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音楽記号入力装置及びコンピュータ・プログラム - 株式会社河合楽器製作所
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発明の名称 音楽記号入力装置及びコンピュータ・プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−47692(P2007−47692A)
公開日 平成19年2月22日(2007.2.22)
出願番号 特願2005−234614(P2005−234614)
出願日 平成17年8月12日(2005.8.12)
代理人 【識別番号】100086863
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 英世
発明者 岡 雅章
要約 課題
楽譜などの作成時、入力しようとする音楽記号をいちいち指示することなく、ポインティングデバイスなどの少ない操作で記号の種類を切り替えて、効率よく音楽記号の入力が行える音楽記号入力装置を提供する。

解決手段
表示部1上でポインタ2が表示される位置毎のデフォルトの音楽記号を記憶しておくと共に、マウス100の移動方向において、該デフォルト記号から変化する音楽記号を、その移動方向毎に、距離に応じて記憶しておく記号記憶部4と、表示部1上でポインタ2が表示される位置におけるデフォルトの音楽記号を上記記号記憶部4から読み出して、表示部1上に表示させ、さらにポインティング部3の所定の操作に基づき出力された特定の制御コードにより、記号記憶部4から、感知されたマウス100の移動方向と、距離と、に従った種類の音楽記号を読み出して、表示部1上に表示させる制御部5とを有している。
特許請求の範囲
【請求項1】
楽譜を表示する表示手段と、
表示された楽譜上で、任意の音楽記号を指示するポインタと、
特定のポインティングデバイスを有しており、該ポインティングデバイスの移動を感知して、上記ポインタを上記表示手段上で移動させ、且つその操作動作に従った制御コードを出力すると共に、特定の制御コードの出力があった場合に、上記ポインティングデバイスの移動距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、その方向とを、感知するポインティング手段と、
上記表示手段上でポインタが表示される位置毎のデフォルトの音楽記号を記憶しておくと共に、ポインティングデバイスの移動方向において、該デフォルト記号から変化する音楽記号を、その移動方向毎に、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つに応じて記憶しておく記号記憶手段と、
表示手段上でポインタが表示される位置におけるデフォルトの音楽記号を上記記号記憶手段から読み出して、表示手段上に表示させ、さらに上記ポインティング手段の所定の操作に基づき出力された特定の制御コードにより、記号記憶手段から、感知されたポインティングデバイスの移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った種類の音楽記号を読み出して、表示手段上に表示させる制御手段と
を有することを特徴とする音楽記号入力装置。
【請求項2】
上記記号記憶手段でデフォルトで記憶されている音楽記号とは異なる音楽記号を、表示手段上でポインタが表示される位置に表示させる場合に、該記号記憶手段には、任意の音楽記号を選択できる関連記号別の音楽記号が夫々の関連毎の種類別に記憶されており、ポインティング手段で任意の音楽記号を指定し、上記制御手段が記号記憶手段が指定された音楽記号を読み出して、表示手段上に表示させると共に、該ポインティング手段の所定の操作に基づき出力された特定の制御コードにより、記号記憶手段から、感知されたポイングデバイスの移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った、表示された上記音楽記号に関連する種類の音楽記号をさらに読み出して、表示手段上に表示させることを特徴とする請求項1記載の音楽記号入力装置。
【請求項3】
コンピュータを、
楽譜を表示する表示手段と、
表示された楽譜上で、任意の音楽記号を指示するポインタと、
特定のポインティングデバイスを有しており、該ポインティングデバイスの移動を感知して、上記ポインタを上記表示手段上で移動させ、且つその操作動作に従った制御コードを出力すると共に、特定の制御コードの出力があった場合に、上記ポインティングデバイスの移動距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、その方向とを、感知するポインティング手段と、
上記表示手段上でポインタが表示される位置毎のデフォルトの音楽記号を記憶しておくと共に、ポインティングデバイスの移動方向において、該デフォルト記号から変化する音楽記号を、その移動方向毎に、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つに応じて記憶しておく記号記憶手段と、
表示手段上でポインタが表示される位置におけるデフォルトの音楽記号を上記記号記憶手段から読み出して、表示手段上に表示させ、さらに上記ポインティング手段の所定の操作に基づき出力された特定の制御コードにより、記号記憶手段から、感知されたポインティングデバイスの移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った種類の音楽記号を読み出して、表示手段上に表示させる制御手段と
して機能させるコンピュータに読み込まれて実行可能な音楽記号入力用コンピュータ・プログラム。
【請求項4】
請求項3記載のコンピュータ・プログラムにおいて、上記記号記憶手段でデフォルトで記憶されている音楽記号とは異なる音楽記号を、表示手段上でポインタが表示される位置に表示させる場合に、該記号記憶手段には、任意の音楽記号を選択できる関連記号別の音楽記号が夫々の関連毎の種類別に記憶されており、ポインティング手段で任意の音楽記号を指定し、上記制御手段が記号記憶手段が指定された音楽記号を読み出して、表示手段上に表示させると共に、該ポインティング手段の所定の操作に基づき出力された特定の制御コードにより、記号記憶手段から、感知されたポイングデバイスの移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った、表示された上記音楽記号に関連する種類の音楽記号をさらに読み出して、表示手段上に表示させることを特徴とする請求項3記載の音楽記号入力用コンピュータ・プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、音楽記号入力装置及びコンピュータ・プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
楽譜などの音楽情報作成装置では、音符や音楽記号の種類を指定するための1つ目の方法として、メニューやツールバーから選択する方法、記号を配置したパレット状のダイアログから選択する方法がある。
【0003】
また、2つ目の方法として、パソコンのキーボードに記号の種類を割り当てたり、キーボードの操作により種類を変化させたりするという方法もある。
【0004】
3つ目の方法として、下記特許文献1に示すように、手書き操作子の譜面上の位置と押圧回数で音符などを入力する方法もある。
【0005】
さらに、4つ目の方法として、下記特許文献2に示すように、マウスの位置と時間経過で、音符の長さを入力する方法もある。
【特許文献1】特許第3455753号
【特許文献2】特開平5−224671号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、1つ目の方法は、入力する記号の種類を変更するためには入力したい場所とこれらのパレットなどとの間をマウスで移動する必要があり、効率が悪い。
【0007】
2つ目の方法は、マウスを操作しつつ、もう一方の手でパソコンのキーボードを操作しなければならず、やはり煩雑である。
【0008】
3つ目の方法は、必要な回数だけ、押圧操作を繰り返さねばならず、面倒であると共に、繰り返し回数が多いと、間違えて余計に押圧してしまい、一旦押圧回数が過ぎると、また同じ操作を繰り返さねばならず、非常に面倒で、効率が悪い。
【0009】
さらに4つ目の方法は、経過時間だけ待つ必要があり、また反対に最初の方で表示される音符などが目的の記号だとした場合、初めの表示の際に次の表示以降まで時間が経過してしまった場合、また同じ時間経過を待たねばならず、非常に面倒で、効率が悪い。
【0010】
本発明は、以上のような問題に鑑み創案されたもので、楽譜などの作成時、入力しようとする音楽記号をいちいち指示することなく、ポインティングデバイスなどの少ない操作で記号の種類を切り替えて、効率よく音楽記号の入力が行える音楽記号入力装置を提供せんとするものである。
【0011】
併せて、コンピュータを同様に機能させることが可能な楽記号入力用コンピュータ・プログラムについても提案する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そのため本発明に係る音楽記号入力装置は、
楽譜を表示する表示手段と、
表示された楽譜上で、任意の音楽記号を指示するポインタと、
特定のポインティングデバイスを有しており、該ポインティングデバイスの移動を感知して、上記ポインタを上記表示手段上で移動させ、且つその操作動作に従った制御コードを出力すると共に、特定の制御コードの出力があった場合に、上記ポインティングデバイスの移動距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、その方向とを、感知するポインティング手段と、
上記表示手段上でポインタが表示される位置毎のデフォルトの音楽記号を記憶しておくと共に、ポインティングデバイスの移動方向において、該デフォルト記号から変化する音楽記号を、その移動方向毎に、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つに応じて記憶しておく記号記憶手段と、
表示手段上でポインタが表示される位置におけるデフォルトの音楽記号を上記記号記憶手段から読み出して、表示手段上に表示させ、さらに上記ポインティング手段の所定の操作に基づき出力された特定の制御コードにより、記号記憶手段から、感知されたポインティングデバイスの移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った種類の音楽記号を読み出して、表示手段上に表示させる制御手段と
を有することを基本的特徴としている。
【0013】
また請求項2の音楽記号入力装置の構成は、請求項1の構成で、表示手段上でポインタが表示される位置に、上記記号記憶手段でデフォルトで記憶されている音楽記号とは異なる音楽記号を表示させる場合における、本構成の処理を規定している。すなわち、請求項1の構成において、上記記号記憶手段でデフォルトで記憶されている音楽記号とは異なる音楽記号を、表示手段上でポインタが表示される位置に表示させる場合に、該記号記憶手段には、任意の音楽記号を選択できる関連記号別の音楽記号が夫々の関連毎の種類別に記憶されており、ポインティング手段で任意の音楽記号を指定し、上記制御手段が記号記憶手段が指定された音楽記号を読み出して、表示手段上に表示させると共に、該ポインティング手段の所定の操作に基づき出力された特定の制御コードにより、記号記憶手段から、感知されたポイングデバイスの移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った、表示された上記音楽記号に関連する種類の音楽記号をさらに読み出して、表示手段上に表示させることを規定している。
【0014】
請求項3及び4の構成は、請求項1及び2記載の構成を、コンピュータに実行させるために、該コンピュータで実行可能なプログラム自身を規定している。すなわち、上述した課題を解決するための構成として、上記各手段を、コンピュータの構成を利用することで実現する、該コンピュータで読み込まれて実行可能なプログラムである。この場合、コンピュータとは中央演算処理装置の構成を含んだ汎用的なコンピュータの構成の他、特定の処理に向けられた専用機などを含むものであっても良く、中央演算処理装置の構成を伴うものであれば特に限定はない。
【0015】
上記各手段を実現させるためのプログラムが該コンピュータに読み出されると、請求項1又は2に規定された各機能実現手段と同様な機能実現手段が達成されることになる。
【0016】
請求項3のより具体的構成は、
コンピュータを、
楽譜を表示する表示手段と、
表示された楽譜上で、任意の音楽記号を指示するポインタと、
特定のポインティングデバイスを有しており、該ポインティングデバイスの移動を感知して、上記ポインタを上記表示手段上で移動させ、且つその操作動作に従った制御コードを出力すると共に、特定の制御コードの出力があった場合に、上記ポインティングデバイスの移動距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、その方向とを、感知するポインティング手段と、
上記表示手段上でポインタが表示される位置毎のデフォルトの音楽記号を記憶しておくと共に、ポインティングデバイスの移動方向において、該デフォルト記号から変化する音楽記号を、その移動方向毎に、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つに応じて記憶しておく記号記憶手段と、
表示手段上でポインタが表示される位置におけるデフォルトの音楽記号を上記記号記憶手段から読み出して、表示手段上に表示させ、さらに上記ポインティング手段の所定の操作に基づき出力された特定の制御コードにより、記号記憶手段から、感知されたポインティングデバイスの移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った種類の音楽記号を読み出して、表示手段上に表示させる制御手段と
して機能させるコンピュータに読み込まれて実行可能な音楽記号入力用コンピュータ・プログラムである。
【0017】
又請求項4のより具体的構成は、上記請求項3記載のコンピュータ・プログラムにおいて、上記記号記憶手段でデフォルトで記憶されている音楽記号とは異なる音楽記号を、表示手段上でポインタが表示される位置に表示させる場合に、該記号記憶手段には、任意の音楽記号を選択できる関連記号別の音楽記号が夫々の関連毎の種類別に記憶されており、ポインティング手段で任意の音楽記号を指定し、上記制御手段が記号記憶手段が指定された音楽記号を読み出して、表示手段上に表示させると共に、該ポインティング手段の所定の操作に基づき出力された特定の制御コードにより、記号記憶手段から、感知されたポイングデバイスの移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った、表示された上記音楽記号に関連する種類の音楽記号をさらに読み出して、表示手段上に表示させることを特徴としている。
【0018】
以上のようなプログラムの構成であれば、既存のハードウェア資源を用いてこのプログラムを使用することにより、既存のハードウェアで新たなアプリケーションとしての本発明の夫々の装置が容易に実現できるようになる。
【0019】
このプログラムという態様では、通信などを利用して、これを容易に使用、配布、販売することができるようになる。また、既存のハードウェア資源を用いてこのプログラムを使用することにより、既存のハードウェアで新たなアプリケーションとしての本発明の装置が容易に実行できるようになる。
【0020】
尚、請求項3又は4記載の各機能実現手段のうち一部の機能は、コンピュータに組み込まれた機能(コンピュータにハードウェア的に組み込まれている機能でも良く、該コンピュータに組み込まれているオペレーティングシステムや他のアプリケーションプログラムなどによって実現される機能でも良い)によって実現され、前記プログラムには、該コンピュータによって達成される機能を呼び出すあるいはリンクさせる命令が含まれていても良い。
【0021】
これは、請求項1又は2に規定された各機能実現手段の一部が、例えばオペレーティングシステムなどによって達成される機能の一部で代行され、その機能を実現するためのプログラムないしモジュールなどは直接存在するわけではないが、それらの機能を達成するオペレーティングシステムの機能の一部を、呼び出したりリンクさせるようにしてあれば、実質的に同じ構成となるからである。
【0022】
上記構成によれば、ポインティング手段により、ポインタを、上記表示手段上で表示させる。その際、制御手段により、表示手段上でポインタが表示される位置におけるデフォルトの音楽記号を、上記記号記憶手段から読み出して、表示手段上に表示させる。次にポインティング手段に対し所定の操作が行われると、特定の制御コードがポインティング手段により出力される。その出力と共に、ポインティング手段が、二次元方向に移動されると、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、その方向とが、ポインティング手段により感知される。すると、制御手段により、記号記憶手段から、感知されたポインティング手段の移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った種類の音楽記号を読み出して、表示手段上に表示させることになる。
【0023】
このように、音楽記号の入力位置で、ポインティング手段に対し所定の操作が行われた後、そのポインティング手段を二次元方向にずらす操作によって、音符などの長さ(種類)/臨時記号の有無/記号のバリエーションなどをその場で切り替え、任意の記号を表示させた状態で、上記操作の解除により、少ない移動で、様々な種類の音符などの音楽記号を入力することが可能となる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の請求項1及び2の音楽記号入力装置及び請求項3及び4記載の音楽記号入力用コンピュータ・プログラムによれば、楽譜などの作成時、入力しようとする音楽記号をいちいち指示することなく、ポインティングデバイスなどの少ない操作で記号の種類を切り替えて、効率よく音楽記号の入力が行えるという優れた効果を奏し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は、音楽記号入力用コンピュータ・プログラムをインストールして、音楽記号入力装置として使用するためのパソコンの構成を示している。同図に示すように、通常のパソコンの構成である。なお、後述する図で同一の構成は、同一の番号が付されている。
【0026】
図2は、上記パソコンの内部構成を示しており、システムバス10を介して、CPU11、ROM12、RAM13、画像制御部14、I/Oインターフェース16、ハードディスクドライブ17がつながっており、該システムバス10を介して、夫々のデバイスに制御信号、データの入出力がなされることになる。
【0027】
CPU11は、ROM12或いはRAM13に格納されるプログラムに基づき、音楽記号入力装置全体の制御を行う中央演算処理装置である。また予め設定された所定の周期でCPU11に割り込みをかけるタイマ回路を内蔵している。
【0028】
RAM13はプログラムエリアの他、画像データバッファ、ワークエリア等として使用される。
【0029】
I/Oインターフェース16を介してつながるCD−ROMドライブ102は、音楽記号入力用プログラムが格納されたCD−ROM108から、該プログラムや画像データなどを読み出す。そのプログラムや画像データなどは、後述するハードディスクドライブ17に、格納され、またメインとなるプログラムは上記RAM13に格納され、CPU11により実行される。
【0030】
上述のように、ハードディスクドライブ17は、音楽記号入力用プログラム及び画像データ等を格納する。
【0031】
画像制御装置14を介してつながるディスプレイ15は、CPU11の制御に基づき、該画像制御装置14から出力される映像情報を表示し、マウス100から入力された情報は、I/Oインターフェース16を経てCPU11に取り込まれる。キーボード104に関しても同様である。
【0032】
プリンタ106は、CPU11の制御に基づき、I/Oインターフェース16から出力される印字情報を印字する。
【0033】
本実施形態に係る楽記号入力用コンピュータ・プログラムを、コンピュータ(RAM13及びハードディスクドライブ17)に読み込ませて、(CPU11に)実行させることで、図3に示すように、楽譜を表示する表示部1と、表示された楽譜上で、任意の音楽記号を指示するポインタ2と、マウス100を有しており、該マウス100の移動を感知して、上記ポインタ2を上記表示部1上で移動させ、且つその操作動作に従った制御コードを出力する(I/Oインターフェース16が該制御コードを出力する)と共に、特定の制御コードの出力があった場合に、上記マウス100の移動距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、その方向とを、感知するポインティング部3(I/Oインターフェース16がこれらを感知する)と、上記表示部1上でポインタ2が表示される位置毎のデフォルトの音楽記号を記憶しておくと共に、マウス100の移動方向において、該デフォルト記号から変化する音楽記号を、その移動方向毎に、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つに応じて記憶しておく記号記憶部4と、表示部1上でポインタ2が表示される位置におけるデフォルトの音楽記号を上記記号記憶部4から読み出して、表示部1上に表示させ、さらに上記ポインティング部3の所定の操作(本実施形態構成では左ボタンを押す操作)に基づき出力された特定の制御コードにより、記号記憶部4から、感知されたマウス100の移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った種類の音楽記号を読み出して、表示部1上に表示させる制御部5とを有する、音楽記号入力装置が構成されることになる。
【0034】
本構成では、プログラムの起動時に、四分音符記号が表示されるようになっている。
【0035】
記号記憶部4にデフォルトで記憶される音楽記号の一例としては、ポインタ2が表示部1に表示された五線位置にある場合、四分音符記号であって、そのポインタ2が五線位置にあるときにマウス100の左ボタンを押すと、該ポインタ2の先端の位置が音階となる四分音符記号(五線のその位置に四分音符記号の符頭が位置する四分音符記号)が表示されることになる。それ以外の音楽記号の指定については、後述するようなパレット200が使用されてデフォルト記号が表示されることになる。
【0036】
また該記号記憶部4には、表示部1に表示された音楽記号に対し、マウス100の移動方向において、該音楽記号から変化する他の音楽記号が、その移動方向毎に、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つに応じて記憶されている。
【0037】
たとえば最初に表示される記号が四分音符記号の場合、マウス100の左ボタンが押されたまま、横方向に移動する場合、左方向に、8分音符記号、16分音符記号、32分音符記号が、また右方向に2分音符記号、全音符記号が、記憶されている。すなわち、音符の長さ種別の記号が記憶されている。
【0038】
またマウス100の左ボタンが押されたまま、該マウス100が縦方向に移動する場合、上方向に、その音楽記号に付加されるシャープ記号が、下方向に、その音楽記号に付加されるフラット記号が、記憶されている。すなわち、音符の半音上げ下げに関する種別の記号が記憶されている。
【0039】
また後述するように、デフォルトの音楽記号ではなく、パレット200において、別の音楽記号が選択された場合、それに併せた種別の音楽記号が記憶されている。たとえば後述するように、パレット200で演奏の強さを示すフォルテが選択された場合、右方向のマウス100の動きに対してはフォルテッシモの音楽記号が、記憶されている。
【0040】
このように、音楽記号の種類別に、マウス100の移動方向に応じて、音楽記号が、記号記憶部4に記憶されている。
【0041】
さらに制御部5による本実施例の音楽記号入力制御は、パレット200で指定しない通常の場合、表示部1上でポインタ2が表示される位置におけるデフォルトの音楽記号を上記記号記憶部4から読み出して、表示部1上に表示させる。たとえば、上述のように、ポインタ2が表示部1に表示された五線位置にあるときにマウス100の左ボタンを押すと、該ポインタ2の先端の位置が音階となる四分音符記号(五線のその位置に四分音符記号の符頭が位置する四分音符記号)が表示されることになる。
【0042】
そして上記マウス100の左ボタンを押し下げたままマウスをドラッグする操作に基づいて、特定の制御コードが出力され、それにより、記号記憶部4から、感知されたマウス100の移動方向と、距離、速度、加速度のうち少なくとも1つと、に従った種類の音楽記号を読み出して、表示部1上に表示させる。たとえば、最初に表示される記号が四分音符記号の場合、左ボタンが押されたままマウス100が横方向に移動する場合、左方向に、8分音符記号、16分音符記号、32分音符記号が、また右方向に2分音符記号、全音符記号が、夫々記号記憶部4から読み出されて、表示部1に表示される。
【0043】
また左ボタンが押されたままマウス100が縦方向に移動する場合、上方向に、その音楽記号に付加されるシャープ記号が、下方向に、その音楽記号に付加されるフラット記号が、夫々記号記憶部4から読み出されて、表示部1に表示される。
【0044】
また後述するように、デフォルトの音楽記号ではなく、パレット200において、別の音楽記号が選択された場合、それに併せた種別の音楽記号が、記号記憶部4から読み出されて、表示部1に表示される。たとえば後述するように、パレット200で演奏の強さを示すフォルテが選択された場合、右方向のマウス100の動きに対してはフォルテッシモの音楽記号が、夫々記号記憶部4から読み出されて、表示部1に表示される。
【0045】
図4〜図7は、五線上にポインタ2の先端が置かれたときに、音楽記号をどのように選択するかをマウス100の操作と共に示した説明図である。
【0046】
まず、図4に示すように、マウス100を操作し、表示部1に表示された五線譜上の五線の位置に、ポインタ2の先端位置を移動させる。このとき、後に表示される音符記号の音階位置に合わせるように、ポインタ2の先端位置を調整する。そして、マウス100の左ボタンを押す。すると、図5に示すように、制御部5により、表示部1上でポインタ2が表示される位置におけるデフォルトの四分音符記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上に表示される。
【0047】
この四分音符記号をさらに音長の短い音符記号に変更したい場合は、図6に示すように、マウス100の左ボタンを押し下げたまま、左方向にマウス100をドラッグする。すると、制御部5により、四分音符記号より音長の長さだけが短い8分音符記号が、上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上でポインタ2が表示される位置に、該8分音符記号が表示される。
【0048】
この8分音符記号をさらに音長の短い音符記号に変更したい場合は、図7に示すように、マウス100を左ボタンを押し下げたまま、さらに左方向にドラッグし続ける。すると、制御部5により、四分音符記号から8分音符を経て、音長の長さだけが短い16分音符記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上でポインタ2が表示される位置に、該16分音符記号が表示される。そこで、左ボタンを離すと、五線上のポインタ2の先端位置を符頭とする16分音符記号が表示され、その音符に決定される。それにより、制御部5は、RAM13に、この五線上の音符をその音階と共に、譜面データ(又は演奏データ)として記憶させる。
【0049】
逆に左ボタンを押し下げたまま上述の反対方向にマウス100を移動させると、二分音符、全音符に変更できることは言うまでもない。
【0050】
図8及び図9は、図4と同様な位置から、左ボタンを押し下げたまま、マウス100を上方向に動かした時の音楽記号の変化の状態を示す説明図である。
【0051】
図4と同様図8では、マウス100を操作し、表示部1に表示された五線譜上の五線の位置に、ポインタ2の先端位置を移動させる。このとき、後に表示される音符記号の音階位置に合わせるように、ポインタ2の先端位置を調整する。そして、マウス100の左ボタンを押し下げる。すると、同図に示すように、制御部5により、表示部1上でポインタ2が表示される位置におけるデフォルトの四分音符記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上に表示される。
【0052】
この四分音符記号に、さらに半音上げるシャープの臨時記号を付加したい場合は、図9に示すように、マウス100の左ボタンを押し下げたまま、上方向にドラッグする。すると、制御部5により、四分音符記号をそのままにし、その左隣に該四分音符を半音上げることを示すシャープの臨時記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上で四分音符記号の左側に、シャープの臨時記号が付加表示される。さらに続けて同じ方向にマウス100を移動させると、四分音符記号をそのままにし、その左隣にダブルシャープの臨時記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上で四分音符記号の左側に、ダブルシャープの臨時記号が付加表示される。
【0053】
逆にマウス100の左ボタンを押し下げたまま、上述の反対方向にマウス100を移動させる(下方に移動させる)と、上記音符記号に対し、半音下げるフラットの臨時記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上で四分音符記号の左側に、フラットの臨時記号が付加表示されることになる。さらに続けて同じ方向にマウス100を移動させると、四分音符記号をそのままにし、その左隣にダブルフラットの臨時記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上で四分音符記号の左側に、ダブルフラットの臨時記号が付加表示される。
【0054】
以上の構成では、五線譜に、音符記号を入力することが多いので、デフォルトとして、五線上にポインタ2を置き、マウス100の左ボタンを押し下げると、四分音符が読み出されて表示されるようにしていたが、このような音符記号以外の音楽記号を表示させたい場合は、図10に示すようなパレット200を使用して、行う。
【0055】
すなわち、五線譜上の五線の外側に常時表示されている、このパレット200の、変更したい音楽記号の種類のあるタグにポインタ2を置いて、左クリックし、同種類の音楽記号がまとめられたパレット200を表示させる。そして、希望する音楽記号の上にポインタ2を置いて、左ボタンを押し下げ、該音楽記号を五線譜の任意の箇所に表示させる。
【0056】
図11は、音の強さを表す種類の音楽記号(強弱記号)のうちフォルテfの音楽記号の上にポインタ2を置いて、左ボタンを押し下げ、該音楽記号を五線譜の上方に表示させた状態を示している。このときフォルテfの音楽記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1の五線の上方に、フォルテfの音符記号が表示されることになる。
【0057】
次に図12に示すように、マウス100の左ボタンを押し下げたまま、右方向にドラッグする。すると、制御部5により、上記フォルテfからさらに強いフォルテッシモffの音楽記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上でポインタ2が表示される位置に、該フォルテッシモffの音楽記号が表示される。さらに強い強弱記号にしたい場合は、続けてマウス100を左ボタンを押し下げたまま、右方向にドラッグする。すると、制御部5により、上記フォルテッシモffからさらに強いフォルテッシッシモfffの音楽記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上でポインタ2が表示される位置に、該フォルテッシッシモfffの音楽記号が表示される。そこで、左ボタンを離すと、五線の上方にフォルテッシモff又はフォルテッシッシモfffの音楽記号が表示され、その音楽記号に決定される。それにより、制御部5は、RAM13に、この五線上の音楽記号を、譜面データ(又は演奏データ)として記憶させる。
【0058】
なお、上記フォルテfの音楽記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1の五線の上方に、フォルテfの音符記号が表示されている状態から、マウス100を左ボタンを押した下げたまま、左方向にドラッグする。すると、制御部5により、上記フォルテfからやや強いメゾフォルテmfの音楽記号が上記記号記憶部4から読み出されて、表示部1上でポインタ2が表示される位置に、該メゾフォルテmfの音楽記号が表示される。
【0059】
反対に、同じ強弱記号のうちピアノpの音楽記号の上にポインタ2を置いて、左ボタンを押し下げて、以下同様な操作を行うと、メゾピアノmp、ピアノp、ピアニッシモpp、ピアニッシッシモpppなどの音楽記号を譜面上に入力させることができるようになる。
【0060】
図13は、以上のような音楽記号の入力処理の処理フローを示すフローチャートである。
【0061】
譜面上にポインタ2先端が置かれ、左ボタンを押し下げた時に、本実施例による音楽記号入力処理が実行される。
【0062】
まず五線上にポインタ2先端が置かれ、左ボタンが押し下げられた状態では、デフォルトで音符を表す音楽記号、本実施例では、四分音符がセットされる(音符の種類A=四分音符)。さらに、マウスの位置BがRAM13上に記録され、マウスの左ボタンが押し下げられたまま移動を開始すると、入力操作が開始したことを表す入力開始フラグCをTRUEにしておく(該フラグを立てる)。そして、マウス100の移動距離の累積Dを0に初期化しておく(ステップS100)。
【0063】
次のステップS102以下は、マウスを移動させているときの本コンピュータプログラムの処理の流れである。
【0064】
まず、前記マウス100の左ボタンが押し下げられることによって入力開始が指示されているかどうか、すなわち入力開始フラグCがTRUEであるかがチェックされる(ステップS102)。
【0065】
入力開始フラグが立っていれば(=TRUE;ステップS102;Y)、以後現在のマウス100の位置Eが抽出される(ステップS104)。さらに、入力開始した時の位置Bとの差分(E−B)、すなわち移動距離を求め、前回までの移動の累積Dに加算する(ステップS106)。
【0066】
このとき本フローチャートでは、マウス100の移動距離で音楽記号を変更するようにしているため、上記累積Dが閾値Xより大きくなったか否かをチェックする(ステップS108)。累積Dが閾値Xより大きかった場合(ステップS108;Y)、音符の種類Aを変更して、その位置で表示されている音符の表示を変更させる(ステップS110)。上記累積Dがプラス方向(右方向)に閾値を超えた場合、四分音符の次に長い音符である2分音符に、マイナス方向(左方向)に閾値を超えた場合、四分音符の次に短い音符である8分音符に表示を変更する。あるいは2分音符ではなく付点四分音符に変化させても良い。こうして閾値を超えて音符の種類を変更したら、移動の累積Dはゼロに初期化しておく(ステップS112)。
【0067】
なお、マウス100が移動しても、入力開始位置に表示されたポインタ2の位置は、その位置に固定して表示させる(ステップS114)ことで、入力位置が明確になりわかりやすい。
【0068】
音楽記号の入力処理が終了した時点、すなわちマウス100の左ボタンが離された時点で、音符の種類Aは、マウス100を移動した操作によって、四分音符から変化している可能性がある。このAであらわされた種類の音符の入力が確定したものとして、RAM13の音楽記号入力データの記録部分に、その位置情報Bなどと共に、記録される。また、入力開始フラグCはリセットされる(ステップS116)。
【0069】
以上で音楽記号の入力処理が終了する。再び譜面上にポインタ2先端が置かれ、左ボタンが押し下げられた時に、本実施例による音楽記号入力処理が実行されることになる。
【0070】
以上詳述した本実施例構成によれば、楽譜などの作成時、音楽記号の入力位置で、マウス100に対しボタンを押し下げる操作などが行われた後、そのマウス100を二次元方向にずらす操作によって、音符などの長さ(種類)/臨時記号の有無/記号のバリエーションなどをその場で切り替え、任意の記号を表示させた状態で、上記操作の解除により、少ない移動で、様々な種類の音符などの音楽記号を入力することが可能となる。
【0071】
尚、本発明の音楽記号入力装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明の音楽記号入力装置は、コンピュータ上乃至専用の楽譜入力装置において、譜面上への音楽記号を入力する場合に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】音楽記号入力用コンピュータ・プログラムをインストールして、音楽記号入力装置として使用するためのパソコンの構成を示す説明図である。
【図2】パソコンの内部構成を示す回路ブロック図である。
【図3】本実施形態に係る楽記号入力用装置の機能ブロック図である。
【図4】五線上にポインタ2の先端が置かれたときに、音楽記号をどのように選択するかをマウス100の操作と共に示した説明図である。
【図5】同説明図である。
【図6】同説明図である。
【図7】同説明図である。
【図8】五線上にポインタ2の先端が置かれたときに、音楽記号をどのように付加するかをマウス100の操作と共に示した説明図である。
【図9】同説明図である。
【図10】四分音符以外の音楽記号を表示させたい場合に使用されるパレット200の使用状態を示す説明図である。
【図11】強弱記号のうちフォルテfの音楽記号の上にポインタ2を置いて、左ボタンを押し下げ、該音楽記号を五線譜の上方に表示させた状態を示す説明図である。
【図12】マウス100の左ボタンを押し下げたまま、右方向にドラッグすることで、さらに強いフォルテッシモffの音楽記号が読み出されて、ポインタ2が表示される位置に、表示される状態を示す説明図である。
【図13】本実施例の音楽記号の入力処理の処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0074】
1 表示部
2 ポインタ
3 ポインティング部
4 記号記憶部
5 制御部
10 システムバス
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 画像制御装置
15 ディスプレイ
16 I/Oインターフェース
17 ハードディスクドライブ
100 マウス
102 CD−ROMドライブ
104 キーボード
106 プリンタ
108 CD−ROM
200 パレット




 

 


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