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発明の名称 オーディオ装置、および、オーディオ装置の制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−259259(P2007−259259A)
公開日 平成19年10月4日(2007.10.4)
出願番号 特願2006−83165(P2006−83165)
出願日 平成18年3月24日(2006.3.24)
代理人 【識別番号】100091823
【弁理士】
【氏名又は名称】櫛渕 昌之
発明者 山田 勝 / 大野 宣浩 / 清水 剛志
要約 課題
音声信号の信号レベルを表示するレベル表示において、ハードウェア装置等を用いた対策を施すことなく、音声信号に混入するノイズを表示しないようにする。

解決手段
音声信号をスピーカ31に出力するとともに、ディスプレイ32にスペクトラムアナライザ表示を行うオーディオ装置1は、ミュート回路24により音声信号をミュートさせる動作の実行中は、スペクトラムアナライザ表示を停止させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
音声信号を出力するオーディオ装置において、
前記音声信号の信号レベルを表示するレベル表示手段と、
前記音声信号をミュートするミュート手段と、
前記ミュート手段により音声信号がミュートされている間、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とするオーディオ装置。
【請求項2】
当該オーディオ装置を操作する操作部を備え、
前記表示制御手段は、前記操作部の操作により特定の動作の実行が指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させること、を特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記操作部の操作により特定の動作の実行が指示されてから所定期間、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させることを特徴とする請求項2記載のオーディオ装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記操作部の操作により前記音声信号が一時的に断たれる動作の実行が指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させること、を特徴とする請求項2または3記載のオーディオ装置。
【請求項5】
前記操作部における操作に従って複数の音源から一の音源を選択し、選択した音源からの音声信号を出力する構成を有し、
前記表示制御手段は、前記操作部の操作により前記音源の切り替えが指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させること、を特徴とする請求項2または3記載のオーディオ装置。
【請求項6】
前記操作部における操作に従って前記音声信号の出力を停止するミュート動作を実行可能に構成され、
前記表示制御手段は、前記操作部の操作により前記ミュート動作が指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させること、を特徴とする請求項2または3記載のオーディオ装置。
【請求項7】
放送局からの放送を受信して、受信した放送の音声信号を出力するチューナを備えるとともに、前記操作部における操作に従って前記チューナの同調周波数を変更可能に構成され、
前記表示制御手段は、前記操作部の操作により前記チューナの同調周波数の変更が指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させること、を特徴とする請求項2または3記載のオーディオ装置。
【請求項8】
前記操作部における操作に従って複数種類の音場調整処理から一の処理を選択し、選択した処理を実行して音声信号を調整する構成を有し、
前記表示制御手段は、前記操作部の操作により前記音場調整処理の種類の切り替えが指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させること、を特徴とする請求項2または3記載のオーディオ装置。
【請求項9】
前記レベル表示手段は、前記音声信号の周波数帯域毎に信号レベルを表示するスペクトラムアナライザ表示を行うこと、を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のオーディオ装置。
【請求項10】
音声信号を出力するとともに、前記音声信号の信号レベルを表示するオーディオ装置の制御方法であって、
前記音声信号をミュートさせる動作の実行中には、前記音声信号の信号レベルの表示を停止させること、
を特徴とするオーディオ装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、音声信号を出力するオーディオ装置、および、オーディオ装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、オーディオ装置において、チャンネル毎に音声信号の信号レベルを表示するレベルメータや、周波数帯域毎に信号レベルを表示するスペクトラムアナライザ表示装置等、信号レベルを視覚化するレベル表示装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平8−297145号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、音声信号にノイズが混ざった場合、このノイズはレベル表示装置に表示される。一般に、スピーカから出力されるノイズはユーザに不快感を与えるため、ミュート回路等のハードウェアを用いた対策が施されるが、これに加えてレベル表示装置におけるノイズの表示を回避するためにハードウェアを用いると、部品点数の増加に伴って実装が難しくなる上、コストが高くなるという問題があった。
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑み、音声信号の信号レベルを表示するレベル表示において、ハードウェア装置等を用いた対策を施すことなく、音声信号に混入するノイズを表示しないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、音声信号を出力するオーディオ装置において、
前記音声信号の信号レベルを表示するレベル表示手段と、前記音声信号をミュートするミュート手段と、前記ミュート手段により音声信号がミュートされている間、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させる表示制御手段と、を備えることを特徴とするオーディオ装置を提供する。
【0006】
この構成によれば、音声信号の信号レベルを表示するとともに、音声信号がミュートされている間は信号レベルの表示が行われないので、音声信号のノイズが音声として出力されず、かつ、信号レベルの表示においてもノイズが現れないようにすることができる。これにより、信号レベルの表示において不適切な表示がされず、ユーザに違和感を与えない。また、音声信号をミュートする間に信号レベルの表示を停止することで、ノイズの判定や検出を行う回路を必要としないので、低コストで容易に実現できる。
【0007】
本発明において、当該オーディオ装置を操作する操作部を備え、前記表示制御手段は、前記操作部の操作により特定の動作の実行が指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させるものとしてもよい。
この場合、ノイズが発生するような操作を検出することで、ノイズが発生する前のタイミングで信号レベルの表示を停止することができ、ノイズの表示を確実に回避できる。また、ノイズのノイズ自体を検出する必要がないので、より低コストで容易に実現可能である。
【0008】
また、本発明において、前記表示制御手段は、前記操作部の操作により特定の動作の実行が指示されてから所定期間、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させる構成としてもよい。
この場合、ノイズが発生するような操作を検出してから、ノイズが発生する可能性のある期間は信号レベルの表示を停止することができ、ノイズの表示を確実に回避できる。
【0009】
さらに、本発明において、前記表示制御手段は、前記操作部の操作により前記音声信号が一時的に断たれる動作の実行が指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させるものとしてもよい。
この場合、音声信号が一時的に断たれることによるノイズの発生に備えて信号レベルの表示を停止するので、確実に、ノイズが表示されないようにすることができる。
【0010】
さらに、本発明において、前記操作部における操作に従って複数の音源から一の音源を選択し、選択した音源からの音声信号を出力する構成を有し、前記表示制御手段は、前記操作部の操作により前記音源の切り替えが指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させる構成としてもよい。
この構成によれば、複数の音源を切り替えて選択するオーディオ装置において、音源の切り替えが指示されると信号レベルの表示を停止させるので、音源を切り替える際に生じるノイズの表示を確実に回避できる。
【0011】
さらに、本発明において、前記操作部における操作に従って前記音声信号の出力を停止するミュート動作を実行可能に構成され、前記表示制御手段は、前記操作部の操作により前記ミュート動作が指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させる構成としてもよい。
この構成によれば、音声信号のミュートが指示されると信号レベルの表示を停止させるので、音声信号をミュートさせる動作時に生じるノイズの表示を確実に回避できる。
【0012】
さらに、本発明において、放送局からの放送を受信して、受信した放送の音声信号を出力するチューナを備えるとともに、前記操作部における操作に従って前記チューナの同調周波数を変更可能に構成され、前記表示制御手段は、前記操作部の操作により前記チューナの同調周波数の変更が指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させる構成としてもよい。
この構成によれば、チューナを備えたオーディオ装置において、チューナの同調周波数の変更が指示されると信号レベルの表示を停止させるので、チューナの同調周波数を変更する際に生じるノイズの表示を確実に回避できる。
【0013】
さらに、本発明において、前記操作部における操作に従って複数種類の音場調整処理から一の処理を選択し、選択した処理を実行して音声信号を調整する構成を有し、前記表示制御手段は、前記操作部の操作により前記音場調整処理の種類の切り替えが指示された場合に、前記レベル表示手段による信号レベルの表示を停止させる構成としてもよい。
この構成によれば、音場を調整する複数種類の処理を実行可能なオーディオ装置において、音場調整処理の種類の切り替えが指示されると信号レベルの表示を停止させるので、音場調整処理の種類の切り替えに伴って発生するノイズの表示を確実に回避できる。
【0014】
さらにまた、前記レベル表示手段は、前記音声信号の周波数帯域毎に信号レベルを表示するスペクトラムアナライザ表示を行うものとしてもよい。
【0015】
また、上記課題を解決するため、本発明は、音声信号を出力するとともに、前記音声信号の信号レベルを表示するオーディオ装置の制御方法であって、前記音声信号をミュートさせる動作の実行中には、前記音声信号の信号レベルの表示を停止させること、を特徴とするオーディオ装置の制御方法を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、音声信号の信号レベルを表示する際にノイズの信号レベルが表示されないオーディオ装置を、低コストで実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施の形態に係るオーディオ装置1の概略構成を示すブロック図である。
この図1に示すオーディオ装置1は、音源としてのチューナ11、CDドライブ12から出力される音声信号に基づきスピーカ31から音声を出力するとともに、音声信号の信号レベルを周波数帯域毎にディスプレイ32に表示するスペクトラムアナライザ機能を有する。オーディオ装置1は、ユーザが操作する各種スイッチ(SW)を有する操作部26を備え、これら各種スイッチの操作に対応して、制御マイコン21はオーディオ装置1の各部を制御し、上記機能を実現する。
【0018】
音源としてのチューナ11、CDドライブ12は選択回路22に接続され、選択回路22は、制御マイコン21の制御に従ってチューナ11またはCDドライブ12を選択し、選択した音源から出力される音声信号を、音声調整回路23および表示演算回路27に出力する。
【0019】
音声調整回路23は、音声信号を増幅する機能、音声信号の音場を変化させるイコライザ機能を含む音声信号調整機能を有し、選択回路22から入力される音声信号について、制御マイコン21の制御に従って、増幅・音場調整等の処理を施してミュート回路24に出力する。
ミュート手段としてのミュート回路24は、音声調整回路23から入力される音声信号を増幅回路25に出力し、ミュート回路24から出力される音声信号は増幅回路25によって増幅されてスピーカ31に入力され、スピーカ31から音声が出力される。
また、ミュート回路24は、制御マイコン21から制御信号が入力される間、増幅回路25へ出力する音声信号の信号レベルをゼロにするミュート動作を行う。
【0020】
表示演算回路27は、選択回路22から入力される音声信号を予め定められた周波数帯域毎の信号成分に分離して、各成分の信号レベルを検出し、検出した信号レベルを示す情報を表示マイコン28に出力する。表示マイコン28は、表示演算回路27から入力される情報をもとに、スペクトラムアナライザ表示を行うための表示データを生成してディスプレイ32に出力する。
レベル表示手段としてのディスプレイ32は、液晶表示パネル等の表示パネルを備え、表示マイコン28から入力される表示データに基づく画面を表示する。この画面には、周波数帯域毎に音声信号の信号レベルを表示するスペクトラムアナライザ表示が含まれる。
【0021】
上述した操作部26が有するスイッチは、具体的には、音源切替スイッチ26A、ミュートスイッチ26B、周波数変更スイッチ26C、および音場変更スイッチ26Dを含む複数のスイッチを含む。
音源切替スイッチ26Aは、選択回路22により選択する音源の切り替えを指示するスイッチであり、この音源切替スイッチ26Aが操作されると、制御マイコン21は選択回路22を制御して、チューナ11とCDドライブ12とを切り替えて選択させる。
ミュートスイッチ26Bは、ミュート回路24により音声信号をミュートさせるスイッチであり、ミュートスイッチ26Bが操作されている間、制御マイコン21はミュート回路24に制御信号を出力して、ミュート動作を行わせる。
また、周波数変更スイッチ26Cは、チューナ11における同調周波数の切替動作を指示するスイッチである。本実施の形態に係るチューナ11は、予め複数の放送局の周波数をプリセットされており、周波数変更スイッチ26Cが操作されると、制御マイコン21はチューナ11を制御して、プリセットされた放送局を順次切り替えさせる。
音場変更スイッチ26Dは、音声調整回路23により音場を変化させるパラメータ等を変更させるスイッチである。音声調整回路23は、例えば複数種類の音場パターンを選択可能に構成され、選択した音場パターンに従って音声信号を変化させる機能を有する。制御マイコン21は、音場変更スイッチ26Dの操作に従って、音声調整回路23が有する音場パターンを切り替えて選択させる。
ここで、操作部26は、上記スイッチ26A〜26Dの他にも、ボリューム調整スイッチや電源スイッチ等の各種スイッチを備えているが、ここでは図示および説明を省略する。
【0022】
また、制御マイコン21は、音声信号にノイズが混入するような動作が行われる場合に、このノイズのスペクトルがディスプレイ32に表示されないようにする制御を行う。このノイズは、例えば、音声信号のミュートを伴う動作を行う際に生じるPOP音である。音声信号のミュートを伴う動作とは、具体的には、音源切替スイッチ26Aの操作による音源の切り替え、ミュートスイッチ26Bの操作によるミュート動作、周波数変更スイッチ26Cの操作による同調周波数の切替動作、音場変更スイッチ26Dの操作によるパラメータ等の変更等が挙げられる。
これらの動作においては瞬間的に又は一時的に音声信号の出力が断たれるので、POP音が発生することが多く、ディスプレイ32のスペクトラムアナライザ表示には、本来は存在しない音声信号のスペクトルが表示されてしまい、見栄えが悪く、ユーザの違和感を喚起してしまう。そこで、制御マイコン21は、操作部26のスイッチの操作によって上記動作が指示された場合に、ディスプレイ32のスペクトラムアナライザ表示を禁止する表示禁止期間をカウントする。表示マイコン28は、制御マイコン21による表示禁止期間のカウントが終了するまでの間、ディスプレイ32のスペクトラムアナライザ表示を停止させる。
【0023】
さらに、制御マイコン21は、音声信号に混入するノイズがスピーカ31から出力されないよう、適宜ミュート回路24に制御信号を出力して、音声信号の信号レベルをゼロにさせる制御を行う。このとき、制御マイコン21は、上記ノイズのスペクトルがディスプレイ32に表示されないようにするため、ミュート回路24に対する制御信号の出力状態を示す情報を、表示マイコン28に出力する。
表示マイコン28は、制御マイコン21から入力される情報に基づいて、ミュート回路24のミュート動作中は、ディスプレイ32におけるスペクトラムアナライザ表示を停止させる。
この制御マイコン21および表示マイコン28の動作について、フローチャートを参照して説明する。
【0024】
図2および図3は、オーディオ装置1の動作を示すフローチャートであり、詳細には、図2は、操作部26の操作があった場合の制御マイコン21の動作を示し、図3は表示マイコン28がスペクトラムアナライザ表示を行うための表示データを作成する際の動作を示す。この図2および図3に示す動作において、制御マイコン21および表示マイコン28は表示制御手段として機能する。
【0025】
操作部26が備えるスイッチが操作され、操作信号が制御マイコン21に入力されると、制御マイコン21は、操作されたスイッチがミュートを伴う動作を指示するものか否か、すなわち、操作されたスイッチが音源切替スイッチ26A、ミュートスイッチ26B、周波数変更スイッチ26C、音場変更スイッチ26Dのいずれかであるか否かを判別する(ステップS11)。
ここで、ミュートを伴う動作を指示するスイッチが操作された場合(ステップS11;Yes)、制御マイコン21は、表示禁止期間のカウントを開始するとともに、カウント開始を示す情報を表示マイコン28に出力する(ステップS12)。表示禁止期間の長さは、POP音が確実する可能性が高い期間を含む十分な長さである。この表示禁止期間のカウントは、カウント値が所定の値に達した時点で終了され、カウント終了時には、表示禁止期間の終了を示す情報が制御マイコン21から表示マイコン28に出力される。
また、操作部26における操作が、ミュートを伴う動作を指示するものでなかった場合(ステップS11;No)、制御マイコン21は、そのまま本処理を終了して、スイッチ操作に対応して通常の動作を行う。
【0026】
そして、表示マイコン28は、表示演算回路27から入力される情報に基づいてスペクトラムアナライザ表示を行うための表示データを生成すべく、図3に示す動作を行う。
図3に示す動作において、表示マイコン28は、制御マイコン21が表示禁止期間のカウント中であるか否かを判別する(ステップS21)。この判別は、制御マイコン21から、表示禁止期間のカウントを開始した旨を示す情報、および、表示禁止期間のカウントを終了した旨を示す情報が既に入力されたか否かに基づいて、行われる。
【0027】
制御マイコン21が表示禁止期間のカウント中でない場合(ステップS21;No)、表示マイコン28は、ミュート回路24がミュート動作を実行中か否かを判別する(ステップS22)。上述のように、表示マイコン28には、ミュート回路24に対する制御信号の出力状態を示す情報が制御マイコン21から入力される。表示マイコン28は、この情報に基づいてステップS22の判別を行う。
【0028】
そして、ミュート回路24がミュート動作中でない場合(ステップS22;No)、表示マイコン28は、表示演算回路27から入力された情報に基づいてスペクトラムアナライザ表示用の表示データを生成してディスプレイ32に出力し(ステップS23)、ディスプレイ32にスペクトラムアナライザ表示を行わせて、本処理を終了する。
【0029】
また、制御マイコン21が表示禁止期間のカウント中である場合(ステップS21;Yes)、および、ミュート回路24がミュート動作中である場合(ステップS22;Yes)には、表示マイコン28は、ディスプレイ32のスペクトラムアナライザ表示を停止させるべく、ブランク表示用の表示データを生成してディスプレイ32に出力する(ステップS24)。
ブランク表示用の表示データは、実質的に表示する内容が無いか、或いは、スペクトラムアナライザ表示に係るデータを含まない表示データである。ディスプレイ32がブランク表示用の表示データに基づいて表示を行うと、ディスプレイ32の画面には、スペクトルを含まない画面が表示され、結果として、スペクトラムアナライザ表示が停止される。
【0030】
このように、本実施の形態に係るオーディオ装置1によれば、ミュート回路24によって音声信号がミュートされている間は、ディスプレイ32におけるスペクトラムアナライザ表示が停止されるので、ノイズが音声として出力されず、かつ、スペクトラムアナライザ表示においてもノイズが現れないようにすることができる。このため、不適切な表示がされないので、ユーザに違和感を与えない。また、スペクトラムアナライザ表示を停止するためにノイズの判定や検出を行うハードウェアを必要としないので、低コストで容易に実現できる。
【0031】
また、音源切替スイッチ26A、ミュートスイッチ26B、周波数変更スイッチ26C、音場変更スイッチ26Dのいずれかが操作された場合には、その操作を検出してから所定の表示禁止期間においては、スペクトラムアナライザ表示が停止される。これにより、ノイズが発生するような操作を検出することで、ノイズが発生する前のタイミングで信号レベルの表示を停止することができ、ノイズの表示を確実に回避できる。また、ノイズのノイズ自体を検出する必要がないので、より低コストで容易に実現可能である。
特に、音源切替スイッチ26A、ミュートスイッチ26B、周波数変更スイッチ26C、音場変更スイッチ26Dの操作により指示される動作は、音声信号が一時的に断たれる動作であり、ノイズが発生する可能性が高いので、その操作を検出することでスペクトラムアナライザ表示を停止させれば、確実に、ノイズのスペクトルが表示されないようにすることができる。
【0032】
そして、ディスプレイ32におけるスペクトラムアナライザ表示を停止させる間は、表示マイコン28からディスプレイ32に対し、スペクトラムアナライザ表示を含まない表示データを出力する。これにより、ディスプレイ32は通常時と同様に表示データに基づく表示を行えばよいので、複雑な処理を伴わず、容易にスペクトラムアナライザ表示を停止できる。
【0033】
なお、上述した実施の形態は本発明の一実施態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用可能であることは勿論である。例えば、上記実施の形態に係るオーディオ装置1は、ディスプレイ32にスペクトラムアナライザ表示を行うものとして説明したが、本発明はこれに限定されず、ディスプレイ32にチャンネル毎の信号レベルを表示するレベルメータ表示を行うものとしてもよい。また、ディスプレイ32におけるスペクトラムアナライザ表示、レベルメータ表示の具体的態様は任意であり、液晶表示画面に表示してもよいし、複数のLED(発光ダイオード)を並べて配設したスペクトラムアナライザ表示部、レベルメータ表示部を用いてもよい。
また、例えば、上記実施の形態に係るオーディオ装置1は、車両に搭載される車載オーディオ装置であってもよいし、建物内に設置されたスピーカから音声を出力する家庭用または業務用オーディオ装置等であってもよい。また、上記実施の形態に係るオーディオ装置1は、音源としてチューナ11およびCDドライブ12を備える構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、半導体記憶素子を用いた記録媒体やハードディスク装置から音声データを読み出して復調し、音声信号を出力する装置や、DVDドライブ、カセットテープ再生装置等を音源として備えるものであってもよい。また、ネットワークを介してオーディオ装置1に接続されたコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録されたデータを、ネットワークを介して取得し、このデータを復調して音声信号を出力する装置を、音源として備えてもよい。その他、音源切替スイッチ26A、ミュートスイッチ26B、周波数変更スイッチ26C、音場変更スイッチ26D等の各種スイッチの具体的形状や、スピーカ31の数等の具体的な細部構成については、本発明の趣旨を損なうことのない範囲において任意に変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明を適用した実施の形態に係るオーディオ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】オーディオ装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】オーディオ装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0035】
1 オーディオ装置
11、12 音源
21 制御マイコン(表示制御手段)
22 選択回路
23 音声調整回路
24 ミュート回路(ミュート手段)
25 増幅回路
26 操作部
26A 音源切替スイッチ
26B ミュートスイッチ
26C 周波数変更スイッチ
26D 音場変更スイッチ
27 表示演算回路
28 表示マイコン(表示制御手段)
31 スピーカ
32 ディスプレイ(レベル表示手段)




 

 


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