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発明の名称 情報表示制御装置および情報表示制御プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−66079(P2007−66079A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−252320(P2005−252320)
出願日 平成17年8月31日(2005.8.31)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 鈴木 基弘
要約 課題
種々の見出語からその説明情報を検索表示する電子辞書装置などにあって、音声データを有する見出語とそうでない見出語との見分けが付かずにややこしい状況を招くことなく、情報検索の使い勝手を良くする。

解決手段
辞書データ中の多数の見出語(単語)のうち重要な見出語に対応付けて実際の発音音声データを記憶させ、検索文字列入力画面Gでの入力文字列に応じた複数の見出語が検索されて通常モードでの検索見出語一覧画面G1が表示された状態で、「切り替え」キー14aが操作されると、検索された複数見出語のうち実際の発音音声データを有する見出語のみが抽出されて音声見出語モードでの音声付き検索見出語一覧画面G2として表示され、所望の見出語を反転カーソルkで指定表示させ「音声」キーが操作されると、何れの見出語が指定されても当該指定の見出語に対応した実際の発音音声が出力される。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の見出語とそのそれぞれの見出語の説明情報とを対応付けて記憶する情報記憶手段と、
この情報記憶手段により記憶された複数の見出語のうちの一部の見出語に対応付けてその見出語の音声データを記憶する見出語音声記憶手段と、
ユーザ操作に応じて検索対象の文字を入力する検索文字入力手段と、
この検索文字入力手段により入力された検索文字に対応する見出語を前記情報記憶手段により記憶された複数の見出語の中から検索して表示させる見出語表示制御手段と、
表示モードを切り替える切り替え手段と、
前記見出語表示制御手段により見出語が表示された状態で、この切り替え手段により表示モードが切り替えられた際に、前記入力された検索文字に対応する見出語であって前記見出語音声記憶手段に対応づけて記憶された見出語を検索して表示させるように制御する音声見出語表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする情報表示制御装置。
【請求項2】
さらに、
前記音声見出語表示制御手段により表示された見出語のうち何れかの見出語をユーザ操作に応じて指定する見出語指定手段と、
この見出語指定手段により指定された見出語に対応して前記見出語音声記憶手段により記憶されている音声データを読み出して音声出力する見出語音声出力手段と、
前記見出語指定手段により指定された見出語に対応して前記情報記憶手段により記憶されている説明情報を読み出して表示させる説明情報表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報表示制御装置。
【請求項3】
前記音声見出語表示制御手段は、当該表示制御手段により表示させようとする見出語について1つの見出語に対応する音声データが前記見出語音声記憶手段により複数記憶されている場合は、その1つの見出語を複数の音声データ別にそれぞれその発音記号を付して複数行に表示させるように制御する見出語音声別表示制御手段を有することを特徴とする請求項2に記載の情報表示制御装置。
【請求項4】
前記説明情報表示制御手段は、前記見出語音声別表示制御手段により複数行に別々に表示された複数の音声データを有する同一の見出語について、その何れかの見出語が指定されて当該見出語に対応する説明情報を表示させる場合は、指定の見出語の発音記号に対応する説明情報部分から表示させることを特徴とする請求項3に記載の情報表示制御装置。
【請求項5】
前記説明情報表示制御手段は、前記見出語音声別表示制御手段により複数行に別々に表示された複数の音声データを有する同一の見出語について、その何れかの見出語が指定されて当該見出語に対応する説明情報を表示させる場合は、指定の見出語の発音別の説明情報部分を表示させることを特徴とする請求項3に記載の情報表示制御装置。
【請求項6】
複数の見出語とそのそれぞれの見出語の説明情報とを対応付けて記憶する情報記憶手段と、この情報記憶手段により記憶された複数の見出語のうちの一部の見出語に対応付けてその見出語の音声データを記憶する見出語音声記憶手段とを備えた情報表示制御装置のコンピュータを制御するための情報表示制御プログラムであって、
前記コンピュータを、
ユーザ操作に応じて検索対象の文字を入力する検索文字入力手段、
この検索文字入力手段により入力された検索文字に対応する見出語を前記情報記憶手段により記憶された複数の見出語の中から検索して表示させる見出語表示制御手段、
ユーザ操作に応じて表示モードを切り替える切り替え手段、
前記見出語表示制御手段により見出語が表示された状態で、前記切り替え手段により表示モードが切り替えられた際に、前記入力された検索文字に対応する見出語であって前記見出語音声記憶手段に対応づけて記憶された見出語を検索して表示させるように制御する音声見出語表示制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な情報表示制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、種々の見出語からその説明情報を検索表示する電子辞書装置などにあって、指定の見出語に対応する発音音声の出力機能を備えた情報表示制御装置および情報表示制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電子辞書装置において、例えば辞書検索されて表示された単語の読み上げ音声を出力できるものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この電子辞書装置では、辞書データとして格納される単語毎にネイティブにより録音された音声データ(実音声)を対応付けて記憶しており、辞書検索によって見出語(単語)の訳など(説明情報)を表示させた場合に、この表示された単語に対応付けられて記憶されている実音声データを読み出して出力する。
【0004】
これにより、知らない単語を検索した場合でも、ネイティブによる正しい発音音声を実際に聞いて学習することができるものである。
【0005】
しかしながら、辞書データとして格納される膨大な数の単語毎にネイティブの発声した音声データを録音し対応付けして記憶させたのでは、その作業は非常に繁雑なものとなり、しかも音声データを記憶するためのメモリ容量も非常に大きなものが必要になる。
【0006】
このため特に、小型、携帯、安価が要求される現状の電子辞書装置の製品では、辞書データに格納された数万語以上という膨大な見出語(単語)の全てではなく、予め厳選された学習すべき重要な見出語(単語)についてのみ実音声データを録音記憶させて、その読み上げ音声の出力を可能としている。
【特許文献1】特開平11−338862号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように、前記従来の電子辞書装置では、辞書データとして格納される膨大な数の単語のうち、学習すべき重要な見出語(単語)についてのみ実音声データを録音記憶させて、その読み上げ音声の出力を可能としているが、辞書の検索操作において入力された検索対象の文字列に従い検索表示される当該検索対象文字列と一致する綴りを有する見出語の一覧表示画面では、実音声データを持っている見出語であるか否かに関わらず配列されて一覧表示される。
【0008】
このため、検索された見出語の一覧表示画面上にある所望の見出語を指定してその発音音声を聞こうとした場合に、ある見出語については音声出力され、ある見出語については音声出力されないといった、使い勝手の悪いややこしい状況を招いてしまう。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、音声データを有する見出語とそうでない見出語との見分けが付かずにややこしい状況を招くことなく、情報検索の使い勝手を良くすることが可能になる情報表示制御装置および情報表示制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載の情報表示制御装置は、複数の見出語とそのそれぞれの見出語の説明情報とを対応付けて記憶する情報記憶手段と、この情報記憶手段により記憶された複数の見出語のうちの一部の見出語に対応付けてその見出語の音声データを記憶する見出語音声記憶手段と、ユーザ操作に応じて検索対象の文字を入力する検索文字入力手段と、この検索文字入力手段により入力された検索文字に対応する見出語を前記情報記憶手段により記憶された複数の見出語の中から検索して表示させる見出語表示制御手段と、表示モードを切り替える切り替え手段と、前記見出語表示制御手段により見出語が表示された状態で、この切り替え手段により表示モードが切り替えられた際に、前記入力された検索文字に対応する見出語であって前記見出語音声記憶手段に対応づけて記憶された見出語を検索して表示させるように制御する音声見出語表示制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の情報表示制御装置は、前記請求項1に記載の情報表示制御装置において、さらに、前記音声見出語表示制御手段により表示された見出語のうち何れかの見出語をユーザ操作に応じて指定する見出語指定手段と、この見出語指定手段により指定された見出語に対応して前記見出語音声記憶手段により記憶されている音声データを読み出して音声出力する見出語音声出力手段と、前記見出語指定手段により指定された見出語に対応して前記情報記憶手段により記憶されている説明情報を読み出して表示させる説明情報表示制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項3に記載の情報表示制御装置は、前記請求項2に記載の情報表示制御装置において、前記音声見出語表示制御手段は、当該表示制御手段により表示させようとする見出語について1つの見出語に対応する音声データが前記見出語音声記憶手段により複数記憶されている場合は、その1つの見出語を複数の音声データ別にそれぞれその発音記号を付して複数行に表示させるように制御する見出語音声別表示制御手段を有することを特徴としている。
【0013】
請求項4に記載の情報表示制御装置は、前記請求項3に記載の情報表示制御装置において、前記説明情報表示制御手段は、前記見出語音声別表示制御手段により複数行に別々に表示された複数の音声データを有する同一の見出語について、その何れかの見出語が指定されて当該見出語に対応する説明情報を表示させる場合は、指定の見出語の発音記号に対応する説明情報部分から表示させることを特徴としている。
【0014】
請求項5に記載の情報表示制御装置は、前記請求項3に記載の情報表示制御装置において、前記説明情報表示制御手段は、前記見出語音声別表示制御手段により複数行に別々に表示された複数の音声データを有する同一の見出語について、その何れかの見出語が指定されて当該見出語に対応する説明情報を表示させる場合は、指定の見出語の発音別の説明情報部分を表示させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0015】
本発明の請求項1(請求項6)に記載の情報表示制御装置(情報表示制御プログラム)によれば、ユーザ操作に応じて検索対象の文字が入力されると、この入力された検索文字に対応する見出語が情報記憶手段により記憶された複数の見出語の中から検索されて表示される。そして、表示モードが切り替えられると、入力された検索文字に対応する見出語であって見出語音声記憶手段に対応づけて記憶された見出語を検索して表示させるように制御するので、これにより表示された何れの見出語についてもその音声データを聞いて学習することができる。
【0016】
本発明の請求項2に記載の情報表示制御装置によれば、前記請求項1に記載の情報表示制御装置において、さらに、音声見出語表示制御手段により表示された見出語のうち何れかの見出語がユーザ操作に応じて指定されると、この指定の見出語に対応して見出語音声記憶手段により記憶されている音声データが読み出されて音声出力され、また指定の見出語に対応して情報記憶手段により記憶されている説明情報が読み出されて表示されるので、検索表示された何れの見出語を指定した場合でも、その音声データを聞くことができ、またその説明情報を見ることができる。
【0017】
本発明の請求項3に記載の情報表示制御装置によれば、前記請求項2に記載の情報表示制御装置において、音声見出語表示制御手段では、当該表示制御手段により表示させようとする見出語について1つの見出語に対応する音声データが品詞や時制の違いなどにより複数ある場合は、その1つの見出語を複数の音声データ別にそれぞれその発音記号を付して複数行に表示させるので、同一の見出語が有する異なる音声データをそれぞれ簡単に指定して聞くことができ、その説明情報を見ることができる。
【0018】
本発明の請求項4に記載の情報表示制御装置によれば、前記請求項3に記載の情報表示制御装置において、説明情報表示制御手段では、見出語音声別表示制御手段により複数行に別々に表示された複数の音声データを有する同一の見出語について、その何れかの見出語が指定されて当該見出語に対応する説明情報を表示させる場合は、指定の見出語の発音記号に対応する説明情報部分から表示させるので、同一見出し語で指定された音声の発音記号の説明情報部分を先頭にして見易く表示することができる。
【0019】
本発明の請求項5に記載の情報表示制御装置によれば、前記請求項3に記載の情報表示制御装置において、説明情報表示制御手段では、見出語音声別表示制御手段により複数行に別々に表示された複数の音声データを有する同一の見出語について、その何れかの見出語が指定されて当該見出語に対応する説明情報を表示させる場合は、指定の見出語の発音別の説明情報部分を表示させるので、同一見出し語で指定された音声に対応する説明情報部分を見易く表示することができる。
【0020】
よって、本発明によれば、音声データを有する見出語とそうでない見出語との見分けが付かずにややこしい状況を招くことなく、情報検索の使い勝手を良くすることが可能になる情報表示制御装置および情報表示制御プログラムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0022】
図1は、本発明の情報表示制御装置の実施形態に係る携帯機器(電子辞書)10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0023】
この携帯機器(電子辞書)10は、以下に説明する電子辞書機能を備えたPDA(personal digital assistants)、PC(personal computer)、携帯電話、電子ブックとして構成されるか、電子辞書専用の携帯機器として構成される。この携帯機器(電子辞書)10は、各種の記憶媒体に記録されたプログラム、または伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)11が備えられる。
【0024】
CPU11は、プログラムROM12a内に予め記憶された装置制御プログラム、あるいはメモリカード13などの外部記憶媒体からプログラムROM12aに読み込まれた装置制御プログラム、あるいは通信部20を介しPC(Personal Computer)30などの外部通信機器を経由して接続されるインターネットN上のWebサーバ(この場合はプログラムサーバ)40からプログラムROM12aに読み込まれた装置制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記プログラムROM12aに記憶された装置制御プログラムは、キーボード14やタッチパネル15である入力部16からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは外部接続されるEEPROM,RAM,ROMなどのメモリカード(記憶媒体)13との接続通信信号に応じて起動される。
【0025】
前記CPU11には、前記プログラムROM12aの他、データベースROM12b、RAM12cが接続され、また前記メモリカード13、キーボード14、タッチパネル15が接続される他に、LCDからなる表示部17、音声出力用のアンプ18aを介したスピーカ18などが接続される。
【0026】
そして、この携帯機器(電子辞書)10の電子回路は、電池電源Bによる電源回路19からの電圧供給によって駆動される。
【0027】
図2は、前記携帯機器(電子辞書)10のプログラムROM12a、データベースROM12b、RAM12cに記憶されるデータの内容を示す図である。
【0028】
プログラムROM12aに記憶される装置制御プログラムとしては、当該携帯機器(電子辞書)10の全体の動作を司るメイン処理プログラム12a1が記憶される他に、辞書データ(12b1)に基づいて入力文字(検索対象文字列)に応じた見出語の検索表示およびその説明情報の検索表示を行うための辞書検索処理プログラム12a2、表示上で指定された見出語(単語)をネイティブによる発音を録音した実音声または合成音声による読み上げ音声として出力させるための音声出力処理プログラム12a3、音声出力の対象である見出語の文字列組合せや発音記号に従って各音素の合成音声データ(12b3)を合成してその読み上げ音声を生成し出力させるための音声合成処理プログラム12a4などが記憶される。
【0029】
データベースROM12bには、英和辞書、英英辞書、和英辞書、国語辞書、漢和辞書独和辞書、仏和辞書などの各種の辞書データ12b1、ネイティブの発音により音声出力可能とすべき辞書データの厳選された見出語(単語)について、録音したネイティブ発音による実音声データを対応付けた音声辞書データ12b2、音声合成処理にて使用される各音素に対応させた合成音声データ12b3などが記憶される。
【0030】
なお、データベースROM12bに記憶された辞書データ12b1や音声辞書データ12b2と同様に、メモリカード13に記憶された他の辞書データや音声辞書データを外部から入力して利用可能である。
【0031】
RAM12cには、入力部16(14,15)から入力された文字データを記憶するための入力文字メモリ12c1、辞書検索処理(12a2)に従い検索された複数の見出語や指定の見出語の説明情報を記憶するための検索見出語メモリ12c2、検索表示された見出語一覧の中でユーザ入力に応じて指定された見出語の位置データを記憶する見出語情報指定位置メモリ12c3などが備えられる。
【0032】
キーボード14には、図示はしないが電源の投入/遮断を行うための「ON/OFF」キー、各種別のメイン辞書を指定して入力文字列に対応する見出語(単語)とその説明情報の検索を行うための各辞書キー、ひらがな,カタカナ,漢字,英数字を任意入力するための一連の文字入力キーが配列されると共に、通常の検索見出語一覧画面G1(図4(A)参照)による通常辞書検索モードと実音声付きの見出語のみを一覧表示させる音声付き検索見出語一覧画面G2(図4(B)参照)による音声見出語辞書検索モードとの切り替えを指示するための「切り替え」キー14a、選択データの決定/確定や選択見出語に対応した説明情報の読み出し表示を指示するための「訳/決定」キー14b、さらにその見出語一覧画面G1,G2上での所望の見出語の指定操作やその他データの選択操作・スクロール操作などを行うための上下左右方向の各カーソルキー14c、また、反転カーソルkにより選択表示された指定の見出語(単語)について読み上げ音声を出力させるための「音声」キー、検索表示中の見出語・説明情報についての用例または解説を表示させるための「用例・解説」キー、処理ステップの戻りを指示するための「戻る/リスト」キーなどが備えられる。
【0033】
この携帯機器(電子辞書)10では、入力された検索対象文字列に一致する綴りを先頭に有する見出語をその実音声データの有無に関わらず検索見出語一覧画面G1として一覧表示させる通常辞書検索モードと、実音声付きの見出語のみを音声付き検索見出語一覧画面G2として一覧表示させる音声見出語辞書検索モードとの切り替えが可能なもので、この音声見出語辞書検索モードにより音声付き検索見出語一覧画面G2を表示させることで、ネイティブ録音による正しい発音音声を聞くことのできる重要な見出語(単語)のみに絞った効率的な学習を行うことができる。
【0034】
次に、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による辞書検索音声出力機能について説明する。
【0035】
図3は、前記携帯機器(電子辞書)10による辞書検索処理を示すフローチャートである。
【0036】
図4は、前記携帯機器(電子辞書)10の辞書検索処理に伴う操作表示状態(その1)を示す図である。
【0037】
図5は、前記携帯機器(電子辞書)10の辞書検索処理に伴う操作表示状態(その2)を示す図である。
【0038】
例えば図4(A)に示すように、英和辞書が指定された検索文字列の入力画面Gにおいて、キーボード14に対するユーザ操作に応じて検索対象の文字列(例えば「record」)が入力表示されると(ステップS1)、データベースROM12bあるいはメモリカード16に記憶されている英和辞書データに基づいて前記入力された検索文字列「record」およびその文字列と一部一致する綴りを有する見出語(単語)が検索され、それぞれ検索された見出語(単語)を一覧表示するための検索見出語一覧画面G1が表示部17に表示されると共に、その先頭の検索見出語「record」が反転カーソルkにより指定表示される(ステップS2)。
【0039】
この際、反転カーソルkにより指定表示された見出語(単語)に対応する説明情報が読み出されてプレビュー画面Gpにて表示される。
【0040】
なお、辞書データ12b1から読み出された指定の見出語(単語)に対応する説明情報について、その先頭に記述されたスピーカマークMは、当該見出語(単語)がネイティブ録音による発音音声の音声辞書データ12b2を有することを示している。
【0041】
ここで、辞書検索処理の初期の検索見出語一覧画面G1が表示された際は、通常辞書検索モードに設定される(ステップS3)。
【0042】
この通常辞書検索モードでの検索見出語一覧画面G1の表示状態にあって、キーボード14の「切り替え」キー14aが操作入力されると(ステップS4)、現在の設定モードは通常辞書検索モードであると判断されるので(ステップS5(Yes))、実音声付きの見出語のみを音声付き検索見出語一覧画面G2として一覧表示させるための音声見出語辞書検索モードに切り替え設定される(ステップS6)。
【0043】
すると、前記通常辞書検索モードにおいて検索され検索見出語メモリ12c2に記憶されて表示された複数の見出語のうち、音声辞書データ12b2としてネイティブ録音による実音声データが記憶されている見出語が抽出される(ステップS7)。
【0044】
そして、このステップS7において抽出された実音声データ付きの検索見出語のそれぞれについて、同一の単語の綴りであっても例えばその品詞や時制の違いによって発音が異なるなど、複数の発声音声を有する見出語であるか否かが当該見出語に対応した辞書データ12b1中の説明情報に基づき判断され(ステップS8)。
【0045】
例えば今回の検索文字列「record」に従って検索された見出語「record」について名詞と動詞とで発音が異なる複数の発音音声を有する見出語であると判断された場合には(ステップS8(Yes))、当該名詞と動詞とで複数の異なる音声別の見出語「record[名詞]…」「record[動詞]…」に置き換えられる(ステップS9)。
【0046】
すると、図4(B)に示すように、入力された検索文字列「record」と一致する綴りを有する各見出語のうちから抽出された実音声付きの見出語のみが、別音声を有する見出語の場合には音声別の見出語「record[名詞]…」「record[動詞]…」に置き換えらた音声付き検索見出語一覧画面G2として表示されると共に、その先頭の検索見出語「record[名詞]…」が反転カーソルkにより指定表示される(ステップS10)。
【0047】
なお、この音声見出語辞書検索モードでの音声付き検索見出語一覧画面G2の表示状態にあって、キーボード14における「切り替え」キー14aが再操作された場合には、通常辞書検索モードに切り替え設定され(ステップS4→S5→S21)、図4(A)で示したように、前記入力された検索文字列「record」およびその文字列と一部一致する綴りを有する見出語(単語)が再度検索され、それぞれ検索された見出語(単語)を一覧表示するための検索見出語一覧画面G1が表示部17に再表示されると共に、その先頭の検索見出語「record」が反転カーソルkにより指定表示される(ステップS22)。
【0048】
そして、前記通常辞書検索モードにおける検索見出語一覧画面G1の表示状態、または前記音声見出語辞書検索モードにおける音声付き検索見出語一覧画面G2の表示状態にあって、キーボード14における上下カーソルキー14cが操作されると(ステップS11)、当該カーソルの指示する方向に従って各見出語一覧画面G1またはG2上での反転カーソルkによる指定の見出語位置が変更表示される(ステップS12)。
【0049】
そして、例えば図4(B)で示したような音声見出語辞書検索モードにおける音声付き検索見出語一覧画面G2の表示状態にあって、音声別の見出語「record[名詞]…」が反転カーソルkにより指定表示された状態で、キーボード14における「音声」キーが操作されると(ステップS13)、現在指定表示されている見出語「record[名詞]…」は音声辞書データ12b2として実音声データを有する見出語であると判断されるので(ステップS14)、当該指定の見出語「record[名詞]…」に対応付けられた音声辞書データ12b2として記憶されているネイティブ録音による発音音声データが読み出され、スピーカ18から音声出力される(ステップS15)。
【0050】
この場合、検索文字列に従い検索一覧表示された各見出語のうちで、実音声データを有する重要な見出語のみを音声付き検索見出語一覧画面G2として表示させることができ、この音声付き検索見出語一覧画面G2上の何れの見出語を指定表示させて「音声」キーを操作してもネイティブ録音による正しい発音音声を聞くことができる。
【0051】
しかも、同一の見出語であっても別音声を有する見出語の場合には、例えば音声別の見出語「record[名詞]…」「record[動詞]…」に置き換えられて別々に表示されるので、当該音声別の見出語を別々に指定表示させてそのネイティブ録音による正しく異なる発音音声を容易に聞くことができる。
【0052】
一方、図4(A)で示したような通常辞書検索モードにおける検索見出語一覧画面G1の表示状態にあって、キーボード14における「音声」キーが操作された際に(ステップS13)、現在指定表示されている見出語は音声辞書データ12b2として実音声データを有する見出語ではないと判断された場合には(ステップS14(No))、当該指定の見出語の文字列あるいは発音記号に従って合成音声データ12b3として記憶されている各音素に基づく合成音声が生成されスピーカ18から音声出力される(ステップS16)。
【0053】
また、例えば図4(B)で示したような音声見出語辞書検索モードにおける音声付き検索見出語一覧画面G2の表示状態にあって、音声別の見出語「record[名詞]…」が反転カーソルkにより指定表示された状態で、キーボード14における「訳/決定」キー14bが操作されると(ステップS17)、現在指定表示されている見出語「record[名詞]…」は音声別見出語として置き換えられた見出語であると判断されるので(ステップS18)、図4(C)に示すように、当該指定の見出語「record」に対応する説明情報が辞書データ12b1から読み出されると共に、この説明情報は指定された音声別(この場合[名詞])である説明部分からの説明情報表示画面G3として表示部17に表示される(ステップS19)。
【0054】
すなわち、図5(D)に示すように、カーソル「↓」キー14cの操作によって音声付き検索見出語一覧画面G2における音声別の見出語「record[動詞]…」が反転カーソルkにより指定変更表示された状態で、キーボード14における「訳/決定」キー14bが操作された場合には(ステップS17)、現在指定表示されている見出語「record[動詞]…」も音声別見出語として置き換えられた見出語であると判断されるので(ステップS18)、図5(E)に示すように、当該指定の見出語「record」に対応する説明情報が辞書データ12b1から読み出されると共に、この説明情報は指定された音声別(この場合[動詞])である説明部分からの説明情報表示画面G3として表示部17に表示される(ステップS19)。
【0055】
この場合、音声見出語辞書検索モードにおける音声付き検索見出語一覧画面G2では、同一の見出語であっても品詞,時制などの違いによって異なる発音音声を有する見出語をそれぞれ別々に置き換えて表示できるだけでなく、その説明情報を表示させる説明情報表示画面G3においても、例えば[名詞]読みの場合の意味内容と[動詞]読みの場合の意味内容とでそれぞれ発音別に異なる説明情報の部分を先頭に記述して表示できるので、当該発音別に異なる意味内容などの説明情報を明確且つ容易に学習することができる。
【0056】
一方、キーボード14における「訳/決定」キー14bが操作された際に(ステップS17)、現在指定表示されている見出語は品詞,時制などによって異なる発音を有さない見出語であると判断された場合には(ステップS18(No))、当該指定の見出語に対応して辞書データ12b1から読み出された説明情報は、そのまま先頭部分からの説明情報表示画面G3として表示部17に表示される(ステップS20)。
【0057】
したがって、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による辞書検索音声出力機能によれば、辞書データ12b1として記憶されている膨大な数の見出語(単語)のうち予め厳選された学習に重要な見出語(単語)に対応付けてネイティブ録音による発音音声の音声辞書データ12b2を記憶させ、検索文字列入力画面Gにて入力された検索対象の文字列に応じた複数の見出語が検索されて通常辞書検索モードでの検索見出語一覧画面G1が表示された状態で、「切り替え」キー14aが操作されると、検索された複数の見出語のうち音声辞書データ12b2として実際の発音音声データを有する見出語のみが抽出されて音声見出語辞書検索モードでの音声付き検索見出語一覧画面G2として表示され、所望の見出語を反転カーソルkにより指定表示させて「音声」キーが操作されると、何れの見出語が指定された場合でも当該指定の見出語に対応した実際の発音音声データが読み出されて音声出力されるので、従来の電子辞書装置のように、ある見出語については実音声が出力され、ある見出語について音声出力されないといった、使い勝手の悪いややこしい状況を招いてしまうことなく、辞書検索の使い勝手を非常に良くして有効な語学学習を行うことができる。
【0058】
しかも、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による辞書検索音声出力機能によれば、音声見出語辞書検索モードでの音声付き検索見出語一覧画面G2にあって、同一の見出語(単語)でも品詞や時制などが異なることによって違った発音音声を有する見出語の場合には、その発音毎に別々にした並列位置に置き換えられて見出語一覧表示されるので、当該発音別の見出語を別々に指定表示させてその実音声による正しい発音の違いを容易に聞いて学習することができる。
【0059】
また、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による辞書検索音声出力機能によれば、音声見出語辞書検索モードでの音声付き検索見出語一覧画面G2にて別々に置き換えられて一覧表示された発音の異なる同一の見出語について、各々の見出語を指定表示させて説明情報を表示させると、当該見出語の説明情報はその発音記号など発音別の意味内容を記述している説明情報部分から表示されるので、同一見出語の発音別に異なる意味内容などの説明情報を明確且つ容易に学習することができる。
【0060】
なお、前記実施形態において記載した携帯機器(電子辞書)10による各処理の手法、すなわち、図3のフローチャートに示す辞書検索処理での検索見出語表示処理および発音音声出力処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)13、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒体に格納して配布することができる。そして、辞書データベース(12b1)および重要見出語の発音音声データベース(12b2)を有する種々のコンピュータ端末は、この外部記憶媒体に記憶されたプログラムをプログラムROM12aに読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した辞書検索・発音音声出力機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0061】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末(プログラムサーバ)40から前記のプログラムデータを取り込み、前述した辞書検索・発音音声出力機能を実現することもできる。
【0062】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の情報表示制御装置の実施形態に係る携帯機器(電子辞書)10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記携帯機器(電子辞書)10のプログラムROM12a、データベースROM12b、RAM12cに記憶されるデータの内容を示す図。
【図3】前記携帯機器(電子辞書)10による辞書検索処理を示すフローチャート。
【図4】前記携帯機器(電子辞書)10の辞書検索処理に伴う操作表示状態(その1)を示す図。
【図5】前記携帯機器(電子辞書)10の辞書検索処理に伴う操作表示状態(その2)を示す図。
【符号の説明】
【0064】
10 …携帯機器(電子辞書)
11 …CPU
12a…プログラムROM
12a1…メイン処理プログラム
12a2…辞書検索処理プログラム
12a3…音声出力処理プログラム
12a4…音声合成処理プログラム
12b…データベースROM
12b1…辞書データ
12b2…音声辞書データ
12b3…合成音声データ
12c…RAM
12c1…入力文字メモリ
12c2…検索見出語メモリ
12c3…見出語情報指定位置メモリ
13 …メモリカード
14 …キーボード(Key)
14a…「切り替え」キー
14b…「訳/決定」キー
14c…カーソルキー
15 …タッチパネル
16 …入力部
17 …表示部(LCD)
18 …スピーカ
18a…アンプ(Amp)
19 …電源回路
20 …通信部
30 …PC
40 …Webサーバ
N …通信ネットワーク(インターネット)
B …電池電源
M …スピーカマーク
G …検索文字列入力画面
G1…検索見出語一覧画面
G2…音声付き検索見出語一覧画面
G3…説明情報表示画面
k …反転カーソル




 

 


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