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発明の名称 電子楽器用椅子
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−25415(P2007−25415A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−209443(P2005−209443)
出願日 平成17年7月20日(2005.7.20)
代理人 【識別番号】100104798
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 智典
発明者 安渡 武志 / 杉本 龍太郎 / 阿部 征治 / 櫻田 信弥
要約 課題
電子楽器のスピーカを目立たない場所に配置しつつ、ステレオの楽音信号の高い分離度を確保する。

解決手段
電子楽器を本体部と、椅子状の音源部200(図3)とによって構成する。本体部から音源部200に向かってMIDI信号が無線送信され、音源部200において楽音信号が合成され放音される。音源部200内では、左右のステレオの楽音信号は、ツイータ260L,260R、左右の側面板256,258に形成された放音孔256a,258aを介して左右方向に放音される。また、底板270には、床面からやや距離を隔ててウーハ274が実装されている。楽音信号の低音域の成分は、ウーハ274から、切欠部252a,250cを介して放出される。
特許請求の範囲
【請求項1】
電子楽器本体の使用状態において前記電子楽器本体に正面を対向させて使用される電子楽器用椅子であって、
略直方体状の筐体と、
前記筐体内に設けられ前記電子楽器本体から演奏情報を受信する演奏情報受信手段と、
前記演奏情報に基づいてステレオの楽音信号を生成する楽音信号生成手段と、
前記筐体の左右両側面から、前記筐体の各々左および右方向に向かって前記楽音信号の高音域の成分を放音する一対のツイータと、
前記筐体の正面、底面、または背面の何れかから前記楽音信号の低音域の成分を放音する少なくとも一のウーハと
を有することを特徴とする電子楽器用椅子。
【請求項2】
前記筐体の左右両側面は、放音孔が穿孔された板状部材によって構成され、
前記一対のツイータは、前記各放音孔の内側に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の電子楽器用椅子。
【請求項3】
前記筐体の正面および背面は、各々の下部の中央部を切り欠いて成る切欠部を形成した正面板および背面板によって構成され、
前記切欠部よりも上方に設けられ、前記ウーハの放音面を下方に向かって露出させる底板をさらに有することを特徴とする請求項2記載の電子楽器用椅子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子鍵盤楽器に用いて好適な電子楽器用椅子に関する。
【背景技術】
【0002】
電子ピアノ等の電子鍵盤楽器においては、楽音信号を放音するスピーカは、通常は鍵盤の左右両脇に配置される。また、特許文献1においては、電子鍵盤楽器用の椅子の中にウーハを装着し、低音による振動が演奏者に伝わるようにしたものが開示されている。
【0003】
【特許文献1】実開昭62−125295号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電子ピアノ等の電子楽器は、インテリアとしてのデザイン性も重視されるようになっている。例えば、電子楽器本体にはリビングルームに置いても全く違和感の無いテーブル状の筐体を用い、電子楽器の上面からスピーカを排除できれば望ましい。しかし、このような筐体を用いる場合には、スピーカの装着場所が問題になる。単にスピーカを目立たない場所に配置することのみを考慮するならば、例えば電子楽器の背面や下面に装着することも考えられるが、電子楽器がステレオの楽音を放音する場合には、左右の分離度が悪くなるという問題が生じる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、スピーカを目立たない場所に配置しつつ、良好な状態で楽音を放音することができる電子楽器用椅子を提供することを第1の目的としている。さらに、電子楽器本体のデザインの自由度を高める電子楽器用椅子を提供することを第2の目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載の電子楽器用椅子にあっては、電子楽器本体(100)の使用状態において前記電子楽器本体(100)に正面を対向させて使用される電子楽器用椅子であって、略直方体状の筐体と、前記筐体内に設けられ前記電子楽器本体(100)から演奏情報を受信する演奏情報受信手段(202)と、前記演奏情報に基づいてステレオの楽音信号を生成する楽音信号生成手段(208)と、前記筐体の左右両側面から、前記筐体の各々左および右方向に向かって前記楽音信号の高音域の成分を放音する一対のツイータ(260L,260R)と、前記筐体の正面、底面、または背面の何れかから前記楽音信号の低音域の成分を放音する少なくとも一のウーハ(274)とを有することを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載の電子楽器用椅子において、前記筐体の左右両側面は、放音孔(256a,258a)が穿孔された板状部材によって構成され、前記一対のツイータ(260L,260R)は、前記各放音孔(256a,258a)の内側に設けられていることを特徴とする。
さらに、請求項3記載の構成にあっては、請求項2記載の電子楽器用椅子において、前記筐体の正面および背面は、各々の下部の中央部を切り欠いて成る切欠部(252a,250c)を形成した正面板(252)および背面板(250b)によって構成され、前記切欠部(252a,250c)よりも上方に設けられ、前記ウーハ(274)の放音面を下方に向かって露出させる底板(270)をさらに有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
このように、本発明によれば、一対のツイータは電子楽器用椅子の左右両側面から楽音信号の高音域の成分を放音するから、ツイータ(スピーカ)を目立たない場所に配置しつつ、ステレオの楽音信号に対して高い分離度を確保することができる。さらに、電子楽器本体にはスピーカを装着することが不要になるため、きわめて薄い筐体を電子楽器本体に用いる等、電子楽器本体のデザインの自由度を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
1.実施例の構成
次に、本発明の一実施例の電子鍵盤楽器の構成を図1を参照し説明する。本実施例の電子鍵盤楽器は、鍵盤等を有する本体部100と、音源等を有する音源部200とから構成されている。本体部100の内部において102は鍵盤等の操作子であり、その操作状態は検出回路104によって検出される。114はCPUであり、ROM110に記憶されたプログラムに従って、バス108を介して本体部100内の他の構成要素を制御する。112はRAMであり、CPU114のワークメモリとして使用される。106は無線通信インタフェースであり、CPU114の制御の下、MIDI信号等を無線送信する。
【0008】
次に、音源部200の内部において202は無線通信インタフェースであり、本体部100内の無線通信インタフェース106からMIDI信号を受信する。208は音源回路であり、受信したMIDI信号に基づいて楽音信号を合成する。合成された楽音信号はサウンドシステム210を介して発音される。なお、サウンドシステム210は、スピーカシステム(左右のツイータおよび一のウーハ)と、これらを駆動する「3」チャンネルのアンプとから構成されている。216はCPUであり、ROM212に記憶されたプログラムに従って、バス218を介して音源部200内の他の構成要素を制御する。214はRAMであり、CPU216のワークメモリとして使用される。
【0009】
次に、図2を参照し、電子鍵盤楽器の全体の外観構成について説明する。図において120は本体部100の筐体であり、略長方形の板の左端を略L字状に湾曲させて成るものである。122は操作子102の一部を成す鍵盤であり、筐体120の前方部分に配置されている。124は支持脚であり、筐体120の右端部から下方に向かって突出し、筐体120を支持する。この本体部100の高さはほぼ「60cm」程度である。また、音源部200は、ほぼ「30cm」程度の高さの直方体状に形成されている。
【0010】
ここで、音源部200の詳細構成を図3(a)〜(c)を参照し説明する。これらの図において250は上面・背面板であり、略長方形の板を略L字状に湾曲することにより、音源部200の上面を覆う上面部250aと、音源部200の背面を覆う背面部250bとを形成する。背面部250bの底部は略円弧状に切り欠かれ、切欠部250cが形成されている。252は正面板であり、音源部200の正面を覆う略長方形状の板部材によって形成されている。正面板252の底部は略台形状に切り欠かれ、切欠部252aが形成されている。また、正面板252の上部においては、ボリュームノブ254と、ヘッドホンジャック255が取り付けられている。256は左側面板、258は右側面板であり、それぞれ音源部200の左右の側面を覆う略長方形状の板部材によって形成されている。側面板256,258の上部の内面には、左右のツイータ260L,260Rが、各放音面を外側に向けるように取り付けられており、側面板256,258において該放音面に対向する箇所は略長方形状に切り欠かれ、放音孔256a,258aが形成されている。
【0011】
音源部200の内部において270は底板であり、音源部200の底面を覆う略長方形状の板部材によって形成されている。底板270は、正面板252および上面・背面板250の各切欠部252a,250cよりも上方に配置され、正面板252、上面・背面板250および側面板256,258に固定されている。底板270の上面にはウーハボックス272が固定されている。ウーハボックス272は略直方体の箱状に形成され、その下面からはウーハ274の放音面が露出している。また、ウーハ274の左右には、ウーハボックス272の内部に向かって突出する円筒状の一対のバスレフ穴276,276が形成されている。
【0012】
底板270においては、ウーハボックス272が取り付けられる箇所において、該ウーハボックス272の底面よりもやや小径の長方形状の貫通孔270aが形成されており、これによってウーハ274の放音面およびバスレフ穴276,276は貫通孔270aを介して露出している。さらに、底板270においては、該貫通孔270aよりも後方に、ヘッドホンジャック278および電源用プラグ280が装着されている。また、ウーハボックス272の上面には、無線通信インタフェース202、CPU216等を収容した直方体状のボックス290が固定されており、ウーハボックス272の背面には、電源回路およびアンプを搭載した基板292が固定されている。
【0013】
2.実施例の動作
上記構成において、ユーザが本体部100の鍵盤122中の鍵を操作すると、この操作状態に応じたMIDI信号が無線通信インタフェース106,202を介して伝送され、CPU216を介して音源回路208に供給される。音源回路208においては、MIDI信号に基づいて左右のステレオの楽音信号が生成される。これら楽音信号のうち高音域の成分は各々対応するアンプのチャンネルを介してツイータ260L,260Rから放音される。一方、これら楽音信号のうち低音域の成分は混合され、アンプの低音域用のチャンネルを介してウーハ274から放音される。ツイータ260L,260Rから放音された楽音は、放音孔256a,258aを介して筐体の各々左および右方向に向かって放音されるから、高音域については左右方向に対して高い分離度を有している。また、ウーハ274から放音された楽音は、切欠部252a,250cを介して音源部200の前後方向から放音され、演奏者の耳に到達することになる。但し、ヘッドホンジャック255,278のうち何れかにヘッドホンプラグが挿入されると、「2」チャンネルのステレオの楽音信号が該ヘッドホンジャック255,278を介して出力され、ツイータ260L,260Rおよびウーハ274からは楽音は放音されない。
【0014】
3.変形例
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記実施例においては、音源部200の底板270から放音面が露出するようにウーハボックス272が取り付けられたが、正面板252または上面・背面板250の背面部250bから露出するようにウーハボックス272を取り付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施例の電子鍵盤楽器のブロック図である。
【図2】一実施例の電子鍵盤楽器の全体の斜視図である。
【図3】音源部200の三面図である。
【符号の説明】
【0016】
電子鍵盤楽器
100:本体部、102:操作子、104:検出回路、106,202:無線通信インタフェース、108,218:バス、110,212:ROM、112,214:RAM、114,216:CPU、120:筐体、122:鍵盤、124:支持脚、200:音源部、208:音源回路(楽音信号生成手段)、210:サウンドシステム、250:上面・背面板、250a:上面部、250b:背面部、252:正面板、252a,250c:切欠部、254:ボリュームノブ、256:左側面板、256a,258a:放音孔、258:右側面板、260L,260R:ツイータ、270:底板、270a:貫通孔、272:ウーハボックス、274:ウーハ、280:電源用プラグ、290:ボックス、292:基板、255,278:ヘッドホンジャック、256,258:側面板、276,276:バスレフ穴。




 

 


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