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発明の名称 車載受信装置、及び、受信制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−89048(P2007−89048A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−278191(P2005−278191)
出願日 平成17年9月26日(2005.9.26)
代理人 【識別番号】100091823
【弁理士】
【氏名又は名称】櫛渕 昌之
発明者 木村 亘
要約 課題
車両に搭載された複数のアンテナを切り替える車載受信装置において、車両が停止中か移動中かに関わらず、安定して良好な受信状態を維持できるようにする。

解決手段
車両に搭載されたアンテナ21〜24を用いてダイバーシティ受信を行う車載受信装置1において、アンテナを切り替えて選択するアンテナ切替回路12、14の各々に対して受信に適したアンテナを選択させるアンテナ選択動作を行うマイコン11を備え、マイコン11は、車両が停止している状態で、アンテナ切替回路12に対するアンテナ選択動作を停止して固定的にアンテナを選択した状態を保持させ、アンテナ切替回路14に対してはアンテナ選択動作を行う。
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載された複数のアンテナを用いてダイバーシティ受信を行う車載受信装置であって、
複数のチューナと、これら複数のチューナの各々に対して、前記複数のアンテナのいずれかを選択して接続する複数の選択手段と、
前記複数の選択手段の各々に対し、前記複数のアンテナのうち受信に適したアンテナを選択させるアンテナ選択動作を行う制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記車両が停止している状態で、一部の前記選択手段に対してはアンテナ選択動作を停止して固定的にアンテナを選択した状態を保持させ、それ以外の前記選択手段に対してはアンテナ選択動作を行うこと、
を特徴とする車載受信装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記複数の選択手段により前記複数のアンテナの各々を選択した場合における受信状態に基づいて、前記複数の選択手段のそれぞれに対し、受信に適したアンテナを選択させるアンテナ選択動作を行うことを特徴とする請求項1記載の車載受信装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記車両が停止した状態から移動を開始した場合に、前記一部の選択手段に対するアンテナ選択動作を開始することを特徴とする請求項1または2記載の車載受信装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記車両のパーキングブレーキの作動状態を示すパーキング信号が外部から入力された場合に、このパーキング信号に基づいて前記車両の停止及び移動を判別することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車載受信装置。
【請求項5】
当該車載受信装置は、前記複数のチューナによりデジタル放送を受信する車載受信装置であって、
前記ダイバーシティ受信により得られた受信信号を復調する復調手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記アンテナ選択動作において、前記複数の選択手段により各アンテナを選択した場合の前記復調手段におけるビット誤り率に基づき、前記複数の選択手段の各々に対して受信に適したアンテナを選択させること、
を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車載受信装置。
【請求項6】
車両に搭載された複数のアンテナを用いてダイバーシティ受信を行う車載受信装置における受信制御方法であって、
前記車載受信装置が、複数のチューナと、これら複数のチューナの各々に対して前記複数のアンテナのいずれかを選択して接続する複数の選択手段とを備えて構成される場合に、前記複数の選択手段の各々に対し、前記複数のアンテナのうち受信に適したアンテナを選択させるアンテナ選択動作を行い、
前記車両が停止している状態では、一部の前記選択手段に対してアンテナ選択動作を停止して固定的にアンテナを選択した状態を保持させ、それ以外の前記選択手段に対してはアンテナ選択動作を行うこと、
を特徴とする受信制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のチューナを用いてダイバーシティ受信を行う車載受信装置、及び、この車載受信装置における受信制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のアンテナを備えた受信装置において、各アンテナの受信状態を個々に検出し、その検出結果に基づいて、受信に適切なアンテナを選択するアンテナダイバーシティ受信を実行するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2000−188585号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、車両に搭載された車載受信装置においてアンテナダイバーシティ受信を行うと、車両の停止中に、適切なアンテナの選択に支障を来す場合がある。すなわち、車両の停止中は、その車両の側を他の車両が通過する等の外来の影響により、受信環境が一時的に変化して、受信状態が悪化することがある。このような場合、受信状態の悪化に対応して適切なアンテナを選択しようとすると、各アンテナの受信状態を検出している間に受信環境の変化の要因(他の車両等)が解消され、結果として受信環境が変化する前と同じアンテナが選択されてしまうことがある。また、かえって受信に適しないアンテナが選択されてしまう可能性もある。このように、車両の停止中にアンテナダイバーシティ受信を行った場合、不要な処理が行われるので効率が悪く、また、受信状態が不安定になる可能性があるという問題があった。
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両に搭載された複数のアンテナを切り替える車載受信装置において、車両が停止中か移動中かに関わらず、安定して良好な受信状態を維持できるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、車両に搭載された複数のアンテナを用いてダイバーシティ受信を行う車載受信装置であって、複数のチューナと、これら複数のチューナの各々に対して、前記複数のアンテナのいずれかを選択して接続する複数の選択手段と、
前記複数の選択手段の各々に対し、前記複数のアンテナのうち受信に適したアンテナを選択させるアンテナ選択動作を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記車両が停止している状態で、一部の前記選択手段に対してはアンテナ選択動作を停止して固定的にアンテナを選択した状態を保持させ、それ以外の前記選択手段に対してはアンテナ選択動作を行うことを特徴としている。
【0006】
この構成によれば、複数のチューナの各々に対して複数のアンテナのいずれかを選択して接続する選択手段を複数備えた車載受信装置により、この複数の選択手段の各々に対して受信に適したアンテナを選択させるアンテナ選択動作が行われ、車両が停止している状態では、一部の選択手段に対するアンテナ選択動作が停止され、それ以外の選択手段に対してはアンテナ選択動作が行われるので、車両の停止中には、一部の選択手段はアンテナを固定的に選択し、それ以外の選択手段が受信に適したアンテナを選択する。これにより、車両の停止中に受信環境が一時的に変化して受信状態が悪化した場合、一部の選択手段は同じアンテナを固定的に選択しているので、受信環境が元に戻った後で速やかに受信状態が回復する。一方、上記それ以外の選択手段に対しては車両の停止中もアンテナ選択動作が行われ、受信状態の悪化に対応して受信に適したアンテナが選択されるので、継続的な受信環境の変化が生じた場合は、この変化に対応して良好な受信状態を保つことができる。このように、本発明の車載受信装置は、複数のアンテナと複数のチューナを効率的に活用し、車両の停止中における受信環境の変化にも適切に対応でき、かつ、車両が停止中か移動中かに関わらず良好な受信状態を保つことができる。
【0007】
本発明において、前記制御手段は、前記複数の選択手段により前記複数のアンテナの各々を選択した場合における受信状態に基づいて、前記複数の選択手段のそれぞれに対し、受信に適したアンテナを選択させるアンテナ選択動作を行うものとしてもよい。
また、前記制御手段は、前記車両が停止した状態から移動を開始した場合に、前記一部の選択手段に対するアンテナ選択動作を開始するものとしてもよい。
さらに、前記制御手段は、前記車両のパーキングブレーキの作動状態を示すパーキング信号が外部から入力された場合に、このパーキング信号に基づいて前記車両の停止及び移動を判別するものとしてもよい。
【0008】
さらにまた、当該車載受信装置を前記複数のチューナによりデジタル放送を受信する車載受信装置として、前記ダイバーシティ受信により得られた受信信号を復調する復調手段をさらに備え、前記制御手段は、前記アンテナ選択動作において、前記複数の選択手段により各アンテナを選択した場合の前記復調手段におけるビット誤り率に基づき、前記複数の選択手段の各々に対して受信に適したアンテナを選択させる構成としてもよい。
【0009】
本発明は、車両に搭載された複数のアンテナを用いてダイバーシティ受信を行う車載受信装置における受信制御方法であって、前記車載受信装置が、複数のチューナと、これら複数のチューナの各々に対して前記複数のアンテナのいずれかを選択して接続する複数の選択手段とを備えて構成される場合に、前記複数の選択手段の各々に対し、前記複数のアンテナのうち受信に適したアンテナを選択させるアンテナ選択動作を行い、前記車両が停止している状態では、一部の前記選択手段に対してアンテナ選択動作を停止して固定的にアンテナを選択した状態を保持させ、それ以外の前記選択手段に対してはアンテナ選択動作を行うことを特徴としている。
【0010】
本発明によれば、複数のチューナの各々に対して複数のアンテナのいずれかを選択して接続する選択手段を複数備えた車載受信装置において、複数の選択手段の各々に対して受信に適したアンテナを選択させるアンテナ選択動作を行い、車両が停止している状態では、一部の選択手段に対するアンテナ選択動作を停止し、それ以外の選択手段に対してはアンテナ選択動作を行うので、車両の停止中には、一部の選択手段はアンテナを固定的に選択し、それ以外の選択手段が受信に適したアンテナを選択する。これにより、車両の停止中に受信環境が一時的に変化して受信状態が悪化した場合、一部の選択手段が同じアンテナを固定的に選択しているので、受信環境が元に戻った後に速やかに受信状態が回復する。一方、上記それ以外の選択手段に対しては車両の停止中もアンテナ選択動作が行うので、受信状態の悪化に対応して受信に適したアンテナが選択され、継続的な受信環境の変化が生じた場合は、この変化に対応して良好な受信状態を保つことができる。従って、車載受信装置において、複数のアンテナと複数のチューナを効率的に活用し、車両の停止中における受信環境の変化にも適切に対応でき、かつ、車両が停止中か移動中かに関わらず良好な受信状態を保つことができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、複数のチューナの各々に対して複数のアンテナのいずれかを選択して接続する選択手段を複数備えた車載受信装置により、複数のアンテナと複数のチューナを効率的に活用し、車両の停止中における受信環境の変化にも適切に対応でき、かつ、車両が停止中か移動中かに関わらず良好な受信状態を保つことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施の形態に係る車載受信装置1の構成を示すブロック図である。
この図1に示す車載受信装置1は、車両に搭載された4本のアンテナアンテナ21、22、23、24のうち受信に適したアンテナを選択し、選択したアンテナを用いて、複数のチューナであるメインチューナ13及びサブチューナ15を用いてダイバーシティ受信を実行し、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交波周波数分割多重)変調方式により放送される地上波デジタル放送の放送波を受信する装置である。この車載受信装置1は、受信した放送波を受信してOFDM復調し、外部接続されるデコーダにTS(Transport Stream)信号を出力する。このTS信号を、当該デコーダによってデコードすれば音声信号及び映像信号が得られるので、例えば、当該デコーダから音声信号及び映像信号の出力を受けて映像及び音声を出力するオーディオ・ビジュアル装置を上記車両に搭載すれば、車室内で映像及び音声を視聴できる。
【0013】
図1に示すように、車載受信装置1は、車載受信装置1の各部を制御する制御手段としてのマイコン11と、アンテナ21、22に接続された選択手段としてのアンテナ切替回路12、及び、アンテナ切替回路12から出力されるRF信号をもとに指定されたチャンネルを選局するメインチューナ13からなるメイン受信部10Aと、アンテナ23、24に接続された選択手段としてのアンテナ切替回路14、及び、アンテナ切替回路14から出力されるRF信号をもとに指定されたチャンネルを選局するサブチューナ15からなるサブ受信部10Bとを備える。加えて、車載受信装置1は、アンテナ切替回路13、15から出力されるOFDM変調信号を復調する復調手段としてのOFDM処理部16を備える。
【0014】
メイン受信部10Aのアンテナ切替回路12は、マイコン11の制御に従ってアンテナ21、22のいずれか一方を切り替えて選択し、この選択したアンテナにより得られるRF信号をメインチューナ13に出力する機能を有する。
サブ受信部10Bのアンテナ切替回路14は、マイコン11の制御に従ってアンテナ23、24のいずれか一方を切り替えて選択し、この選択したアンテナにより得られるRF信号をサブチューナ15に出力する機能を有する。
マイコン11は、メインチューナ13及びサブチューナ15からAGC(Auto Gain Control)の情報を取得するとともに、OFDM処理部16からAGC及びBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)の情報を取得し、これらAGC及びBERに基づいて、アンテナ切替回路12、14においてアンテナを選択させる選択動作を行う。
また、OFDM処理部16は、メインチューナ13及びサブチューナ15のそれぞれから入力されるOFDM変調信号について、誤り訂正処理を行った上、選択合成法、等利得合成法、最大比合成法等の方法により合成ダイバーシティ動作を行って好適なOFDM変調信号を生成し、このOFDM変調信号を復調して外部接続されたデコーダに出力する。このOFDM処理部16による合成ダイバーシティ動作において、メインチューナ13から入力されるOFDM変調信号と、サブチューナ15から入力されるOFDM変調信号とに異なる重み付けを行って処理を行うようにしてもよい。
【0015】
ここで、マイコン11によるアンテナ選択動作について説明する。
マイコン11は、メインチューナ13からAGCの情報を取得するとともに、OFDM処理部16から、メインチューナ13から出力されるOFDM変調信号に係るAGC及びBERの情報を取得する。そして、マイコン11は、アンテナ切替回路12により選択可能なアンテナ21、22の各々について、取得したAGC及びBERを基準として受信状態を判別し、より受信に適した方のアンテナを決定して、このアンテナをアンテナ切替回路12により選択させる。
同様に、マイコン11は、サブチューナ15からAGCの情報を取得するとともに、OFDM処理部16から、サブチューナ15から出力されるOFDM変調信号に係るAGC及びBERの情報を取得する。そして、マイコン11は、アンテナ切替回路14により選択可能なアンテナ23、24の各々について、取得したAGC及びBERを基準として受信状態を判別し、より受信に適した方のアンテナを決定して、このアンテナをアンテナ切替回路14により選択させる。
このアンテナ選択動作は、アンテナ21、22、23、24及び車載受信装置1を搭載した車両の移動中に車載受信装置1が動作している間は、常時実行される。これにより、車両の走行中における受信環境の変化に対応して、良好な受信状態を確保できる。
【0016】
さらに、マイコン11には、上記車両のECU(図示略)等から出力されるパーキング信号が入力される。このパーキング信号は、上記車両のパーキングブレーキの作動状態を示す信号であって、パーキングブレーキがセットされるとONとなり、パーキングブレーキが解除されるとOFFになる。車両の走行中にパーキングブレーキがセットされることは殆ど無いので、パーキング信号がONになった場合には、車両が停止(停車)していると判断してよく、パーキング信号がONからOFFに変化した場合、運転者が車両を発進させ、車両が移動を開始するものと判断してよい。
【0017】
図2は、車載受信装置1の動作を示すフローチャートである。
図2に示す動作を開始した車載受信装置1は、アンテナ切替回路12、14を制御して上述のアンテナ選択動作を行う(ステップS11)。
ここで、マイコン11は、外部のECU等から入力されるパーキング信号の状態を判別し(ステップS12)、パーキング信号がOFF(パーキングブレーキが解除状態)であればステップS11のアンテナ選択動作を継続する。
また、パーキング信号がONの場合(ステップS12;Yes)、マイコン11はアンテナ切替回路12を制御して、選択するアンテナを、現在選択中のアンテナに固定させる(ステップS13)。これにより、アンテナ切替回路12に対するアンテナ選択動作が停止され、アンテナ切替回路12は、アンテナ21、22の一方を固定的に選択した状態を保持する。
【0018】
続いて、マイコン11は、OFDM処理部16から取得したAGC及びBER、及び、サブチューナ15から取得したAGCに基づいて、サブチューナ15における受信状態を判別する(ステップS14)。
ここで、サブチューナ15における受信状態が良好でなくなった場合、例えば、AGC及びBERが所定のしきい値を超えた場合(ステップS14;No)、マイコン11は、アンテナ切替回路14によって選択中のアンテナとは別のアンテナを選択させ(ステップS15)、再びステップS14に戻ってサブチューナ15の受信状態を判別する。
このステップS14〜S15において、マイコン11及びアンテナ切替回路14により、サブチューナ15の受信状態を良好に保つべく、アンテナ23、24のうち受信に適したアンテナが選択される。
【0019】
そして、サブチューナ15における受信状態が良好な場合(ステップS14;Yes)、マイコン11は、外部から入力されるパーキング信号の状態を判別する(ステップS16)。
ここで、パーキング信号がONの場合(ステップS15;No)、マイコン11は、車載受信装置1を搭載した車両が引き続き停止していると判別し、ステップS14に戻ってサブチューナ15の受信状態に基づくアンテナ選択動作を継続する。
また、パーキング信号がOFFの場合(ステップS16;Yes)、マイコン11は車載受信装置1を搭載した車両が移動を開始したと判別して、ステップS11に戻る。
【0020】
以上のように、本発明の実施の形態に係る車載受信装置1は、メインチューナ13及びサブチューナ15を備え、これらメインチューナ13及びサブチューナ15から出力されるOFDM変調信号に基づくダイバーシティ受信動作を行うよう構成され、メインチューナ13及びサブチューナ15に対し、複数のアンテナ21、22、23、24に接続されたアンテナ切替回路12、14によって受信に適したアンテナが選択されるので、常に良好な受信状態が維持される。そして、車載受信装置1を搭載した車両が停止した場合には、アンテナ切替回路12に対するアンテナ選択動作を停止して、アンテナ切替回路12によって固定的にアンテナを選択した状態を保持させるので、例えば当該車両の側を他の車両が通過する等して一時的に受信環境が変化し、メインチューナ13の受信状態が悪化しても、選択したアンテナの切り替えが行われない。このため、受信環境の変化が一時的なものであれば、その後に受信環境が回復すればすぐに良好な受信状態で受信を行うことができる。従って、一時的な受信環境の変化に対し、無駄なアンテナ選択動作を行うことなく、受信環境の回復後は速やかに良好な受信状態を実現することができる。また、マイコン11は、サブチューナ15に接続されたアンテナ切替回路14に対して、車載受信装置1を搭載した車両の停止中も継続してアンテナ選択動作を行うので、車両の停止中における受信環境の変化が長時間にわたる場合であっても、サブチューナ15における受信状態が良好に保たれるので、地上波デジタル放送を安定して良好に受信できる。
【0021】
また、車載受信装置1は、車載受信装置1を搭載した車両が停止中か移動中かを、外部のECU等から入力されるパーキング信号に基づいて判別するので、極めて簡単な処理により、確実かつ速やかに、車両の移動・停止状態を判別できる。
【0022】
なお、上述した実施の形態は、本発明の一実施態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用可能であることは勿論である。例えば、上述した実施の形態では、車載受信装置1はOFDM変調方式により放送される地上波デジタル放送の放送波を受信する装置として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の変調方式を用いたデジタル放送を受信する装置においても適用可能であり、アナログ放送を受信する装置においても適用可能である。また、上記実施の形態では、車載受信装置1はメインチューナ13とサブチューナ15とによるダイバーシティ受信を行うものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3以上のチューナを備える構成としてもよい。すなわち、メインチューナ13として複数のチューナを用い、及び/又は、サブチューナ15として複数のチューナを用いる構成としてもよい。
さらに、OFDM処理部16のアンテナ選択動作は、AGC及びBERに基づいて受信状態を判別するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の情報に基づいて受信状態を判別する構成としてもよい。また、上記実施の形態では、マイコン11はパーキング信号に基づいて車両が停止状態にあることを判別するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばGPS機能を有するナビゲーション装置から車両の現在位置を示す情報を取得し、この車両の現在位置が一定時間、所定の範囲を超えて変化しなかった場合に、車両が停止状態にあると判別するようにしてもよい。
その他、上述した実施の形態における具体的な細部構成についても任意に変更可能である事は勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施の形態に係る車載受信装置の概略的構成を示すブロック図である。
【図2】車載受信装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0024】
1 車載受信装置
10A メイン受信部
10B サブ受信部
11 マイコン(制御手段)
12、14 アンテナ切替回路(選択手段)
13 メインチューナ(チューナ)
15 サブチューナ(チューナ)
16 OFDM処理部(復調手段)
21、22、23、24 アンテナ




 

 


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