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発明の名称 固定具及びハーネス保護部材
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−68265(P2007−68265A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−248001(P2005−248001)
出願日 平成17年8月29日(2005.8.29)
代理人 【識別番号】100060690
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 秀雄
発明者 池田 一弘 / 杉浦 巧純
要約 課題
ハーネス用プロテクタへの固定が解除することを防止してワイヤハーネスをパネルに確実に固定できる固定具と該固定具を備えたハーネス保護部材を提供する。

解決手段
ハーネス保護部材1はプロテクタ2と固定具3を備えている。プロテクタ2は係止受け筒部5を備えている。固定具3が一対の固定部8と連結部9を備えている。固定具8はく字状の固定部本体10と係止爪11と固定用フランジ12を備えている。係止爪11は固定部本体10の一端部から立設し係止受け筒部5に係止する。固定用フランジ12は固定部本体10の他端部に設けられパネルに固定される。連結部9は固定部8の固定部本体10の一端部同士を連結している。
特許請求の範囲
【請求項1】
ハーネス用プロテクタをパネルに固定する固定具において、
それぞれが、前記ハーネス用プロテクタの幅方向の一方の縁に固定されるハーネス固定部と、前記パネルに固定されるパネル固定部と、を備えた一対の固定部と、
前記一対の固定部同士を連結する連結部と、
を備えたことを特徴とする固定具。
【請求項2】
前記ハーネス固定部は、前記ハーネス用プロテクタ内に収容されるワイヤハーネスの径方向に沿ってスライドされることで、前記ハーネス用プロテクタに固定されることを特徴とする請求項1記載の固定具。
【請求項3】
ハーネス用プロテクタと、
請求項2に記載された固定具と、を備えたハーネス保護部材において、
前記ハーネス用プロテクタから突に形成され、かつ前記ハーネス固定部のスライド方向に沿って直線状に延びた第1案内壁と、
前記固定具から突に形成され、かつ前記ハーネス固定部のスライド方向に沿って直線状に延びているとともに、前記第1案内壁に重なる第2案内壁と、
を備えたことを特徴とするハーネス保護部材。
【請求項4】
前記第1案内壁と前記第2案内壁との双方は、前記ハーネス用プロテクタの幅方向に対して、傾斜していることを特徴とする請求項3記載のハーネス保護部材。
【請求項5】
前記ハーネス用プロテクタと前記固定具との間に弾性変形自在な弾性部材を設けたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載のハーネス保護部材。
【請求項6】
前記弾性部材は、前記固定具の連結部に設けられたことを特徴とする請求項5記載のハーネス保護部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などに配索されるワイヤハーネスのハーネス用プロテクタをパネルなどに固定する固定具と該固定具を備えたハーネス保護部材に関する。
【背景技術】
【0002】
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
【0003】
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ワイヤハーネスを配索している。また、前述した自動車は、ワイヤハーネスをパネルに固定するとともに該ワイヤハーネスを保護するために種々のハーネス保護部材(例えば、特許文献1参照)を備えている。
【0004】
従来から用いられてきたハーネス保護部材100は、図12ないし図14に示すように、ハーネス用プロテクタ(以下、単にプロテクタと呼ぶ)101と、一対の固定具102とを備えている。プロテクタ101は、筒状に形成されて、内側にワイヤハーネスを通す。プロテクタ101の幅方向の両縁には、固定具102に固定するために係止受け筒103が設けられている。係止受け筒103は、角筒状に形成されている。
【0005】
固定具102は、く字状に形成された本体部104と、該本体部104の一方の端から立設した係止爪105と、前記本体部104の他方の端に連なった取付片106とを備えている。係止爪105は、係止受け筒103内に侵入して、該係止受け筒103に係止する。取付片106は、平板状に形成されかつ中央にボルトなどを通す孔107が設けられている。取付片106は、前述した自動車のパネルに重ねられて、孔107内にボルトが通されて、該パネルに固定される。
【0006】
前述したハーネス保護部材100は、プロテクタ101内にワイヤハーネスを通し、固定具102の係止爪105を係止受け筒103に係止させて、取付片106をパネルに固定して、前述したワイヤハーネスをパネルに固定する。
【特許文献1】特開平5−252634号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述した従来のハーネス保護部材100は、プロテクタ101内に通したワイヤハーネスなどからプロテクタ101が該プロテクタ101の幅方向に押圧されると、固定具102が各々に独立しているため、該固定具102の本体部104の一方の端と係止爪105の根元との間に応力が集中してしまう。このため、前述した係止爪105が変形するなどして、該係止爪105の係止受け筒103への係止が解除されてしまう虞があった。勿論、係止爪105の係止受け筒103への係止が解除されてしまうと、ワイヤハーネスをパネルに固定できなくなる。
【0008】
したがって、本発明の目的は、ハーネス用プロテクタへの固定が解除されることを防止してワイヤハーネスをパネルに確実に固定することを可能とする固定具と、該固定具を備えたハーネス保護部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の固定具は、ハーネス用プロテクタをパネルに固定する固定具において、それぞれが、前記ハーネス用プロテクタの幅方向の一方の縁に固定されるハーネス固定部と、前記パネルに固定されるパネル固定部と、を備えた一対の固定部と、前記一対の固定部同士を連結する連結部と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の本発明の固定具は、請求項1に記載の固定具において、前記ハーネス固定部は、前記ハーネス用プロテクタ内に収容されるワイヤハーネスの径方向に沿ってスライドされることで、前記ハーネス用プロテクタに固定されることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の本発明のハーネス保護部材は、ハーネス用プロテクタと、請求項2に記載された固定具と、を備えたハーネス保護部材において、前記ハーネス用プロテクタから突に形成され、かつ前記ハーネス固定部のスライド方向に沿って直線状に延びた第1案内壁と、前記固定具から突に形成され、かつ前記ハーネス固定部のスライド方向に沿って直線状に延びているとともに、前記第1案内壁に重なる第2案内壁と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の本発明のハーネス保護部材は、請求項3に記載のハーネス保護部材において、前記第1案内壁と前記第2案内壁との双方は、前記ハーネス用プロテクタの幅方向に対して、傾斜していることを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載の本発明のハーネス保護部材は、請求項3又は請求項4に記載のハーネス保護部材において、前記ハーネス用プロテクタと前記固定具との間に弾性変形自在な弾性部材を設けたことを特徴としている。
【0014】
請求項6に記載の本発明のハーネス保護部材は、請求項5に記載のハーネス保護部材において、前記弾性部材は、前記固定具の連結部に設けられたことを特徴としている。
【0015】
請求項1に記載した本発明の固定具によれば、ハーネス固定部とパネル固定部を備えた固定部同士を連結する連結部を備えているので、ハーネス用プロテクタの幅方向に沿った応力が固定部に作用しても、該応力が連結部に支えられる。
【0016】
請求項2に記載した本発明の固定具によれば、プロテクタ内に収容されるワイヤハーネスの径方向に沿ってスライドすることで、ハーネス固定部をハーネス用プロテクタに固定できる。
【0017】
請求項3に記載した本発明のハーネス保護部材によれば、互いに重なりかつハーネス固定部のスライド方向に沿って直線状に延びた第1及び第2案内壁を備えている。このため、第1及び第2案内壁によって、固定具をハーネス用プロテクタに取り付ける際に、該固定具のスライド方向が案内される。
【0018】
請求項4に記載した本発明のハーネス保護部材は、第1及び第2案内壁がハーネス用プロテクタの幅方向に対して傾斜しているので、ハーネス用プロテクタの幅方向に沿った応力が固定具に作用すると、該応力が連結部に加え第1及び第2案内壁にも支えられる。
【0019】
請求項5に記載した本発明のハーネス保護部材は、固定具とハーネス用プロテクタとの間に弾性部材を設けているので、固定具をパネルに固定した際にハーネス用プロテクタがパネルに干渉しても、弾性部材の弾性変形量が適宜変化する。即ち、弾性部材が適宜弾性変形する。
【0020】
請求項6に記載した本発明のハーネス保護部材は、弾性部材が固定具の連結部に設けられているので、一つの弾性部材によって、ハーネス用プロテクタを固定具に確実に接離させることができる。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明によれば、ハーネス用プロテクタの幅方向に沿った応力が固定部に作用しても、該応力が連結部に支えられるので、該応力がハーネス固定部の一部などに集中することを防止できる。したがって、ハーネス固定部が過度に変形して、該ハーネス固定部のハーネス用プロテクタへの固定が解除されることを防止でき、ワイヤハーネスをパネルに確実に固定することができる。
【0022】
請求項2に記載の本発明によれば、プロテクタ内に収容されるワイヤハーネスの径方向に沿ってスライドすることで、ハーネス固定部をハーネス用プロテクタに固定できるので、固定具を容易にハーネス用プロテクタに取り付けることができる。
【0023】
請求項3に記載の本発明によれば、第1及び第2案内壁によって、固定具をハーネス用プロテクタに取り付ける際に、該固定具のスライド方向が案内されるので、固定具をより容易にハーネス用プロテクタに取り付けることができる。
【0024】
請求項4に記載の本発明によれば、ハーネス用プロテクタの幅方向に沿った応力が固定具に作用しても、該応力が連結部に加え第1及び第2案内壁にも支えられるので、ハーネス固定部が過度に変形することをより確実に防止できる。
【0025】
請求項5に記載の本発明によれば、固定具をパネルに固定した際にハーネス用プロテクタがパネルに干渉しても、弾性部材の弾性変形量が適宜変化する。即ち、弾性部材が適宜弾性変形する。このため、ハーネス用プロテクタがパネルに干渉しても、弾性部材が弾性変形して、該ハーネス用プロテクタをパネルに取り付けることができる。
【0026】
請求項6に記載の本発明によれば、弾性部材が固定具の連結部に設けられているので、一つの弾性部材によって、ハーネス用プロテクタを固定具に確実に接離させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の第1の実施形態にかかるハーネス保護部材を、図1乃至図3を参照して説明する。
【0028】
本発明の一実施形態にかかるハーネス保護部材1は、移動体としての自動車のパネルに取り付けられて、自動車に配索されるワイヤハーネスを保護するとともに、該ワイヤハーネスをパネル即ち車体に位置決めする。ハーネス保護部材1は、図1ないし図3に示すように、ハーネス用プロテクタ(以下、単にプロテクタと記す)2と、固定具3とを備えている。
【0029】
プロテクタ2は、筒状のプロテクタ本体4と、一対の係止受け筒部5と、一対の固定用フランジ6とを備えている。プロテクタ本体4は、四角筒状に形成されている。プロテクタ本体4は、側方からみてく字状に形成されている。
【0030】
一対の係止受け筒部5は、プロテクタ本体4の一端部に設けられている。一対の係止受け筒部5は、プロテクタ本体4の幅方向X(図1中などに矢印で示す)の縁に取り付けられている。一対の係止受け筒部5は、プロテクタ本体4の幅方向Xに沿って、互いの間にプロテクタ本体4を位置付けている。係止受け筒部5は、勿論、四角筒状に形成されており、その長手方向がプロテクタ本体4の厚み方向、プロテクタ本体4即ちプロテクタ2内に通されるワイヤハーネスWの径方向Kに沿っている。
【0031】
一対の固定用フランジ6は、プロテクタ本体4の他端部に設けられている。一対の固定用フランジ6は、プロテクタ本体4の幅方向Xの縁に取り付けられている。一対の固定用フランジ6は、プロテクタ本体4の幅方向Xに沿って、互いの間にプロテクタ本体4を位置付けている。固定用フランジ6は、平板状に形成されており、中央にボルトを通す孔7が設けられている。固定用フランジ6は、パネルなどに重ねられて、孔7内を通るボルトがナットに螺合するなどして、プロテクタ本体4即ちプロテクタ2をパネルに固定する。
【0032】
固定具3は、一対の固定部8と、連結部9とを一体に備えている。固定部8は、それぞれ、側方からみてく字状に形成された固定部本体10と、ハーネス固定部としての係止爪11と、パネル固定部としての固定用フランジ12とを備えている。
【0033】
一対の固定部8の固定部本体10は、一端部が互いに同一平面上に位置し、他端部が互いに平行な状態に配置されている。係止爪11は、固定部本体10の互いに近接する一端部から立設している。係止爪11は、係止受け筒部5内に侵入して、該係止受け筒部5に係止する。このとき、係止爪11は、その自身と係止受け筒部5の長手方向即ちプロテクタ2内に収容されたワイヤハーネスWの径方向Kに沿ってスライドされて、係止受け筒部5に係止する。こうして、係止爪11は、プロテクタ本体4即ちプロテクタ2内に収容されるワイヤハーネスWの径方向Kに沿ってスライドされることで、プロテクタ本体4即ちプロテクタ2の幅方向Xの一方の縁に固定される。
【0034】
固定用フランジ12は、平板状に形成され、その中央にボルトを通す孔13が設けられている。固定用フランジ12は、固定部本体10の他端部から一対の固定部8同士が離れる方向に延在している。固定用フランジ12は、パネルなどに重ねられて、孔13内を通るボルトがナットに螺合するなどして、パネルに固定される。
【0035】
連結部9は、帯板状に形成されており、一対の固定部8の固定本体部10の一端部同士を連結している。連結部9と固定部8の固定部本体10とは互いに面一に連なっている。連結部9の長さは、プロテクタ本体4即ちプロテクタ2の幅と略等しい。
【0036】
前述した構成のハーネス保護部材1は、まず、プロテクタ2のプロテクタ本体4内にワイヤハーネスWを通す。そして、固定具3の係止爪11をワイヤハーネスWの径方向Kに沿ってスライドさせて係止受け筒部5内に挿入して該係止受け筒部5に係止する。そして、固定具3の固定用フランジ12をパネルに重ねるとともにプロテクタ本体4の固定用フランジ6をパネルに重ねる。そして、ボルトを孔7,13内に通してナットに螺合する。そして、固定具3とプロテクタ本体4即ちハーネス保護部材1は、パネルに固定される。こうして、ハーネス保護部材1は、ワイヤハーネスWをプロテクタ2内に収容して保護するとともに、該ワイヤハーネスWをパネルに固定する。
【0037】
本実施形態によれば、係止爪11と固定用フランジ12を備えた固定部8同士を連結する連結部9を備えているので、プロテクタ2の幅方向Xに沿った応力が固定部8に作用しても、該応力が連結部9に支えられる。このため、応力が係止爪11の根元などの一部などに集中することを防止できる。したがって、係止爪11が過度に変形して、該係止爪11のプロテクタ2のプロテクタ本体4への固定が解除されることを防止でき、ワイヤハーネスWをパネルに確実に固定することができる。
【0038】
プロテクタ2内に収容されるワイヤハーネスWの径方向Kに沿ってスライドすることで、係止爪11をプロテクタ2に固定できるので、固定具3を容易にプロテクタ2に取り付けることができる。
【0039】
次に、本発明の第2の実施形態にかかるハーネス保護部材1を図4ないし図6に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0040】
本実施形態では、ハーネス保護部材1は、図4ないし図6に示すように、第1案内壁14と、第2案内壁15とを更に備えている。
【0041】
第1案内壁14は、プロテクタ2のプロテクタ本体4の幅方向Xの両縁にそれぞれ一対設けられている。即ち、第1案内壁14は、合計4つ設けられている。第1案内壁14は、プロテクタ2のプロテクタ本体4の前述した一端部の幅方向Xの両縁からプロテクタ2の幅方向に沿って、該プロテクタ2の外側に突に形成されている。一対の第1案内壁14は、プロテクタ2内に収容されるワイヤハーネスWの長手方向に沿って、互いに間隔をあけて配置されている。また、それぞれの第1案内壁14は、係止爪11が係止受け筒部5内に係止する際にスライドする方向に沿って、直線状に延在している。
【0042】
第2案内壁15は、固定具3の固定部8にそれぞれ一対設けられている。即ち、第2案内壁15は、合計4つ設けられている。第2案内壁15は、固定部8の固定部本体10の前述した他端部からプロテクタ2の幅方向Xに沿って、該プロテクタ2に向かって突に形成されている。一対の第2案内壁15は、プロテクタ2内に収容されるワイヤハーネスWの長手方向に沿って、互いに間隔をあけて配置されている。また、それぞれの第2案内壁15は、係止爪11が係止受け筒部5内に係止する際にスライドする方向に沿って、直線状に延在している。さらに、第2案内壁15は、係止爪11を係止受け筒部5内に係止させる際に、前述した第1案内壁14に重なる位置に配置されている。
【0043】
本実施形態では、係止爪11を係止受け筒部5に係止させて、固定具3をプロテクタ2に取り付ける際に、第1案内壁14と第2案内壁15とが互いに重なる。第1案内壁14と第2案内壁15は、前述したスライド方向(ワイヤハーネスWの径方向K)に沿って直線状に延びているため、係止爪11が係止受け筒部5に係止する位置に、固定具3とプロテクタ2とを案内する。
【0044】
本実施形態によれば、互いに重なりかつ係止爪11のスライド方向に沿って直線状に延びた第1及び第2案内壁14,15を備えている。このため、第1及び第2案内壁14,15によって、固定具3をプロテクタ2に取り付ける際に、該固定具3のスライド方向が案内されるので、固定具3をより容易にプロテクタ2に取り付けることができる。
【0045】
また、本実施形態では、図7に示すように、第1及び第2案内壁14,15をプロテクタ2の幅方向Xに対して傾斜させても良い。図7に示す例では、プロテクタ2に近づくのにしたがって、徐々に互いに離れる方向に該一対の第1案内壁14を傾斜させ、プロテクタ2に近づくのにしたがって、徐々に互いに離れる方向に該一対の第2案内壁15を傾斜させている。なお、本発明では、プロテクタ2に近づくのにしたがって、徐々に互いに近づく方向に該一対の第1案内壁14を傾斜させ、プロテクタ2に近づくのにしたがって、徐々に互いに近づく方向に該一対の第2案内壁15を傾斜させても良い。
【0046】
図7に示す場合によれば、第1及び第2案内壁14,15がプロテクタ2の幅方向Xに対して傾斜しているので、プロテクタ2の幅方向Xに沿った応力が固定具3に作用すると、該応力が連結部9に加え第1及び第2案内壁14,15にも支えられ、よって、係止爪11が過度に変形することをより確実に防止できる。
【0047】
次に、本発明の第3の実施形態にかかるハーネス保護部材1を図8ないし図11に基づいて説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0048】
本実施形態では、ハーネス保護部材1は、図8ないし図11に示すように、弾性部材としての弾性変形部16を更に備えている。
【0049】
弾性変形部16は、図8及び図9に示すように、固定具3の連結部9の中央に設けられている。弾性変形部16は、側方からみてく字状に形成され、一端部が固定具3の連結部9に連なり、他端部が連結部9よりプロテクタ2側に突出している。さらに、弾性変形部16は、他端部の連結部9からの突出量が増減するように、前述した一端部を中心として回転する方向に、弾性変形自在となっている。
【0050】
弾性変形部16は、プロテクタ2のプロテクタ本体4と当接すると、該プロテクタ本体4を固定具3の連結部9から離れる方向に付勢する。そして、弾性変形部16は、プロテクタ本体4が連結部9に向かって押圧されると、前述した他端部の突出量が減少する方向に弾性変形する。そして、弾性変形部16は、プロテクタ本体4が固定具3の連結部9に近づくことを許容する。こうして、弾性変形部16は、プロテクタ本体4即ちプロテクタ2が、固定具3の連結部9に対して接離することを許容する。
【0051】
本実施形態によれば、固定具3とプロテクタ2との間に弾性部材としての弾性変形部16を設けているので、固定具3をパネルに固定した際に、図11中に二点鎖線で示すように、プロテクタ2がパネルに干渉しても、弾性変形部16の弾性変形量が適宜変化する。即ち、弾性変形部16が適宜弾性変形する。このため、プロテクタ2がパネルに干渉しても、弾性変形部16が弾性変形して、該プロテクタ2をパネルに取り付けることができる。
【0052】
弾性変形部16が固定具3の連結部9に設けられているので、一つの弾性変形部16によって、プロテクタ2を固定具3に確実に接離させることができる。
【0053】
なお、本実施形態において、図示例では、案内壁14,15を設けていないが、本発明では、勿論、案内壁14,15を設けても良い。また、弾性変形部16を、プロテクタ2に一体に設けても良く、プロテクタ2と固定具3との双方と別体にしても良い。さらに、弾性変形部16をゴムなどの弾性材料やばねなどの弾性体で構成して、前述した固定具3やプロテクタ2と別体にしても良い。
【0054】
要するに、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。即ち、ハーネス固定部と、固定用フランジなどを本発明の主旨に反しない限り、種々の構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるハーネス保護部材を示す斜視図である。
【図2】図1に示されたハーネス保護部材を分解して示す斜視図である。
【図3】図1中のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかるハーネス保護部材を示す斜視図である。
【図5】図4に示されたハーネス保護部材を分解して示す斜視図である。
【図6】図4中のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図6に示されたハーネス保護部材の変形例を示す断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態にかかるハーネス保護部材を分解して示す斜視図である。
【図9】図8中にIX部を拡大して示す斜視図である。
【図10】図9中のX−X線に沿う断面図である。
【図11】図8に示されたハーネス保護部材の要部を示す断面図である。
【図12】従来のハーネス保護部材を示す斜視図である。
【図13】図12に示されたハーネス保護部材を分解して示す斜視図である。
【図14】図12中のXIV−XIV線に沿う断面図である。
【符号の説明】
【0056】
1 ハーネス保護部材
2 ハーネス用プロテクタ
3 固定具
8 固定部
9 連結部
11 係止爪(ハーネス固定部)
12 固定用フランジ(パネル固定部)
14 第1案内壁
15 第2案内壁
16 弾性変形部(弾性部材)
K ワイヤハーネスの径方向
X 幅方向




 

 


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