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発明の名称 グロメット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−68382(P2007−68382A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−255217(P2005−255217)
出願日 平成17年9月2日(2005.9.2)
代理人 【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
発明者 安永 和生 / 中村 洋二 / 小川 直哉
要約 課題
制御盤等の筐体内に侵入した水の排水を行なうことができ、筐体内に異物が侵入し難いグロメットを得ること。

解決手段
筐体壁5に設けられたケーブル挿通孔5aより大きい外径を有し、中央部に、挿通されるケーブル6に密着するケーブル導入部8、1dが形成され、前記ケーブル挿通孔に装着される弾性体からなるグロメット1であって、前記弾性体のケーブル導入部の外側に、前記筐体の内部10と外部11とを連通させる水抜路2、3を形成した。
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体壁に設けられたケーブル挿通孔より大きい外径を有し、中央部に、挿通されるケーブルに密着するケーブル導入部が形成され、前記ケーブル挿通孔に装着される弾性体からなるグロメットであって、
前記弾性体のケーブル導入部の外側に、前記筐体の内部と外部とを連通させる水抜路を形成したことを特徴とするグロメット。
【請求項2】
前記弾性体は、所定の厚さを有する盤状に形成され、外周部に形成されたリング状溝が前記ケーブル挿通孔を形成する筐体壁に嵌合され、前記水抜路は、外周部の少なくとも1ヶ所に形成され、前記リング状溝よりも深さと幅が大きい穴と、該穴内を区画する前記筐体壁とにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
【請求項3】
前記水抜路は、前記弾性体に形成された孔であることを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
【請求項4】
前記弾性体のケーブル導入部には、円形に切抜かれて前記ケーブルに密着する薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のグロメット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線ケーブルや光ファイバーケーブル等が貫通する配線盤、配電盤、制御盤(ホイスト制御盤)等の筺体壁のケーブル挿通孔に装着してケーブルを絶縁、保護し、また、ケーブル挿通用の予備孔に取付けて予備孔を塞ぐグロメットに関するものである。本明細書において、「ケーブル挿通孔」とは、「ケーブル挿通用の予備孔」を含むものとする。
【背景技術】
【0002】
従来のケーブル用グロメットとして、導入ケーブルの導入部分に対応した表面に、導入ケーブルの太さに対応した径の円状切込用溝と切込円状部分とを形成し、ケーブルの径に対応した円状切込用溝に切込みを入れて切込円状部分をくり抜き、ケーブル導入開口にケーブルを導入するものがある(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2004−096964号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のケーブル用グロメットによれば、グロメットが制御盤等の筐体に設けられたケーブル挿通孔に装着され、切込円状部分がくり抜かれてケーブルが導入されているときも、切込円状部分がくり抜かれずにケーブルが導入されていないときも、グロメットには、筐体の内部と外部とを連通させる隙間がないので、筐体内に水が侵入して筐体の底に溜まっても、排水することができないという問題があった。
【0005】
また、切込円状部分をくり抜き、ケーブルを導入させないグロメットを筐体に装着したり、筐体のケーブル挿通孔にグロメット装着せずに、そのまま排水孔にすれば、排水をすることはできるが、ケーブル挿通孔から筐体内に異物や粉塵が侵入しやすく、制御盤等の内部機器に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、筐体内に侵入した水の排水を行なうことができ、筐体内に異物や粉塵が侵入し難いグロメットを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、筐体壁に設けられたケーブル挿通孔より大きい外径を有し、中央部に、挿通されるケーブルに密着するケーブル導入部が形成され、前記ケーブル挿通孔に装着される弾性体からなるグロメットであって、前記弾性体のケーブル導入部の外側に、前記筐体の内部と外部とを連通させる水抜路を形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、筐体内に侵入した水の排水を行なうことができ、筐体内に異物や粉塵が侵入し難いグロメットが得られる、という効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明にかかるグロメットの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
実施の形態1.
図1−1は、本発明にかかるグロメットの実施の形態1の平面図であり、図1−2は、図1−1のA−A線に沿う断面図であり、図1−3は、図1−1のB−B線に沿う断面図である。
【0011】
図1−1〜図1−3に示すように、実施の形態1のグロメット1は、配線盤、配電盤、制御盤等の筺体壁としての底板5に設けられたケーブル挿通孔5aに装着され、ケーブル挿通孔5aを塞いでいる。
【0012】
グロメット1は、ゴムや樹脂等の弾性体で所定の厚さに形成され、ケーブル挿通孔5aより外径が大きく、筐体の内部10側に配置される円形の盤状部1aと、盤状部1aに一端が接続し、ケーブル挿通孔5aに挿入される筒状部1bと、筒状部1bの他端に接続し、筐体の底板5を挟んで盤状部1aと対向し、筐体の外部11に配置される円形の第2の盤状部1cと、を有している。盤状部1aの下面と筒状部1bの外周面と第2の盤状部1cの上面とで囲まれる部分は、ケーブル挿通孔5aを形成する底板5に嵌合されるリング状溝となっている。
【0013】
グロメット1の中央部には、ケーブル導入部としての円形穴8が形成され、円形穴8の天上部となる盤状部1aの中央部に、円形に切抜かれて挿通されるケーブルに密着する薄肉部1dが形成されている。
【0014】
盤状部1aの中心を挟んで対向する2ヶ所には、盤状部1aの外周部に開口する水抜路2(水抜溝3)としての放射状の水抜溝3aが形成され、筒状部1bには、盤状部1aの水抜溝3aのそれぞれに連通するケーブル軸方向の水抜路2(水抜溝3)としての水抜溝3bが形成され、第2の盤状部1cの中心を挟んで対向する2ヶ所には、筒状部1bの水抜溝3bにそれぞれ連通し、第2の盤状部1cの外周部に開口する水抜路2(水抜溝3)としての放射状の水抜溝3cが形成されている。
【0015】
水抜溝3a、3b、3cが互いに連通され、底板5によって区画され、筐体の内部10と外部11とを連通させる水抜路2(水抜溝3)を形成している。水抜溝3a、3b、3cは、互いに直角に曲折させて形成されている。なお、水抜溝3cは、放射状の溝に形成せずに、ケーブル軸方向の孔として形成してもよい。
【0016】
すなわち、実施の形態1のグロメット1は、筐体壁としての底板5に設けられたケーブル挿入孔より大きい外径を有し、中央部に、挿通されるケーブルに密着するケーブル導入部(円形穴8及び薄肉部1d)が形成され、弾性体(グロメット1)のケーブル導入部の外側に筐体の内部10と外部11とを連通させる水抜路(水抜溝3a、3b、3c)が形成されている。
【0017】
また、実施の形態1のグロメット1(弾性体)は、全体として、所定の厚さを有する盤状に形成され、外周部に形成されたリング状溝(図1−3参照)がケーブル挿通穴5aを形成する筐体壁(底板)5に嵌合され、水抜路(水抜溝3a、3b、3c)は、外周部の少なくとも1ヶ所に形成され、リング状溝よりも深さと幅が大きい穴(図1−2参照、水抜溝3a+3b+3c)と、該穴内を区画する筐体壁(底板5)とにより形成されている。
【0018】
上記のように形成された実施の形態1のグロメット1は、筐体内に侵入した水9が底板5上に溜まると、水抜溝3a、3b、3cを通して水9を排水する。水抜溝3aが底板5aと面一となっているので、底板5に溜まる水位が低いうちに排水を行なうことができる。また、水抜溝3a、3b、3cが互いに曲折しているので、筐体内に異物7や粉塵等が侵入し難い。
【0019】
実施の形態2.
図2−1は、本発明にかかるグロメットの実施の形態2の平面図であり、図2−2は、図2−1のC−C線に沿う断面図である。
【0020】
図2−1及び図2−2に示すように、実施の形態2のグロメット1は、筺体の底板5のケーブル挿通孔5aに装着され、盤状部1aの薄肉部1dが円形に切抜かれてケーブル6が挿通されている。他の部分は、図1−1〜図1−3に示す実施の形態1のグロメット1と同等であるので、その構造の詳細な説明は省略する。
【0021】
上記のように形成された実施の形態2のグロメット1は、筐体内に侵入した水9が底板5上に溜まると、水抜溝3a、3b、3cを通して水9を排水する。水抜溝3aが底板5aと面一となっているので、底板5に溜まる水位が低いうちに排水を行なうことができる。また、水抜溝3a、3b、3cが互いに曲折しているので、筐体内に異物7や粉塵等が侵入し難い。
【0022】
なお、グロメット1に挿通されるケーブル6の径が同じ直径に統一されているときは、円形穴8の径をケーブル6の径と略同一とし、薄肉部1dを無くしてもよい。
【0023】
実施の形態3.
図3−1は、本発明にかかるグロメットの実施の形態3の平面図であり、図3−2は、図3−1のD−D線に沿う断面図である。
【0024】
図3−1及び図3−2に示すように、実施の形態3のグロメット31は、筺体の底板5のケーブル挿通孔5aに装着され、盤状部1aの薄肉部1dが円形に切抜かれてケーブル6が挿通されている。
【0025】
グロメット31は、ゴムや樹脂等の弾性体で所定の厚さに形成され、ケーブル挿通孔5aより外径が大きく、筐体の内部10側に配置される円形の盤状部1aと、盤状部1aに一端が接続し、ケーブル挿通孔5aに挿入される筒状部1bと、筒状部1bの他端に接続し、筐体の底板5を挟んで盤状部1aと対向し、筐体の外部11に配置される円形の第2の盤状部1cと、を有している。盤状部1aの下面と筒状部1bの外周面と第2の盤状部1cの上面とで囲まれる部分は、ケーブル挿通孔5aを形成する底板5に嵌合されるリング状溝となっている。
【0026】
グロメット31の中央部には、ケーブル導入部としての円形穴8が形成され、円形穴8の天上部となる盤状部1aの中央部に、円形に切抜かれて挿通されるケーブルに密着する薄肉部1dが形成されている。
【0027】
盤状部1aの中心を挟んで対向する2ヶ所には、盤状部1aの外周部に開口する水抜路2(水抜孔4)としての放射状の水抜孔4aが形成され、筒状部1bには、盤状部1aの水抜孔4aのそれぞれに連通するケーブル軸方向の水抜路2(水抜孔4)としての水抜孔4bが形成され、第2の盤状部1cの中心を挟んで対向する2ヶ所には、筒状部1bの水抜孔4bにそれぞれ連通し、第2の盤状部1cの外周部に開口する水抜路2(水抜孔4)としての放射状の水抜孔4cが形成されている。
【0028】
水抜孔4a、4b、4cが互いに連通され、筐体の内部10と外部11とを連通させる水抜路2(水抜孔4)を形成している。水抜孔4a、4b、4cは、互いに直角に曲折させて形成されている。なお、水抜孔3cは、放射状の孔に形成せずに、ケーブル軸方向の孔として形成してもよい。また、グロメット31に挿通されるケーブル6の径が同じ直径に統一されているときは、円形穴8の径をケーブル6の径と略同一とし、薄肉部1dを無くしてもよい。
【0029】
すなわち、実施の形態3のグロメット31は、筐体壁としての底板5に設けられたケーブル挿入孔5aより大きい外径を有し、中央部に、挿通されるケーブル6に密着するケーブル導入部(円形穴8及び薄肉部1d)が形成され、弾性体(グロメット31)のケーブル導入部の外側に筐体の内部10と外部11とを連通させる水抜路(水抜孔4)が形成されている。
【0030】
上記のように形成された実施の形態3のグロメット31は、筐体内に侵入した水9が底板5上に溜まると、水抜孔4a、4b、4cを通して水9を排水する。また、水抜孔4a、4b、4cが互いに曲折しているので、筐体内に異物7や粉塵等が侵入し難い。
【0031】
実施の形態4.
図4−1は、本発明にかかるグロメットの実施の形態4の平面図であり、図4−2は、図4−1のE−E線に沿う断面図である。
【0032】
図4−1及び図4−2に示すように、実施の形態4のグロメット41は、筺体の底板5のケーブル挿通孔5aに接着等により装着され、盤状部1aの薄肉部1dが円形に切抜かれてケーブル6が挿通されている。実施の形態4のグロメット41は、実施の形態1〜3のグロメット1、31が有している第2の盤状部1cを有していない。他の部分は、図1−1〜図2−2に示す実施の形態1、2のグロメット1と同等であるので、その構造の詳細な説明は、省略する。
【0033】
上記のように形成された実施の形態4のグロメット41は、筐体内に侵入した水9が底板5上に溜まると、水抜溝3a、3bを通して水9を排水する。また、水抜溝3a、3bが互いに曲折しているので、筐体内に異物7や粉塵等が侵入し難い。
【0034】
なお、グロメット41に挿通されるケーブル6の径が同じ直径に統一されているときは、円形孔8の径をケーブル6の径と略同一とし、薄肉部1dを無くしてもよい。また、実施の形態4のグロメット41の筒状部1bを削除してしまってもよい。また、実施の形態1〜4のグロメットにおいて、盤状部1aの放射状溝3a又は放射状孔4aをストレートに円形穴8に連通させ、他の水抜路を無くしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0035】
以上のように、本発明にかかるグロメットは、筐体内に水が侵入するおそれのある配線盤、配電盤、制御盤等に装備されるグロメットとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1−1】本発明にかかるグロメットの実施の形態1の平面図である。
【図1−2】図1−1のA−A線に沿う断面図である。
【図1−3】図1−1のB−B線に沿う断面図である。
【図2−1】本発明にかかるグロメットの実施の形態2の平面図である。
【図2−2】図2−1のC−C線に沿う断面図である。
【図3−1】本発明にかかるグロメットの実施の形態3の平面図である。
【図3−2】図3−1のD−D線に沿う断面図である。
【図4−1】本発明にかかるグロメットの実施の形態4の平面図である。
【図4−2】図4−1のE−E線に沿う断面図である。
【符号の説明】
【0037】
1、31、41 グロメット
1a 盤状部
1b 筒状部
1c 第2の盤状部
1d 薄肉部(ケーブル導入部)
2 水抜路
3、3a、3b、3c 水抜溝
4、4a、4b、4c 水抜孔
5 底板(筐体壁)
5a ケーブル挿通孔
6 ケーブル
7 異物
8 円形穴(ケーブル導入部)
9 水
10 筐体の内部
11 筐体の外部




 

 


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