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発明の名称 ワイヤーハーネス用プロテクタ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−195341(P2007−195341A)
公開日 平成19年8月2日(2007.8.2)
出願番号 特願2006−11412(P2006−11412)
出願日 平成18年1月19日(2006.1.19)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 田山 博一 / 宮腰 浩司
要約 課題
簡単にロック解除が行えると共に、ロック解除の操作によって変形する箇所がほとんどなく、機能の低下を来すことなく、再利用が可能なワイヤーハーネス用プロテクタを提供する。

解決手段
一側縁がヒンジ13で連結されることで開閉自在とされ、閉じたときにワイヤーハーネスを保護するための筒状体を構成する2つのカバー部材11、12よりなるプロテクタ本体10と、各カバー部材の他側縁にそれぞれ設けられ、カバー部材を閉じたときに互いに入れ違いに相手を通り過ぎた位置で向かい合うフック14と、互いに向かい合うフック14に両側縁20aを係合させつつスライドさせることにより、カバー部材を閉じた状態に保持するスライド板20と、スライド板を、カバー部材を閉じた状態に保持する位置にてロックする係合凹部21および係合ピン16と、を有する。
特許請求の範囲
【請求項1】
一側縁がヒンジで連結されることで開閉自在とされ、閉じたときにワイヤーハーネスを保護するための筒状体を構成する2つのカバー部材よりなるプロテクタ本体と、前記各カバー部材の他側縁にそれぞれ設けられ、該両カバー部材を閉じたときに互いに入れ違いに相手を通り過ぎた位置で向かい合うフックと、前記両カバー部材の互いに向かい合うフックに両側縁を係合させつつスライドさせることにより、該両カバー部材を閉じた状態に保持するスライド板と、該スライド板を、前記両カバー部材を閉じた状態に保持する位置にてロックするロック手段と、を備えることを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
【請求項2】
請求項1に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、
前記ロック手段が、前記スライド板の先端に設けられた係合凹部と、前記いずれかのカバー部材に突設されて、前記スライド板がロック位置にスライドしてきたときに前記係合凹部の嵌まる係合ピンと、からなることを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、
前記2つのカバー部材は、共に閉じたときに四角筒状のプロテクタ本体を構成する断面L字形をなしており、各断面L字形のカバー部材は、前記ヒンジで互いに側縁同士が連結された第1平面板と、該第1平面板から略直角に折れ曲がった第2平面板とを有し、一方のカバー部材の第2平面板の自由端側には、該第2平面板から内側に略直角に折れ曲がった延出板が設けられて、その延出板の先端に外向きに前記フックが設けられ、また、他方のカバー部材の第2平面板には、前記延出板の嵌まる切欠部が設けられると共に、該第2平面板の自由端側の側縁に外向きに前記フックが設けられていることを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉式の筒型のワイヤーハーネス用プロテクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車においては、ワイヤーハーネスを保護するために各種のプロテクタが使用されているが、その一種として、ワイヤーハーネスの全周を覆う周壁を有した開閉式の筒型のプロテクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図6は従来のその種のプロテクタの一例を示している。このプロテクタは、一側面が開口部112として開放した断面コ字状のプロテクタ本体110と、プロテクタ本体110の開口部112を覆うカバー120とから構成されている。プロテクタ本体110の一側縁とカバー120の一側縁はヒンジ113で結合され、各他側縁に設けられたオスロック125とメスロック115を互いに嵌合させることにより、閉じた筒形を維持するようになっている。
【特許文献1】特開2003−230212号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のプロテクタにおいては、ロックの解除を行う際に、メスロック115の間口にマイナスドライバのような板状の工具を差し込み、メスロック115の間口を広げた状態で、オスロック125を引き抜くことにより、ロックを外しているが、そのようなロック解除を行うと、メスロック115が変形して、解除後の再ロック機能が低下するという問題があった。また、複数のロック部がある場合、全てのロックを解除しなくてはカバー120が開けられないので、手間と時間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮し、簡単にロック解除が行えると共に、ロック解除の操作によって変形する箇所がほとんどなく、機能の低下なく再利用が可能なワイヤーハーネス用プロテクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明のワイヤーハーネス用プロテクタは、一側縁がヒンジで連結されることで開閉自在とされ、閉じたときにワイヤーハーネスを保護するための筒状体を構成する2つのカバー部材よりなるプロテクタ本体と、前記各カバー部材の他側縁にそれぞれ設けられ、該両カバー部材を閉じたときに互いに入れ違いに相手を通り過ぎた位置で向かい合うフックと、前記両カバー部材の互いに向かい合うフックに両側縁を係合させつつスライドさせることにより、該両カバー部材を閉じた状態に保持するスライド板と、該スライド板を、前記両カバー部材を閉じた状態に保持する位置にてロックするロック手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、前記ロック手段が、前記スライド板の先端に設けられた係合凹部と、前記いずれかのカバー部材に突設されて、前記スライド板がロック位置にスライドしてきたときに前記係合凹部の嵌まる係合ピンと、からなることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2項に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、前記2つのカバー部材は、共に閉じたときに四角筒状のプロテクタ本体を構成する断面L字形をなしており、各断面L字形のカバー部材は、前記ヒンジで互いに側縁同士が連結された第1平面板と、該第1平面板から略直角に折れ曲がった第2平面板とを有し、一方のカバー部材の第2平面板の自由端側には、該第2平面板から内側に略直角に折れ曲がった延出板が設けられて、その延出板の先端に外向きに前記フックが設けられ、また、他方のカバー部材の第2平面板には、前記延出板の嵌まる切欠部が設けられると共に、該第2平面板の自由端側の側縁に外向きに前記フックが設けられていることを特徴とする。
【0009】
尚、請求項4の発明は、請求項2に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、前記スライド板の基端に、前記ワイヤーハーネスをテープで巻き付けるためのテープ巻き付け部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、プロテクタ本体を構成する2つのカバー部材を閉じ、両カバー部材のフックに両側縁を係合させつつスライド板をスライドさせ、そのスライド板をロック手段によりロックすることによって、プロテクタ本体を閉じた状態にロックしておくことができ、その状態で、中に通したワイヤーハーネスを保護することができる。
【0011】
また、ロック手段によるロックを解除して、スライド板をフック間から引き抜くと、両カバー部材を拘束するものがなくなるので、プロテクタ本体を開放できる状態にすることができる。この場合のプロテクタ本体の実質的なロック(閉係合)は、フックに係合するスライド板によって行っているので、何回ロック解除や再ロックを繰り返しても、フックやスライド板を変形させる心配がない。従って、ロック機能が落ちるおそれがなく、再利用が可能である。また、ロック手段によるロックを解除してスライド板を引き抜くだけで、プロテクタ本体を開放できるので、特別な工具を使用する必要もなく、開放するための作業が楽であり、時間もかからない。
【0012】
また、この場合のロック手段は、カバー部材が開く方向の力を受けるものではなく、単にスライド板が動かないようにするためのものであるから、簡易な構成にすることができる。
【0013】
請求項2の発明によれば、スライド板をロック位置までスライドさせるだけで、係合凹部とピンの嵌合により簡単にスライド板を動かないようにロックすることができ、また、スライド板を逆に動かすだけで、係合凹部とピンの嵌合を解除して、簡単にロックを外すことができる。
【0014】
請求項3の発明によれば、両カバー部材を閉じた際に、一方のカバー部材に設けた切欠部に、他方のカバー部材に設けた延出板が嵌まることで、全体が四角筒状のプロテクタ本体となる。そしてその状態で、両カバー部材のフックが互いに入れ違いに相手を通り過ぎた位置で向かい合うことになる。つまり、四角形の筒状体の1つの側面の両側縁部にフックが位置して互いに向かい合う。従って、それら向かい合ったフックに両側縁部を係合させつつ、前記1つの側面に沿って平板状のスライド板をスライドさせることにより、プロテクタ本体を閉じ状態でロックすることができる。
【0015】
尚、請求項4の発明によれば、スライド板にワイヤーハーネスをテープで巻き付けることによって、プロテクタをワイヤーハーネスに固定することができる。また、ワイヤーハーネスを引っ張るだけで、スライド板を解除方向へスライドさせて、プロテクタのロックを解除することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0017】
図1は実施形態のワイヤーハーネス用プロテクタの使用前の展開状態を示す斜視図、図2はプロテクタ本体を構成する両カバー部材を閉じた状態を示す斜視図、図3はフックに両側縁を係合させつつスライド板をスライドさせている状態を示す斜視図、図4はロック位置までスライド板をスライドさせた使用時のロック状態のプロテクタの斜視図、図5はスライド板の一端にワイヤーハーネスをテープ巻きした状態を示す斜視図である。
【0018】
この実施形態のワイヤーハーネス用プロテクタは、図1に示すように、それぞれ別体の樹脂成形品よりなるプロテクタ本体10と、プロテクタ本体10に装着される帯板状のスライド板20と、から構成されている。
【0019】
プロテクタ本体10は、一側縁がヒンジ13で連結されることで開閉自在とされ、閉じたときにワイヤーハーネス(図示略)を保護するための筒状体を構成する2つのカバー部材11、12よりなる。
【0020】
各カバー部材11、12の他側縁(ヒンジ13で連結した側と反対側の縁部)には、図2に示すように、カバー部材11、12を閉じたときに、互いに入れ違いに相手を通り過ぎた位置で向かい合うフック14が設けられており、各フック14の凹部14aが同一平面内で向かい合うようになっている。
【0021】
2つのカバー部材11、12は、共に、閉じたときに四角筒状のプロテクタ本体10を構成する断面L字形をなしており、各断面L字形のカバー部材11、12は、ヒンジ13で互いに側縁同士が連結された第1平面板11A、12Aと、第1平面板11A、12Aから略直角に折れ曲がった第2平面板11B、12Bとを有している。
【0022】
第2のカバー部材12の第2平面板12Bの自由端側には、第2平面板12Bから内側に略直角に折れ曲がった延出板12Cが設けられており、その延出板12Cの先端に外向きに前記フック14が設けられている。また、第1のカバー部材11の第2平面板11Bには、第2のカバー部材12の延出板12Cの嵌まる切欠部11Cが設けられると共に、その第2平面板12Bの自由端側の側縁に、外向きに前記フック14が設けられている。
【0023】
また、帯板状のスライド板20は、図3、図4に示すように、両カバー部材11、12の互いに向かい合うフック14の凹部14aに両側縁20aを係合させつつ、スライドさせることにより、カバー部材11、12を閉じた状態に保持するものであり、スライド板20の先端と第1のカバー部材11の第2平面板11Bの各先端には、カバー部材11、12を閉じた状態に保持する位置にてロックするロック手段として、係合凹部21と係合ピン16とが設けられている。係合凹部21と係合ピン16は、スライド板20が予め定めたロック位置までスライドしてきたときに互いに嵌まるようになっている。
【0024】
なお、係合凹部21の入口21aは、係合ピン16の径よりやや狭くなっており、入口21aの両側が弾性変形することにより、係合ピン16が係合凹部21に対して出入りする。
【0025】
また、スライド板20の基端部には、図5に示すように、ワイヤーハーネスWをテープTで巻き付けるためのテープ巻き付け部22が設けられている。なお、端部の突起22aは、テープTのずれ防止用に設けてある。
【0026】
上記構成のプロテクタを使用する場合には、次の手順で組み立てる。
【0027】
まず、図2に示すように、図示略のワイヤーハーネスを内部に収容した状態で、プロテクタ本体10を構成する2つのカバー部材11、12を閉じる。このように両カバー部材11、12を閉じた際、第1のカバー部材11に設けた切欠部11Cに第2のカバー部材12に設けた延出板12Cが嵌まることで、全体が四角筒状のプロテクタ本体10となる。そしてその状態で、両カバー部材11、12のフック14が、互いに入れ違いに相手を通り過ぎた位置で向かい合うことになる。つまり、四角形の筒状体の1つの側面の両側縁部にフック14が位置して互いに向かい合うことになる。
【0028】
次いで、図3、図4に示すように、両カバー部材11、12のフック14に両側縁20aを係合させつつ、スライド板20を予め定められたロック位置までスライドさせる。そうすると、スライド板20の先端の係合凹部21がプロテクタ本体10側の係合ピン16に嵌まることによって、スライド板20がロックされ、それによりスライド板20によってプロテクタ本体10が閉じた状態に保持される。従ってその状態で、中に通したワイヤーハーネスを保護することができる。
【0029】
また、プロテクタのロックを解除する場合は、スライド板20をロック解除方向(ロックするためにスライド板20をスライドさせた方向と反対方向)に引き抜く。そうすると、両カバー部材11、12を拘束するものがなくなるので、プロテクタ本体10を自由に開放できる状態にすることができる。
【0030】
この場合のプロテクタ本体10の実質的なロック(閉係合)は、フック14に係合するスライド板20によって行っているので、何回ロック解除や再ロックを繰り返しても、フック14やスライド板20を変形させる心配がない。従って、実質的なロック機能が低下するおそれはなく、何回もの再利用が可能である。
【0031】
また、スライド板20をロック位置までスライドさせるだけで、係合凹部21と係合ピン16の嵌合によりスライド板20を動かないようにロックすることができ、一方、スライド板20を逆にスライドさせて引き抜くだけで、係合凹部21と係合ピン16の嵌合を解除してロックを外すことができるので、ロックおよびその解除操作が簡単にできる。特にロックを外す場合は、特別な工具を使用することなく、スライド板20を動かすだけでよいので、作業が楽である上、時間もかからない。
【0032】
また、この場合のロック手段は、カバー部材11、12が開く方向の力を受けるものではなく、単にスライド板20が動かないようにするためのものであるから、係合凹部21と係合ピン16のような簡易な構成にすることができ、コスト上昇も抑えられる。
【0033】
また、図5に示すように、スライド板20の基端に設けたテープ巻き付け部22にワイヤーハーネスWをテープTで巻き付けた場合は、ワイヤーハーネスWを引っ張るだけで、スライド板20を解除方向へスライドさせて、プロテクタのロックを解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施形態のワイヤーハーネス用プロテクタの使用前の展開状態を示す斜視図である。
【図2】同プロテクタにおいて、プロテクタ本体を構成する両カバー部材を閉じた状態を示す斜視図である。
【図3】同プロテクタにおいて、フックに両側縁を係合させつつスライド板をスライドさせている状態を示す斜視図である。
【図4】同プロテクタにおいて、ロック位置までスライド板をスライドさせた使用時の状態を示す斜視図である。
【図5】前記スライド板の一端にワイヤーハーネスをテープ巻きした状態を示す斜視図である。
【図6】従来のワイヤーハーネス用プロテクタの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
10 プロテクタ本体
11 第1のカバー部材
11A 第1平面板
11B 第2平面板
11C 切欠部
12 第2のカバー部材
12A 第1平面板
12B 第2平面板
12C 延出壁
13 ヒンジ
14 フック
16 係合ピン
20 スライド板
21 係合凹部
22 テープ巻き付け部
W ワイヤーハーネス
T テープ




 

 


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