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発明の名称 電気接続箱
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−74798(P2007−74798A)
公開日 平成19年3月22日(2007.3.22)
出願番号 特願2005−257442(P2005−257442)
出願日 平成17年9月6日(2005.9.6)
代理人 【識別番号】100060690
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 秀雄
発明者 和田 正弘 / 山田 広明 / 中浜 佳彦 / 河合 貴典
要約 課題
複数の電子ユニットを確実に冷却することができる電気接続箱を提供する。

解決手段
電気接続箱1は収容箱2と収容箱2内に収容される一対のECU3a,3bとロアケース20を備えている。収容箱2はECU3a,3bを取り付ける取付部9a,9bを備えている。取付部9a,9bはECU3a,3bの外面と平行でかつ密接する密接壁11a,13を備えている。ロアケース20は密接壁11a,13と間隔をあけて相対する相対壁23a,24bを備えている。密接壁11a,13と相対壁23a,24bとの間には気体を通す通風路Rを形成している。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電子ユニットと、
前記電子ユニットが取り付けられる複数の取付部を有した収容箱と、
前記収容箱に取り付けられるカバー部材と、を備えた電気接続箱において、
前記取付部は、それぞれ、前記電子ユニットの少なくとも一部の外面と平行でかつ該一部の外面と密接する密接壁を備え、
前記カバー部材は、前記収容箱に取り付けられると、前記密接壁と間隔をあけて設けられた相対壁を備えているとともに、前記相対壁と前記密接壁との間に気体を通す通風路Rを形成するとともに、
前記相対壁が、全ての取付部の密接壁と間隔をあけて設けられていることを特徴とする電気接続箱。
【請求項2】
前記密接壁に前記カバー部材内に開口した孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の電気的制御を行う電子ユニットを収容する電気接続箱に関する。
【背景技術】
【0002】
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
【0003】
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
【0004】
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱(例えば、特許文献1参照)と呼ぶ。
【0005】
特許文献1などに示された電気接続箱は、外殻を形成する収容箱と、該収容箱に収容される電子ユニットとしての一つのECU(Electronic Control Unit)と、前記収容箱に取り付けられるロアカバーと、を備えている。
【0006】
収容箱には、前述したECUの外形に沿って筒状に形成されているとともに、ECUを収容することで、該ECUを固定する取付部が設けられている。ロアカバーは、前述した収容箱に取り付けられると、取付部の外側からECUを覆う。また、ロアカバー内には、外気が流れる外気循環路が形成されている。
【0007】
前述した特許文献1に記載された電気接続箱は、ロアカバー内に外気を流すことで、外外気がロアカバー内即ちECUの熱を奪う。こうして、前述した特許文献1に示された電気接続箱は、ロアカバー内に外気を流すことで、ECUを冷却してきた。
【特許文献1】特開2001−203476号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、前述した従来の電気接続箱は、ECUを一つのみ収容するため、複数のECUを収容すると、該ECUを冷却することが困難であった。
【0009】
したがって、本発明の目的は、複数の電子ユニットを確実に冷却することができる電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、複数の電子ユニットと、前記電子ユニットが取り付けられる複数の取付部を有した収容箱と、前記収容箱に取り付けられるカバー部材と、を備えた電気接続箱において、前記取付部は、それぞれ、前記電子ユニットの少なくとも一部の外面と平行でかつ該一部の外面と密接する密接壁を備え、前記カバー部材は、前記収容箱に取り付けられると、前記密接壁と間隔をあけて設けられた相対壁を備えているとともに、前記相対壁と前記密接壁との間に気体を通す通風路を形成するとともに、前記相対壁が、全ての取付部の密接壁と間隔をあけて設けられていることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1に記載の電気接続箱において、前記密接壁に前記カバー部材内に開口した孔が設けられていることを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載した本発明の電気接続箱によれば、カバー部材の相対壁が全ての取付部の密接壁と間隔をあけて配置されているので、カバー部材内の気体は、相対壁と全ての取付部の密接壁との間を流れることとなる。
【0013】
請求項2に記載の本発明の電気接続箱によれば、密接壁にカバー部材内に開口した孔が設けられているので、該孔を通して電子ユニットがカバー部材内の気体に直接接する。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明によれば、カバー部材内の気体が相対壁と全ての取付部の密接壁との間を流れるので、カバー部材内の気体が全ての取付部の密接壁を介して、電子ユニットの熱を奪う。したがって、全ての取付部に取り付けられた電子ユニットを冷却することができる。
【0015】
請求項2に記載の本発明によれば、孔を通して電子ユニットがカバー部材内の気体に直接接するので、カバー部材内の気体が直接電子ユニットを冷却することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態にかかる電気接続箱を、図1ないし図7に基づいて説明する。本実施形態にかかる図1に示す電気接続箱1は、移動体としての自動車に搭載される。電気接続箱1は、図1ないし図3に示すように、収容箱2と、収容箱2に収容する電子ユニットとしてのECU(Electronic Control Unit)3a,3bと、カバー部材としてのロアケース20(図1のみに示す)と、を備えている。
【0017】
収容箱2は、互いに着脱自在なロアカバー4と、アッパカバー(図示せず)とを備えている。ロアカバー4とアッパカバーとは、それぞれ、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。ロアカバー4は、図1に示すように、底壁5と、該底壁5の外縁から立設した複数の周壁6と、を備えて、箱状に形成されている。ロアカバー4には、ロアケース20内の気体を外部に導く排気筒21が設けられている。排気筒21は、ロアカバー4の底壁5に開口している。アッパカバーは、複数の外壁により、箱状に形成されている。
【0018】
ロアカバー4と、アッパカバーは、互いに取り付けられると、互いの間を水密に保つ。則ち、収容箱2は、ロアカバー4とアッパカバーとが互いに取り付けられると、内側に外部の水などの液体が浸入することを防止する。また、ロアカバー4とアッパカバーとの内側則ち収容箱2内には、外部からワイヤハーネスの端末などに取り付けられたコネクタが導かれる。ロアカバー4には、前述したワイヤハーネスの端末などを通す切欠き7が設けられている。
【0019】
ECU3a,3bは、図示例では、一対設けられている。ECU3a,3bは、図1ないし図3に示すように、ケース8と、該ケース8内に収容される印刷配線板などを備えている。ケース8には、コネクタが設けられている。コネクタの端子は、印刷配線板の配線パターンと電気的に接続している。印刷配線板には、発熱素子としての周知のCPUなどの電子部品が実装されている。ECU3a,3bは、コネクタに前記収容箱2内に侵入したワイヤハーネスのコネクタが嵌合する。ECU3a,3bは、ワイヤハーネスの電線と前述した電子部品とを予め定められたパターン通りに電気的に接続する。
【0020】
また、ECU3a,3bは、取付部9a,9bに取り付けられると、後述の孔22a,22bを通してケース8の一部が収容箱2外に露出する。この露出する箇所には、継ぎ目や孔が設けられていない外部からの液体がケース8内に浸入することを規制する防水箇所ちなっている。
【0021】
前述したロアカバー4は、更に、一対の取付部9a,9bを備えている。一方の取付部9aは、図1に示すように、平面形状が矩形状の底板部10と、該底板部10の外縁から立設した角筒部11と、を備えている。角筒部11は、ロアカバー4の底壁5を貫通している。底板部10は、角筒部11のロアカバー4の外側に位置する端部を塞いでいる。
【0022】
このため、一方の取付部9aは、ロアカバー4の内側と外側とを連通していない。一方の取付部9aは、ECU3aがその長手方向に沿ってスライドされることで、挿入される。一方の取付部9aは、ECU3aを収容することで、該ECU3aを取り付ける。このように、一方の取付部9aは、筒状に形成されることで、ECU3aをスライドさせて該ECU3aを取り付ける。一方の取付部9aの角筒部11の外壁には、図4に示すように、該取付部9aに取り付けられたECU3aと密着する密接壁11aが設けられている。また、密接壁11aは、ECU3aのケース8の外面の一部と平行であり、該外面の一部と密接する。一つの密接壁11bには、取付部9aの内外を連通する孔22aが設けられている。このため、孔22aは、ロアケース20内に開口する。
【0023】
他方の取付部9bは、図1に示すように、底壁5からアッパカバーに向かって立設した筒部12と、該筒部12のアッパカバー寄りの端部を塞いだ天井板部13と、を備えて、有底筒状に形成されている。筒部12は、ロアカバー4則ち電気接続箱1の外側と連通している。則ち、筒部12は、ロアカバー4を貫通している。また、天井板部13が筒部12のアッパカバー寄りの端部を塞いでいるので、他方の取付部9bは、ロアカバー4の内側と外側とを連通していない。他方の取付部9bは、天井板部13のアッパカバー寄りの表面にECU3bが重ねられて、該ECU3bを取り付ける。このため、天井板部13は、図5に示すように、取付部9bに取り付けられたECU3bのケース8の外面の一部と平行であり、該外面の一部と
密接する。天井板部13は、密接壁をなしている。また、天井板部13には、取付部9aの内外を連通する孔22bが設けられている。このため、孔22bは、ロアケース20内に開口する。
【0024】
ロアケース20は、合成樹脂で構成されている。ロアケース20は、収容箱2のロアカバーに取り付けられる。ロアケース20は、図1に示すように、取付部9aの外形に沿って形成された第1通風部23と、取付部9bの外形に沿って形成された第2通風部24と、通風筒25とを一体に備えている。ロアケース20は、ロアカバー4に取り付けられて、第1通風部23が取付部9aを覆い、第2通風部24が取付部9b内に侵入する。
【0025】
第1通風部23を構成する外壁は、ロアケース20がロアカバー4に取り付けられると、取付部9aの角筒部11及び底板部10と間隔をあけて相対する。このため、第1通風部23には、図4に示すように、前述した密接壁11aと間隔をあけて相対する相対壁23aが設けられている。相対壁23aは、密接壁11aと平行である。
【0026】
第2通風部24を構成する外壁は、ロアケース20がロアカバー4に取り付けられると、取付部9bの筒部12及び天井板部13と間隔をあけて相対する。このため、第2通風部24には、図5に示すように、前述した密接壁としての天井板部13と間隔をあけて相対する相対壁24aが設けられている。相対壁24aは、密接壁としての天井板部13と平行である。
【0027】
このように、ロアケース20の相対壁23a,24aが全ての取付部9a,9bの密接壁11a,13と間隔をあけて配置されている。又、相対壁23a,24aが密接壁11a,13と間隔をあけて配置されているので、ロアケース20は、相対壁23a,24aと密接壁11a,13との間に気体を通す通風路R(図1、図4及び図5に示す)を形成している。
【0028】
通風筒25は、角筒状に形成され、取付部9aに対するECU3aのスライド方向に沿って、直線状に延びている。通風筒25は、一端が電気接続箱1の外部に開口し、他端が天井板部13と間隔をあけて相対する相対壁24aに開口している。即ち、通風筒25は、ロアケース20とロアカバー4との間の空間に開口している。前述した構成の通風筒25は、電気接続箱1外の気体を前述したロアケース20とロアカバー4との間に導く。
【0029】
ロアケース20内即ちロアケース20とロアカバー4との間には、通風筒21を通して外部の気体が導かれる。さらに、ロアケース20内即ちロアケース20とロアカバー4との間の気体は、排気筒24を通して外部に放出される。前述したロアケース20内には、通風筒21から排気孔24に向かって、収容箱2の外部の気体が流れる。
【0030】
通風筒21からロアケース20内即ちロアケース20とロアカバー4との間の気体は、図6中に矢印K1で示すように、まず第1通風部23と第2通風部24とに分岐して、相対壁23aと密接壁11aとの間を流れるとともに、相対壁24aと密接壁としての天井板部13との間を流れる。そして、図7中に矢印K2に示すように、ロアケース20とロアカバー4との間の気体は、再度合流して、排気筒21を通して電気接続箱1の外部へと排出される。
【0031】
本実施形態によれば、ロアケース20の相対壁23a,24aが全ての取付部9a,9bの密接壁11a,13と間隔をあけて配置されているので、ロアケース20内の気体は、相対壁23a,24aと全ての取付部9a,9bの密接壁11a,13との間を流れることとなる。これにより、ロアケース20内の気体が全ての取付部9a,9bの密接壁11a,13を介して、全てのECU3a,3bの熱を奪う。したがって、全ての取付部9a,9bに取り付けられたECU3a,3bを冷却することができる。
【0032】
密接壁11a,13にロアケース20内に開口した孔22a,23aが設けられているので、該孔22a,23aを通してECU3a,3bがロアケース20内の気体に直接接し、よって、ロアケース20内の気体が直接ECU3a,3bを冷却することができる。
【0033】
前述した実施形態では、電子ユニットとしてECU3a,3bを示している。本発明では、ECU3a,3bに限らず電子ユニットとして、所謂ヒューズブロックやジャンクションブロックなどの他の電子機器を用いても良い。
【0034】
前述した実施形態では、排気筒21及び通風筒25との近傍にファンや送風機などを設置することを何ら記載していない。しかしながら、本発明では、ECU3a,3bの冷却効率を向上させるため、排気筒21及び通風筒25との近傍にファンや送風機などを設置しても良いことは勿論である。さらに、本発明では、排気筒21及び通風筒25との近傍にファンや送風機などを設置せずに、自然な気体の流れによって、通風筒25を通してロアケース20とロアカバー4との間に外部の気体を導いても良い。
【0035】
前述した実施形態では、ECU3a,3bのケース8の外面の一部と平行な密接壁11a,13を設けている。しかしながら、本発明では、ECU3a,3bのケース8の外面の全体と平行な密接壁を設けても良い。
【0036】
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電気接続箱の要部を断面で示す斜視図である。
【図2】図1に示された電気接続箱の平面図である。
【図3】図1に示された電気接続箱の収容箱とECUなどを示す斜視図である。
【図4】図1中のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1中のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図1に示された電気接続箱の通風筒から導かれた気体が分岐する状態を説明する説明図である。
【図7】図6に示された気体が再度合流する状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0038】
1 電気接続箱
2 収容箱
3a,3b ECU(電子ユニット)
9a,9b 取付部
11a 密接壁
13 天井板部(密接壁)
20 ロアケース(カバー部材)
22a,23a 孔
23a,24a 相対壁
R 通風路




 

 


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