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発明の名称 躯体構造物
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−17336(P2007−17336A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−200321(P2005−200321)
出願日 平成17年7月8日(2005.7.8)
代理人 【識別番号】100075812
【弁理士】
【氏名又は名称】吉武 賢次
発明者 福 山 隆
要約 課題
床面に工事機材を仮置きする必要がなく、床面上のスペースを有効に利用できるとともに、工事機材を迅速に配置することのできる原子力プラント用の躯体構造物を提供すること。

解決手段
本発明の躯体構造物100は、少なくとも鋼板をもった躯体を有する原子力プラント建設に用いられるものである。躯体構造物100は、床面1上に対向して配置されるとともに、互いに向き合う鋼板表面2aを有する一対の躯体2、2を備えている。一対の躯体の鋼板表面2a上には、上方が開口している一対の受け台4が対向して固定されている。一対の受け台4には、工事機材6載置用の架台25が嵌め込まれる。
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも鋼板をもった躯体を有する原子力プラント用の躯体構造物において、
床面上に対向して配置されるとともに、互いに向き合う鋼板表面を有する一対の躯体と、
一対の躯体の鋼板表面上に対向して固定されるとともに、上方が開口している一対の受け台と、
一対の受け台に嵌め込まれる工事機材載置用の架台と、を備えたことを特徴とする躯体構造物。
【請求項2】
一対の受け台は、少なくとも2組設けられ、
架台は、各対の受け台に装着される架台棒と、各架台棒の間に配置される架台床とを有することを特徴とする請求項1記載の躯体構造物。
【請求項3】
各躯体は、壁パネルからなることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の躯体構造物。
【請求項4】
各受け台は、複数面を有し、これらの面は対応する躯体の鋼板表面上に折りたたまれることを特徴とする請求項1記載の躯体構造物。
【請求項5】
各受け台は、その横断面が半円形の形状を有し、受け台に装着される架台棒は、受け台に嵌め込まれるよう円柱形状を有することを特徴とする請求項2記載の躯体構造物。
【請求項6】
各受け台は、その横断面が多角形の形状を有し、受け台に装着される架台棒は、受け台に嵌め込まれるよう多角柱形状を有することを特徴とする請求項2記載の躯体構造物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、原子力プラント用の躯体構造物に係り、とりわけ床面に工事機材を仮置きせずに、原子力プラント建設を行うことができる躯体構造物に関する。
【背景技術】
【0002】
原子力プラントを建設するためのSCパネル躯体工法(SC工法)において、機器ユニット、資材等の工事機材が現場に搬入される。機器ユニット、資材等の工事機材を搬入する場合は、壁パネルを床面上に配置した後、屋根(上部床)パネルを壁パネルに取り付ける前に、工事機材を搬入する必要がある。このため、屋根パネルの取り付け工事が遅くならないよう、とりあえず床面に工事機材を仮置きしている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、仮置きされた多くの工事機材により床面が雑然とすることがある。この場合は、建築仕上げ工事や機器工事を行う際、工事機材を床面から吊り上げた後、再配置して整理し直す必要があり、作業効率が悪かった。
【0004】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、床面に工事機材を仮置きする必要がなく、床面上のスペースを有効に利用できるとともに、工事機材を迅速に配置することのできる原子力プラント用の躯体構造物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、少なくとも鋼板をもった躯体を有する原子力プラント用の躯体構造物において、床面上に対向して配置されるとともに、互いに向き合う鋼板表面を有する一対の躯体と、一対の躯体の鋼板表面上に対向して固定されるとともに、上方が開口している一対の受け台と、一対の受け台に嵌め込まれる工事機材6載置用の架台と、を備えたことを特徴とする躯体構造物である。
【0006】
本発明は、一対の受け台は、少なくとも2組設けられ、架台は、各対の受け台に装着される架台棒と、各架台棒の間に配置される架台床とを有することを特徴とする躯体構造物である。
【0007】
本発明は、各躯体は、壁パネルからなることを特徴とする躯体構造物である。
【0008】
本発明は、各受け台は、複数面を有し、これらの面は対応する躯体の鋼板表面上に折りたたまれることを特徴とする躯体構造物である。
【0009】
本発明は、各受け台は、その横断面が半円形の形状を有し、受け台に装着される架台棒は、受け台に嵌め込まれるよう円柱形状を有することを特徴とする躯体構造物である。
【0010】
本発明は、各受け台は、その横断面が多角形の形状を有し、受け台に装着される架台棒は、受け台に嵌め込まれるよう多角柱形状を有することを特徴とする躯体構造物である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、躯体に固定された架台に工事機材6を載置することができるので、床面に工事機材6を仮置きする必要がない。このため、床面上のスペースを有効に利用できるとともに、工事機材6を迅速に配置することのできる躯体構造物を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
第1の実施の形態
以下、本発明に係る躯体構造物100の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態を示す図である。なお、以下の実施の形態では、躯体として壁パネル2を用いて説明するが、躯体であれば他のものを用いてもよい。
【0013】
本実施の形態の躯体構造物100は、原子力プラントを建設する際の骨組みにあたるものであり、少なくとも鋼板製の表面(鋼板表面)2aをもった壁パネル2を有する。
【0014】
図1及び図2に示すように、本実施の形態の躯体構造物100は、床面1上に対向して配置されるとともに、互いに向き合う鋼板表面2aを有する一対の壁パネル2と、一対の壁パネル2の鋼板表面2a上であって、壁パネル2の両側縁近傍で互いに対向して固定されるとともに、上方が開口している二対の受け台4と、各対の受け台4に嵌め込まれる工事機材6載置用の架台25とを備えている。なお、図1に示すように、一対の壁パネル2は床面1の両端部に配置され、このため一対の壁パネル2により挟まれた領域が床面1とてなる。
【0015】
上記構成部材のうち、架台25は、受け台4に装着される2本の架台棒5と、2本の架台棒5の間に配置されるとともに工事機材6を載置する架台床15とを有している。また、壁パネル2の鋼板表面2aに設けられた一対の受け台4は、工場でのプレハブ制作段階で位置決めが行なわれ、溶接等によって壁パネル2の鋼板表面2a上に固定される。
【0016】
図3に示すように、壁パネル2の鋼板表面2aに設けられた各受け台4は、鋼板表面2aに当接する当接面14aと、一対の側面14bと、底面14cとを有し、その横断面が四角形の形状を有している。また、この受け台4に装着される架台棒5は、受け台4に嵌め込まれるよう四角柱形状を有している。
【0017】
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
【0018】
図1及び図2において、躯体構造物100上に工事機材6を載置する方法について述べる。まず、上述のように、予め一対の壁パネル2の鋼板表面2a上であって、壁パネル2の両側縁近傍において二対の受け台4が互いに対向して固定されている。
【0019】
次に、このように予め二対の受け台4が設けられ、鋼板表面2aを有する一対の壁パネル2が床面1の両端部に対向して配置される。
【0020】
次に、床面1から離れた載置用床(図示せず)上に架台棒5と架台床15とからなる架台25を配置される。
【0021】
次に、載置用床の上に配置した架台25の架台床15上に工事機材6を載置される。その後、工事機材6を載置した架台25の架台棒5に吊りワイヤ8を巻き掛け、架台棒5に巻き掛けた吊りワイヤ8を揚重機7によって持ち上げて操作し、架台25の架台棒5を載置用床から一対の壁パネル2に設けられた受け台4に装着される。
【0022】
本実施の形態によれば、図1及び図2に示すように、一対の壁パネル2の一対の受け台4上に、工事機材6載置用の架台25の架台棒5が嵌め込まれ、この架台25上に機器ユニット、資材等の工事機材6を載置することができる。
【0023】
このため、工事機材6を躯体構造物100内に搬入した場合でも、工事機材6を床面1に仮置きせずにすむので、仮置きした工事機材6を再度床面1から吊上げることなく、床面1を塗装することができ、また床面1上において機器の配管工事をすることができる。さらに、床面1上方に一定のスペースを確保できるので、作業者は床面1上の室内での機器配管工事などを効率よく行うことができる。
【0024】
また、図1に示すように、二対の受け台4は、床面1の両端部に設けられた一対の壁パネル2の鋼板表面2a上であって、壁パネル2の両側縁近傍で互いに対向して固定されており、架台25の架台棒5は、受け台4に嵌め込まれている。このため、架台棒5の間に配置される架台床15は、床面1と同程度の面積を有することになる。このため、躯体構造物100内での工事機材6の配置位置に合わせて、架台25の架台床15上に予め工事機材6を整頓して配置することができ、架台25の架台床15上に配置された工事機材6を再配置することなく短時間で、躯体構造物100内に配置することできる。
【0025】
次に、壁パネル2の鋼板表面2aに設けられた受け台4の変形例について述べる。
【0026】
また、図3に示すように、受け台4は、当接面14aと、一対の側面14bと、底面14cとを有する四角形の断面形状を有しているが、受け台4の4つの面14a、14b、14cのうち一対の側面14bと底面14cとが壁パネル2の鋼板表面2a上に折りたたまれるように構成してもよい。この場合、工事機材6を載せた架台25を壁パネル2の受け台4上に配置して、工事機材6を躯体構造物100内に設置する。次に、受け台4から架台25を取り外し、その後、受け台4の一対の側面14bと底面14cとを鋼板表面2a上に折りたたんで、壁パネル2の鋼板表面2a上にコンクリートを塗ることができる。このため、受け台4を壁パネル2の鋼板表面2aから取り外す必要が無くなり、より簡単に建築物を完成させることができる。
【0027】
また、図4(a)に示すように、横断面が半円形の形状を有する受け台4aを用いるとともに、その受け台4aに嵌め込まれるよう円柱形状を有する架台棒5aを用いることができる。このように、受け台4の横断面を半円形とすることで、架台25の架台床15上に載せた工事機材6からの重みを均等に壁パネル2に伝えることができるので、より重い工事機材6を架台25の架台床15に載せることができる。
【0028】
また、図4(b)に示すように、横断面が三角形の形状を有する受け台4bを用いるとともに、その受け台4bに嵌め込まれるよう三角柱形状を有する架台棒5bを用いることができる。このように、受け台4bの横断面を三角形とすることで、壁パネル2に対する架台25の位置をより堅固に固定することができる。
【0029】
なお、壁パネル2は圧力プラントの柱などの他の躯体よりも頑丈な構造をしているので、他の躯体を用いた場合よりも、重い工事機材6を架台25の架台床15上に載せることができる。
【0030】
第2の実施の形態
次に図5により本発明の第2の実施の形態について説明する。図5に示す第2の実施の形態は一対の壁パネル2の鋼板表面2a上であって、壁パネル2の両側縁近傍で互いに対向して固定される二対の受け台4を用いる代わりに、一対の壁パネル2の鋼板表面2a上であって、壁パネル2の両側縁近傍の間に延在するとともに、互いに対向して固定される一対の受け台4を用いたものである。また2本の架台棒5と、この2本の架台棒5の間に配置される工事機材6を載置する架台床15からなる架台25を用いる代わりに、一枚の板からなる板状の架台25が用いられている。図5において、他は図1乃至図4に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0031】
図5に示す第2の実施の形態において、図1乃至図4に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0032】
図5に示すように、一対の壁パネル2の一対の受け台4上に、工事機材6載置用の架台25が嵌め込まれ、この架台25上に機器ユニット、資材等の工事機材6を載置することができる。
【0033】
このため、工事機材6を躯体構造物100内に搬入した場合でも、工事機材6を床面1に仮置きせずにすむので、仮置きした工事機材6を再度床面1から吊上げることなく、床面1を塗装することができ、また床面1上において機器の配管工事をすることができる。さらに、床面1上方に一定のスペースを確保できるので、作業者は床面1上の室内での機器配管工事などを効率よく行うことができる。
【0034】
また、図5に示すように、一対の受け台4は、床面1の両端部に設けられた一対の壁パネル2の鋼板表面2a上であって、壁パネル2の両側縁近傍の間に延在するとともに、互いに対向して固定されている。さらに、架台25は、一対の受け台4に嵌め込まれている。このため、架台25は、床面1と同程度の面積を有することになる。このため、躯体構造物100内での工事機材6の配置位置に合わせて、架台25上に予め工事機材6を整頓して配置することができ、架台25上に配置された工事機材6を再配置することなく短時間で、躯体構造物100内に配置することできる。
【0035】
図5に示すように、架台25は一枚の板からなるので、容易かつ安価に架台25を準備することができる。また、架台25を嵌め込む受け台4は、広い表面積で壁パネル2に固定されているので、より重い工事機材6を架台25上に載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明による躯体構造物の第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】本発明による躯体構造物の第1の実施の形態を示す側面図。
【図3】本発明による躯体構造物の第1の実施の形態における受け台と架台棒を示す構成図。
【図4】本発明による躯体構造物の第1の実施の形態における受け台と架台棒の変形例を示す構成図。
【図5】本発明による躯体構造物の第2の実施の形態を示す構成図。
【符号の説明】
【0037】
1 床面
2 壁パネル
2a 鋼板表面
4、4a、4b 受け台
5、5a、5b 架台棒
6 工事機材
7 揚重機
8 吊りワイヤ
14a 当接面
14b 側面
14c 底面
15 架台床
25 架台
100 躯体構造物




 

 


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