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発明の名称 電気接続箱
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−189816(P2007−189816A)
公開日 平成19年7月26日(2007.7.26)
出願番号 特願2006−5176(P2006−5176)
出願日 平成18年1月12日(2006.1.12)
代理人 【識別番号】100105647
【弁理士】
【氏名又は名称】小栗 昌平
発明者 鈴木 薫
要約 課題
特に、ワイヤハーネスとの電気接続の際の作業性を改善してコストダウンを図ることができる電気接続箱を提供すること。

解決手段
自動車のインストルメント・パネル30の中央部にあるセンター・クラスター31に、自動車の電装品とワイヤハーネスWを介して電気的に接続する電気接続箱10Aが配置されている。複数の圧接端子19が、接続箱本体11A内の電気回路基板17の下面上に立設され、且つ電気回路基板17の電気回路に電気的に接続されている。ワイヤハーネスWは、それらの電線の導体が、一括して圧接端子19の圧接刃に圧接され、これにより電気的に接続されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
自動車の電装品とワイヤハーネスを介して電気的に接続する電気接続箱であって、
接続箱本体と、
前記接続箱本体内に配置された電気回路基板と、
前記電気回路基板の電気回路と電気的に接続するように当該電気回路基板上に立設された複数の接続部と、
を備え、
前記複数の接続部がそれぞれ前記ワイヤハーネスに一括して直接接続されることを特徴とする電気接続箱。
【請求項2】
前記複数の接続部が複数の圧接端子であり、当該複数の圧接端子がそれぞれ前記ワイヤハーネスに一括して圧接されることを特徴とする請求項1に記載した電気接続箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車に用いられる例えばリレー・ボックス、ヒューズ・ボックス、ECU(即ち、電子制御ユニット)ボックス、等といった、箱内に電気回路の集中接続機能を有する電気接続箱(即ち、エレクトリック・ジャンクション・ブロック)に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の車室内のインストルメント・パネルには一般に電気接続箱が配置されるが、インストルメント・パネルへの電気接続箱の配置場所には、車両設計の都合上、通常かなり制約がある。
【0003】
より具体的に、電気接続箱は、例えば車室内装飾の少なくとも一部分を形成する意匠部品や、自動車の電装品を制御するためのスイッチ等の操作用電気部品には属さないため、インストルメント・パネルの美観上ならびに電装品を操作する上で重要なインストルメント・パネルの前部、上部、等といった部位に電気接続箱を配置することを許容する車両設計思想が根本的に無い。
【0004】
そのため、電気接続箱を例えばインストルメント・パネルの下端部等といった端(はじ)の方に配置せざるをえないのが実情である。その一方で、快適な車室内空間を提供するために車室内空間を広げられるように車載部品には常に小型化も要求される。
【0005】
それ故、インストルメント・パネルに設けられた電気部品(電装品)と電気的に接続するワイヤハーネスのための分岐/接続回路や機能回路等が組み込まれた電気接続箱は、それに接続される前述のワイヤハーネスを長く取り回さねばならないような位置(具体的には、上述したようにインストルメント・パネルの下端部等といった端の方)にあるため、ワイヤハーネスを極力短く取り回すことができるような位置に電気接続箱を配置するよう改善する必要がある。ワイヤハーネスをより短く取り回すことができれば、小型化、コスト低減、およびワイヤハーネスの導体の直流抵抗低減に大いに貢献できる。
【0006】
また、ワイヤハーネスと電気接続箱との電気接続は、ワイヤハーネスに設けられた複数のコネクタと電気接続箱に設けられた複数のコネクタ部との嵌合によりなされるため、コネクタ嵌合作業回数が多く、作業性を改善してコストダウン(即ち、人件費の削減)を図る必要もある。
【0007】
ところで、ステアリング・コラムの上に搭載されたメータの背面に電気接続箱が設けられた電気接続箱の配置構造が知られている(特許文献1参照)。この配置構造では、電気接続箱を自動車の主要な電気部品であるメータの背面に積極的に配置しており、電気接続箱とメータとの電気接続はワイヤハーネスを用いないコネクタ接続となっている点で優れている。
【0008】
しかし、上記事情も考慮して、メータだけでなく、より多くの電装品と電気接続箱との電気接続が実現できることが、より好ましいことは言うまでもない。
【0009】
【特許文献1】特開2005−184913号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、特に、ワイヤハーネスとの電気接続の際の作業性を改善してコストダウンを図ることができる電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述した目的を達成するため、本発明に係る電気接続箱は、下記(1)および(2)を特徴としている。
(1) 自動車の電装品とワイヤハーネスを介して電気的に接続する電気接続箱であって、
接続箱本体と、
前記接続箱本体内に配置された電気回路基板と、
前記電気回路基板の電気回路と電気的に接続するように当該電気回路基板上に立設された複数の接続部と、
を備え、
前記複数の接続部がそれぞれ前記ワイヤハーネスに一括して直接接続されること。
(2) 上記(1)の構成の電気接続箱において、
前記複数の接続部が複数の圧接端子であり、当該複数の圧接端子がそれぞれ前記ワイヤハーネスに一括して圧接されること。
【0012】
上記(1)の電気接続箱によれば、一般的なコネクタ接続とは異なり、一括接続により直接ワイヤハーネスに電気的に接続されるので、端子を内蔵したコネクタの数を減らすことができるとともに作業性も改善でき、よって材料費ならびに人件費に関してコスト低減を図ることができる。
また、上記(2)の電気接続箱では、一括圧接により直接ワイヤハーネスに容易に接続できるので、より好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ワイヤハーネスとの電気接続の際の作業性を改善してコストダウンを図ることができる電気接続箱を提供できる。
【0014】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係る好適な実施形態を図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明に係る電気接続箱の実施形態の主に前面、一側面および上面を示す斜視図、図2は図1の電気接続箱の主に背面、他の側面および上面を示す斜視図、図3は図1および図2に示される電気接続箱を適宜変形して自動車の車室内のインストルメント・パネルに配置した配置構造を示す斜視図、図4は図3の配置構造の要部の縦断面図、図5は図3および図4に示されるインストルメント・パネルに配置された電気接続箱の更なる変形例を示す斜視図である。
【0017】
図1および図2に示されるように、電気接続箱10は、接続箱本体11と、この接続箱本体11内の電気回路と電気的に接続するように接続箱本体11の背面側の上部に取り付けられたメータ12と、を備えている。接続箱本体11は、複数のブレード形ヒューズ13および複数のリレーを統合化することにより形成されたリレー・アレイ14等の電気部品を有しており、これらの電気部品が接続箱本体11内の電気回路と電気的に接続されている。これらブレード形ヒューズ13およびリレー・アレイ14等の電気部品は、接続箱本体11の上面から突出するように配置されている。尚、接続箱本体11内の電気回路はワイヤハーネスWの電線の導体と電気的に接続される。
【0018】
接続箱本体11は、その前部に、自動車の電装品を制御するための4つのスイッチ15を備える。これらのスイッチ15は、接続箱本体11の前面から部分的に突出する部分を有する。より詳細には、デフォッガ(デフロスタ)をON/OFF制御するための押ボタンスイッチの操作部15a、ハザードランプを点滅/消灯制御するための押ボタンスイッチの操作部15b、ワイパーのON/OFF制御ならびにワイパーの動作速度を調節するための捻り回転スイッチの操作部15c、およびヘッドランプのON/OFF制御ならびにヘッドランプの明るさを調節するための捻り回転スイッチの操作部15dが、接続箱本体11の前面から露出されている。尚、接続箱本体11の背面には、他の電気部品とコネクタ接続により電気的に接続するための複数のコネクタ部16が形成されている。
【0019】
このような電気接続箱10を適宜変形(例えば電気接続箱10の外形寸法や電気接続箱10内の各種部品の配置を適宜変更)して自動車の車室内のインストルメント・パネルに配置した配置構造が図3および図4に示されている。尚、図3および図4に示される電気接続箱の配置構造の変形例において、図1および図2を参照して既に説明したものと同様な構成・作用を有するものについては同一符号または相当符号を付し、それらの説明については省略または簡略化する。
【0020】
図3および図4に示されるように、自動車のインストルメント・パネル30の中央部にあるセンター・クラスター31内に、自動車の電装品とワイヤハーネスWを介して電気的に接続する電気接続箱10Aが配置されている。このような電気接続箱10Aの配置構造では、特にインストルメント・パネル30内の電装品と電気接続箱10Aとを電気的に接続するためのワイヤハーネスW(図4参照。)を短く取り回すのに効果的な配置となっている。また、このように電気接続箱10Aをインストルメント・パネル30の中央部に配置することで、自動車内で例えば線対称となる左右の位置に配置された同タイプの電装品へ、電気接続箱10Aから、電気接続のためにワイヤハーネスWそれぞれを最短の均等な長さで配索することができる。これは、ワイヤハーネスWそれぞれの導体の直流抵抗を等しくできるので、僅かな導体の直流抵抗の違いにより電位差が生じることを嫌うような電装品に非常に好適なことでもある。また、ワイヤハーネスWそれぞれを最短の均等な長さにできるということは、ワイヤハーネスWの材料費の削減だけでなく種類を減らすということにも貢献できるので、コスト低減の上で好ましい。
【0021】
また、4つのスイッチ15の操作部15a,15b,15c,15dは、センター・クラスター31の意匠面(前面)32の一部を形成するように露出されている。このような電気接続箱10Aの配置構造によれば、電気接続箱10Aをうまくインストルメント・パネル30の美観上ならびに電装品を操作する上で重要なセンター・クラスター31と統合化でき、これにより、インストルメント・パネル30全体として見た場合に小型化も達成できることになる。
【0022】
尚、図3中で、参照符号33はエア・コンディショナーを制御するためのスライドスイッチである。スライドスイッチ33は、センター・クラスター31において、電気接続箱10Aの4つのスイッチ15の操作部15a,15b,15c,15dの下方に位置する。また、参照符号25はセンター・クラスター31に向かって左隣にあるグローブボックス、そして参照符号27はセンター・クラスター31に向かって右隣にあるステアリング・ホイールである。
【0023】
電気接続箱10Aの接続箱本体11A内では、複数のブレード形ヒューズ13を統合化することにより形成されたブレード形ヒューズ・アレイ13A、およびリレー・アレイ14A等が、接続箱本体11A内の電気回路と電気的に接続するように配置されている。図4に示されるように、ブレード形ヒューズ・アレイ13Aおよびリレー・アレイ14A等は、接続箱本体11A内の電気回路基板17の上面上に立設された複数の音叉形端子18にそれぞれ挟持されるように接続される。これらの音叉形端子18は電気回路基板17の電気回路に電気的に接続されている。
【0024】
また、図4に示されるように、複数の圧接端子19が、接続箱本体11A内の電気回路基板17の下面上に立設され、且つ電気回路基板17の電気回路に電気的に接続されている。ワイヤハーネスWは、それらの電線の導体が、一括して圧接端子19の圧接刃に圧接され、これにより電気的に接続されている。このような電気接続箱10Aによれば、一般的なコネクタ接続とは異なり、一括圧接により直接ワイヤハーネスWに電気的に接続されるので、端子を内蔵したコネクタの数を減らすことができるとともに作業性も改善でき、よって材料費ならびに人件費に関してコスト低減を図ることができる。
【0025】
尚、本発明は、前述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態や変形例における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0026】
上述した電気接続箱は、その複数の圧接端子で複数のワイヤハーネスに一括して接続されるものであったが、例えば、圧接端子の代わりに溶着用の端子を用い、それら端子にワイヤハーネスの導体を一括して溶着し、電気的に接続する形態であってもよい。
【0027】
また、例えば、本発明の電気接続箱は、その接続箱本体がセンター・クラスターの意匠面の一部を形成する面を有する形態を採ってもよい。このような電気接続箱の更なる変形例が図5に示される。尚、図5に示される電気接続箱の変形例において、図3および図4を参照して既に説明したものと同様な構成・作用を有するものについては同一符号または相当符号を付し、それらの説明については省略または簡略化する。
【0028】
図5に示されるように、電気接続箱10Bは、自動車のインストルメント・パネル30Bの中央部にあるセンター・クラスター31Bに配置され、且つ自動車の電装品とワイヤハーネスW(図4参照。)を介して電気的に接続する。この電気接続箱10Bは、その接続箱本体11Bに、上述したように、センター・クラスター31Bの意匠面(前面)32Bの一部を形成する前面11Baを有する。換言すれば、センター・クラスター31Bの意匠面32Bは、接続箱本体11Bの前面11Baを含む。
【0029】
このように、電気接続箱10Bは、特にインストルメント・パネル30B内の電装品と電気接続箱10Bとを電気的に接続するためのワイヤハーネスW(図4参照。)を短く取り回すのに効果的なインストルメント・パネル30Bの部位に配置されている。また、このように電気接続箱10Bをインストルメント・パネル30Bの中央部に配置することで、自動車内で例えば線対称となる左右の位置に配置された同タイプの電装品へ、電気接続箱10Bから、電気接続のためにワイヤハーネスWそれぞれを最短の均等な長さで配索することができる。これは、ワイヤハーネスWそれぞれの導体の直流抵抗を等しくできるので、僅かな導体の直流抵抗の違いにより電位差が生じることを嫌うような電装品に非常に好適なことでもある。また、ワイヤハーネスWそれぞれを最短の均等な長さにできるということは、ワイヤハーネスWの材料費の削減だけでなく種類を減らすということにも貢献できるので、コスト低減の上で好ましい。更に、電気接続箱10Bは、センター・クラスター31Bの意匠面32Bの一部を形成する前面11Baを有するので、電気接続箱10Bをうまくインストルメント・パネル30Bの美観上ならびに電装品を操作する上で重要なセンター・クラスター31Bと統合化でき、これにより、インストルメント・パネル30B全体として見た場合に小型化も達成できることになる。
【0030】
また、電気接続箱10Bは電装品を制御するための複数のスイッチ15を有しており、それらスイッチ15の操作部15a,15b,15c,15dが接続箱本体11Bの前面11Baから露出されているので、電気接続箱10Bを更にうまくインストルメント・パネル30Bの美観上ならびに電装品を操作する上で重要なセンター・クラスター31Bと統合化でき、これにより、インストルメント・パネル30B全体として見た場合に更なる小型化も達成できることになる。
【0031】
尚、上述した実施形態や変形例では、複数のスイッチ15として、デフォッガ(デフロスタ)をON/OFF制御するための押ボタンスイッチ、ハザードランプを点滅/消灯制御するための押ボタンスイッチ、ワイパーのON/OFF制御ならびにワイパーの動作速度を調節するための捻り回転スイッチ、およびヘッドランプのON/OFF制御ならびにヘッドランプの明るさを調節するための捻り回転スイッチが用いられたが、これらは例であり、これらの種類のスイッチ以外のスイッチも採用することができる。例えば、上述した2種類の捻り回転スイッチの代わりに、イモビライザーのON/OFF制御のための捻り回転スイッチ、およびイグニッションスイッチ等の捻り回転スイッチを採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明に係る電気接続箱の実施形態の主に前面、一側面および上面を示す斜視図である。
【図2】図1の電気接続箱の主に背面、他の側面および上面を示す斜視図である。
【図3】図1および図2に示される電気接続箱を適宜変形して自動車の車室内のインストルメント・パネルに配置した配置構造を示す斜視図である。
【図4】図3の配置構造の要部の縦断面図である。
【図5】図3および図4に示されるインストルメント・パネルに配置された電気接続箱の更なる変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0033】
10,10A,10B:電気接続箱
11,11A,11B:接続箱本体
11Ba:接続箱本体の面
12:メータ
13:ブレード形ヒューズ
13A:ブレード形ヒューズ・アレイ
14,14A:リレー・アレイ
15:スイッチ
15a,15b,15c,15d:操作部
16:コネクタ部
17:電気回路基板
18:音叉形端子
19:圧接端子
30,30B:インストルメント・パネル
31,31B:センター・クラスター
32,32B:意匠面
W:ワイヤハーネス




 

 


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