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発明の名称 ワイヤーハーネス経路に止水構造を備えた樹脂成形構造体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−68312(P2007−68312A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−250214(P2005−250214)
出願日 平成17年8月30日(2005.8.30)
代理人 【識別番号】100105647
【弁理士】
【氏名又は名称】小栗 昌平
発明者 金子 信崇 / 前橋 明美
要約 課題
ワイヤーハーネス経路の出口部分からワイヤーハーネス経路内への雨水等といった液体の浸入を安価に阻止できる止水構造を備えた樹脂成形構造体を提供すること。

解決手段
樹脂成形構造体である電気接続箱10は、ワイヤーハーネス20がワイヤーハーネス経路5外に露出される出口部分2からの液体の浸入を阻止するために、出口部分2よりも内側に位置する上面6および一方の側面7の部分上でワイヤーハーネス経路5の延長方向と交差する方向に第1止水壁部11および第2止水壁部12が延設されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
ワイヤーハーネスの少なくとも一部をその長手方向に案内するためのワイヤーハーネス経路を画成する内周面を有する中空筒状部を備えた樹脂成形構造体であって、
前記ワイヤーハーネスが前記ワイヤーハーネス経路外に露出される前記中空筒状部の出口部分からの液体の浸入を阻止するために、前記中空筒状部の出口部分よりも内側に位置する前記内周面の部分上で前記ワイヤーハーネス経路の延長方向と交差する方向に止水壁部が延設されていることを特徴とする樹脂成形構造体。
【請求項2】
前記止水壁部が、前記内周面のうちの少なくとも上面に形成され且つ該上面から下面に向かって立設されていることを特徴とする請求項1に記載した樹脂成形構造体。
【請求項3】
前記止水壁部が、前記内周面のうちの上面に形成され且つ該上面から下面に向かって立設された第1止水壁部と、前記内周面のうちの両側面の一方に形成され且つ該両側面の他方に向かって立設された第2止水壁部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載した樹脂成形構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車等といった車両に用いられる例えばリレー・ボックス、ヒューズ・ボックス、等といった、ワイヤーハーネスの一部を収容する電気接続箱(即ち、エレクトリック・ジャンクション・ブロック)、ワイヤーハーネスを保護するために収容するプロテクタ、等といった合成樹脂で成形された樹脂成形構造体に係り、特に、樹脂成形構造体内に形成されるワイヤーハーネス経路に止水構造を備えた樹脂成形構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば自動車の電装系の配線等に使用されるワイヤーハーネスは、その電線群が外力等によって損傷するのを防止するため、合成樹脂で成形された樹脂成形構造体、例えば、プロテクタによって保護されるのが一般的である。
【0003】
このようにワイヤーハーネスを保護するため収容するプロテクタの部分の中でも、特にプロテクタ内からワイヤーハーネスがプロテクタ外に露出される出口部分は、雨水等の液体が浸入する機会があるため、プロテクタには止水機構あるいは別部材として止水部材が設けられたものがある。
【0004】
止水部材が設けられたプロテクタの一例として、T字形に分岐するワイヤーハーネスを収容するためのワイヤーハーネス経路を画成するために、主収容溝および該主収容溝に連通する分岐収容溝を有するプロテクタ本体と、該主収容溝および分岐収容溝を閉塞する蓋と、主収容溝内に収容するワイヤーハーネスの幹線部と分岐収容溝内に収容するワイヤーハーネスの分岐線部との境界部分をシールするための防水シートと、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。
【0005】
この特許文献1の発明は、例えば、水平方向に開口するプロテクタの出口部分から外に出ているワイヤーハーネスからの雨水等といった液体の跳ね返りに対しても良好な止水機能をプロテクタに与えることができるが、比較的コストがかかる。
【0006】
【特許文献1】特開2005−151763号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイヤーハーネス経路の出口部分からワイヤーハーネス経路内への雨水等といった液体の浸入を安価に阻止できる止水構造を備えた樹脂成形構造体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するため、本発明に係る樹脂成形構造体は、下記(1)〜(3)を特徴とする。
(1) ワイヤーハーネスの少なくとも一部をその長手方向に案内するためのワイヤーハーネス経路を画成する内周面を有する中空筒状部を備えた樹脂成形構造体であって、
前記ワイヤーハーネスが前記ワイヤーハーネス経路外に露出される前記中空筒状部の出口部分からの液体の浸入を阻止するために、前記中空筒状部の出口部分よりも内側に位置する前記内周面の部分上で前記ワイヤーハーネス経路の延長方向と交差する方向に止水壁部が延設されていること。
(2) 上記(1)の構成の樹脂成形構造体において、
前記止水壁部が、前記内周面のうちの少なくとも上面に形成され且つ該上面から下面に向かって立設されていること。
(3) 上記(1)の構成の樹脂成形構造体において、
前記止水壁部が、前記内周面のうちの上面に形成され且つ該上面から下面に向かって立設された第1止水壁部と、前記内周面のうちの両側面の一方に形成され且つ該両側面の他方に向かって立設された第2止水壁部と、を含むこと。
【0009】
上記(1)の構成の樹脂成形構造体によれば、中空筒状部の出口部分よりも内側に位置する内周面の部分上でワイヤーハーネス経路の延長方向と交差する方向に止水壁部が延設されているので、中空筒状部の出口部分からの液体の浸入を安価に阻止することができる。尚、止水壁部が中空筒状部と一体成形されていることがコスト的にも好ましい。
上記(2)の構成の樹脂成形構造体によれば、止水壁部が中空筒状部の内周面のうちの少なくとも上面に形成され且つ該上面から下面に向かって立設されているので、たとえ中空筒状部の出口部分が樹脂成形構造体の水平方向(換言すれば、横方向)に開口するように配置されたとしても、例えば、出口部分から外に出ているワイヤーハーネス等からの液体の跳ね返りに対して止水を行なうことができる。
上記(3)の構成の樹脂成形構造体によれば、止水壁部が、中空筒状部の内周面のうちの上面に形成され且つ該上面から下面に向かって立設された第1止水壁部と、中空筒状部の内周面のうちの両側面の一方に形成され且つ該両側面の他方に向かって立設された第2止水壁部と、を含むので、たとえ中空筒状部の出口部分が樹脂成形構造体の水平方向(換言すれば、横方向)に開口するように配置されたとしても、例えば、出口部分から外に出ているワイヤーハーネス等からの液体の跳ね返りに対して、より良好な止水を行なうことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ワイヤーハーネス経路の出口部分からワイヤーハーネス経路内への雨水等といった液体の浸入を安価に阻止できる。
【0011】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係る好適な実施形態を図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1はワイヤーハーネス経路に止水構造を備えた本発明の樹脂成形構造体の一実施形態の要部外観斜視図、図2は本発明に係る樹脂成形構造体の一実施形態の要部であるワイヤーハーネス経路上の止水構造を示す樹脂成形構造体の要部破断斜視図、そして図3は図2を示すために樹脂成形構造体から分離された部分の斜視図である。
【0014】
図1〜図3に示されるように、本発明の一実施形態である電気接続箱10は、例えば自動車等といった車両に用いられる例えばリレー・ボックス、ヒューズ・ボックス、等であり、各構成要素が合成樹脂で成形された樹脂成形構造体である。尚、この電気接続箱10の接続箱本体1には、その一側部4を除いて上面の大半部分を覆う上カバー(不図示)と、下面を覆う下カバー(不図示)とが取付けられる。
【0015】
電気接続箱10では、例えばリレー、ヒューズ、等といった電気部品(不図示)が収容された接続箱本体1上に、当該複数の電気部品(不図示)に電気的に接続された複数の電線の束であるワイヤーハーネス20が配索され、そのワイヤーハーネス20が、接続箱本体1と該接続箱本体1に取付けられたサイド・プロテクタ・カバー3との間に形成されたワイヤーハーネス経路5から引き出されている。
【0016】
より詳細には、接続箱本体1の一側部4と該一側部4を覆うように取付けられるサイド・プロテクタ・カバー3とが、ワイヤーハーネス20の一部をその長手方向に案内するためのワイヤーハーネス経路5を画成する内周面(即ち、上面6,一方の側面7,下面8,他方の側面9)を有する中空筒状部を形成している。そしてワイヤーハーネス20がワイヤーハーネス経路5外に露出される中空筒状部の出口部分2からの液体の浸入を阻止するために、出口部分2よりも内側に位置する上面6および一方の側面7の部分上でワイヤーハーネス経路5の延長方向と交差する方向に止水壁部が延設されている。
【0017】
前述した止水壁部は、上面6上に形成され且つ該上面6から下面8に向かって立設されるようにサイド・プロテクタ・カバー3と一体成形された第1止水壁部11と、一方の側面7上に形成され且つ他方の側面9に向かって立設されるように接続箱本体1と一体成形された複数の第2止水壁部12と、を含む。尚、前述した止水壁部は、第1止水壁部11だけで構成しても効果的である。
【0018】
この電気接続箱10によれば、出口部分2よりも内側に位置する上面6および一方の側面7それぞれの部分上でワイヤーハーネス経路5の延長方向と交差する方向に止水壁部11,12が延設されているので、出口部分2からの液体の浸入を安価に阻止することができる。
【0019】
また、この電気接続箱10では、第1止水壁部11がサイド・プロテクタ・カバー3の内面(上面6)に少なくとも形成されていれば、例えば、電気接続箱10の水平方向(換言すれば、横方向)に開口するように配置されている出口部分2から外に出ているワイヤーハーネス20からの液体の跳ね返りに対して止水を行なうことができるので、好ましい。
【0020】
この電気接続箱10では、止水壁部が、上面6に形成された第1止水壁部11と、一方の側面7に形成された第2止水壁部12と、を含むので、より良好な止水を行なうことができる。
【0021】
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0022】
本発明は、ワイヤーハーネス経路の出口部分からワイヤーハーネス経路内への雨水等といった液体の浸入を安価に阻止できるので、上述した電気接続箱に限らず、プロテクタ等、様々な樹脂成形構造体にも有用である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】ワイヤーハーネス経路に止水構造を備えた本発明の樹脂成形構造体の一実施形態の要部外観斜視図である。
【図2】本発明に係る樹脂成形構造体の一実施形態の要部であるワイヤーハーネス経路上の止水構造を示す樹脂成形構造体の要部破断斜視図である。
【図3】図2を示すために樹脂成形構造体から分離された部分の斜視図である。
【符号の説明】
【0024】
1:接続箱本体
2:出口部分
3:サイド・プロテクタ・カバー(中空筒状部の半部)
4:一側部(中空筒状部の半部)
5:ワイヤーハーネス経路
6:上面(内周面の一部)
7:一方の側面(内周面の一部)
8:下面(内周面の一部)
9:他方の側面(内周面の一部)
10:電気接続箱(樹脂成形構造体)
11:第1止水壁部
12:第2止水壁部
20:ワイヤーハーネス




 

 


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