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発明の名称 車両用信号記録再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−13308(P2007−13308A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−188397(P2005−188397)
出願日 平成17年6月28日(2005.6.28)
代理人 【識別番号】100082670
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 民雄
発明者 川端 昭弘
要約 課題
放送信号を記録するとともに車両周囲の映像信号を圧縮して放送信号に同期させて記録する一方、圧縮した映像信号を解凍して記録した放送信号と同期再生することができる車両用信号記録再生装置を提供する。

解決手段
AD変換部10でAD変換された放送信号と、記録画像処理部20でデジタイズおよび圧縮された車両周囲の映像信号と、放送信号および映像信号の同期信号とが記録部40に記録される。また、記録部40に記録された映像信号が再生画像処理部60で解凍され、記録部40に記録された同期信号に基づいて記録部40に記録された放送信号と同期再生される。
特許請求の範囲
【請求項1】
無線周波数信号を記録するとともに、車両の走行位置を特定可能な映像信号を圧縮し前記無線周波数信号に同期させて同期信号とともに記録する信号記録部と、
前記信号記録部に記録した前記映像信号の圧縮を解凍し、解凍した前記映像信号と前記信号記録部に記録した前記無線周波数信号とを前期記録部に記録した前記同期信号に基づいて同期再生する信号再生部とを備えたことを特徴とする車両用信号記録再生装置。
【請求項2】
無線周波数信号を記録するとともに、車両の走行位置を特定可能な映像信号を圧縮し前記無線周波数信号に同期させて同期信号とともに記録する信号記録部を備えたことを特徴とする車両用信号記録再生装置。
【請求項3】
記録部に記録された無線周波数信号と、前記記録部に圧縮して記録された車両の走行位置を特定可能な映像信号と、前記記録部に記録された前記無線周波数信号と前記映像信号との同期信号とを取り出し、前記映像信号の圧縮を解凍するとともに解凍した該映像信号と前記無線周波数信号とを前記同期信号に基づいて同期再生する信号再生部を備えたことを特徴とする車両用信号記録再生装置。
【請求項4】
前記信号記録部は、無線周波数信号を受信して出力する無線周波数信号受信装置の出力信号をデジタル信号に変換して出力するAD変換部と、車両の走行位置を特定可能な映像信号を撮影して映像信号を出力する撮影装置の出力信号をデジタル信号に変換しかつ圧縮して出力する記録画像処理部と、前記AD変換部の出力信号と前記記録画像処理部の出力信号とを記録する記録部と、前記AD変換部の前記出力信号と前記記録画像処理部の前記出力信号とを同期させて同期信号とともに前記記録部に記録させる記録制御部とを備えたことを特徴とする請求項1および請求項2に記載の車両用信号記録再生装置。
【請求項5】
前記信号再生部は、前記信号記録部に記録された前記記録画像処理部の前記出力信号を解凍してアナログ信号に変換する再生画像処理部と、前記信号記録部に記録された前記AD変換部の前記出力信号をアナログ信号に変換するDA変換部と、前記再生画像処理部の出力信号と前記DA変換部の出力信号を前記記録部に記録された前記同期信号に基づいて同期再生する再生制御部とを備えたことを特徴とする請求項1および請求項3に記載の車両用信号記録再生装置。
【請求項6】
前記車両の走行位置を特定可能な映像信号が、車両に設けられた撮影装置によって撮影された車両周囲の映像信号であることを特徴とする請求項1から請求項5に記載の車両用信号記録再生装置。
【請求項7】
前記無線周波数信号と前記映像信号の同期は、前記映像信号のフレーム毎に行われることを特徴とする請求項1から請求項5に記載の車両用信号記録再生装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用信号記録再生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、AM放送やFM放送、地上アナログTV放送、地上デジタルTV放送、モバイル放送等の放送信号の受信機の開発において、試作した受信機の性能評価は重要であり、特に車載を目的とした受信機は、移動環境下での性能評価、いわゆるフィールドテストが必須である。しかしながら、フィールドテストは準備と実施に多大な時間と労力を必要とし、実験評価を効率よく行うことが難しい。また、同一の移動環境下で繰り返しフィールドテストを行うことは非常に困難である。このため、受信機が利用される実環境で放送信号等の無線周波数信号を受信記録し、記録した無線周波数信号を実験室内で再生して、実際の電波環境を再現する車両用信号記録再生装置が提案されている(特許文献1)。
【0003】
このようなフィールドテストにおいては、フィールドの状態、すなわち地形や周囲の建造物等の影響により電波環境が変化するため、放送信号の記録とともにフィールドの撮影画像等を記録しておくことで、電波環境の変化の要因を効率よく特定することが可能となり、測定結果の解析が容易になる。このため、放送信号とフィールドの撮影画像とを同時に記録する信号記録装置が本出願人により提案されている(特許文献2)。
【特許文献1】特開平11−183544号公報
【特許文献2】特開2003−101488号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、通常フィールドテストはある程度の時間継続して行うため、放送信号の記録と共にデータ量の多いフィールドの撮影画像を同時に記録した場合、データ量が膨大となりデータを記録する記録部の記録媒体を膨大に消費してしまうという問題がある。
【0005】
本発明の課題は、無線周波数信号を記録するとともに車両の走行位置を特定可能な映像信号を圧縮して無線周波数信号に同期させて記録する一方、圧縮した映像信号を解凍し、記録した無線周波数信号と同期再生することができる車両用信号記録再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、無線周波数信号を記録するとともに、車両の走行位置を特定可能な映像信号を圧縮し前記無線周波数信号に同期させて同期信号とともに記録する信号記録部と、前記信号記録部に記録した前記映像信号の圧縮を解凍し、解凍した前記映像信号と前記信号記録部に記録した前記無線周波数信号とを前期記録部に記録した前記同期信号に基づいて同期再生する信号再生部とを備えたことを特徴としている。
【0007】
上記構成によれば、車両の走行位置を特定可能な映像信号を圧縮し、無線周波数信号と同期させて記録することができる。また記録した映像信号の圧縮を解凍し、記録した無線周波数信号に同期させて再生することができる。また映像信号は圧縮されてデータ量が縮小されて記録されるため、データを記録する記録部の記録媒体を膨大に消費してしまうという問題を回避することができる。
【0008】
また請求項2に記載の発明は、無線周波数信号を記録するとともに、車両の走行位置を特定可能な映像信号を圧縮し前記無線周波数信号に同期させて同期信号とともに記録する信号記録部を備えたことを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、車両の走行位置を特定可能な映像信号を圧縮し、無線周波数信号と同期させて記録することができる。また映像信号は圧縮されてデータ量が縮小されて記録されるため、データを記録する記録部の記録媒体を膨大に消費してしまうという問題を回避することができる。
【0010】
また請求項3に記載の発明は、記録部に記録された無線周波数信号と、前記記録部に圧縮して記録された車両の走行位置を特定可能な映像信号と、前記記録部に記録された前記無線周波数信号と前記映像信号との同期信号とを取り出し、前記映像信号の圧縮を解凍するとともに解凍した該映像信号と前記無線周波数信号とを前記同期信号に基づいて同期再生する信号再生部を備えたことを特徴としている。
【0011】
上記構成によれば、圧縮して記録した映像信号の圧縮を解凍し、記録した無線周波数信号に同期させて再生することができる。
【0012】
また請求項4に記載の発明は、請求項1および請求項2において、前記信号記録部は、無線周波数信号を受信して出力する無線周波数信号受信装置の出力信号をデジタル信号に変換して出力するAD変換部と、車両の走行位置を特定可能な映像信号を撮影して映像信号を出力する撮影装置の出力信号をデジタル信号に変換しかつ圧縮して出力する記録画像処理部と、前記AD変換部の出力信号と前記記録画像処理部の出力信号とを記録する記録部と、前記AD変換部の前記出力信号と前記記録画像処理部の前記出力信号とを同期させて同期信号とともに前記記録部に記録させる記録制御部とを備えたことを特徴としている。
【0013】
上記構成によれば、車両の走行位置を特定可能な映像信号を圧縮し、無線周波数信号と同期させて記録することができる。また映像信号は圧縮されてデータ量が縮小されて記録されるため、データを記録する記録部の記録媒体を膨大に消費してしまうという問題を回避することができる。
【0014】
また請求項5に記載の発明は、請求項1および請求項3において、前記信号再生部は、前記信号記録部に記録された前記記録画像処理部の前記出力信号を解凍してアナログ信号に変換する再生画像処理部と、前記信号記録部に記録された前記AD変換部の前記出力信号をアナログ信号に変換するDA変換部と、前記再生画像処理部の出力信号と前記DA変換部の出力信号を前記記録部に記録された前記同期信号に基づいて同期再生する再生制御部とを備えたことを特徴としている。
【0015】
上記構成によれば、圧縮して記録した映像信号の圧縮を解凍し、記録した無線周波数信号に同期させて再生することができる。
【0016】
また請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5において、前記車両の走行位置を特定可能な映像信号が、車両に設けられた撮影装置によって撮影された車両周囲の映像信号であることを特徴としている。
【0017】
上記構成によれば、記録した無線周波数信号を再生する際に、無線周波数信号を記録したフィールドの状況を画像で確認することができる。このため、電波環境の変化の要因を効率よく特定することが可能となり、測定結果の解析が容易になる。
【0018】
また請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5において、前記無線周波数信号と前記映像信号の同期は、前記映像信号のフレーム毎に行われることを特徴としている。
【0019】
上記構成によれば、無線周波数信号と映像信号は映像信号のフレーム毎に同期がとられ、記録時および再生時に確実な同期が行われる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、無線周波数信号を記録するとともに車両の走行位置を特定可能な映像信号を圧縮して無線周波数信号に同期させて記録する一方、圧縮した映像信号を解凍し、記録した無線周波数信号と同期再生することができる車両用信号記録再生装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
【実施例】
【0022】
本実施例では、放送信号を記録するとともに、車両周囲の映像信号を圧縮して放送信号に同期させて記録する一方、圧縮した映像信号を解凍し、記録した放送信号と同期再生することができる車両用信号記録再生装置についての説明を行う。
【0023】
図1に本発明の実施例のブロック図を示す。
【0024】
ラジオ等の放送信号受信機(図示省略)から出力されたアナログ放送信号は、AD変換部10に入力される。AD変換部10は取り込んだアナログ放送信号をデジタル信号に変換し、記録部40が備える放送信号記録部41に出力する。放送信号記録部41は取り込んだ放送信号を記録する。
【0025】
車載カメラ等の車両周囲映像撮影装置(図示省略)から出力されるアナログ映像信号が入力される記録画像処理部20は、デジタイザ21と、フレームメモリ22と、画像圧縮部23とを備えている。
【0026】
車両周囲映像撮影装置から出力されたアナログ映像信号は、デジタイザ21に入力される。デジタイザ21は、入力された映像信号のフレーム毎にアナログ映像信号を取り込み、取り込んだ映像信号をデジタイズしてフレームメモリ22に出力する。フレームメモリ22は1フレーム毎の映像信号データを所定のフレーム数記録する。デジタイザ21から取り込んだ映像信号データが所定のフレーム数を越えると、一番古く記録した1フレーム分の映像信号データが画像圧縮部23に出力される。画像圧縮部23は取り込んだ1フレーム分の映像信号データを圧縮処理し、記録部40が備える映像信号記録部42へ出力する。映像信号記録部42は取り込んだ映像信号データを記録する。
【0027】
記録制御部30は、AD変換部10に放送信号のAD変換を行わせるため、所定の時間間隔Tbs毎にAD変換部10にAD変換トリガ信号を出力する。またデジタイザ21のデジタイズ開始時刻間TvsのAD変換トリガ信号数をカウントし(後述)、カウント数(後述するサンプリングカウンタCsの値)を記録部40が備える同期信号記録部43へ出力する。
【0028】
再生制御部70は、所定の時間間隔Tbs毎にDA変換部50にDA変換トリガ信号を出力する。DA変換部50は時間間隔Tbs毎に放送信号記録部41に記録された放送信号を取り込み、アナログ信号に変換して外部へ出力する。
【0029】
また再生制御部70は同期信号記録部43に記録されたサンプリングカウンタCsの値を取り込み、DA変換部50が出力する放送信号と再生画像処理部60が出力する映像信号との同期制御を行う(後述)。
【0030】
再生画像処理部60は、画像解凍部61と、フレームメモリ62と、転送制御部63とを備えている。
【0031】
画像解凍部61は、映像信号記録部42から1フレーム毎の映像信号データを取り込み、取り込んだ映像信号データを解凍してフレームメモリ62に出力する。フレームメモリ62は1フレーム毎の映像信号データを所定のフレーム数記録する。フレームメモリ62は転送制御部63から映像信号データの転送命令を受け取ると、1フレーム分の映像信号データを転送制御部63に出力し、転送制御部63は映像信号データをアナログ信号に変換して外部へ出力する。
【0032】
再生制御部70は、同期信号記録部43に記録されたサンプリングカウンタCsの値とDA変換部50へのDA変換トリガ信号の出力回数が一致した際に、転送制御部63にトリガ信号を出力し、映像信号の転送命令を出力させる。この動作により、放送信号と映像信号の同期再生が可能となる。
【0033】
次に、各信号の記録時の記録制御部30の動作と、各信号の再生時の再生制御部70の動作を、図3、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0034】
各信号の記録時の記録制御部30の動作の概要は次のようになる。
【0035】
放送信号は所定時間間隔TbsごとにAD変換部10によりサンプリング(AD変換)が行われ、サンプリング後のデジタルデータが自動的に放送信号記録部41に記録される。
【0036】
映像信号は映像信号1フレーム毎にデジタイザ21によりデジタイズが行われ、フレームメモリ22で一旦映像信号データがホールドされた後に、画像圧縮部23により1フレーム毎に映像信号データの圧縮が行われる。圧縮された1フレーム毎の映像信号データは自動的に映像信号記録部42に記録される。
【0037】
ここで、映像信号のデジタイズ開始時点の放送信号のサンプリングカウンタCsを1とし、次の映像信号のデジタイズ開始時点までの間、放送信号のサンプリングが行われる度にサンプリングカウンタCsの値をプラス1づつ加算し、次の映像信号のデジタイズ開始時点直前のサンプリングカウンタの値を同期信号記録部43に記録した後に、サンプリングカウンタCsの値を1に戻す。この状態を図2に示す。
【0038】
このように放送信号、映像信号、同期信号を記録することで、再生時に放送信号と映像信号を同期させて再生することが可能となる(後述)。
【0039】
以下、図3のフローチャートにより、記録制御部30の上記動作フローを説明する。
【0040】
ステップS101では、外部の指示装置(図示省略)から記録開始信号を受け取ったかどうかが判定される。記録開始信号を受け取った場合は、フローはステップS102へ移行する。一方、記録開始信号を受け取っていない場合は、フローはステップS101へ戻る。
【0041】
ステップS102では、放送信号のAD変換回数(サンプリング回数)をカウントするサンプリングカウンタCsに値0が設定される。また映像信号のフレーム数をカウントするフレームカウンタCvに値0が設定される。放送信号と映像信号の同期は、このサンプリングカウンタCsとフレームカウンタCvによって制御が行われる(後述)。この後に、フローはステップS103へ移行する。
【0042】
ステップS103では、サンプリングカウンタCsの値がプラス1加算される。この後に、フローはステップS104へ移行する。
【0043】
ステップS104では、放送信号のAD変換(サンプリング)を行うAD変換トリガ信号をAD変換部10に出力する。AD変換部10でAD変換された放送信号は放送信号記録部41に自動的に記録される。この後に、フローはステップS105へ移行する。
【0044】
ステップS105では、デジタイザ21により映像信号のデジタイズが開始されたかどうかが判定される。映像信号のデジタイズが開始された場合は、フローはステップS106へ移行する。映像信号はデジタイズされてフレームメモリ22に一旦ホールドされた後、画像圧縮部23で圧縮されて映像信号記録部42に自動的に記録される。一方、映像信号のデジタイズが開始されていない場合、またはデジタイズが行われている場合は、フローはステップS109へ移行する。
【0045】
ステップS106では、フレームカウンタCvの値がプラス1加算される。この後に、フローはステップS107へ移行する。
【0046】
ステップS107では、サンプリングカウンタCsおよびフレームカウンタCvの値が同期信号記録部43に記録される。この後に、フローはステップS108へ移行する。
【0047】
ステップS108では、サンプリングカウンタCsに値0が設定される。この後に、フローはステップS109へ移行する。
【0048】
ステップS109では、ステップS104でAD変換トリガ信号が出力された後に、所定時間Tbsが経過したかどうかが判定される(図2参照)。所定時間Tbsが経過した場合は、放送信号の次のサンプリングを行うため、フローはステップS103へ移行する。一方、所定時間Tbsが経過していない場合は、フローはステップS110へ移行する。
【0049】
ステップS110では、外部の指示装置から記録終了信号を受け取ったかどうかが判定される。記録終了信号を受け取った場合は、フローはステップS111へ移行する。一方、記録終了信号を受け取っていない場合は、フローはステップS105へ戻る。
【0050】
ステップS111で記録制御部30の記録制御動作は終了する。
【0051】
以上の動作フローにより、放送信号受信装置で受信した放送信号をデジタル化し、放送信号記録部41に記録することができる。また、車両周囲映像撮影装置で撮影した車両周囲の映像信号をデジタイズした後に圧縮し、映像信号記録部42に記録することができる。また放送信号と映像信号の同期信号を同期信号記録部43に記録することができる。
【0052】
次に、各信号の再生時の再生制御部70の動作について説明する。動作の概要は次のようになる。
【0053】
再生制御部70は放送信号のサンプリング間隔Tbs毎にDA変換部50にトリガ信号を送り、放送信号記録部41に記録された放送信号がアナログ信号に変換されて出力される。同時に同期信号記録部43に記録されたサンプリングカウンタCsの値を取り込み、記録されたサンプリングカウンタCsの値の数だけ放送信号のDA変換を行ったときに、転送制御部63にフレームメモリ62にホールドされた映像信号データの転送を促すトリガ信号を送る。
【0054】
映像信号記録部42に記録された映像信号データは、フレーム毎に逐次画像解凍部61に送られて圧縮された映像信号データが解凍された後に、フレームメモリ62に一旦ホールドされる。ホールドされた映像信号データは転送制御部63からの転送信号を受け取った際にアナログ映像信号に変換された後に外部に出力される。
【0055】
以下、図4のフローチャートにより、再生制御部70の上記動作のフローを説明する。
【0056】
ステップS201では、外部の指示装置(図示省略)から再生開始信号を受け取ったかどうかが判定される。再生開始信号を受け取った場合は、フローはステップS202へ移行する。一方、再生開始信号を受け取っていない場合は、フローはステップS201へ戻る。
【0057】
ステップS202では、放送信号のDA変換回数をカウントするサンプリングカウンタCsに値0が設定される。また映像信号のフレーム数をカウントするフレームカウンタCvに値0が設定される。放送信号と映像信号の同期は、このサンプリングカウンタCsとフレームカウンタCvによって制御が行われる(後述)。この後に、フローはステップS203へ移行する。
【0058】
S203では、同期信号記録部43に記録されたサンプリングカウンタCsの値が映像信号の出力タイミングを制御する映像信号再生カウンタCsrとして読み込まれる。この後に、フローはステップS204へ移行する。
【0059】
ステップS204では、サンプリングカウンタCsの値がプラス1加算される。この後に、フローはステップS205へ移行する。
【0060】
ステップS205では、放送信号のDA変換を行うトリガ信号をDA変換部50に出力する。DA変換されてアナログ信号に変換された放送信号は外部に出力される。この後に、フローはステップS206へ移行する。
【0061】
ステップS206では、サンプリングカウンタCsの値が映像信号再生カウンタCsrに等しいかどうか、すなわち、映像信号を出力するタイミングであるかどうかが判定される。サンプリングカウンタCsの値が映像信号再生カウンタCsrに等しい場合は、フローはステップS207へ移行する。一方、サンプリングカウンタCsの値が映像信号再生カウウンタCsrに等しくない場合は、フローはステップS210へ移行する。
【0062】
ステップS207では、サンプリングカウンタCsに値0が設定される。この後に、フローはステップS208へ移行する。
【0063】
ステップS208では、同期信号記録部43に記録された次のサンプリングカウンタCsの値が映像信号再生カウンタCsrとして読み込まれる。この後に、フローはステップS209へ移行する。
【0064】
ステップS209では、フレームメモリ62にホールドされている映像信号データを出力させるトリガ信号および同期信号記録部43に記録されたフレームカウンタCvの値を転送制御部63に出力する。再生制御部70からこのトリガ信号およびフレームカウンタCvの値を受け取った転送制御部63は、フレームメモリ62にホールドされている圧縮解凍された映像信号データの内、フレームカウンタCvの値に対応する映像信号データを転送制御部63に出力する。転送制御部63はこの映像信号データをアナログ映像信号に変換した後、外部に出力する。この後に、フローはステップS210へ移行する。
【0065】
ステップS210では、ステップS205でDA変換トリガ信号が出力された後に、所定時間Tbsが経過したかどうかが判定される。所定時間Tbsが経過した場合は、記録された放送信号の次の出力を行うため、フローはステップS204へ移行する。一方、所定時間Tbsが経過していない場合は、フローはステップS211へ移行する。
【0066】
ステップS211では、放送信号が放送信号記録部41に残っているかどうかが判定される。放送信号が放送信号記録部41に残っている場合は、フローはステップS212に移行する。一方、記録された放送信号をすべて出力し、放送信号が放送信号記録部41に残っていない場合は、フローはステップS213に移行する。
【0067】
ステップS212では、外部の指示装置から再生終了信号を受け取ったかどうかが判定される。再生終了信号を受け取った場合は、フローはステップS213へ移行する。一方、再生終了信号を受け取っていない場合は、フローはステップS206へ戻る。
【0068】
ステップS213で再生制御部70の再生制御動作は終了する。
【0069】
以上の動作フローにより、映像信号記録部42に圧縮記録された映像信号データの圧縮を解凍し、放送信号記録部41に記録された放送信号と解凍した映像信号とを同期信号記録部に記録された同期信号に基づき同期させて再生することができる。
【0070】
なお、上記AD変換部10、記録画像処理部20、記録制御部30、記録部40が請求項の信号記録部にあたる。また、記録部40、DA変換部50、再生画像処理部60、再生制御部70が請求項の信号再生部にあたる。
【0071】
以上の動作により、膨大なデータ量を有する映像信号を圧縮し、放送信号に同期させて記録することができる。これにより、膨大なデータ量を有する映像信号のデータ量を縮小することが可能となり、所定の記録容量を有する映像記録部に対しては、圧縮記録しない場合に比べ、より多くの映像信号を記録することが可能となる。また所定のデータ量を記録させる場合は、より少ない記録容量で記録可能となるため、映像信号記録部42のサイズの縮小化やコストダウンを図ることができる。
【0072】
また記録した放送信号を再生することができる。これにより、同一の電波環境を実験室内で再現可能となり、フィールドテストを繰り返し行う必要がなくなり、実験を効率よく進めることができる。
【0073】
また圧縮した映像信号を解凍し、放送信号に同期させて再生することができる。これにより、放送信号を受信した際の車両周囲の映像を実験室内で確認することができ、放送信号の受信状況を目視確認できるようになるため、放送信号に変動があった場合の変動要因を容易に推定することができ、解析評価を効率よく行うことができる。
【0074】
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
【0075】
例えば、放送信号と映像信号を同期させる方法は、本実施例に記載した方法に限定されず、放送信号と映像信号を同期させて記録し、また再生時にも同期させて再生することができる方法であればどのような方法を用いても良い。
【0076】
また映像信号の圧縮方法は、どのような方法を用いても良い。
【0077】
また記録部40は、デジタルデータを記録可能な記録媒体であれば良い。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の実施例の放送信号と映像信号の同期方法を説明する図である。
【図3】本発明の実施例の記録制御部30の制御動作のフローチャートである。
【図4】本発明の実施例の再生制御部70の制御動作のフローチャートである。
【符号の説明】
【0079】
10 AD変換部
20 記録画像処理部
21 デジタイザ
22 フレームメモリ
23 画像圧縮部
30 記録制御部
40 記録部
41 放送信号記録部
42 映像信号記録部
43 同期信号記録部
50 DA変換部
60 再生画像処理部
61 画像解凍部
62 フレームメモリ
63 転送制御部
70 再生制御部





 

 


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