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発明の名称 電源装置および浴室換気乾燥機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−74872(P2007−74872A)
公開日 平成19年3月22日(2007.3.22)
出願番号 特願2005−261542(P2005−261542)
出願日 平成17年9月9日(2005.9.9)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 前田 昌弘 / 森本 篤史
要約 課題
交流電力を直流電力に変換する交流直流変換器において、電力をスイッチングするスイッチ素子のスイッチングディユーティを可変することでスイッチ素子の発熱を低減することができる電源装置を提供することを目的としている。

解決手段
交流直流変換器1に電力をスイッチングするスイッチ素子2とこのスイッチ素子2に接し、このスイッチ素子の発生する熱を放熱させるために冷却手段としてのヒートシンク3を備え、スイッチ素子2の温度を検出する温度検出手段であるサーミスタ4がスイッチ素子2と冷却手段3の間に設けられ、この温度検出手段4の温度情報により、スイッチ素子2のスイッチングのディユーティを可変する熱ロス低減手段5Aを設けることでスイッチ素子の発熱を低減できる電源装置が得られる。
特許請求の範囲
【請求項1】
交流電力を直流電力に変換する交流直流変換器と、前記交流直流変換器に備えた電力をスイッチングするスイッチ素子と、前記スイッチ素子を放熱させる冷却手段を備えた交流直流電源において、前記冷却手段の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出温度からスイッチ素子の発熱を低減するようにスイッチングを変更する熱ロス低減手段を備えたことを特徴とする電源装置。
【請求項2】
冷却手段は、ヒートシンクであることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項3】
冷却手段の温度検出は、サーミスタであることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項4】
温度検出手段は、スイッチ素子と冷却手段の間に設置したことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項5】
熱ロス低減手段は、スイッチングのデューティを変更することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項6】
熱ロス低減手段は、冷却手段の温度が所定値を超えた時にスイッチ素子を間欠駆動することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項7】
熱ロス低減手段は、スイッチ素子の入力電流に応じて、デューティの増加あるいは減少させるフィードフォワード制御手段と、温度検出値が低下するように制御するフィードバック制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項8】
熱ロス低減手段は、スイッチ素子の出力電流に応じて、前記デューティの増加あるいは減少させる第2フィードフォワード制御手段と、温度検出値が低下するように制御するフィードバック制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項9】
熱ロス低減手段は、スイッチ素子の通流電流とデューティ、及び前記スイッチ素子の両端電圧に応じて、前記デューティの増加あるいは減少させる第3フィードフォワード制御手段と、温度検出値が低下するように制御するフィードバック制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項10】
熱ロス低減手段は、冷却手段の温度が所定の異常閾値を超えた時にスイッチ素子を停止することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
【請求項11】
冷却手段の温度が所定の異常閾値を超えた時に異常を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項10記載の電源装置。
【請求項12】
報知手段は、光あるいは音声であることを特徴とする請求項11記載の電源装置。
【請求項13】
直流駆動モーターを用い,請求項1〜12のいずれかに記載の電源装置を備え、24時間常時換気、浴室内の循環暖房、サウナ運転の少なくとも1つ以上を行うことを特徴とする浴室換気乾燥機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体を用い、交流電力を直流電力に変換する電源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電源装置は、冷却ファンを用いた冷却装置を使用するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
以下、電源装置について図14を参照しながら説明する。
【0004】
図に示すように、冷却板101に配置されたスイッチ素子102と、このスイッチ素子102を制御するスイッチ素子制御回路103と、スイッチ素子102の近傍に配置された温度検出手段104と、冷却板101を冷却するための循環ポンプ105と、冷却ファン106と冷却能力を制御する冷却制御回路107から構成されていた。
【特許文献1】特開平7−245363号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような電源装置では、半導体素子の発熱を低減するのではなく、冷却装置にて冷却しているため、電源装置の小型化、コストに課題があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するもので、電力変換効率を最適な状態に制御することで、半導体素子の発熱を低減する電源装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明の電源装置は、上記目的を達成するために、交流電力を直流電力に変換する交流直流変換器と、前記交流直流変換器に備えた電力をスイッチングするスイッチ素子と、前記スイッチ素子を放熱させる冷却手段を備えた交流直流電源において、前記冷却手段の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出温度からスイッチ素子の発熱を低減するようにスイッチングを変更する熱ロス低減手段を備えたものである。
【0008】
この手段によりスイッチ素子を効率的にスイッチングさせ、発熱を低減できる電源装置が得られる。
【0009】
また、他の手段は、冷却手段は、ヒートシンクであることを特徴としたものである。
【0010】
この手段により、スイッチ素子から発生する熱を比較的安価に放熱できる電源装置が得られる。
【0011】
また、他の手段は、冷却手段の温度検出は、サーミスタであることを特徴としたものである。
【0012】
この手段により、冷却手段の温度検出を比較的安価に検出できる電源装置が得られる。
【0013】
また、他の手段は、温度検出手段は、スイッチ素子と冷却手段の間に設置したことを特徴としたものである。
【0014】
この手段により、スイッチ素子の発熱温度をより正確に検出できる電源装置が得られる。
【0015】
また、他の手段は、熱ロス低減手段は、スイッチングのデューティを変更することを特徴としたものである。
【0016】
この手段により、スイッチ素子の特性ばらつき等による発熱を低減できる電源装置が得られる。
【0017】
また、他の手段は、熱ロス低減手段は、冷却手段の温度が所定値を超えた時にスイッチ素子を間欠駆動することを特徴としたものである。
【0018】
この手段により、発熱によるスイッチ素子の破壊を防止し、スイッチングが行える電源装置が得られる。
【0019】
また、他の手段は、熱ロス低減手段は、スイッチ素子の入力電流に応じて、デューティの増加あるいは減少させるフィードフォワード制御手段と、温度検出値が低下するように制御するフィードバック制御手段を備えたことを特徴としたものである。
【0020】
この手段により、入力電流に応じて効率的にスイッチングが行える電源装置が得られる。
【0021】
また、他の手段は、熱ロス低減手段は、スイッチ素子の出力電流に応じて、前記デューティの増加あるいは減少させる第2フィードフォワード制御手段と、温度検出値が低下するように制御するフィードバック制御手段を備えたことを特徴としたものである。
【0022】
この手段により、出力電流に応じて効率的にスイッチングが行える電源装置が得られる。
【0023】
また、他の手段は、熱ロス低減手段は、スイッチ素子の通流電流とデューティ、及び前記スイッチ素子の両端電圧に応じて、前記デューティの増加あるいは減少させる第3フィードフォワード制御手段と、温度検出値が低下するように制御するフィードバック制御手段を備えたことを特徴としたものである。
【0024】
この手段により、スイッチ素子の通流電流と端子電圧に応じて効率的にスイッチングが行える電源装置が得られる。
【0025】
また、他の手段は、熱ロス低減手段は、冷却手段の温度が所定の異常閾値を超えた時にスイッチ素子を停止することを特徴としたものである。
【0026】
この手段により、スイッチ素子の発熱による破壊を未然に防止できる電源装置が得られる。
【0027】
また、他の手段は、冷却手段の温度が所定の異常閾値を超えた時に異常を報知する報知手段を備えたことを特徴としたものである。
【0028】
この手段により、スイッチ素子が発熱により停止したことが確認できる電源装置が得られる。
【0029】
また、他の手段は、報知手段は、光あるいは音声であることを特徴としたものである。
【0030】
この手段により、スイッチ素子が発熱により停止したことが容易に確認できる電源装置が得られる。
【0031】
また、他の手段は、直流駆動モーターを用い、請求項1〜12のいずれかに記載の電源装置を備え、24時間常時換気、浴室内の循環暖房、サウナ運転を行うことを特徴としたものである。
【0032】
この手段により、浴室換気乾燥機制御手段からの発熱を低減し、発熱による制御手段保護運転を行うことなく運転する浴室換気乾燥機が得られる。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、スイッチ素子を効率的にスイッチングさせ、半導体素子であるスイッチ素子の発熱を低減できる電源装置を提供できる。
【0034】
また、スイッチ素子から発生する熱を比較的安価に放熱できる電源装置を提供できる。
【0035】
また、冷却手段の温度検出を比較的安価に構成できる電源装置を提供できる。
【0036】
また、スイッチ素子の発熱温度をより正確に検出できる電源装置を提供できる。
【0037】
また、スイッチ素子の特性ばらつき等による発熱を低減できる電源装置を提供できる。
【0038】
また、発熱によるスイッチ素子の破壊を防止し、スイッチングが行える電源装置を提供できる。
【0039】
また、入力電流に応じて効率的にスイッチングが行える電源装置を提供できる。
【0040】
また、出力電流に応じて効率的にスイッチングが行える電源装置を提供できる。
【0041】
また、スイッチ素子の通流電流と端子電圧に応じて効率的にスイッチングが行える電源装置を提供できる。
【0042】
また、スイッチ素子の発熱による破壊を未然に防止できる電源装置を提供できる。
【0043】
また、スイッチ素子が発熱により停止したことが確認できる電源装置を提供できる。
【0044】
また、スイッチ素子が発熱により停止したことが容易に確認できる電源装置が得られる。
【0045】
また、浴室換気乾燥機制御手段からの発熱を低減し、発熱による制御手段保護運転を行うことなく運転する浴室換気乾燥機を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0046】
本発明の請求項1記載の発明は、交流電力を直流電力に変換する交流直流変換器と、前記交流直流変換器に備えた電力をスイッチングするスイッチ素子と、前記スイッチ素子を放熱させる冷却手段を備えた交流直流電源において、前記冷却手段の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出温度からスイッチ素子の発熱を低減するようにスイッチングを変更する熱ロス低減手段を備えたものであり、スイッチ素子を効率的にスイッチングさせ、スイッチ素子の発熱を低減できるという作用を有する。
【0047】
また、請求項2記載の発明は、冷却手段は、ヒートシンクとしたものであり、スイッチ素子から発生する熱を比較的安価に放熱できるという作用を有する。
【0048】
また、請求項3記載の発明は、冷却手段の温度検出は、サーミスタとしたものであり、冷却手段の温度検出を比較的安価に検出できるという作用を有する。
【0049】
また、請求項4記載の発明は、温度検出手段は、スイッチ素子と冷却手段の間に設置したものであり、スイッチ素子の発熱温度をより正確に検出できるという作用を有する。
【0050】
また、請求項5記載の発明は、熱ロス低減手段は、スイッチングのデューティを変更するものであり、スイッチ素子の特性ばらつき等による発熱を低減できるという作用を有する。
【0051】
また、請求項6記載の発明は、熱ロス低減手段は、冷却手段の温度が所定値を超えた時にスイッチ素子を間欠駆動するものであり、発熱によるスイッチ素子の破壊を防止し、スイッチングが行えるという作用を有する。
【0052】
また、請求項7記載の発明は、熱ロス低減手段は、スイッチ素子の入力電流に応じて、デューティの増加あるいは減少させるフィードフォワード制御手段と、温度検出値が低下するように制御するフィードバック制御手段を備えたものであり、入力電流に応じて効率的にスイッチングが行えるという作用を有する。
【0053】
また、請求項8記載の発明は、熱ロス低減手段は、スイッチ素子の出力電流に応じて、前記デューティの増加あるいは減少させる第2フィードフォワード制御手段と、温度検出値が低下するように制御するフィードバック制御手段を備えたものであり、出力電流に応じて効率的にスイッチングが行えるという作用を有する。
【0054】
また、請求項9記載の発明は、熱ロス低減手段は、スイッチ素子の通流電流とデューティ、及び前記スイッチ素子の両端電圧に応じて、前記デューティの増加あるいは減少させる第3フィードフォワード制御手段と、温度検出値が低下するように制御するフィードバック制御手段を備えたものであり、スイッチ素子の通流電流と端子電圧に応じて効率的にスイッチングが行えるという作用を有する。
【0055】
また、請求項10記載の発明は、熱ロス低減手段は、冷却手段の温度が所定の異常閾値を超えた時にスイッチ素子を停止するものであり、スイッチ素子の発熱による破壊を未然に防止できるとうい作用を有する。
【0056】
また、請求項11記載の発明は、冷却手段の温度が所定の異常閾値を超えた時に異常を報知する報知手段を備えたものであり、スイッチ素子が発熱により停止したことが確認できるという作用を有する。
【0057】
また、請求項12記載の発明は、報知手段は、光あるいは音声としたものであり、スイッチ素子が発熱により停止したことが容易に確認できるという作用を有する。
【0058】
また、請求項13記載の発明は、請求項1〜12のいずれかに記載の電源装置を備え、24時間常時換気、浴室内の循環暖房、サウナ運転を行うことを特徴としたものであり、浴室換気乾燥機制御手段からの発熱を低減し、発熱による制御手段保護運転を行うことなく運転できるという作用を有する。
【0059】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0060】
(実施の形態1)
図1〜図2に示すように、交流直流変換器1に電力をスイッチングするスイッチ素子2とこのスイッチ素子2に接し、このスイッチ素子2の発生する熱を放熱させるためヒートシンクを用いた冷却手段3を備え、スイッチ素子2の温度を検出するサーミスタを用いた温度検出手段4がスイッチ素子2と冷却手段3の間に設けられ、この温度検出手段4の温度情報により、スイッチ素子2のスイッチングオフ時の両端電圧立ち下がりと、スイッチングオン時の電流立ち上がりのタイミングを可変し、スイッチ素子2にスイッチングのディユーティを印加する熱ロス低減手段5Aを設けている。
【0061】
冷却手段3はヒートシンクを用いたが、スイッチ素子2から発生する熱を効率的に放熱できれば、ヒートシンクでなくてもよい。
【0062】
温度検出手段4はサーミスタを用いたが、スイッチ素子2の発熱を検出し、電気信号としてその情報を取り出せればサーミスタでなくてもよい。
【0063】
熱ロス低減手段5Aのディユーティの可変は、温度検出手段4の情報より、可変抵抗器を利用して手動で行っても、マイクロコンピューター等を用いて自動で行ってもよい。
【0064】
上記構成により交流入力を直流出力に変換する場合、予め直流電流によって決まるディユーティ(Duty*)にてスイッチング素子2をスイッチングさせた場合、スイッチ素子2は製造工程上ばらつきや、交流直流変換器1の周囲温度条件等によりスイッチ素子2により、温度検出手段4によって検出された冷却手段の温度Tcは、予め設定されている温度Tc*と比較され、Tc>Tc*の場合スイッチ素子2のスイッチングを下げるように熱ロス低減手段5Aは、Duty−にてスイッチ素子2がスイッチングするようにディユーティをあたえる。また、Tc<Tc*の場合は、スイッチ素子2のスイッチングを上げるように熱ロス低減手段5AはDuty+にてスイッチ素子2がスイッチングするようにディユーティをあたえる。また、Tc≒Tc*となった場合は、現在のディユーティにてスイッチングを継続する。こうすることにより、スイッチ素子2のばらつきによるスイッチング時の発熱によるスイッチ素子2の破壊や、スイッチング効率を低下させることなくスイッチングできる。
【0065】
(実施の形態2)
図3〜図4に示すように、冷却手段3の温度が所定値を超えた場合にスイッチ素子2にあたえるディユーティを間欠出力する、熱ロス低減手段5Bを設けている。
【0066】
上記構成によりTc>Tc*の場合、スイッチ素子2のスイッチングを下げるように熱ロス低減手段5Bは、Duty−にてスイッチ素子2がスイッチングするようにディユーティをあたえることとなるが、熱ロス低減手段5Bにて設定されているDuty(min)のディユーティをスイッチ素子2にあたえてもTc>Tc*を継続する場合、熱ロス低減手段5Bはスイッチ素子2にあたえるディユーティをDuty−の状態で間欠に出力する。こうすることにより、発熱によるスイッチ素子2の破壊を防止しできる。
【0067】
(実施の形態3)
図5〜図6に示すように、スイッチ素子2に入力される電流値を検出し、スイッチ素子2の発熱を低減させるために予め設定された入力電流値と比較し、熱ロス低減手段5Cへスイッチングのディユーティ可変信号を送信するフィードフォワード制御手段6と温度検出手段4にて検出されたスイッチ素子2の発熱情報と、スイッチ素子2の発熱を低減させるために予め設定された発熱値を比較し、熱ロス低減手段5Cへスイッチングのディユーティ可変信号を送信するフィードバック制御手段7を設けている。
【0068】
フィードフォワード制御手段6として、スイッチ素子2に入力される電流値と、予め設定されている電流値を比較し、その差に応じてディユーティ可変信号が出力できればよく、例えば、電流値の検出は抵抗を用いてそのその両端電圧を検出し、電流値の比較は、マイクロコンピューターを用いてマイクロコンピューター内に記憶されている設定値と比較しマイクロコンピューターにてディユーティ可変信号を生成する方法がある。
【0069】
フィードバック制御手段7として、温度検出手段4にて検出されるスイッチ素子2の発熱情報と予め設定されている発熱値情報が比較できればよく、例えば、温度検出手段4にて電圧値へ変換された発熱情報をマイクロコンピューターを用いてマイクロコンピューター内に記憶されている設定値と比較しマイクロコンピューターにてディユーティ可変信号を生成する方法がある。
【0070】
上記構成によりフィードフォワード制御手段6にて検出されたスイッチ素子2に入力されている電流値(Iin)と予め設定された入力電流値(Iin*)が比較され、Iin>Iin*の場合は、スイッチングのディユーディを下げるように、また、Iin<Iin*の場合はスイッチングのディユーディを上げるように熱ロス低減手段5Cに送られる。また、温度検出手段4で検出されたスイッチ素子2の発熱値(Swth)はフィードバック制御手段7送られ、予め設定された発熱値(Swth*)と比較され、Swth>Swth*の場合は、スイッチングのディユーディを上げるように、また、Swth<Swth*の場合は、スイッチングのディユーディを下げるように熱ロス低減手段5Cに送られる。
【0071】
そして、熱ロス低減手段5Cは、力電流値と発熱値から決定された2つのディユーティ情報より最適なスイッチングディユーティとなるようにスイッチ素子2をスイッチングする。こうすることにより、入力電流に合わせて効率的なスイッチングを行うことができる。
【0072】
(実施の形態4)
図7〜図8に示すように、スイッチ素子2から出力される電流値を検出し、スイッチ素子2の発熱を低減させるために予め設定された出力電流値と比較し、熱ロス低減手段5Dへスイッチングのディユーティ可変信号を送信する第2フィードフォワード制御手段8と温度検出手段4にて検出されたスイッチ素子2の発熱情報と、スイッチ素子2の発熱を低減させるために予め設定された発熱値を比較し、熱ロス低減手段5Dへスイッチングのディユーティ可変信号を送信するフィードバック制御手段7を設けている。
【0073】
上記構成により第2フィードフォワード制御手段8にて検出されたスイッチ素子2から出力されている電流値(Iout)と予め設定された出力電流値(Iout*)が比較され、Iout>Iout*の場合は、スイッチングのディユーディを下げるように、また、Iout<Iout*の場合はスイッチングのディユーディを上げるように熱ロス低減手段5Dに送られる。また、温度検出手段4で検出されたスイッチ素子2の発熱値(Swth)はフィードバック制御手段7送られ、予め設定された発熱値(Swth*)と比較され、Swth>Swth*の場合は、スイッチングのディユーティを上げるように、また、Swth<Swth*の場合は、スイッチングのディユーティを下げるように熱ロス低減手段5Dに送られる。
【0074】
そして、熱ロス低減手段5Dは、出力電流値と発熱値から決定された2つのディユーティ情報より最適なスイッチングディユーティとなるようにスイッチ素子2をスイッチングする。こうすることにより、出力電流に合わせて効率的なスイッチングを行うことができる。
【0075】
(実施の形態5)
図9〜図10に示すように、スイッチ素子2に通流する電流値と、スイッチングディユーティ、およびスイッチ素子2の両端電圧を検出して得られるスイッチ素子2の出力電力と、スイッチ素子2の発熱を低減させるために予め設定された出力電力値と比較し、熱ロス低減手段5Eへスイッチングのディユーティ可変信号を送信する第3フィードフォワード制御手段9と温度検出手段4にて検出されたスイッチ素子2の発熱情報と、スイッチ素子2の発熱を低減させるために予め設定された発熱値を比較し、熱ロス低減手段5Eへスイッチングのディユーティ可変信号を送信するフィードバック制御手段7を設けている。
【0076】
上記構成により第3フィードフォワード制御手段9にて検出されたスイッチ素子2から出力されている電力値(Pout)と予め設定された出力電力値(Pout*)が比較され、Pout>Pout*の場合は、スイッチングのディユーディを下げるように、また、Pout<Pout*の場合はスイッチングのディユーディを上げるように熱ロス低減手段5Eに送られる。また、温度検出手段4で検出されたスイッチ素子2の発熱値(Swth)はフィードバック制御手段7送られ、予め設定された発熱値(Swth*)と比較され、Swth>Swth*の場合は、スイッチングのディユーディを上げるように、また、Swth<Swth*の場合は、スイッチングのディユーディを下げるように熱ロス低減手段5Eに送られる。
【0077】
そして、熱ロス低減手段5Eは、出力電力値と発熱値から決定された2つのディユーティ情報より最適なスイッチングディユーティとなるようにスイッチ素子2をスイッチングする。こうすることにより、出力電力に合わせて効率的なスイッチングを行うことができる。
【0078】
(実施の形態6)
図11に示すように、温度検出手段4にて検出された冷却手段3の温度(Swth)が予め設定された閾値(Swth*)を越えたときに、異常として、スイッチ素子2のスイッチングを停止する熱ロス低減手段5Fを設けている。
【0079】
上記構成によりスイッチ素子2をスイッチングし、交流入力を直流出力に変換している際に、温度検出手段4によって検出される冷却手段3の温度すなわちスイッチ素子2の発熱は熱ロス低減手段5Fで比較され、Swth<Swth*の場合、熱ロス低減手段5Fはスイッチ素子2にディユーティをあたえ、スイッチングを継続するが、Swth>Swth*の場合、熱ロス低減手段5Fはスイッチ素子2にディユーティをあたえることを停止する。こうすることにより、スイッチ素子の発熱による破壊を未然に防止することができる。
【0080】
(実施の形態7)
図12に示すように、温度検出手段4にて検出された冷却手段3の温度(Swth)が予め設定された閾値(Swth*)を越えたときに光あるいは音声にて異常を報知する報知手段10が熱ロス低減手段5Gに接続される形で設けている。
【0081】
上記構成により、Swth>Swth*となった場合、熱ロス低減手段5Gはスイッチ素子2へのディユーティ出力を停止し、スイッチ素子2のスイッチングを停止させるとともに、報知手段10へ異常情報を送信する。そして、異常情報を受けた報知手段10は、光あるいは音声にて異常を報知する。こうすることにより、スイッチ素子が発熱により停止したことが容易に確認することができる。
【0082】
(実施の形態8)
図13に示すように、浴室換気乾燥機11内に24時間常時換気、浴室内の循環暖房、サウナ運転の少なくとも1つ以上の運転時に送風するためのファン12を回転する直流駆動モーター13と、この直流駆動モーター13を駆動させる電源装置14を浴室換気乾燥機本体制御手段15内に設けている。
【0083】
電源装置14は浴室換気乾燥機本体制御手段15内に設けたが、浴室換気乾燥機本体制御手段15からの制御信号により駆動できれば浴室換気乾燥機本体制御手段15内に設けなくてもよい。
【0084】
浴室乾燥機本体制御手段15は、浴室乾燥機本体に必要なヒーター、風路切換用ダンパー、ファンモーター等のアクチュエーターの動作を行う駆動回路や、浴室温度等の情報信号を受ける回路部分、浴室乾燥機の運転停止を行う遠隔操作部と、マイクロコンピューターから構成され、遠隔操作部からの運転信号に応じて浴室乾燥機のアクチュエーターの動作を行う制御手段である。例えば、遠隔操作部からの信号が、24時間常時換気運転の信号であれば、換気を行うファンモーターとアクチュエーターが、浴室内循環暖房では、浴室内の循環を行うファンモーターとアクチュエーターが、そしてサウナ運転では、サウナ運転を行うファンモーターとそのアクチュエーターが動作することとなる。
【0085】
ファン12、直流駆動モーター13、電源装置14は構成説明上、1つとしたが、複数で構成してもよい。
【0086】
上記構成により、24時間常時換気、浴室内の循環暖房、サウナ運転等行う場合、浴室乾燥機本体制御手段15からの運転信号にて電源装置14が駆動され、直流駆動モーター13が回転し、ファン12が回転することで送風されることとなるが、この時、電源装置14内のスイッチ素子の発熱に応じてスイッチ素子のスイッチングディユーティが可変されるため、電源装置14の発熱を低減させて運転することができる。こうすることにより電源装置の発熱による電源装置や、浴室乾燥機本体制御手段の制御手段保護運転を行うことなく運転することができる。
【産業上の利用可能性】
【0087】
電源装置に取付けた熱ロス低減手段を用いて容易にスイッチ素子の発熱を低減することができ、スイッチ素子を駆動する制御手段に熱ロス低減手段を取付けることにより、熱ロスの大きい直流を交流に変換する直流交流変換器、例えば空気調和機の圧縮機駆動の用途にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】本発明の実施の形態1の電源装置の構成を示すブロック図
【図2】同電源装置のディユーティ可変動作を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態2の電源装置の構成を示すブロック図
【図4】同電源装置のディユーティ可変動作を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態3の電源装置の構成を示すブロック図
【図6】同電源装置のディユーティ可変動作を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態4の電源装置の構成を示すブロック図
【図8】同電源装置のディユーティ可変動作を示すフローチャート
【図9】本発明の実施の形態5の電源装置の構成を示すブロック図
【図10】同電源装置のディユーティ可変動作を示すフローチャート
【図11】本発明の実施の形態6の電源装置の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態7の電源装置の構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態8の浴室換気乾燥機の構成を示すブロック図
【図14】従来の電源装置の構成を示す図
【符号の説明】
【0089】
1 交流直流変換器
2 スイッチ素子
3 冷却手段
4 温度検出手段
5A 熱ロス低減手段
5B 熱ロス低減手段
5C 熱ロス低減手段
5D 熱ロス低減手段
5E 熱ロス低減手段
5F 熱ロス低減手段
5G 熱ロス低減手段
6 フィードフォワード制御手段
7 フィードバック制御手段
8 第2フィードフォワード制御手段
9 第3フィードフォワード制御手段
10 報知手段
11 浴室換気乾燥機
12 ファン
13 直流駆動モーター
14 電源装置
15 浴室乾燥機本体制御手段




 

 


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