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発明の名称 プラズマディスプレイパネル及びその電極形成方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−80823(P2007−80823A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2006−246373(P2006−246373)
出願日 平成18年9月12日(2006.9.12)
代理人 【識別番号】110000165
【氏名又は名称】グローバル・アイピー東京特許業務法人
発明者 朴 大鉉 / 金 卿九 / 徐 炳華 / 朴 ▲ミン▼洙 / 全 源錫 / 申 東牛 / 朴 徳ヘ / 李 洪哲 / 金 濟▲ソク▼ / 柳 炳吉
要約 課題
プラズマディスプレイパネル及びその電極形成方法を提供する。

解決手段
隔壁を間において相対向して接合される上部パネルと下部パネルとを備えてなるプラズマディスプレイパネルにおいて、前記上部パネル及び下部パネル上に形成された電極のうち少なくとも一つの電極が、幅と厚さの比が5:1〜50:1に形成される。
特許請求の範囲
【請求項1】
隔壁を間において相対向して接合される上部パネルと下部パネルとを備えてなるプラズマディスプレイパネルであって、
前記上部パネル及び下部パネル上に形成された電極のうち少なくとも一つの電極が、幅と厚さの比が5:1〜50:1に形成されたことを特徴とする、プラズマディスプレイパネル。
【請求項2】
前記電極は、オフセット工程またはインクジェット工程によって形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項3】
前記電極は、幅が50〜100μmであることを特徴とする、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項4】
幅と厚さの比が5:1〜50:1の凹部が形成されたマスターモールドを用意する段階と、
前記マスターモールドに形成された凹部に電極ペーストを注入する段階と、
前記凹部に注入された電極ペーストをブランケットに転移する段階と、
前記ブランケットに転移された電極ペーストを、基板上に転写する段階と、
を含んでなることを特徴とする、プラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項5】
前記凹部は、幅が50〜100μmであることを特徴とする、請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項6】
前記電極ペーストは、銀(Ag)、バインダー、ソルベント及び分散剤を含んでなることを特徴とする、請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項7】
制御器からインクの噴射位置及び噴射量の制御信号を転送する段階と、
前記制御信号によって、ノズルでインクの噴射位置及び噴射量を調節し、幅と厚さの比が5:1〜50:1となるように電極を形成する段階と、
を含んでなることを特徴とする、プラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項8】
前記電極は、幅が50〜100μmであることを特徴とする、請求項7に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項9】
前記インクは、銀(Ag)、バインダー、ソルベント及び分散剤を含んでなることを特徴とする、請求項7に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項10】
隔壁を間において相対向して接合される上部パネルと下部パネルとを備えてなるプラズマディスプレイパネルであって、
前記上部パネルには、透明電極、ブラック電極及びバス電極を含む維持電極対が形成され、
パッド部内で前記ブラック電極の幅は、前記バス電極の幅よりも広く形成されたことを特徴とする、プラズマディスプレイパネル。
【請求項11】
前記ブラック電極の幅は、パッド部内で前記バス電極の幅よりも1〜100μm広く形成されたことを特徴とする、請求項10に記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項12】
前記ブラック電極の幅は、有効表示部内で前記バス電極の幅よりも広く形成されたことを特徴とする、請求項10に記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項13】
前記ブラック電極の幅は、有効表示部内で前記バス電極の幅よりも1〜100μm広く形成されたことを特徴とする、請求項12に記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項14】
前記有効表示部の維持電極対間に形成されたブラックマトリクスをさらに備えることを特徴とする、請求項10に記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項15】
第1マスターモールドを用いてオフセット工程でブラック電極を形成する段階と、
第2マスターモールドを用いてオフセット工程でバス電極を形成する段階と、を含んでなることを特徴とする、プラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項16】
前記ブラック電極の幅は、前記バス電極の幅よりも広く形成されることを特徴とする、請求項15に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項17】
前記ブラック電極の幅は、前記バス電極の幅よりも1〜100μm広く形成されることを特徴とする、請求項16に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項18】
前記ブラック電極を形成する段階は、
第1凹部が形成された第1マスターモールドを用意する段階と、
前記第1凹部に第1電極ペーストを注入する段階と、
前記第1凹部に注入された第1電極ペーストをブランケットに転移する段階と、
前記ブランケットに転移された第1電極ペーストを基板上に転写する段階と、を含んでなることを特徴とする、請求項15に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項19】
前記バス電極を形成する段階は、
第2凹部が形成された第2マスターモールドを用意する段階と、
前記第2凹部に第2電極ペーストを注入する段階と、
前記第2凹部に注入された第2電極ペーストを、ブランケットに転移する段階と、
前記ブランケットに転移された第2電極ペーストを、基板上に転写する段階と、
を含んでなることを特徴とする、請求項15に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項20】
隔壁を間において相対向して接合される上部パネルと下部パネルとを備えてなるプラズマディスプレイパネルであって、
有効表示部とパッド部とを繋ぐ連結部の電極ラインが、曲線で形成されたことを特徴とする、プラズマディスプレイパネル。
【請求項21】
前記連結部の電極ラインは、前記有効表示部の電極ライン末端と前記パッド部の電極ライン末端を繋いだ直線から、所定間隔隔たって形成されたことを特徴とする、請求項20に記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項22】
前記所定間隔は、1〜50μmであることを特徴とする、請求項21に記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項23】
前記所定間隔は、パネルの中央に配された連結部の電極ラインから外郭に配された連結部の電極ラインへ行くほど大きくなることを特徴とする、請求項21に記載のプラズマディスプレイパネル。
【請求項24】
オフセット工程によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法であって、
電極ペーストをブランケットに転移する段階と、
前記ブランケットに転移された電極ペーストを基板上に転写し、連結部を曲線の形状とした電極を形成する段階と、
を含んでなることを特徴とする、プラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項25】
前記電極ペーストを転写する段階は、
有効表示部とパッド部で前記ブランケットを直線形にローリングし、連結部で前記ブランケットを曲線形にローリングすることを特徴とする、請求項24に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項26】
前記曲線形は、前記有効表示部の電極末端と前記パッド部の電極末端とを繋ぐ直線から、1〜50μm隔たって形成されることを特徴とする、請求項25に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
【請求項27】
前記電極ペーストは、銀(Ag)、バインダー、ソルベント及び分散剤を含んでなることを特徴とする、請求項24に記載のプラズマディスプレイパネルの電極形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマディスプレイパネルに係り、特に、プラズマディスプレイパネルの電極構造とその形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プラズマディスプレイパネルは、一般に、上部パネルと下部パネル間に形成された隔壁(barrier rib)が、それぞれの放電セルを区分する。それぞれの放電セル内には、ネオン、ヘリウムまたはネオンとヘリウムとの混合気体などのような主放電気体と、少量のキセノンを含有する不活性ガスとが充填されている。そして、高周波電圧によって放電が起こると、不活性ガスから真空紫外線(Vacuum ultraviolet rays)を発生し隔壁間の蛍光体を発光させることで画像が具現される。このような構造のプラズマディスプレイパネルは、軽薄の構成が可能な点から次世代表示装置として脚光を浴びている。
【0003】
図1は、プラズマディスプレイパネルの構造を概略的に示す斜視図である。図1に示すように、プラズマディスプレイパネルの上部パネル100は、画像がディスプレイされる表示面である上部ガラス板101上に、スキャン電極102と維持(sustain)電極103が対で形成された複数の維持電極対が配列される。一方、下部パネル110は、下部ガラス板111上に、上述した複数の維持電極対と交差するように複数のアドレス電極113が配列される。ここで、下部パネル110と上部パネル100は一定距離隔たって平行に結合される。
【0004】
下部パネル110は、複数個の放電空間、すなわち、放電セルを形成するためのストライプタイプ(または、ウェルタイプ)の隔壁112が平行に配列される。そして、アドレス放電を行って真空紫外線を発生させる複数のアドレス電極113が、隔壁に対して平行に配置される。下部パネル110の上側面には、アドレス放電時に画像表示のための可視光線を放出するR、G、B蛍光体114が塗布される。アドレス電極113と蛍光体114との間には、アドレス電極113を保護するための下部誘電体層115が形成される。
【0005】
上述の構造を有する従来のプラズマディスプレイパネルは、大きく、ガラス製造工程、上部パネル製造工程、下部パネル製造工程及び組み合わせ工程によって製造される。そして、プラズマディスプレイパネルの電極形成方法には、スクリーン印刷法、感光性ペースト法、スパッタリングによるフォトエッチ法及びグリーンシート法などがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、スクリーン印刷法は、印刷工程を繰返し実施しなければならないため整列が難しく、印刷ペーストが持つ流れ性によって高精細化が得難く、グリーンシート法は、電極の高精細化を得るには適合するが、コストが高すぎるという短所があった。
【0007】
そして、スパッタリングによるフォトエッチ法は、高精細化は得るには適合するが、工程が複雑である。また、感光性ペースト法は、感光膜パターンの剥離時に電極も共外れして電極の両端が浮き上がる、または、感光膜パターンの上部に電極用ペーストが残留すると感光膜パターンの剥離が難しいという問題点があった。
【0008】
本発明は上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、インクジェット工程またはオフセット工程によって、プラズマディスプレイパネルの電極パターンを、両端の浮き上り無しに製造することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、オフセット工程によってプラズマディスプレイパネルの電極パターンを一致させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記問題点を解決する本発明の一実施形態は、隔壁を間において相対向して接合される上部パネルと下部パネルとを備えてなるプラズマディスプレイパネルにおいて、前記上部パネル及び下部パネル上に形成された電極のうち少なくとも一つの電極が、幅と厚さの比が5:1〜50:1に形成されたことを特徴とするプラズマディスプレイパネルを提供する。
【0011】
本発明の他の実施形態は、幅と厚さの比が5:1〜50:1の凹部が形成されたマスターモールドを用意する段階と、前記マスターモールドに形成された凹部に電極ペーストを注入する段階と、前記凹部に注入された電極ペーストをブランケットに転移する段階と、前記ブランケットに転移された電極ペーストを、基板上に転写する段階と、を含んでなることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの電極形成方法を提供する。
【0012】
本発明の他の実施形態は、制御器からインクの噴射位置及び噴射量の制御信号を転送する段階と、前記制御信号によって、ノズルでインクの噴射位置及び噴射量を調節し、幅と厚さの比が5:1〜50:1となるように電極を形成する段階と、を含んでなることを特徴とする、プラズマディスプレイパネルの電極形成方法を提供する。
【0013】
本発明のさらに他の実施形態は、隔壁を間において相対向して接合される上部パネルと下部パネルとを備えてなるプラズマディスプレイパネルであって、前記上部パネルには、透明電極、ブラック電極及びバス電極を含む維持電極対が形成され、パッド部内で前記ブラック電極の幅は、前記バス電極の幅よりも広く形成されたことを特徴とするプラズマディスプレイパネルを提供する。
【0014】
本発明のさらに他の実施形態は、第1マスターモールドを用いてオフセット工程でブラック電極を形成する段階と、第2マスターモールドを用いてオフセット工程でバス電極を形成する段階と、を含んでなることを特徴とする、プラズマディスプレイパネルの電極形成方法を提供する。
【0015】
本発明のさらに他の実施形態は、隔壁を間において相対向して接合される上部パネルと下部パネルとを備えてなるプラズマディスプレイパネルにおいて、有効表示部とパッド部とを繋ぐ連結部の電極ラインが、曲線で形成されたことを特徴とするプラズマディスプレイパネルを提供する。
【0016】
本発明のさらに他の実施形態は、オフセット工程によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法において、電極ペーストをブランケットに転移する段階と、前記ブランケットに転移された電極ペーストを基板上に転写し、連結部を曲線の形状とした電極を形成する段階と、を含んでなることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの電極形成方法を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、インクジェット工程またはオフセット工程によって、プラズマディスプレイパネルの電極パターンを、両端の浮き上り無しに製造でき、かつ、オフセット工程によってプラズマディスプレイパネルの電極パターンを一致させることが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
【0019】
本発明によるプラズマディスプレイパネルは、電極がオフセット工程またはインクジェット工程によって形成されたことを特徴とする。そして、上述したオフセット工程やインクジェット工程で、下部パネルに形成されたアドレス電極や上部パネルに形成されたバス電極などを形成できる。
【0020】
図2は、本発明によるプラズマディスプレイパネルの第1実施例による電極を概略的に示す図、図3は、インクジェット工程やオフセット工程で形成された電極の浮き上り現象を示す写真で、図4は、本発明によるプラズマディスプレイパネルの第1実施例による電極の断面を示す写真である。以下、図2乃至図4を参照して、本発明によるプラズマディスプレイパネルの第1実施例について説明する。
【0021】
図2には、本発明によるプラズマディスプレイパネルの電極が概略的に示されており、基板200上に形成された電極の幅210と厚さ220の比は、5:1〜50:1が好ましく、より好ましくは、電極の幅210が50〜100μmとするべきである。
【0022】
インクジェット工程やオフセット工程で形成された電極の幅と厚さの比が50:1以上であると、焼成工程後に電極両端に浮き上り現象が発生し、図3に示すような不規則な形状となってしまう。
【0023】
また、インクジェット工程やオフセット工程で形成された電極の幅と厚さの比が5:1未満であると、インクジェット装置のノズルやオフセット装置のブランケットから基板へ噴射または転写される電極ペーストまたはインクの量が少ない。その結果、基板上に形成される電極の量が限定され、表面が不規則になるため、良好な電極パターンを形成できない。
【0024】
したがって、インクジェット工程やオフセット工程で電極の幅と厚さの比を5:1〜50:1にすると、図4に示すように、電極の両端での浮き上がりが無く、電極の断面が規則的に形成される。
【0025】
図5及び図6は、本発明によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第1実施例を示す図である。以下、図5及び図6を参照して、本発明によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第1実施例について説明する。
【0026】
本実施例は、オフセット工程によってプラズマディスプレイパネルの電極を形成する方法である。まず、凹部510が形成されたマスターモールド500を用意する。凹部510は、電極ペーストが注入される個所で、幅と厚さの比が5:1〜50:1であると好ましい。より好ましくは、凹部510の幅は、50〜100μmとする。
【0027】
続いて、凹部510に電極ペースト520を注入し、該電極ペースト520は、銀(Ag)、バインダー、ソルベント及び分散剤などを含んでなることが好ましい。そして、ブレード(blade)を用いて、マスターモールド500の凹部510の内部に注入された電極ペースト520の形状を、形成しようとする電極と同一に削り取る。
【0028】
続いて、図5に示すように、ブランケットロール530に巻かれたブランケット540を、マスターモールド500上にローリングし、凹部510内の電極ペースト520を、ブランケット540の表面に転移する。
【0029】
そして、図6に示すように、ブランケット540を基板550上にローリングし、電極ペースト520を基板上に転写する。その後、電極ペーストの焼成工程を行うことで、電極の形成工程が完了する。
【0030】
本実施例によれば、オフセット工程で電極の幅と厚さの比を5:1〜50:1にし、電極両端の浮き上りを防ぎ表面を規則的にすることができる。
【0031】
図7は、本発明によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第2実施例を示す図である。以下、図7を参照して、本発明によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第2実施例について説明する。
【0032】
本実施例は、インクジェット工程で電極を形成する方法である。インクジェット工程は、電極材である、バインダー、ソルベント及び分散剤を含むインクを加圧し、これをノズルから噴射させて電極パターンを形成する工法で、工程が極めて単純で、材料の無駄使いのない経済的な方法である。
【0033】
本実施例に使用されるインクジェット装置は、制御器700、ヘッド710、インク収容部720及びノズル730を備えてなる。まず、制御器710からインクの噴射位置及び噴射量を制御する信号をヘッド710に転送し、該制御信号に応じて、ヘッド710は、インク収容部720のインクを、ノズル730からプラズマディスプレイパネルの基板750に噴射し、電極を形成する。
【0034】
この時、上記の第1実施例と同様に、電極の幅と厚さの比が5:1〜50:1となるように制御信号を送ることが好ましい。そして、電極の幅は、50〜100μmとなるように、制御器710から制御信号を送ることが好ましい。続いて、基板750上に形成されたインクを乾燥及び焼成することで、電極形成工程が完了する。
【0035】
本実施例によれば、インクジェット工程で電極の幅と厚さの比を5:1〜50:1にすることによって、電極両端の浮き上りを予防し、電極の表面を規則的に形成することができる。
【0036】
図8は、本発明によるプラズマディスプレイパネルの第2実施例による電極の平面を示す図で、図9乃至図12は、本発明によるプラズマディスプレイパネルの第2実施例による電極の断面を示す図である。以下、図8乃至図12を参照して、本発明によるプラズマディスプレイパネルの第2実施例の電極について説明する。
【0037】
本実施例によるプラズマディスプレイパネルは、上部パネル上に、透明電極、ブラック電極及びバス電極が順に形成されて維持電極対をなし、パッド部内でブラック電極の幅がバス電極の幅よりも広く形成されたことを特徴とする。すなわち、ブラック電極とバス電極の形成時に、周縁線を一致させることが非常に難しいことから、ブラック電極の幅を相対的に広く形成することを特徴とする。このような電極ラインの不一致は、オフセット工程によって電極を形成する場合に特には深刻に発生する。
【0038】
本発明によるプラズマディスプレイパネルの上部パネルは、上部ガラス板850上に維持電極対が形成されており、それぞれの維持電極対は、1対の透明電極860、ブラック電極800及びバス電極810を備えてなる。そして、図9に示すように、ブラック電極800は、バス電極810よりも所定間隔Mだけ広く形成されることを特徴とする。この所定間隔は、1〜100μmとすることが好ましい。すなわち、オフセット工程では、電極ラインの一致が難しいので、下部に位置するブラック電極800の幅を、バス電極810の幅よりも広く形成し、電極ラインの一致を容易にさせる。
【0039】
図8において、a−a’線が含まれている部分は、画像がディスプレイされる有効表示部で、b−b’線が含まれている部分は、非有効表示部で、c−c’線が含まれている部分は、パネルとモジュールの回路基板とを連結するパッド部である。図8に示すように、有効表示部と非有効表示部を含んでいる放電領域からパッド部に行くほど、電極パターンの幅が次第に広くなってきている。図8で、所定間隔Mが狭いほど、バス電極810をブラック電極800と一致させ難くなり、所定間隔Mが広いほど、バス電極810とブラック電極800の一致は容易になるが、所定間隔Mが広すぎると、隣接する電極とショート(short)する可能性がある。したがって、所定間隔は、少なくとも1μm以上でなければならなく、隣接電極とのショート防止の面から100μm未満でなければならない。本実施例では、隣接するバス電極810間の間隔を200μmとする前提で、その1/2である100μmを所定間隔としているが、これは、電極配置によって可変すべきである。
【0040】
図9は、図8のa−a’線断面図で、パネルの有効表示部においてブラック電極800がバス電極810の側面から所定間隔Mだけ広く形成されている。図8のb−b’線及びc−c’線は、非有効表示部とパッド部においてもブラック電極800の幅がバス電極810の幅よりも、所定間隔広く形成されることを表している。すなわち、図9は、有効表示部を示すもので、基板850の上部に透明電極860が備えられているが、図10は、非有効表示部を示しているので、透明電極がない。そして、図11は、パッド部を示しているので、ブラック電極800及びバス電極810の幅は、有効表示部及び非有効表示部よりも広くなっているが、所定間隔Mに変わりはない。また、所定間隔Mは、バス電極を形成する時にブラック電極の上部に正確に整列するために必要なものなので、バス電極は、下部に形成されているブラック電極の上部に形成さえできれば、その機能を充分に果たすことができる。
【0041】
本実施例においてパネルの有効表示部では、図9に示すように、ブラック電極800が透明電極860と基板850の上部にかけて形成されているが、図12に示すように、ブラック電極800は、互いに分離してそれぞれの透明電極860(図9と同様の位置であり図示省略)上に形成されても良い。この場合、それぞれの維持電極間にはブラックマトリクス(black matrix)870が備えられることが好ましい。ブラックマトリクス870は、ブラック電極860と同一成分からなり、プラズマディスプレイパネルに流入する外部光が、パネルの表面から反射せずに吸収されるようにする役割を担う。
【0042】
以下、本発明によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第3実施例について説明する。本実施例は、上述した本発明によるプラズマディスプレイパネルの第2実施例を製造する方法である。
【0043】
まず、第1マスターモールドを用いて、オフセット工程にてブラック電極を基板に形成する。第1マスターモールドによって基板にブラック電極を形成する工程は、次の通りである。
【0044】
まず、第1凹部が形成された第1マスターモールドを製作する。この第1凹部は、ブラック電極を形成するためのものなので、形成しようとするブラック電極の幅と同じ幅とすることが好ましい。続いて、第1凹部にブラック電極を形成するための第1電極ペーストを注入し、第1マスターモールドにブランケットをローリングして、第1電極ペーストをブランケットに転移する。続いて、ブランケットを基板にローリングし、ブランケットに転移された第1電極ペーストを基板上に転写する。最後に、電極ペーストの焼成工程を行うことで、ブラック電極形成工程が完了する。このとき、焼成工程は、後述するバス電極の転写後に共に行われても良い。
【0045】
続いて、第2マスターモールドを用いて、バス電極をブラック電極の上部に形成する。第2マストモールドを用いたバス電極の形成工程は、基本的に、上述した第1マスターモールドを用いたブラック電極の形成工程と同一である。ただし、第2マスターモールドに形成された第2凹部は、上記第1凹部よりも狭い幅としなければならなく、好ましくは、両側面においてそれぞれ1〜100μmの差が出るようにする。そして、第2凹部に注入される第2電極ペーストはバス電極を形成する材料であり、ブラック電極を形成する第1電極ペーストと一部組成が異なることは自明である。
【0046】
バス電極の転写工程において、ブラック電極の幅がバス電極の幅よりも所定間隔広く形成されているので、第2電極ペーストが粘着されているブランケットのローリング時に、バス電極の形成位置を整列(align)し易くなる。したがって、ブラック電極とバス電極の一致から、放電効率も上げることができる。
【0047】
図13は、従来のプラズマディスプレイパネルの電極パターン及びその形成方法を示す図で、図14は、本発明によるプラズマディスプレイパネルの第3実施例の電極パターン及びその形成方法を示す図で、図15は、本発明によるプラズマディスプレイパネルの第3実施例の電極パターンを概略的に示す図で、図16は、本発明によるプラズマディスプレイパネルの第3実施例の電極パターンを、従来の技術と比較した図である。以下、図13乃至図16を参照して、本発明によるプラズマディスプレイパネルの第3実施例の電極パターンを説明する。
【0048】
本実施例は、電極パターンが連結部において曲線で形成されたことに特徴がある。連結部は、上記第2実施例では非有効表示部と表現されたもので、有効表示部に形成された電極ラインを、パッド部に形成された電極ラインと連結する部分を意味する。従来、図13に示すように、オフセット工程で連結部の電極ラインを塗布する時、有効表示部1300の進行方向とパッド部1320の進行方向間の連結部1310で進行方向が急に折れ、電極ラインが不規則的に形成される問題点があったが、このような問題点を本実施例では解決できる。
【0049】
図14で、有効表示部に形成された電極ライン1400は、アドレス電極とスキャン電極間で対向放電が発生し、スキャン電極と維持電極間では面放電が発生し、放電セルから発生する紫外線によって蛍光体を発光させ可視光線が外部に発光することによって画像をディスプレイ(display)する領域である。
【0050】
パッド部1420は、パネルの電極がモジュールのFPC(Flexible Printed Circuits Board、軟性回路基板)と接合する領域で、電極の幅が有効表示部の電極ライン1400の電極よりも広い。そして、連結部1410は、有効表示部の電極ライン1400とパッド部1420間の連結部分の領域で、電極の幅がパッド部方向へ行くほど次第に広くなる。
【0051】
本実施例で電極パターンは、図16に示すように、点線で表した従来の電極パターンから所定距離隔たって実線で表された曲線となる。具体的には、本実施例の電極パターンは、有効表示部に形成された電極ラインの末端1620'とパッド部の電極ラインの末端1600'を連結した仮想の直線部分1650の延長線から、所定間隔隔たって形成されている。そして、上述した所定間隔d,dは、1〜50μmのものが好ましい。所定間隔d,dが1μm未満なら、従来の直線部分のみからなる電極パターンと違いがなく、50μmを超過すると隣接電極とショート(short)が発生できる。
【0052】
上述した電極ラインのパターンを概略的に示すと、図15の通りになる。すなわち、電極パターンは、有効表示部に形成された電極ラインとパッド部の電極ラインとを繋ぐ連結部の電極ラインが、曲線の形態とされている。また、連結部の電極ラインが、上述した仮想の直線1650と離れた程度は、パネルの中心部よりも外郭部でより大きくなる。
【0053】
したがって、本実施例によれば、連結部の電極ラインが滑らかに形成され、焼成工程終了後にパターン端部の浮き上り現象が起きない。そして、従来の電極パターンで電極が折れる部分に発生する電界の集中による電極の抵抗増加も予防される。
【0054】
以下、本発明によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第4実施例について説明する。本実施例は、上述したプラズマディスプレイパネルの第3実施例の製造方法と同様である。
【0055】
まず、オフセット工程に用いるマスターモールドを製造する。マスターモールドには、電極とされる電極ペーストを注入する凹部が形成されている。そして、この凹部は、有効表示部に形成された電極ラインとパッド部とを連結する連結部の電極ラインに該当する部分では、曲線で形成されていることが好ましい。該曲線は、有効表示部に形成された電極ライン末端とパッド部の末端とを連結した直線部分の延長線から、1〜50μm隔たって形成されることが好ましい。続いて、凹部に電極ペーストを注入する。該電極ペーストは、電極の材料となるもので、銀(Ag)、バインダー、ソルベント及び分散剤などを含むことが好ましい。続いて、ブレードでマスターモールドの凹部内に注入された電極ペースト形状を、形成しようとする電極と同一に削り取る。
【0056】
その後、ブランケットをマスターモールドの上部にローリングし、凹部内に収納されている電極ペーストをブランケット表面に転移する。続いて、電極ペーストが接合されたブランケットを基板上にローリングし、電極ペーストを基板上に転写する。この時、有効表示部に形成された電極ラインとパッド部とを繋ぐ連結部の電極ラインが曲線の形状に形成される。そして、連結部の電極ラインの曲がった程度などは上述の通りにする。
【0057】
上述の方法によれば、オフセット工程を用いてプラズマディスプレイパネルの電極パターンを容易に製造でき、したがって、電極製造工程を簡略にし材料費を節減が図られる。
【0058】
上記のプラズマディスプレイパネル及びその電極形成方法の実施例において、電極とその形成方法を除く残りの構成要素は従来の技術と同一である。
【0059】
以上説明した内容に基づき、当業者なら本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更及び修正が可能である。したがって、本発明の技術的範囲は、実施例に記載された内容に限定されてはいけなく、特許請求の範囲によって定められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】通常のプラズマディスプレイパネルを示す斜視図である。
【図2】本発明によるプラズマディスプレイパネルの第1実施例による電極を概略的に示す図である。
【図3】インクジェット工程やオフセット工程で形成された電極の浮き上り現象を示す写真である。
【図4】本発明によるプラズマディスプレイパネルの第1実施例による電極の断面を示す写真である。
【図5】本発明によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第1実施例を示す図である。
【図6】本発明によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第1実施例を示す図である。
【図7】本発明によるプラズマディスプレイパネルの電極形成方法の第2実施例を示す図である。
【図8】本発明によるプラズマディスプレイパネルの第2実施例による電極の平面を示す図である。
【図9】本発明によるプラズマディスプレイパネルの第2実施例による電極の断面を示す図である。
【図10】本発明によるプラズマディスプレイパネルの第2実施例による電極の断面を示す図である。
【図11】本発明によるプラズマディスプレイパネルの第2実施例による電極の断面を示す図である。
【図12】本発明によるプラズマディスプレイパネルの第2実施例による電極の断面を示す図である。
【図13】従来のプラズマディスプレイパネルの電極パターン及びその形成方法を示す図である。
【図14】本発明によるプラズマディスプレイパネルの第3実施例の電極パターン及びその形成方法を示す図である。
【図15】本発明によるプラズマディスプレイパネルの第3実施例の電極パターンを概略的に示す図である。
【図16】本発明によるプラズマディスプレイパネルの第3実施例の電極パターンを従来の技術と比較した図である。




 

 


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