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発明の名称 テレビ電話機能を備えた移動通信端末機及び移動通信端末機のテレビ電話制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−89188(P2007−89188A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2006−259157(P2006−259157)
出願日 平成18年9月25日(2006.9.25)
代理人 【識別番号】100078330
【弁理士】
【氏名又は名称】笹島 富二雄
発明者 柳 在憲 / 趙 恒新 / 金 泰星
要約 課題
テレビ電話サービスが提供されている途中にチャットサービスを提供し得る移動通信端末機を提供する。

解決手段
本発明による移動通信端末機は、テレビ電話中に、送信するマルチメディアデータを選択することができるようになった入力部と、前記送信するマルチメディアデータに該当するコーデック処理を施して多重化するように制御する制御部と、前記多重化後のデータを送信する送信部と、を含んで構成されることを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
テレビ電話中に、マルチメディアデータを選択して送信する操作を行えるようになった入力部と、
前記送信するマルチメディアデータに該当するコーデック処理を施して多重化するように制御する制御部と、
前記多重化後のデータを送受信する送受信部と、
を含んで構成されることを特徴とするテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項2】
前記コーデック処理を施したマルチメディアデータを多重化するマルチプレクサを含むことを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項3】
前記制御部は、所定のマルチメディアデータをH.245プロトコルにより処理することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項4】
前記制御部は、マルチメディアデータの種類別にコーデック処理用のモジュールを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項5】
前記制御部は、相手端末機に所定の制御を実行させる命令が前記入力部から入力されると、該命令をH.245プロトコルにより送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項6】
前記命令が、前記相手端末機において振動モード制御及びキーパッド制御のいずれか又は両方を実行させるためのものであることを特徴とする請求項5に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項7】
所定の端末機へ発呼する過程と、
前記被呼側端末機との間に呼が設定されると、テレビ電話のためのネゴシエーションを試みる過程と、
該ネゴシエーションの成立後、前記被呼側端末機へチャットサービスを要求する過程と、
該チャットサービスの要求に対する前記被呼側端末機からの応答を処理する過程と、
前記被呼側端末機との間でテレビ電話を実行する過程と、
を含んで構成されることを特徴とする移動通信端末機のテレビ電話制御方法。
【請求項8】
前記発呼の過程は、VID(Vendor ID)メッセージを送受信する段階を含むことを特徴とする請求項7に記載の移動通信端末機のテレビ電話制御方法。
【請求項9】
前記VIDメッセージは、国コード、メーカーコード、モデル名、バージョン情報を含むことを特徴とする請求項8に記載の移動通信端末機のテレビ電話制御方法。
【請求項10】
前記応答を処理する過程は、前記被呼側端末機からの応答が所定時間内に受信されない場合、及び、前記被呼側端末機からチャットサービス不可のメッセージが受信された場合に、該サービス不可を通知する段階を含むことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の移動通信端末機のテレビ電話制御方法。
【請求項11】
前記ネゴシエーションを試みる過程は、
Master/Slave Determinationメッセージにより、Master及びSlaveを決定する段階と、
Terminal Capacity Setメッセージにより、伝送するビデオ/オーディオデータの処理能力を設定する段階と、
Multiplex Entry Sendメッセージにより、Multiplex Entryを伝送する段階と、
Open Logical Channel(Audio)メッセージにより、オーディオデータを伝送するLogical Channelを開く段階と、
Open Logical Channel(Video)メッセージにより、ビデオデータを処理するLogical Channelを開く段階と、
を含むことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の移動通信端末機のテレビ電話制御方法。
【請求項12】
テレビ電話サービスに係るビデオ/オーディオデータ及びテレビ電話サービス時の付加サービスに係るマルチメディアデータを多重化可能なマルチプレクサを含んで構成され、
テレビ電話サービス中に前記マルチプレクサで多重化したデータを送信する制御を実行することを特徴とするテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項13】
H.324Mプロトコルに基づいてテレビ電話サービスを実行することを特徴とする請求項12に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項14】
前記付加サービスが画像チャットサービスであることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項15】
前記テレビ電話サービスに係るビデオ/オーディオデータを処理して前記マルチプレクサへ出力するコーデックを含むことを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項16】
テレビ電話サービス時に前記付加サービスの選択を確認し、該選択が確認されると当該付加サービスに係るマルチメディアデータを前記マルチプレクサで多重化することを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項17】
マルチメディアデータとして、オーディオデータ、ビデオデータ、テキストデータのいずれか1以上を含むことを特徴とする請求項16に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項18】
マルチメディアデータとして、相手側の移動通信端末機を制御する予め決められたコード、シンボルデータを含むことを特徴とする請求項17に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
【請求項19】
所定のマルチメディアデータをH.245プロトコルに基づいて処理して前記マルチプレクサで多重化することを特徴とする請求項12〜18のいずれか1項に記載のテレビ電話機能を備えた移動通信端末機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信(移動体通信)端末機に関し、特に、テレビ電話サービスを可能とした移動通信端末機に関する。
【背景技術】
【0002】
最近の移動通信端末機(以下、端末機とも称する)は、技術進歩によって単純な無線通信手段の域を越えて多機能化しており、カメラ機能、マルチメディア再生機能など、無線通信以外の機能を付加したものが一般化している。カメラ(ビデオカメラ)機能やマルチメディア再生機能は、端末機のディスプレイ装置の改善と高速通信の普及によって大衆化しつつある高級機能であり、たとえば高解像度のデジタルカメラとカラーLCD画面を備えた端末機は、既に一般化したと言える。
【0003】
最新の端末機は、MPEG−4 Codecによるストリーミングビデオ/オーディオデータや自機で撮像したビデオ/オーディオデータを視聴可能である。また特に、テレビ電話を可能とし、互いのカメラで撮像したビデオ/オーディオデータをリアルタイムに送受信し得る端末機の開発が活発に行われている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在の端末機によるテレビ電話サービスを提供するシステムは、H.324Mのプロトコルに則っており、テレビ電話をサービスしている状態で別途の付加サービスをサポートする機能は想定されていない。本発明はこの点に着目したもので、移動通信端末機を用いたテレビ電話について、より付加価値を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、テレビ電話サービスを提供している最中にたとえばチャットサービスを提供し得るテレビ電話機能付移動通信端末機を提供し、付加価値を高める。
【0006】
このために、本発明によるテレビ電話機能を備えた移動通信端末機は、テレビ電話中に、マルチメディアデータを選択して送信する操作を行えるようになった入力部と、前記送信するマルチメディアデータに該当するコーデック処理を施して多重化するように制御する制御部と、前記多重化後のデータを送受信する送受信部と、を含んで構成されることを特徴とする。
【0007】
また、本発明による移動通信端末機のテレビ電話制御方法は、所定の端末機へ発呼する過程と、その被呼側端末機との間に呼が設定されると、テレビ電話のためのネゴシエーションを試みる過程と、該ネゴシエーションの成立後、前記被呼側端末機へチャットサービスを要求する過程と、該チャットサービスの要求に対する前記被呼側端末機からの応答を処理する過程と、前記被呼側端末機との間でテレビ電話を実行する過程と、を含んで構成されることを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明によるテレビ電話機能を備えた移動通信端末機は、テレビ電話サービスに係るビデオ/オーディオデータ及びテレビ電話サービス時の付加サービスに係るマルチメディアデータを多重化可能なマルチプレクサを含んで構成され、テレビ電話サービス中に前記マルチプレクサで多重化したデータを送信する制御を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、テレビ電話実行中に付加サービスをサポートすることができる移動通信端末機が提供される。すなわち、H.324Mを構成するプロトコルを用いてテレビ電話サービスを提供しているときに、付加サービスに係るマルチメディアデータも送受信することができるようにしてあり、別途のプロトコルを追加に構成せず、画像チャットのような付加サービスを併用し得るため、テレビ電話サービスを利用するユーザの利便性を向上し得るという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。
【0011】
実施形態の説明において、関連した公知機能や構成についての具体的な説明は適宜省略する。また、下記の説明において、具体的な処理フローなどの多くの例を説明するが、これらは本発明の全般的な理解を助けるために示したもので、例示以外にも本発明を実施し得ることは、この技術分野における通常の知識を有する者には自明なことである。
【0012】
本発明の基本概念は、ITU−T勧告のH.324Mを構成する必須のプロトコル(Mandatory Protocol)のみを使用して、テレビ電話サービスを提供する時に、付加サービスに関するマルチメディアデータも送受信することで、テレビ電話サービスを利用するユーザの利便性を向上させるというものである。
【0013】
図1は、本実施形態において移動通信端末機のテレビ電話サービスを提供するシステムについて、その動作原理の一例を示す図である。
【0014】
図1に示すように、当該システムは、テレビ電話サービスに係るビデオ/オーディオデータ及び付加サービスに係るマルチメディアデータを多重化して送信する第1端末機100と、その送信されたビデオ/オーディオデータ及びマルチメディアデータを逆多重化して再生する第2端末機200と、がネットワーク300を介して回線接続することで構成される。
【0015】
図2は、このようなテレビ電話機能を備えた移動通信端末機を示すブロック図である。
【0016】
図2に示すように、この例の移動通信端末機は、テレビ電話中に受信される相手画像を表示する表示部10と、テレビ電話中に、たとえば文字メッセージを入力又は送信しようとする場合にマルチメディアデータの選択及び送信命令を入力可能な入力部20と、そのマルチメディアデータ、及びテレビ電話中に送受信される自己や相手画像などのテレビ電話データを記憶可能なメモリ40と、送信するマルチメディアデータ及びテレビ電話データを多重化するマルチプレクサ50と、当該多重化データを送信し、相手からの多重化データを受信可能な送受信部60と、テレビ電話のプロトコルを実行し、テレビ電話中に送信するマルチメディアデータを該当プロトコルにより処理し、マルチプレクサ50を制御してマルチメディアデータを多重化し、送受信部60を制御して多重化データを送受信する制御部30と、を含んで構成されている。
【0017】
以下、図2を参照して、本発明の好ましい実施形態による移動通信端末機について説明する。
【0018】
本例の移動通信端末機では、テレビ電話中に、文字メッセージを含めたマルチメディアデータを相手の端末機に伝送しようと思うと、入力部20により、オーディオ、ビデオ、テキストなどのマルチメディアを選択することができる。該選択されたマルチメディアデータは、制御部30において送信用に処理する。
【0019】
たとえばオーディオデータが選択された場合、オーディオコーデックであるAMR又はG.723.1により処理し、該処理後のオーディオデータを、H.223マルチプレクサ50により多重化して、相手の端末機へ送信する。また、ビデオ(動画)データが選択された場合、ビデオコーデックであるH.263又はMPEG4により処理し、該処理後のビデオデータを、H.223マルチプレクサ50により多重化して、相手の端末機へ送信する。この他、制御部30には、データ会議のための処理を実行するT.120を追加しておいてもよい。
【0020】
このようなオーディオ、ビデオ、テキストなどのマルチメディアデータを各プロトコルに則って処理するためのモジュール(ソフト/ハード)は、制御部30に備えるか、又は別のハードウエアとして備えることができる。
【0021】
さらに、本例の移動通信端末機は、相手の端末機の振動モード制御やキーパッド制御など、相手の端末機で所定の制御を実行させる命令を入力部20から入力することが可能で、このときの制御部30は、自機に備えたH.245プロトコルモジュールにより、マルチメディアデータに当該相手機制御命令を含めて送信する。
【0022】
図3は、本実施形態における移動通信端末機のテレビ電話回線接続過程についてのフローチャートである。
【0023】
図3に示すように、まず、第1移動通信端末機100(発呼側端末機)から発呼して第2移動通信端末機200(被呼側端末機)を呼び出す呼を設定する(S110)。すなわち、第1移動通信端末機100が、第2移動通信端末機200を指定して接続を要求するメッセージで発呼する。被呼側の第2移動通信端末機200が、接続要求メッセージに答えて接続を許可するメッセージを第1移動通信端末機100へ返すと、第1移動通信端末機100と第2移動通信端末機200との間に呼が設定される。呼がつながると第1及び第2端末機100,200は、VID(Vendor ID)メッセージを交信する(S120)。このVIDには、国コード、メーカーコード、モデル名、バージョンなどを示す情報が含まれている。
【0024】
呼が設定されると、第1移動通信端末機100と第2移動通信端末機200とは、各種の制御情報をネゴシエーションする(S130)。これは例えばH.245に則ったもので、1)Master/Slave Determinationメッセージにより、第1及び第2移動通信端末機100,200のいずれか一方をMaster、他方をSlaveに決定し、2)Terminal Capacity Setメッセージにより、伝送するビデオ/オーディオデータの処理能力を設定し、3)Multiplex Entry Sendメッセージにより、Multiplex Entryを伝送し、4)Open Logical Channel(Audio)メッセージによりオーディオデータを伝送するLogical Channelを開き、5)Open Logical Channel(Video)メッセージによりビデオデータを処理するLogical Channelを開く。
【0025】
該過程S130でLogical Channelが開き、ネゴシエーションが成立した後、第1移動通信端末機100が第2移動通信端末機200にチャットサービスを要求し、第2移動通信端末機200が当該要求に応答すると、これら第1端末機及び第2端末機100,200では、テレビ電話をしながらチャットサービスを利用することができるようになる(S140)。しかし、チャットサービスの要求に対し、第2端末機200からの応答が所定時間(例:6秒)の内に受信できない場合、第2端末機200からチャットサービス不可のメッセージが返ってきた場合は、第1端末機100は、チャットサービスができないことを表示部やスピーカなどを通して通知する。
【0026】
以上の回線設定が済むと、第1移動通信端末機100は、ネゴシエーションした制御情報に基づいて、H.223マルチプレクサ50を介しビデオ/オーディオデータを第2移動通信端末機200へ送信することができる(S150)。そして、第2移動通信端末機200は、受信したビデオ/オーディオデータをH.233デマルチプレクサ50により逆多重化して再生する。すなわち、第1移動通信端末機100と第2移動通信端末機200とは、ビデオ/オーディオデータの交信により、テレビ電話サービスを実行する。
【0027】
図4は、移動通信端末機のテレビ電話サービスを提供するH.324Mプロトコルの構造を示すブロック図である。
【0028】
図4に示すように、テレビ電話サービスを提供する移動通信端末機は、テレビ電話に関するビデオデータをビデオコーデックであるH.263又はMPEG4により処理し、オーディオデータをオーディオコーデックであるAMR(Adaptive Multi-Rate)又はG.723.1により処理(圧縮符号化)して、該処理後のビデオ/オーディオデータをH.223マルチプレクサ50により多重化して送出する。このときに、本例の場合、各種の制御情報だけではなく、当該テレビ電話中の付加サービスに係るマルチメディアデータの情報をH.245により送信することができる。
【0029】
これに加えて、データ会議のためのデータを処理するT.120を追加することもできる。なお、CCSRL(Control Channel Segmentation and Reassembly)は、ITU−T(International Telecommunications Union Telecommunication Standardization Sector)勧告H.324/別添Cに規定する制御フレームのSAR(Segmentation And Reassembly)方式として、安定したH.245メッセージ交換の役割を果たす。また、CCSRLセグメントのカプセル化を担当するNSRPコマンドの最大サイズは、2048 Octetsである。
【0030】
図5は、テレビ電話中にマルチメディアデータを送受信するMultimedia Application Layerを説明する階層図である。
【0031】
図5に示すように、テレビ電話中にリアルタイムにマイクロホンで集音される生のオーディオ(live voice)、端末機100,200に保存されている既存のオーディオ(recorded voice)、デフォルトで端末機内に保存されているか又は後から端末機にダウンロードされた音楽などのオーディオデータは、オーディオエンコーダを使用するUser Data Layerに入力される。また、テレビ電話中にリアルタイムにカメラで撮像される生の画像(live video)、デフォルトで端末機内に保存されているか又は端末機のカムコーダ機能やダウンロードで端末機に保存されている画像、端末機のスチルカメラ機能で保存されている画像、アニメーションなどのビデオデータは、ビデオエンコーダを使用するUser Data Layerに入力される。さらに、テキストや、相手端末機の振動モードの制御及びキーパッドの制御などのように限定された相手端末機機能を制御する制御信号は、H.245プロトコルを使用するUser Dataに入力される。
【0032】
オーディオ及びビデオエンコーダにより符号化したデータは、H.223のAL2(Adaptation Layer 2)又はAL3(Adaptation Layer 3)を利用してAL−PDU(Ptotocol Data Unit)とし、H.245信号は、H.223のAL1を利用してAL−PDUとする。各AL−PDUは、H.223のMultiplexer Layerにより、ビットストリームとなってWCDMAモデムを介し無線ネットワークへ送出される。
【0033】
このように構成されたモジュールにより、テレビ電話中にオーディオ、ビデオ、テキスト(文字や表計算等の情報)を伝送することができる。そして、かかってきた電話に応じるのが遅れるような場合や、テレビ電話中にしばらく応答できない状況が生じた場合などに、端末機内に保存してあるビデオやオーディオを相手端末機へ送信することができる。また、テレビ電話中に、所定のテキストや、端末機内に保存してある音楽、ビデオ、アバター(自分の分身となるキャラクター)を送ることができる。
【0034】
図6は、テレビ電話中にマルチメディアデータを送受信するためのAPI構造を説明する階層図である。
【0035】
図6は、マルチメディア通信可能な画像チャットを実現するために、3G−324Mのソフトウェアに基づいたAPI(Application Program Interface)の構造を示す図であり、テレビ電話時に入力される各データに対するAPIを定義し、関連したLayerのAPIを通じてデータを送受信することが示されている。ビデオ/オーディオデータは、ビデオ/オーディオコーデックAPIを使用し、コントロール信号(Control Signal)は、H.245 APIを使用し、Call setup APIは、H.245とH.223のMultiplexer APIを呼び出す。
【0036】
図7は、異なる移動通信網を通じて移動通信端末機のテレビ電話を提供するシステムを示すブロック図である。
【0037】
図7に示すように、当該システムにおける第1端末機100は、テレビ電話サービスに係るビデオ/オーディオデータと、付加サービスに係るマルチメディアデータと、を多重化して送信し、第1テレビ電話サービスの規格を使用する。マルチメディアゲートウェイ(Multimedia Gateway)400は、第1テレビ電話サービスの規格に基づいて送信されたデータを第2テレビ電話サービスの規格に該当するフォーマットに変換する。第2端末機200は、第2テレビ電話サービスの規格を使用し、ゲートウェイ400によりフォーマット変換されたデータを逆多重化して再生する。
【0038】
マルチメディアゲートウェイ400は、ビデオ/オーディオデータを、該当するビデオ/オーディオコーデックにより変換するメディアトランスコーディング部(Transcoding Unit)410と、マルチメディアデータを含むメッセージを、該当するメッセージフォーマットに変換するプロトコル変換部(Protocol Conversion Unit)420と、を含む。
【0039】
このように構成された異なる移動通信網を通じて端末機のテレビ電話を提供するシステムの動作原理について詳細に説明する。
【0040】
まず、第1端末機100は、第1テレビ電話サービスの規格に基づいてテレビ電話サービスに係るビデオ/オーディオデータと、付加サービスに係るマルチメディアデータと、を多重化して送信する。
【0041】
マルチメディアゲートウェイ400は、第1テレビ電話サービスの規格に基づいて送られてくる各データを、第2テレビ電話サービスの規格に該当するフォーマットに変換する。すなわち、メディアトランスコーディング部410は、ビデオ/オーディオデータを、該当するビデオ/オーディオコーデックにより変換し、プロトコル変換部420は、マルチメディアデータを含むメッセージを、該当するメッセージフォーマットに変換する。
【0042】
次いで、第2端末機200は、マルチメディアゲートウェイ400で第2テレビ電話サービスの規格に基づくフォーマットに変換されて送られてくるデータを逆多重化して再生する。これにより、ビデオ/オーディオデータに基づいてテレビ電話サービスを実行し、且つマルチメディアデータに基づいて付加サービスを同時に実行する。
【0043】
図8は、テレビ電話中に送受信されるマルチメディアデータのフォーマット例を示す図である。
【0044】
図8に示すように、データフォーマットは、Header部分とData部分に大きく分かれる。
【0045】
Header部分のVersion Informationは、データフォーマットの現在のバージョンを示す。Size in Byteは、Header部分とData部分を合わせたByte単位のサイズを示す。Data Typeは、本データのタイプを示す。Resourceは、現在のデータが標準リソースを使用しているか否かを示し、1ビットを使用する。Data coding schemeは、データをコーディングする技法、すなわち、KSC 5601やUTF8(ASCII)のようなコーディング技法に関する情報を示す。Compression Methodsは、圧縮や暗号化方式を示すためにオクテットの最後の2ビットを使用する。Sequence Numberは、連続データがある場合に当該メッセージの発生順序を示す。Reserved bitsは、拡張性及びメーカの特性を考慮するために割り当てられている。
【0046】
Data部分は、ユーザデータの格納部分であり、ここに実マルチメディアデータが入る。大韓民国のWCDMA端末機である場合には、KSC5601で符号化されたデータ値を示す。
【0047】
図9は、移動通信端末機によるテレビ電話サービスの実行過程を例示したフローチャートである。
【0048】
まず最初に、テレビ電話機能を備えた移動通信端末機(第1端末機)においてテレビ電話機能が選択されると(S200)、被呼側端末機(第2端末機)へ発呼して呼を設定する(S202)。そして、H. 245を利用して発呼側端末機から被呼側へVendor IDメッセージを送信し(S204)、被呼側端末機からVendor IDメッセージを受信する(S206)。上述の通りVendor IDメッセージは、国コード、メーカーコード、モデル名、バージョン情報などを含んでいる。
【0049】
端末機間でVendor IDメッセージの送受信が完了すると回線が設定され、両者がテレビ電話を開始する。このテレビ電話中に、両端末機は、オーディオ、ビデオ、テキストなどのマルチメディアデータ(テレビ電話中の付加サービスに係るデータ)を選択して送信する操作があるかどうかを監視しており(S208)、マルチメディアデータの送信が要求されると、当該送信側端末機から受信側端末機へ、これから送信するマルチメディアデータのインデックスが送信される(S210)。送信側端末機からマルチメディアデータのインデックスを受信した受信側端末機は、そのマルチメディアデータをサービスするためのエミュレータのバージョンなどの情報を含めたインデックスを、送信側端末機へ返信する(S212)。
【0050】
受信側端末機からインデックスが返ってくると、送信側端末機は、マルチメディアデータをH.223マルチプレクサに入力して多重化し(S214)、受信側端末機へ送信する(S216)。上述のように、ビデオデータはH.263又はMPEG4により処理し、オーディオデータはAMR又はG.723.1により処理し、他のデータはH.245により処理してH.223マルチプレクサで多重化する。
【0051】
継いで送信側端末機は、さらに他のマルチメディアデータの送信があるかどうか判断し(S218)、送信するマルチメディアデータがあればインデックス送信過程S210に戻り、なければテレビ電話サービスを継続し、テレビ電話の話了で(S220)終了する。
【0052】
マルチメディアデータを受信する受信側端末機は、当該受信データを再生する付加サービス機能が選択されているか否かを確認する。上記インデックスに関しては、Vendor IDの交信過程(S204−S206)において、送受信されるVendor IDにインデックスを追加するような手法も可能で、あるいは、上記のように、テレビ電話実行状態におけるマルチメディアデータのインデックス交信過程(S210−S212)でもよい。インデックスは、送信するマルチメディアデータのインデックスだけではなく、端末機のインデックスバージョンも含まれている。
【0053】
付加サービスとしては、テレビ電話中にテキストデータを伝送するサービス、自動応答サービスを提供するためのビデオ、オーディオ、テキストデータを伝送するサービス、BGMサービスを提供するためのオーディオデータを伝送するサービス、代替ビデオサービスを提供するためのビデオデータを伝送するサービス、双方向システム制御サービスを提供するための予め設定されたコードやシンボルデータを伝送するサービスなどがある。さらに、付加サービスは、画像チャットサービス、自動応答サービス、BGMサービス、代替ビデオサービスに限定されるものではなく、テレビ電話サービスの品質に影響を及ぼさないでユーザの利便性を向上し得るサービスが適用される。
【0054】
第1移動通信端末機100(送信側端末機)は、付加サービスが選択された時、該付加サービスに関するマルチメディアデータを、H.223マルチプレクサ50に入力する。付加サービスに関するマルチメディアデータの情報は、H.245により処理され、CCSRL(Control Channel Segmentation and Reassembly Layer)、NSRP(Numbered Simple Retransmission Protocol)によりH.223マルチプレクサ50に入力される。H.223マルチプレクサ50は、入力されたビデオ/オーディオデータ及びマルチメディアデータを多重化して1つのビットストリームを生成し、該生成したビットストリームを移動通信網を通じて第2移動通信端末機200(受信側端末機)に送信する。
【0055】
以上のように、同種の移動通信網を通じてテレビ電話及び付加サービスを提供し得るだけではなく、異なる移動通信網を通じてテレビ電話及び付加サービスを提供することもできる。
【0056】
本発明は、前述した実施形態及び添付図面に限定されるものではなく、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者が本発明の技術的な思想を逸脱しない範囲内で多様に変形及び変更が可能である。従って、本発明の保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的な思想により決定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明に係る移動通信端末機を含んでテレビ電話サービスを提供するシステムの概略図。
【図2】本発明に係るテレビ電話機能を備えた移動通信端末機の要部ブロック図。
【図3】テレビ電話回線接続の過程を説明するチャート。
【図4】H.324Mプロトコルの構造を説明するブロック図。
【図5】テレビ電話中にマルチメディアデータを交信するMultimedia Application Layerの階層図。
【図6】テレビ電話中にマルチメディアデータを交信するためのAPI構造を示す階層図。
【図7】異なる移動通信網を通じてテレビ電話サービスを提供するシステムのブロック図。
【図8】テレビ電話中に送受信されるマルチメディアデータのフォーマット例を示す図。
【図9】テレビ電話中のマルチメディアデータ送信過程を説明するフローチャート。
【符号の説明】
【0058】
10:表示部
20:入力部
30:制御部
40:メモリ
50:マルチプレクサ
60:送受信部
100:移動通信端末機
300:ネットワーク
400:マルチメディアゲートウェイ
410:メディアトランスコーディング部
420:プロトコル変換部




 

 


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