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発明の名称 鍵盤装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−52411(P2007−52411A)
公開日 平成19年3月1日(2007.3.1)
出願番号 特願2006−199931(P2006−199931)
出願日 平成18年7月21日(2006.7.21)
代理人 【識別番号】100080931
【弁理士】
【氏名又は名称】大澤 敬
発明者 西田 賢一
要約 課題

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
鍵取付部と質量体取付部とを有するフレームと、前記鍵取付部に鍵回動部を介して回動自在に保持された白鍵と黒鍵からなる鍵と、該鍵の下方に設けられた駆動部によって駆動され、前記質量体取付部に質量体回動部を介して回動自在に保持された質量体と、前記フレームに設けられた質量体下限ストッパと質量体上限ストッパとを有し、該質量体下限ストッパと質量体上限ストッパ部によって前記鍵の駆動時及び非駆動時における前記質量体の回動範囲が制限される鍵盤装置において、
前記質量体は質量集中部を備え、該質量集中部を前記フレームの前記質量体上限ストッパを設けた位置より鍵長手方向の外方に突設させ、且つ前記白鍵の本体後端部上面と前記質量集中部の最上昇位置での上面とが実質的に同一面になるように構成したことを特徴とする鍵盤装置。
【請求項2】
支持部材と、この支持部材に対し揺動自在に保持された鍵と、該鍵の下方で前記支持部材に対して揺動自在に支持され、前記鍵の下方に設けられた駆動部を介して駆動されて揺動する質量体とを備えた鍵盤装置において、
前記質量体は、所定長を有する棒状金属材料からなる慣性モーメント発生部と、前記駆動部によって駆動される被駆動部と揺動自在に支持される被支持部とを含み、揺動支点からの長さが前記慣性モーメント発生部より短い駆動力伝達部とからなり、
前記慣性モーメント発生部は、質量集中部と該質量集中部を前記駆動力伝達部へ連設する連設部とからなり、
前記質量集中部が、該質量体の揺動の上限を規制する質量体上限ストッパより鍵長手方向の外方に突設し、揺動方向に沿って上方に延びた上延部を有していることを特徴とする鍵盤装置。
【請求項3】
請求項2記載の鍵盤装置において、前記質量集中部が、前記上延部からさらに前記連設部側に折り曲げられた平行部を有することを特徴とする鍵盤装置。
【請求項4】
請求項2記載の鍵盤装置において、前記質量集中部が、前記棒状金属材料を前記連設部を含む鉛直な面内で円又は円弧状に曲げて形成されていることを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
【請求項5】
請求項2記載の鍵盤装置において、複数の鍵が前記支持部材に対して揺動自在に保持され、該複数の各鍵ごとに前記質量体が設けられ、
前記複数の鍵のグループ毎又は各鍵毎に、対応する前記質量体における前記質量集中部の実効長又は形状の少なくとも一方を異ならせたことを特徴とする鍵盤装置。
【請求項6】
鍵取付部と質量体取付部とを有するフレームと、
前記鍵取付部に鍵回動部を介して回動自在に保持された白鍵と黒鍵からなる鍵と、
該鍵の下方に設けられた駆動部によって駆動され、前記質量体取付部に質量体回動部を介して回動自在に保持された質量体と、
前記フレームに設けられた質量体下限ストッパと質量体上限ストッパとを有し、
該質量体下限ストッパと質量体上限ストッパによって前記鍵の駆動時及び非駆動時における前記質量体の回動範囲が制限される鍵盤装置において、
前記質量体は、前記質量体回動部の対応部を介して前記駆動部の反対側に設けられ、前記対応部と前記駆動部との距離より遠い位置に設けた質量集中部を備え、
該質量集中部を前記フレームの前記質量体上限ストッパを設けた位置より鍵長手方向の外方に突設させ、
前記質量集中部は、その最上昇位置での上面が前記白鍵の本体部上面と前記フレームの前記質量体上限ストッパを保持する保持部の下面との間に位置するように設けたことを特徴とする鍵盤装置。
【請求項7】
鍵取付部と質量体取付部とを有するフレームと、
前記鍵取付部に鍵回動部を介して回動自在に保持された白鍵と黒鍵からなる鍵と、
該鍵の下方に設けられた駆動部によって駆動され、前記質量体取付部に質量体回動部を介して回動自在に保持された質量体と、
前記フレームに設けられた質量体下限ストッパと質量体上限ストッパとを有し、
該質量体下限ストッパと質量体上限ストッパによって前記鍵の駆動時及び非駆動時における前記質量体の回動範囲が制限される鍵盤装置において、
前記質量体は質量集中部を備え、該質量集中部は、前記質量体回動部の対応部を介して前記駆動部の反対側において、前記対応部と前記駆動部との距離より遠く、前記対応部から最も遠い位置である最外部に設けられ、該最外部から立ち上がる立ち上がり部を有し、
該立ち上がり部は、前記質量集中部の最上昇位置で前記質量体上限ストッパより上側に位置し、且つその上端が前記黒鍵の本体部上面より下方になるように配設したことを特徴とする鍵盤装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、電子オルガン、電子ピアノ、シンセサイザ等の電子鍵盤楽器あるいは電気鍵盤楽器に用いられる鍵盤装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、電子オルガンや電子ピアノ等の電子鍵盤楽器に用いられる鍵盤装置においても、ピアノのような自然楽器の鍵タッチ感触に近い重量感のあるタッチ感触が得られるように、各鍵に対応して一般にハンマと称される質量体を備えたものがある。そして、そのハンマが各鍵の押鍵動作に連動して揺動し、その動きに応じた力を押鍵力に対する反作用として付与して、所望の押鍵タッチ感触を得るようにしている。
そのハンマは、一般に金属材料で形成され、回動支点部から鍵長手方向の後方へ直線状に延びており、その質量をm、回動支点から質量中心(重心)までの距離をaとすると、慣性モーメントIは、I=maの関係があり、この慣性モーメントIによって押鍵時のタッチ感を重くすることができる。したがって、質量mが同じでも、上記距離aが長いほど指に受ける質量感(等価質量)が大きくなる。
【0003】
そこで、ハンマを直線状に延ばして設けると、その質量の分布が均等なため、ハンマの全長を長くしないと、その質量と回動支点から重心までの距離を充分とれない。そのため、所望のタッチ感触が得られるようにするにはハンマの全長を長くする必要があり、鍵盤装置の奥行きが大きくなってしまうという問題があった。
そこで、特許文献1に開示されているように、棒状金属材料からなるハンマの後端部を前方へ折り返すように折り曲げて質量集中部を形成することも知られている。このようにすると、質量が同じでもハンマの全長を短くすることができ、且つ重心の位置を回動支点から遠い後端部寄りにずらして上記等価質量を大きくすることができる。それによって、鍵盤装置の奥行きを大きくすることなく、所望のタッチ感触が得られるようにすることが可能になる。
【特許文献1】特許第2917863号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来のハンマを備えた鍵盤装置では、押鍵時の鍵に連動してハンマが回動したとき、その後端部の質量集中部が支持部材であるフレームの後端付近に設けられた質量体上限ストッパに当接して、その回動の上限が規制されるようになっている。その質量集中部は棒状金属材料が上側に折り返されているので、その折り返し部の後端付近が質量体上限ストッパに当接して回動が規制されるため、所望のタッチ感触を得るためにハンマの充分な回動角度を得ようとすると、質量体上限ストッパの位置をなるべく高くしなければない。
【0005】
そうすると、フレームの後端部を後方に延ばし、且つ高くしなければならないため、鍵盤の奥行きをあまり短くできず、後端部の高さが高くなるという問題がある。また、ハンマの質量を増加させるために質量集中部の折り曲げ部分の長さを長くすると、重心の位置が回動支点に近づく方向に移動してしまうため、上記等価質量はあまり増加せず、タッチ感を向上させる効果は小さいという問題もある。
【0006】
この発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、質量体(ハンマ)を備えた鍵盤装置において、質量体の全長を短くしても充分な等価質量が得られ、押鍵時の回動角度も大きくして所望のタッチ感触が得られるようにし、しかも、鍵盤装置の奥行きも高さも増加しないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、鍵取付部と質量体取付部とを有するフレームと、その鍵取付部に鍵回動部を介して回動自在に保持された白鍵と黒鍵からなる鍵と、その鍵の下面側に設けられた駆動部によって駆動され、上記質量体取付部に質量体回動部を介して回動自在に保持された質量体と、上記フレームに設けられた質量体下限ストッパと質量体上限ストッパとを有し、その質量体下限ストッパと質量体上限ストッパによって上記鍵の駆動時及び非駆動時における上記質量体の回動範囲が制限される鍵盤装置において、上記の目的を達成するため、次のように構成したことを特徴とする。
すなわち、上記質量体が質量集中部を備え、その質量集中部が上記フレームの上記質量体上限ストッパを設けた位置より鍵長手方向の外方に突設し、且つ上記白鍵の本体後端部上面と上記質量集中部の最上昇位置での上面とが実質的に同一面になるように構成した。
【0008】
また、支持部材と、この支持部材に対し揺動自在に保持された鍵と、その鍵の下方で前記支持部材に対して揺動自在に支持され、上記鍵の下方に設けられた駆動部を介して駆動されて揺動する質量体とを備えた鍵盤装置において、上記の目的を達成するため、次のように構成してもよい。
すなわち、前記質量体は、所定長を有する棒状金蔵材料からなる慣性モーメント発生部と、上記駆動部によって駆動される被駆動部と、揺動自在に支持される被支持部とを含み、揺動支点からの長さが上記慣性モーメント発生部より短い駆動力伝達部とからなる。
そ慣性モーメント発生部は、質量集中部とその質量集中部を上記駆動力伝達部へ連設する連設部とからなり、その質量集中部が、上記質量体の揺動の上限を規制する質量体上限ストッパより鍵長手方向の外方に突設し、上記質量体の揺動方向に沿って上方に延びた上延部を有している。
【0009】
この鍵盤装置において、上記質量集中部が、上記上延部からさらに上記連設部側に折り曲げられた平行部を有するようにするとよい。その場合の質量集中部の側面形状は、コ字状、釣針状、四角形、三角形など、種々の形状にすることができる。
あるいは、上記質量集中部が、上記棒状金属材料を上記連設部を含む鉛直な面内で円又は円弧状に曲げて形成されていてもよい。この場合の質量集中部の側面形状には、円形(ループ状)、半円形、U字状、渦巻状などが含まれる。、
【0010】
さらに、複数の鍵が上記支持部材に対して揺動自在に保持され、その複数の各鍵ごとに上記質量体が設けられ、その複数の鍵のグループ毎又は各鍵毎に、対応する質量体における上記質量集中部の実効長(延ばしたときの長さ)又は形状の少なくとも一方を異ならせ、キースケーリングをすることもできる。
その場合、質量体の等価質量が、低音側の鍵又は鍵のグループに対応するものほど大きく、高音側の鍵又は鍵のグループに対応するものほど小さくなるようにするとよい。あるいは、白鍵に対応する質量体の指に受ける質量感である等価質量が、黒鍵に対応する質量体の等価質量より大きくなるようにしてもよい。
【0011】
あるいはまた、上記質量体の質量集中部を、上記質量体回動部の対応部を介して上記駆動部の反対側で且つその対応部と上記駆動部との距離より遠い位置に設け、その質量集中部を上記フレームの上記質量体上限ストッパを設けた位置より鍵長手方向の外方に突設させ、その質量集中部の最上昇位置での上面が白鍵の(本体部)上面と上記フレームの上記質量体上限ストッパを保持する保持部の下面との間に位置するように設けてもよい。
【0012】
または、上記質量体の質量集中部を、上記質量体回動部の対応部を介して上記駆動部の反対側で且つ上記対応部と上記駆動部との距離より遠く、上記対応部から最も遠い位置である最外部に設け、その最外部から立ち上がる立ち上がり部を有するようにしてもよい。
その立ち上がり部は、上記質量体集中部の最上昇位置で上記質量体上限ストッパより上側に位置し、且つその上端が黒鍵の本体部上面より下方になるように配設する。
【発明の効果】
【0013】
この発明による鍵盤装置は、質量体の質量集中部をフレームあるいは支持部材の質量体上限ストッパを設けた位置より外方に突出させることにより、その質量集中部を質量体上限ストッパと鍵の上面までの厚み分だけ自由な変形加工が可能になり、質量集中部の質量を増加させることができる。それによって、質量体の全長を抑えつつ、回動中心から質量中心(重心)までの距離を大きく(等価質量を大きく)して、慣性モーメントを増加させることができる。また、押鍵時に各質量体は、質量集中部より回動中心寄りの上方に延びていない部分が質量体上限ストッパに当接して上限位置が規制されるので、回動角度も大きくなる。したがって、押鍵時の鍵のタッチ感を重くして、所望のタッチ感触を容易に得ることができる。
【0014】
しかも、質量体の後端部が最上昇位置でも鍵の上面から上方に突出せず、鍵盤後方部をフラットにし、高さを低くすることもでき、質量体の全長を長くしないで済むので、鍵盤装置の奥行きの増加も抑えることができる。したがって、実装設計の自由度が高くなり、小型で高性能の鍵盤楽器を提供できる。
【0015】
なお、上記質量集中部を、棒状金属材料を駆動力伝達部と質量集中部とを連設する連設部を含む鉛直な面内で上方に曲げて形成すれば、鍵幅方向に延びる部分がないので、隣接鍵の質量体との干渉を皆無にし、上方のスペースを活用できる。
また、各鍵あるいは鍵域ごとにその慣性モーメントを調整して、鍵タッチ感触のキースケーリングを行うこともできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1乃至図10はこの発明の一実施例を示す図であり、図1はこの発明による鍵盤装置を備えた電子楽器の鍵長手方向に沿う概略断面図、図2はその鍵盤装置の1オクターブの鍵域部分の平面図、図3は図1における矢示S方向から見た正面図、図4は白鍵の自由端側の下面図である。
【0017】
図5はその鍵盤装置を構成する鍵ユニットのみを、白鍵ユニットを実線で黒鍵ユニットを仮想線で示す平面図である。図6はその鍵ユニットの鍵共通保持部付近を拡大して示す側面図、図7は支持部材であるフレームの鍵取付部付近とそこに取り付けられた第1の白鍵ユニットの一部を示す斜視図、図8は黒鍵ユニットの一部を下方から見た斜視図である。
図9は図2に示した鍵盤装置を、鍵ユニットおよびスイッチ基板を取り除いて一部を破断して示す平面図、図10は黒鍵の質量体駆動部の側面図である。
【0018】
まず、主に図1に示す電子楽器の構成について説明する。この電子楽器1は、卓上型の電子オルガン、電子ピアノ、シンセサイザ等の電子鍵盤楽器であり、鍵盤装置2と上ケース60及び下ケース70と、図示していない電子回路部やスピーカなどからなっている。
鍵盤装置2は、多数の白鍵20と黒鍵40をフレーム10の鍵取付部10Kに取り付けて併設しており、それぞれ押鍵操作される鍵本体部だけを露出して、上ケース60と下ケース70からなるケース内に収納されている。その上ケース60と下ケース70は互いに嵌合しており、止めねじ71および図示していない複数の止めねじによって、鍵支持部材であるフレーム10と共に締め付けられて連結されている。
上ケース60の前面には口棒部64が設けられ、後部上面には譜面台62を差し込んで装着するための譜面台装着溝61が形成されている。下ケース70の下面の四隅にはゴム足76が取り付けられている。
【0019】
その各白鍵20と黒鍵40は、例えば図5に示すように1オクターブの鍵域ごとに一組の鍵ユニットKUを構成している。その鍵ユニットKUは、第1の白鍵ユニットKUW1と第2の白鍵ユニットKUW2と黒鍵ユニットKUBとによって構成されている。
第1の白鍵ユニットKUW1は、1オクターブの外側から一つ置きに4個の全音鍵である白鍵20(図2に示すC,E,G,B鍵)の各鍵本体部23が、それぞれ連結部24によって鍵共通保持部21に押離鍵方向に回動自在に連結している。
【0020】
第2の白鍵ユニットKUW2は、他の一つ置きに3個の全音鍵である白鍵20(図2に示すD,F,A鍵)の各鍵本体部23がそれぞれ連結部24によって鍵共通保持部22に押離鍵方向に回動自在に連結している。
黒鍵ユニットKUBは、図5では仮想線で示す5個の半音鍵である黒鍵40(図2に実線で示すC♯,D♯,F♯,G♯,A♯鍵)の各鍵本体部43がそれぞれ連結部42によって鍵共通保持部41に押鍵方向に回動自在に連結している。
この鍵ユニットKUにおいて、各連結部24、42がそれぞれ鍵回動部である。
【0021】
なお、図5において23は白鍵20の鍵本体部を、43は黒鍵40の鍵本体部をそれぞれ示しており、その各鍵本体部23,43の長手方向の長さは、当然ながら白鍵20の鍵本体部(以後「白鍵本体部」という)23の方が黒鍵40の鍵本体部(以後「黒鍵本体部」という)43よりも長い。
ここで、「白鍵」と「黒鍵」とは、必ずしも色が「白い鍵」と「黒い鍵」を意味するものではなく、上述のように鍵本体部の上面がフラットで長さが長い方の鍵で、押鍵により全音を発音させるための鍵を「白鍵」と、鍵本体部が白鍵より上方に突出し長さが短い方の鍵で、押鍵により半音を発音させるための鍵を「黒鍵」と、それぞれ便宜上称している。したがって、実際の鍵の白黒が逆であっても、上述した白鍵に相当する形状及び機能を持つ鍵を「白鍵」とし、上述した黒鍵に相当する形状及び機能を持つ鍵を「黒鍵」とする。
【0022】
これらの第1の白鍵ユニットKUW1と第2の白鍵ユニットKUW2と黒鍵ユニットKUBは、図6にも示すように、その各鍵共通保持部21,22,41が、互いに重なり合って鍵共通保持部30を形成する。その鍵共通保持部30は、第1の白鍵ユニットKUW1の鍵共通保持部21に形成されたレール状の嵌合用突条部21bに、第2の白鍵ユニットKUW2鍵共通保持部22に形成された嵌合用凹溝部22aが位置決め嵌合され、その鍵共通保持部22に形成されたレール状の嵌合用突条部22bに黒鍵ユニットKUBの鍵共通保持部41に形成された嵌合用凹溝部41aが位置決め嵌合されて一体化する。
【0023】
さらに、第1の白鍵ユニットKUW1の鍵共通保持部21に形成された嵌合用凹溝21aをフレーム10の鍵取付部10Kに形成されたレール状の嵌合用突条部15に位置決め嵌合させ、鍵共通保持部30を形成する鍵共通保持部21,22,41の取付孔44,26,26に図1に示す鍵ユニット組み付け用ねじ82を上方から挿通して、図6に示す鍵取付部10Kの鍵共通保持部取付用ねじ穴17にねじ込んで組み付けることによって、各鍵共通保持部21,22,41が鍵取付部10Kに共通に取り付けられる。
【0024】
このようにして、第1の白鍵ユニットKUW1と第2の白鍵ユニットKUW2と黒鍵ユニットKUBが、図2に示すように1オクターブ分の鍵ユニットKUとしてフレーム10上に組み付けられる。この鍵ユニットKUを必要な鍵域分だけ鍵並び方向に連接させて組み付けることにより、所要鍵数の鍵盤装置を構成することができる。
【0025】
ここで、第1,第2の白鍵ユニットKUW1,KUW2の各連結部24と、黒鍵ユニットKUBの連結部42の形状などの詳細について、図2及び図5乃至図8によって説明する。
黒鍵ユニットKUBの各黒鍵本体部43をそれぞれ鍵共通保持部41に押鍵方向に揺動可能に連結する連結部42は、図2及び図8に明示されているように、その鍵並び方向の全幅Waが黒鍵本体部40の鍵幅Wbよりも広く、その一部Wc,Wd(Wa,Wb,Wc,Wdは図8参照)が隣り合う白鍵20の連結部24と互いに重なり合うように幅広に構成され、その連結部42によって黒鍵40の押離鍵時における鍵幅方向の揺動を規制するようにしている。
【0026】
その黒鍵40の連結部42は、図6及び図8に明示されているように、押離鍵回動を可能にする薄肉ヒンジ部42bとその薄肉ヒンジ部42bより剛性の高い厚肉接続部42aとからなり、その厚肉接続部42aは黒鍵本体部43の後端部43e(図8)の両側面から隣接鍵方向にぞれぞれ突設して後方に延設し、薄肉ヒンジ部42bに接続されており、さらに鍵共通保持部41へと結合される。その薄肉ヒンジ部42bは、図2及び図8に明示されているように鍵幅方向の中間部に開口47を形成し、それによって左右の部分に分割されている。
【0027】
薄肉ヒンジ部42bをこのように形成することにより、押鍵方向の可撓性を高めながら、厚肉接続部42aとともに鍵幅方向(横方向)の力に対する断面二次モーメントを大きくして、鍵ガイドを使用しなくても黒鍵本体部43の鍵幅方向の横振れ(ヨーイング)を充分に規制できるようにしている。
なお、その連結部42における黒鍵本体部43の後端部43eの両側面からの厚肉接続部42aの突出量は、図2に示すように各黒鍵40ごとに異なっており、左右均等とは限らないし、各鍵によってもその幅長が異なっている。いずれにしても、黒鍵用連結部としての幅広部は、平均すると一鍵につき12/5=2.4鍵分の幅長を有し得ることになり、できる限りその鍵幅方向の全幅を広くとって、黒鍵本体部43の鍵幅方向の横振れを規制する効果を高めるようにしている。
【0028】
一方、第1,第2の白鍵ユニットKUW1,KUW2の白鍵本体部23をそれぞれ鍵共通保持部21又は22に押鍵方向に揺動可能に連結する各連結部24は、図5及び図7に明示されるように、その鍵並び方向の全幅Weが前述した黒鍵ユニットKUBの連結部42の鍵並び方向の全幅Waより狭く、白鍵本体部23の後端部の幅とほぼ同等の幅に形成されている。
【0029】
その各連結部24は、図6にも示すように、鍵幅方向に延びる薄肉の水平ヒンジ部24aと鍵の長手方向に沿って厚さ方向に延びる垂直ヒンジ部24bとからなり、垂直ヒンジ部24bは図5に明示されているように上方から見て「エ」の字状に形成されている。そして、薄肉の水平ヒンジ部24aの前端部が白鍵本体部23の後端43eに一体に接続し、垂直ヒンジ部24bの後端部が鍵共通保持部21又は22に一体に接続されている。
水平ヒンジ部24aは、白鍵本体部23を押鍵方向に揺動可能に支持し、垂直ヒンジ部24bは白鍵本体部23を鍵幅方向に揺動可能に支持する。そのため、白鍵本体部23の前端部の鍵並び方向の位置決めと横揺れの規制は、白鍵20の自由端側に設けた後述するガイド部によって行うようにしている。
【0030】
垂直ヒンジ部24bの存在理由は、鍵盤フレーム10及び鍵ユニットKUが樹脂で形成されているので、成形時の収縮誤差や熱冷却時の各部のバラツキによって、後述するキーガイド部12及び/又は被ガイド部33の位置精度が僅かにバラツクことがあっても、押離鍵時に鍵自由端部でストレスが発生しないようにするためである。
前述のように、黒鍵40の連結部42はその鍵幅方向の全幅が黒鍵本体部43の後端の鍵幅よりも広く、図2及び図5に明示されているように、その一部が隣合う白鍵20の連結部24と互いに重なり合う重なり部を有している。
【0031】
さらに、その連結部42における上記重なり部の一部として、上述した厚肉接続部42aの黒鍵本体部43の後端部43eの両側面から隣接鍵方向へ突設した部分が、隣接する白鍵20の鍵本体部23の後端部上面に重なるようにしている。また、図6及び図7に示すように、その白鍵本体部23の後端部の上面23aの高さが他の部分より低く設定された逃がし部25を白鍵本体部23の後端部に形成している。そして、第1,第2の白鍵ユニットKUW1,KUW2の上に黒鍵ユニットKUBを重ねて鍵盤装置を構成したとき、
その白鍵本体部23の逃がし部25に黒鍵40の連結部42の一部である厚肉接続部42aが嵌合して重なるようにしている。この実施例では、それによって白鍵本体23の上面23aと黒鍵40の連結部42の厚肉接続部42aの上面とが面一になっている。
【0032】
このように構成することにより、少なくとも黒鍵40に対してはガイド部を設けないで済む鍵盤装置において、白鍵20及び黒鍵40の各連結部24,42によるヒンジ機構が全て白鍵本体23の上面23aより下方に納まるため、高さを押えつつ鍵の支点近傍の実装設計(パネルレイアウト等)の自由度が向上する。さらに、黒鍵40と白鍵20の回動支点が上下方向に接近することから、鍵操作性という点からも、より演奏しやすい鍵盤装置が実現する。特に、スケーリング演奏(例えば、C,C,D,D,E,F,…鍵による)が操作しやすい。
【0033】
また、鍵盤装置の高さを抑えつつ白鍵本体部23の厚みを増すことができ、押鍵時に白鍵本体部23が曲がらないようにすることができる。さらに、白鍵本体部23を長くすることにより、平行押鍵に近くなるので弾き易くなる。
一方、黒鍵40についても、連結部42の厚肉接続部42aを高くすることなく充分な厚さを確保することができるので、鍵幅方向への横振れに対する剛性を高めることができる。
【0034】
ここで図1に戻って、支持部材であるフレーム10とその関連部分の構成について説明する。
このフレーム10は、図1において左下側に位置する前方下側部分と、右下側に位置する後方下側部分と、上側に位置する上方部分と、それらを補強するとともに接続するリブ部とが樹脂によって一体に成形されている。
【0035】
そして、前方下側部分には、白鍵ガイド12を一体に形成したガイド支持部11、白鍵用下限ストッパ保持部10F、鍵ユニットスライド面19、質量体取付部10G、および下ケース固定用のボス部10e〜10g等が形成されている。後方下側部分には、質量体下限ストッパ保持部10Lと下ケース固定用のボス部10h等が形成されている。さらに、上方部分には、鍵取付部10K、スイッチ基板取付部10S、質量体上限ストッパ保持部10H、および上部品取付部10J等が形成されている。
【0036】
鍵ユニットスライド面19は、前述した鍵ユニットKUをフレーム10に装着する際に利用される。すなわち、フレーム10の手前側からガイド支持部11とスイッチ基板80との間の隙間を通して鍵ユニットKUを挿入したとき、各白鍵20及び黒鍵40にそれぞれ設けられた駆動部である後述する質量体駆動部29,45の下端面29a,45をその鍵ユニットスライド面19の傾斜面に当接させて滑らせ、後述する白鍵用質量体50W及び黒鍵用質量体50Bの主被駆動部53W,53Bと副被駆動部54W,54Bとの間に、質量体駆動部29,45の嵌合部を自動的に嵌入させることができる。
【0037】
そのため、前記嵌合部291,451の上下面が、主被駆動部53W、53Bと副被駆動部54W,54Bとの間に嵌入されるので、押離鍵の両方向に鍵と質量体との間で力の伝達がなされる。
上部品取付部10Jには、上ケース60の上部に収容する操作パネル用基板等の部品を取り付けることができる。
【0038】
リブ部は、白鍵用下限ストッパ保持部10Fと鍵ユニットスライド面19の下側のリブ10a、ボス部10fの上側のリブ10b、質量体取付部10Gの内側のリブ10c、前方下側部分と後方下側部分と上方部分とを接続するメインのリブ10dとから成っている。これらのリブからなるリブ部は、図2に示すように鍵長手方向に沿って、鍵並び方向に間隔を置いて複数箇所(1オクターブにつき2箇所程度)に設けられている。
【0039】
白鍵用下限ストッパ保持部10Fの上面には、鍵並び方向に延びる帯状のフエルト材からなる白鍵用下限ストッパ34が貼着保持されている。質量体下限ストッパ保持部10Lの上面には、図2及び図9にも示されているように、後述する質量体(ハンマ)50W,50Bの並び方向に延びる帯状のフェルト材からなる質量体下限ストッパ84が貼着保持されている。また、質量体上限ストッパ保持部10Hの下面には、図7にも示されるように、質量体50W,50Bの並び方向に延びる帯状のフェルト材からなる質量体上限ストッパ83が貼着保持されている。
【0040】
ここで、白鍵のガイド部について図2乃至図4も参照して説明する。
フレーム10の前端側上部には、各白鍵の自由端付近に対応する位置に、板状のガイド支持部11が、図2及び図3に示されているように白鍵20の並び方向に沿って列設されている。その各ガイド支持部11の前面から前方へ突出するように、板状の白鍵ガイド12が垂直に形成されている。このガイド支持部11と白鍵ガイド12とは、上方又は下方から見ると図2に破線で示し、図4に仮想線で示すようにT字状のガイド部材となっている。
【0041】
一方、各白鍵20の自由端側には、その下面図を図4に示すように、白鍵本体部23の先端部20aにはケースに収納された状態で外部から見える部分の前端に外側前端壁31が設けられており、上面部はそれより僅かに前方へ突出している。その外側前端壁31より内側に内側前端壁32が白鍵本体部23の先端部20aの全高さ域に亘って形成されている。その内側前端壁32の鍵幅方向の中間部に、下端から鍵高さ方向に沿ってスリット33aを形成し、互いに前方へ対称的に湾曲して突出する対の被ガイド部33を形成している。この被ガイド部33のスリット33aの間隙幅を、白鍵ガイド12の厚さより僅かに大きくしている。
【0042】
そして、前述した鍵ユニットKUがフレーム10に装着されたときに、図2乃至図4に示すように、各白鍵ガイド12が各白鍵20の被ガイド部33のスリット33aに嵌入して、各白鍵20の先端部の位置位置決めと押鍵時の横振れの規制を行う。なお。各白鍵本体23は前述した連結部24の垂直ヒンジ部24bの作用で鍵幅方向に揺動可能であるから、多少の製造誤差や組み付け誤差があっても、無理なく各白鍵本体部23の配列位置を揃えることができ、押離鍵操作もスムーズに行うことができる。この各白鍵ガイド12と各白鍵20の被ガイド部33に潤滑用のグリースを塗布しておくとよい。
【0043】
再び図1に戻って、フレーム10のスイッチ基板取付部10S上にはスイッチ基板80が、スイッチ基板係止鉤35によって係止されて取り付けられており、そのスイッチ基板80上には、各白鍵20及び黒鍵40の長手方向の中間部に対応する位置に、図2にも破線で示すように多数の鍵スイッチ81が列設されている。
【0044】
この鍵スイッチ81は、それぞれ合成ゴム製のドーム状の可動部を有し、その可動部に一対の被押圧部(図2に2つの破線の小円形で示されている)とその内側に導電性ゴムによる一対の可動接点を備えており、その各可動接点がスイッチ基板80上に形成された二組の固定接点と対向して、2接点(2メイク)の鍵スイッチを構成している。そして、白鍵20又は黒鍵40の押鍵時に、その下面で可動部が押圧されて一対の可動接点が二組の固定接点に順次接触して各接点をONにし、それが押鍵信号として出力される。また、その各接点がONになったタイミングの時間差によって押鍵速度を検出することができ、その検出した押鍵速度に応じて発生する楽音を制御することができる。
【0045】
次に、この鍵盤装置2には、各鍵の押鍵時に重量感のあるタッチ感触が得られるように各鍵に連動する質量体(一般にハンマと称されている)を備えているので、それについて図1の他に図2、図9及び図10も参照して説明する。
各白鍵20に対しては白鍵用質量体50Wが、各黒鍵40に対しては黒鍵用質量体50Bが、それぞれ後述する質量体回動部(回動軸14W,14B)を介してフレーム10の質量体取付部10Gに図1で矢示M方向に回動(揺動)自在に取り付けられている。
【0046】
その白鍵用質量体50Wと黒鍵用質量体50Bは殆ど同じ構成になっており、揺動被支持部51W又は51Bと主被駆動部53W又は53Bと副被駆動部54W又は54Bとが樹脂によって一体に成形されて、駆動力伝達部を構成している。そして、揺動被支持部51W又は51Bに、鉄材等の棒状金属材料による慣性モーメント発生部52W又は52Bの前端部をアウトサート成形にて一体化している。
【0047】
慣性モーメント発生部52W及び52Bの後端部は、それぞれ曲げ加工によって上方へ略直角に曲げられて、揺動方向に沿って上方に延びた上延部Uを形成し、さらに前方へ戻るように後述する連設部側に略直角に曲げられて平行部Pを形成しており、黒鍵用質量体50Bの慣性モーメント発生部52Bの後端部はコ字状の質量集中部52Bcを形成している。白鍵用質量体50Wの慣性モーメント発生部52Wの後端部はさらに下方へ略直角に曲げられて、略矩形ループ状の質量集中部52Wcを形成している。
【0048】
この質量集中部52Wc及び52Bcは、フレーム10の質量体上限ストッパ保持部10Hよりも鍵長手方向の外方(後方)に突出しており、且つ慣性モーメント発生部52W,52Bがそれぞれ質量体上限ストッパ83に当接する最上昇位置で、その上面が白鍵20の鍵本体部43の上面あるいは黒鍵40の厚肉接続部42aの上面と実質的に同一面になるようにしている。慣性モーメント発生部52W,52Bにおける質量集中部52Wc,52Bcより前方の部分が質量集中部52Wc,52Bcを前述した駆動力伝達部に連設する連設部となっている。
【0049】
各質量体50W,50Bの揺動被支持部51W,51Bには、それぞれ半径方向に凹部を形成するとともにその凹部の下側から後方にガイド舌片Qを突設した軸受部(フレーム側の質量体回動部に対応した質量体回動部対応部)13W,13Bが設けられている。一方、フレーム10の質量体取付部10Gの上面には、図9にも示すように鍵長手方向に平行に、鍵幅方向に所定の間隔で対向するそれぞれ対の支持リブ10W,10Bが一体に立設され、その対の支持リブ間を橋渡しするように、質量体回動部である回動軸14W,14Bが設けられている。質量体取付部10Gには図2に示すように、この回動軸14W,14Bを成形する際に型が入り込むための開口38,48が形成されている。なお、図1では、対の支持リブ10Wの手前側の支持リブを除去して示している。
【0050】
そして、各質量体50W,50Bの質量体回動部対応部である軸受部13W,13Bの凹部に質量体回動部である回動軸14W,14Bを嵌入させることにより、白鍵用質量体50Wが軸受部13Wと回動軸14W及び対の支持リブ10Wを介して、黒鍵用質量体50Bが軸受部13Bと回動軸14B及び対の支持リブ10Bを介して、それぞれ質量体取付部10Gに揺動可能に軸支される。
この軸支位置すなわち回動軸14W,14Bの鍵長手方向の位置は、図2及び図9から分かるようにずれており、白鍵用質量体50Wに対する回動軸14Wの方が黒鍵用質量体50Bに対する回動軸14Bよりも前端寄りになっている。
【0051】
そして、各白鍵用質量体50Wの前端部には、図1に示されるように主被駆動部53Wと副被駆動部54Wとが、上下方向に間隔を置いて揺動被支持部51Wと一体に設けられており、主被駆動部53Wの方が副被駆動部54Wよりも前方へ突出している。一方、各白鍵20の図4に示す幅広部の後端部付近の下面に、質量体駆動部29が図1に示すように下方へ真っ直ぐに突設されている。その質量体駆動部29の下端面は対応する白鍵用質量体50Wの主被駆動部53Wの上面に当接する。また、その質量体駆動部29の下部は背面を開口した空洞に形成されており、そこに副被駆動部54Wの前端部が図1に破線で示すように緩く入り込む。
【0052】
このように構成することによって、白鍵20が押鍵されたときに質量体駆動部29が下降して主被駆動部53Wを駆動し、白鍵用質量体50Wを回動軸14Wを支点として図1で反時計方向へ、慣性モーメント発生部52Wの部分Cが質量体上限ストッパ83に当接する仮想線で示す位置まで回動させるので、重量感のあるタッチ感触が与えられる。離鍵時には、質量体駆動部29の下端内壁が副被駆動部54Wに係合してそれを上昇させるので、白鍵用質量体50Wは回動軸14Wを支点として図1で時計方向へ回動して、質量集中部52Wcが質量体下限ストッパ84に当接する実線で示す位置へ速やかに復帰する。
このように、白鍵20と白鍵用質量体50Wとが常に連動して回動するように、質量体駆動部29を白鍵用質量体50Wの主被駆動部53Wと副被駆動部54Wとに係合させるようにしている。
【0053】
各黒鍵用質量体50Bの前端部にも同様に、図10に仮想線で示す主被駆動部53Bと副被駆動部54Bとが、上下方向に間隔を置いて揺動被支持部51B(図9参照)と一体に設けられており、主被駆動部53Bの方が副被駆動部54Bよりも前方へ突出している。一方、各黒鍵40には図10に示すように、その前端部の下面に質量体駆動部45が突設されている。この質量体駆動部45は、下方、前方、下方とクランク状に曲がって延び、その下端面45aを対応する黒鍵用質量体50Bの主被駆動部53Bの上面に当接させ、その鍵長手方向の位置が図9に仮想線で示すように、白鍵用の質量体駆動部29の下端面と白鍵用質量体50Wの主被駆動部53Wとの当接位置と揃うようにしている。
【0054】
この質量体駆動部45の下端部も背面を開口した空洞に形成されており、そこに副被駆動部54Bの前端部が図10に仮想線で示すように緩く入り込む。
これによって、上述した白鍵20と白鍵用質量体50Wの場合と同様に、黒鍵40と黒鍵用質量体50Bも常に連動して回動する。
【0055】
そして、この実施例では前述のように質量体駆動部45を白鍵20の下方で手前側に延ばして、白鍵20と黒鍵40の各質量体駆動部29,45による白鍵用質量体50Wと黒鍵用質量体50Bの鍵長手方向の駆動位置を略同じ位置に揃えている。一方、白鍵用質量体50Wと黒鍵用質量体50Bの回動支点となる回動軸14Wと14Bの鍵長手方向の位置は異なって(千鳥状配置になって)いる。
【0056】
これにより、各質量体駆動部29,45によって白鍵用質量体50Wと黒鍵用質量体
.50Bが駆動される点から回動支点までの距離が、黒鍵用の方が白鍵用より長くなり、黒鍵用質量体50Bの慣性モーメント発生部52Bの回動支点から質量体上限ストッパ83に当接する部分Cまでの距離が、白鍵用質量体50Wの慣性モーメント発生部52Wの回動支点から質量体上限ストッパ83に当接する部分Cまでの距離より短くなるので、白鍵20と黒鍵40の押鍵感触のバランスをとることができる。
【0057】
ここで、この実施例における白鍵用質量体50Wと黒鍵用質量体50Bはまた、前述したように質量集中部52Wc及び52Bcがフレーム10の質量体上限ストッパ保持部10Hよりも鍵長手方向の外方(後方)に突出しており、且つ慣性モーメント発生部52W,52Bがそれぞれ質量体上限ストッパ83に当接する最上昇位置で、その上面が白鍵20の鍵本体部43の上面あるいは黒鍵40の厚肉接続部42aの上面と実質的に同一面になるようにしている理由について説明する。
【0058】
質量体(ハンマ)付きのピアノ系鍵盤装置においては、押鍵タッチ感の実現のために実装スペースとのバランス取りが重要になる。ことに低価格帯の楽器になるほど楽器本体の寸法的制約が大きくなり、鍵盤としての性能を犠牲にしなくてはならない可能性が高くなるので、その中で最大限スペース効率を稼ぐことが必要になる。最低限省略できない部材とその他の機能部品が同じ高さに並ぶことによって、無駄なスペースを全くなくすことができる。特に重要なのは、質量体(ハンマ)の移動量でほぼユニット高さが決まってしまうことである。
【0059】
そこで、質量体の質量集中部をフレームの質量体上限ストッパ保持部よりも鍵長手方向の外に出してしまうことにより、質量体の等価質量の向上と重量の軽量化およびそれによるコストダウンを同時に図ることが可能になる。
質量感は、質量体の回動支点から重心までの距離の2乗に比例するので、質量集中部は極力回動支点から遠くにあるのが望ましい。そのため、質量集中部をフレームから外に出し、さらに、上方へ回動したときにその質量集中部の上端がフレームや鍵の最高点と同じ高さになるようにすることによって、タッチ感の向上と実装自由度の確保を高次元で両立させることができる。
【0060】
さらに、押鍵時に質量体50W又は50Bは、その慣性モーメント発生部52W又は52Bにおける質量集中部52Wc又は52Bcより回動中心寄りの上方に延びていない連設部の当接部Cが質量体上限ストッパ83に当接して上限位置が規制されるので、質量体上限ストッパ83の位置が従来より低くても回動角度を大きくすることができる。この点でも、押鍵時の鍵のタッチ感を重くして、所望のタッチ感触を得ることが容易になる。
【0061】
したがって、図1に示す質量体50W,50Bの質量集中部52Wc,52Bcは、質量体回動部(回動軸14W,14B)の対応部である軸受部13W,13Bを介して質量体駆動部29、45の反対側に設けられ、上記対応部である軸受部13W,13Bと質量体駆動部29、45との距離より遠い位置に設けられている。
そして、その質量集中部52Wc,52Bcをフレーム10の質量体上限ストッパ83を設けた位置より鍵長手方向の外方に突設させ、その質量集中部52Wc,52Bcの最上昇位置での上面が白鍵本体部23の上面23aとフレーム10の質量体上限ストッパ83を保持する質量体上限ストッパ保持部10Hの下面との間に位置するように設けている。
【0062】
あるいは、その質量集中部52Wc,52Bcは、上記対応部である軸受部13W,13Bから最も遠い位置である最外部に設けられ、その最外部から立ち上がる立ち上がり部である上延部Uを有し、その立ち上がり部は、質量集中部52Wc,52Bcの最上昇位置で質量体上限ストッパ83より上側に位置し、且つその上端が黒鍵本体部43の上面より下方になるように配設されるようにしてもよい。
【0063】
また、この実施例では、各質量体50W,50Bの質量集中部52Wc,52Bcを、棒状金属部材の後端部を鍵の押離鍵方向の上方に折り曲げ、さらに連設部側に折り曲げて形成しているので、質量体50W,50Bの全長を余り長くせずに等価重量を大きくして慣性モーメントを増加し、タッチ感触を高めることができる。しかも、その質量集中部52Wc,52Bcは棒状金属部材の径と同じ幅で押離鍵方向に平行な空間内(連接部を含む鉛直な面内)で折り曲げられているので、隣接鍵の質量体との干渉をさけ、上方のスペースを有効に活用できる。
【0064】
この質量集中部52Wc,52Bcの折り曲げ形状は、コ字状や方形に限らず、U字状、三角形、円形、渦巻状など種々の形状にすることができる。その具体例は後述する。
さらに、この実施例では、白鍵用質量体50Wの質量集中部52Wcは、図1に示されているように棒状金属材料を側面形状が四角形になるように折り曲げて形成し、黒鍵用質量体50Bの質量集中部52Bcは、図1では判りにくいが、棒状金属材料を側面形状がコ字状になるように折り曲げて形成している。このように、白鍵用質量体50Wと黒鍵用質量体50Bの質量集中部52Wcと52Bcの実効長(伸ばしたときの長さ=重量)を異ならせており、それによって白鍵20と黒鍵40のタッチ感触を揃えるようにしている。
【0065】
また、この実施例の鍵盤装置2は、図1で説明したようにフレーム10の各部が多くのリブによって支持されて一体に形成されている。そして、そのリブのうちで最も大きいリブ10dの下縁端の少なくとも一部(図1の例では鍵長手方向に沿う中間部)が、各質量体50W,50Bが実線で示す最下降状態にあるときの下縁に沿って形成されている。このようにすることによって、フレーム10の下部にできる空間を有効に利用できる。例えば、鍵及び質量体の配列方向(鍵幅方向)に長い機能部品等を容易に配置することができる。
【0066】
この場合、質量体50W,50Bの軸受部13W,13Bと質量体取付部10G側の回動軸14W,14Bとによる回動支点部を、支持部材であるフレーム10の最下端から所定の高さ位置に設け、質量体50W,50Bのの下部にその移動範囲外の空間を形成しており、その空間の最上部をリブ10dの下縁の一部と一致させるように構成している。
さらに、そのフレーム10の下端に装着する下ケース70に上記空間内に入り込む凹陥部を形成して、その凹陥部を機能部材収容部とすることができる。図1に示す例では、凹陥部の一つを電池あるいは電池パックを収容する電池室18としており、蓋75を着脱可能に設けている。
【0067】
このようにすれば、ポータプル型の電子鍵盤楽器の場合には、必要な電池又は電池を内蔵した電池パックを、余分なスペースを設けずに(鍵盤装置の高さ方向の寸法を大きくすることなく)収納できる。
もう一つの凹陥部は機能部品収納部16とし、ここに鍵並び方向に長い種々の機能部品を収納することを可能にしている。この機能部品収納部16に、下ケース70に対してフレーム10を嵌め込む時の仮保持部材を嵌入させたり、コードやマイクなどの付属品を収納することもできる。
【0068】
その下ケース70は、止めねじ72,73,74によってフレーム10のボス部10f,10g,10hにねじ止めされる。
フレーム10と下ケース70を一体にして、下ケースの一部に鍵ユニット及び質量体を支持させるようにすることも可能である。
【0069】
また、支持部材であるフレーム10の最下端は、フレーム10の下面の2又は3箇所だけに分散して設けられている。図1に示した例では、ボス部10fと10hの下面だけがフレーム10の最下端であり、他の部分はその最下端より高い位置になっている。例えば、ボス部10gの下面はボス部10fの下面より少し高くなっている。最下端が2箇所の場合は、少なくとも一方がある程度の長さを有する必要がある。
このようにすれば、この鍵盤装置2を、下ケース70を装着せずに鍵盤楽器の棚板上に直接載置する場合に、ガタつくことなく安定して載置することができる。
【0070】
ここで、この発明による鍵盤装置における質量体の特徴及びその質量集中部の異なる形状例について、図11乃至図13によって説明する。
図11及び図12はこの発明による鍵盤装置の質量体の形状が異なる実施例を簡略化して示す側面図であり、質量体の符号は白鍵用と黒鍵用とで区別せず、前述した各図における「W」と「B」を除いた符号を付している。
【0071】
図11に示す例では、白鍵20及び黒鍵40が、それぞれフレーム10に鍵回動部5を介して回動自在に保持されている。その各白鍵20及び黒鍵40の下方には、それぞれ質量体(ハンマ)50がフレーム10側に設けられた回動軸14によって回動可能に支持されている。その各質量体50は、白鍵20又は黒鍵40の押鍵時にその下方に設けられた質量体駆動部29又は45によって被駆動部53が駆動されて、実線で示す位置から仮想線で示す位置まで回動する。
【0072】
この各質量体50は、所定長を有する棒状金属材料からなる慣性モーメント発生部52と、その慣性モーメント発生部52を支持する揺動被支持部51と被駆動部53とを含み、揺動支点からの長さが慣性モーメント発生部52より短い駆動力伝達部とからなる。そして、慣性モーメント発生部52は、質量集中部52cとその質量集中部52cを上記駆動力伝達部へ連設する連設部とからなる。その質量集中部52cは、フレーム10の質量体上限ストッパ83を設けた位置より鍵長手方向の外方に突設しており、揺動方向に沿って上方に延びた部分を有している。図に示す例では、その端部がさらに連設部側に折り曲げられた部分を有している。
【0073】
各質量体50は、フレーム10の下部に設けられた質量体下限ストッパ84と上部に設けられた質量体上限ストッパ83によって、白鍵20又は黒鍵40の駆動時及び非駆動時における回動範囲が制限される。
そして、白鍵20の上面及び黒鍵40の後端部上面と、各質量体50の質量集中部52cの最上昇位置での上面とが実質的に同一面になるように構成している。
【0074】
このように構成することによって、この鍵盤装置は、質量体50の質量集中部52cを質量体上限ストッパ83と白鍵20の上面までの厚み分(図11に実線の楕円で囲んで示す高さ範囲)だけ自由な変形加工が可能になり、質量集中部52cの質量を増加させることができる。それによって、質量体50の全長を抑えつつ、回動軸14(回動中心)から質量中心である重心までの距離を大きく(等価質量を大きく)して、慣性モーメントを増加させることができる。また、押鍵時に各質量体50は、慣性モーメント発生部52の質量集中部52cより回動中心寄りの上方に延びていない部分が質量体上限ストッパ83に当接して上限位置が規制されるので、回動角度も大きくなる。したがって、押鍵時の鍵のタッチ感を重くして、所望のタッチ感触を容易に得ることができる。
【0075】
しかも、質量体50の後端部が最上昇位置でも白鍵20及び黒鍵40の後端部上面から上方に突出しないので、鍵盤後方部をフラットにし、高さを低くすることもでき、質量体の全長を長くしないで済むので、鍵盤装置の奥行きの増加も抑えることができる。したがって、図11に破線で囲んで示す鍵盤の後方上部の領域Sにおける実装設計の自由度が高くなり、小型で高性能の鍵盤楽器を提供できる。
【0076】
なお、上記質量集中部52cを、棒状金属材料からなる慣性モーメント発生部52の連設部を含む鉛直な面内で上方に曲げて形成すれば、鍵幅方向に延びる部分がなくなるので、隣接鍵の質量体50との干渉を皆無にし、上方のスペースを活用できる。
図12に示す例は、図11に示した例と質量体50の質量集中部52cの形状が異なるだけである。
この例の質量集中部52cは、質量体50の棒状金属材料からなる慣性モーメント発生部52の後端部を、その棒径と同じ幅で揺動方向に平行(鉛直)な空間内において逆U字状に曲げて形成されており、上方の空間だけでなく、下方の空間にも若干延ばして等価重量を増加させている。その他の構成及び作用は、図11によって説明した例と同じである。
【0077】
図13は、質量体の質量集中部の種々の形状例を示す側面図である。(a)はL字形、(b)は釣針形、(c)は三角形、(d)は一辺が重複した四角形、(e)は円形ループ状、(f)は渦巻状に、それぞれ形成した例を示している。
このように、質量体の慣性モーメント発生部が棒状金属材料からなり、その後端部を曲げ加工して質量集中部を形成する場合、その曲げ回数、各曲げ部の長さ、曲げ角度、湾曲度、渦巻状の場合の渦巻回数など、必要に応じて適宜選定できる。
また、質量体の質量集中部を有する慣性モーメント発生部は、棒状金属材料を折り曲げて形成するものに限らず、金属板をプレス加工したり、金属材を鋳造加工することなどによっても作製することができる。
【0078】
この発明は、電子鍵盤楽器だけでなく自然発音体を使用する電気鍵盤楽器やその他の質量体を備えた鍵盤楽器にも適用可能である。各部の形状や配置などは実施例のものに限定されるものではなく、適用する楽器の仕様に応じて適宜変更し得ることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0079】
この発明による鍵盤装置は、電子オルガン、電子ピアノ、シンセサイザ等の電子鍵盤楽器あるいは電気鍵盤楽器など、各種の鍵盤楽器に適用できる。特に、各鍵ごとに質量体(ハンマ)を備えた小型の電子鍵盤楽器に適用するのに適し、鍵タッチ感がよく、高性能でコンパクトな電子鍵盤楽器を安価に提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】この発明の一実施例である鍵盤装置を備えた電子楽器の鍵長手方向に沿う概略断面図である。
【図2】その鍵盤装置の1オクターブの鍵域部分の平面図である。
【図3】同じくその正面図である。
【図4】その白鍵の自由端側の下面図である。
【図5】その白鍵ユニットを実線で黒鍵ユニットを仮想線で示す鍵ユニットのみの平面図である。
【0081】
【図6】その鍵ユニットの鍵共通保持部付近を拡大して示す側面図である。
【図7】そのフレームの鍵取付部付近とそこに取り付けられた第1の白鍵ユニットの一部を示す斜視図である。
【図8】黒鍵ユニットの一部を下方から見た斜視図である。
【図9】図2に示した鍵盤装置を鍵ユニットおよびスイッチ基板を取り除いて一部を破断して示す平面図である。
【図10】黒鍵の質量体駆動部の側面図である。
【図11】この発明による鍵盤装置の質量体の形状が異なる実施例を簡略化して示す側面図である。
【図12】同じく質量体の形状がさらに異なる実施例を簡略化して示す側断面図である。
【図13】この発明による鍵盤装置の質量体における質量集中部の種々の形状例を示す側断面図である。
【符号の説明】
【0082】
1…電子楽器、2…鍵盤装置、5…鍵回動部、10…フレーム(支持部材)、10W,10B…対の支持リブ、10F…白鍵用下限ストッパ保持部、10G…質量体取付部、10K…鍵取付部、10H…質量体上限ストッパ保持部、10L…質量体下限ストッパ保持部、10J…上部品取付部、10S…スイッチ基板取付部、10a〜10d…リブ、10e〜10h…ボス部、11…ガイド支持部、12…白鍵ガイド(ガイド部)、13W…白鍵用質量体の軸受部、13B…黒鍵用質量体の軸受部、14W…白鍵用質量体の回動軸、14B…黒鍵用質量体の回動軸、15…嵌合用突条部、16…機能部品収納部、17…鍵共通保持部取付用ねじ穴、18…電池室、19…鍵ユニットスライド面、
【0083】
20…白鍵、20a…白鍵の先端部、21…白鍵の鍵共通保持部(下)、21a…嵌合用凹溝部、21b…嵌合用突条部、22…白鍵の鍵共通保持部(上)、22a…嵌合用凹溝部、22b…嵌合用突条部、23…白鍵本体部、23a…白鍵本体部の上面、24…白鍵の連結部、24a…水平ヒンジ部、24b…垂直ヒンジ部、25…逃がし部、26…取付孔、29…白鍵の質量体駆動部、30…鍵共通保持部(全体)、31…白鍵の外側前端壁、32…白鍵の内側前端壁、33…白鍵の被ガイド部、33a…スリット、34…白鍵用下限ストッパ、35…スイッチ基板係止鉤、36,37…ケース結合用透孔、38…白鍵用質量体の軸受嵌合孔、
【0084】
40…黒鍵、41…黒鍵の鍵共通保持部、41a…嵌合用凹溝部、42…黒鍵の連結部、42a…厚肉接続部、42b…薄肉ヒンジ部、43…黒鍵鍵本体部、43e…黒鍵鍵本体部の後端、44…取付孔、45…黒鍵の質量体駆動部、46…ケース結合用透孔、47…開口、48…黒鍵用質量体の軸受嵌合孔、50W…白鍵用質量体(ハンマ)、50B…黒鍵用質量体(ハンマ)、51W,51B…質量体の揺動被支持部、52W,52B…質量体の慣性モーメント発生部、52Wc,52Bc…重量部の質量集中部、53W,53B…質量体の主被駆動部、54W,54B…質量体の副被駆動部、
【0085】
60…上ケース、61…譜面台装着溝、62…譜面台、64…上ケースの口棒部、70…下ケース、71〜74…止めねじ、75…電池室の蓋、76…ゴム足、80…スイッチ基板、81…鍵スイッチ(ゴム製可動部を備えたもの)、82…鍵ユニット組付用ねじ、
83…質量体上限ストッパ、84…質量体下限ストッパ
KU…鍵ユニット、KUW1…第1の白鍵ユニット(C,E,G,B鍵)、
KUW2…第2の白鍵ユニット(D,F,A鍵)、KUB…黒鍵ユニット、




 

 


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