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発明の名称 記憶再生装置、記憶再生装置の制御方法および制御プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−179646(P2007−179646A)
公開日 平成19年7月12日(2007.7.12)
出願番号 特願2005−376580(P2005−376580)
出願日 平成17年12月27日(2005.12.27)
代理人 【識別番号】100091823
【弁理士】
【氏名又は名称】櫛渕 昌之
発明者 井本 悟
要約 課題
煩わしい操作をしなくてもユーザ所望の再生対象データを記憶媒体に蓄積させて、記憶媒体の記憶容量を有効に活用できる記憶再生装置、記憶再生装置の制御方法および制御プログラムを提供すること。

解決手段
記憶再生装置1に、外部から供給される複数の再生対象データを所定の順序で再生する再生部5と、再生対象データを記憶媒体に記憶させる記憶部6と、再生部5により再生対象データが再生されている際に再生中断指示が入力された場合、記憶媒体から再生中断指示が入力された際に再生されていた再生対象データに対応する記録データを削除するように記憶部6を制御する制御部2と、を備えさせる。
特許請求の範囲
【請求項1】
外部から供給される複数の再生対象データを所定の順序で再生する再生部と、
前記再生対象データの前記再生部における再生と並行して、当該再生対象データを記録データとして順次記憶媒体に記憶させる記憶部と、
再生部により再生対象データが再生されている際に再生中断指示が入力された場合、前記記憶媒体から再生中断指示が入力された際に再生されていた再生対象データに対応する記録データを削除するように前記記憶部を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする記憶再生装置。
【請求項2】
予め記憶媒体に記憶された複数の再生対象データを所定の順序で再生する記憶再生部と、
前記記憶再生部により再生対象データが再生されている際に再生中断指示が入力された場合、前記記憶媒体から前記再生中断指示が入力された際に再生されていた再生対象データを削除するように前記記憶再生部を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする記憶再生装置。
【請求項3】
請求項2記載の記憶再生装置において、
前記制御部は、前記再生中断指示が入力された場合に前記記憶再生部による再生を中断するとともに、同一の再生対象データについて前記再生中断指示が所定回数入力された場合に当該再生対象データを前記記憶媒体から削除すること、
を特徴とする記憶再生装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の記憶再生装置において、
前記再生中断指示は、再生対象データの再生を中断させて次の再生対象データを再生させるための再生スキップ指示であること、
を特徴とする記憶再生装置。
【請求項5】
記憶再生装置の制御方法において、
外部から供給される複数の再生対象データを所定の順序で再生する過程と、
前記再生対象データの再生と並行して、当該再生対象データを記録データとして順次記憶媒体に記憶させる過程と、
前記再生対象データを再生している際に再生中断指示が入力された場合、前記再生中断指示が入力された際に再生されていた再生対象データに対応する記録データを前記記憶媒体から削除する過程と、
を備えたことを特徴とする記憶再生装置の制御方法。
【請求項6】
記憶再生装置の制御方法において、
予め記憶媒体に記憶された複数の再生対象データを所定の順序で再生する過程と、
前記再生対象データを再生している際に再生中断指示が入力された場合、前記再生中断指示が入力された際に再生していた再生対象データを前記記憶媒体から削除する過程と、
を備えたことを特徴とする記憶再生装置の制御方法。
【請求項7】
記憶再生装置をコンピュータを用いて制御する制御プログラムにおいて、
外部から供給される複数の再生対象データを所定の順序で再生させ、
前記再生対象データの再生と並行して、当該再生対象データを記録データとして順次記憶媒体に記憶させ、
前記再生対象データを再生させている際に再生中断指示が入力された場合、前記再生中断指示が入力された際に再生させていた再生対象データに対応する記録データを前記記憶媒体から削除させること、
を特徴とする制御プログラム。
【請求項8】
記憶媒体に記憶された楽曲データを再生する記憶再生部を備える記憶再生装置をコンピュータを用いて制御する制御プログラムにおいて、
予め記憶媒体に記憶された複数の再生対象データを前記記憶再生部に所定の順序で再生させ、
前記再生対象データを再生させている際に再生中断指示が入力された場合、前記再生中断指示が入力された際に前記記憶再生部に再生させていた再生対象データを前記記憶媒体から削除させること、
を特徴とする制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、データの記憶再生を行う記憶再生装置、記憶再生装置の制御方法および制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、音楽CD(コンパクトディスク)などの外部記憶媒体から供給される楽曲データを再生させる際に、外部記憶媒体に含まれる楽曲データ等をハードディスク装置(以下、「HDD」という)等の記憶装置に記憶、すなわち録音させることのできる記憶再生装置が知られている。このような装置として、例えば、音楽CDに記憶された楽曲データを通常の速度で再生させながら、2倍速など通常の再生速度よりも速い速度で楽曲データを記憶装置に録音することができるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記のような記憶再生装置の中には、ユーザが録音のための操作を特に行わなくても、音楽CDを再生させるだけで、音楽CDに記憶された楽曲データを自動的に記憶装置に録音させるようにしたものがある。記憶装置に音楽CDに含まれる楽曲データを記憶させておけば、その後は、ユーザは音楽CDをその都度取り替えることなく、好きな楽曲を楽しむことができるので、特に、カーオーディオ装置等の車載される記憶再生装置にあっては、多数の音楽CDを車内に持ち込む必要がなくなり、利便性が高い。
【特許文献1】特開2003−228907号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ユーザが楽曲データを再生する際、楽曲データの再生を中断して次の楽曲データの再生を行わせる操作をすることがある(以下、早送り操作という)。1枚の音楽CDに含まれる楽曲の中にはユーザにより早送り操作が行われる可能性の高い楽曲が含まれている場合もあるから、音楽CDに含まれる楽曲データを全て自動的にHDD等の記憶装置に記憶させたのでは、ユーザに再生されることのない不要な楽曲データによって記憶装置の記憶容量が消費されることになる。
【0005】
一方、予め、ユーザが音楽CDを視聴した上で録音する楽曲と録音しない楽曲とを選択し、ユーザにより選択された楽曲の楽曲データのみを記憶装置に録音させることはできる。しかし、手動で録音操作をすることが必要になり、手間が煩わしいこととなる。
また、音楽CDに含まれる楽曲データを自動的に全て記憶装置に録音させた上で、後から、不要な楽曲データを削除することもできる。しかし、不要な楽曲データを選択して一つ一つ削除するのは煩雑な作業である。また、HDDの記憶容量は音楽CDの記憶容量に比べると大きいので、HDDに音楽CD数十枚〜数百枚分に該当する楽曲データが記憶されている場合もある。このように、膨大な量の楽曲データが記憶装置に記憶されている場合に、手作業により一つ一つ不要な楽曲データを削除するのは非常に手間のかかる作業となる。
【0006】
そこで、本発明の課題は、煩わしい操作をしなくてもユーザ所望の再生対象データを記憶媒体に蓄積させて、記憶媒体の記憶容量を有効に活用できる記憶再生装置、記憶再生装置の制御方法および制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の記憶再生装置は、外部から供給される複数の再生対象データを所定の順序で再生する再生部と、前記再生対象データの前記再生部における再生と並行して、当該再生対象データを記録データとして順次記憶媒体に記憶させる記憶部と、再生部により再生対象データが再生されている際に再生中断指示が入力された場合、前記記憶媒体から再生中断指示が入力された際に再生されていた再生対象データに対応する記録データを削除するように前記記憶部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、外部から供給させる再生対象データを再生させながら、その再生対象データを記録データとして記憶媒体に記憶させるとともに、再生中断指示が入力された場合、それに応じて再生中断指示が入力された際に再生していた再生対象データに対応する記憶データを記憶媒体から削除させる。
【0008】
また、本発明の記憶再生装置は、予め記憶媒体に記憶された複数の再生対象データを所定の順序で再生する記憶再生部と、前記記憶再生部により再生対象データが再生されている際に再生中断指示が入力された場合、前記記憶媒体から前記再生中断指示が入力された際に再生されていた再生対象データを削除するように前記記憶再生部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、記憶媒体に記憶された再生対象データを再生させている際に再生中断指示が入力された場合、それに応じて再生中断指示が入力された際に再生していた再生対象データを記憶媒体から削除させる。
【0009】
上記構成において、前記制御部は、前記再生中断指示が入力された場合に前記記憶再生部による再生を中断するとともに、同一の再生対象データについて前記再生中断指示が所定回数入力された場合に当該再生対象データを前記記憶媒体から削除するようにしてもよい。
また、上記構成において、前記再生中断指示は、再生対象データの再生を中断させて次の再生対象データを再生させるための再生スキップ指示としてもよい。
【0010】
また、本発明の記憶再生装置の制御方法は、外部から供給される複数の再生対象データを所定の順序で再生する過程と、前記再生対象データの再生と並行して、当該再生対象データを記録データとして順次記憶媒体に記憶させる過程と、前記再生対象データを再生している際に再生中断指示が入力された場合、前記再生中断指示が入力された際に再生されていた再生対象データに対応する記録データを前記記憶媒体から削除する過程と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の記憶再生装置の制御方法は、予め記憶媒体に記憶された複数の再生対象データを所定の順序で再生させ、前記再生対象データを再生させている際に再生中断指示が入力された場合、現在再生させている再生対象データの再生を中断させるとともに、前記再生中断指示が入力された際に再生させていた再生対象データを前記記憶媒体から削除させること、を特徴とする。
【0012】
また、本発明の記憶再生装置をコンピュータを用いて制御する制御プログラムは、外部から供給される複数の再生対象データを所定の順序で再生させ、前記再生対象データの再生と並行して、当該再生対象データを記録データとして順次記憶媒体に記憶させ、前記再生対象データを再生させている際に再生中断指示が入力された場合、前記再生中断指示が入力された際に再生させていた再生対象データに対応する記録データを前記記憶媒体から削除させること、を特徴とする。
【0013】
また、本発明の制御プログラムは、記憶媒体に記憶された楽曲データを再生する記憶再生部を備える記憶再生装置をコンピュータを用いて制御する制御プログラムにおいて、予め記憶媒体に記憶された複数の再生対象データを前記記憶再生部に所定の順序で再生させ、前記再生対象データを再生させている際に再生中断指示が入力された場合、前記再生中断指示が入力された際に前記記憶再生部に再生させていた再生対象データを前記記憶媒体から削除させること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、煩わしい操作を行なわなくとも、ユーザ所望の再生対象データを記憶媒体に蓄積させて、記憶媒体の記憶容量を有効に活用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る記憶再生装置1の構成を示すブロック図である。この図1に示す記憶再生装置1は、カーナビゲーション装置とカーオーディオ装置とを複合させた複合装置に適用したもので、本体部1aとユーザインターフェース部1bとを備えている。
【0016】
図1に示すように、本体部1aは、メインCPU2と、メモリ部3と、CPU周辺回路4と、外部記憶媒体読取部5と、ハードディスク装置6と、エンコーダーデコーダー部7と、オーディオ再生部8と、アンプ9と、スピーカ10と、位置検出部11と、表示制御部12とを備えている。
【0017】
メインCPU2(Central Processing Unit)は、当該記憶再生装置1の各部の動作制御や、各種演算を実行するものであり、本実施の形態に係る楽曲データ自動削除処理を行うものである。ここで、楽曲データ自動削除処理とは、楽曲データ(再生対象データ、記録データ)が再生されている際にその楽曲データについて再生スキップ指示が入力された場合、再生スキップ指示の対象となる楽曲データをハードディスク装置6から削除するようにする処理をいう。
【0018】
メモリ部3は、メインCPU2により実行される楽曲データ自動削除処理等、各種処理を実行するための制御プログラム等を格納するものであり、SRAM(Static RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、Flash ROMなどから構成される。メモリ部3には、楽曲データ自動削除処理を行うか否かが設定されるフラグRECSKIPが格納されている。このフラグRECSKIPが「1」に設定されていれば、楽曲データ自動削除処理が実行される。
【0019】
CPU周辺回路4は、記憶再生装置1が備える各構成要素(デバイス)のインターフェースとして機能する回路であり、このCPU周辺回路4には、上記メインCPU2、メモリ部3が接続されるほか、次に説明する外部記憶媒体読取部5、ハードディスク装置6、エンコーダーデコーダー部7、オーディオ再生部8、位置検出部11、表示制御部12が接続されている。
【0020】
外部記憶媒体読取部5は、CD−ROMドライブやDVD−ROMドライブ等であり、音楽CD等の外部記憶媒体が装着可能に構成されている。外部記憶媒体読取部5は、装着された外部記憶媒体に記憶された楽曲データを読み取って、読み取った楽曲データをエンコーダーデコーダー部7を介してオーディオ再生部8に出力するものである。
【0021】
ハードディスク装置6は磁気記憶装置であり、経路案内のための地図データや情報データ(文字データ、画像データなど)の他、楽曲データ等が記憶される。
【0022】
エンコーダーデコーダー部7は、符号器、復号器を備え、外部記憶媒体読取部5等から入力される楽曲データ信号に対して必要に応じて圧縮処理を行いCPU周辺回路4を介してハードディスク装置6に出力し、ハードディスク装置6等からCPU周辺回路4を介して入力された楽曲データ信号に対して必要に応じ伸張処理を行い、オーディオ再生部8に出力するものである。
【0023】
オーディオ再生部8は、外部記憶媒体読取部5またはハードディスク装置6からエンコーダーデコーダー部7を介して入力される楽曲データ信号に対して所定の信号処理を行うものである。また、図示しないラジオ受信部、TVチューナー部、MD(Mini Disk)再生部などから入力される音声信号に対して所定の信号処理を行う。オーディオ再生部8において信号処理が施された楽曲データ信号はアンプ9で増幅されスピーカ10を介して外部に音波として出力される。
【0024】
位置検出部11は、車両の現在位置(図1参照)を検出して現在位置検出信号をCPU周辺回路を介してメインCPU2に出力するものである。位置検出部11は、例えば、GPS衛星から送信されているGPS電波を受信するアンテナ(レシーバーでも良い)を備え、GPS電波に基づいて、車両の現在地点を示す位置座標と、進行方向とを計算して、それを位置検出信号としてCPU周辺回路4を介してメインCPU2に出力する構成とすることができる。
【0025】
表示制御部12は、メインCPU2から出力される画像データ(例えば、操作メニュー表示のための画像データ、経路案内のための画像データ等)をRGB信号に変換して、ユーザインターフェース部1bが備えるVIDEO信号処理回路23に出力するものである。
【0026】
ユーザインターフェース部1bは、入力部21と、リモコン受光部22と、VIDEO信号処理回路23と、表示器24とを備えている。
【0027】
入力部21は、ユーザからの各種操作指示を受け付けるもので、タッチパネルあるいは操作子を備える。また、リモコン受光部22は、図示せぬリモートコントロール装置からの指示信号を受光するものである。これら入力部21およびリモコン受光部22から、再生指示、再生スキップ指示等のユーザの操作指示が入力され、CPU周辺回路4に出力される。入力部21およびリモコン受光部22を介してユーザは各種操作を行えるが、音楽CD等の再生中に行われる代表的な操作として、停止、早送り、早戻し等の操作があり、これらの操作指示を行うための操作キー等の操作子(図示略)を備える。
【0028】
ユーザにより早送りキーが選択操作されると、メインCPU2に対して再生スキップ指示が入力され、現在再生されている楽曲データの再生が中断され、次の楽曲データの再生が行われる。一方、早戻しキーが選択操作されると、現在再生されている楽曲データの再生が最初から再度行われる。
【0029】
VIDEO信号処理回路23は、表示制御部12からRGB信号を受け取り、表示器24が表示すべき映像信号に変換して、表示器24に出力するものである。
【0030】
表示器24は、地図や、ユーザに操作を促すための操作画面などを表示するものであり、例えば、液晶パネル等から構成できる。表示される操作画面として、例えば、図2に示す画面30や図3に示す画面40がある。
【0031】
図2に示す操作画面30には、DVD(Digital Versatile Disk)選択キー31、CD(Compact Disc)選択キー32、MD選択キー33、ラジオ選択キー34、自動録音モード設定キー35という操作メニューキーが選択可能に表示されている。これらの操作メニューキーの中から、例えば、ユーザがCD選択キー32を選択操作すれば、外部記憶媒体読取部5において外部記憶媒体として装着された音楽CDが再生される。ラジオ選択キー34が選択操作されれば、図示しないラジオ受信部において受信したラジオ放送をユーザが聞くことができる。自動録音モード設定キー35が選択操作されれば自動録音モードが設定される。自動録音モードが設定されていると、外部記憶媒体読取部5において再生される音楽CDに含まれる楽曲データが自動的にハードディスク装置6に記憶される。
【0032】
図3に示す操作画面40には、早送りキー連動モード設定キー41等の操作メニューが表示されている。早送りキー連動モード設定キー41メニューが選択されることにより、早送りキー連動モードを設定するか否かを選択できる選択メニュー42として、早送りキー連動選択キー42a、と早送りキー非連動キー42bとが表示される。ユーザにより早送りキー連動選択キー42aが選択操作されるとメモリ部3に格納されたフラグRECSKIPが「1」に設定され、楽曲データ自動削除処理が実行される。ユーザにより早送りキー非連動選択キー42bが選択されると、フラグRECSKIPは「0」に設定され、楽曲データ自動削除処理は実行されない。
【0033】
次に、図4を参照して、自動録音モード設定時に、早送りキー連動モードが設定されている場合の本実施の形態の記憶再生装置1の動作を説明する。
【0034】
自動録音モードが設定されている際、外部記憶媒体の再生指示があると(ステップS1:Y)、外部記憶媒体から供給される複数の楽曲データが外部記憶媒体読取部5において読み取られてオーディオ再生部8により所定の順序で楽曲データの再生が行われる(ステップS2)。これと同時に、外部記憶媒体から供給される楽曲データがメインCPU2の制御の下、ハードディスク装置6に記憶される(ステップS2)。
【0035】
この際、外部記憶媒体から供給される楽曲データを外部記憶媒体読取部5において2倍速又は4倍速等の通常の再生速度よりも速い速度で読み出してハードディスク装置6に記憶させながら、ハードディスク装置6に記憶された楽曲データを通常の再生速度で読み取ってオーディオ再生部8において再生するようにしてもよいし、外部記憶媒体読取部5において外部記憶媒体から供給される楽曲データを通常の速度で読み出してオーディオ再生部8で再生させるとともに、ハードディスク装置6に通常の速度または倍速、あるいは4倍速で記憶させてもよいし、それらをユーザが適宜設定することができるようにしてもよい。
【0036】
次に、メインCPU2は、メモリ部3を参照してフラグRECSKIPが「1」か「0」かを判別する(ステップS3)。フラグRECSKIPが「1」であれば(ステップS3:Y)、ステップS4に移行する。一方、フラグRECSKIPが「0」であれば(ステップS3:N)、当該楽曲データ自動削除処理を終了する。
【0037】
ステップS4では、楽曲データ再生中におけるキー操作の有無が監視される(ステップS4)。キー操作があった場合(ステップS4:Y)、それが再生の停止指示の場合(ステップS5:Y)にはメインCPU2はオーディオ再生部8における楽曲データの再生を停止させて当該処理を終了する。ここで、再生の停止指示には、例えば、入力部21等を介して再生の停止選択キーが選択操作された場合の他、ラジオ選択キー44(図2参照)が選択操作された場合等のラジオ選択指示等も当該指示に含まれる。
【0038】
一方、ユーザにより早送りキーが選択操作が行われた場合(ステップS6:FF)、メインCPU2に対して再生スキップ指示が入力され、メインCPU2はオーディオ再生部8を制御して再生スキップ指示が入力された際に再生していた楽曲データの再生を中断させ、次の楽曲データの再生を行わせるとともに、再生スキップ指示が入力された際に再生されていた楽曲データに対応するデータをハードディスク装置6から削除させる(ステップS7)。
【0039】
なお、早戻しキーの選択操作が行われた場合(ステップS6:REW)には、メインCPU2は外部記憶媒体読取部5を制御してキー操作が行われた際に再生されていた楽曲データを最初から読み出し、すなわちいわゆる楽曲の「頭出し」を行い、当該楽曲データを最初から再度再生させる(ステップS8)。
【0040】
そして、外部記憶媒体から供給される複数の楽曲データの再生が全て終了するまで(ステップS9:N)、上記処理(ステップS4〜9)が繰り返し行われる。
【0041】
次に、図5を参照して、ハードディスク装置6に記憶された楽曲データを再生する際に、早送りキー連動モードが設定されている場合の本実施の形態の記憶再生装置1の動作を説明する。
【0042】
まず、ハードディスク装置6に記憶されている楽曲データについて再生指示が入力される(ステップS11:Y)と、メインCPU2はハードディスク装置6に記憶されている複数の楽曲データを所定の順序で読み出してオーディオ再生部8により楽曲データの再生を行わせる(ステップS12)。
【0043】
次に、メインCPU2は、メモリ部3に格納したフラグRECSKIPを参照して、フラグRECSKIPが「1」であるか否かを判別する(ステップS13)。フラグRECSKIPが「1」である場合(ステップS13:Y)、メインCPU2は楽曲データ再生中におけるキー操作の有無を監視する(ステップS14)。キー操作があった場合(ステップS14:Y)、それが再生の停止の場合(ステップS15:Y)にはメインCPU2は楽曲データの再生を終了させて当該処理を終了する。キー操作が早送りキーの選択操作であった場合(ステップS16:FF)、メインCPU2はこの再生スキップ指示が入力された際に再生させていた楽曲データの再生を中断させ、次の楽曲データの再生を行わせるとともに、再生スキップ指示が入力された際に再生させていた楽曲データをハードディスク装置6から削除する(ステップS17)。
【0044】
なお、早戻し操作が行われた場合(ステップS16:REW)には、メインCPU2は上記と同様に早戻し操作が行われた際に再生させていた楽曲データを最初から再度再生させる(ステップS18)。
【0045】
そして、楽曲データの再生が全て終了するまで(ステップS19:N)、上記処理(ステップS14〜19)が繰り返し行われる。
【0046】
以上説明した実施の形態の記憶再生装置1によれば、図4に示すように、音楽CDを再生させながら自動的に音楽CD等の外部記憶媒体に含まれる楽曲データをハードディスク装置6に記憶させることができ、その際に、ハードディスク装置6に記憶させる必要のない不要な楽曲データについては、早送り操作を行うだけで、ハードディスク装置6から対応する楽曲データを自動的に削除させることができる。このため、ユーザは音楽CDを再生させながら、早送り操作を行うだけで、煩わしい操作を行う必要なく、ユーザ所望の楽曲データのみをハードディスク装置6に蓄積させることができる。また、不要な楽曲データによりハードディスク装置6の記憶容量が消費されることがないので、ハードディスク装置6の記憶容量を有効に活用することができる。
【0047】
また、上記の記憶再生装置1によれば、現在再生させている楽曲データに対して早送り操作が行われた場合に、その際に再生させていた楽曲データに対応する記録データをハードディスク装置6から削除する構成としているので、外部記憶媒体から供給される楽曲データを通常の速度で再生させながら、2倍速、4倍速等の通常の再生速度よりも速い速度で外部記憶媒体から供給された楽曲データをハードディスク装置6に記録データとして記憶させている場合でも、現在記憶媒体に記憶させている楽曲データではなく、ユーザが早送り操作をすることにより、オーディオ再生部8において再生が中断された楽曲データに対応する記録データをハードディスク装置6から削除させることができる。
【0048】
また、上記の記憶再生装置1によれば、図5に示すように、ハードディスク装置6に記憶された楽曲データを再生させる際にも、不要な楽曲データについては、早送り操作を行うだけで、自動的にハードディスク装置6から削除されるので、煩わしい操作を行うことなく、ユーザ所望の楽曲データのみをハードディスク装置6に蓄積させることができる。
【0049】
以上の説明においては、外部記憶媒体として主として音楽CDを例に挙げて説明したが、外部記憶媒体は例えばDVDであってもよいし、MDであってもよいし、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、SD(Secure Digital)メモリカード等のフラッシュメモリカードであってもよいし、特に限定されるものではない。
【0050】
同様に、外部記憶媒体から供給される楽曲データが自動的に記憶される記憶媒体(記憶部)または早送り操作に連動して自動的に楽曲データが削除される記憶媒体(記憶再生部)として、ハードディスク装置6を例に挙げて説明したが、これらの記憶媒体(記憶部、記憶再生部)はハードディスク装置6に限定されるものではなく、CD−ROM、DVD、フラッシュメモリカード等の各種の記憶装置であってもよいのは勿論である。
【0051】
また、以上の説明において、ハードディスク装置6に記憶される楽曲データは外部記憶媒体から供給される場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、記憶再生装置1をインターネット等のネットワークに接続可能に構成し、インターネット等のネットワークを介して記憶再生装置1に供給される楽曲データ等の再生対象データをハードディスク装置6に記憶させる構成としてもよい。
【0052】
また、以上の説明において、再生対象データとして楽曲データを例に挙げて説明したが、楽曲データに限らず、再生対象データは映画等の動画映像を表す動画データであってもよいし、写真等の静止画像を表す静止画データであってもよいし、特に限定されるものではない。
【0053】
また、以上の説明において、早送り操作に連動して、早送り操作が行われた際に早送りの対象となる楽曲データをハードディスク装置6から削除させる場合を例に挙げて説明したが、早送り操作に限らず、再生されている楽曲データ等の再生対象データに対して再生中断指示を入力するための操作キーが設けられていれば、特に早送り操作キーに限る趣旨ではない。
【0054】
また、図5において、早送り操作が1度行われると、直ちにハードディスク装置6から対象となる楽曲データを削除するものとして説明したが、例えば、図6に示すように、ハードディスク装置6に記憶された楽曲データを再生する際に、各楽曲データに対して早送り操作が行われた回数をカウントさせておき、N回以上(Nは2以上の任意の整数)早送り操作が行われた場合(ステップS21:Y)に、その楽曲データをハードディスク装置6から削除させ(ステップS17)、早送り操作が行われた回数がN回未満である場合には(ステップS21:N)、単に現在再生している楽曲データの再生を中断させて次の楽曲データを再生させる(ステップS22)構成としてもよい。なお、図6において、図5と同様の処理を示すステップについては同一の符号を付している。
【0055】
また、以上の説明において、記憶再生装置1は、カーナビゲーション装置とカーオーディオ装置との機能を併せ持つ複合装置として説明したが、記憶再生装置1は特にこのような複合装置である必要はなく、通常の室内に設置されるオーディオ装置であってもよいし、携帯型のオーディオ装置であってもよく、要は外部から供給される再生対象データを再生する再生部と、再生部により再生される再生対象データを記憶媒体に記憶削除が可能な記憶部とを備える構成、又は記憶媒体に記憶された再生対象データの再生削除が可能な記憶再生部を備える構成であればよい。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】実施の形態における記憶再生装置の概要構成ブロック図である。
【図2】実施の形態における記憶再生装置の表示器に表示される操作画面の一例を示す図である。
【図3】実施の形態における記憶再生装置の表示器に表示される操作画面の一例を示す図である。
【図4】実施の形態の処理フローチャートである。
【図5】実施の形態の処理フローチャートである。
【図6】実施の形態の変形例を示す処理フローチャートである。
【符号の説明】
【0057】
1 記憶再生装置
2 メインCPU(制御部)
3 メモリ部
4 CPU周辺回路
5 外部記憶媒体読取部
6 ハードディスク装置(記憶部、記憶再生部)
7 エンコーダーデコーダー部
8 オーディオ再生部(再生部)
30 操作画面
40 操作画面




 

 


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