、鍵の離鍵状態におけるハンマーと弦との間の距離を狭めることによって、ソフトペダル効果を付与するアップライトピアノのハンマーレール装置であって、左右方向に並設され、孔を有する複数のブラケットと、複数のブラケットに対応する複数の部位に、左右方向の互いに同じ向きに突出する複数の挿入部を有し、複数の挿入部が複数のブラケットの孔に挿入された状態で、複数のブラケットに回動自在に支持され、所定角度よりも大きな角度まで弦側に回動可能であるとともに、ソフトペダルの踏み込み時には所定角度、回動するように構成されており、鍵の離鍵状態においてハンマーが当接するハンマーレールと、ハンマーレールの回動角が所定角度以下のときに、ハンマーレールの左右方向への移動を規制するとともに、ハンマーレールの回動角が所定角度よりも大きいときに、ハンマーレールの左右方向への移動を許容するストッパと、を備えることを特徴とする。
【0010】
このアップライトピアノのハンマーレール装置によれば、複数のブラケットには、孔が設けられ、ハンマーレールの複数のブラケットに対応する複数の部位には、左右方向の互いに同じ向きに突出する複数の挿入部が設けられている。ハンマーレールは、各孔に挿入部が挿入されることによって、複数のブラケットに回動自在に支持されており、鍵の離鍵状態では、ハンマーレールにハンマーが当接している。また、ハンマーレールは、ソフトペダルの踏み込み時には、所定角度、回動し、それにより、ソフトペダル効果が付与される。さらに、ハンマーレールは、この所定角度よりも大きな角度まで弦側に回動可能に構成されている。
【0011】
また、複数の挿入部は、左右方向の互いに同じ向きに突出しており、対応する孔に同じ側から挿入される。さらに、ハンマーレールの回動角が所定角度よりも大きいときには、ストッパによって、ハンマーレールの左右方向への移動が許容される。したがって、アクションなどのメンテナンスなどの際に、ハンマーレールを取り外す場合には、ハンマーレールを、手動により、所定角度よりも大きな回動角で回動させた状態で、挿入部の挿入方向と逆方向に移動させるだけで、複数の挿入部のすべてを、孔から容易に引き抜くことができる。また、その状態から、ハンマーレールを挿入部の挿入方向に移動させるだけで、複数の挿入部のすべてを、孔に容易に挿入することができる。このように、ハンマーレールをブラケットから容易に着脱することができる。
【0012】
また、ハンマーレールの回動角が所定角度以下のときには、ストッパによって、ハンマーレールの左右方向への移動が規制される。これにより、ハンマーレールの回動角が所定角度以下のとき、すなわち、上記のように、手動によって強制的にハンマーレールを所定角度を超えて回動させない限りは、各挿入部が孔から抜け出るのを防止でき、ソフトペダルの踏み込み時などにおけるブラケットからのハンマーレールの予期しない外れを防止することができる。
【0013】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のアップライトピアノのハンマーレール装置において、複数の挿入部の突出量が互いに異なることを特徴とする。
【0014】
複数の挿入部の突出量が互いに等しい場合には、複数の挿入部のすべてを対応する孔に同時に位置合わせした状態で挿入しなければならず、非常に煩雑である。本発明によれば、複数の挿入部の突出量が互いに異なっているので、突出量が大きいものから順に挿入部を挿入することによって、すべての挿入部を同時に位置合わせすることなく、この挿入を容易に行うことができ、ハンマーレールをブラケットにさらに容易に取り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は、本実施形態によるハンマーレール装置を、鍵盤21、ハンマー31およびアクション41などとともに、離鍵状態において示している。なお、以下の説明では、演奏者側から見て手前側を「前」、奥側を「後」として説明する。また、同図を含むすべての図面では、便宜上、ハッチングが省略されている。
【0016】
鍵盤21は、左右方向(図1の奥行き方向)に並んだ多数の鍵22(1つのみ図示)によって構成されている。各鍵22は、筬23に立設されたバランスピン23aに回動自在に支持されており、筬23は、棚板11の上面に取り付けられている。
【0017】
ハンマー31は、鍵22ごとに設けられており(1つのみ図示)、各ハンマー31は、断面円形の細長い棒状に形成されたハンマーシャンク32と、ハンマーシャンク32の上端部に設けられたハンマーヘッド33を有している。ハンマーシャンク32は、アクション41の後述するバット44の上面に立設されており、上下方向に延びている。離鍵状態では、ハンマーシャンク32は、後述するハンマーレール1の緩衝材2aに後方から当接しており、ハンマーヘッド33は、後方に鉛直に張られた弦Sに対向している。
【0018】
アクション41は、鍵22ごとに設けられたウィッペン42、ジャック43およびバット44を有しており、左右方向に長く延びるセンターレール13に取り付けられ、鍵盤21の後端部の上方に配置されている。ウィッペン42およびバット44は、上記のセンターレール13に取り付けられたウィッペンフレンジ45およびバットフレンジ46に、それぞれ回動自在に支持されており、ウィッペン42は、離鍵状態において、対応する鍵22の後端部に載置されている。ジャック43は、ウィッペン42の上端部に回動自在に支持されており、離鍵状態において、バット44に下方から係合している。
【0019】
以上の構成により、鍵22が押鍵されると、ウィッペン42は、鍵22により突き上げられることによって、ジャック43とともに上方に回動し、それに伴い、ジャック43は、バット44を突き上げる。これにより、ハンマー31は、バット44とともに弦Sに向かって回動し、ハンマーレール1から離れ、その後、ハンマーヘッド33が弦Sを打弦することによって、ピアノ音が発生する。そして、押鍵が終了すると、ウィッペン42、ジャック43およびハンマー31が、押鍵前の元の位置に戻り、ハンマー31は、ハンマーレール1に当接する。
【0020】
ハンマーレール装置は、ハンマーレール1と、ハンマーレール1を回動自在に支持するブラケット12を有している。このブラケット12は、棚板11の後端部の左端部(低音側の端部)、中央および右端部(高音側の端部)にそれぞれ設けられている(右端部のもののみ図示)。各ブラケット12は、例えばアルミニウム軽合金により構成され、上下方向に延びており、その上端部が、アクションボルトによりフレーム(いずれも図示せず)に固定されるとともに、下端部が、棚板11に載置されたアクションベース(図示せず)に固定されている。また、ブラケット12は、その中央から前方に延びるレール支持部12a(ストッパ)を有しており、このレール支持部12aの上面の前端部には、例えばフェルトで構成された緩衝材12bが貼り付けられている。ブラケット12の中央には、左右方向に貫通する孔12cが形成されており(図3参照)、これらの孔12cは、直線状に整列するように配置されている。また、ブラケット12の下部に、前述したセンターレール13が固定されている。
【0021】
図2に示すように、ハンマーレール1は、扇状の中空の断面形状を有し、すべてのハンマー31にわたって左右方向に延びるハンマーレール本体2と、ハンマーレール本体2の下面の後部の左端部、中央および右端部にそれぞれ取り付けられた第1〜第3のフォーク3〜5を有している。ハンマーレール本体2は、例えばアルミニウム軽合金の押し出し成形品によって構成されており、その背面の上部には、長さ方向の全体にわたって、例えばフェルトで構成された緩衝材2aが貼り付けられている。また、ハンマーレール本体2の左端部には、ソフトペダル7に連結されたペダル突揚棒8(図5参照)が着脱自在に取り付けられている。
【0022】
低音側の第1フォーク3は、左右方向に若干延びる板状の基部3aと、その右端部から下方に若干延び、さらに後方に延びる板状のアーム部3bと、その後端部から左方に突出するピン状の挿入部3cを有している。
【0023】
中央の第2フォーク4は、第1フォーク3と同様の基部4a、アーム部4bおよび挿入部4cを有しており、高音側の第3フォーク5も、基部5a、アーム部5bおよび挿入部5cを有している。第1〜第3のフォーク3〜5の挿入部3c〜5cの突出量は、互いに異なる所定の大きさに設定されており、第3フォーク5のものが最も大きく、第1フォーク3のものが最も小さい。また、第1〜第3のフォーク3〜5は、それらの基部3a〜5aを各2つのねじ6でハンマーレール本体2に固定することによって、取り付けられている。
【0024】
また、第3フォーク5はさらに、基部5aの左端部から下方に若干延びる板状の当接部5dを有している。さらに、基部5aの左右方向の長さは、ブラケット12のレール支持部12aの厚さよりも大きくなっている。
【0025】
以上の構成のハンマーレール1は、第1〜第3のフォーク3〜5の挿入部3c〜5cが対応するブラケット12の孔12cに挿入されることによって、ブラケット12に回動自在に支持されている。また、ハンマーレール1は、ソフトペダル7が踏み込まれていない状態では、ブラケット12の緩衝材12bに上方から当接し、静止している(図1参照)。この状態では、第3フォーク5の当接部5dおよびアーム部5bは、ブラケット12のレール支持部12aの左右両側にそれぞれ位置し、レール支持部12aに左右方向にオーバーラップしている。
【0026】
また、ソフトペダル7が踏み込まれると、それに伴い、ハンマーレール1は、前述したペダル突揚棒8で突き上げられることによって、挿入部3c〜5cを中心として弦S側に所定角度θ、回動した位置で停止する(図3参照)。これに伴い、ハンマーレール1に当接するハンマー31もまた、弦S側に同じ所定角度θ、回動した位置に位置し、離鍵状態におけるハンマー31と弦Sとの間の距離が狭められる。これにより、ハンマー31による弦Sの打弦力およびそれにより発生するピアノ音が弱められることによって、ソフトペダル効果が付与される。また、この状態においても、当接部5dおよびアーム部5bはレール支持部12aに左右方向にオーバーラップしている。
【0027】
以上の構成によれば、ハンマーレール1を意図的に回動させない限り、ハンマーレール1の回動角は、ソフトペダル7が踏み込まれたときの所定角度θ以下であり、当接部5dおよびアーム部5bは、レール支持部12aに左右方向に必ずオーバーラップしている。その結果、ハンマーレール1が左右方向に移動したときに、アーム部5bおよび当接部5dがレール支持部12aに当接することによって、ハンマーレール1の左右方向への移動が規制される。これにより、ソフトペダル7の踏み込み時などにおいて、挿入部3c〜5cが孔12cから抜け出るのを防止でき、ブラケット12からのハンマーレール1の予期しない外れを防止することができる。また、そのようなハンマーレール1の移動の規制をブラケット12の既存のレール支持部12aを利用して行うので、この規制用に特別な部品を設ける必要がなく、それにより、ハンマーレール装置の大型化や製造コストの増大を防止することができる。
【0028】
そして、ソフトペダル7の踏み込みが終了し、ペダル突揚棒8による突き上げが解除されると、ハンマーレール1およびハンマー31は、ソフトペダル7の踏み込み前の元の位置に戻る。
【0029】
また、アクション41のメンテナンスなどを行う際におけるハンマーレール1の取り外しは、次のようにして行われる。すなわち、まず、ハンマーレール1からペダル突揚棒8を取り外した後、図4に示すように、ハンマーレール1を、所定角度θよりも大きな角度で弦S側に回動させる。これにより、当接部5dが、レール支持部12aから上方に外れ、レール支持部12aと左右方向にオーバーラップしなくなる。次いで、この状態から、ハンマーレール1を右方に押すと、ハンマーレール1は、レール支持部12aに邪魔されることなく右方に移動し、それにより、挿入部3c〜5cがブラケット12の孔12cから抜き出され、ハンマーレール1がブラケット12から取り外される。このように、ハンマーレール1を所定角度θよりも大きな角度で回動させ、右方に移動させるだけで、すべての挿入部3c〜5cを孔12cから容易に抜き出すことができ、ハンマーレール1をブラケット12から容易に取り外すことができる。
【0030】
さらに、ハンマーレール1の取り付けは、基本的には上記と逆の順により、すなわち、ハンマーレール1を所定角度θよりも大きな角度位置に位置させた状態で左方に移動させることによって、容易に行うことができる。また、この場合の孔12cへの挿入部3c〜5cの挿入は、突出量の大きい挿入部5c、4c、3cの順に行う。これにより、すべての挿入部3c〜5cを同時に位置合わせすることなく、この挿入を順次に容易に行うことができ、ブラケット12への取り付けをさらに容易に行うことができる。
【0031】
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、ブラケット12側に孔12cを、ハンマーレール1側に挿入部3c〜5cをそれぞれ設けているが、これらの配置を逆にし、ブラケット12側に挿入部を、ハンマーレール1側に孔を設けてもよい。また、実施形態では、ストッパとして、既存のレール支持部12aを用いているが、ストッパ用に設けた特別な部品を用いてもよい。
【0032】
さらに、実施形態では、挿入部3c〜5cの突出量がすべて互いに異なっているが、これらの挿入部が3つ以上ある場合に、これらの少なくとも2つを互いに異ならせてもよく、あるいは、これらの突出量をすべて互いに同じにすることもまた、本発明の趣旨の範囲内である。また、実施形態では、孔12cを、左右方向に貫通するように形成したが、挿入部3c〜5cの挿入方向にのみ開口する凹状に形成してもよい。さらに、実施形態では、挿入部3c〜5cが、左方に突出しているが、右方に突出してもよいことはもちろんである。また、ブラケット12の数は、実施形態の3つに代えて、2つまたは4つ以上でもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本実施形態によるハンマーレール装置を、アクションなどとともに離鍵状態において示す側断面図である。
【図2】図1のハンマーレールを拡大した斜視図である。
【図3】図1のハンマーレールなどを、ハンマーレールが所定角度θ、回動した状態において示す側断面図である。
【図4】図1のハンマーレールなどを、ハンマーレールが所定角度θよりも大きな角度で回動した状態において示す側断面図である。
【図5】ハンマーレール、ペダル突揚棒およびソフトペダルを示す図である。
【図6】従来のハンマーレールの斜視図である。
【図7】図6のハンマーレールを取り外す際の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
【0034】
1 ハンマーレール
3c 挿入部
4c 挿入部
5c 挿入部
7 ソフトペダル
12 ブラケット
12a レール支持部(ストッパ)
12c 孔
22 鍵
31 ハンマー
S 弦
θ 所定角度




 

 


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