米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 核技術 -> 株式会社東芝

発明の名称 シュラウドヘッド構造体組立架台及びシュラウドヘッド構造体組立方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−101211(P2007−101211A)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
出願番号 特願2005−287716(P2005−287716)
出願日 平成17年9月30日(2005.9.30)
代理人 【識別番号】100075812
【弁理士】
【氏名又は名称】吉武 賢次
発明者 荒 谷 政志朗 / 鈴 木 弘 康 / 伊 藤 輝 雄 / 峯 村 敏 幸 / 上 野 健 一
要約 課題
原子炉建屋内でシュラウドヘッド構造体を高精度に製造することができるシュラウドヘッド構造体組立架台及びシュラウドヘッド構造体組立方法を提供する。

解決手段
シュラウドヘッド構造体組立架台17は、原子炉建屋12内に取り外し自在に設けられた基台18と、基台18周縁に、上方に延びて配置された複数の支柱20と、隣接する支柱20間に固定される足場21,22と、基台18上に設けられ、シュラウドヘッド2を固定する固定台19とを備える。本発明のシュラウドヘッド構造体組立架台17によれば、固定台19に固定されたシュラウドヘッド2に、足場21,22を利用して気水分離器3及びサポートリングを装着してシュラウドヘッド構造体1を組み立てることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
原子炉建屋内で、シュラウドヘッドと、シュラウドヘッド上部に設けられる気水分離器と、気水分離器の外周に配置され、気水分離器を支持するサポートリングとを有するシュラウドヘッド構造体を設けるためのシュラウドヘッド構造体組立架台において、
原子炉建屋内に取り外し自在に設けられた基台と、
基台周縁に、上方に延びて配置された複数の支柱と、
隣接する支柱間に固定される足場と、
基台上に設けられ、シュラウドヘッドを固定する固定台とを備え、
固定台に固定されたシュラウドヘッドに、足場を利用して気水分離器及びサポートリングを装着してシュラウドヘッド構造体を組み立てることを特徴とするシュラウドヘッド構造体組立架台。
【請求項2】
固定台は、シュラウドヘッドを基台上の所定の位置に固定するクランプを有することを特徴とする請求項1記載のシュラウドヘッド構造体組立架台。
【請求項3】
支柱間に連結され、支柱と略垂直な方向に延びる支持梁を更に備え、
支持梁に気水分離器の配置位置を決める気水分離器位置決め具を設けたことを特徴とする請求項1記載のシュラウドヘッド構造体組立架台。
【請求項4】
少なくとも2つの支柱に、サポートリングの取り付け位置を決めるサポートリング位置決め具を設けたことを特徴とする請求項1記載のシュラウドヘッド構造体組立架台。
【請求項5】
請求項1記載のシュラウドヘッド構造体組立架台を用いたシュラウドヘッド構造体組立方法において、
固定台上にシュラウドヘッドを固定する工程と、
固定台に固定されたシュラウドヘッドに、足場を利用して気水分離器及びサポートリングを装着して原子炉建屋内でシュラウドヘッド構造体を組み立てる工程と、
シュラウドヘッド構造体をシュラウドヘッド構造体組立架台から移動させて基台、支柱、足場及び固定台を取り除く工程とを備えたことを特徴とするシュラウドヘッド構造体組立方法。
【請求項6】
固定台にシュラウドヘッドを固定する工程の前に、シュラウドヘッド、気水分離器及びサポートリングを別々に原子炉建屋に搬入口から搬入する工程を備えたことを特徴とする請求項5記載のシュラウドヘッド構造体組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シュラウドヘッド構造体組立架台及びシュラウドヘッド構造体組立方法に係わり、とりわけ高精度に構成されたシュラウドヘッド構造体を容易に交換することができるシュラウドヘッド構造体組立架台及びシュラウドヘッド構造体組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
シュラウドヘッド構造物は、原子炉建屋内に配置された原子炉内のシュラウド上方に配置されている。またシュラウドヘッド構造物は、シュラウドヘッドと、シュラウドヘッド上部に設けられる気水分離器と、気水分離器の外周に配置され、気水分離器を支持するサポートリングとを有している。
【0003】
長期間シュラウドヘッド構造物を使用すると、シュラウドヘッド構造物には応力腐食割れ(SCC)が生じる。このため、応力腐食割れ(SCC)を未然に防止するために、シュラウドヘッド構造物を交換する必要がある。
【0004】
シュラウドヘッド構造物を交換する方法としては、工場で製造された新しいシュラウドヘッド構造体を原子炉建屋内に持ち込んで交換する方法や、原子炉建屋にシュラウドヘッド、気水分離器、サポートリング等の部品を別々に搬入し、原子炉建屋内でこれらの部品からシュラウドヘッド構造物を組立て製造し、製造されたシュラウドヘッド構造物を用いて交換する方法などがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
工場で製造された新しいシュラウドヘッド構造体を原子炉建屋内に持ち込む場合、シュラウドヘッド構造体が原子炉建屋の搬入口よりも大きくなることがあり、この場合は工場で製造したシュラウドヘッド構造体を原子炉建屋内に搬入するには、搬入口を拡大するか、原子炉建屋を仮撤去することが必要となる。
【0006】
また、原子炉建屋内に部品を搬入して組立て製造する場合には、次のような問題がある。すなわち、一般的にシュラウドヘッド構造物を製造する工場では、工場床面に配置された井桁定盤等の定盤上に設けられたカンザシ等によってシュラウドヘッドを固定し、シュラウドヘッドに固定する気水分離器等の部品の位置決めを行っているが、原子炉建屋内にはこのような定盤がないことが普通である。このため、原子炉建屋にシュラウドヘッド、気水分離器、サポートリング等の部品を搬入し、これらの部品から原子炉建屋内でシュラウドヘッド構造物を組立て製造する場合、シュラウドヘッドを原子炉建屋の床面に対して固定することができないため、気水分離器等の部品を適切な位置に配置することができない。
【0007】
また、井桁定盤等の定盤を原子炉建屋内に配置することも考えられるが、既設の原子炉建屋内へ定盤を設置する工事を行うことは非常に困難である。
【0008】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、原子炉建屋内で気水分離器等の部品を適切な位置に配置し、シュラウドヘッド構造体を高精度に製造することができるとともに、このシュラウドヘッド構造体を使用済みのシュラウドヘッド構造物と容易に交換することができるシュラウドヘッド構造体組立架台及びシュラウドヘッド構造体組立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、原子炉建屋内で、シュラウドヘッドと、シュラウドヘッド上部に設けられる気水分離器と、気水分離器の外周に配置され、気水分離器を支持するサポートリングとを有するシュラウドヘッド構造体を設けるためのシュラウドヘッド構造体組立架台において、原子炉建屋内に取り外し自在に設けられた基台と、基台周縁に、上方に延びて配置された複数の支柱と、隣接する支柱間に固定される足場と、基台上に設けられ、シュラウドヘッドを固定する固定台とを備え、固定台に固定されたシュラウドヘッドに、足場を利用して気水分離器及びサポートリングを装着してシュラウドヘッド構造体を組み立てることを特徴とするシュラウドヘッド構造体組立架台である。
【0010】
本発明は、固定台は、シュラウドヘッドを基台上の所定の位置に固定するクランプを有することを特徴とするシュラウドヘッド構造体組立架台である。
【0011】
本発明は、支柱間に連結され、支柱と略垂直な方向に延びる支持梁を更に備え、支持梁に気水分離器の配置位置を決める気水分離器位置決め具を設けたことを特徴とするシュラウドヘッド構造体組立架台である。
【0012】
本発明は、少なくとも2つの支柱に、サポートリングの取り付け位置を決めるサポートリング位置決め具を設けたことを特徴とするシュラウドヘッド構造体組立架台である。
【0013】
本発明は、上述のシュラウドヘッド構造体組立架台を用いたシュラウドヘッド構造体組立方法において、固定台上にシュラウドヘッドを固定する工程と、固定台に固定されたシュラウドヘッドに、足場を利用してシュラウドヘッドに気水分離器及びサポートリングを装着して原子炉建屋内でシュラウドヘッド構造体を組み立てる工程と、シュラウドヘッド構造体をシュラウドヘッド構造体組立架台から移動させて基台、支柱、足場及び固定台を取り除く工程とを備えたことを特徴とするシュラウドヘッド構造体組立方法である。
【0014】
本発明は、固定台にシュラウドヘッドを固定する工程の前に、シュラウドヘッド、気水分離器及びサポートリングを別々に原子炉建屋に搬入口から搬入する工程を備えたことを特徴とするシュラウドヘッド構造体組立方法である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、原子炉建屋内で気水分離器等の部品を適切な位置に配置し、シュラウドヘッド構造体を高精度に製造することができるとともに、このシュラウドヘッド構造体を使用済みのシュラウドヘッド構造物と容易に交換することができるシュラウドヘッド構造体組立架台及びシュラウドヘッド構造体組立方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
実施の形態
以下、本発明に係るシュラウドヘッド構造体組立架台17の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図5は本発明の実施の形態を示す図である。
【0017】
本実施の形態のシュラウドヘッド構造体組立架台17は、原子力発電所11内に配置された原子炉建屋12内に設置されるものである。このようなシュラウドヘッド構造体組立架台17は、原子炉50内のシュラウド36上部に配置されたシュラウドヘッド2と、シュラウドヘッド2上部に設けられる気水分離器3と、気水分離器3の外周に配置され、気水分離器3を支持する上部サポートリング5及び下部サポートリング4とを有するシュラウドヘッド構造体1(図1参照)を設けるために用いられる。このうちシュラウドヘッド構造体1のシュラウドヘッド2には、逆歪が予めつけられている。
【0018】
次に図2により、シュラウドヘッド構造体組立架台17について説明する。
【0019】
図2に示すように、シュラウドヘッド構造体組立架台17は、原子炉建屋12内に取り外し自在に設けられた基台18と、基台18周縁に上方に延びて配置された複数の支柱20と、隣接する支柱20間に固定される下部足場21及び上部足場22とを備えている。また基台18上には、シュラウドヘッド2をクランプ35により固定する固定台19とが設けられている。なお、固定台19の上面は機械加工により平坦になっている。
【0020】
また図2に示すように、支柱20の側方には、シュラウドヘッド2や気水分離器3や上部サポートリング5や下部サポートリング4等の各部品を溶接する際に用いられる溶接足場23が設けられている。
【0021】
また図2に示すように、支柱20間には支柱20と略垂直な方向に延びる支持梁25が連結され、この支持梁25には、気水分離器3の配置位置を決める気水分離器位置決め具24が設けられている。この気水分離器位置決め具24は、支持梁25の中心部25aとシュラウドヘッド2の中心部2aとを結ぶ垂直線に沿って配置されている。
【0022】
また、各支柱20には、上部サポートリング5の取り付け位置を決める上部サポートリング位置決め具32と、下部サポートリング4の取り付け位置を決める下部サポートリング位置決め具31とが、支柱20に固定されたブロック26,26を介して設けられている。
【0023】
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0024】
まず図1乃至図5を用いて、シュラウドヘッド構造体組立架台17を利用してシュラウドヘッド構造体1を組み立てる方法について詳述する。
【0025】
図2及び図3に示すように、原子炉建屋12内に取り外し自在に設けられた基台18と、基台18周縁に、上方に延びて配置された複数の支柱20と、隣接する支柱20間に固定される下部足場21及び上部足場22と、基台18上に設けられ、シュラウドヘッド2をクランプ35により固定する固定台19とを備えたシュラウドヘッド構造体組立架台17が、原子炉建屋12の搬入口内14に配置される。
【0026】
次に図2及び図3に示すように、シュラウドヘッド2、気水分離器3、上部サポートリング5及び下部サポートリング4が、個々に分離された状態で別々に原子炉建屋12内に搬入口13から搬入され、搬入口内14に配置されたシュラウドヘッド構造体組立架台17近傍に配置される。
【0027】
次に図2に示すように、シュラウドヘッド構造体組立架台17の固定台19上にシュラウドヘッド2が配置され、このシュラウドヘッド2が側方からクランプ35で挟まれて、固定台19に固定される。
【0028】
次に支持梁25の中心部25aとシュラウドヘッド2の中心部2aとを結ぶ垂直線に沿って配置されている気水分離器位置決め具24により、シュラウドヘッド中心部2a付近の気水分離器3の位置が決定され、上部足場22、下部足場21及び溶接足場23を利用してシュラウドヘッド2に気水分離器3が溶接される(図2参照)。
【0029】
次にシュラウドヘッド中心部2a付近に溶接された気水分離器3を基準として、その周りに気水分離器3が配置され、この配置された気水分離器3が、上部足場22、下部足場21及び溶接足場23を利用してシュラウドヘッド2に溶接される(図2参照)。
【0030】
なお、シュラウドヘッド2に気水分離器3を溶接する際、図1に示すように、シュラウドヘッド2に溶接された気水分離器3の上端部3aは、ダイバー3により互いに連結し、固定される。
【0031】
次に各支柱20に設けられた下部サポートリング位置決め具31と上部サポートリング位置決め具32とによって、支柱20に対する位置を決めながら、下部サポートリング4と上部サポートリング5がシュラウドヘッド2に設けられた気水分離器3の外周を囲むようにして配置される。その後、下部サポートリング4と上部サポートリング5が各々、下部ガセット6と上部ガセット7を介して気水分離器3に固定され、かつ吊り耳9に固定され、このようにしてシュラウドヘッド構造体1の製造が完了する(図1参照)。
【0032】
上述の作用により、シュラウドヘッド構造体1の製造が完了したら、シュラウドヘッド構造体1を上方へつり上げ、シュラウドヘッド構造体組立架台17の基台18、支柱20、上部足場22、下部足場21及び固定台19が各々、原子炉建屋12内から取り除かれる。
【0033】
このように、原子炉建屋12内において、シュラウドヘッド構造体組立架台17を用いてシュラウドヘッド構造体1を組み立てることにより、原子炉建屋12を仮撤去等することなくシュラウドヘッド構造体1を原子炉建屋12内に配置することができる(図3参照)。このため、使用済みのシュラウドヘッド構造物1を容易に交換することができる。
【0034】
また上述したように、本実施の形態のシュラウド構造体組立架台17において、固定台19上に設けられたクランプ35によりシュラウドヘッド2を側方へ移動しないよう固定することができる。また、支持梁25に設けられた気水分離器位置決め具24により気水分離器3の配置位置を決めることができ、更に、各支柱20に設けられた上部サポートリング位置決め具32と下部サポートリング位置決め具31とにより、支柱20に対する上部サポートリング5と下部サポートリング4の取り付け位置を決めることができる。
【0035】
このため、シュラウドヘッド2を固定台19に確実かつ精度良く固定することができ、シュラウドヘッド2に対する気水分離器3の位置や、上部サポートリング5及び下部サポートリング4の支柱20に対する位置を正確に決めることができる。このため、気水分離器3や上部サポートリング5及び下部サポートリング4を適切な位置に配置して、シュラウドヘッド構造体1を容易かつ高精度に製造することができる。
【0036】
また、シュラウドヘッド構造体組立架台17の基台18は、原子炉建屋12内に取り外し自在に設けられているので、シュラウドヘッド構造体組立架台17は原子炉建屋12内のあらゆる箇所に設置することができる。このため、図3に示すように、シュラウドヘッド構造体組立架台17をオペフロ15やDSプール16に配置し、オペフロ15やDSプール16内でシュラウドヘッド構造体1を組み立てることもできる。
【0037】
また、固定台19の上面は機械加工により平坦になっているので、固定台19上にクランプ35により固定されたシュラウドヘッド2のレベル出しや、変形測定を容易に行うことができる。このため、シュラウドヘッド2上に配置される気水分離器3を適切な位置に配置することができる。
【0038】
また、シュラウドヘッド2は予め逆歪をつけて固定台19に固定されるので、シュラウドヘッド構造体1をシュラウド36上部に配置し固定する際、シュラウドヘッド構造体1のシュラウド36への着座面の隙間を最小にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施の形態におけるシュラウドヘッド構造物を示す概略断面図。
【図2】本発明の実施の形態におけるシュラウドヘッド構造物組立架台を示す概略断面図。
【図3】本発明の実施の形態におけるシュラウドヘッド構造物組立架台の配置位置を説明する概略平面図。
【図4】本発明の実施の形態におけるシュラウドヘッドを含む原子炉の構成図。
【図5】本発明の実施の形態におけるシュラウドヘッドを含む原子炉の概略断面図。
【符号の説明】
【0040】
1 シュラウドヘッド構造体
2 シュラウドヘッド
3 気水分離器
4 下部サポートリング
5 上部サポートリング
12 原子炉建屋
17 シュラウドヘッド構造体組立架台
18 基台
19 固定台
20 支柱
21 下部足場
22 上部足場
23 溶接足場
24 気水分離器位置決め具
25 支持梁
31 下部サポートリング位置決め具
32 上部サポートリング位置決め具
35 クランプ




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013