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発明の名称 引出形遮断器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−60868(P2007−60868A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−246084(P2005−246084)
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
代理人 【識別番号】100073759
【弁理士】
【氏名又は名称】大岩 増雄
発明者 福谷 和則 / 徳永 義博
要約 課題
引出形遮断器の筐体に組み込まれた手動操作ハンドル装置を活用して、引出形遮断器を引出枠に挿入又は引出し操作する引出ハンドルを個別に必要としない引出形遮断器を得る。

解決手段
遮断器本体1の外部から引出ハンドルを挿入して操作することにより遮断器本体1を引出枠2に出し入れする引出機構と、遮断器本体1の投入ばねを蓄勢する蓄勢部とを有し、投入ばねを外部から手動操作で蓄勢する手動操作ハンドル装置4を備えた引出形遮断器において、手動操作ハンドル装置4は、蓄勢部の駆動軸に固着された軸部41と、この軸部に着脱可能に設けられた棒部42とで構成し、かつ、棒部42には引出機構の操作部に係合可能な係合部42bを備えた。
特許請求の範囲
【請求項1】
投入ばねを蓄勢する蓄勢部を有し、上記投入ばねを蓄勢後に指令を与えて放勢することにより主回路通電部を閉路させる遮断器本体と、この遮断器本体を引出可能に収容する引出枠と、外部から引出ハンドルを操作部に挿入しその操作により上記遮断器本体を上記引出枠に出し入れする引出機構と、上記投入ばねを上記遮断器本体の外部から手動操作で蓄勢する手動操作ハンドル装置とを備えた引出形遮断器において、
上記手動操作ハンドル装置は、上記投入ばねを蓄勢する上記蓄勢部の駆動軸に固着された軸部と、この軸部に着脱可能に設けられた棒部とで構成され、上記棒部には上記引出機構の上記操作部に係合可能な係合部を備えていることを特徴とする引出形遮断器。
【請求項2】
上記棒部は折畳み可能な把持部を備えていることを特徴とする請求項1記載の引出形遮断器。
【請求項3】
上記把持部は、上記棒部の着脱側とは反対側の端部近傍を回動中心として、上記棒部の軸線に対し略90度開閉可能に設けられていることを特徴とする請求項2記載の引出形遮断器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、筐体の外部よりハンドルを操作して投入ばねを蓄勢した後、指令を与えることにより蓄勢力で通電部を閉じさせる遮断器(特に気中遮断器)のうち、配電盤などに装着され、必要に応じて内部に収容した遮断器本体を出し入れできる引出形遮断器に関し、詳しくは投入ばねを蓄勢させるためのハンドル部の構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
気中遮断器は、一般にビル,工場などの主幹用遮断器として使用されることが多い。それ故、電路の開閉機器として、開閉耐久機能が求められている。このような遮断器の開閉操作、特に閉操作の過程で、例えば、遮断器に具備された投入ばねをハンドルの手動操作で一旦蓄勢し、その蓄勢力を放勢して接点を閉じるように構成された技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、この主幹用遮断器としての気中遮断器は、保守点検において電源や負荷に接続された外部電線を端子から取り外したり、遮断器自体を構造物から取り外す手間を省くため、引出形遮断器とすることが多い。例えば、図5は従来の引出形遮断器を示す斜視図であり、遮断器本体51を引出枠52から引出した状態を示している。配電盤などの構造物に固定した引出枠52には、一端に遮断器本体51が取付けられた伸縮可能な引出レール53が設けられており、図の状態から所定の位置まで挿入後、挿入孔54に引出ハンドル55を挿入して時計方向に回転させると、内部の引出機構のメインスクリューが回転して引出レール53が縮み、遮断器本体51が引出枠52に挿入され、遮断器本体51側の導体が引出枠52側の主回路ジャンクションに圧入されて接続が完了する。また、遮断器本体51を引出枠52から取り外すこともできるようになっている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平3−201330号公報(第6〜7頁、第1図)
【特許文献2】特開2003−308764号公報(第3頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、特許文献1に示すような遮断器には、外部から投入ばねを付勢するための手動操作ハンドル装置が具備されている。
一方、引出形遮断器の引出及び挿入操作は、配電盤などへの設置または遮断器の保守点検時などにのみ行い、その操作に使用する引出ハンドルは通常の使用状態では必要としない。しかしながら、上記の特許文献2に示すような従来の引出形遮断器では、遮断器の近傍へ引出ハンドルを常備しておく必要があり、このための収納スペースの確保や、場合によってはその保持のための追加加工や別部材が必要になるなど、特に使用者の使い勝手の点で問題があった。また、引出ハンドルを遮断器とは別の場所に保管すると、例えば、紛失などにより、緊急の保守点検時に支障をきたす恐れがあった。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、引出形遮断器の筐体に組み込まれた手動操作ハンドル装置を活用することにより、遮断器本体を引出枠に挿入又は引出し操作する引出ハンドルを個別に必要としない引出形遮断器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係わる引出形遮断器は、投入ばねを蓄勢する蓄勢部を有し、投入ばねを蓄勢後に指令を与えて放勢することにより主回路通電部を閉路させる遮断器本体と、この遮断器本体を引出可能に収容する引出枠と、外部から引出ハンドルを操作部に挿入しその操作により遮断器本体を引出枠に出し入れする引出機構と、投入ばねを遮断器本体の外部から手動操作で蓄勢する手動操作ハンドル装置とを備えた引出形遮断器において、手動操作ハンドル装置は、投入ばねを蓄勢する蓄勢部の駆動軸に固着された軸部と、この軸部に着脱可能に設けられた棒部とで構成され、棒部には引出機構の操作部に係合可能な係合部が備えられているものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明の引出形遮断器によれば、閉操作のために必要な手動操作ハンドル装置を、蓄勢部の駆動軸に固着された軸部とその軸部に取外し可能に設けた棒部とで構成し、棒部には引出機構の操作部に係合可能な係合部を備えたので、必要に応じ棒部を取外して引出機構を操作する引出ハンドルとし利用できるため、個別に引出ハンドルを必要とせず、引出ハンドルの収納スペースの確保や紛失の懸念を払拭でき、使い勝手の良い引出形遮断器を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における引出形遮断器の斜視図、図2及び図3は図1における要部断面図、図4は手動操作ハンドル装置の一部を取外した斜視図である。
【0010】
図1に示すように、遮断器本体1は配電盤などの構造物に固定される引出枠2に引出可能に収容されており、図は遮断器本体1が引出枠2に挿入された状態、すなわち、遮断器本体1側の導体(図示せず)と引出枠2側に設けられた主回路ジャンクション(図示せず)とが電気的に接続されている状態を示している。遮断器本体1と引出枠2のそれぞれの両サイドには、伸縮自在の引出レール3が設けられており、また、下部側には後述の引出機構が設けられている。そして、遮断器本体1の正面部1aの下部には引出ハンドルを挿入するための挿入穴1bが設けられている。
【0011】
遮断器本体1内には、後述の投入ばねを蓄勢する蓄勢部を有し、投入ばねが電動又は手動により蓄勢できるようになっているが、手動で蓄勢するための手動操作ハンドル装置4が、遮断器本体1の前面部1aに設けたハンドル収納部1cに、外部から操作可能に設けられている。また、前面部1aには遮断器本体1の可動接触子(図示せず)を投入させるONボタン5、及び引き外すOFFボタン6が設けられている。
【0012】
先ず図2により投入ばねの蓄勢部7について説明する。遮断器本体1の筐体に回動自在に設けられたカムシャフト8に、ラチェット9とカム10が固着されている。そして、カム10上を転動するローラ11を一端に有するチャージアーム12が、固定軸13を支点として回動し、その他端は投入ばね14に係止されている。上記8〜14で蓄勢部7を構成するが、図では本発明の説明に必要な最少部品構成のみを示している。実際は更に多くの構成部品を有するが、それらは本発明の主要部ではないので省略する。
手動操作ハンドル装置4は、この蓄勢部7の駆動軸であるカムシャフト8に固着されてカムシャフト8と一体で回動する軸部41と、軸部41に螺合されて着脱可能に設けられた棒部42とで構成されている。
【0013】
手動操作ハンドル装置4により投入ばね14を手動で蓄勢する場合について説明する。図2の状態から、手動操作ハンドル装置4の棒部42を握って矢印A方向に引倒す動作を数回行うと、ラチェット9及びカム10がカムシャフト8を中心に反時計方向に回転する。カム10の回転によりチャージアーム12に設けたローラ11がカム10上を転動するので、チャージアーム12は固定軸13を支点に時計方向に回動し、投入ばね14が押圧されて蓄勢される。
この状態で、前面部1aに設けられたONボタン5を押すことで、図示しないリンク機構等が動作して投入ばね14の蓄勢が開放され、遮断器本体1に設けられた主回路通電部の接点が接触して導通状態となる。
【0014】
なお、可動接点,固定接点を有する主回路通電部や、それらを開閉させる開閉機構やリンク機構等は、本発明の主要部ではないので図示及び説明は省略している。
また、この遮断器本体1の導通・非導通に拘わるON及びOFF操作についても、本発明の要部ではないため、これ以上の詳しい説明は省略する。
【0015】
次に、引出機構15について簡単に説明する。図3は図1を側面から見た部分断面図であり、引出機構15部分の概略を示すものである。遮断器本体1の前面部1aの下部に形成された挿入穴1bの内側に、前面側から背面側に向けてメインスクリュー16が回転可能に筐体に固定されている。挿入穴1bに対向する側は引出ハンドルと係合する操作部である六角穴16aが形成され、他端の背面側には引出枠2側に突設されたインサートスクリュー17と螺合する雄ねじ16bが形成されている。
なお、図に示すのは主要部のみであり、本発明に直接関係ない部分は図示を省略している。また、この引出機構15は遮断器本体1の外部からハンドル操作により操作できるものであればよく、図の形状に限定するものではない。
【0016】
引出機構15の動作を説明する前に、先に説明した手動操作ハンドル装置4の着脱と詳細構成について説明する。手動操作ハンドル装置4は、先述のように棒部42が軸部41に着脱可能に構成されているので、棒部42を遮断器本体1の前面部1aより引き出した状態(図2の一点鎖線に相当)で、軸心に対し反時計方向に回すと軸部41から取り外すことができる。
【0017】
棒部42を軸部41から外した状態を図4に示す。図のように、棒部42の一端は軸部41に設けた雌ねじ部41aと螺合する雄ねじ部42aが形成されており、更にこの雄ねじ部42aの先端には六角レンチ部42bが設けられている。この六角レンチ部42bは引出機構15の操作部である六角穴16aに係合する係合部となる。また、他端側には端部近傍を回動中心として、把持部43a,43bが、例えばネジやリベットで回動可能に取り付けられている。この把持部43a,43bは、棒部42の軸線に対し略90度、図に一点鎖線で示すように開閉可能に設けられており、折畳むとほぼ棒部42の外形となる。把持部43a,43bの部材は別部材としているが、実際の製作においては、例えば、棒部42の先端側からほぼ半分程度まで、軸方向に対し平行に、棒部を3分割するように切出して利用すれば、材料を節約できる。
【0018】
把持部43a,43bを棒部42に折畳んで収納した際、遮断器本体1のハンドル収納部1cへスムーズに納まるよう、把持部43a,43bと棒部42の相対向する位置に、例えば凹凸によるクリック部を設けておくことが好ましい。
また、図では把持部を43a,43bと2個設けたものを示したが、どちらか一方であっても良いことは言うまでもない。
更に、把持部を含む棒部は、図の形状に限定するものではなく、例えば、棒部自身を長さ方向の中央付近で折り曲げ可能として、必要時に折り曲げて把持部に利用できるようにしてもよい。要は、棒部が軸部から取外し可能で、かつ、引出機構の操作部に係合可能な係合部を備えた形状のものであればよい。
【0019】
次に、引出形遮断器の保守点検等において、引出機構15により遮断器本体1を引出枠2から引き出す場合の操作について説明する。先ず、事前作業として、手動操作ハンドル装置4から棒部42を外し、図4の一点鎖線で示すように把持部43a,43bを開いておく。以下、この状態のものを引出しハンドルと称することにする。
【0020】
図1に一点鎖線で示すように、挿入穴1bに引出ハンドルを挿入し、その係合部42bを引出機構15の操作部であるメインスクリュー16の六角穴16aに係合させ、この引出ハンドルを反時計方向に回転させることで、引出レール3が伸び、遮断器本体1が引出枠2から所定の位置まで引き出され、遮断器本体1側の導体と引出枠2側の主回路ジャンクションとが電気的に非接続となり、その後、遮断器本体1を引出枠2から引出すことが可能となる。
挿入作業の場合は、上記と逆の操作を行えばよい。作業が完了すれば、引出ハンドルは、元のように棒部42を軸部41にねじ込んで取付け、把持部43a,43bを折畳んでハンドル収納部1cへ収納する。
【0021】
以上のように、本実施の形態の発明によれば、閉操作のために必要な手動操作ハンドル装置を、蓄勢部の駆動軸に固着された軸部とその軸部に取外し可能に設けた棒部とで構成し、棒部には引出機構の操作部に係合可能な係合部を備えたので、必要に応じ手動ハンドル装置の棒部を取外して引出機構の引出ハンドルとして利用することができる。従って、個別に引出ハンドルを必要とせず、引出ハンドルの収納スペースの確保や紛失の懸念を払拭できるため、使い勝手の良い引出形遮断器を提供することができる。
また、棒部に折畳み可能な把持部を設けたので、引出機構の引出ハンドルとして使用する場合は、引出ハンドルの回転操作が容易となる。
更にまた、把持部は、棒部の着脱側とは反対側の端部近傍を回動中心として、棒部の軸線に対し略90度開閉可能に設けたので、棒部を回転させる際に、開いた把持部に手を掛けて容易に回転させることができ、遮断器本体の引出及び挿入時の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】この発明の実施の形態1における引出形遮断器の斜視図である。
【図2】図1における引出形遮断器の蓄勢部の側面断面図である。
【図3】図1における引出形遮断器の引出機構の側面断面図である。
【図4】図1における引出形遮断器の手動操作ハンドル装置の一部を取外した斜視図である。
【図5】従来の引出形遮断器の斜視図である。
【符号の説明】
【0023】
1 遮断器本体 1a 前面部
1b 挿入穴 1c ハンドル収納部
2 引出枠 3 引出レール
4 手動操作ハンドル装置 5 ONボタン
6 OFFボタン 7 蓄勢部
8 カムシャフト(駆動軸) 9 ラチェット
10 カム 11 ローラ
12 チャージアーム 13 固定軸
14 投入ばね 15 引出機構
16 メインスクリュー 16a 六角穴(操作部)
16b 雄ねじ 17 インサートスクリュー
41 軸部 41a 雌ねじ部
42 棒部 42a 雄ねじ部
42b 六角レンチ部(係合部) 43a,43b 把持部。




 

 


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