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RDS放送におけるTMC選局方法およびRDS受信装置 - クラリオン株式会社
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発明の名称 RDS放送におけるTMC選局方法およびRDS受信装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−195073(P2007−195073A)
公開日 平成19年8月2日(2007.8.2)
出願番号 特願2006−13202(P2006−13202)
出願日 平成18年1月20日(2006.1.20)
代理人 【識別番号】100078880
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 修平
発明者 稲子 和仁
要約 課題
所望のTMC番組をより短時間で受信可能なTMC選局方法及び、このTMCサービスに対応したRDS受信装置を提供することである。
解決手段
TMC選局方法が、TMC放送のRDSデータからPIコードを抽出する、PI抽出ステップと、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供しているかどうかを判別する第1のPI判別ステップと、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していることが前記第1のPI判別ステップにて判明した時に、該TMC放送のRDSデータからTMC情報を抽出する、第1のTMC情報取得ステップと、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していないことが前記第1のPI判別ステップにて判明した時に、前記走査ステップを再度実行して他のTMC放送を検出させる、第1の再走査指示ステップと、を有する。
特許請求の範囲
【請求項1】
RDS放送において所望のTMCサービスを放送している周波数を選択する為のTMC選局方法であって、
受信可能なTMC放送を検出する走査ステップと、
前記走査ステップにて検出されたTMC放送のRDSデータからPIコードを抽出する、PI抽出ステップと、
抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供しているかどうかを判別する第1のPI判別ステップと、
抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していることが前記第1のPI判別ステップにて判明した時に、該TMC放送のRDSデータからTMC情報を抽出する、第1のTMC情報取得ステップと、
抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していないことが前記第1のPI判別ステップにて判明した時に、前記走査ステップを再度実行して他のTMC放送を検出させる、第1の再走査指示ステップと、
を有すること、を特徴とするRDS放送におけるTMC選局方法。
【請求項2】
前記第1のPI判別ステップは、PIコードとそのPIコードを有するTMC放送が提供するTMCサービスとが関連づけられているテーブルを参照して、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供しているかどうかを判別すること、を特徴とする請求項1に記載のRDS放送におけるTMC選局方法。
【請求項3】
前記第1のPI判別ステップの実行に先立って、該テーブルを用いて、PI抽出ステップで抽出されたPIコードが該テーブルに登録されているかどうかを判別する第2のPI判別ステップと、
抽出されたPIコードが該テーブルに登録されていないことが前記第2のPI判別ステップにて判明した時に、該TMC放送のRDSデータからTMCサービスを識別する為の識別コードを取得し、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供しているかどうかを該識別コードを用いて判別する、TMC判別ステップと、
抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していることが前記TMC判別ステップにて判明した時に、該TMC放送のRDSデータからTMC情報を抽出する、第2のTMC情報取得ステップと、
抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していないことが前記TMC判別ステップにて判明した時に、前記走査ステップを再度実行して他のTMC放送を検出させる、第2の再走査指示ステップと、
をさらに有し、
抽出されたPIコードが該テーブルに登録されていることが前記第2のPI判別ステップにて判明した時は、前記第1のPI判別ステップが実行されること、を特徴とする請求項2に記載のRDS放送におけるTMC選局方法。
【請求項4】
前記TMC判別ステップにおいて、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していることが前記TMC判別ステップにて判明した時に、抽出されたPIコードをTMCサービスに関連づけて該テーブルに登録するテーブル更新ステップをさらに有すること、を特徴とする請求項3に記載のRDS放送におけるTMC選局方法。
【請求項5】
受信可能なTMC放送を検出する走査手段と、
前記走査手段にて検出されたTMC放送のRDSデータからPIコードを抽出する、PI抽出手段と、
抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供しているかどうかを判別する第1のPI判別手段と、
抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していることが前記第1のPI判別手段による判別結果にて判明した時に、該TMC放送のRDSデータからTMC情報を抽出する、第1のTMC情報取得手段と、
抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していないことが前記第1のPI判別手段による判別結果にて判明した時に、前記走査ステップを再度実行して他のTMC放送を検出させる、第1の再走査指示手段と、
を有すること、を特徴とするRDS受信装置。
【請求項6】
PIコードとそのPIコードを有するTMC放送が提供するTMCサービスとが関連づけられているテーブルが記憶されている記憶手段をさらに有し、
前記第1のPI判別手段は、該テーブルを参照して、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供しているかどうかを判別すること、を特徴とする請求項5に記載のRDS受信装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、TMCサービスに対応したRDS受信装置において、所望のTMCサービスを提供しているTMC放送を自動的に検出するTMC選局方法及び、このTMCサービスに対応したRDS受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車等の移動体向けに交通情報を提供する交通情報放送が利用されつつある。このような交通情報放送の一つとして、RDS(Radio Data System)放送を利用したTMC(Traffic Message Channel)がある。RDS放送とは、ヨーロッパ放送連合によりが提案され、また実用化されているシステムである。RDSにおいては、アナログのFM放送信号にデジタルデータ(RDSデータ)が重畳されるようになっている。TMCにおいては、RDSデータ中に交通情報サービスの識別情報や、交通情報サービス自身のデータが含まれている。以下の説明では、これらの交通情報サービスにかかるデータをTMCデータと称する。このようなTMCに対応した受信装置としては、特許文献1に記載のものがある。
【特許文献1】特開平8−204593号
【0003】
TMCデータは、各地域、道路ごとに整理された交通情報のデータであり、TMC対応の受信装置にて受信された後、受信装置内で解釈され、所望の形式で(例えば、音声、文字メッセージ、あるいはカーナビゲーションが面上に表示されるアイコンとして)出力される。
【0004】
RDS放送においては、同じ内容の放送が地域ごとに異なる周波数で放送されている場合が多い。そのため、受信装置は、周波数をサーチして所望のTMCサービスを提供しているTMC放送を検出するというTMC選局機能を有する。
【0005】
従来のRDS受信装置においては、以下のような手順でTMC選局が行われるようになっている。図1は、従来のRDS受信装置におけるTMC選局処理を示すフローチャートである。本ルーチンは、受信装置の使用者が所定の操作を行うことによって実行される。本ルーチンが実行されると、最初にステップS101が実行される。
【0006】
ステップS101では、PLL等を用いて走査を行い、任意の周波数の番組を受信する。次いで、ステップS102に進む。
【0007】
ステップS102では、信号の受信状態を調べ、充分な信号レベルが得られているかどうかの判定が行われる。充分な信号レベルが得られていると判定された場合は(S102:YES)、ステップS103に進む。一方、充分な信号レベルが得られていないと判定された場合は(S102:NO)、ステップS101に戻り、他の周波数での受信を行う。
【0008】
ステップS103では、受信装置の内蔵タイマのカウントを開始する。次いで、ステップS104に進む。
【0009】
ステップS104では、現在受信している周波数の放送にRDSデータが含まれているかどうかの確認が行われる。RDSデータが含まれていることが確認されたのであれば(ステップS104:YES)、ステップS106に進む。一方、RDSデータを検出できなかった場合は(S104:NO)、ステップS105に進む。
【0010】
ステップS105では、ステップS103でセットしたタイマのカウント値が所定値に達したかどうかの確認が行われる。カウント値が所定値に達したのであれば(S105:YES)、この放送にはRDSデータが含まれていないと判断し、ステップS101に戻って他の周波数での受信を行う。一方、カウント値が所定値に達していないのであれば(S105:NO)、単にRDSデータを検出できていない可能性が残されていると判断し、ステップS104に戻る。すなわち、ステップS103〜105のループは、所定時間以内にRDSを検出できなればステップS106に進み、検出できなければステップS101に戻って他の周波数のテストを行うような分岐ステップである。
【0011】
ステップS106では、受信装置の内蔵タイマのカウントを開始する。次いで、ステップS107に進む。
【0012】
ステップS107では、RDSデータが取得できたかどうかの判定が行われる。RDSデータが取得できたのであれば(S107:YES)、ステップS108に進む。一方、RDSデータの取得に失敗したのであれば(S107:NO)、ステップS110に進む。
【0013】
ステップS108では、TMCに関連する全てのRDSデータが取得されたかどうかの確認が行われる。全てのRDSデータが取得されたのであれば(S108:YES)、ステップS109に進む。一方、全てのRDSデータがまだ取得されていないのであれば(S109:NO)、ステップS110に進む。
【0014】
ステップS110では、ステップS106でセットしたタイマのカウント値が所定値に達したかどうかの確認が行われる。カウント値が所定値に達したのであれば(S110:YES)、この放送にはRDSデータの取得に失敗したと判断し、ステップS101に戻って他の周波数での受信を行う。一方、カウント値が所定値に達していないのであれば(S106:NO)、単にRDSデータの取得中であると判断し、ステップS107に戻る。すなわち、ステップS107,108,110のループは、所定時間以内にRDSデータの取得が完了できなればステップS109に進み、検出できなければステップS101に戻って他の周波数のテストを行うような分岐ステップである。
【0015】
ステップS109では、TMCデータに含まれる識別情報を用いて、このTMC放送が所望のTMCサービスを提供しているかどうかの判定が行われる。より具体的には、TMCデータに含まれる識別情報からTMCサービス名が判断できるようなテーブルが受信装置のメモリ内に構築されており、ステップS109ではこのテーブルをフィルタとして使用して、判定を行う。現在受信しているTMC放送が所望のTMCサービスを提供していると判定された場合は(S109:YES)、本ルーチンを終了させる。一方、現在受信しているTMC放送は所望のTMCサービスを提供していないと判定された場合は(S109:NO)、ステップS101に戻り、他の周波数のテストを行う。
【0016】
以上のように、従来の構成においては、所望のTMCサービスを提供するTMC放送が受信できたことが確認されるまで、TMCデータのチェックが行われる。
【0017】
しかしながら、ある番組における全てのTMCデータの読み出しに要する時間は数10秒程度と長く、従来の方法では、所望のTMC番組が受信できるようになるまで長い時には数分の時間を有する可能性があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
以上の問題に鑑み、本発明は、所望のTMCサービスを提供するTMC放送をより短時間で受信可能なTMC選局方法及び、この選局方法に基づいてTMC放送を受信するRDS受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記の目的を達成するため、本発明のTMC選局処理は、受信可能なTMC放送を検出する走査ステップと、走査ステップにて検出されたTMC放送のRDSデータからPIコードを抽出する、PI抽出ステップと、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供しているかどうかを判別する第1のPI判別ステップと、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していることが前記第1のPI判別ステップにて判明した時に、該TMC放送のRDSデータからTMC情報を抽出する、第1のTMC情報取得ステップと、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供していないことが前記第1のPI判別ステップにて判明した時に、前記走査ステップを再度実行して他のTMC放送を検出させる、第1の再走査指示ステップと、を有する。
【0020】
すなわち、本発明の構成においては、一旦PIコードの検出を行い、PIコードを参照して、所望のTMCサービスを提供するTMC放送が受信されているかどうかの確認を行うようになっている。PIコードは、TMCデータよりも高い頻度で送信されるようになっており、TMCデータの受信に要する時間よりもはるかに短い時間で取得可能である。よって、本発明の構成によれば、TMC放送の受信を開始してから所望のTMCサービスを提供しているTMC放送が受信されているかどうかの判定が完了するまでの時間が短くなる。よって、本発明によれば、所望のTMCサービスをより短時間で可能である。
【0021】
また、第1のPI判別ステップは、PIコードとそのPIコードを有するTMC放送が提供するTMCサービスとが関連づけられているテーブルを参照して、抽出されたPIコードに対応するTMC放送が所望のTMCサービスを提供しているかどうかを判別する構成としてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態につき、図面を用いて詳細に説明する。図2は、本実施形態のRDS受信装置のブロック図である。
【0023】
本実施形態のRDS受信装置1は、主として自動車に搭載されるものであり、電波として出力されているRDS放送信号から音声信号を取り出してこれをスピーカから出力する車載ラジオとしての機能を有するものである。
【0024】
本実施形態のRDS受信装置1は、放送電波を受信する為のアンテナ11と、受信した信号から音声信号およびデジタルデータを取り出して出力するチューナ12と、チューナ12から出力された音声信号を選択的に消音する為のミュート回路13と、ミュート回路13が消音を行わない時にミュート回路13から出力される音声信号を所定のレベルに増幅する為のアンプ回路14と、アンプ回路14から出力される音声信号を音声として出力するスピーカ15と、受信した信号の位相同期を行ってチューナ12が受信する電波の周波数を設定するPLL回路19を有する。
【0025】
すなわち、アンテナ11が受信した電波信号のうち、所望の周波数のものが抽出されるようにPLL回路13はチューナ12を制御し、その結果得られた音声信号はミュート回路13およびアンプ回路14を介して、スピーカ15から音声として出力される。ミュート回路13は、RDS受信装置1の使用者が音声の一時的な消音を希望する場合、あるいは後述する周波数追従を行う場合に消音を行う為の回路である。また、本実施形態のRDS受信装置1は、マイコン18をさらに有しており、このマイコン18によって、ミュート回路13、アンプ回路14およびPLL回路19は制御されるようになっている。
【0026】
さらに、本実施形態のRDS受信装置1は、チューナ12から出力されるRDSデータを解析する為のRDSデコーダ16と、チューナ12が受信した信号のレベルを検出する為のQ−info回路17とを有している。マイコン18は、このRDSデコーダ16およびQ−info回路17を制御して、受信した信号に関する各種情報を取得する。取得された情報は、後述の追従処理に利用される。また、これらの情報の一部を文字情報や画像情報として図示しないモニタに表示させたり、音声メッセージとしてスピーカから出力させたりすることが可能である。例えば、RDSデータに交通情報(道路の渋滞情報等)が含まれている場合があり、RDS受信装置1の使用者は、この交通情報を文字情報や音声情報として確認することができる。
【0027】
また、マイコン18にはフラッシュメモリ18aが内蔵されており、マイコン18によって実行されるプログラムや、後述するフィルタテーブルはこのフラッシュメモリ18aに記憶されるようになっている。
【0028】
図3に、フィルタテーブルの一例を示す。フィルタテーブルは、TMCデータに含まれるSID(Service ID)およびLTN(Location Table Number)と、このSID,LTNの組に対応したRDS放送の番組名であるPI(Programme Identifier)とが記載されたテーブルである。
【0029】
CPU18は、このテーブルを参照することによって、番組のPIからSID、LTNを参照することができる。なお、RDS放送は、アナログの音声信号にデジタルデータを重畳した放送であり、PIの異なる複数の番組に同じTMCデータが重畳されている可能性がある。従って、図2に示されているように、一組のSID,IDに対して複数のPIが登録されていてもよい。
【0030】
なお、SIDとは、TMCサービスの識別番号であり、また、LTNとはそのTMCサービスが対応している地域の識別番号である。
【0031】
上記のフィルタテーブルを用いて所望のTMCサービスを放送している周波数にチューニングを行う、TMC選局処理の手順につき説明する。図3は、本実施形態によるTMC選局処理ルーチンのフローチャートである。本ルーチンは、RDS受信装置1の使用者がRDS受信装置1の図示しない操作パネルを操作してTMC選局機能を呼び出すことによって実行される。
【0032】
本ルーチンが開始すると、最初にステップS1が実行される。ステップS1では、PLL等を用いて走査を行い、任意の周波数の番組を受信する。次いで、ステップ2に進む。
【0033】
ステップS2では、信号の受信状態を調べ、充分な信号レベルが得られているかどうかの判定が行われる。充分な信号レベルが得られていると判定された場合は(S2:YES)、ステップS3に進む。一方、充分な信号レベルが得られていないと判定された場合は(S2:NO)、ステップS1に戻り、他の周波数での受信を行う。
【0034】
ステップS3では、受信装置の内蔵タイマのカウントを開始する。次いで、ステップS4に進む。
【0035】
ステップS4では、現在受信している周波数の放送にRDSデータが含まれているかどうかの確認が行われる。RDSデータが含まれていることが確認されたのであれば(ステップS4:YES)、ステップS6に進む。一方、RDSデータを検出できなかった場合は(S4:NO)、ステップS5に進む。
【0036】
ステップS5では、ステップS3でセットしたタイマのカウント値が所定値に達したかどうかの確認が行われる。カウント値が所定値に達したのであれば(S5:YES)、この放送にはRDSデータが含まれていないと判断し、ステップS1に戻って他の周波数での受信を行う。一方、カウント値が所定値に達していないのであれば(S5:NO)、単にRDSデータを検出できていない可能性が残されていると判断し、ステップS4に戻る。すなわち、ステップS3〜5のルーチンは、所定時間以内にRDSを検出できなればステップS6に進み、検出できなければステップS1に戻って他の周波数のテストを行うような分岐ステップである。
【0037】
ステップS6では、受信装置の内蔵タイマのカウントを開始する。次いで、ステップS7に進む。
【0038】
ステップS7では、RDSデータを所定量読み出し、このRDSデータの中にPIコードが含まれているかどうかの判定が行われている。読み出したRDSデータの中にPIコードが含まれていれば(S7:YES)ステップS9に進み、含まれていなければ(S7:NO)ステップS8に進む。
【0039】
ステップS8では、ステップS6でセットしたタイマのカウント値が所定値に達したかどうかの確認が行われる。カウント値が所定値に達したのであれば(S8:YES)、この放送にはPIコードの取得に失敗したと判断し、ステップS1に戻って他の周波数での受信を行う。一方、カウント値が所定値に達していないのであれば(S8:NO)、偶然PIコードが含まれない部分を読み出しただけで、RDSデータの他の部分にPIコードが含まれている可能性が残されていると判断し、ステップS7に戻る。すなわち、ステップS6〜8のルーチンは、所定時間以内にPIコードを検出できなればステップS9に進み、検出できなければステップS1に戻って他の周波数のテストを行うような分岐ステップである。
【0040】
図3に示されるように、PIコードは16進数4桁の数値データである。また、PIコードの先頭の桁は、国コードを示す。RDSにおいては、複数の国に対して同じ国コードが割り当てられるが、同じ国コードを有する国は互いに地理的に離れた位置にあるので、極端に長距離を移動する自動車で放送の受信を行うような場合でない限り、国コードのみで放送を受信している国をおおよそ特定可能である。図3に示されているもののように、PIコードが“Dxxx”であれば、この放送がドイツ、リビア、又はユーゴスラビアの放送局から放送されている。ここで、RDS受信装置1の搭載されている自動車が主として西ヨーロッパ内を移動するものであるならば、現在受信している番組がドイツの放送局から放送されていることがわかる。本実施形態においては、RDS受信装置1はドイツのTMCサービスを利用するよう設定されており、ステップS9では、読み取ったPIコードの先頭の桁がDであるかどうかの判定が行われる。PIコードの先頭の桁がDであるならば(S9:YES)、ステップS10に進む。一方、PIコードの先頭の桁がD以外であるならば(S9:NO)、ステップS1に戻って他の周波数のテストを行う。
【0041】
ステップS10では、取得したPIコードと図3のテーブルとを比較し、テーブル内に取得したPIコードと同じものが含まれているかどうかの判定が行われる。PIコードがテーブル内に含まれていると判定された場合は(S10:YES)、ステップS11に進む。
【0042】
ステップS11では、取得したPIコードに対応するSID、LTNをテーブルから読み出す。ついで、ステップS12に進む。
【0043】
ステップS12では、所望のTMCサービスのSIDおよびLTNと、ステップS11で読み出したSIDおよびLTNとの比較が行われる。すなわち、取得したPIコードに対応するSIDおよびLTNと、所望のTMCサービスのSIDおよびLTNを比較し、両者が一致しているかどうかの判定が行われる。PIコードに対応するテーブル内のSID、LTNと所望のTMCサービスのSID、LTNが一致したと判定された場合は、現在受信している番組は所望のTMCサービスを提供しているということである。この場合は(S12:YES)、本ルーチンを終了させる。一方、SIDまたはLTNの不一致が検出された場合は、このPIコードを有する番組は所望のTMCサービスを提供していないということである。この場合は(S12:NO)、ステップS1に戻り、他の周波数のテストを行う。
【0044】
一方、ステップS10において、PIコードがテーブル内に含まれていないと判定された場合は(S10:NO)、ステップS13に進む。
【0045】
ステップS13では、受信装置の内蔵タイマのカウントを開始する。次いで、ステップS14に進む。
【0046】
ステップS14では、RDSデータが取得できたかどうかの判定が行われる。RDSデータが取得できたのであれば(S14:YES)、ステップS15に進む。一方、RDSデータの取得に失敗したのであれば(S14:NO)、ステップS18に進む。
【0047】
ステップS15では、ステップS14で取得したRDSデータ中にSID、LTNが含まれているかどうかの判定が行われる。RDSデータ中にSID又はLTNが含まれているのであれば(S15:YES)、ステップS16に進む。一方、取得したRDSデータ中にSIDとLTNのいずれも含まれていない場合は(S15:NO)、ステップS18に進む。
【0048】
ステップS16では、RDSデータ中のSIDおよび/又はLTNと、所望のTMCサービスのSIDおよび/又はLTNとの比較が行われる。すなわち、RDSデータ中のSIDおよびLTNと、所望のTMCサービスのSIDおよび/又はLTNを比較し、これらが一致しているかどうかの判定が行われる。RDSデータ中のSIDおよび/又はLTNと所望のTMCサービスのSIDおよび/又はLTNが一致していないと判定された場合は、現在受信している番組は所望のTMCサービスを提供していないということである。この場合は(S16:NO)、ステップS1に戻り、他の周波数のテストを行う。一方、SIDおよび/またはLTNの一致が検出された場合は(S16:YES)、ステップS17に進む。
【0049】
ステップS17では、ステップS16のステップで、SIDおよびLTNの両方についての比較が完了したかどうかの判定が行われる。SIDおよびLTNのいずれか一方のみの比較が完了していると判定された場合は、SIDおよびLTNの他方はまだ取得されていないということである。この場合は(S17:NO)、ステップS18に進む。一方、SIDおよびLTNの双方の比較が完了していると判定された場合は、この番組は所望のTMCサービスを提供しているということである。したがって、この場合は(S17:YES)、ステップS19に進む。
【0050】
ステップS19では、S7で取得したPIコードをフィルタテーブルに登録する。すなわち所望のSID、LTNに対応するテーブルの領域内にこのPIコードを記憶させる。この結果、テーブルは更新され、次回以降このPIコードを有するRDSデータを受信した場合は、ステップS13〜18を経ずに、所望のTMCサービスが提供されているかどうかの判定が行われることになる。次いで、本ルーチンを終了させる。
【0051】
ステップS18では、ステップS13でセットしたタイマのカウント値が所定値に達したかどうかの確認が行われる。カウント値が所定値に達したのであれば(S18:YES)、この放送にはRDSデータの取得に失敗したと判断し、ステップS1に戻って他の周波数での受信を行う。一方、カウント値が所定値に達していないのであれば(S18:NO)、単にRDSデータの取得中であると判断し、ステップS14に戻る。すなわち、ステップS14〜18のループは、所定時間以内にSID、LTNの取得が完了し、かつそのSID、LTNが所望のTMCサービスのものと一致すればステップS19に進み、所定時間以内にSID、LTNの取得ができないか、あるいは取得したSID、LTNが所望のTMCサービスのものと異なるのであればステップS1に戻って他の周波数のテストを行うような分岐ステップである。
【0052】
また、上記のステップS14〜18においては、SID、LTNの取得後すぐにS16で比較を行っているので、SID、LTN双方の取得が完了した直後に、所望のTMCサービスが提供されているかどうかの判定を下すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】従来のRDS受信装置におけるTMC選局処理のフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態によるRDS受信装置のブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるTMC選局処理で利用されるフィルタテーブルの一例を示したものである。
【図4】本発明の実施の形態におけるTMC選局処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0054】
1 RDS受信装置
11 アンテナ
12 チューナ
13 ミュート回路
14 アンプ回路
15 スピーカ
16 RDSデコーダ
17 Q−info回路
18 マイコン
19 PLL回路




 

 


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