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発明の名称 電気接続箱
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−28795(P2007−28795A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−207335(P2005−207335)
出願日 平成17年7月15日(2005.7.15)
代理人 【識別番号】100060690
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 秀雄
発明者 小澤 圭介 / 久保田 勝弘 / 中浜 佳彦 / 河合 貴典
要約 課題
防水性に優れた電気接続箱を低コストで提供する。

解決手段
電気接続箱1は、上面2aに電気部品が装着される装着部を有した箱本体2と、該上面2aから突設するとともに箱本体2を上面2aが傾斜した状態で車体に取り付けるブラケット4と、を備えている。該ブラケット4の上面4bの最下方位置4aには、前記車体の廃車時にブラケット4が破断することで箱本体2を前記車体から分離させる破断誘発穴5が開口しているとともに、該最下方位置4aは、他の部分よりも薄肉に形成されている。そして、雨天走行時や洗車の際に上面2aとブラケット4とに面した箇所に溜まった水は、この破断誘発穴5から外部へ排出される。
特許請求の範囲
【請求項1】
電気部品が装着される装着部を有した箱本体が、該箱本体の外表面から突設したブラケットと該ブラケットに挿通されるボルトによって、車体に取り付けられるとともに、該ブラケットに設けられた破断誘発穴に沿って該ブラケットが破断することで、前記箱本体が前記車体から分離可能な電気接続箱であって、
前記破断誘発穴が前記ブラケットの上面の最下方位置に開口していることを特徴とする電気接続箱。
【請求項2】
前記破断誘発穴が開口した前記ブラケットの最下方位置の厚みが、前記ブラケットの他の部分の厚みよりも薄いことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記破断誘発穴が、直線上に互いに間隔を空けて複数並設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
【請求項4】
前記装着部が、前記箱本体の上面に設けられ、かつ、前記ブラケットが、前記箱本体の上面から前記箱本体の外側に延びていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の電気接続箱。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体としての自動車などに搭載される電気接続箱に関する。
【背景技術】
【0002】
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
【0003】
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するために、前記自動車は、ジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
【0004】
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱(特許文献1を参照。)と呼ぶ。
【0005】
図4に示された電気接続箱101は、外郭を形成する箱本体102と、箱本体102に取り付けられるアッパーカバー103などを備えている。図4の上側に位置する箱本体102の上面102aには、前述したリレー、ヒューズやヒュージブルリンクなどの電気部品が装着される装着部が複数設けられている。アッパーカバー103は、箱本体102の上面102a側に取り付けられて、前述した電気部品などを覆う。
【0006】
このような電気接続箱101は、箱本体102に設けられたブラケット104の孔106にボルトBが挿通されるなどして自動車の車体200に取り付けられる。また、該電気接続箱101は、図5に示すように、廃車時の易解体性を向上させるためにブラケット104に破断誘発穴105を設けている。そして、電気接続箱101は、該破断誘発穴105に沿ってブラケット104が破断することで、箱本体102が車体200から分離(解体)される。
【特許文献1】特開2000−350331号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前述した電気接続箱101は、車体200に取り付けられる際、図4に示すように、上面102aが角度M、傾斜した状態で取り付けられることがある。この場合、雨天走行時や洗車の際、ブラケット104の最下方位置104aに水が溜まってしまうという問題があった。上述したように電気接続箱101は、上面102aに電気部品が装着されている。この電気部品は、アッパーカバー103で覆われてはいるものの、ブラケット104の最下方位置104aに水が溜まると被水しやすくなってしまう。このために、易解体用の破断誘発穴105とは別に、ブラケット104の最下方位置104aに水抜き用の穴を設ける必要があった。
【0008】
ところが、ブラケット104に穴を多く設けることは、ブラケット104の強度を低下させたり、製造工程を増加させたりするため望ましくない。従って、本発明は、水抜き用の穴を解体用の破断誘発穴105と別に設けなくても、ブラケット104の最下方位置104aに溜まる水を排出できる防水性に優れた電気接続箱を低コストで提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、電気部品が装着される装着部を有した箱本体が、該箱本体の外表面から突設したブラケットと該ブラケットに挿通されるボルトによって、車体に取り付けられるとともに、該ブラケットに設けられた破断誘発穴に沿って該ブラケットが破断することで、前記箱本体が前記車体から分離可能な電気接続箱であって、前記破断誘発穴が前記ブラケットの上面の最下方位置に開口していることを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の電気接続箱は、請求項1に記載の電気接続箱において、前記破断誘発穴が開口した前記ブラケットの最下方位置の厚みが、前記ブラケットの他の部分の厚みよりも薄いことを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の電気接続箱は、請求項1または請求項2に記載の電気接続箱において、前記破断誘発穴が、直線上に互いに間隔を空けて複数並設されていることを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の電気接続箱は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の電気接続箱において、前記装着部が、前記箱本体の上面に設けられ、かつ、前記ブラケットが、前記箱本体の上面から前記箱本体の外側に延びていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の電気接続箱は、箱本体を車体から分離させる破断誘発穴を、ブラケットの最下方位置に設けることにより、易解体機能に加え、水抜き穴としての機能を付加することができ、水抜き穴を専用に設ける必要がなくなる。このため、電気接続箱の製造コストを低くすることができる。
【0014】
また、破断誘発穴を、ブラケットの最下方位置に設けることにより、ブラケットの最下方位置に溜まった水が、確実に破断誘発穴から外部に排出され、電気接続箱に装着された電気部品を被水から保護することができる。
【0015】
請求項2に記載の電気接続箱は、破断誘発穴が設けられたブラケットの最下方位置の厚みがブラケットの他の部分の厚みよりも薄く形成されているため、該位置でブラケットを破断させやすくすることができる。
【0016】
請求項3に記載の電気接続箱は、破断誘発穴が、直線上に互いに間隔を空けて複数並設されているため、該直線に沿ってブラケットを破断させやすくすることができる。
【0017】
請求項4に記載の電気接続箱は、箱本体の上面とブラケットとに面した箇所に溜まった水が破断誘発穴から外部に排出されるため、箱本体の上面に装着された電気部品を被水から保護することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の一実施の形態にかかる電気接続箱を、図1ないし図3を用いて説明する。電気接続箱1は、移動体としての自動車に搭載されるとともに、電源側から供給される電力をランプやモータなどの負荷側に供給するものである。
【0019】
電気接続箱1は、図1に示すように、箱本体2と、アッパーカバー3と、ブラケット4とを備えている。
【0020】
箱本体2は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。箱本体2は、複数の外壁により、筒状(箱状)に形成されている。箱本体2の図1の上側に位置する上面2aには、リレー、ヒューズ、ヒュージブルリンクなどの電気部品が装着される装着部が複数設けられている。
【0021】
アッパーカバー3は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。アッパーカバー3は、箱本体2の上面2a側に取り付けられ、前述した電気部品などを覆う。
【0022】
ブラケット4は、箱本体2の外壁のうちの側面と上面2aの2箇所から突設されるとともに、中央部にボルトBが挿通される孔6を備えている。該孔6にボルトBが挿通され、車体200のパネルを介してボルトBに図示しないナットが螺合されることで電気接続箱1は車体200に取り付けられる。なお、本実施の形態では、車体200の設計の都合上、電気接続箱1が、上面2aが角度M傾斜した状態で車体200に取り付けられる。
【0023】
また、ブラケット4には、車体200の廃車時の易解体性を向上させるための破断誘発穴5が設けられている。破断誘発穴5は、孔6よりも箱本体2寄りの位置で、かつ、ブラケット4の上面4bの鉛直方向の最下方位置4aに、箱本体2の外縁に沿って、直線上に互いに間隔を空けて複数並設されている。即ち、破断誘発穴5は、ブラケット4の上面4bの最下方位置4aに開口している。また、該破断誘発穴5は、図2に示すように、電気接続箱1が車体200に取り付けられた状態で、ブラケット4の上面4bから離れるに従って下方に向かって延びている。
【0024】
また、上記破断誘発穴5が開口した最下方位置4aは、図3に示すように、その厚みD1が、ブラケット4の他の部分の厚みD2よりも薄く形成されている。このようにすることで、最下方位置4aに応力を集中させて、小さい外力でブラケット4を破断できるようにしている。
【0025】
このような構成の電気接続箱1は、破断誘発穴5に沿ってブラケット4が破断することで、箱本体2が車体200から分離(解体)される。さらに、上述したように、電気接続箱1は、上面2aが角度M傾斜した状態で車体200に取り付けられているため、該上面2aとブラケット4の上面4bとに面した箇所に雨水などが溜まりやすい構造になっているが、該箇所に溜まった水が破断誘発穴5から外部に排出されるため、箱本体2の上面2aに装着された電気部品が被水から保護される。
【0026】
本実施形態の電気接続箱1によれば、電気接続箱1が取り付けられた車体200の廃車時に、ブラケット4が破断することで箱本体2を車体200から分離させる破断誘発穴5を、ブラケット4の最下方位置4aに設けることにより、該破断誘発穴5に水抜き穴としての機能を付加することができ、水抜き穴を別に設ける必要がなくなる。このため、電気接続箱1の製造コストを低くすることができる。
【0027】
また、破断誘発穴5をブラケット4の最下方位置4aに設けることにより、ブラケット4と上面2aとに面した箇所に溜まった水が、確実に破断誘発穴5から外部に排出され、上面2aに装着された電気部品を被水から保護することができる。
【0028】
さらに、破断誘発穴5が設けられた最下方位置4aの厚みD1がブラケット4の他の部分の厚みD2よりも薄く形成されているとともに、破断誘発穴5が直線上に互いに間隔を空けて複数並設されているため、ブラケット4を破断しやすくすることができる。
【0029】
なお、上述した実施形態では、ブラケット4が、箱本体2の外壁のうちの、側面と上面2aの2箇所から突設されていたが、本発明のブラケット4は、箱本体2の外壁のうちのいかなる箇所に突設されても良く、1箇所のみ、または3箇所以上から突設されていても良い。
【0030】
さらに、破断誘発穴5が設けられた最下方位置4aの厚みD1がブラケット4の他の部分の厚みD2よりも薄く形成されていたが、本発明のブラケット4は、ブラケット4が均一の厚みで形成されていても良い。
【0031】
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電気接続箱の正面図である。
【図2】図1に示された電気接続箱の要部を示す斜視図である。
【図3】図2中のX−X線に沿う断面図である。
【図4】従来の電気接続箱を示す正面図である。
【図5】図4に示された電気接続箱の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0033】
1 電気接続箱
2 箱本体
2a 上面
4 ブラケット
4a 最下方位置
4b 上面
5 破断誘発穴
200 車体
D1 最下方位置の厚み
D2 他の部分の厚み




 

 


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