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椅子 - ヤマハ株式会社
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発明の名称 椅子
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−65022(P2007−65022A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−247393(P2005−247393)
出願日 平成17年8月29日(2005.8.29)
代理人 【識別番号】100101188
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 義雄
発明者 西谷 善樹 / 佐藤 雅樹
要約 課題
着座しながら楽な姿勢で発音でき、当該発音操作を容易且つ気軽に行うことができる椅子を提供すること。

解決手段
上面17Aを座部として形成するとともに、発音可能に設けられた中空形状の発音体12と、発音体12の前方に設けられて着座者Pの前方に位置する操作部13とを備えて椅子10が構成されている。操作部13は、発音体12から上方に延びる板状体19と、発音体12及び板状体19の前面側に張設された複数本の弦20とを備えている。着座者Pが各弦20を振動させる操作を行うことにより、発音体12から音を生じさせたり当該音の大きさや音色を変化させることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
所定高さに位置する座部と、この座部の下方に配置されて発音する発音体と、この発音体に連設されて着座者の前方に位置するとともに、着座者により発音体から生じる音を操作可能に設けられた操作部とを備えていることを特徴とする椅子。
【請求項2】
前記発音体は、床面上に載置される設置部と、この設置部に連設されて座部を前記所定高さに支持する支持部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の椅子。
【請求項3】
前記発音体は、中空形状に設けられている一方、前記操作部は、発音体内の空気を振動させる振動体を含んでいることを特徴とする請求項1又は2記載の椅子。
【請求項4】
前記操作部は、発音体から上方に延びる板状体を更に含み、前記振動体は、発音体及び板状体の前面側に張設された複数本の弦により構成されていることを特徴とする請求項3記載の椅子。
【請求項5】
前記板状体は、その延出方向が湾曲するように変形可能に設けられていることを特徴とする請求項4記載の椅子。
【請求項6】
前記発音体は、前方で打面を形成する膜体と、この膜体を張設して当該膜体の打撃音を共鳴させる共鳴体とを備え、前記操作部は、膜体の張力を変化可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の椅子。
【請求項7】
前記発音体は、ホーン状に形成されている一方、前記操作部は、一端側が発音体に連通し、他端側で吹き口を形成する管状に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の椅子。
【請求項8】
前記操作部は、その長さを調整可能に設けられていることを特徴とする請求項7記載の椅子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、椅子に係り、更に詳しくは、着座者の操作によって音を生じさせることができる椅子に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、音を発する椅子として、特許文献1に開示されたものが知られている。同文献の椅子は、座部と、この座部に設けられたスイッチと、このスイッチに接続された電子オルゴール等からなる発音装置と、この発音装置に接続されるスピーカとを備えて構成されている。このような構成では、ユーザが座部に着座することにより、スイッチが押されて発音装置が作動し、スピーカからメロディ等が発せられるようになっている。
【0003】
【特許文献1】実開平5−60351号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の椅子にあっては、着座することによりスイッチが押されるので、ユーザが立ったり座ったりするタイミングだけで発音を制御することとなり、当該制御に多大な体力を要するという不都合がある。しかも、座部に座りながら音色や音高を調整する等の操作が行えなくなり、発音やその操作に対する興味や楽しみを付与し難くなる、という不都合も招来する。
【0005】
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、着座しながら楽な姿勢で発音することができる椅子を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、発音させるための操作を容易且つ気軽に楽しむことができる椅子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明は、所定高さに位置する座部と、この座部の下方に配置されて発音する発音体と、この発音体に連設されて着座者の前方に位置するとともに、着座者により発音体から生じる音を操作可能に設けられた操作部とを備える、という構成が採用されている。
【0007】
本発明において、前記発音体は、床面上に載置される設置部と、この設置部に連設されて座部を前記所定高さに支持する支持部とを備える、という構成が好ましくは採用される。
【0008】
また、前記発音体は、中空形状に設けられている一方、前記操作部は、発音体内の空気を振動させる振動体を含む、という構成を採ることが好ましい。
【0009】
更に、前記操作部は、発音体から上方に延びる板状体を更に含み、前記振動体は、発音体及び板状体の前面側に張設された複数本の弦により構成されるとよい。
【0010】
また、前記板状体は、その延出方向が湾曲するように変形可能に設けられる、という構成も採ることができる。
【0011】
更に、前記発音体は、前方で打面を形成する膜体と、この膜体を張設して当該膜体の打撃音を共鳴させる共鳴体とを備え、前記操作部は、膜体の張力を変化可能に設けられる、という構成も好ましくは採用される。
【0012】
また、前記発音体は、ホーン状に形成されている一方、前記操作部は、一端側が発音体に連通し、他端側で吹き口を形成する管状に設けられる、という構成を採用することができる。
【0013】
更に、前記操作部は、その長さを調整可能に設けることが好ましい。
【0014】
なお、本明細書及び特許請求の範囲における方向若しくは位置を示す用語は、椅子を正面視した場合すなわち図1、図3及び図4中矢印A方向から見た場合を基準とし、「前」とは、矢印A方向から見た場合の手前側を示す一方、「後」とは、同奥行き側について用いられる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、着座者が座部に座りながら操作部の操作を手等により容易に行えるようになり、体力的に大きな負担を伴うことなく発音体から生じる音の高さや音色をバリエーション豊かに変化させることが可能となる。これにより、椅子に着座したときに、楽器を演奏するように楽しみながら発音でき、当該発音及びその操作に興味や関心をもつように自然に促すことが可能となる。しかも、操作部に対して着座者が上半身を前方にもたれ掛けることができ、リラックスした楽な姿勢で操作部を操作することが可能となる。
【0016】
また、設置部と、座部を支持する支持部とを発音体が備えているから、恰も楽器を変形して当該楽器の一部に着座可能とした外観を呈するようになり、アミューズメント性を高めて発音操作をより促進させることが可能となる。
【0017】
更に、発音体を中空形状とし、且つ、操作部が振動体を含んでいるので、振動体を振動させることにより、当該振動を発音体内で共鳴して発音させることができる。これにより、電気的に大掛かりな装置や設備を不要として構成の簡略化やセッティング作業の容易化を図ることが可能となる。また、振動体を振動させる力加減を変えることにより、発音の変化を微調整して種々の音色を奏することが可能となる。
【0018】
また、板状体と、複数本の弦からなる振動体とにより操作部を構成したので、椅子をギター等の弦楽器のように形成することが可能となる。このとき、板状体を湾曲変形可能とすれば、当該変形により弦の張力を変化させて音高等を調整する操作を行うことができる。
【0019】
更に、発音体が膜体及び共鳴体を備え、膜体の張力を操作部により変化可能としたから、椅子を膜鳴楽器のように形成して演奏することが可能となる。
【0020】
また、発音体をホーン状に形成し、且つ、操作部が吹き口を有する管状に形成されるので、椅子を管楽器のように形成して演奏することが可能となる。このとき、操作部の長さを調整可能とすれば、トロンボーンと同様の原理により、発する音の高さを変化させる操作を行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0022】
[第1実施形態]
図1には、第1実施形態に係る椅子の概略斜視図が示され、図2には、その使用状態を示す概略斜視図が示されている。これらの図において、椅子10は、クラシックギターやフォークギターを変形させたような構造となっており、円柱状の外観を呈する発音体12と、この発音体12の前方に連設された操作部13とを備えて構成されている。
【0023】
前記発音体12は、床面上に載置される設置部としての下壁部15と、この下壁部15の外周側に連設されるとともに、上下方向に向けられた円筒状をなす支持部としての周壁部16と、この周壁部16の上端側で所定高さ位置に支持されるとともに、略水平方向に沿って位置する上壁部17とを備えた中空形状に設けられている。周壁部16の前面側には、略円形をなす穴16Aが形成され、この穴16Aにより発音体12の内外が通じるようになっている。図2に示されるように、上壁部17の上面17Aにおいて着座者Pが着座可能となっており、ここにおいて、前記上面17Aにより座部が構成され、当該座部の下方に発音体12が配置される。
【0024】
前記操作部13は、発音体12における穴16Aの上方に取り付けられて上方に延びる板状体19と、この板状体19及び発音体12の前面側に張設された振動体を構成する複数本(本実施形態では3本)の弦20と、板状体19の上部に設けられるとともに、前記弦20の上部領域を支持する糸巻き21Aを備えたヘッド部21と、発音体12における穴16Aの下方に設けられて各弦20の下端側を支持するブリッジ部22とを備えて構成されている。板状体19は、その延出方向が湾曲して上端側が揺動するように弾性変形可能な材質により構成されている。各弦20は、糸巻き21A及びブリッジ部22を介して所定の張力に保たれており、着座者Pにより弾く操作を行うことで振動するようになっている。
【0025】
以上の構成において、発音体12における上面17Aに着座者Pが着座すると、当該着座者Pの前方に操作部13が位置し、この操作部13を操作することで発音体12から発音することができる。具体的には、着座者Pが手により弦20を弾くことにより当該弦20を振動させ、この振動が発音体12の内部で共鳴して当該発音体12から音を生じさせることができる。このとき、振動している弦20に触れて振動を停止すれば音も停止し、弦20を弾く力加減を変えることにより発音の音量を調整することが可能となる。また、弦20が振動している最中に、板状体19を湾曲変形させる操作を行うと、各弦20の張力が変化して発音体12から生じる音の高さや音色を調整することが可能となる。なお、着座者Pが板状体19の後面側に上半身をもたれ掛けてもよく、この場合、もたれ掛ける力を変化させることで、板状体19の変形量を調整することができる。
【0026】
従って、このような第1実施形態によれば、着座しながら発音体12から生じる音の高さや音量等を容易に操作することができ、着座者Pに発音やその操作に対する興味を気軽に持たせることが可能となる。また、クラシックギターに類似した原理により発音するので、恰も楽器を演奏するような感覚を着座者Pに付与することができ、発音を自然且つバリエーション豊かに楽しむことができる。更に、着座者Pの上半身を操作部13にもたれ掛けることができるので、リラックスしながら発音を行えるようになる。
【0027】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図3には、第2実施形態に係る椅子の概略斜視図が示されている。この図において、椅子30は、所定高さに位置する円盤状の座部31と、この座部31の下方に配置されるとともに、前後に延びる円柱状の外観を呈する発音体32と、この発音体32の前方に設けられた操作部33とを備え、バスドラムや太鼓等の膜鳴楽器を利用したような形態をなしている。
【0028】
前記発音体32は、床面上に載置されるとともに、前後方向に向けられた円柱状をなす共鳴体35と、この共鳴体35の前端側にリム36を介して張設されるとともに、前方で打面37Aを形成する膜体37とを備えて構成されている。膜体37は、座部31に着座した者が手や足により打面37Aを打撃可能に設けられ、この打撃により振動して打撃音を発する。この打撃音は、共鳴体35の内部で共鳴されて音量が増幅される。共鳴体35の後方における左右両側には、床面上に位置する一対の脚部38,38が設けられている。ここにおいて、共鳴体35における床面載置領域及び脚部38,38により設置部が構成され、前記床面載置領域より上方に位置する共鳴体35が前記座部31を支持する支持部として構成される。
【0029】
前記操作部33は、上下に延びる棒状部材により形成されている。操作部33は、その上部領域が座部31に着座した者の前方に位置する一方、下部領域が前記リム36に連結されている。操作部33は、着座者が上部領域を傾斜させるように操作することでリム36を変形可能に設けられている。この変形によって、膜体37の張力が変化し、発音体32から生じる打撃音の高さや大きさ等を調整可能となっている。なお、操作部33の上端側には、着座者が手等により叩くことで音を発する打楽器部39が設けられている。
【0030】
従って、このような第2実施形態によれば、第1実施形態と発音形態は異なるものの同様の効果を得ることができる。すなわち、座部31に着座しながら、打面37Aを叩いて発音したり、当該発音の高さ等を操作部33を介して操作したりすることができ、膜鳴楽器を演奏するように発音を気軽に楽しんだり、着座者に発音操作を自然に促すことが可能となる。
【0031】
[第3実施形態]
図4には、第3実施形態に係る椅子の概略斜視図が示されている。この図において、椅子40は、らっぱ状の管楽器を利用したような形態をなしており、四本の脚部41を介して所定高さに支持された座部42と、この座部42の下方に配置されるとともに、前方に向かうに従って拡開するホーン状に形成された発音体43と、この発音体43に一端側(下端側)が連通する管状の操作部44とを備えて構成されている。
【0032】
前記操作部44は、発音体43の後端側に連なって上方に延びる湾曲管部46と、この湾曲管部46の上端側に挿入されて上下方向に延びるとともに、前記座部42への着座者前方に位置する挿入管部47と、この挿入管部47の上端に連なって操作部44の他端側を形成するループ状管部48と、このループ状管部48に形成された吹き口49とを備えている。挿入管部47は、上下に移動可能に設けられており、これにより、操作部44全体の長さを調整可能となる。また、吹き口49は、トランペットやトロンボーンに用いられるマウスピースと略同様の構造をなし、所定の吹奏方法によって発音体43からの発音及びその発音の調整操作を行えるようになっている。
【0033】
従って、このような第3実施形態によれば、座部42に座って着座者の前方に位置する吹き口49を吹くことにより種々の音色の発音を行うことができ、この状態で上半身を上下させて挿入管部47を上下動し、操作部44の長さを変えることによって、恰もトロンボーンのように音の高さを調整して演奏することが可能となる。
【0034】
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施形態に対し、形状、位置若しくは方向、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】第1実施形態に係る椅子の概略斜視図。
【図2】図1の使用状態を示す説明図。
【図3】第2実施形態に係る椅子の概略斜視図。
【図4】第3実施形態に係る椅子の概略斜視図。
【符号の説明】
【0036】
10,30,40・・・椅子、12,32,43・・・発音体、13,33,44・・・操作部、15・・・下壁部(設置部)、16・・・周壁部(支持部)、17A・・・上面(座部)、19・・・板状体、20・・・弦(振動体)、31,42・・・座部、35・・・共鳴体、37・・・膜体、37A・・・打面、49・・・吹き口、P・・・着座者




 

 


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