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発明の名称 車載用放送受信システム、放送受信制御装置、放送受信制御方法および制御プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−243389(P2007−243389A)
公開日 平成19年9月20日(2007.9.20)
出願番号 特願2006−60723(P2006−60723)
出願日 平成18年3月7日(2006.3.7)
代理人 【識別番号】100091823
【弁理士】
【氏名又は名称】櫛渕 昌之
発明者 今井 孝典
要約 課題
テレビ放送信号の受信状況が悪化した場合でも、放送を継続して楽しむことのできる車載用放送受信システム、放送受信制御装置、放送受信制御方法および制御プログラムを提供する。

解決手段
テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部10とラジオ放送信号を受信するラジオ放送受信部40とを備えた車載用放送受信システム1に、テレビ放送信号受信時に、テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、表示部51、52におけるテレビ映像の表示を停止する表示制御処理を行うとともに、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は音声出力部60から出力させる音声信号をテレビ音声信号から対応するラジオ番組のラジオ音声信号に切り換える音声切換処理を行う制御部81とを備えさせる。
特許請求の範囲
【請求項1】
テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部とラジオ放送信号を受信するラジオ放送受信部とを備えた車載用放送受信システムであって、
前記テレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号に対応するテレビ映像を表示する表示部と、
前記テレビ放送信号に含まれるテレビ音声信号またはラジオ放送信号に含まれるラジオ音声信号を出力する音声信号出力部と、
前記テレビ放送信号受信時に、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、前記表示部における前記テレビ映像の表示を停止する表示制御処理を行うとともに、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は前記音声出力部から出力させる音声信号を前記テレビ音声信号から前記対応するラジオ番組のラジオ音声信号に切り換える音声切換処理を行う制御部と、
を備えたことを特徴とする車載用放送受信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の車載用放送受信システムにおいて、
前記制御部は、前記音声切換処理を行う際に、前記テレビ放送信号の受信状態が前記映像表示基準レベルに達していないが、所定の音声出力基準レベルに達している場合は、前記テレビ放送信号に視覚障害者用の副音声信号が含まれていれば前記ラジオ音声に換えて前記副音声信号を前記音声信号出力部から出力させること、
を特徴とする車載用放送受信システム。
【請求項3】
テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部を備えた車載用放送受信システムであって、
前記テレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号に対応するテレビ映像を表示する表示部と、
前記テレビ放送信号に含まれるテレビ主音声信号を出力する音声信号出力部と、
前記テレビ放送信号受信時に、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、前記表示部における前記テレビ映像の表示を停止する表示制御処理を行うとともに、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の音声出力基準レベルに達しており、かつ、前記テレビ放送信号に視覚障害者用の副音声信号が含まれる場合は、前記音声出力部から出力する音声信号を前記テレビ主音声信号から前記テレビ副音声信号に切り換える音声切換処理を行う制御部と、
を備えたことを特徴とする車載用放送受信システム。
【請求項4】
テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部と、ラジオ放送信号を受信するラジオ放送受信部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号に対応するテレビ映像を表示する表示部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ音声信号またはラジオ放送信号に含まれるラジオ音声信号を出力する音声信号出力部と、を備える車載用放送受信システムに設けられる放送受信制御装置であって、
当該放送受信制御装置は、
前記テレビ放送信号受信時に、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、前記表示部における前記テレビ映像の表示を停止する表示制御処理を行うとともに、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は前記音声出力部から出力させる音声信号を前記テレビ音声信号から前記対応するラジオ番組のラジオ音声信号に切り換える音声切換処理を行う、
ことを特徴とする放送受信制御装置。
【請求項5】
テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部と、ラジオ放送信号を受信するラジオ放送受信部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号に対応するテレビ映像を表示する表示部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ音声信号またはラジオ放送信号に含まれるラジオ音声信号を出力する音声信号出力部と、を備える車載用放送受信システムにおける放送受信制御方法であって、
前記テレビ放送信号受信時に、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、前記表示部における前記テレビ映像の表示を停止するとともに、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は前記音声出力部から出力させる音声信号を前記テレビ音声信号から前記対応するラジオ番組のラジオ音声信号に切り換える過程を備えたこと、
を特徴とする放送受信制御方法。
【請求項6】
テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部と、ラジオ放送信号を受信するラジオ放送受信部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号に対応するテレビ映像を表示する表示部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ音声信号またはラジオ放送信号に含まれるラジオ音声信号を出力する音声信号出力部と、を備える車載用放送受信システムに設けられる放送受信制御装置をコンピュータを用いて制御する制御プログラムであって、
前記テレビ放送信号受信時に、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、前記表示部における前記テレビ映像の表示を停止させるとともに、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は前記音声出力部から出力させる音声信号を前記テレビ音声信号から前記対応するラジオ番組のラジオ音声信号に切り換えさせること、
を特徴とする制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ放送とラジオ放送とを受信する車載用放送受信システム、放送受信制御装置、放送受信制御方法および制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車内に前部座席用のモニタに加えて、後部座席用のモニタも設け、後部座席の乗員も車内でテレビ映像等の映像を楽しめるようにした車載用放送受信システムが普及し始めている。このような車載用放送受信システムでは、後部座席の乗員が視認する後部座席用のモニタにおいても、テレビチューナ、車載のDVD(Digital Versatile Disk)再生装置またはゲーム機から与えられる映像等を表示させることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、車両走行中に、テレビ放送電波の受信状態が悪化した場合には、テレビ映像の表示が乱れるため、受信状態が回復するまでの間は、視聴者の不快感を低減するために、ブルーバック表示にした上で、テレビ音声のみを出力することが行われている。
【0004】
さらに、上記のような、車載用放送受信システムにおいて、運転の安全確保の観点から走行中はテレビ映像の表示を停止させてテレビ放送電波に含まれる音声信号のみを出力させ、車両を停止させたときはテレビ映像を表示させるようにすることが行われている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2003−327044号公報
【特許文献2】特開平7−322160号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、後部座席の乗員は、走行中においても、テレビ放送を楽しみたいという要望がある。そのような場合に、テレビ映像の表示を停止させてテレビ音声のみを出力したのでは、後部座席の乗員はテレビ番組の内容を十分に把握できないという不満が生じていた。すなわち、テレビ放送は、テレビ映像とテレビ音声の双方により情報を伝達することを目的としているため、テレビ映像による情報が得られない状況では、その放送内容を十分に把握できないという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、テレビ放送信号の受信状況が悪化した場合でも、放送を継続して楽しむことのできる車載用放送受信システム、放送受信制御装置、放送受信制御方法および制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の車載用放送受信システムは、テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部とラジオ放送信号を受信するラジオ放送受信部とを備えた車載用放送受信システムであって、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号に対応するテレビ映像を表示する表示部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ音声信号またはラジオ放送信号に含まれるラジオ音声信号を出力する音声信号出力部と、前記テレビ放送信号受信時に、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、前記表示部における前記テレビ映像の表示を停止する表示制御処理を行うとともに、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は前記音声出力部から出力させる音声信号を前記テレビ音声信号から前記対応するラジオ番組のラジオ音声信号に切り換える音声切換処理を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、制御部は、テレビ放送受信部において受信したテレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達しておらず、テレビ映像を表示部に良好に表示できない場合、表示部におけるテレビ映像の表示を停止する。また、制御部はテレビ映像の表示を停止させた際に、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は、音声出力部から出力させる音声信号をテレビ音声からラジオ音声に切り換える。このため、テレビ放送信号の受信状況が悪化して、テレビ映像の表示が停止される間は、映像情報に頼ることなく、情報を提供しようとするラジオ放送における音声信号が出力されるので、映像表示がない場合でも、乗員は放送される番組の内容の展開を把握しやすく、継続して放送を楽しむことができる。
【0008】
また、上記構成の車載用放送受信システムにおいて、前記制御部に、前記音声切換処理を行う際に、前記テレビ放送信号の受信状態が前記映像表示基準レベルに達していないが、所定の音声出力基準レベルに達している場合は、前記テレビ放送信号に視覚障害者用の副音声信号が含まれていれば前記ラジオ音声に換えて前記副音声信号を前記音声信号出力部から出力させてもよい。
【0009】
また、本発明の車載用放送受信システムは、テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部を備えた車載用放送受信システムであって、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号に対応するテレビ映像を表示する表示部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ主音声信号を出力する音声信号出力部と、前記テレビ放送信号受信時に、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、前記表示部における前記テレビ映像の表示を停止する表示制御処理を行うとともに、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の音声出力基準レベルに達しており、かつ、前記テレビ放送信号に視覚障害者用の副音声信号が含まれる場合は、前記音声出力部から出力する音声信号を前記テレビ主音声信号から前記テレビ副音声信号に切り換える音声切換処理を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、制御部は、テレビ放送受信部において受信したテレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達せず、テレビ映像を表示部に良好に表示できない場合、表示部におけるテレビ映像の表示を停止する。また、制御部はテレビ映像の表示を停止させた際に、テレビ放送信号の受信状態が所定の音声出力基準レベルに達しており、テレビ音声を良好に受信でき、かつ、テレビ音声信号に視覚障害者用の副音声信号が含まれる場合は、音声出力部から出力させる音声信号をテレビ主音声信号からテレビ副音声信号に切り換える。このため、テレビ映像信号の受信状況が悪化して、テレビ映像の表示が停止される間は、映像情報に頼ることなく、情報を提供しようとする視覚障害者用の副音声信号が出力されるので、映像表示がない場合でも、内容の展開を把握しやすく、乗員は継続して放送を楽しむことができる。
【0010】
また、本発明の放送受信制御装置は、テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部と、ラジオ放送信号を受信するラジオ放送受信部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号に対応するテレビ映像を表示する表示部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ音声信号またはラジオ放送信号に含まれるラジオ音声信号を出力する音声信号出力部と、を備える車載用放送受信システムに設けられる放送受信制御装置であって、当該放送受信制御装置は、前記テレビ放送信号受信時に、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、前記表示部における前記テレビ映像の表示を停止する表示制御処理を行うとともに、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は前記音声出力部から出力させる音声信号を前記テレビ音声信号から前記対応するラジオ番組のラジオ音声信号に切り換える音声切換処理を行う、ことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の放送受信制御方法は、テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部と、ラジオ放送信号を受信するラジオ放送受信部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号に対応するテレビ映像を表示する表示部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ音声信号またはラジオ放送信号に含まれるラジオ音声信号を出力する音声信号出力部と、を備える車載用放送受信システムにおける放送受信制御方法であって、前記テレビ放送信号受信時に、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、前記表示部における前記テレビ映像の表示を停止するとともに、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は前記音声出力部から出力させる音声信号を前記テレビ音声信号から前記対応するラジオ番組のラジオ音声信号に切り換える過程を備えたこと、を特徴とする。
【0012】
また、本発明の制御プログラムは、テレビ放送信号を受信するテレビ放送受信部と、ラジオ放送信号を受信するラジオ放送受信部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号に対応するテレビ映像を表示する表示部と、前記テレビ放送信号に含まれるテレビ音声信号またはラジオ放送信号に含まれるラジオ音声信号を出力する音声信号出力部と、を備える車載用放送受信システムに設けられる放送受信制御装置をコンピュータを用いて制御する制御プログラムであって、前記テレビ放送信号受信時に、前記テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達していない場合、前記表示部における前記テレビ映像の表示を停止させるとともに、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は前記音声出力部から出力させる音声信号を前記テレビ音声信号から前記対応するラジオ番組のラジオ音声信号に切り換えさせること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、テレビ放送信号の受信状況が悪化した場合でも、放送を継続して楽しむことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の第一の実施の形態および第二の実施の形態を説明する。
(第一の実施の形態)
まず、本発明の第一の実施の形態について図1〜図3を参照して説明する。図1に第一の実施の形態の車載用放送受信システム1を示す。
【0015】
図1に示すように、車載用放送受信システム1は、テレビチューナ(テレビ放送受信部)10と、ディスク再生装置20と、ナビゲーション装置30と、ラジオチューナ(ラジオ放送受信部)40と、操作ユニット70と、表示ユニット50と、音声ユニット60と、これらの各構成要素を制御する放送受信制御装置(制御部)80とを備え、動作モードとして、テレビ受信モード、ディスク再生モード、ナビゲーションモード、ラジオ受信モードを備えている。
【0016】
第一の実施の形態の車載用放送受信システム1は、テレビチューナ10においてテレビ放送信号を受信している際に、テレビ放送信号の受信状況が悪化した場合には、表示ユニット50におけるテレビ映像の表示を停止させて、音声ユニット60においてテレビ音声の出力をラジオ音声の出力に切り換えるようにしたものである。以下、各構成要素について説明する。
【0017】
テレビチューナ10は、アンテナ11等を備え、アンテナ11を介して受信したテレビ放送信号からテレビ映像信号およびテレビ音声信号等を取得して、放送受信制御装置80に出力するものである。ここで、所定のテレビ番組において、日本語音声ガイド等の視覚障害者用の副音声信号が提供されている場合には、テレビ音声信号にはテレビ主音声信号とテレビ副音声信号とが含まれる。
【0018】
テレビチューナ10は、テレビ放送信号の受信状態を検出する受信状態検出部12を内蔵している。受信状態検出部12において、検出した受信状態検出信号STは放送受信制御装置80に出力される。
【0019】
ディスク再生装置20は、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、ハードディスク装置、CD(Compact Disk)再生装置、MD(Mini Disk)再生装置等の、各種記録媒体に記録された映像信号および/または音声信号等を読み出して放送受信制御装置80に出力するものである。
【0020】
ナビゲーション装置30は、GPS(Global Positioning System)アンテナ31等を備え、GPSアンテナ31を介して受信したGPS電波に基づいて検出した車両100の現在位置に基づき、目的地までの経路案内を行う装置であり、経路案内に伴う地図情報等の映像信号および音声信号を放送受信制御装置80に出力するものである。
【0021】
ラジオチューナ40は、アンテナ41等を備え、アンテナ41を介して受信したラジオ放送信号からラジオ音声信号等を取得して、放送受信制御装置80に出力するものである。
【0022】
表示ユニット50は、図1および図2に示すように、フロントシート用表示装置51およびリアシート用表示装置52を備えている。フロントシート用表示装置51は、図2に示すように、コンソール、フロントパネル等に配置されるもので、主に運転席や助手席の前部座席101の乗員が視認するものである。一方、リアシート用表示装置52は、車室内の天井部から支持具を介して吊り下げられて配置されたり、フロントシートのシートバック部、ヘッドレスト背面等に配置されるもので、後部座席102の乗員が主に視認するものである。
【0023】
各表示装置51、52は、それぞれ液晶ディスプレイ等から構成され、放送受信制御装置80を介して各種映像信号源(テレビチューナ10,ディスク再生装置20、ナビゲーション装置30)から出力される映像信号に対応する映像が表示される。各表示装置51、52には同じ映像信号源から出力される映像信号に対応する映像を表示させることもできるし、異なる映像信号源から出力される映像信号に対応する映像をそれぞれ表示させることもできる。すなわち、フロントシート用表示装置51に、ナビゲーション装置30から出力される目的地までの経路案内のための画像を表示させ、リアシート用表示装置52には、テレビチューナ10またはディスク再生装置20から出力されるテレビ放送またはDVD等に記録された映画等の画像を表示させることができる。
【0024】
図1に示す音声ユニット60は、増幅器61とスピーカ62とヘッドフォン63とを備えている。音声ユニット60において、放送受信制御装置80を介して各種音声信号源(テレビチューナ10、ディスク再生装置20、ナビゲーション装置30、ラジオチューナ40)から出力される音声信号を増幅器61により増幅してスピーカ62から出力させたり、ヘッドフォン63から出力させたりする。
【0025】
図2に示すように、スピーカ62はフロントドア、リアドアの下部などに配設され、それぞれの表示装置51、52に表示される映像とともに音声を楽しむことができるようになっており、音声はヘッドフォン62を通して聞くこともできるようになっている。スピーカ62から出力される音声は、主として、フロントシート用表示装置51に表示される映像と対応しており、ヘッドフォン63から出力される音声は、主として、リアシート用表示装置52に表示される映像と対応している。
【0026】
操作ユニット70(図1参照)は、ユーザからの各種操作を受け付けるもので、フロントシート用表示装置51および/またはリアシート用表示装置52に表示させる映像信号源として、テレビチューナ10、ディスク再生装置20、ナビゲーション装置30のいずれかを選択して映像信号選択信号を放送受信制御装置80に入力するための操作子、あるいは映像表示を伴わない音声信号源としてのディスク再生装置20、ラジオチューナ40を選択して音声信号選択信号を放送受信制御装置80に入力するための操作子等の各種操作子を有している。ユーザは映像信号源、音声信号源として、テレビチューナ10、ディスク再生装置20、ナビゲーション装置30、ラジオチューナ40のいずれかを選択することにより、動作モードをテレビ受信モード、ディスク再生モード、ナビゲーションモード、ラジオ受信モードに切り換えることができる。
【0027】
放送受信制御装置80は、図1に示すように、制御部81と、記録部82と、映像信号選択部83と、画像処理部84、85と、音声信号選択部86とを備えている。
【0028】
制御部81は、図示しないCPU、RAM、ROM等により構成され、ROMに格納された各種制御プログラムをRAMに読み出して、RAMの一部を作業領域として、放送受信制御装置80の各部を集中制御して、表示制御処理、音声切換処理、輝度調整処理、等の各種の処理を実行するものである。
【0029】
本実施の形態において、制御部81は、テレビチューナ10において受信するテレビ放送信号の受信状態をテレビチューナ10が有する受信状態検出部12から入力される受信状態検出信号STに基づき監視し、テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達しているか否か、または音声出力基準レベルに達しているか否かを判別する。テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達しないと判別した場合には、制御部は、表示制御処理および音声切換処理を実行するための表示制御信号や音声切換信号を映像信号選択部83や音声信号選択部86等に送る。
【0030】
ここで、テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルまたは所定の音声出力基準レベルに達しているか否かは、例えば、受信したテレビ放送信号の電界強度により判別することができる。すなわち、所定の映像表示基準レベルとして、テレビ映像を表示装置51、52に良好に表示するために必要な電界強度の値を設定し、所定の音声出力基準レベルとして、テレビ音声を音声ユニット60から良好に出力するために必要な電界強度の値に設定しておき、受信したテレビ放送信号の電界強度と設定された値とを比較することにより、テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルまたは音声出力基準レベルに達しているか否かを判別することができる。なお、この場合、所定の映像表示基準レベルを示す電界強度の値と所定の音声出力基準レベルを示す電界強度の値は、音声出力基準レベルを示す電界強度の値の方が低く設定される。テレビ映像を良好に表示するには、テレビ音声を良好に受信する場合に際して高い電界強度を必要とするからである。
【0031】
但し、テレビ放送信号の電界強度は、利得の校正されたアンテナ(例えば、アンテナ11)を使用してアンテナに誘起された電圧を測定用受信機としての受信状態検出部12(電界強度計)で検出することができる。
【0032】
また、特にデジタルテレビ放送の場合は、テレビ放送信号の電界強度に加えて、MER(Modulation Error Ratio;変調誤差比)、BER(Bit Error Rate;ビット誤り率)などについても評価項目として、これらの項目についても映像表示基準レベル、音声出力基準レベルを示す値を設定しておくことができる。テレビ放送信号の電界強度に加えて、これらの項目に基づいてテレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベル、または所定の音声出力基準レベルに達しているか否かを判別することができる。
【0033】
また、制御部81は、操作ユニット70を介してユーザから映像信号源を選択する操作または音声信号源を選択する操作が行われた場合は、操作に応じた映像信号選択信号、音声信号選択信号をそれぞれ映像信号選択部83、音声信号選択部86に出力する。
【0034】
また、制御部81には、車両100のスモールライト(ヘッドライト)(図示略)の点灯により出力されるイルミ信号SIが入力され、これにより車両100の周囲の明るさが所定の明るさよりも明るいか否かを判別する。イルミ信号SIが入力されると、制御部81は、車両100の周囲が所定の明るさよりも暗いと判別し、両表示装置51、52の輝度を下げるなどの輝度調整処理を行う。
【0035】
また、制御部81には、車両100のギアがリバース位置(後退位置)に設定された際にリバース信号SRが入力され、リバース信号SRが入力されると車両100の後退を検出する。本実施の形態では、車両100の周囲が所定の明るさよりも暗い場合に車両100の後退が検出されると、表示装置51、52における映像表示の停止を中止する処理を実行し、車両100のリアガラス等への映像の映り込みを防止し、運転者の後方確認の視認性を確保するようにしている。
【0036】
記録部82は、テレビチューナ10から受信する映像信号、音声信号等、当該放送受信制御装置80に接続される上記各種映像信号源、音声信号源から入力する映像信号、音声信号等の各種データを記録するもので、ハードディスク、半導体メモリ等から構成される。
【0037】
映像信号選択部83は、制御部81から入力される映像信号選択信号に従い、所定の映像信号源から出力される映像信号を所定の画像処理部84、85に出力するものである。映像信号選択部83は、フロントシート用表示装置51およびリアシート用表示装置52に出力する映像信号をそれぞれ独立して選択することができるように設定されている。
【0038】
また、映像信号選択部83は、フロントシート用表示装置51またはリアシート用表示装置52の映像信号源としてテレビチューナ10を選択していた場合に、テレビチューナ10において受信したテレビ放送信号の受信状態が悪化して、所定の映像表示基準レベルに達しないときに、制御部81から表示制御信号が映像信号選択部83に入力されると、フロントシート用表示装置51またはリアシート用表示装置52へのテレビ映像信号の出力を停止し、テレビ映像の表示を停止させる。
【0039】
画像処理部84、85は、フロントシート用表示装置51、リアシート用表示装置52のそれぞれに対して設けられる。各画像処理部84、85において、映像信号選択部83から入力した映像信号を、必要に応じて画像処理を施した上で、各表示装置51、52に出力するものである。
【0040】
音声信号選択部86は、制御部81から入力される音声信号選択信号に従い、所定の音声信号源から出力される音声信号を増幅器61で増幅してスピーカ62から出力させたり、後部座席102の乗員用の音声出力装置としてのヘッドフォン63に出力するものである。音声信号選択部86は、スピーカ62およびヘッドフォン63に出力する音声信号をそれぞれ独立して選択することができるように設定されている。
【0041】
音声信号選択部86は、スピーカ62またはヘッドフォン63の音声信号源としてテレビチューナ10を選択していた場合に、テレビ放送信号の受信状態が悪化して、所定の映像表示基準レベルに達しないときに、制御部81から音声切換信号が音声信号選択部86に入力されると、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組があれば、ラジオチューナ40に音声信号源を切り換えて、スピーカ62またはヘッドフォン63から出力させる音声をテレビ音声からラジオ音声に切り換える。
【0042】
ここで、テレビ番組に対応するラジオ番組とは、同一の試合等についての野球中継、サッカー中継、マラソン中継等のスポーツ中継を行う番組や、同一系列局におけるニュース番組等をいう。表示装置51、52においてテレビ映像の表示を停止させた場合に、テレビ音声をラジオ音声に切り換えるのは、同一の内容についての番組であっても、テレビ映像の表示がない場合には、ラジオ番組における音声情報の方が試合経過等の番組内容を把握しやすいためである。これにより後部座席の乗員は継続して放送を楽しむことができる。
【0043】
また、対応するラジオ番組の有無は、例えば、テレビ放送信号に当該テレビ番組に対応するラジオ番組がある場合にはそのラジオ番組の放送周波数等の情報を多重化させておくことが考えられる。これにより、制御部81は音声信号選択部86に当該放送周波数のラジオ放送を選択するように音声切換信号を送り、当該制御信号に基づいて音声信号選択部86はラジオチューナ40から所定の放送周波数のラジオ放送を受信して、その音声信号をヘッドフォン63に出力するようにすることができる。
【0044】
逆に、ラジオ放送信号に所定のテレビ番組と対応することを示す識別コードを多重化させておき、制御部81から音声切換信号が入力された場合に、当該識別コードに基づきラジオチューナの選局を行い、対応するラジオ番組を受信するようにしてもよい。
【0045】
また、予め、ユーザがテレビ番組表、ラジオ番組表などから、対応する番組について放送周波数を含む対応付け情報を操作ユニット70を介して制御部81の図示しないRAM等に記憶させておいてもよい。
【0046】
次に、図3を参照して放送受信制御装置80において実行される表示制御・音声切換処理を説明する。但し、以下に説明する表示制御・音声切換処理において、フロントシート用表示装置51およびリアシート用表示装置52、スピーカ62、ヘッドフォン63の映像信号源、音声信号源として共にテレビチューナ10が選択されているものとして説明する。
【0047】
図3に示すように、両表示装置51、52にテレビ映像の表示が行われていると(ステップS1:Y)、制御部81はテレビチューナ10において受信するテレビ放送信号の受信状態を受信状態検出部12から入力される受信状態検出信号STに基づき監視する(ステップS2)。テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達せず、受信状態が悪化したと判別されると(ステップS2:Y)、制御部81は映像信号選択部83に表示制御信号を送り、両表示装置51、52におけるテレビ映像の表示を停止させる(ステップS3)。そして、テレビチューナ10において受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組が存在するか否かを判別する(ステップS4)。
【0048】
対応するラジオ番組が存在する場合(ステップS4:Y)、制御部81は音声信号選択部86に音声切換信号を送り、音声信号源をラジオチューナ40に切り換えさせて対応するラジオ番組の音声信号をスピーカ62およびヘッドフォン63から出力させる(ステップS5)。対応するラジオ番組が存在しない場合(ステップS4:N)、現在の音声信号源の音声信号、すなわち、テレビチューナ10から出力される音声信号をスピーカ62およびヘッドフォン63から出力させる(ステップS6)。
【0049】
そして、操作ユニット70を介して動作モードの選択切換操作が行われたか否かを判別し(ステップS7)、動作モードの選択切換操作が行われた場合(ステップS7:Y)には選択された映像信号源または音声信号源に切り換え(ステップS8)、動作モードの選択切換操作がない場合(ステップS7:N)には、ステップS8の動作をスキップして装置電源がオフされたか否かを判別する(ステップS9)。そして、装置電源がオフされるまで(ステップS9:Y)、上記処理を繰り返し実行する。
【0050】
以上説明した第一の実施の形態によれば、制御部81は、テレビチューナ10において受信したテレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルに達せず、テレビ映像を表示装置51、52に良好に表示できない場合、表示装置51、52におけるテレビ映像の表示を停止する。また、制御部81はテレビ映像の表示を停止させた際に、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合は、音声ユニット60から出力させる音声信号をテレビ音声からラジオ音声に切り換える。このため、テレビ放送信号の受信状況が悪化して、テレビ映像の表示が停止される間は、映像情報に頼ることなく、情報を提供しようとするラジオ放送における音声信号が音声ユニット60から出力されるので、映像表示がない場合でも、乗員は例えば、野球中継番組やサッカー中継番組を試聴していた場合、ラジオ番組における野球中継、サッカー中継等のラジオ音声により試合展開等の内容の展開を把握しやすく、継続して放送を楽しむことができる。
【0051】
(第二の実施の形態)
次に、図4を参照して第二の実施の形態を説明する。第二の実施の形態の車載用放送受信システムの構成は、図1および図2に示す第一の実施の形態の車載用放送受信システム1の構成と略同様であるので、ここでは、同様の構成要素については同一の符号を付して、説明を省略する。
【0052】
図4に、第二の車載用放送受信システム1における放送受信制御装置80において実行される表示制御・音声切換処理について説明する。第一の実施の形態と同様に、以下に説明する表示制御・音声切換処理において、フロントシート用表示装置51およびリアシート用表示装置52、スピーカ62、ヘッドフォン63の映像信号源、音声信号源として共にテレビチューナ10が選択されているものとして説明する。
【0053】
図4に示すように、両表示装置51、52にテレビ映像の表示が行われていると(ステップS11:Y)、制御部81はテレビチューナ10において受信するテレビ放送信号の受信状態を受信状態検出部12から入力される受信状態検出信号STに基づいて監視する(ステップS12)。テレビ放送信号の受信状態が映像表示基準レベルに達せず、受信状態が悪化したと判別されると(ステップS12:Y)、制御部81は映像信号選択部83に制御信号を送り、両表示装置51、52におけるテレビ映像の表示を停止させる(ステップS13)。
【0054】
次に、受信状態検出部12から入力される受信状態検出信号STに基づき、テレビ放送信号の受信状態が所定の音声出力基準レベルに達しているか否かを判別する(ステップS14)。テレビ放送信号の受信状態が所定の音声出力基準レベルには達しており、テレビ音声信号を良好に受信できる場合(ステップS14:Y)、次に視覚障害者用の副音声信号の有無を判別する(ステップS15)。テレビ音声信号に副音声信号が含まれる場合(ステップS15:Y)、音声ユニット60から出力させる音声信号をテレビ主音声信号からテレビ副音声信号に切り換える(ステップS16)。
【0055】
一方、テレビ放送信号の受信状態が所定の音声出力基準レベルに達しておらず、テレビ音声を音声ユニット60から良好に出力できない場合(ステップS14:N)またはテレビ音声信号に視覚障害者用の副音声信号が含まれない場合(ステップS15:N)、テレビチューナ10において受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組が存在するか否かを判別する(ステップS17)。
【0056】
対応するラジオ番組が存在する場合(ステップS17:Y)、音声信号源をラジオチューナ40に切り換えて対応するラジオ番組の音声信号を音声ユニット60から出力させる(ステップS18)。対応するラジオ番組が存在しない場合(ステップS17:N)、現在の音声信号源の音声信号、すなわち、テレビチューナ10から出力されるテレビ音声信号(テレビ主音声信号)を音声ユニット60から出力させる(ステップS19)。
【0057】
そして、操作ユニット70を介して動作モードの選択切換操作が行われたか否かを判別し(ステップS20)、動作モードの選択切換操作が行われた場合(ステップS20:Y)には選択された映像信号源または音声信号源に切り換え(ステップS21)、動作モードの選択切換操作がない場合(ステップS20:N)には、ステップS21の動作をスキップして装置電源がオフされたか否かを判別する(ステップS22)。そして、装置電源がオフされるまで(ステップS22:Y)、上記処理を繰り返し実行する。
【0058】
以上説明した第二の実施の形態によれば、制御部81は、テレビチューナ10において受信したテレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルよりに達しておらず、テレビ映像を表示装置51、52に良好に表示できない場合、表示装置51、52におけるテレビ映像の表示を停止する。また、制御部81はテレビ映像の表示を停止させた際に、テレビ放送信号の受信状態が所定の映像表示基準レベルには達していないが、音声出力基準レベルに達している場合であって、テレビ音声信号に視覚障害者用の副音声信号が含まれる場合は、音声ユニット60から出力させる音声信号をテレビ主音声信号からテレビ副音声信号に切り換える。このため、テレビ放送信号の受信状況が悪化して、テレビ映像の表示が停止される間は、映像情報に頼ることなく、情報を提供しようとする視覚障害者用の副音声信号が出力されるので、映像表示がない場合でも、乗員は例えば、野球中継番組やサッカー中継番組を試聴していた場合、ラジオ番組における野球中継、サッカー中継等のラジオ音声により試合展開等の内容の展開を把握しやすく、継続して放送を楽しむことができる。
【0059】
以上説明した実施の形態は本発明の一態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜、変更可能であるのは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、フロントシート用表示装置51とリアシート用表示装置52が共に映像信号源としてテレビチューナ10を選択している場合について説明したが、フロントシート用表示装置51またはリアシート用表示装置52のいずれか一方が映像信号源としてテレビチューナ10を選択している場合に、対象となる表示装置について表示制御処理を行い、対象となる表示装置に対応する音声ユニット60(スピーカ62またはヘッドフォン63)について音声切換処理を実行してもよいのは勿論である。
【0060】
また、上記第一の実施の形態では、図3に示すステップS4において、音声信号源をラジオチューナ40に切り換えてラジオ音声を出力するものとして説明したが、変形例としてテレビ音声信号に視覚障害者用の副音声信号が含まれる場合は、テレビ放送信号の受信状態が音声出力基準レベルに達していれば副音声信号に切り換えて出力するようにしてもよい。
【0061】
また、上記第二の実施の形態では、図4に示すステップS15において、テレビ副音声信号の有無を判別し、テレビ音声信号にテレビ副音声信号が含まれる場合には、ラジオ音声信号に優先してテレビ主音声信号をテレビ副音声信号に切り換えるものとしたが、変形例として、ラジオ音声信号をテレビ副音声信号に優先して切り換えるようにしてもよい。すなわち、受信していたテレビ番組に対応するラジオ番組がある場合には、優先的に、音声ユニット60から出力させる音声信号をラジオ音声信号に切り換え、対応するラジオ番組がない場合にテレビ副音声信号の有無を判別して、テレビ音声信号にテレビ副音声信号が含まれる場合はテレビ副音声信号に切り換えるようにしてもよい。
【0062】
また、上記の実施の形態において、テレビ映像の表示を停止させる際(図3に示すステップS3、図4に示すステップS13)に、ブルーバック表示や、所定の静止画等を表示させてもよい。
【0063】
また、上記の実施の形態において、テレビチューナ10において受信したテレビ放送信号の受信状態について、テレビ映像を表示装置51、52に良好に表示できるレベルである映像表示基準レベルと、テレビ音声を音声ユニット60から良好に出力できるレベルである音声出力基準レベルとの2段階の閾値を設けて、主としてテレビ放送信号の電界強度に基づいてテレビ映像を良好に表示できるか否か(図3に示すステップS2、図4に示すステップS12)、テレビ音声を良好に受信できるか否か(図4に示すステップS14)を判別するものとして説明したが、受信したテレビ放送信号に含まれるテレビ映像信号における映像中間周波数信号、テレビ音声信号における音声中間周波数信号の状態により、各々の受信状態を判断するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】実施の形態の車載用放送受信システムの機能的構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態の放送受信制御装置を適用した車載用放送受信システムの構成例を示す模式図である。
【図3】第一の実施の形態の処理フローチャートである。
【図4】第二の実施の形態の処理フローチャートである。
【符号の説明】
【0065】
1 車載用放送受信システム
10 テレビチューナ(テレビ放送受信部)
12 受信状態検出部
20 ディスク再生装置
30 ナビゲーション装置
40 ラジオチューナ(ラジオ放送受信部)
50 表示ユニット
51、52 表示装置(表示部)
60 音声ユニット
62 スピーカ(音声出力部)
63 ヘッドフォン(音声出力部)
70 操作ユニット
80 放送受信制御装置
81 制御部
83 映像信号選択部
86 音声信号選択部




 

 


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