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発明の名称 ワイヤーハーネス固定具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−185077(P2007−185077A)
公開日 平成19年7月19日(2007.7.19)
出願番号 特願2006−2899(P2006−2899)
出願日 平成18年1月10日(2006.1.10)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 松井 良夫
要約 課題
ブラケットが簡単に取り外せない場合でも、ワイヤーハーネスだけを簡単に取り外せるようにする。

解決手段
ワイヤーハーネスにテープ巻きされる横バー部12と縦バー部15を有するT字形の基板11と、縦バー部に一端側31が着脱自在に取り付けられるブラケット30と、からなる。基板は2枚の板体11A、11Bの重ね合わせ構造で、縦バー部に板体の重ね合わせにより形成される中空部16が設けられ、縦バー部の端部に中空部の幅より小さな幅の開口17aを有した端壁17が設けられている。中空部にブラケットの一端側が収容され、他端側が開口を通して外部に突出され、ブラケットの一端側の両側縁に設けた切欠溝32が開口の周縁部に嵌合されることで、ブラケットが縦バー部に係止されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
ワイヤーハーネスに沿って配され、ワイヤーハーネスと一緒にテープ巻きされることにより、ワイヤーハーネスと一体化される横バー部と、該横バー部の中間から略直交する方向に突出した縦バー部と、を有するT字形の基板と、該基板の縦バー部に一端側が着脱自在に取り付けられ、他端側に車体に対する固定部が設けられたブラケットと、からなり、前記基板が、第1の板体と第2の板体の2枚の板体の重ね合わせで構成され、前記縦バー部に、前記第1の板体と第2の板体の重ね合わせにより形成される中空部が設けられ、前記縦バー部の端部に、前記中空部と連通し且つ中空部の幅よりも小さな幅の開口を有した端壁が設けられ、前記中空部の内部に、前記開口の幅より大きな幅の帯板状の前記ブラケットの一端側が収容されると共に、該ブラケットの他端側が前記開口を通して外部に突出させられ、且つ、前記ブラケットの一端側の両側縁に設けた切欠溝が、前記開口の周縁部に嵌合されることで、前記ブラケットが前記縦バー部に係止されていることを特徴とするワイヤーハーネス固定具。
【請求項2】
請求項1に記載のワイヤーハーネス固定具であって、
前記切欠溝が、前記ブラケットの一端側の両側縁に沿って間隔的に複数設けられていることを特徴とするワイヤーハーネス固定具。
【請求項3】
請求項2に記載のワイヤーハーネス固定具であって、
前記ブラケットの一端側の両側縁に、前記切欠溝が間隔的に複数形成されることにより複数の小突起が形成されており、各小突起の根元に該小突起の破断を容易にする切欠が設けられていることを特徴とするワイヤーハーネス固定具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤーハーネスを車体に固定するためのワイヤーハーネス固定具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ワイヤーハーネスを車体に固定するための固定具の例として、ワイヤーハーネスにテープ巻き固定するテープ巻き用基板のブラケットに、車体側の係合孔に係合可能なクリップやボルト止め用の挿通孔を設けたT字形のテープ巻きタイプのものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【特許文献1】特開平8−226421号公報
【特許文献2】特開平9−25916号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、最近では、例えば車両用部品等のリサイクルの徹底化が要求されるようになってきており、ワイヤーハーネスについても、車体から簡単に取りはずせるようにする必要性が出てきた。
【0004】
この点、従来のワイヤーハーネス固定具においては、車体に固定する部分とワイヤーハーネスにテープ巻きする部分が一体化されているので、ワイヤーハーネスを車体から簡単に取り外せない場合があった。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮し、車体パネルからのブラケットの取り外しが簡単にできない場合でも、ワイヤーハーネスだけを簡単に取り外すことのできるワイヤーハーネス固定具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、ワイヤーハーネスに沿って配され、ワイヤーハーネスと一緒にテープ巻きされることにより、ワイヤーハーネスと一体化される横バー部と、該横バー部の中間から略直交する方向に突出した縦バー部と、を有するT字形の基板と、該基板の縦バー部に一端側が着脱自在に取り付けられ、他端側に車体に対する固定部が設けられたブラケットと、からなり、前記基板が、第1の板体と第2の板体の2枚の板体の重ね合わせで構成され、前記縦バー部に、前記第1の板体と第2の板体の重ね合わせにより形成される中空部が設けられ、前記縦バー部の端部に、前記中空部と連通し且つ中空部の幅よりも小さな幅の開口を有した端壁が設けられ、前記中空部の内部に、前記開口の幅より大きな幅の帯板状の前記ブラケットの一端側が収容されると共に、該ブラケットの他端側が前記開口を通して外部に突出させられ、且つ、前記ブラケットの一端側の両側縁に設けた切欠溝が、前記開口の周縁部に嵌合されることで、前記ブラケットが前記縦バー部に係止されていることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のワイヤーハーネス固定具であって、前記切欠溝が、前記ブラケットの一端側の両側縁に沿って間隔的に複数設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載のワイヤーハーネス固定具であって、前記ブラケットの一端側の両側縁に、前記切欠溝が間隔的に複数形成されることにより複数の小突起が形成されており、各小突起の根元に該小突起の破断を容易にする切欠が設けられていることを特徴とする。
【0009】
尚、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス固定具であって、前記第1の板体と第2の板体が、前記横バー部の長手方向の一端に配されたヒンジを介して連結されることにより、一体の樹脂成形品として構成されており、前記ヒンジを折り曲げて、前記第1の板体と第2の板体を重ね合わせ、前記横バー部の他端に設けたロック部を互いにロックさせることにより、前記T字形の基板が構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、ワイヤーハーネスに固定するT字形の基板が2枚の板体の重ね合わせで構成されているので、ワイヤーハーネスを持って2枚合わせの基板に捩りを加えることにより、重なり部分を広げながら、ブラケットから基板を抜くことができる。つまり、基板を車体側に固定されたブラケットから捩り取ることができるので、ボルトやクリップを外したり、テープ巻きを取ったりするという面倒な手間をかけることなく、簡単に基板と共にワイヤーハーネスを車体から取り外すことができる。
【0011】
請求項2の発明によれば、開口の周縁に嵌合する切欠溝を間隔的に複数設けたので、どの切欠溝を開口の周縁に嵌合するかによって、縦バー部からのブラケットの突出長さを調節することができる。従って、車体に対する固定部とワイヤーハーネスに対するテープ巻き固定部との間の距離の調節が簡単にでき、適用範囲を広げることができる。
【0012】
請求項3の発明によれば、上述したように基板をブラケットから捩り取ることができるばかりでなく、別の取り外し方を採ることもできる。即ち、各小突起の根元に切欠を設けているので、ブラケットから基板を強く引っ張ることにより、小突起を破断させながら、基板を引き抜くことができる。
【0013】
尚、請求項4の発明によれば、基板を構成する2枚の板体をヒンジで繋いで一体化させたので、成形が容易である上に、重ね合わせの際の取り扱いも容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1は第1実施形態のワイヤーハーネス固定具の分解斜視図、図2は同ワイヤーハーネス固定具を構成する一方の部材である基板の展開平面図、図3は図2のIII−III矢視図、図4は基板の組立状態を示す斜視図、図5は同ワイヤーハーネス固定具を構成するもう一方の部材であるブラケットの平面図、図6は基板とブラケットを組み合わせて構成したワイヤーハーネス固定具の斜視図である。
【0016】
このワイヤーハーネス固定具1は、ワイヤーハーネスに固定されるT字形の基板11(図4参照)と、基板11に着脱自在に装着される帯板状のブラケット30(図5参照)とからなる。
【0017】
T字形の基板11は、ワイヤーハーネスに沿って配され、ワイヤーハーネスと一緒にテープ巻きされることにより、ワイヤーハーネスと一体化される横バー部12と、該横バー部12の中間から略直交する方向に突出した縦バー部15と、を有している。
【0018】
また、ブラケット30は、基板11の縦バー部15に一端側31が着脱自在に取り付けられるもので、他端側35には、車体にボルト止めするためのボルト挿通孔(車体に対する固定部)36が設けられている。ボルト挿通孔36の代わりに、車体パネルの係合孔に係止し得るクリップ等が設けられていてもよい。
【0019】
基板11は、第1の板体11Aと第2の板体11Bの2枚の板体の重ね合わせで構成されており、各板体11A、11Bには、横バー部12を構成する板部12A、12Bと、縦バー部15を構成する板部15A、15Bがそれぞれ設けられている。縦バー部15には、第1の板体11Aと第2の板体11Bの重ね合わせにより形成される中空部16が設けられ、縦バー部15の端部には、中空部16と連通し且つ中空部16の幅H1よりも小さな幅H2の開口17aを有した端壁17が設けられている。図1〜図3の展開図に示すように、縦バー部15を構成する両板部15A、15Bの合わせ面には、それらの要素を形成するための溝16aや凸部18が形成されている。
【0020】
また、第1の板体11Aと第2の板体11Bは、横バー部12の長手方向の一端に配されたヒンジ13を介して連結されることにより、一体の樹脂成形品として構成されており、ヒンジ13を折り曲げて、第1の板体11Aと第2の板体11Bを重ね合わせ、横バー部12の他端に設けたロック部14A、14Bを互いにロックさせることにより、T字形の基板11が構成されている。
【0021】
そして、基板11の縦バー部15に形成された中空部16の内部に、図5、図6に示すように、開口17aの幅H2より大きな幅H3の帯板状のブラケット30の一端側31が収容され、ブラケット30の他端側35が、開口17aを通して外部に突出させられている。そして、このブラケット30の一端側31の両側縁に設けた切欠溝32が開口17aの周縁部に嵌合されることで、ブラケット30が縦バー部15に係止されている。
【0022】
この場合、切欠溝32は、ブラケット30の一端側31の両側縁に沿って間隔的に複数設けられており、隣接する切欠溝32の間に小突起33が形成されている。また、ブラケット30の一端側31と他端側35の境界には、中空部16内への他端側35の入り込みを防止するストッパ壁34が設けられている。
【0023】
このように、上記構成のワイヤーハーネス固定具1では、ワイヤーハーネスに固定するためのT字形の基板11を、2枚の板体11A、11Bの重ね合わせで構成しているので、例えば、ワイヤーハーネスを持って、図7に示すように、2枚合わせの基板11に捩りを加えることにより、基板11の重なり部分を広げながら、ブラケット30から基板11を抜くことができる。つまり、車体側に固定されたままのブラケット30から、基板11を捩り取ることができる。
【0024】
従って、ボルトやクリップを外したり、テープ巻きを取ったりするという面倒な手間をかけることなく、簡単に基板11とブラケット30を切り離して、テープ巻きされたままの基板11と共に、ワイヤーハーネスを車体から取り外すことができる。
【0025】
また、上記構成のワイヤーハーネス固定具1では、開口17aの周縁に嵌合する切欠溝32を、ブラケット30の両側縁に間隔的に複数設けているので、どの切欠溝32を開口17aの周縁に嵌合するかによって、縦バー部15からのブラケット30の他端側35の突出長さX(図6参照)を調節することができる。従って、車体に対する固定部(ボルト挿通孔36)とワイヤーハーネスに対するテープ巻き固定部(横バー部12)との間の距離の調節が簡単にでき、適用範囲を広げることができる。
【0026】
また、上記構成のワイヤーハーネス固定具1では、基板11を構成する2枚の板体11A、11Bをヒンジ13で繋いで一体化させているので、成形が容易である上に、重ね合わせの際の取り扱い(位置合わせ等)も容易にできる利点がある。
【0027】
図8は第2実施形態のワイヤーハーネス固定具の分解斜視図、図9は同ワイヤーハーネス固定具を構成するブラケットの平面図、図10は基板とブラケットを組み合わせて構成したワイヤーハーネス固定具の斜視図、図11はその解体要領の説明図である。
【0028】
この第2実施形態のワイヤーハーネス固定具1Bと第1実施形態のワイヤーハーネス固定具1と違いは、ブラケット30Bの形状だけである。即ち、本実施形態のワイヤーハーネス固定具1Bのブラケット30Bでは、一端側の両側縁に設けられている小突起33の根元に、該小突起33の破断を容易にするための切欠33aが設けられている。その他の構成は第1実施形態とまったく同様であるので、同一構成要素に同一符号を付して説明を省略する。
【0029】
このように、ブラケット30Bの各小突起33の根元に切欠33aを設けた場合は、上述した第1実施形態の取り外し方(基板をブラケットから捩り取る)を採ることができる他に、別の取り外し方を採ることもできる。即ち、図11に示すように、単純に基板11とブラケット30Bを矢印Yのように反対方向に強く引っ張るだけで、小突起33を破断させながら基板11を引き抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の第1実施形態のワイヤーハーネス固定具の分解斜視図である。
【図2】同ワイヤーハーネス固定具を構成する一方の部材である基板の展開平面図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】前記基板の組立状態を示す斜視図である。
【図5】前記ワイヤーハーネス固定具を構成するもう一方の部材であるブラケットの平面図である。
【図6】前記基板とブラケットを組み合わせて構成したワイヤーハーネス固定具の斜視図である。
【図7】前記ワイヤーハーネス固定具の解体方法の説明図である。
【図8】本発明の第2実施形態のワイヤーハーネス固定具の分解斜視図である。
【図9】図8のワイヤーハーネス固定具を構成するブラケットの平面図である。
【図10】同実施形態のワイヤーハーネス固定具の斜視図である。
【図11】同ワイヤーハーネス固定具の解体方法の説明図である。
【符号の説明】
【0031】
1,1B ワイヤーハーネス固定具
11 基板
11A 第1の板体
11B 第2の板体
12 横バー部
13 ヒンジ
14A,14B ロック部
15 縦バー部
16 中空部
17 端壁
17a 開口
30 ブラケット
31 一端側
32 切欠溝
33 小突起
33a 切欠
35 他端側
36 ボルト挿通孔(車体に対する固定部)




 

 


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