Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
音声信号記憶装置、音声信号記憶装置の制御方法および制御プログラム - クラリオン株式会社
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> クラリオン株式会社

発明の名称 音声信号記憶装置、音声信号記憶装置の制御方法および制御プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−157294(P2007−157294A)
公開日 平成19年6月21日(2007.6.21)
出願番号 特願2005−354341(P2005−354341)
出願日 平成17年12月8日(2005.12.8)
代理人 【識別番号】100091823
【弁理士】
【氏名又は名称】櫛渕 昌之
発明者 分須 昌樹
要約 課題
外部から入力される音声信号のうち、所定の楽曲に該当する音声信号を自動的に録音する音声信号記憶装置、音声信号記憶装置の制御方法および制御プログラムを提供する。

解決手段
音声信号記憶装置1に外部から入力された音声信号を記憶媒体8に記憶させる記憶処理部11と、所定の楽曲を特定するために予め取得された楽曲識別情報25に基づいて、前記音声信号が前記所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合に、当該楽曲信号を前記記憶処理部11により記憶媒体8に記憶させる制御部14と、を備えさせる。
特許請求の範囲
【請求項1】
外部から入力された音声信号を記憶媒体に記憶させる記憶処理部と、
所定の楽曲を特定するために予め取得された楽曲識別情報に基づいて、前記音声信号が前記所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合に、当該楽曲信号を前記記憶処理部により前記記憶媒体に記憶させる制御部と、
を備えたことを特徴とする音声信号記憶装置。
【請求項2】
請求項1記載の音声信号記憶装置において、
外部から入力された音声信号の一部を、その入力状態に応じて順次更新しつつ記憶する一時記憶部を備え、
前記楽曲識別情報は、前記所定の楽曲に対応する楽曲信号の一部である楽曲識別音声信号を含み、
前記制御部は、前記一時記憶部に記憶された音声信号の少なくとも一部に基づいて、当該音声信号が前記楽曲識別音声信号と一致すると見倣せる場合に、外部から入力された音声信号が前記所定の楽曲に該当すると判別すること、
を特徴とする音声信号記憶装置。
【請求項3】
請求項2記載の音声信号記憶装置において、
前記所定の楽曲に対応する楽曲信号の一部は、前記所定の楽曲の前奏部分に対応する音声信号であること、
を特徴とする音声信号記憶装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の音声信号記憶装置において、
前記楽曲識別情報は、前記所定の楽曲の演奏時間に関する情報である演奏時間情報を含み、
前記制御部は、前記演奏時間情報に基づいて、前記記憶処理部における前記楽曲信号を前記記憶媒体に記憶させる記憶時間を制御すること、
を特徴とする音声信号記憶装置。
【請求項5】
請求項2または3に記載の音声信号記憶装置において、
前記楽曲識別情報は、前記楽曲における所定の区切り部分に対応する音声信号である区切部識別音声信号を含み、
前記制御部は、前記一時記憶部に記憶された音声信号に基づいて、当該音声信号が前記区切部識別音声信号と一致すると見倣せる場合に、外部から入力された音声信号が前記所定の楽曲の所定の区切り部に該当すると判別して、前記記憶処理部における記憶処理を制御すること、
を特徴とする音声信号記憶装置。
【請求項6】
外部から入力された音声信号を記憶媒体に記憶させる記憶処理部を備えた音声信号記憶装置の制御方法において、
所定の楽曲を特定するための楽曲識別情報を予め取得する過程と、
前記楽曲識別情報に基づいて、前記音声信号が前記所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合に、当該楽曲信号を前記記憶処理部により前記記憶媒体に記憶させる過程と、
を備えたことを特徴とする音声信号記憶装置の制御方法。
【請求項7】
外部から入力された音声信号を記憶媒体に記憶させる記憶処理部を備えた音声信号記憶装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
所定の楽曲を特定するための楽曲識別情報を予め取得させ、
前記楽曲識別情報に基づいて、前記音声信号が前記所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合に、当該楽曲信号を前記記憶処理部により前記記憶媒体に記憶させる、
ことを特徴とする制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は音声信号を所定の記憶媒体に録音させる音声信号記憶装置、音声信号記憶装置の制御方法および制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
車の運転中に車載オーディオ等でラジオ放送から流れる音楽を楽しむユーザは多い。従来、車載オーディオ装置には音声信号記憶装置が搭載されており、ユーザはラジオ放送等で流れる好みのアーティストの曲等をカセットテープやMD(Mini Disk)、メモリカード、ハードディスクといった記憶媒体に記憶、すなわち録音することができるようになっている。
【0003】
また、ラジオ番組内では楽曲紹介の後に音楽が提供されることが多いが、車の運転中では、ユーザは楽曲紹介等を聞き逃す可能性がある。そこで、音声信号に基づいて楽曲を認識し、曲名、アーティスト名等を特定できるようにした装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、予め音楽データベースを構築しておき、受信した音声信号をサンプリングしてPCM(Pulse Code Modulation)方式でデータ化し、このPCMデータと音楽データベースに蓄積された音楽データとの一致度を検出することにより、曲名やアーティスト名等を特定することができるようにしている。
【0004】
一方、聞き逃したラジオ放送等の音声信号をユーザが再聴取したいと考えたときに、所定時間分だけ過去の音声信号を再生可能にした装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。この装置では、ラジオ放送等の放送音声を所定時間分だけリングバッファ(リングメモリ)に常時記録しておき、ユーザの指示に応じてリングバッファに記録された音声を再生出力するようにしている。この装置によれば、楽曲紹介や、楽曲の最初の部分等を聞き逃した場合であっても、ユーザはそれを再聴取することが可能であり利便性が高い。
【特許文献1】特開平8−162981号公報
【特許文献2】特開2002−258873号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ユーザがラジオ番組でいつどのような曲が流れるかを予め把握するのは困難である。また、楽曲の前後にDJ(Disc Jockey)による楽曲紹介などの音楽以外の余分な音声が入らないように録音するには、楽曲が流れると同時に録音開始ボタンを押下し、楽曲の演奏終了とともに録音停止ボタンを押下する必要がある。楽曲の開始時点および終了時点で正確に操作ボタンを押下するのは困難であるとともに、特に車の運転中にこのような操作を行うのは、運転の妨げともなり好ましくない。
【0006】
一方、特許文献1記載の装置を利用すれば、ラジオ番組内で流れる楽曲の曲名やアーティスト名を聞き逃した場合でも、後から楽曲の曲名やアーティスト名を特定することができるが、あくまで楽曲をユーザが認識できるにすぎず、当該楽曲を録音するという用途には向いていない。
【0007】
また、特許文献2記載の装置を利用すれば、リングバッファに記憶された音声信号を出力させて、録音し損ねた楽曲の一部を後で記憶媒体に記憶させることを考えられる。しかし、リングバッファ内に記憶された音声信号は一定時間後に他の音声信号に置き換わるため、運転中のユーザにとって、適当なタイミングで録音操作を行うのは、困難であるとともに、運転の妨げとなり好ましくない。
【0008】
さらに、リングバッファ内に記憶された音声信号にはDJ(Disc Jockey)による楽曲紹介などの音楽以外の余分な音声信号が含まれている可能性がある。また、録音停止ボタンを押下したタイミングによっては、楽曲終了後の余分な音声信号が含まれている場合もある。これらの余分な音声信号を除去するためには、高度な編集作業が必要となり、運転中のユーザにとって現実的な作業ではない。
【0009】
そこで、本発明の課題は、外部から入力される音声信号のうち、所定の楽曲に該当する音声信号を自動的に録音することが可能な音声信号記憶装置、音声信号記憶装置の制御方法および制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、音声信号記憶装置は、外部から入力された音声信号を記憶媒体に記憶させる記憶処理部と、所定の楽曲を特定するために予め取得された楽曲識別情報に基づいて、前記音声信号が前記所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合に、当該楽曲信号を前記記憶処理部により前記記憶媒体に記憶させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、制御部は、予め取得した楽曲識別情報に基づいて、外部から入力される音声信号が所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合に、記憶処理部にその楽曲信号を記憶させる。したがって、上記構成によれば、楽曲識別情報により特定された所定の楽曲に対応する楽曲信号が自動的に記憶媒体に記憶される。
【0011】
上記構成において、外部から入力された音声信号の一部を、その入力状態に応じて順次更新しつつ記憶する一時記憶部を備え、前記楽曲識別情報は、前記所定の楽曲に対応する楽曲信号の一部である楽曲識別音声信号を含み、前記制御部は、前記一時記憶部に記憶された音声信号の少なくとも一部に基づいて、当該音声信号が前記楽曲識別音声信号と一致すると見倣せる場合に、外部から入力された音声信号が前記所定の楽曲に該当すると判別することができる。
【0012】
この場合において、前記所定の楽曲に対応する楽曲信号の一部を、前記所定の楽曲の前奏部分に対応する音声信号とすることができる。
【0013】
上記構成において、前記楽曲識別情報に、前記所定の楽曲の演奏時間に関する情報である演奏時間情報を含ませ、前記制御部に、前記演奏時間情報に基づいて、前記記憶処理部における前記楽曲信号を前記記憶媒体に記憶させる記憶時間を制御させてもよい。
【0014】
また、上記構成において、前記楽曲識別情報に、前記楽曲における所定の区切り部分に対応する音声信号である区切部識別音声信号を含ませ、前記制御部に、前記一時記憶部に記憶された音声信号に基づいて、当該音声信号が前記区切部識別音声信号と一致すると見倣せる場合に、外部から入力された音声信号が前記所定の楽曲の所定の区切り部に該当すると判別させて、前記記憶処理部における前記楽曲信号を前記記憶媒体に記憶させる記憶時間を制御させてもよい。
【0015】
上記課題を解決するために、外部から入力された音声信号を記憶媒体に記憶させる記憶処理部を備えた音声信号記憶装置の制御方法は、所定の楽曲を特定するための楽曲識別情報を予め取得する過程と、前記楽曲識別情報に基づいて、前記音声信号が前記所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合に、当該楽曲信号を前記記憶処理部により前記記憶媒体に記憶させる過程と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決するために、外部から入力された音声信号を記憶媒体に記憶させる記憶処理部を備えた音声信号記憶装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムは、所定の楽曲を特定するための楽曲識別情報を予め取得させ、前記楽曲識別情報に基づいて、前記音声信号が前記所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合に、当該楽曲信号を前記記憶処理部により前記記憶媒体に記憶させる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、外部から入力される音声信号のうち所定の楽曲に該当する音声信号を記憶媒体に自動的に録音させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に、本発明の実施の形態の音声信号記憶装置1を備えた車載オーディオ装置100の概要構成を示す。車載オーディオ装置100は、音声信号記憶装置1の他に、ラジオ受信部2と、操作部3と、表示部4と、音声信号再生部5と、スピーカー6と、メモリカード接続部7とを備え、外部記憶媒体9に記憶された楽曲識別情報25に基づいて、ラジオ受信部2から入力される音声信号のうち所定の楽曲に対応する楽曲信号を所定の記憶媒体8に自動的に記憶する楽曲信号の自動記憶処理を実行できるようになっている。
【0019】
ラジオ受信部2は、アンテナ(図示略)を備え、アンテナを介して受信したラジオ放送電波からラジオ音声信号を取得して、音声信号記憶装置1やスピーカー6に出力するものである。
【0020】
操作部3は、ユーザからの各種操作指示を受け付けるもので、受信する放送局を選択するためのボタン、音量調整ボタン等の各種の操作ボタンの他、ラジオ放送を所定の記憶媒体8に記憶させるための録音開始ボタン、録音停止ボタンや、楽曲信号の自動記憶処理を設定するための設定ボタン等の各種操作子を有している。
【0021】
表示部4は、操作メニューや上記楽曲信号の自動記憶処理実行時の設定内容等の各種表示を行うもので、例えば、液晶ディスプレイ等から構成できる。
【0022】
音声信号再生部5は、音声信号記憶装置1において一時記憶部12に記憶された音声信号をスピーカー6から出力可能な音声信号に信号処理するものである。
【0023】
スピーカー6は、ラジオ受信部2から出力される音声信号もしくは音声信号再生部5から出力される音声信号を音波として外部に出力するためのものである。
【0024】
メモリカード接続部7は、楽曲識別情報25を記憶する外部記憶媒体9としてのメモリカードを接続するための接続インターフェースである。
【0025】
記憶媒体8は、所定の楽曲信号が記憶されるもので、ハードディスク等の磁気媒体を利用した記憶媒体であってもよいし、コンパクトフラッシュ(登録商標)やSD(Secure Digital)メモリカード等のフラッシュメモリを採用した記憶媒体であってもよいし、カセットテープやMD等の記憶媒体であってもよい。
【0026】
外部記憶媒体9は、楽曲識別情報25が記憶されるものであり、コンパクトフラッシュ(登録商標)やSDメモリカード等のメモリカードをあげることができる。
楽曲識別情報25は、楽曲信号の自動記憶処理において使用されるものである。楽曲識別情報25として、楽曲信号の自動記憶処理において所定の楽曲を特定するための楽曲識別音声信号が記憶されるイントロファイル25aと、記憶処理部11における記憶処理を制御するため用いられる演奏時間データ24(図2参照)を含むイントロデータ25bが外部記憶媒体9に記憶される。また、所定の楽曲とは、ユーザにより適宜指定されるもので、ラジオ放送等で流れる楽曲のうち、ユーザが楽曲信号の自動記憶処理により、自動的に記憶媒体8に録音させたいと所望する楽曲を指す。
【0027】
音声信号記憶装置1は、記憶処理部11と、一時記憶部12と、楽曲識別情報取得部13と、制御部14とを備えている。
【0028】
記憶処理部11は制御部14からの指令に基づき、ラジオ受信部2から入力される音声信号が所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合に記憶媒体8にその楽曲信号を記憶させるものである。ここで、記憶処理部11は、音声信号の記憶処理を行う際に、ラジオ受信部2から入力された音声信号をサンプリングしてPCM方式でデータ化することができる。また、デジタル信号化された音声信号に対して、MP3(MPEG1 Audio Layer-3)、WMA(Windows(登録商標) Media Audio)、ATRAC3(登録商標)、AAC(Advanced Audio Coding)などの所定の圧縮フォーマットに従った圧縮処理等を施すことができる。このように音声信号に圧縮処理等を施すことで、記憶媒体8に記憶する音声信号のデータサイズを小さくして、多数の楽曲を記憶媒体8に記憶させることができる。
【0029】
一時記憶部12は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、音声信号逐次記憶領域12aと、楽曲信号一時記憶領域12bとを有する。
音声信号逐次記憶領域12aは、記憶処理部11によりラジオ受信部2から入力される音声信号をその入力状態に応じて順次更新しつつ記憶するものである。すなわち、音声信号逐次記憶領域12aは、リングバッファの形態を採っており、外部から入力される音声信号のうち、常に一定時間分の音声信号が記憶される領域となっている。
【0030】
一方、楽曲信号一時記憶領域12bは、記憶処理部11により所定の楽曲信号が記憶媒体8に記憶される際に、圧縮処理が施された楽曲信号を一時的に保存したり、記憶媒体8から楽曲信号を読み出して再生する際に、圧縮処理が施された楽曲信号を一時的に保存するものである。
【0031】
楽曲識別情報取得部13は、メモリカード接続部7を介して接続される外部記憶媒体9に予め記憶された楽曲識別情報25を取得するためのものである。
【0032】
制御部14は、音声信号比較部14aと、記憶時間制御部14bとを備え、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等により構成される。制御部14は、ROMに格納された各種制御プログラムをRAMに読み出して、RAMの一部を作業領域として、車載オーディオ装置100の各部を集中制御して楽曲信号の自動記憶処理等の各種処理を実行する。
【0033】
また、制御部14は、音声信号比較部14aと、記憶時間制御部14bとを備えている。音声信号比較部14aは、楽曲信号の自動記憶処理において、一時記憶部12の音声信号逐次記憶領域12aに記憶された音声信号に基づいて、当該音声信号と楽曲識別音声信号とを比較するものである。制御部14は、比較結果に基づいて音声信号逐次記憶領域12aに記憶された音声信号がイントロファイル25aに含まれる楽曲識別音声信号と一致すると見倣せる場合に、外部から入力された音声信号が所定の楽曲に該当すると判別する。
【0034】
ここで、音声信号の比較は、次のように行われる。音声信号比較部14aにおいて、記憶処理部11により音声信号逐次記憶領域12aにPCMデータ化されて記憶された一定時間分の音声信号データは、楽曲識別音声信号データと比較されて、その一致度が検出される。一致度は、比較部分を波形としてとらえ、波形の各サンプルポイントにおける両者の振幅値(PCMデータ値)を1対1比較し、両者の差値あるいは比率を比較値として数値化し、各ポイントの比較値をサマライズすることにより表現することができる。差値または比率をサマライズして表現した値が、判定基準として予め定めた範囲内の値である場合、音声信号逐次記憶領域12aに記憶された音声信号が楽曲識別音声信号と一致すると見倣すことができる。
【0035】
外部から入力された音声信号が所定の楽曲に該当すると判別した場合、制御部14は外部から入力される音声信号を所定の楽曲に対応する楽曲信号として記憶媒体8に記憶させる前に一時的に楽曲信号一時記憶領域12bに記憶させるように制御する。
【0036】
記憶時間制御部14bは、制御部14における楽曲信号の自動記憶処理実行時に、音声信号逐次記憶領域12aに記憶された音声信号が所定の楽曲に該当する場合に、楽曲識別情報25に含まれる演奏時間データ24を読み出して、記憶処理部11による楽曲信号の記憶時間を制御するものである。すなわち、記憶時間制御部14bは、現在楽曲信号一時記憶領域12bに記憶している楽曲信号の記憶時間を計時する。そして、音声信号逐次記憶領域12aに所定の楽曲の前奏部分に対応する音声信号が記憶されていた時間を含めて、当該楽曲信号の記憶時間が演奏時間に達すると、記憶処理部11に楽曲信号を楽曲信号一時記憶領域12bに記憶させる処理を停止させる命令を送るものである。
【0037】
次に、本発明の実施の形態に係る音声信号記憶装置1の動作について説明する。上述したとおり、音声信号記憶装置1では、楽曲識別情報25に基づいて、ラジオ受信部2から入力される音声信号が特定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合、その楽曲信号を記憶媒体8に自動的に記憶させるための楽曲信号の自動記憶処理を行う。
【0038】
楽曲信号の自動記憶処理では、楽曲識別情報25を予め準備しておく必要がある。そこで、楽曲信号の自動記憶処理に先立って、図2および図3を参照して、楽曲識別情報生成処理について説明する。
【0039】
ここで、楽曲識別情報生成処理に際して、楽曲のイントロ部分の音声信号ファイルがアーティスト毎に楽曲別に集められてデータベース化されたイントロ情報データベースDが存在し、パーソナルコンピュータ等によりインターネット等を通じて当該データベースにアクセスできることを前提として以下説明する。また、パーソナルコンピュータ等は、CPU、RAM、ROM等を備えた制御部(図示略)、ユーザからの各種操作指示を受け付ける操作部(図示略)、各種処理結果等を表示する表示部(図示略)、メモリカード等の所定の記憶媒体に生成された楽曲識別情報25を書き込むことのできる記憶処理部(図示略)等を備えているものとする。
【0040】
ここで、イントロ情報データベースDは、図2に示すように、楽曲を提供するアーティストを特定するデータであるアーティスト名データ21と、楽曲名を特定するデータであるトラック名データ22と、前奏部分に対応する音声信号が記憶された音声信号ファイル名を特定するイントロファイル名データ23と、楽曲の演奏時間に関する情報である演奏時間データ24とを関連付けて記憶させたものである。図2に示す例では、「AAA」という名前のアーティストの楽曲が3曲、「BBB」という名前のアーティストの楽曲が2曲存在し、それぞれ各楽曲毎にトラック名データ22、イントロファイル名データ23、演奏時間データ24が対応付けられている。なお、前奏部分に対応する音声信号とは、楽曲の冒頭部分に対応する音声信号であり、楽曲の開始から所定の時間内に演奏される部分に対応する音声信号を指す。
【0041】
以下、所定の楽曲のイントロ部分に対応する音声信号がPCM方式でデータ化されて記憶された音声信号ファイルを、イントロファイル25a(図1参照)という。また、所定の楽曲についてのアーティスト名データ21、トラック名データ22、イントロファイル名データ23、演奏時間データ24を含む一連のデータをイントロデータ25bという。
【0042】
ユーザはパーソナルコンピュータ等の操作部等を介してアーティスト名を指定することにより、そのアーティスト名に関連付けられたイントロデータ25bを表示部に表示させることができる。また、操作部等を介してトラック名を指定することにより、トラック名により指定された楽曲のイントロファイル25aおよびイントロデータ25bをイントロ情報データベースDから取得できる。取得されたイントロファイル25aおよびイントロデータ25bは楽曲識別情報25として外部記憶媒体9に記憶される(図1参照)。
【0043】
次に、図3を参照して、楽曲識別情報生成処理について説明する。
まず、パーソナルコンピュータ等において当該楽曲識別情報生成処理を実行するためのアプリケーションソフトが起動されると、アーティスト名の入力の有無が監視される(ステップS1)。ユーザにより操作部等からアーティスト名の入力が終了される(ステップS1:Y)と、入力されたアーティスト名データがイントロ情報データベースDに送信される(ステップS2)。
【0044】
次に、イントロ情報データベースDに指定されたアーティストに関連付けられたイントロデータ25bが存在するか否かが確認される(ステップS3)。イントロデータ25bがイントロ情報データベースD内に存在する場合(ステップS3:Y)、指定したアーティスト名に対応づけられたイントロデータ25bの一覧が表示部に表示される(ステップS4)。
【0045】
表示部に表示されたイントロデータ25bの一覧に基づいて、ユーザから操作部を介して所定の楽曲のトラック名が指定される(ステップS5:Y)と、指定されたトラック名がイントロ情報データベースDに送信される(ステップS6)。次に、イントロ情報データベースDから指定したトラック名に対応する楽曲のイントロファイル25aおよびイントロデータ25bが送信されると(ステップS7:Y)、これらのイントロファイル25aおよびイントロデータ25bは、楽曲識別情報25として外部記憶媒体9に書き込まれる(ステップS8)。
【0046】
上記処理(ステップS1〜ステップS8)は楽曲識別情報生成処理の終了指示が行われるまで(ステップS9:Y)、繰り返し行われる。以上により、ユーザが音声信号記憶装置1により自動的に録音したい楽曲の楽曲識別情報25が生成され、外部記憶媒体9に記憶される。
【0047】
次に、図4を参照して、音声信号記憶装置1において実行される楽曲信号の自動記憶処理について説明する。
外部記憶媒体9がメモリカード接続部7を介して音声信号記憶装置1に接続される(ステップS11:Y)と、制御部14は楽曲識別情報取得部13を制御して外部記憶媒体9に記憶された楽曲識別情報25を取得させる(ステップS12)。そして、制御部14はラジオ受信部2から入力される音声信号(ステップS13)をその入力状態に応じて順次更新させつつ一定時間分の音声信号を一時記憶部12の音声信号逐次記憶領域12aにPCMデータ化して逐次記憶させる(ステップS14)。
【0048】
そして、制御部14は、音声信号比較部14aにおいて、ステップS12において取得した楽曲識別情報25に含まれるイントロファイル25aから楽曲識別音声信号を読み出して、音声信号逐次記憶領域12aに記憶され、順次更新される一定時間分の音声信号と楽曲識別音声信号とを逐次比較する(ステップS15)。
【0049】
音声信号逐次記憶領域12aに記憶された一定時間分の音声信号の少なくとも一部に基づいて、この音声信号逐次記憶領域12aに記憶された音声信号が楽曲識別音声信号と一致すると見倣せる場合(ステップS16:Y)、ラジオ受信部2を介して外部から入力される音声信号が所定の楽曲信号に該当すると判別して、以後、ラジオ受信部2から入力される一連の音声信号を一時記憶部12の楽曲信号一時記憶領域12bに記憶させる(ステップS17)。なお、一致すると見倣なせるか否かは上述した方法により判別する。
【0050】
そして、制御部14は記憶時間制御部14bにより、上記の楽曲信号の記憶時間を管理し、音声信号逐次記憶領域12aに所定の楽曲に対応する楽曲信号の一部が記憶されていた時間も含めて、楽曲信号の記憶時間が演奏時間に達すると(ステップS18:Y)、記憶処理部11による音声信号の記憶を停止させる(ステップS19)。そして、音声信号逐次記憶領域12aに記憶されている音声信号のうち所定の楽曲の前奏部分に対応する音声信号と楽曲信号一時記憶領域12bに記憶させた所定の楽曲に対応する前奏部分以後の音声信号とを合成して所定の楽曲に対応する一連の楽曲信号として記憶媒体8に記憶させる(ステップS20)。楽曲信号の自動記憶処理の終了操作がなされる(ステップS21:Y)まで、上記処理(ステップS11〜ステップS22)を繰り返し行う。
【0051】
以上説明した実施の形態の音声信号記憶装置1によれば、楽曲識別情報25に基づいて、外部から入力される音声信号が所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当する場合に、記憶処理部11にその楽曲信号を記憶させる。したがって、上記音声信号記憶装置1によれば、楽曲識別情報25により特定された所定の楽曲に対応する楽曲信号を自動的に記憶媒体8に記憶させることができる。
【0052】
また、本実施の形態の音声信号記憶装置1によれば、ラジオ受信部2を介して外部から入力された音声信号の一部が一時記憶部12の音声信号逐次記憶領域12aに順次更新されつつ記憶される。制御部14は、一時記憶部12の音声信号逐次記憶領域12aに記憶された音声信号の少なくとも一部に基づいて、音声信号逐次記憶領域12aに記憶された音声信号がイントロファイル25aに含まれる楽曲識別音声信号と一致すると見倣せる場合に、外部から入力された音声信号が所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当すると判別する。すなわち、上記音声信号記憶装置1では、ラジオ受信部2を介して外部から入力された音声信号が所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当するか否かを、所定の楽曲に対応する楽曲信号の全部に基づいて判別させるのではなく、所定の楽曲のイントロ部分に対応する楽曲信号の一部に基づいて判別させる。このため、外部から入力された音声信号が所定の楽曲に対応する楽曲信号に該当するか否かの判別に要する負荷を低減させることができる。
【0053】
また、制御部14は楽曲識別情報25に含まれる演奏時間情報に基づいて、記憶処理部11に楽曲信号を記憶媒体8に記憶させる記憶時間を制御させるので、所定の楽曲に対応する楽曲信号の記憶処理を自動的に終了させることができる。
【0054】
したがって、ユーザの好きなアーティストの曲について、楽曲識別情報25を予め準備しておけば、車の運転中であっても運転の妨げとなることなく、車載オーディオ装置100のラジオ受信部2を介して受信する音声信号のうちユーザの好きなアーティストの曲を自動的に録音できる。また、録音の開始も停止も自動的に行うので利便性が高いとともに、楽曲の前後に余分な音声信号が含まれず、後で余分な音声信号を除去するための編集作業を行う必要もなく操作性が高い。
【0055】
以上の説明においては、音声信号記憶装置1に入力される音声信号はラジオ受信部2を介して入力されるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、テレビ放送等から受信する音声信号が入力されるものとしてもよい。
【0056】
また、以上の説明においては、演奏時間情報に基づいて、記憶時間制御部14bにより楽曲信号を楽曲信号一時記憶領域12bに記憶させる時間を制御するものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、演奏時間情報の代わりに、所定の楽曲における所定の区切り部分に対応する音声信号である区切部識別音声信号を楽曲識別情報25に含ませ、制御部14に、音声信号逐次記憶部に順次記憶される音声信号に基づいて、当該音声信号が前記区切部識別音声信号と一致すると見倣せる場合に、外部から入力された音声信号が前記所定の楽曲の所定の区切り部に該当すると判別させて、楽曲信号を楽曲信号一時記憶領域12bにおける記憶処理を制御させてもよい。
【0057】
ここで、所定の区切り部分とは、例えば、楽曲の間奏部分や後奏部分などがあげられる。このような構成とすることにより、制御部14は楽曲識別情報25に含まれる区切部識別音声信号に基づいて、一時記憶部12に記憶された音声信号がこの区切部識別音声信号と一致すると見倣せる場合に、外部から入力された音声信号が所定の楽曲の所定の区切り部に該当すると判別することができる。このため、制御部14は外部から入力される音声信号が所定の区切り部に該当するか否かを逐次判別でき、楽曲信号を記憶媒体8に記憶させる記憶時間あるいは楽曲信号の終了時刻等の記憶処理を制御できる。
【0058】
また、以上の説明においては、楽曲識別情報25をメモリカード等の外部記憶媒体9に記憶させ、外部記憶媒体9に記憶された楽曲識別情報25を取得するものとして説明したが、これに限定されるものではない。楽曲識別情報25はインターネット等を介してアーティスト名、トラック名等を指定することによって音声信号記憶装置1が当該楽曲識別情報25を取得できる構成であってもよい。
【0059】
また、以上の説明においては、外部記憶媒体9がメモリカード接続部7を介して接続されると、楽曲信号の自動記憶処理を自動的に開始するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、操作部3等により楽曲信号の自動記憶処理の開始指示が入力されることにより楽曲信号の自動記憶処理を開始するような構成としてもよいのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】実施の形態における音声信号記憶装置を含む車載オーディオ装置の概要構成ブロック図である。
【図2】実施の形態のイントロ情報データベースの構成例を示す図である。
【図3】実施の形態の処理フローチャートである。
【図4】実施の形態の処理フローチャートである。
【符号の説明】
【0061】
1 音声信号記憶装置
2 ラジオ受信部
3 操作部
4 表示部
5 音声信号再生部
6 スピーカー
7 メモリカード接続部
8 記憶媒体
9 外部記憶媒体
11 記憶処理部
12 一時記憶部
12a 音声信号逐次記憶領域
12b 音声信号一時記憶領域
13 楽曲識別情報取得部
14 制御部
14a 音声信号比較部
14b 記憶時間制御部
25 楽曲識別情報
25a イントロファイル
25b イントロデータ




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013