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発明の名称 テレビ受信装置およびテレビ受信処理のプログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6308(P2007−6308A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−186040(P2005−186040)
出願日 平成17年6月27日(2005.6.27)
代理人 【識別番号】100090619
【弁理士】
【氏名又は名称】長南 満輝男
発明者 南 剛
要約 課題
記録する画像データを大幅に削減して、極めてデータ量の少ないダイジェスト記録を可能にする。

解決手段
CPU113は、システムバス118を介して信号系を制御して、デジタル放送を受信したときは、その映像情報の静止画を抽出するとともに、字幕情報を抽出する。そして、抽出された静止画と抽出された字幕情報とを字幕情報の進行に基づいて合成して、その合成画像を録画装置2に出力する。
特許請求の範囲
【請求項1】
テレビ放送を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信されたテレビ放送の映像情報の静止画を抽出する画像抽出手段と、
前記受信手段によって受信されたテレビ放送の字幕情報を抽出する字幕抽出手段と、
前記画像抽出手段によって抽出された静止画と前記字幕抽出手段によって抽出された字幕情報とを当該字幕情報の進行に基づいて合成して合成画像を生成する画像合成手段と、
前記画像合成手段によって生成された合成画像を所定の録画装置に出力する画像出力手段と、
を具備することを特徴とするテレビ受信装置。
【請求項2】
前記画像抽出手段によって抽出された静止画の輪郭を抽出して線描画を生成する画像処理手段をさらに備え、前記画像合成手段は、当該線描画と字幕情報とを合成することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。
【請求項3】
前記画像抽出手段によって抽出された静止画に基づいてアニメーション画像を生成する画像処理手段をさらに備え、前記画像合成手段は、当該アニメーション画像と字幕情報とを合成することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。
【請求項4】
前記画像抽出手段は、前記受信手段によって新たな字幕情報が受信された場合に静止画を抽出することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。
【請求項5】
前記画像抽出手段は、前記受信手段によって所定の情報量以上の字幕情報が受信された場合に静止画を抽出することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。
【請求項6】
前記画像抽出手段は、前記受信手段によって異なるシーンの映像情報が受信されたた場合に静止画を抽出することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。
【請求項7】
前記画像抽出手段は、所定の時間が経過するたびに静止画を抽出することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。
【請求項8】
前記画像出力手段は、着脱可能な記録媒体に合成画像を出力して記録することを特徴とする請求項1に記載のテレビ受信装置。
【請求項9】
テレビ放送を受信するステップAと、
前記ステップAによって受信されたテレビ放送の映像情報の静止画を抽出するステップBと、
前記ステップAによって受信されたテレビ放送の字幕情報を抽出するステップCと、
前記ステップBによって抽出された静止画と前記ステップCによって抽出された字幕情報とを当該字幕情報の進行に基づいて合成して合成画像を生成するステップDと、
前記ステップDによって生成された合成画像を所定の録画装置に出力するステップEと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするテレビ受信処理のプログラム。
【請求項10】
前記ステップDは、前記ステップBによって抽出された静止画の輪郭を抽出して線描画を生成し、当該生成した線描画と字幕情報と合成することを特徴とする請求項9に記載のテレビ受信処理のプログラム。
【請求項11】
前記ステップDは、前記ステップBによって抽出された静止画に基づいてアニメーション画像を生成し、当該生成したアニメーション画像と字幕情報とを合成することを特徴とする請求項9に記載のテレビ受信処理のプログラム。
【請求項12】
前記ステップCは、前記ステップAによって新たな字幕情報が受信された場合に静止画を抽出することを特徴とする請求項9に記載のテレビ受信処理のプログラム。
【請求項13】
前記ステップCは、前記ステップAによって所定の情報量以上の字幕情報が受信された場合に静止画を抽出することを特徴とする請求項9に記載のテレビ受信処理のプログラム。
【請求項14】
前記ステップCは、前記ステップAによって異なるシーンの映像情報が受信されたた場合に静止画を抽出することを特徴とする請求項9に記載のテレビ受信処理のプログラム。
【請求項15】
前記ステップCは、所定の時間が経過するたびに静止画を抽出することを特徴とする請求項9に記載のテレビ受信処理のプログラム。
【請求項16】
前記ステップEは、着脱可能な記録媒体に合成画像を出力して記録することを特徴とする請求項9に記載のテレビ受信処理のプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ受信装置およびテレビ受信処理のプログラムに関し、特に、テレビ放送を受信してDVDプレーヤやVTRなどの録画再生装置に出力して記録させるテレビ受信装置およびテレビ受信処理のプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
放送衛星および通信衛星を利用して既に放送が開始されているBS放送およびCS放送の他に、地上波デジタル放送が2003年12月から一部の地域で放送が開始され、2011年には従来のすべてのアナログ地上波放送がデジタル放送に切り替わる。この地上波デジタル放送では、OFDM(直交周波数分割多重)方式によって、映像情報、音声情報、および文字情報の複数種類の情報をMPEG−2システムのトランスポート・ストリームで多重化して、6MHzの帯域を13セグメントに分割して伝送する。放送される文字情報の中には、映像情報に関連して画面に表示される字幕情報がある。この字幕情報のサービスとして、例えば、ドラマ番組において登場人物の会話を字幕で同時に画面に表示することができる。
【0003】
この字幕情報を利用して放送番組のダイジェスト記録を行う提案がいくつかなされている。ある提案の字幕放送記録装置および記録方法においては、字幕のある重要な画面の映像を記録する。すなわち、受信したデジタル信号から現在時刻、映像信号、字幕情報を分離し、分離した字幕情報から字幕表示時刻および字幕本体を解析する。そして、字幕表示時刻と現在時刻とが一致した瞬間の映像信号と字幕文とを合成して記録する。したがって、少ないデータ量でダイジェスト記録、再生することが可能になる。(特許文献1参照)
【特許文献1】特開2002−344871号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1においては、字幕情報を受信している期間は常に動画の映像信号を記録するので、ドラマ番組などのように台詞が多い場合には、むしろ録画しない部分のほうが少なく、記録された画像データは相当なデータ量になってしまう。また、記録した画像データを再生する場合には、DVDプレーヤやVTRなどの録画再生装置が必要であるので、携帯電話機や電子ブックなどのような可搬型の情報機器で再生することはできない。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、字幕情報のサービスを利用することにより、記録する画像データを大幅に削減して、極めてデータ量の少ないダイジェスト記録を可能にすることを目的とする。また、再生メモリ容量の小さい着脱式の記録媒体にも記録することにより、携帯電話機や電子ブックなどのような可搬型の情報機器でも再生を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載のテレビ受信装置は、テレビ放送を受信する受信手段(実施形態においては、図2のチューナ101その他の信号処理系に相当する)と、受信手段によって受信されたテレビ放送の映像情報の静止画を抽出する画像抽出手段(実施形態においては、図2の映像デコード部106およびCPU113の機能に相当する)と、受信手段によって受信されたテレビ放送の字幕情報を抽出する字幕抽出手段(実施形態においては、図2の文字情報デコード部105およびCPU113の機能に相当する)と、画像抽出手段によって抽出された静止画と字幕抽出手段によって抽出された字幕情報とを当該字幕情報の進行に基づいて合成して合成画像を生成する画像合成手段(実施形態においては、図2の画像合成部108およびCPU113の機能に相当する)と、画像合成手段によって生成された合成画像を所定の録画装置に出力する画像出力手段(実施形態においては、図2の画像出力部110およびCPU113の機能に相当する)と、を具備する構成になっている。
【0006】
請求項1のテレビ受信装置において、請求項2に記載したように、画像抽出手段によって抽出された静止画の輪郭を抽出して線描画を生成する画像処理手段(実施形態においては、図2の画像処理部107に相当する)をさらに備え、画像合成手段は、当該線描画と字幕情報とを合成するような構成にしてもよい。
【0007】
請求項1のテレビ受信装置において、請求項3に記載したように、画像抽出手段によって抽出された静止画に基づいてアニメーション画像を生成する画像処理手段(実施形態においては、図2の画像処理部107の変形例に相当する)をさらに備え、画像合成手段は、当該アニメーション画像と字幕情報とを合成するような構成にしてもよい。
【0008】
請求項1のテレビ受信装置において、請求項4に記載したように、画像抽出手段は、受信手段によって新たな字幕情報が受信された場合に静止画を抽出するような構成にしてもよい。
【0009】
請求項1のテレビ受信装置において、請求項5に記載したように、画像抽出手段は、受信手段によって所定の情報量以上の字幕情報が受信された場合に静止画を抽出するような構成にしてもよい。
【0010】
請求項1のテレビ受信装置において、請求項6に記載したように、画像抽出手段は、受信手段によって異なるシーンの映像情報が受信されたた場合に静止画を抽出するような構成にしてもよい。
【0011】
請求項1のテレビ受信装置において、請求項7に記載したように、画像抽出手段は、所定の時間が経過するたびに静止画を抽出するような構成にしてもよい。
【0012】
請求項1のテレビ受信装置において、請求項8に記載したように、画像出力手段は、着脱可能な記録媒体(実施形態においては、図1のメモリカード6に相当する)に合成画像を出力して記録するような構成にしてもよい。
【0013】
請求項9に記載のテレビ受信処理のプログラムは、テレビ放送を受信するステップAと、ステップAによって受信されたテレビ放送の映像情報の静止画を抽出するステップBと、ステップAによって受信されたテレビ放送の字幕情報を抽出するステップCと、ステップBによって抽出された静止画と前記ステップCによって抽出された字幕情報とを当該字幕情報の進行に基づいて合成して合成画像を生成するステップDと、ステップDによって生成された合成画像を所定の録画装置に出力するステップEとを、コンピュータに実行させる構成になっている。
ステップAないしステップEは、実施形態においては、図2のCPU113の処理に相当する。
【0014】
請求項9のテレビ受信処理のプログラムにおいて、請求項10に記載したように、ステップDは、ステップBによって抽出された静止画の輪郭を抽出して線描画を生成し、当該生成した線描画と字幕情報と合成するような構成にしてもよい。
【0015】
請求項9のテレビ受信処理のプログラムにおいて、請求項11に記載したように、ステップDは、ステップBによって抽出された静止画に基づいてアニメーション画像を生成し、当該生成したアニメーション画像と字幕情報とを合成するような構成にしてもよい。
【0016】
請求項9のテレビ受信処理のプログラムにおいて、請求項12に記載したように、ステップCは、ステップAによって新たな字幕情報が受信された場合に静止画を抽出するような構成にしてもよい。
【0017】
請求項9のテレビ受信処理のプログラムにおいて、請求項13に記載したように、ステップCは、ステップAによって所定の情報量以上の字幕情報が受信された場合に静止画を抽出するような構成にしてもよい。
【0018】
請求項9のテレビ受信処理のプログラムにおいて、請求項14に記載したように、ステップCは、ステップAによって異なるシーンの映像情報が受信されたた場合に静止画を抽出するような構成にしてもよい。
【0019】
請求項9のテレビ受信処理のプログラムにおいて、請求項15に記載したように、ステップCは、所定の時間が経過するたびに静止画を抽出するような構成にしてもよい。
【0020】
請求項9のテレビ受信処理のプログラムにおいて、請求項16に記載したように、ステップEは、着脱可能な記録媒体(実施形態においては、図1のメモリカード6に相当する)に合成画像を出力して記録するような構成にしてもよい。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、字幕情報のサービスを利用することにより、記録する画像データを大幅に削減して、極めてデータ量の少ないダイジェスト記録を可能にするという効果が得られる。また、再生メモリ容量の小さい着脱式の記録媒体にも記録することにより、携帯電話機や電子ブックなどのような可搬型の情報機器でも再生を可能にするという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明によるテレビ受信装置の実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。
図1は、本発明によるテレビ受信装置を用いた画像記録再生システムの構成を示す図である。図1に示すように、このシステムは、テレビ受信装置1、録画装置2、プリンタ3、携帯電話機4、電子ブック5で構成される。テレビ受信装置1は、BSデジタル放送、CSデジタル放送、地上波デジタル放送、デジタルCATV(ケーブルテレビ)放送を受信する。録画装置2は、テレビ受信装置1から出力される映像信号、音声信号、および文字情報を設定された録画モードに応じた形態で記録する。また、録画装置2は、録画モードが本発明の特徴である静止画のモードである場合には、着脱可能なメモリカード6に静止画および文字情報を記録する。
なお、録画装置2内のビデオディスクやビデオテープに静止画および文字情報を記録する構成にしてもよいし、テレビ受信装置1にメモリカード6を着脱可能な構成とし、静止画のモードである場合には、テレビ受信装置1が直接メモリカード6に静止画および文字情報を記録する構成にしてもよい。
【0023】
プリンタ3、携帯電話機4、電子ブック5は、それぞれメモリカード6を装着できる構成になっている。したがって、プリンタ3は、メモリカード6に記憶されている静止画および文字情報をプリントアウトすることができる。同様に、携帯電話機4は、メモリカード6に記憶されている静止画および文字情報をディスプレイに表示して視聴することができる。電子ブック5もまた、メモリカード6に記憶されている静止画および文字情報をディスプレイに表示して視聴することができる。
【0024】
なお、図1において、点線でしめす接続のように、録画装置2とプリンタ3、携帯電話機4、電子ブック5とをそれぞれ接続可能な構成にして、メモリカード6を仲介することなく、録画装置2からプリンタ3、携帯電話機4、電子ブック5のそれぞれに対して静止画および文字情報を送信することも可能である。さらにこの場合において、ブルートゥース通信などの近距離無線通信によって静止画および文字情報を送信することも可能である。
【0025】
図2は、実施形態における図1のテレビ受信装置1の内部構成を示すブロック図である。テレビ受信装置1は、信号処理系と制御系とがシステムバスによって接続された構成になっている。すなわち、図2に示すように、信号処理系は、チューナ101、復調部102、分離部103、音声デコード部104、文字情報デコード部105、映像デコード部106、画像処理部107、画像合成部108、表示部109、画像出力部110、サウンドシステム111、音声出力部112などで構成されている。制御系は、CPU113、ROM114、主メモリ115、フラッシュメモリ116、入出力インタフェース(I/O)117で構成されている。信号処理系の中でCPU113によって制御される各部、および、制御系の各部はシステムバス118を介してCPU113に接続されている。
【0026】
信号処理系において、チューナ101はアンテナを介して受信したデジタル放送の中から1つのチャンネルのデジタル放送を選択し、搬送波を除去して圧縮符号化された音声信号、映像信号、文字情報などのトランスポート・ストリーム(TS)のデジタル信号を復調部102に出力する。復調部102は、チューナ101から出力されたデジタル信号を復調して、分離部103に出力する。分離部103は、復調部102から出力されたデジタル信号を音声信号、文字情報、および映像信号に分離して出力する。
【0027】
文字情報デコード部105は、分離部103で分離された文字情報を復号して出力する。同様に、映像デコード部106は、分離部103で分離された映像信号を復号して出力する。画像処理部107は、映像デコード部106から出力された映像信号を動画の形態で出力するとともに、CPU113の制御に応じた画像処理を行う。画像合成部108は、文字情報デコード部105から出力された字幕情報と、画像処理部107から出力された映像信号の動画を合成して表示部109に出力する。また、画像合成部108は、CPU113の制御に応じて、通常の録画モードの場合には、動画と字幕情報とを合成して画像出力部110に出力し、本発明による特殊な録画モードの場合には、静止画又は静止画から輪郭を抽出した線描画と字幕情報とを合成して画像出力部110に出力する。音声デコード部104は、分離部103で分離された音声信号を復号して、D/A変換回路、増幅回路、スピーカなどからなるサウンドシステム111に出力するとともに、音声出力部112に出力する。音声出力部112および映像出力部110は、録画モードの際に、音声信号および映像信号と字幕情報とが合成された画像信号をデジタル信号として図1の録画装置2に送信する。
【0028】
制御系において、ROM114は、CPU13によって実行されるプログラム、および初期データをあらかじめ記憶している。主メモリ115は、CPU113によって処理される各種のデータを一時的に記憶するエリアを有するとともに、プログラムの実行に必要な各種のフラグやレジスタのエリアを有する。フラッシュメモリ116は、電源オフ後もデータを保持する半導体メモリであり、録画予約などの設定データを記憶する。また、図1に示した着脱可能なメモリカード6によってフラッシュメモリ116を構成してもよい。I/O117は、リモコンなどの操作部からの操作データを受信してCPU113に入力する。
【0029】
次に、図1の録画再生システムの動作について、図3に示すCPU113のフローチャートおよび図4、図5に示す表示画面に基づいて説明する。
I/O117を介してリモコンなどの操作部からダイジェスト録画の指令が入力されたときは、メインルーチン(図示せず)から図3の処理に遷移する。まず、ダイジェスト録画の指令に応じて閲覧様式を選択する(ステップS1)。閲覧様式には、静止画又は線描画がある。選択した内容が線描画であるか否かを判別し(ステップS2)、線描画である場合には、フラグLFを1にセットする(ステップS3)。LFを1にセットした後、又は、選択した内容が線描画でなく静止画でLFが0ある場合には、録画を開始する(ステップS4)。
【0030】
そして、LFが1であるか否かを判別し(ステップS5)、LFが0である場合には、静止画を記録する(ステップS6)。LFが1である場合には、静止画の輪郭を抽出し(ステップS7)、線描画を記録する(ステップS8)。静止画又は線描画の記録を開始した後、タイマーをリセットする(ステップS9)。タイマーのリセットによって、レジスタTが0にクリアされ、この後はタイマインタラプトに応じてTの値が0からインクリメントされる。
【0031】
次に、静止画又は線描画を記録するトリガとなる以下のイベントを監視する。字幕が発生したか否かを判別し(ステップS10)、字幕が発生したときは、その字幕を記録して(ステップS11)、ステップS5に移行する。字幕の発生がない場合には、映像のシーンが変化したか否かを判別し(ステップS12)、シーンが変化したときは、ステップS5に移行する。シーンが変化しない場合には、時間の経過によってレジスタTの値が所定値T1に達したか否かを判別し(ステップS13)、Tの値がT1に達したときは、ステップS5に移行する。
【0032】
ステップS5に移行した後は、再びLFの値に応じて静止画又は線描画を記録する処理を繰り返す。静止画又は線描画を記録するトリガとなるいずれのイベントも検出しない場合、すなわち、ステップS10において字幕の発生がなく、ステップS12において映像のシーンが変化せず、かつ、ステップS13においてTの値がT1に達しない場合には、I/O117を介してリモコンなどの操作部から録画終了の指令が入力されたか否かを判別する(ステップS14)。録画終了の指令が入力されない場合には、ステップS10に移行してイベントの検出を続行するが、録画終了の指令が入力されたときは、このフローチャートを終了してメインルーチンに戻る。
【0033】
図4において、画面aは、画像処理部107によって抽出された静止画を示している。画面bは、フラグLFが0の場合に、静止画と字幕とを合成した合成画像を示している。この合成画像は、字幕の発生があったとき、映像のシーンが変化したとき、又は、Tの値がT1に達したとき、すなわち、静止画を記録するトリガとなるイベントを検出するたびに合成されてメモリカード6に記憶される。
【0034】
図5において、画面aは、図4と同様に、画像処理部107によって抽出された静止画を示している。画面bは、フラグLFが1の場合に、線描画と字幕とを合成した合成画像を示している。この合成画像は、字幕の発生があったとき、映像のシーンが変化したとき、又は、Tの値がT1に達したとき、すなわち、線描画を記録するトリガとなるイベントを検出するたびに合成されてメモリカード6に記憶される。
【0035】
したがって、図4又は図5の合成画像をメモリカード6に記憶した後、そのメモリカード6を録画装置2から取り外して、図1のプリンタ3に装着して容易にプリントアウトすることができる。この場合には、外出先の任意の場所、例えば、電車の中において、あたかもグラビア付きの雑誌を見るような感覚でプリントアウトしたドラマを楽しむことができる。
【0036】
あるいは、図4又は図5の合成画像をメモリカード6に記憶した後、そのメモリカード6を録画装置2から取り外して、図1の携帯電話機4に装着してそのディスプレイに表示することができる。そして、電車の中などでカーソルスイッチなどの操作によって、画面を順に切り替えながらドラマを楽しむことができる。
【0037】
同様に、図4又は図5の合成画像をメモリカード6に記憶した後、そのメモリカード6を録画装置2から取り外して、図1の電子ブック5に装着してそのディスプレイに表示して、画面を順に切り替えながらドラマを楽しむことができる。
【0038】
さらに、録画装置2のビデオディスク若しくはビデオテープに記録した合成画像、又は、録画装置2若しくはテレビ受信装置1に装着したメモリカード6に記録した合成画像を再生して、テレビ受信装置1の表示部109に表示することも可能である。
【0039】
このように、上記実施形態によれば、CPU113は、システムバス118を介して信号系を制御して、デジタル放送を受信したときは、その映像情報の静止画を抽出するとともに、字幕情報を抽出する。そして、抽出された静止画と抽出された字幕情報とを字幕情報の進行に基づいて合成して、その合成画像を録画装置2に出力する。
したがって、記録する画像データを大幅に削減して、極めてデータ量の少ないダイジェスト記録を可能にするとともに、再生メモリ容量の小さい着脱式の記録媒体にも記録できるので、携帯電話機4や電子ブック5などのような可搬型の情報機器でも再生を可能にする。
【0040】
さらに、静止画又は線描画の記録の際に字幕情報の時刻を記録し、静止画又は線描画の記録と同時進行で、録画装置2のビデオディスクやビデオテープに記録した動画を再生する場合に、携帯電話機4や電子ブック5などのような可搬型の情報機器に表示して再生した静止画又は線描画およびその時刻をインデックスにして、詳細に視聴したい動画の部分を容易に検索することができる。
【0041】
なお、上記実施形態においては、画像処理部107において、静止画の輪郭を抽出して線描画を生成する構成にしたが、さらに生成した線描画又は静止画に基づいて、アニメーション画像を生成する構成も可能である。この場合において、ROM114にアニメーション画像の元となる複数種類のエレメント(部品)画像を用意し、自動的又はユーザの編集操作に応じてアニメーション画像を生成する。また、生成したアニメーション画像を記憶したメモリカード6を携帯電話機4に装着すれば、著作権の使用許諾が必要であるが、他の携帯電話装機に送信することも可能である。
さらに、上記実施形態においては、デジタル放送を受信するテレビ受信装置を例に採って本発明を説明したが、本発明のテレビ受信装置およびテレビ受信処理のプログラムは、NTSC方式のクローズドキャプションに対しても同様の手順で適用可能である。
【0042】
また、上記各実施形態においては、あらかじめテレビ受信装置1内のROM114に記憶されたプログラムをCPU113が実行するテレビ受信装置の発明について説明したが、メモリカード6又はその他の外部記憶媒体であるフレキシブルディスク(FD)、CD、MDに記録されているプログラムをフラッシュメモリ116などの不揮発性のメモリにインストールするか、又は、インターネットなどのネットワークからダウンロードしたプログラムを不揮発性メモリにインストールして、そのプログラムをCPU113によって実行することも可能である。この場合には、プログラムの発明やそのプログラムを記録した記録媒体の発明を実現できる。
【0043】
すなわち、本発明によるテレビ受信処理のプログラムは、テレビ放送を受信するステップAと、前記ステップAによって受信されたテレビ放送の映像情報の静止画を抽出するステップBと、前記ステップAによって受信されたテレビ放送の字幕情報を抽出するステップCと、前記ステップBによって抽出された静止画と前記ステップCによって抽出された字幕情報とを当該字幕情報の進行に基づいて合成して合成画像を生成するステップDと、前記ステップDによって生成された合成画像を所定の録画装置に出力するステップEと、をコンピュータに実行させる。
【0044】
前記ステップDは、前記ステップBによって抽出された静止画の輪郭を抽出して線描画を生成し、当該生成した線描画と字幕情報と合成する。
【0045】
前記ステップDは、前記ステップBによって抽出された静止画に基づいてアニメーション画像を生成し、当該生成したアニメーション画像と字幕情報とを合成する。
【0046】
前記ステップCは、前記ステップAによって新たな字幕情報が受信された場合に静止画を抽出する。
【0047】
前記ステップCは、前記ステップAによって所定の情報量以上の字幕情報が受信された場合に静止画を抽出する。
【0048】
前記ステップCは、前記ステップAによって異なるシーンの映像情報が受信されたた場合に静止画を抽出する。
【0049】
前記ステップCは、所定の時間が経過するたびに静止画を抽出することを特徴とする請求項9に記載のテレビ受信処理のプログラム。
【0050】
前記ステップEは、着脱可能な記録媒体に合成画像を出力して記録する。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施形態におけるテレビ受信装置を利用した録画再生システムの構成を示す図。
【図2】図1のテレビ受信装置の内部構成を示すブロック図。
【図3】図2のテレビ受信装置の動作を示すCPUのフローチャート。
【図4】静止画および静止画と字幕との合成画像を示す図。
【図5】静止画および線描画と字幕との合成画像を示す図。
【符号の説明】
【0052】
1 テレビ受信装置
2 録画装置
3 プリンタ
4 携帯電話機
5 電子ブック
6 メモリカード
101 チューナ
102 復調部
103 分離部
104 音声デコード部
105 文字情報デコード部
106 映像デコード部
107 画像処理部
108 画像合成部
109 表示部
110 画像出力部
111 サウンドシステム
112 音声出力部
113 CPU
114 ROM
115 主メモリ
116 フラッシュメモリ
117 入出力インタフェース
118 システムバス




 

 


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