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発明の名称 分割ブロックの連結構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−37267(P2007−37267A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−215911(P2005−215911)
出願日 平成17年7月26日(2005.7.26)
代理人 【識別番号】100072660
【弁理士】
【氏名又は名称】大和田 和美
発明者 萩尾 亮 / 須野原 誠 / 和田 博文
要約 課題
分割された第1ブロックと第2ブロックとが完全にロック結合するまでは第1ブロック側の内部回路と第2ブロック側の内部回路を接続しないようにする。

解決手段
電気接続箱本体を分割して形成した第1ブロックと第2ブロックの分割端に、第1、第2ブロックのいずれか一方のブロックに内部回路と接続させた雌端子を収容する雌端子収容部を設ける一方、いずれか他方のブロックに内部回路と接続させた雄端子を収容する雄端子収容部を設け、これら雌雄端子収容部が嵌合されて前記雌端子と雄端子とを嵌合して第1ブロックと第2ブロックとの回路接続がなされ、雌端子収容部と雄端子収容部の周壁に互いに係止するロック爪が設けられ、これらロック爪が本係止されるまで前記雌端子と雄端子とが接触されない設定とされている。
特許請求の範囲
【請求項1】
電気接続箱本体を分割して形成した第1ブロックと第2ブロックの分割端に、第1、第2ブロックのいずれか一方のブロックに内部回路と接続させた雌端子を収容する雌端子収容部を設ける一方、いずれか他方のブロックに内部回路と接続させた雄端子を収容する雄端子収容部を設け、これら雌雄端子収容部が嵌合されて前記雌端子と雄端子とを嵌合して第1ブロックと第2ブロックとの回路接続がなされ、
前記雌端子収容部と雄端子収容部の周壁に互いに係止するロック爪が設けられ、これらロック爪が本係止されるまで前記雌端子と雄端子とが接触されない設定とされていることを特徴とする分割ブロックの連結構造。
【請求項2】
前記第1ブロックが待ち受け側ブロックとして上端開口の前記雌端子収容部が設けられ、該雌端子収容部の周壁と空隙をあけて連結されたロック片の上端に第1ロック爪が設けられる一方、
前記第2ブロックに下端開口の前記雄端子収容部が設けられ、該雄端子収容部の周壁から前記第1ブロックの空隙に挿入されるU字状のロック片が突設され、該ロック片に前記第1ブロックの第1ロック爪と係止される長尺な第2ロック爪が設けられ、
前記第2ロック爪が第1ロック爪の係止下端面に本係止されるまで前記雌雄端子を嵌合接触させない設定としている請求項1に記載の分割ブロックの連結構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分割ブロックの連結構造に関し、詳しくは、ワイヤハーネスの分割に伴って電気接続箱が分割された分割ブロックを電気的、機械的に一体化させるものであり、分割ブロック同士の半嵌合を防止するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車に配索されるワイヤハーネスは電源分配システムの効率化等を目的として、もともとは1つであったワイヤハーネスを複数に分割することでワイヤハーネスの軽量化、小径化、共用化、電線の取り回しの簡素化等を図る場合がある。
前記のように複数に分割されたワイヤハーネスは、それぞれ個別の組立工程で製造されることとなるが、電気接続箱に接続されるワイヤハーネスは、通常電気接続箱を接続して一体化した状態で納入を行うため、ワイヤハーネスの分割に伴って電気接続箱も複数に分割し、後に分割された電気接続箱を合体する構造とすることが必要となる。
【0003】
前記のような電気接続箱として、本出願人は特開2004−166322号公報(特許文献1)において、図9に示す電気接続箱1を提供している。該電気接続箱1は、分割されたワイヤハーネスW/H1に接続された第1ブロック2とワイヤハーネスW/H2に接続された第2ブロック3とを合体してなる。具体的には、第1ブロック2の内部回路となる第1バスバー4の圧接タブ4aを第1ブロック2の端子収容部2aに収容する一方、第2ブロック3の内部回路となる第2バスバー5のタブ5aを第2ブロック3の端子収容部3aに収容しており、第1ブロック2のロック部2bと第2ブロック3のロック部3bとをロック結合すると、端子収容部2aと3aとが嵌合されて、圧接タブ4aとタブ5aとが接続される。
【0004】
前記電気接続箱1であれば、第1ブロック2と第2ブロック3との組み付けと同時に第1ブロック2の内部回路と第2ブロック3の内部回路とを接続することができる。
しかしながら、第1ブロック2のロック部2bと第2ブロック3のロック部3bとが完全にロック結合されていない半嵌合でも圧接タブ4aとタブ5aが接触する場合がある。この場合、導通検査で通電が確認されると第1ブロック2と第2ブロック3とが半嵌合状態のまま自動車に搭載されるおそれがある。このように第1ブロック2と第2ブロック3とが半嵌合状態で自動車されると、その後、第1ブロック2と第2ブロック3とのロックが外れて圧接タブ4aとタブ5aとが非接触状態となり、電気接続の信頼性を損なうおそれがある。
【特許文献1】特開2004−166322号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、分割された第1ブロックと第2ブロックとが完全にロック結合するまでは第1ブロック側の端子と第2ブロック側の端子が接触しないように設定することにより、導通検査によって第1ブロックと第2ブロックとの半嵌合を検知できるようにすることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、電気接続箱本体を分割して形成した第1ブロックと第2ブロックの分割端に、第1、第2ブロックのいずれか一方のブロックに内部回路と接続させた雌端子を収容する雌端子収容部を設ける一方、いずれか他方のブロックに内部回路と接続させた雄端子を収容する雄端子収容部を設け、これら雌雄端子収容部が嵌合されて前記雌端子と雄端子とを嵌合して第1ブロックと第2ブロックとの回路接続がなされ、
前記雌端子収容部と雄端子収容部の周壁に互いに係止するロック爪が設けられ、これらロック爪が本係止されるまで前記雌端子と雄端子とが接触されない設定とされていることを特徴とする分割ブロックの連結構造を提供している。
【0007】
前記構成によれば、第1ブロックと第2ブロックとが半嵌合である場合には、第1、第2ブロックの内部回路に接続した雄端子と雌端子とが接触しないようにしているため、第1、第2ブロックが完全に嵌合されて初めて第1、第2ブロックの内部回路同士が接続される。
即ち、第1、第2ブロックの内部回路同士が接続されていれば必ず第1ブロックと第2ブロックが完全に嵌合された状態となっている。よって、第1ブロックと第2ブロックとを連結した後の導通検査において、第1、第2ブロック間の通電が確認されれば第1ブロックと第2ブロックとは確実に嵌合された状態となっている。逆に、導通検査において第1、第2ブロック間の通電が確認されなければ第1ブロックと第2ブロックとは半嵌合状態となっている。このように、第1、第2ブロックの導通検査により第1ブロックと第2ブロックとの嵌合状態を確認することができる。
よって、第1、第2ブロックの内部回路同士は接続されているが第1ブロックと第2ブロックとが半嵌合状態であるといった事態を防止でき、第1ブロックと第2ブロックとが半嵌合状態で自動車に搭載されることがなく、電気接続の信頼性を高めることができる。
【0008】
具体的には、前記第1ブロックが待ち受け側ブロックとして上端開口の前記雌端子収容部が設けられ、該雌端子収容部の周壁と空隙をあけて連結されたロック片の上端に第1ロック爪が設けられる一方、
前記第2ブロックに下端開口の前記雄端子収容部が設けられ、該雄端子収容部の周壁から前記第1ブロックの空隙に挿入されるU字状のロック片が突設され、該ロック片に前記第1ブロックの第1ロック爪と係止される長尺な第2ロック爪が設けられ、
前記第2ロック爪が第1ロック爪の係止下端面に本係止されるまで前記雌雄端子を嵌合接触させない設定としている。
【0009】
前記構成によれば、第1ブロックと第2ブロックとが半嵌合の状態では、第1ブロックと第2ブロックとが嵌合された状態に比べて第2ロック爪を長尺として分だけ第2ブロックが高い位置に配置される。このように、嵌合状態と半嵌合状態とで第2ブロックの高さ位置が大きく変わるため、第1ブロックと第2ブロックとが半嵌合状態の場合に第1、第2ブロックの内部回路に接続した端子同士を非接触にすることができる。
【発明の効果】
【0010】
前述したように、本発明によれば、第1ブロックと第2ブロックとが半嵌合である場合には、第1、第2ブロックの内部回路に接続した雄端子と雌端子とが接触しないようにしているため、第1、第2ブロックが完全に嵌合されて初めて第1、第2ブロックの内部回路同士が接続される。
よって、第1、第2ブロックの内部回路同士は接続されているが第1ブロックと第2ブロックとが半嵌合状態であるといった事態を防止でき、第1ブロックと第2ブロックとが半嵌合状態で自動車に搭載されることがなく、電気接続の信頼性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1(A)(B)は実施形態の電気接続箱10を示し、別個のワイヤハーネスに接続されるために中央ラインに沿って2分割された第1ブロック20、第2ブロック30と、これらを収容するロアケース40と、ロアケース40の上面に被せられるアッパーケース(図示せず)から構成している。
【0012】
第1ブロック20は、図2(A)に示すように、平面視略長方形状をなし、合成樹脂製の本体部21の上面にはリレー、ヒューズ等の電気部品Eを所定位置に装着可能な電気部品収容部22を設けている。本体部21の下面側には第1ブロック20に導入されるワイヤハーネスW/H1のコネクタや端子を接続するためのコネクタ部25が設けられ、本体部21の内部には、図3(A)に示すように、コネクタ部25と電気部品収容部22との間で所要の回路を構成するバスバー26が内装されている。本体部21における分割端21aの略中央には、後述の第2ブロック30との電気的、機械的な結合をなすための回路接続部27を設けている。
【0013】
前記回路接続部27は、図2(A)(B)に示すように、その周囲を溝部27aにより囲まれた状態で上方へ突出する2つの雌端子収容部27bを備え、この雌端子収容部27bにはバスバー26に接続された2つの雌の中継端子(雌端子)27cを収容している。この中継端子27cは、相手側端子を上方から受け入れ可能な状態で収容している。回路接続部27は、相手側端子を中継端子27cに接続した状態で第1ブロック20と第2ブロック30とを結合するためのロック部27dを更に備えている。このロック部27dは、本体部21の上面において2つの雌端子収容部27bから中央へ入り込んだ位置に雌端子収容部27bの周壁と空隙Sをあけて上方へ向けて一体突設されるロック片27eと、該ロック片27eの上端に設けられた第1ロック爪27f(図6(A)(B))を備えている。該第1ロック爪27fの外面は上端傾斜面27f−1と、該上端面27f−1の先端と連続し下方へ垂下する垂直面27f−2と、該垂直面27f−2の下端と連続する水平面からなる係止下端面27f−3とからなる。
【0014】
一方、第2ブロック30は、図4(A)に示すように、平面視で一方の角部が切り欠かれた方形状をなし、合成樹脂製の本体部31の上面には第1ブロック20と同様にリレー、ヒューズ等の電気部品Eを所定位置に装着可能な電気部品収容部32を設けている。本体部31の下面側には、図4(B)に示すように、第2ブロック30に導入されるワイヤハーネスW/H2のコネクタや端子を接続するためのコネクタ部35が設けられ、本体部31の内部には、図5(A)に示すように、コネクタ部35と電気部品収容部32との間で所要の回路を構成するバスバー36が内装されている。本体部31における分割端31aの略中央には、第1ブロック20の回路接続部27との電気的、機械的な結合をなすための回路接続部37を同様に設けている。
【0015】
前記回路接続部37は、図5(B)に示すように、第1ブロック20の回路接続部27の溝部27aに嵌合可能な枠部37aと、この枠部37a内の雄端子収容部37bにおいて、バスバー36に接続されると共に上方に立ち上げた後、折り返して下方へ向けて延びる2つの雄タブ(雄端子)37cを収容している。この雄タブ37cは、第1ブロック20の中継端子27cに対応する位置に配置され、第1ブロック20と第2ブロック30との結合時に中継端子27cに対し雄タブ37cが挿入されて電気的に接続可能となっている。
【0016】
枠部37aの外面中央部には、第1ブロック20のロック部27dに係止可能なロック部37dを更に備えている。このロック部37dは、一端を支点として弾性的に撓み可能なU字状のロック片37eと、該ロック片37eの外面に突設させた上下方向に長尺な第2ロック爪37fとからなる。第2ロック爪37fの外面は水平面からなる係止上端面37f−1と、該係止上端面37f−1の先端と連続し下方へ垂下する垂直面37f−2と、該垂直面37f−2の下端と連続する傾斜面からなる下端面37f−3とからなる。第2ロック爪37fの上下方向の長さL1は、第1ブロック20と第2ブロック30との嵌合作業の際に第1ブロック20側の中継端子27cと第2ブロック側の雄タブ37cとが最初に接触する位置から第1ブロック20と第2ブロック30とが図6(B)に示すように完全に嵌合された状態での雄タブ37cの先端位置までの距離L2よりも大としている。
【0017】
前記第1ブロック20を待ち受け側ブロックとして、第1ブロック20に上方から第2ブロック30を組み付けると、第1ブロック20の回路接続部27の溝部27aに第2ブロック30の回路接続部37の枠部37aが上方から嵌合すると共に、第1ブロック20の雌端子収容部27b内の中継端子27cに対し、第2ブロック30の雄端子収容部37b内の雄タブ37cが挿入される。
【0018】
図6(A)は、第1ブロック20の第1ロック爪27fの上端傾斜面27f−1と第2ブロック30の長尺な第2ロック爪37fの下端面37f−3とが当接した半嵌合状態を示す。この状態では、第1ロック爪27fと第2ロック爪37fとが本係止した状態と比べて、少なくとも第2ロック爪37fの長さL1分だけ第1ブロック20に対して第2ブロック30が高い位置に配置されている。よって、第2ブロック30の雄タブ37cの先端も本係止状態よりも少なくともL1(>L2)だけ高い位置に配置され、第1ブロック20の中継端子27cと第2ブロック30の雄タブ37cとは接触せず、第1、第2ブロック20、30の内部回路同士は接続されない。
【0019】
一方、図6(B)は第1ブロック20の雌端子収容部27bの周壁とロック片27eとの間の空隙Sに第2ブロック30のロック片37eが挿入され、ロック片37eが撓んで第2ロック爪37fの係止上端面37f−1がロック片27eの第1ロック爪27fの係止下端面27f−3に本係止され、第1ブロック20のロック部27dと第2ブロック30のロック部37dが完全に嵌合された状態を示す。この状態で、第1ブロック20の中継端子27cに第2ブロック30の雄タブ37cが挿入され、第1、第2ブロック20、30の内部回路同士が電気的に接続される。
【0020】
また、第1ブロック20の本体部21の外周面においては、後述するロアケース40のロック部41a、41bとロック結合するためのロック部23a、23bを設けている。これら本体部21のロック部23a、23bは、外周面に形成した位置決め用の凹部23c内に設けられ、下端を支点として弾性的に撓み可能なロック片23dと、ロック爪23eとからなっている。
さらに、本体部21の分割端21aの両側には、後述する第2ブロック30のロック部33a、33bに結合するためのロック部24a、24bを設けている。ロック部24a、24bは、本体部21の外周面に設けた凸部24cの外面上端に下面を係止面としたロック爪24dを突設している。
【0021】
また、図2(A)において本体部21の上部左角部には、第1ブロック20に導入されるワイヤハーネスW/H1の電線束の上半分を覆って案内するための半割筒状の上側固定片28を所定の斜め外方へ向けて突設している。本体部21における回路接続部27の左右両側には別途電気接続箱10に導入さる電源線P(図1(B))の端末に取り付けられた丸形の端子金具(図示せず)をボルト等により電気的、機械的に接続するための一対の電源接続用端子29を備えている。なお、第1ブロック20を示す図2、図3において電気部品EとワイヤハーネスW/H1、W/H2の記載を省略している箇所もあるが、組付け時にはこれらの部品は予め所定位置に装着されている。
【0022】
一方、第2ブロック30の本体部31の分割端31aの左右位置には、第1ブロック20に設けたロック部24a、24bとロック結合するためのロック部33a、33bを設けている。このロック部33a、33bは、外周面に形成した位置決め用の凹部33c内に設けられ、第1ブロック20のロック部23a、23bと同様に、下端を支点として弾性的に撓み可能なロック片33dと、ロック爪33eとからなっている。
また、本体部31の左右両側面にも、後述するロアケース40のロック部42a、42bとロック結合するためのロック部34a、34bを設けている。これらロック部34a、34bも、外周面に形成した位置決め用の凹部34c内に設けられ、下端を支点として弾性的に撓み可能なロック片34dと、ロック爪34eとからなっている。
さらに、ロック部33a、33bが形成された面と反対側、即ち、図4(A)の下側の外周面の中央部および左側部には、後述するロアケース40の周壁部43の内面に内方へ向けて突出する突条48a、48bに嵌合可能な凹溝31b、31cを形成し、第2ブロック30をロアケース40に挿入する際の位置決め用の嵌合構造となしている。
【0023】
また、第2ブロック30の本体部31の平面視右側面の所要箇所に、第2ブロック30に導入されるワイヤハーネスW/H2の電線束の上半分を覆って案内するための断面L形状の上側固定片38を側方へ向けて突設している。
なお、第2ブロック30を示す図4、図5において電気部品EとワイヤハーネスW/H1、W/H2の記載を省略している箇所もあるが、組付け時にはこれらの部品は予め所定位置に装着されている。
【0024】
ロアケース40は、図7(A)(B)に示すように、合成樹脂製からなり、周壁部43と底壁部45によって有底箱状に成形され、図7(A)に示す平面視の略上半部を第1ブロック収容部46、略下半部を第2ブロック収容部47としている。第2ブロック収容部47はロアケース40の左側の領域を少し残して底壁部45から一体的に立ち上げた仕切壁43aにより区割りされている。
【0025】
第1ブロック収容部46に収容される第1ブロック20を固定するためのロック部41a、41bは、図7(A)の平面視上側の周壁部43内面左右位置に設けた突部41A、41Bに形成されている。同様に第2ブロック収容部47に収容される第2ブロック30を固定するためのロック部42a、42bは、仕切壁43aの平面視右側の面に設けた突部43Aと、図6(A)の平面視右側の周壁部43内面下側位置に設けた突部43Bに形成されている。これら突部41A、41Bおよび突部43A、43Bは、第1ブロック20および第2ブロック30の凹部23c、凹部34cにそれぞれ対応して位置決め用の嵌合構造をなしている。また、ロック部41a、41bおよびロック部42a、42bは、相手側のロック片23dおよびロック片34dのロック爪23e、ロック爪34eが係止されるロック爪41d、43dを突設している。また、第2ブロック収容部47の周壁部43の内面および仕切壁43aの平面視右側の面には、第2ブロック30の凹溝31b、31cに対応する断面半円状の突条48a、48bを突設している。
【0026】
ロアケース40の周壁部43には、図7(A)の平面視左上角部に周壁部43の上端から底壁部45まで切り欠いた電線用開口49を設け、この電線用開口49により第1ブロック20に導入されたワイヤハーネスW/H1の電線束を外部に引き出し可能としている。電線用開口49には電線束の下半分を覆って案内するための半割筒状の下側固定片49aを第1ブロック20の上側固定片28に対応して所定の斜め外方へ向けて突設している。
同様に、ロアケース40の平面視右側の周壁部43にも、上端から底壁部45まで切り欠いた電線用開口50を設け、この電線用開口50により第2ブロック30に導入されたワイヤハーネスW/H2の電線束を外部に引き出し可能としている。電線用開口50には電線束の下部を覆って案内するための断面L形状の下側固定片50aを第2ブロック30の上側固定片38に対応して所定の方向へ向けて突設している。
また、ロアケース40の外面所定位置には、電気接続箱10を車体に取り付けるためのブラケットBKを突設している。
【0027】
次に分割された電気接続箱10の組立方法について説明する。
先ず、図8(A)に示すように、第1ブロック20のワイヤハーネスW/H1の電線束をロアケース40の電線用開口49から外方へ引き出すようにして、ロアケース40の第1ブロック収容部46に第1ブロック20を挿入して押圧する。この操作に伴い、第1ブロック20のロアケース固定用のロック部23a、23bと、ロアケース40内面のロック部41a、41bとをそれぞれ係止することでロアケース40に対し第1ブロック20がロック固定される。なお、第1ブロック収容部46への第1ブロック20の嵌合操作に際し、ロアケース40の突部41A、41Bに対する第1ブロック20の凹部23cの位置を合わせることで、第1ブロック20の嵌合の向きが正しい方向に規制される。また、外部に引き出されたワイヤハーネスW/H1の電線束はロアケース40の下側固定片49aと第1ブロック20の上側固定片28との間に配置しておく。
【0028】
次に、第2ブロック30のワイヤハーネスW/H2をロアケース40の電線用開口50から外部へ引き出すようにして下側固定片50aと上側固定片38との間に配置すると共に、第2ブロック収容部47に対し第2ブロック30を挿入して押圧する。この操作に伴い、第2ブロック30のロアケース固定用のロック部34a、34bと、ロアケース40のロック部42a、42bとをそれぞれ係止することでロアケース40に対し第2ブロック30がロック固定される。これと同時に、第2ブロック30のロック部33a、33bと第1ブロック20のロック部24a、24bとをそれぞれ係止することで第1ブロック20と第2ブロック30とがロック結合される。第2ブロック収容部47への第2ブロック30の嵌合操作に際しては、ロアケース40の突部43A、43Bと第2ブロック30の凹部34c、ロアケース40の突条48a、48bと第2ブロック30の凹溝31b、31cをそれぞれ位置合わせすることで、第2ブロック30の向きを規制すると共に、嵌合後の安定化を図ることができる。
前記操作と同時に、第1ブロック20の回路接続部27と第2ブロック30の回路接続部37との間で前述したように電気的、機械的接続が行われる。
【0029】
このようにして、共通のロアケース40に対し第1ブロック20と第2ブロック30がロック結合された後、図1(A)に示すように、ロアケース40の電線用開口49、50から引き出されたワイヤハーネスW/H1、ワイヤハーネスW/H2の電線束を上側固定片28、38と下側固定片49a、50aとの間に挟んだ状態でテープTにより巻き付け固定することで、電線束を上側固定片28、38と下側固定片49a、50aとの間に固定する。このようにして一連の接続作業を完了した後、ロアケース40の上面開口部に対しアッパーケース(図示せず)を被せて電気部品収容部22、32を保護するようにしている。
【0030】
以上のように、共通のロアケース40に対し、第1ブロック20と第2ブロック30とを順次所定位置に挿入してロック結合するのみの簡易な操作によって、分割された各ブロックの電気的、機械的な結合を達成することができる。
また、第2ブロック30の第2ロック爪を長尺として、第1ブロック20と第2ブロック30とが半嵌合である場合には、第1ブロック20の中継端子27cと第2ブロック30の雄タブ37cとが接触しないようにしているため、第1、第2ブロック20、30が完全に嵌合されて初めて第1、第2ブロック20、30の内部回路同士が接続される。よって、第1、第2ブロック20、30の内部回路同士は接続されているが第1ブロック20と第2ブロック30とが半嵌合状態であるといった事態を防止でき、第1ブロック20と第2ブロック30とが半嵌合状態で自動車に搭載されることがなく、電気接続の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】(A)は本発明に係る電気接続箱の平面図、(B)は同上正面図である。
【図2】(A)は第1ブロックの平面図、(B)は同上正面図、(C)はロック部の斜視図である。
【図3】(A)は第1ブロックの底面図、(B)は左側面図である。
【図4】(A)は第2ブロックの平面図、(B)は同上正面図、(C)はロック部の斜視図である。
【図5】(A)は第2ブロックの底面図、(B)は(A)のX−X断面図である。
【図6】(A)は第1ブロックと第2ブロックの半嵌合状態を示す断面図、(B)は第1ブロックと第2ブロックの嵌合状態を示す断面図である。
【図7】(A)はロアケースの平面図、(B)は同上正面図である
【図8】(A)はロアケースに第1ブロックを嵌合した状態の平面図、(B)はロック部の要部拡大図である。
【図9】(A)(B)は従来例を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
10 電気接続箱
20 第1ブロック
21a 分割端
26 バスバー
27 回路接続部
27b 雌端子収容部
27c 雌の中継端子(雌端子)
27e ロック片
27f 第1ロック爪
30 第2ブロック
31a 分割端
36 バスバー
37 回路接続部
37b 雄端子収容部
37c 雄タブ(雄端子)
37e ロック片
37f 第2ロック爪
40 ロアケース
W/H1 第1ブロックと接続されたワイヤハーネス
W/H2 第2ブロックと接続されたワイヤハーネス




 

 


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