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発明の名称 ワイヤハーネスの配索構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−104762(P2007−104762A)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
出願番号 特願2005−288920(P2005−288920)
出願日 平成17年9月30日(2005.9.30)
代理人 【識別番号】100072660
【弁理士】
【氏名又は名称】大和田 和美
発明者 福本 康治 / 加藤 重人 / 小林 孝 / 佐藤 龍典 / 鈴木 秀信 / 小野 裕一
要約 課題
車体パネルとスカッフプレートとの間の空間にワイヤハーネスを効率よく配索すると共に、車体パネルへの固定箇所を減少して組みつけ作業性を高める。

解決手段
自動車の車体パネルであるサイドシル12と該サイドシル12に被せるスカッフプレート13との間の空間Sに配索されるワイヤハーネスの配索構造であって、空間Sに、ワイヤハーネスW/Hを挿通させるボックス形状のプロテクタ20が収容され、該プロテクタ20の上壁20bおよび幅方向の両側壁20f、20cはスカッフプレート13の上壁13aおよび両側壁13b、13cに内嵌されると共に、該スカッフプレート13の両側壁13b、13cとプロテクタの両側壁20f、20cとに夫々設けた係止爪13d、13eと被係止部20i、20jが係止される一方、該プロテクタ20の底壁20aはサイドシル12に沿った形状とされると共にクランプ30でサイドシル12に係止されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
自動車の車体パネルと該車体パネルに被せるスカッフプレートとの間の空間に配索されるワイヤハーネスの配索構造であって、
前記空間に、ワイヤハーネスを挿通させるボックス形状のプロテクタが収容され、該プロテクタの上壁および幅方向の両側壁は前記スカッフプレートの上壁および両側壁に内嵌されると共に、該スカッフプレートの両側壁とプロテクタの両側壁とに夫々設けた係止部と被係止部が係止される一方、該プロテクタの底壁は前記車体パネルに沿った形状とされると共にクランプで車体パネルに係止されていることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造。
【請求項2】
前記スカッフプレートの室内側壁と対向する前記プロテクタの側壁に窪み部が設けられ、該窪み部に室内側から延在するフロアカーペットの端縁が挿入される一方、該窪み部に突出して前記フロアカーペットの端縁に穿設した孔に引っ掛けられる引掛部が設けられ、該引掛部は前記プロテクタと別体のクランプあるいは前記プロテクタと一体成形で設けられている請求項1に記載のワイヤハーネスの配索構造。
【請求項3】
前記引掛部の先端に前記スカッフプレートの室内側壁の内面が当接され、前記引掛部が位置決め保持されている請求項2に記載のワイヤハーネスの配索構造。
【請求項4】
前記窪み部内に、ウォッシャーホース、オープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルが挿通され、前記ホースあるいは/およびケーブルは窪み部の外面と前記引掛部で固定されたフロアカーペットとの間で挟持されている請求項2または請求項3に記載のワイヤハーネスの配索構造。
【請求項5】
前記スカッフプレートの内面に嵌合する前記プロテクタの外面に溝が設けられ、該溝にウォッシャーホース、オープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルが挿通されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの配索構造。
【請求項6】
前記プロテクタの底壁と車外側壁との連結部が分離されて電線挿入部とされると共に互いに係止するロック部が設けられ、かつ、該プロテクタの両側壁に段差状の前記被係止部が設けられる一方、前記スカッフプレートの両側壁の内面から前記段差に係止される係止爪からなる前記係止部が設けられ、
前記プロテクタはスカッフプレートの略全長に亙って嵌合される請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネスの配索構造。
【請求項7】
前記プロテクタを前記車体パネルに固定するクランプの車体係止部が、車体パネルに沿うプロテクタ底壁から前記窪み部に突出されている請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの配索構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネスの配索構造に関し、詳しくは、自動車の車両フロアの側部のサイドシル部(ロッカー部)におけるワイヤハーネスの配索構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車の車両フロアの側部のサイドシル部には、車体パネルと該車体パネルに被せたスカッフプレートとの間の空間にワイヤハーネスが配索されている。
例えば、実開平4−26836号公報(特許文献1)において、図5に示す構造が提供されている。この構造では、クランプ1にテープT巻き固定したワイヤハーネスW/Hを車体パネルであるサイドシル2(ロッカーパネル)上に配索すると共にクランプ止めし、該ワイヤハーネスW/Hに、フロアカーペット3を接着剤等で取り付けたカバー4を被せ、さらにスカッフプレート5を被せて、該スカッフプレート5をサイドシル2に留め具6によりネジ止めしている。このような構造とすることにより、サイドシル2とスカッフプレート5との間の空間にワイヤハーネスW/Hを配索している。
【0003】
しかしながら、特許文献1で提供されている構造では、サイドシル2からなる車体パネルの上面にワイヤハーネスが直接的に配索されるため、車体パネルにバリ等が発生していると、ワイヤハーネスに損傷が発生する恐れがある。さらに、スカッフプレート側のワイヤハーネスW/Hの上面をカバー4で覆って保護し、更に該カバー4の上面側にフロアカーペット3を接着剤で固定して配置し、該フロアカーペット3の上面側にスカッフプレート5をかぶせているため、サイドシル2とスカッフプレート5との間の寸法が大となり、スカッフプレート5の突出量が大きくなる。
かつ、このように、サイドシル2とスカッフプレート5との間の空間の上下高さが大となるにも係わらず、ワイヤハーネスW/Hをクランプ1にテープ巻き固定しているため、ワイヤハーネスW/Hが断面円形状となり、サイドシル2とスカッフプレート5との間にワイヤハーネスW/Hを配索していない無駄な空隙が生じ、サイドシル2とスカッフプレート5との間の空間を有効に利用できない問題がある。一方、近年のワイヤハーネスの電線本数が増大し、前記サイドシル2とスカッフプレート5との間の空間に配索できなくなったワイヤハーネスを他の箇所に配索する必要が生じ、別経路を設けるためのスペースが必要となると共に、別経路を設けたことによるワイヤハーネスの保護材、留め具等および配索作業が増加しコスト高となる問題がある。
【0004】
さらに、ワイヤハーネスW/Hをクランプ1にテープ巻きし、該クランプ1をサイドシル2に車体係止部1aで固定する一方、スカッフプレート5もサイドシル2に留め具6で固定し、さらに、カバー4の係止部4aでサイドシル2に固定する等、サイドシル2への固定部が複数箇所に及ぶため、取付作業に手数がかかる問題がある。加えて、カバー4にフロアカーペット3の端縁を接着剤で予め固定しておく必要もあり、非常に工程数が多くなり、生産効率が悪くなる問題もある。
さらにまた、テープ巻き結束しただけのワイヤハーネスW/Hをサイドシル2の上面に沿って配索する際、ワイヤハーネスW/Hは腰がなく曲がりやすいために取り廻しがしずらく作業性が悪い問題もある。
【特許文献1】実開平4−26836号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、車体パネルとスカッフプレートとの間の空間にワイヤハーネスを効率よく配索すると共に、車体パネルへの固定箇所を減少して組みつけ作業性を高めることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、自動車の車体パネルと該車体パネルに被せるスカッフプレートとの間の空間に配索されるワイヤハーネスの配索構造であって、
前記空間に、ワイヤハーネスを挿通させるボックス形状のプロテクタが収容され、該プロテクタの上壁および幅方向の両側壁は前記スカッフプレートの上壁および両側壁に内嵌されると共に、該スカッフプレートの両側壁とプロテクタの両側壁とに夫々設けた係止部と被係止部が係止される一方、該プロテクタの底壁は前記車体パネルに沿った形状とされると共にクランプで車体パネルに係止されていることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造を提供している。
【0007】
前記のように、本発明では、車体パネルとスカッフプレートとの間の空間に配索するワイヤハーネスを略ボックス形状のプロテクタの閉断面の中空部に挿入して配索するため、ワイヤハーネスの電線群はテープ巻き結束しておく必要はなく、1本づつバラバラの状態でプロテクタ内に挿通することができる。また、プロテクタをスカッフプレートに内嵌させることによりプロテクタが車体パネルとスカッフプレートとの間の空間を占めるようにして、ワイヤハーネスを収容するプロテクタの中空部の容積を増大させているため、ワイヤハーネスの電線本数の増加に対応させることができる。よって、ワイヤハーネスの電線本数を増加しても、スカッフプレートと車体パネルとの間の経路に配索することができ、別の配索経路を設ける必要がなくなり、別経路に要したワイヤハーネスの保護材、留め具等および配索作業も不要となりコストを低減することができる。
【0008】
また、プロテクタに設けた被係止部と前記スカッフプレートに設けた係止部とを係止させ、プロテクタの上壁及び両側壁をスカッフプレートの上壁及び両側壁に内嵌することによりスカッフプレートを安定した状態で固定でき、該プロテクタ自体を車体パネルにクランプ止めすることで、スカッフプレートを車体パネルにネジ止めする必要がなくなる。その結果、特許文献1では車体パネルへの固定箇所が3ケ所であったのを1カ所とすることができ、しかも、クランプを車体に係止するワンタッチ作業で行うことができ、組付作業性を大幅に改善できる。
【0009】
前記プロテクタを車体パネルに固定するクランプをプロテクタと別体に設けていることが好ましい。
これにより、プロテクタの長さ方向に直交する方向の断面をいずれの箇所でも同一にして、プロテクタを押出し成形により成形することが可能になり、プロテクタ成形用の金型を小型化してコストを低減することができる。
なお、前記クランプをプロテクタに一体的に設けても良いが、その場合には、押出し成形ではなく、上下金型での射出成形となる。
プロテクタに対するクランプの設置位置は、長さ方向に200〜280mmの間隔をあけて設けていることが好ましい。
【0010】
前記スカッフプレートの室内側壁と対向する前記プロテクタの側壁に窪み部が設けられ、該窪み部に室内側から延在するフロアカーペットの端縁が挿入される一方、該窪み部に突出して前記フロアカーペットの端縁に穿設した孔に引っ掛けられる引掛部が設けられ、該引掛部は前記プロテクタと別体のクランプあるいは前記プロテクタと一体成形で設けられていることが好ましい。
【0011】
前記構成によれば、フロアカーペット固定用の引掛部をプロテクタと一体或いは該プロテクタに取り付けられる別体のクランプと一体的に設け、該引掛部をフロアカーペットの端縁に穿設した孔に引っ掛けることでフロアカーペットを固定できるため、特許文献1のようなフロアカーペットの接着剤による固定工程を省くことができる。
【0012】
前記引掛部の先端に前記スカッフプレートの室内側壁の内面が当接され、前記引掛部が位置決め保持されていることが好ましい。
前記構成によれば、フロアカーペットが室内側に引っ張られても、フロアカーペットに引っ掛けた引掛部がスカッフプレート内面に当接しているため倒れることがなく、フロアカーペットの縁部を確実に固定でき、フロアカーペットの位置ズレを防止することができる。
【0013】
前記窪み部内に、ウォッシャーホース、オープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルが挿通され、前記ホースあるいは/およびケーブルは窪み部の外面と前記引掛部で固定されたフロアカーペットとの間で挟持されていることが好ましい。
また、前記スカッフプレートの内面に嵌合する前記プロテクタの外面に溝が設けられ、該溝にウォッシャーホース、オープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルが挿通される構成としてもよい。
【0014】
前記構成によれば、ウォッシャーホース、オープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルを固定するための部材を別途設けることなく、前記ホースあるいは/およびケーブルをプロテクタの外面に沿わせて配索することができる。
また、ウォッシャーホース、オープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルをプロテクタの外部に配索するためワイヤハーネスから生じる熱の影響を低減することができる。
【0015】
前記プロテクタの底壁と車外側壁との連結部が分離されて電線挿入部とされると共に互いに係止するロック部が設けられ、かつ、該プロテクタの両側壁に段差状の前記被係止部が設けられる一方、前記スカッフプレートの両側壁の内面から前記段差に係止される係止爪からなる前記係止部が設けられ、
前記プロテクタはスカッフプレートの略全長に亙って嵌合されることが好ましい。
【0016】
前記構成によれば、スカッフプレートと車体パネルに挟まれた空間の略全長にわたって配置することで、その間に配索するワイヤハーネスを完全に保護できると共に、樹脂成形品からなる剛直なプロテクタ内にワイヤハーネスを挿通させているため、ワイヤハーネスの配索作業時における取り廻しが容易となり配索作業性を高めることできる。
【0017】
前記プロテクタを前記車体パネルに固定するクランプの車体係止部が、車体パネルに沿うプロテクタ底壁から前記窪み部に突出されていることが好ましい。
前記構成によれば、クランプの車体係止部がプロテクタ底壁から窪み部に突出した位置に設けられているため、前記車体係止部が車体パネルに係止されたか否かを目視により確認することができ、プロテクタの車体パネルへの係止を確実にすることができる。
【発明の効果】
【0018】
前述したように、本発明によれば、車体パネルとスカッフプレートとの間の空間に配索するワイヤハーネスを、車体への固定部材であるクランプにテープ巻き固定して断面円形状と配索しているのではなく、プロテクタの閉断面の中空部に挿通させて前記空間に配索しているため、ワイヤハーネスの電線群をテープ巻き結束する必要はなく、プロテクタ内の中空部内に一杯になるまで配索することができる。よって、該プロテクタをスカッフプレートに内嵌させて、プロテクタを車体パネルとスカッフプレートとの間の空間を占める程度に大型化することで、ワイヤハーネスの電線本数が増加しても対応することができる。これにより、増大した電線を別経路に配索する必要が無くなり、別経路に要したワイヤハーネスの保護材、留め具等および配索作業も不要となりコストを低減することができる。
また、プロテクタに設けた被係止部と前記スカッフプレートに設けた係止部とを係止させプロテクタの上壁及び両側壁をスカッフプレートの上壁及び両側壁に内嵌しているため、スカッフプレートを安定した状態で固定でき、スカッフプレートを車体パネルにネジ止めする必要がなくなり、車体への固定はプロテクタの固定のみで良くなり、作業性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本発明の第1実施形態を示し、ワイヤハーネスの配索構造10は、自動車のフロアパネル11の側部に取り付けた車両前後方向に延在するサイドシル12(車体パネル)と、該サイドシル12に上方から被せたスカッフプレート13との間の空間Sに樹脂製のプロテクタ20を外装したワイヤハーネスW/Hを配索している。
【0020】
ワイヤハーネスW/Hに外装される樹脂製のプロテクタ20は、サイドシル12の長さ方向に沿って配置される閉断面の筒形状であり、空間Sの長さ方向に直交する断面の大部分を占める形状としている。詳細には、プロテクタ20の底壁20aをサイドシル12の上壁12aの外面に、プロテクタ20の上壁20bをスカッフプレート13の上壁13aの内面に略全長に亙って沿わせている。なお、本実施形態ではプロテクタ20の長さを400mmとしている。
プロテクタ20は、底壁20aと室外側の側壁20cとの連結部が分離可能となっており、底壁20aの側壁20c側の先端に断面円形状に膨出させた係止部20dを設ける一方、側壁20cの下端に前記係止部20dに外嵌される被係止部20eを設けている。これら底壁20aと側壁20cを離反する方向に開くことにより形成された電線挿入部からワイヤハーネスW/Hをプロテクタ20の中空部に挿入した後、係止部20dと被係止部20eを嵌合して底壁20aと側壁20cとの連結部を閉鎖している。
【0021】
前記プロテクタ20は、内部空間にワイヤハーネスW/Hを収容した状態で別体のクランプ30を介してサイドシル12の上壁12aに固定されている。
クランプ30は、図3に示すように、平板状の基部30aの上面側にプロテクタ20の底壁20aに設けた貫通孔20hに挿入係止する係止部30bを設ける一方、該係止部30bからオフセットした位置の下面側にサイドシル12の上壁12aに設けた貫通孔12cに挿入係止する車体係止部30cを設けている。また、車体係止部30cを設けた側の基部の一端を上方に屈曲させて、該屈曲側をフロアカーペット用の引掛部30dとし、該引掛部30dの先端に係止爪30eを設けている。
【0022】
プロテクタ20の底壁20aに設けた貫通孔20hにクランプ30の係止部30bを挿入係止してクランプ30をプロテクタ20の下面側に長さ方向に所要の間隔(本実施形態では200mm)をあけて複数固定している。このとき、クランプ30に設けた車体係止部30cがプロテクタ20の側壁20fの下部を窪ませて設けた窪み部20gの下方位置に配置されると共に、引掛部30dを室内側の側壁20f側に突出させている。
【0023】
フロアパネル11に敷設するフロアカーペット40を前記プロテクタ20の側壁20fの近傍にまで延在させ、該フロアカーペット40の縁部に設けた孔41に前記クランプ30の引掛部30dを下面側から挿入し、引掛部30dの先端に設けた係止爪30eをフロアカーペット40の上面側の孔周縁に引っ掛けている。また、プロテクタ20の側壁20fの近傍まで延在させたフロアカーペット40の縁部とプロテクタ20の窪み部20gの下面とでウォッシャーホース50を挟持して、該ウォッシャーホース50をプロテクタ20に沿って配索している。
【0024】
また、プロテクタ20の側壁20fに設けた窪み部20gの室内側端縁を段差状の被係止部20iとし、他方の側壁20cの下部も窪ませて段差状の被係止部20jを設けている。一方、スカッフプレート13の上壁13aの幅方向両側から下方に延在する両側壁13b、13cの内面に係止爪13d、13eを設けている。該係止爪13d、13eをプロテクタ20の被係止部20i、20jに係止して、プロテクタ20にスカッフプレート13を被せるようにして固定している。このとき、プロテクタ20の両側壁20f、20cにスカッフプレート13の両側壁13b、13cが沿うと共に、プロテクタ20の上壁20aにスカッフプレート13の上壁13aが沿って、プロテクタ20がスカッフプレート13に内嵌されている。また、スカッフプレート13の側壁13c外面にサイドシル12の隔壁12bに取り付けたウエザーストリップ42が密着しており、側壁13cはプロテクタ20の側壁20cとウエザーストリップ42に挟持されて強固に固定されている。さらに、クランプ30の引掛部30dの先端がスカッフプレート13の側壁13bの内面に当接すると共に、側壁13bの下端面13fを引掛部30dに引っ掛けたフロアカーペット40の上面に突き当てており、スカッフプレート13とサイドシル12とでフロアカーペット40を挟持している。
【0025】
前記構成によれば、サイドシル12とスカッフプレート13との間の空間Sに配索するワイヤハーネスをクランプにテープ巻き固定して断面円形状とするのではなく、サイドシル12とスカッフプレート13の内面に沿う閉断面のプロテクタ20に挿通させているため、前記空間Sの略全域に多くの電線を配索することができる。
また、スカッフプレート13の係止爪13d、13eをプロテクタ20の側壁外面に設けた段差状の被係止部20i、20jに係止してプロテクタ20をスカッフプレート13に内嵌させているため、スカッフプレート13をプロテクタ20に安定した状態で固定できると共に、スカッフプレート13をサイドシル12にネジ止めする必要がなくなり、スカッフプレート13の取付作業を容易にすることができる。
【0026】
さらにまた、クランプ30に一体的に設けた引掛部30dをフロアカーペット40に設けられた孔41に引っ掛けるだけでフロアカーペット40を固定することができる。さらに、固定されたフロアカーペット40にスカッフプレート13の側壁13cの下端面13fを突き当てて、該スカッフプレート13とサイドシル12とで挟持しているため、より強固にフロアカーペット40を固定でき、フロアカーペット40の位置ズレを防止することができる。さらに、引掛部30dがスカッフプレート13の内面に当接しているため引掛部30dが倒れることがなく、フロアカーペット40の縁部を確実に固定できる。
【0027】
また、ウォッシャーホース50をプロテクタ20の外面とフロアカーペット40とで挟持しているため、ウォッシャーホース50を固定するための部材を別途設けることない。
なお、ウォッシャーホースに代えてオープナーケーブルあるいは/およびアンテナケーブルをプロテクタ20の外面に沿って配索してもよい。
【0028】
さらにまた、クランプ30の車体係止部30cがプロテクタ20の底壁20aから窪み部20gに突出した位置に設けられているため、車体係止部20cがサイドシル12に係止されたか否かを目視により確認することができ、プロテクタ20のサイドシル12への係止を確実にすることができる。
【0029】
また、プロテクタ20をサイドシル12に固定するクランプ30を、プロテクタ20と別体に設けて、プロテクタ20の長さ方向に直交する方向の断面をいずれの箇所でも同一にしているため、プロテクタ20は押出し成形により成形することができ、プロテクタ成形用の金型を小型化してコストを低減することができる。なお、プロテクタ20を押出し成形により成形した場合には、成形後に貫通孔20hを穿設している。
なお、前記クランプをプロテクタに一体的に設けてもよく、この場合には、プロテクタを射出成形により成形している。
【0030】
図4は、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、プロテクタ20の上壁20aの外面にプロテクタ20の長さ方向に延在する溝20kを設け、該溝20kにアンテナケーブル51を挿通させ、スカッフプレート13の上壁13aとプロテクタ20の上壁20bとでアンテナケーブル51を挟持している。なお、アンテナケーブルに代えてウォッシャーホースあるいは/およびオープナーケーブルを配索してもよく、また、第1実施形態のプロテクタ外面とフロアカーペットとでホースあるいは/およびケーブルを挟持する配索構造を併用してもよい。
【0031】
また、プロテクタ20をサイドシル12に固定するクランプ30の車体係止部30cの配置位置を第1実施形態と相違させており、本実施形態では、プロテクタ20の底壁20aの室内側端縁から立設する側壁20fと上下対向する位置に車体係止部30cを設けている。
【0032】
前記構成によれば、第1実施形態と同様、サイドシル12とスカッフプレート13との間の空間Sに多数の電線を配索できると共に、アンテナケーブル51を別部材を用いることなく配索でき、かつ、プロテクタ20の外部に配索しているためワイヤハーネスW/Hから生じる熱の影響を低減することができる。
また、クリップ30の車体係止部30cを側壁20fと上下対向する位置に設けているため、プロテクタ20を下向きに押す負荷が車体係止部30cにかかりやすくプロテクタ20の取付作業を容易にすることができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の第1実施形態のワイヤハーネスの配索構造の断面図である。
【図2】クランプを取り付けたプロテクタの底面図である。
【図3】第1実施形態のクランプを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。
【図4】第2実施形態のワイヤハーネスの配索構造の断面図である。
【図5】従来例を示す図面である。
【符号の説明】
【0034】
10 ワイヤハーネスの配索構造
12 サイドシル(車体パネル)
13 スカッフプレート
13d、13e 係止爪(係止部)
20 プロテクタ
20g 窪み部
20i、20j 被係止部
30 クランプ
30c 車体係止部
30e 引掛部
40 フロアカーペット
50 ウォッシャーホース
51 アンテナケーブル
W/H ワイヤハーネス




 

 


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