米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 楽器;音響 -> ヤマハ株式会社

発明の名称 天板及びこれを用いた打面付きテーブル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−25581(P2007−25581A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−211608(P2005−211608)
出願日 平成17年7月21日(2005.7.21)
代理人 【識別番号】100101188
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 義雄
発明者 西谷 善樹 / 田中 伸政 / 大野 正晴 / 佐藤 雅樹
要約 課題
構造の簡略化を図ることができ、膜鳴楽器の演奏や発音を楽しむことができるようにすること。

解決手段
打面付きテーブル10は、上部に打面11Aが位置する複数の膜鳴楽器11と、当該膜鳴楽器11を介して所定の高さ位置に支持された天板12とを備えて構成されている。天板12の面内には複数の開口22が設けられ、この開口22は膜鳴楽器11の上部領域に嵌め込み可能に設けられている。このとき、天板12の上面側には、打面11Aが表出し、この打面11Aを叩いて膜鳴楽器11を演奏することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
上部に打面を備えた複数の膜鳴楽器により所定の高さ位置に支持可能に設けられるとともに、上面側で前記打面を表出させることを特徴とする天板。
【請求項2】
上部に打面が位置する複数の膜鳴楽器と、当該膜鳴楽器を介して所定の高さ位置に支持されるとともに、上面側で前記打面を表出させる天板とを備えたことを特徴とする打面付きテーブル。
【請求項3】
前記天板の面内には複数の開口が設けられ、この開口を膜鳴楽器の上部領域に嵌め込み可能に設けたことを特徴とする請求項2記載の打面付きテーブル。
【請求項4】
前記開口の形成縁側と膜鳴楽器との間には緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項3記載の打面付きテーブル。
【請求項5】
前記天板の上面より前記打面が突出するとともに、その突出量が天板の厚みより小さく設定されていることを特徴とする請求項2,3又は4記載の打面付きテーブル。
【請求項6】
少なくとも一つの膜鳴楽器の下部に高さ調整体を設置したことを特徴とする請求項2ないし5の何れかに記載の打面付きテーブル。
【請求項7】
前記天板は、その外周縁を部分的に凹ませて形成された凹み部を備えていることを特徴とする請求項2ないし6の何れかに記載の打面付きテーブル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、天板及びこれを用いた打面付きテーブルに係り、更に詳しくは、膜鳴楽器の打面を気軽に叩くことができる天板及びこれを用いた打面付きテーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、天板の上面側を叩いて音を発するものとして、例えば、特許文献1に開示されるテーブル型の打楽器が知られている。同文献の構成では、打撃力を検出するセンサを天板に設け、当該センサの検出信号を所定制御してスピーカより電子音を再生するようになっている。
【0003】
【特許文献1】特開平10−31482号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成にあっては、設備や装置が複雑で大掛かりとなり、セッティング作業やコスト的な負担が増大するという不都合を生じる。また、電子音の再生により音を発するので、当該音が単調となるばかりでなく、打撃操作によって音色を変化させることが困難となり、演奏に対する興味や楽しみを得られ難くなる、という不都合も招来する。
【0005】
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、構造の簡略化を図ることができ、膜鳴楽器の演奏や発音を楽しむことができる天板及びこれを用いた打面付きテーブルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明の天板は、上部に打面を備えた複数の膜鳴楽器により所定の高さ位置に支持可能に設けられるとともに、上面側で前記打面を表出させる、という構成が採用されている。
【0007】
また、本発明の打面付きテーブルは、上部に打面が位置する複数の膜鳴楽器と、当該膜鳴楽器を介して所定の高さ位置に支持されるとともに、上面側で前記打面を表出させる天板とを備える、という構成も採用される。
【0008】
本発明において、前記天板の面内には複数の開口が設けられ、この開口を膜鳴楽器の上部領域に嵌め込み可能に設ける、という構成を採ることが好ましい。このとき、前記開口の形成縁側と膜鳴楽器との間に緩衝材を設けるという構成を併せて採るとよい。
【0009】
また、前記天板の上面より前記打面が突出するとともに、その突出量が天板の厚みより小さく設定される、という構成も好ましくは採用される。
【0010】
更に、少なくとも一つの膜鳴楽器の下部に高さ調整体を設置する、という構成も採ることができる。
【0011】
また、前記天板は、その外周縁を部分的に凹ませて形成された凹み部を備えるとよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、天板を介して複数の膜鳴楽器を一体化することができる他、各膜鳴楽器をテーブルの脚部のように利用することが可能となる。これにより、電源や制御装置等を用いることなく発音可能なテーブルを形成でき、構成の簡略化やセッティング作業の容易化を図ることが可能となる。
また、膜鳴楽器より発音されるので、当該膜鳴楽器の独特な打面の感触を付与可能となる他、自然で迫力のある音を奏することができ、打面の打撃位置や打撃力を変えることで音色に表現力を付与し易くすることも可能となる。
しかも、天板上に打面が表出するので、ロビーや休憩スペース、エントランススペース等に打面付きテーブルを設置すると、その場にいる人達に、打面を叩くことを自然に促すことができ、ひいては、演奏に対する興味を持たせて複数人によるコミュニケーションを図ることが期待できる。
【0013】
また、膜鳴楽器の上部領域に天板の開口を嵌め込み可能とすれば、天板を所定高さ位置に簡単に支持させることができ、且つ、各膜鳴楽器を相互にしっかりと連結した状態とすることが可能となる。ここで、開口の形成縁と膜鳴楽器との間に緩衝材を設ければ、膜鳴楽器を保護しつつ、前記嵌め込み状態をより良好に保つことができる。
【0014】
更に、天板の厚みより小さい範囲内で天板上から打面が突出するので、天板上に手首周辺や肘を乗せながら、打面を容易且つスムースに叩くことが可能となる。
【0015】
また、膜鳴楽器の下部に高さ調整体を設置した場合、上下高さが異なる膜鳴楽器を用いても、それぞれの打面の高さ位置を略同一面上に揃えて天板を安定的に支持することができる他、天板の高さ位置を調整することも可能となる。
【0016】
更に、天板に凹み部を形成したから、例えば、ギター等の弦楽器とセッションを行う場合、弦楽器のネックを凹み部に受容させて当該弦楽器を立て掛けることができ、弦楽器のスタンドとしての機能を発揮することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0018】
図1には、実施形態に係る打面付きテーブルの概略斜視図が示されている。また、図2には、図1の正面図が示され、図3には、図1の平面図が示されている。これらの図において、打面付きテーブル10は、三体の膜鳴楽器11と、これら膜鳴楽器11の上部に設けられた天板12とを備えて構成されている。
【0019】
前記各膜鳴楽器11は、本実施形態では、略水平方向に向けられた打面11Aを上部に備えた公知のコンガやボンゴ等が用いられている。膜鳴楽器11は、上下方向に向けられた中空筒状の胴部14と、この胴部14の上端側に設けられて前記打面11Aを形成する膜体15と、図4に示されるように、胴部14の上部外周側に折り返された膜体15の外周側を囲うように設けられて当該膜体15を保持するフープ16と、このフープ16の下方に位置するとともに、胴部15の周方向に所定間隔毎に複数設けられたラグ18と、当該ラグ18とフープ16と連結して上下に延びる複数のチューニングボルト19とを備えて構成されている。各チューニングボルト19は、打面11Aの外周縁より外方にはみ出る位置に設けられるとともに、その上端が打面11Aとフープ16の上端縁との間に位置するように設けられている。
【0020】
前記各膜鳴楽器11の下部には、高さ調整体20がそれぞれ設置されている。前記各高さ調整体20は、平面視で略X字状に組み合わされた二枚の板状部材により構成され、上部に膜鳴楽器11を安定して載置できるようになっている。各高さ調整体20は、各膜鳴楽器11の打面11Aの高さ位置が略同じである場合、略同一の上下高さに設定される一方、打面11Aの高さ位置が相違する場合には、その相違量に応じた上下高さに設定される。つまり、高さ調整体20の上下高さは、載置される各膜鳴楽器11の打面11Aの高さが略同一面上に位置するように設定されている。
【0021】
前記天板12は、本実施形態では平面視略円形の外周形状に設けられている。天板12は、その上面側で前記各打面11Aを表出させる三つの開口22を面内に備えている。各開口22は、打面11Aより若干大きい略相似形の形成縁を備え、内部に膜鳴楽器11の上部領域を嵌め込み可能に設けられている。具体的には、開口22内に膜鳴楽器11を受容させたときに、開口22の形成縁近傍の天板12下面側が、前記チューニングボルト19の上端上に載置される。これにより、各膜鳴楽器11が打面付きテーブル10の脚部として作用して天板12が所定の高さ位置に支持される。このとき、打面11Aが天板12の上面より上方に突出するように配置されるとともに、その突出量が天板12の厚みより小さく、手の厚みと同程度となるように設定されている。また、開口22の形成縁と膜鳴楽器11との間には、クッション性を有する緩衝材23が設けられ、この緩衝材23により、開口22と膜鳴楽器11との間のがたつきを防止して膜鳴楽器11を保護するようになっている。
【0022】
ここで、天板12は、その外周縁を部分的に凹ませて形成された複数の凹み部24を備えている。当該凹み部24は、図1に示されるように、縦置きされたギターGのネックG1を受容可能に設けられ、これにより、ギターGを安定して立て掛けることが可能となる。
【0023】
次に、打面付きテーブル10の組み立て方法を説明する。
【0024】
先ず、各膜鳴楽器11を設置する場所に高さ調整体20をそれぞれ配置した後、当該高さ調整体20上に膜鳴楽器11を載置し、各膜鳴楽器11における打面11Aの高さ位置を略同一面上に揃える。次いで、天板12の開口22内に膜鳴楽器11を受容させて当該膜鳴楽器11の上部領域を嵌め込む。これにより、各膜鳴楽器11により天板12が略水平に支持され、開口22から天板12の上面側に打面11Aが表出するとともに、当該打面11Aが天板12上に若干突出する。そして、開口22の形成縁と膜鳴楽器11との間に緩衝材23を詰め込むように配置し、天板12の水平方向の位置ずれを規制する。
【0025】
このように組み立てられた打面付きテーブル10では、図1に示されるように、椅子に座りながら打面11Aを打撃することができる。このとき、天板12の上面からから打面11Aが突出するので、天板12上に肘や手首周辺を乗せながら楽な姿勢で打撃を行うことができる。この打撃により、膜鳴楽器11の膜体15が振動し、当該振動が胴部14で共鳴されて音が放射される。つまり、膜鳴楽器11により自然でアコーステッィクな音が発せられ、また、打面11Aの打撃位置や打撃力を変えることによって、音色や音量を容易に変化させることが可能となる。
【0026】
従って、このような実施形態によれば、テーブルとしての機能を有しつつ各膜鳴楽器11を叩いて演奏することが可能となる。これにより、音楽に興味を持ちつつも楽器の演奏が比較的不得手な人達が、膜鳴楽器11に直接触れる動機付けとすることができ、気軽に打面11Aを叩いて発音や演奏を楽しませることが可能となる。しかも、複数人により天板12の周りを囲うように椅子に座ることにより、アンサンブルやセッションを行うことができる他、演奏によるアミューズメント性を通じてコミュニケーションの向上を図ることが可能となる。
【0027】
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施形態に対し、形状、位置若しくは方向、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【0028】
例えば、膜鳴楽器11は、図示構成例に限られず、ドラムや太鼓、ティンパニ等の他の膜鳴楽器としてもよい。このとき、天板12の支持形態は、膜鳴楽器のリム等の打面11Aより外側に位置する突出部分がある場合には、当該突出部分に天板12を載置したり、胴部14の外周面に開口22の形成縁を嵌め込ませたりしてもよい。
また、膜鳴楽器11の設置数は、二つとしたり、更に増設したりしてもよく、これに応じて開口22の形成数を変更すればよい。
【0029】
更に、天板12の平面形状は、略方形や略多角形、略楕円形としたり、略L字状、略C字状にしたりする等、種々の変更が可能である。
【0030】
また、高さ調整体20は、膜鳴楽器11を載置できる限りにおいて、箱状や台状等に変更してもよい。更に、複数の膜鳴楽器11の内、一部の膜鳴楽器11の下部に高さ調整体20を設置し、他の膜鳴楽器11の下部に高さ調整体20を設けることなく、打面11Aの高さ調整を行ってもよい。また、種々の高さの高さ調整体20を多数用意し、当該高さ調整体20を介して天板12の高さ位置を調整してもよい。
【0031】
また、天板12の下面側からワイヤ等の線状部材を設け、当該線状部材を高さ調整体20又はその設置面に連結してもよい。これによれば、前記線状部材に張力を付与することによって天板12を下方に押さえ付けることができ、天板12の位置規制をより良く行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】実施形態に係る打面付きテーブルの概略斜視図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図1の部分拡大縦断面図。
【符号の説明】
【0033】
10・・・打面付きテーブル、11・・・膜鳴楽器、11A・・・打面、12・・・天板、20・・・高さ調整体、22・・・開口、23・・・緩衝材、24・・・凹み部




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013