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発明の名称 閃光放電管及びストロボ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−12542(P2007−12542A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−194594(P2005−194594)
出願日 平成17年7月4日(2005.7.4)
代理人 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄
発明者 高橋 勉
要約 課題
ストロボ装置のコンパクト化を実現することができ、かつ、閃光の高い反射効率を安定して得られる閃光放電管を提供する。

解決手段
内部に所定圧の希ガスが封入されたガラスバルブ2の外周面に透明な導電性被膜からなるトリガー電極が被着され、かつ、ガラスバルブ2の両端に対向し合うアノード電極3とカソード電極4とを封止させてなる閃光放電管1であって、ガラスバルブ2の背面側外周面に金属反射被膜6を積層するために、該金属反射被膜6と結合性がよく、耐熱性が良好でガラスとの密着性が良好な金属酸化被膜5をガラスバルブ2の外周面に被着させている。
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に所定圧の希ガスが封入されたガラスバルブの両端に対向し合うアノード電極とカソード電極とを封止させてなる閃光放電管であって、
前記ガラスバルブの背面側外周面に金属反射被膜を積層するために、該金属反射被膜よりも耐熱性が良好でガラスに対する密着性がよく、かつ、 前記金属反射被膜との結合性のよい被膜を、前記ガラスバルブの外周面に形成することを特徴とする閃光放電管。
【請求項2】
前記被膜が、前記金属反射被膜の金属と同一金属の酸化被膜であることを特徴とする請求項1に記載の閃光放電管。
【請求項3】
内部に所定圧の希ガスが封入されたガラスバルブの両端に対向し合うアノード電極とカソード電極とを封止させてなる閃光放電管を、光学パネルを保持する保持ケース内に収納してなるストロボ装置であって、
前記ガラスバルブの背面側外周面に金属反射被膜を積層するために、該金属反射被膜よりも耐熱性が良好でガラスに対する密着性がよく、かつ、 前記金属反射被膜との結合性のよい被膜を、前記ガラスバルブの外周面に形成することを特徴とするストロボ装置。
【請求項4】
前記被膜が、前記金属反射被膜の金属と同一金属の酸化被膜であることを特徴とする請求項3に記載のストロボ装置。


発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、写真撮影用の人口光源として用いられる閃光放電管及びストロボ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
カメラ等に内蔵されるストロボ装置に内蔵される閃光放電管は、従来、例えば、図3(a)(b)に示すような構成のものが知られている。この例では、閃光放電管1は、硼珪酸の硬質ガラスからなるガラスバルブ2と、このガラスバルブ2の両端に封止部材を介して封止されたアノード電極3およびカソード電極4と、ガラスバルブ2の外周面に形成された透明な導電性被膜からなるトリガー電極5とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、このような閃光放電管1を備えたストロボ装置は、例えば、図4に示されるように、光学パネル11を保持ケース12の前面に保持すると共に、前面側開放の反射傘13を閃光放電管1に取り付け、その閃光放電管1の両側を、支持部材(図示省略)を介して保持ケース12内に支持させ、閃光放電管1から射出される閃光を光学パネル11を透して前方に放射するように構成されていた。
【特許文献1】特開2003−59449号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年は、携帯用の小型カメラに搭載されるストロボ装置では、コンパクト化が大きな課題とされるようになった。しかし、上述のように、反射傘13によって閃光を反射させる構成では、その反射傘13を収納するためのスペースが保持ケース12内に必要とされるため、コンパクト化が妨げられる難点があった。しかも、その反射傘13を閃光放電管1に対して高い精度で組み付けるのは容易ではなく、組み付け精度が低下すると閃光の反射効率も低下してしまうという問題もあった。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、ストロボ装置のコンパクト化を実現することができ、かつ、閃光の高い反射効率を安定して得られる閃光放電管、及び、組み付け部材が少なく組付作業性の良好でコンパクト化が可能で閃光の高い反射効率を安定して得られるストロボ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の閃光放電管は、内部に所定圧の希ガスが封入されたガラスバルブの両端に対向し合うアノード電極とカソード電極とを封止させてなる閃光放電管であって、
前記ガラスバルブの背面側外周面に金属反射被膜を積層するために、該金属反射被膜よりも耐熱性が良好でガラスに対する密着性がよく、かつ、 前記金属反射被膜との結合性のよい被膜を、前記ガラスバルブの外周面に形成することを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、金属反射被膜よりも耐熱性が良好でガラスバルブに対する密着性がよく、かつ、 金属反射被膜との結合性がよい被膜をガラスバルブの外周面に被着させるので、被膜を介して金属反射被膜をガラスバルブに安定に定着させることができる。
【0008】
例えば、金属を酸化させることにより、一般に耐熱性を顕著に向上させることができるため、ガラスバルブの周面に金属反射被膜を直接形成(蒸着)する場合よりも、金属酸化被膜をガラスバルブの周面に形成してその上に金属反射被膜を積層する方がはるかに高い密着性が得られる。従って、ガラスバルブの周面に形成する金属酸化被膜が、金属反射被膜の金属と同一金属の酸化被膜であれば結合性が良好であり、安定な積層定着状態が得られる。
【0009】
一例として、ガラスバルブの周面に酸化アルミ被膜を蒸着してその上にアルミの反射被膜を蒸着させると安定な積層定着状態が得られる。その他の例として、例えば、すず、インジウムとその酸化物があげられる。このような金属酸化被膜と金属反射被膜の組み合わせは、必ずしも同一金属同士でなくてもよい。
【0010】
その金属反射被膜によって閃光放電管で発生させた閃光を反射させることができるため、ストロボ装置に組み付ける際に反射傘は不要となる。また、金属反射被膜が閃光放電管に被着されるため、従来のような反射傘の組み付け精度の如何によって反射効率が低下するような問題がなく、安定して高い反射効率を得ることができる。なお、金属酸化被膜をトリガー電極として機能させることができる。
(2)本発明のストロボ装置は、内部に所定圧の希ガスが封入されたガラスバルブの両端に対向し合うアノード電極とカソード電極とを封止させてなる閃光放電管を、光学パネルを保持する保持ケース内に収納してなるストロボ装置であって、
前記ガラスバルブの背面側外周面に金属反射被膜を積層するために、該金属反射被膜よりも耐熱性が良好でガラスに対する密着性がよく、かつ、 前記金属反射被膜との結合性のよい被膜を、前記ガラスバルブの外周面に形成することを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、金属反射被膜よりも耐熱性が良好でガラスバルブに対する密着性がよく、かつ、 金属反射被膜と結合性のよい被膜をガラスバルブの外周面に被着させるので、金属反射被膜を被膜の上に安定に積層定着させることができる。そして、金属反射被膜によって閃光放電管で発生させた閃光を反射させることができるため、反射傘は不要となる。従って、反射傘を収納するためのスペースが不要となるため、コンパクト化が可能となる。また、閃光放電管に対する反射傘の組み付け作業が不要となるため組付作業性が向上し、かつ、反射傘の組み付け精度の低下による反射効率の低下の問題がなくなるため閃光の高い反射効率を安定して得ることができる。
【0012】
例えば、金属を酸化させることにより、一般に耐熱性を顕著に向上させることができるため、ガラスバルブの周面に金属反射被膜を直接形成(蒸着)する場合よりも、金属酸化被膜をガラスバルブの周面に形成してその上に金属反射被膜を積層する方がはるかに高い密着性(被着性)が得られる。従って、ガラスバルブの周面に形成する金属酸化被膜が、金属反射被膜の金属と同一金属の酸化被膜であれば結合性が良好であり、安定な積層定着状態が得られる。
【0013】
一例として、ガラスバルブの周面に酸化アルミ被膜を蒸着してその上にアルミの反射被膜を蒸着させると安定な積層定着状態が得られる。その他の例として、例えば、すず、インジウムとその酸化物があげられる。このような金属酸化被膜と金属反射被膜の組み合わせは、必ずしも同一金属同士でなくてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の閃光放電管は、ガラスバルブの背面側外周面に積層する金属反射被膜と結合性がよく、かつ、耐熱性が良好でガラスに対する密着性のよい被膜をガラスバルブの外周面に被着させるので、金属反射被膜を被膜の上に安定に積層定着させることができる。そして、金属反射被膜によって閃光を反射させることができるため、ストロボ装置に組み付ける際に反射傘が不要となる。また、金属反射被膜が閃光放電管に被着されるため、従来のような反射傘の組み付け精度の如何によって反射効率が低下するような問題がなく、安定して高い反射効率を得ることができる。
【0015】
本発明のストロボ装置は、ガラスバルブの背面側外周面に積層する金属反射被膜と結合性がよく、かつ、耐熱性が良好でガラスに対する密着性のよい被膜をガラスバルブの外周面に被着させるので、金属反射被膜を被膜の上に安定に積層定着させることができる。そして、金属反射被膜によって閃光を反射させることができるため、反射傘が不要となり反射傘を収納するためのスペースが不要となるため、コンパクト化が可能となる。また、閃光放電管に対する反射傘の組み付け作業が不要となるため組付作業性が向上し、かつ、反射傘の組み付け精度の低下による反射効率の低下の問題がなくなるため閃光の高い反射効率を安定して得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、本発明の最良の実施の形態に係る閃光放電管及びストロボ装置について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0017】
図1(a)(b)は閃光放電管を示し、図2はストロボ装置を示す。まず、図1(a)(b)に示すように、この閃光放電管1は、ガラスバルブ2の両端に封止部材を介してアノード電極3とカソード電極4が封入され、そのガラスバルブ2の外周面に、トリガー電極として機能する透明な酸化アルミ(Al2 03 )被膜(本発明の被膜)5を蒸着し、その背面側外周面に、不透明なアルミ(Al)の反射被膜(本発明の金属反射被膜)6を積層(蒸着)している。
【0018】
このような構成では、ガラスバルブ2の外周面に被着される酸化アルミ被膜5が耐熱性が良好でガラスに対する密着性が良好であり、かつ、アルミ(Al)の反射被膜6と結合性も良好であるため、反射被膜6を酸化アルミ被膜5の上に安定に被着させることができる。このような組み合わせの他の例として、例えば、すず(Sn)、インジウム(In)とその酸化物があげられるが、その組み合わせは、必ずしも同一金属同士でなくてもよい。
【0019】
この反射被膜6は、従来の反射傘として機能するため、ストロボ装置に組み込む際には、反射傘は不要となる。従って、従来のような反射傘の組み付け精度の如何によって反射効率が低下するような問題がなく、安定して高い反射効率を得ることができる。
【0020】
図2は、上述のような閃光放電管1を組み込んだストロボ装置10を示す。この例では、閃光放電管1を支持部材7,7を介して光学パネル11に保持させている。この場合、その支持部材7,7に反射機能を持たせて、その後端を反射被膜6に接続する一方、その前端を光学パネル11に接続し、両支持部材7,7で従来の反射傘と保持部材を兼ねている。従って、別途、光学パネル11を保持するための部材を必要としなくなるため、コンパクト化を達成することができる。
【0021】
なお、本発明は、実施の形態に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜、必要に応じて、設計変更や改良等を行うのは自由である。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明にかかる閃光放電管は、ガラスバルブの外周面にガラスに対する密着性のよい金属反射被膜を被着させているのでストロボ装置に組み付ける際に反射傘は不要となり、コンパクト化を達成することができるため、コンパクト化が要求されるストロボ装置に好適となる。
【0023】
本発明のストロボ装置は、金属反射被膜を備えたガラスバルブを収納するので、反射傘は不要となり、コンパクト化を達成することができるため、コンパクト化が要求される小型カメラに好適となる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】(a)本発明の一実施形態に係る閃光放電管の縦断面図、(b)横断面図
【図2】同ストロボ装置の横断面図
【図3】(a)従来の閃光放電管の縦断面図、(b)横断面図
【図4】従来のストロボ装置の構成説明図
【符号の説明】
【0025】
1…閃光放電管、2…ガラスバルブ、3…アノード電極、4…カソード電極、5…被膜 、6…金属反射被膜、10…ストロボ装置





 

 


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