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発明の名称 車両用信号記録再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−13307(P2007−13307A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−188396(P2005−188396)
出願日 平成17年6月28日(2005.6.28)
代理人 【識別番号】100082670
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 民雄
発明者 橋本 武志
要約 課題
放送信号と放送信号を記録した位置を特定できる位置情報信号とを同時に記録する一方、記録した放送信号と位置情報信号とを同時に再生することが可能な車両用信号記録再生装置を提供する。

解決手段
放送信号を受信して出力する放送信号受信部110と、放送信号の受信位置の情報を有する位置情報信号を検出して出力する位置情報信号検出部200と、放送信号受信部110の出力信号と位置情報信号検出部200の出力信号とを同時に取り込んで記憶する信号記録部と、記憶した放送信号受信部110の出力信号と位置情報信号検出部200の出力信号とを同時に出力再生する信号再生部とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
無線周波数信号と前記無線周波数信号の受信位置の情報を有する位置情報信号とを同時に記録する信号記録部と、
前記信号記録部で記録した前記無線周波数信号と前記位置情報信号とを同時に再生する信号再生部とを備えたことを特徴とする車両用信号記録再生装置。
【請求項2】
無線周波数信号と前記無線周波数信号の受信位置の情報を有する位置情報信号とを同時に記録する信号記録部を備えたことを特徴とする車両用信号記録再生装置。
【請求項3】
無線周波数信号と該無線周波数信号の受信位置の情報を有する位置情報信号とが同時に記録された記録部から、前記無線周波数信号と前記位置情報信号とを同時に取り出して再生する信号再生部を備えたことを特徴とする車両用信号記録再生装置。
【請求項4】
前記信号記録部は、前記無線周波数信号を受信して出力する無線周波数信号受信部と、前記無線周波数信号の受信位置の情報を有する位置情報信号を検出して出力する位置情報信号検出部と、前記無線周波数信号受信部の出力信号と前記位置情報信号検出部の出力信号をそれぞれデジタル信号に変換して出力するAD変換部と、前記AD変換部の出力信号を記録する記録部と、前記AD変換部および前記記録部を制御して前記AD変換部の前記出力信号を前記記録部に記録させる記録制御部とを備えたことを特徴とする請求項1および請求項2に記載の車両用信号記録再生装置。
【請求項5】
前記信号再生部は、前記記録部に記録された前記AD変換部の前記出力信号をアナログ信号に変換するDA変換部と、前記記録部および前記DA変換部を制御して前記DA変換部から前記アナログ信号を出力させる再生制御部とを備えたことを特徴とする請求項1および請求項3に記載の車両用信号記録再生装置。
【請求項6】
前記位置情報信号が、車両周囲の映像信号であることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の車両用信号記録再生装置。
【請求項7】
前記位置情報信号検出部が、車両周囲を撮影して映像信号を出力する車両周囲撮影部であることを特徴とする請求項4に記載の車両用信号記録再生装置。
【請求項8】
前記位置情報信号が、GPS電波信号であることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の車両用信号記録再生装置。
【請求項9】
前記位置情報信号検出部が、GPS電波信号を受信して出力するGPS電波信号受信部であることを特徴とする請求項4に記載の車両用信号記録再生装置。
【請求項10】
前記位置情報信号が、GPS電波信号および車両の角速度信号であることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の車両用信号記録再生装置。
【請求項11】
前記位置情報信号検出部が、GPS電波信号を受信して出力するGPS電波信号受信部および車両の角速度を検出して出力する角速度検出部であることを特徴とする請求項4に記載の車両用信号記録再生装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用信号記録再生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、AM放送やFM放送、地上アナログTV放送、地上デジタルTV放送、モバイル放送等の放送信号の受信機の開発において、試作した受信機の性能評価は重要であり、特に車載を目的とした受信機は、移動環境下での性能評価、いわゆるフィールドテストが必須である。しかしながら、フィールドテストは準備と実施に多大な時間と労力を必要とし、効率よく行うことが難しい。このため、受信機が利用される実環境で無線周波数信号を受信記録し、記録した無線周波数信号を実験室内で再生して、実環境の電波環境を再現する信号記録再生装置が提案されている(特許文献1)。
【0003】
ところで、フィールドテストにおいては、フィールドの状態、すなわち地形や周囲の建造物等の影響により電波環境が変化するため、放送信号の記録とともにGPSの位置情報やフィールドの撮影画像等を記録しておくことで、電波環境の変化の要因を効率よく特定することが可能となり、測定結果の解析が容易になる。このため、放送信号とGPSの位置情報およびフィールドの撮影画像を同時に記録する信号記録装置が本出願人により提案されている(特許文献2)。
【特許文献1】特開平11−183544号公報
【特許文献2】特開2003−101488号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の信号記録再生装置は、単に放送信号の記録再生を行うもので、フィールドの状態を記録再生する構成となっていない。このため、測定結果の解析の際に、電波環境の変動要因を特定することが難しい。また特許文献2に記載の信号記録装置では、放送信号およびフィールドの状態を記録するだけのものであり、実験室内でフィールドの電波環境を再現することはできない。このため、受信機の改良等を行った場合には、その都度フィールドテストを行う必要があり、実験評価を効率よく行うことが難しい。
【0005】
本発明の課題は、無線周波数信号と無線周波数信号を記録した位置を特定できる位置情報信号とを同時に記録する一方、記録した無線周波数信号と位置情報信号とを同時に再生することが可能な車両用信号記録再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、無線周波数信号と前記無線周波数信号の受信位置の情報を有する位置情報信号とを同時に記録する信号記録部と、前記信号記録部で記録した前記無線周波数信号と前記位置情報信号とを同時に再生する信号再生部とを備えたことを特徴としている。
【0007】
上記構成によれば、無線周波数信号を記録再生することができ、実験室内で実環境と同等の電波環境を再現することができる。また無線周波数信号の受信位置を示す位置情報信号を無線周波数信号と同時に記録再生することができ、電波環境の変動要因の特定を容易に行うことができる。
【0008】
また請求項2に記載の発明は、無線周波数信号と前記無線周波数信号の受信位置の情報を有する位置情報信号とを同時に記録する信号記録部を備えたことを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、無線周波数信号と無線周波数信号の受信位置の情報を有する位置情報信号とを同時に記録することができる。
【0010】
また請求項3に記載の発明は、無線周波数信号と該無線周波数信号の受信位置の情報を有する位置情報信号とが同時に記録された記録部から、前記無線周波数信号と前記位置情報信号とを同時に取り出して再生する信号再生部を備えたことを特徴としている。
【0011】
上記構成によれば、記録した無線周波数信号を再生することができ、実験室内で実環境と同等の電波環境を再現することができる。また無線周波数信号の受信位置を示す位置情報信号を無線周波数信号と同時に再生することができ、電波環境の変動要因の特定を容易に行うことができる。
【0012】
また請求項4に記載の発明は、請求項1および請求項2において、前記信号記録部は、前記無線周波数信号を受信して出力する無線周波数信号受信部と、前記無線周波数信号の受信位置の情報を有する位置情報信号を検出して出力する位置情報信号検出部と、前記無線周波数信号受信部の出力信号と前記位置情報信号検出部の出力信号をそれぞれデジタル信号に変換して出力するAD変換部と、前記AD変換部の出力信号を記録する記録部と、前記AD変換部および前記記録部を制御して前記AD変換部の前記出力信号を前記記録部に記録させる記録制御部とを備えたことを特徴としている。
【0013】
上記構成によれば、無線周波数信号と無線周波数信号の受信位置の情報を有する位置情報信号とを同時にデジタル信号として記録することができる。
【0014】
また請求項5に記載の発明は、請求項1および請求項3において、前記信号再生部は、前記記録部に記録された前記AD変換部の前記出力信号をアナログ信号に変換するDA変換部と、前記記録部および前記DA変換部を制御して前記DA変換部から前記アナログ信号を出力させる再生制御部とを備えたことを特徴としている。
【0015】
上記構成によれば、デジタル信号として記録した無線周波数信号を再生することができ、実験室内で実環境と同等の電波環境を再現することができる。また無線周波数信号の受信位置を示す位置情報信号を無線周波数信号と同時に再生することができ、電波環境の変動要因の特定を容易に行うことができる。
【0016】
また請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項3において、前記位置情報信号が、車両周囲の映像信号であることを特徴としている。
【0017】
また請求項7に記載の発明は、請求項4において、前記位置情報信号検出部が、車両周囲を撮影して映像信号を出力する車両周囲撮影部であることを特徴としている。
【0018】
上記構成によれば、無線周波数信号の再生時に無線周波数信号の受信位置を映像で確認することができる。
【0019】
また請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項3において、前記位置情報信号が、GPS電波信号であることを特徴としている。
【0020】
また請求項9に記載の発明は、請求項4において、前記位置情報信号検出部が、GPS電波信号を受信して出力するGPS電波信号受信部であることを特徴としている。
【0021】
上記構成によれば、無線周波数信号の再生時に無線周波数信号の受信位置をナビゲーション画面上で確認することができる。
【0022】
また請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項3において、前記位置情報信号が、GPS電波信号および車両の角速度信号であることを特徴としている。
【0023】
また請求項11に記載の発明は、請求項4において、前記位置情報信号検出部が、GPS電波信号を受信して出力するGPS電波信号受信部および車両の角速度を検出して出力する角速度検出部であることを特徴としている。
【0024】
上記構成によれば、無線周波数信号の再生時に無線周波数信号の受信位置をより精度良くナビゲーション画面上で確認することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、無線周波数信号と無線周波数信号を記録した位置を特定できる位置情報信号とを同時に記録する一方、記録した無線周波数信号と位置情報信号とを同時に再生することが可能な車両用信号記録再生装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
【実施例】
【0027】
本実施例では、無線周波数信号である放送信号と、位置情報信号である車両周囲の映像信号、GPS電波信号、車両の角速度信号を同時に記録再生する車両用信号記録再生装置についての説明を行う。
【0028】
図1に本発明の実施例の信号記録側のブロック図を示す。
【0029】
信号記録再生部100は、制御部101と信号記録再生部本体102を備えている。制御部101は信号記録再生部本体102を制御し、外部から各種信号を取り込むとともに、取り込んだ各種信号をデータとして記録部103(図2参照)に記録する。
【0030】
放送信号受信部110は、放送信号受信部本体111と放送信号受信アンテナ112を備えている。放送信号受信部110は、所定の周波数帯におけるラジオ放送局の放送信号を受信し、受信した信号をいわゆるIF信号に周波数変換して信号記録再生部100へ出力する。受信する放送信号の周波数、IF信号の周波数は、記録時に任意に設定することができる(図5のフローチャートのステップS101、S102参照)。
【0031】
車両周囲撮影部120は、車室内ルームミラー付近(図示省略)に取り付けられたカメラ(図示省略)により車両前方の映像を動画像として撮影する。車両周囲撮影部120は、撮影した映像および映像とともに集音した音声を、映像信号と音声信号として信号記録再生部100へ出力する。
【0032】
GPS電波信号受信部130は、GPS電波信号受信部本体131とGPS電波信号受信アンテナ132を備えている。GPS電波信号受信部130は、GPS衛星から発射されたGPS電波信号を受信した後、受信した信号をいわゆるIF信号に周波数変換して信号記録再生部100へ出力する。
【0033】
角速度検出部140は車両の角速度、すなわち方位変化を検出するセンサで、検出した角速度信号を信号記録再生部100へ出力する。
【0034】
図2に信号記録再生部100内のブロック図を示す。
【0035】
信号記録再生部本体102は、記録部103、AD変換部104、DA変換部105を備えている。
【0036】
AD変換部104は、放送信号をデジタルデータに変換する第一AD変換部104A、映像信号をデジタルデータに変換する第二AD変換部104B、音声信号をデジタルデータに変換する第三AD変換部104C、GPS電波信号をデジタルデータに変換する第四AD変換部104D、角速度信号をデジタルデータに変換する第五AD変換部104Eを備えており、変換された各デジタルデータが記録部103によって記録される。各信号のデジタルデータへの変換制御と記録部への記録制御は、制御部101によって行われる。
【0037】
図3に、信号記録再生部100が記録する各信号の周波数分布の状態を示す。
【0038】
放送信号は中心周波数f1、帯域幅Δf1の周波数分布を示す。映像信号は帯域幅Δf2の周波数分布を示す。音声信号は帯域幅Δf3の周波数分布を示す。GPS電波信号は中心周波数f4、帯域幅Δf4の周波数分布を示す。角速度信号は帯域幅Δf5の周波数分布を示す。
【0039】
各信号はそれぞれ原信号を再生するのに必要なサンプリング周波数でサンプリングされてデジタルデータに変換される。デジタルデータに変換を行う際のAD変換ビット数は多ければ多いほど原信号を忠実に記録することができる。
【0040】
DA変換部105は、放送信号のデジタルデータをアナログ放送信号に変換する第一DA変換部105A、映像信号のデジタルデータをアナログ映像信号に変換する第二DA変換部105B、音声信号のデジタルデータをアナログ音声信号に変換する第三DA変換部105C、GPS電波信号のデジタルデータをアナログGPS電波信号に変換する第四DA変換部105D、角速度信号のデジタルデータをアナログ角速度信号に変換する第五DA変換部105Eを備えており、変換された各アナログ信号が信号記録再生部100から外部に出力される。各データのアナログ信号への変換制御と外部への出力制御は、制御部101によって行われる。
【0041】
図4に、信号再生側のブロック図を示す。
【0042】
第一DA変換部105Aの出力、すなわち放送信号は、第一周波数変換部151に出力される。第一周波数変換部151は、IF信号である放送信号を性能評価実験を行う試作受信機150が受信可能なRF信号に周波数変換する。ここで、変換する周波数は、受信時の周波数と同一の周波数のほか、必要に応じて任意に設定することができる(図6のフローチャートのステップS202参照)。
【0043】
ノイズ付加設定部152は、第一周波数変換部151が出力する放送信号のRF信号に任意のノイズを付加するものである。付加するノイズとしては、広帯域の白色ノイズや特定のノイズ源を想定した狭帯域のノイズ、隣接する放送信号周波数や同一の放送信号周波数の干渉ノイズ等がある。例えば広帯域の白色ノイズをRF信号に付加した場合は、試作受信機150のいわゆるC/N比(搬送波電力対雑音電力比)の評価を行うことができる。
【0044】
第二DA変換部105Bの出力、すなわち映像信号と、第三DA変換部105Cの出力、すなわち音声信号は、ビデオモニタ部160へ出力される。ビデオモニタ部160は出力された映像信号を表示画面161に表示するとともに、出力された音声信号をスピーカ162から再生する。
【0045】
第四DA変換部105Dの出力、すなわちGPS電波信号は、第二周波数変換部172に出力される。第二周波数変換部172は、IF信号であるGPS電波信号をナビゲーション部170が受信可能なRF信号に周波数変換する。RF信号に周波数変換されたGPS電波信号は、ナビゲーション部170に出力される。
【0046】
第五DA変換部105Eの出力、すなわち角速度信号は、ナビゲーション部170に出力される。
【0047】
ナビゲーション部170は、GPS電波信号および角速度信号に基づいて位置情報を算出し、表示画面171に表示された地図上に現在位置と位置変化(軌跡)の表示を行う。
【0048】
なお、上記車両周囲撮影部120とGPS電波信号受信部130と角速度検出部140とが位置情報信号検出部200を構成し、各信号を記録しながら再生も行うことが出来る。
【0049】
次に、各信号の記録時と再生時の動作を、図5、図6のフローチャートを用いて説明する。各信号記録時には、図1に示した信号記録再生部100、放送信号受信部110、車両周囲撮影部120、GPS電波信号受信部130、角速度検出部140が車載接続されて各信号を記録する作業が行われる。また記録した信号の再生時には、図4に示した信号記録再生部100、試作受信機150、第一周波数変換部151、ノイズ付加設定部152、ビデオモニタ部160、ナビゲーション部170、第二周波数変換部172が実験室内に設置接続される。
【0050】
図5に、各信号記録時の動作フローを示す。
【0051】
ステップS101では、放送信号の受信周波数の設定が行われる。この後にフローはステップS102へ移行する。
【0052】
ステップS102では、受信した放送信号を記録するためにIF信号に変換する際の変換周波数が設定される。この後にフローはステップS103へ移行する。
【0053】
ステップS103では、各信号をAD変換してデジタルデータとして記録する際のサンプリング周波数が設定される。この後にフローはステップS104へ移行する。
【0054】
ステップS104では、記録開始の判定が行われる。制御部101に記録開始の信号が入力(入力部は図示省略)された場合は、フローはステップS105へ移行する。一方、記録開始の信号が入力されない場合は、フローはステップS104へ戻り、記録開始の信号の入力待ち状態となる。
【0055】
ステップS105では、信号記録再生部100に入力される各信号の記録が開始される。この後にフローはステップS106へ移行する。
【0056】
ステップS106では、記録終了の判定が行われる。制御部101に記録終了の信号が入力(入力部は図示省略)された場合は、フローはステップS107へ移行する。一方、記録終了の信号が入力されない場合は、フローはステップS106へ戻り、各信号の記録が継続される。
【0057】
ステップS107で、記録動作は終了する。
【0058】
以上の動作フローにより、放送信号受信部110で受信した放送信号と、位置情報信号検出部200の出力する位置情報、すなわち、車両周囲撮影部120で撮影した車両周囲の映像信号、GPS電波信号受信部130で受信したGPS電波信号、角速度検出部140で検出した角速度信号を記録することができる。
【0059】
図6に、各信号再生時の動作フローを示す。
【0060】
ステップS201では、デジタルデータとして記録されている各信号をアナログ信号に変換する際のサンプリング周波数の設定が行われる。通常は記録時のサンプリング周波数と同一とする。この後にフローはステップS202へ移行する。
【0061】
ステップS202では、第一周波数変換部151で放送信号をRF信号に変換する際の周波数が設定される。この後にフローはステップS203へ移行する。
【0062】
ステップS203では、ノイズ付加設定部152で付加されるノイズの選択とレベル設定が行われる。この後にフローはステップS204へ移行する。
【0063】
ステップS204では、再生開始の判定が行われる。制御部101に再生開始の信号が入力(入力部は図示省略)された場合は、フローはステップS205へ移行する。一方、再生開始の信号が入力されない場合は、フローはステップS204へ戻り、再生開始の信号の入力待ち状態となる。
【0064】
ステップS205では、信号記録再生部100に記録された各信号の再生が開始される。この後にフローはステップS206へ移行する。
【0065】
ステップS206では、再生終了の判定が行われる。制御部101に再生終了の信号が入力(入力部は図示省略)された場合は、フローはステップS207へ移行する。一方、再生終了の信号が入力されない場合はフローはステップS206へ戻り、各信号の再生が継続される。
【0066】
ステップS207で、再生動作は終了する。
【0067】
以上の動作フローにより、記録部103に記録した放送信号、車両周囲の映像信号、GPS電波信号、角速度信号を再生することができる。
【0068】
以上の動作により、放送信号の記録と同時に、放送信号を記録した位置情報を有する位置情報信号である映像信号、音声信号、GPS電波信号、角速度信号の記録を行うことができる。
【0069】
また、記録した放送信号の再生と同時に、記録した映像信号、音声信号、GPS電波信号、角速度信号を再生することが可能である。
【0070】
これにより、同じフィールドを繰り返し走行することなく、同一の電波環境で放送信号の受信機の性能評価実験を繰り返し行うことが可能となり、フィールドテストにおける時間や労力を削減して性能評価実験や開発の効率向上を図ることが可能となる。
【0071】
また、同一の電波環境を再現できるため、例えば自社製品と他社製品を比較する等、いわゆるベンチマークテストを容易に行うことができる。
【0072】
また、実験室内で放送信号を再生した際に、放送信号を記録した際のフィールド状態、すなわち地形や建造物、天候等の情報を直接得ることができるため、電波環境の変動要因を効率よく特定することが可能となり、試作受信機の性能評価実験や開発の効率向上を図ることが可能となる。
【0073】
さらに、本実施例では、GPS信号を位置信号に変換した状態で記録するのではなく、GPS電波信号受信アンテナ132で受信したGPS電波信号をそのままの状態で記録しているため、記録したGPS電波信号を再生することで、ナビゲーション部170が備える位置特定アプリケーションの性能評価を行うことが可能である。
【0074】
なお、上記放送信号受信部110と位置情報信号検出部200とAD変換部104と制御部101と記録部103とが請求項の信号記録部にあたる。また上記記録部103と制御部101とDA変換部105とが請求項の信号再生部にあたる。また上記放送信号受信部110が請求項の無線周波数信号受信部にあたる。また上記位置情報信号検出部200が請求項の位置情報信号検出部にあたる。また上記AD変換部104が請求項のAD変換部にあたる。また上記記録部103が請求項の記録部にあたる。また上記制御部101が請求項の記録制御部および再生制御部にあたる。また上記DA変換部105が請求項のDA変換部にあたる。また上記車両周囲撮影部120が請求項の車両周囲撮影部にあたる。また上記GPS電波信号受信部130が請求項のGPS電波信号受信部にあたる。また上記角速度検出部140が請求項の角速度検出部にあたる。
【0075】
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
【0076】
例えば、放送信号と同時に記録する位置情報信号は実施例に示したものに限定されず、放送信号を記録した位置が特定できる情報を有する信号であれば良い。
【0077】
また第一周波数変換部151、ノイズ付加設定部152、第二周波数変換部172は信号記録再生部100に含まれる構成としても良い。
【0078】
また試作受信機150は試作機に限らず、例えば他社製受信機に置き換えることで、他社製受信機の性能評価を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明の実施例の信号記録側のブロック図である。
【図2】本発明の実施例の信号記録再生部100のブロック図である。
【図3】本発明の実施例の記録信号の周波数分布を示す図である。
【図4】本発明の実施例の信号再生側のブロック図である。
【図5】本発明の実施例の信号記録動作のフローチャートである。
【図6】本発明の実施例の信号再生動作のフローチャートである。
【符号の説明】
【0080】
100 信号記録再生部
101 制御部
102 信号記録再生部本体
103 記録部
104 AD変換部
104A 第一AD変換部
104B 第二AD変換部
104C 第三AD変換部
104D 第四AD変換部
104E 第五AD変換部
105 DA変換部
105A 第一DA変換部
105B 第二DA変換部
105C 第三DA変換部
105D 第四DA変換部
105E 第五DA変換部
110 放送信号受信部
111 放送信号受信部本体
112 放送信号受信アンテナ
120 車両周囲撮影部
130 GPS電波信号受信部
131 GPS電波信号受信部本体
132 GPS電波信号受信アンテナ
140 角速度検出部
150 試作受信機
151 第一周波数変換部
152 ノイズ付加設定部
160 ビデオモニタ部
161 表示画面
162 スピーカ
170 ナビゲーション部
171 表示画面
172 第二周波数変換部
200 位置情報信号検出部




 

 


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