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発明の名称 画像形成装置、管理装置、ネットワークシステム、画像形成装置の制御プログラム、及び管理装置の制御プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−48213(P2007−48213A)
公開日 平成19年2月22日(2007.2.22)
出願番号 特願2005−234679(P2005−234679)
出願日 平成17年8月12日(2005.8.12)
代理人 【識別番号】100095751
【弁理士】
【氏名又は名称】菅原 正倫
発明者 野川 英樹
要約 課題
同じ画像形成装置に複数のネットワークインターフェースが搭載されている場合でも、これを1台の画像形成装置として容易に統合管理できる画像形成装置、管理装置(及びそれらの制御プログラム)、とそれらを用いたネットワークシステムを提供する。

解決手段
管理装置100がネットワーク300を介して画像形成装置10a,10bのネットワークインターフェース18,19に存在確認要求を送信すると、それらのネットワークインターフェース18,19からは、各々に付与された固有の識別情報を互いに結合した結合識別情報が管理装置に返信される。管理装置100は、受信する結合識別情報の中に等価なものがあるか否かを判定して、等価なものが含まれていた場合には、等価な結合識別情報に対応するネットワークインターフェースを同一の画像印刷装置に搭載されたものと認識する。
特許請求の範囲
【請求項1】
各々固有の識別情報が付与された複数のネットワークインターフェースを有する画像形成装置であって、
各前記ネットワークインターフェースに付与された識別情報を結合した結合識別情報を作成する結合識別情報作成手段と、
各前記ネットワークインターフェースにて、ネットワーク接続された管理装置から当該画像形成装置の存在確認要求を個別に受信する存在確認要求受信手段と、
前記結合識別情報を各前記ネットワークインターフェースから個別に送信する結合識別情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記識別情報は、含まれる符号の組み合わせ及び配列順序が前記ネットワークインターフェース固有のものとなるよう予め定められた、一定複数桁の符号よりなり、前記結合識別情報作成手段は、各識別情報に属する符号の数学的組み合わせが保存されるように、それら識別情報の符号列を結合して前記結合識別情報を作成するものである請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記結合識別情報作成手段は、各識別情報を構成する符号列を非分割かつ配列順序不変にて直列結合することにより前記結合識別情報を作成するものである請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記結合識別情報作成手段は、前記存在確認要求を受信したネットワークインターフェースに対応する識別情報の、作られるべき前記結合識別情報における結合位置が一定となるように前記結合識別情報を作成するものである請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記結合識別情報作成手段は、各ネットワークインターフェースの識別情報を、予め一義的に定められた順序に直列結合して前記結合識別情報を作成するものである請求項3記載の画像形成装置。
【請求項6】
ネットワークインターフェースを有する画像形成装置にネットワークを介して接続される管理装置であって、
前記ネットワークを介して前記画像形成装置の前記ネットワークインターフェースに存在確認要求を送信する存在確認要求手段と、
該存在確認要求に対する返信情報を、前記画像形成装置のネットワークインターフェースから受信する識別情報受信手段と、
受信した前記返信情報として、複数のネットワークインターフェースの識別情報を結合した結合識別情報を、複数のネットワークインターフェースから受信した場合に、それら結合識別情報の等価性を判定する結合識別情報等価性判定手段と、
前記結合識別情報が互いに等価であると判定された複数の前記ネットワークインターフェースを同一の画像形成装置に属するものとして管理する管理手段と、
を備えたことを特徴とする管理装置。
【請求項7】
受信した前記結合識別情報に基づく前記画像形成装置の認識結果を表示する認識結果表示手段とを有する請求項6記載の管理装置。
【請求項8】
前記認識結果表示手段は、前記結合識別情報が互いに等価であると判定された複数の前記ネットワークインターフェースに係る各認識結果情報のいずれか1つのものを選択的に表示する請求項7記載の管理装置。
【請求項9】
前記認識結果表示手段は、前記結合識別情報が互いに等価であると判定された複数の前記ネットワークインターフェースに係る各認識結果情報のいずれかを、当該認識器結果情報を1つのみ表示できる表示領域に切替え可能に表示する請求項8記載の管理装置。
【請求項10】
前記識別情報は、含まれる符号の組み合わせ及び配列順序が前記ネットワークインターフェースに固有のものとなるように予め定められた、一定複数桁の符号よりなり、前記結合識別情報は、各前記識別情報に属する符号の数学的組み合わせが保存されるように、それら識別情報の符号列を結合して作成されたものであり、前記結合識別情報等価性判定手段は、複数の前記結合識別情報に含まれる符号の組み合わせが同一であることを前提として、それら前記結合識別情報が等価であると判定する請求項6ないし9のいずれか1項に記載の管理装置。
【請求項11】
前記結合識別情報は、各識別情報を構成する符号列を非分割かつ配列順序不変にて直列結合することにより作成されたものであり、
前記結合識別情報等価性判定手段は、複数の結合識別情報にそれぞれ含まれる個々の識別情報が全て同一である場合に、それら前記結合識別情報が等価であると判定する請求項10記載の管理装置。
【請求項12】
前記結合識別情報は、前記存在確認要求を受信したネットワークインターフェースに対応する識別情報の、前記結合識別情報における結合位置が一定となるように作成されたものであり、
前記結合識別情報等価性判定手段は、前記結合識別情報を個々の識別情報の桁数を単位として分割し、その分割結果として得られた個々の識別情報の内容が、複数の結合識別情報間で同一であった場合に、それら前記結合識別情報が等価であると判定する請求項11記載の管理装置。
【請求項13】
前記結合識別情報は、各ネットワークインターフェースの識別情報を、予め一義的に定められた順序に直結して作成されたものであり、
前記結合識別情報等価性判定手段は、複数の前記結合識別情報について、それら結合識別情報に含まれる全ての符号が配列順序も含めて完全一致した場合に、それら結合識別情報が等価であると判定する請求項11記載の管理装置。
【請求項14】
請求項1記載の画像形成装置と請求項6記載の管理装置とをネットワーク接続したことを特徴とするネットワークシステム。
【請求項15】
各々固有の識別情報が付与された複数のネットワークインターフェースを有する画像形成装置の制御プログラムであって、
各前記ネットワークインターフェースに付与された識別情報を結合した結合識別情報を作成する結合識別情報作成ステップと、
各前記ネットワークインターフェースにてネットワーク接続された管理装置から当該画像形成装置の存在確認要求を個別に受信する存在確認要求受信ステップと、
前記結合識別情報を各前記ネットワークインターフェースから個別に送信する結合識別情報送信ステップと、
を備えたことを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
【請求項16】
ネットワークインターフェースを有する画像形成装置にネットワークを介して接続される管理装置の制御プログラムであって、
前記ネットワークを介して前記画像形成装置の前記ネットワークインターフェースに存在確認要求を送信する存在確認要求ステップと、
該存在確認要求に対する返信情報を、前記画像形成装置のネットワークインターフェースから受信する識別情報受信ステップと、
受信した前記返信情報として、複数のネットワークインターフェースの識別情報を結合した結合識別情報を、複数のネットワークインターフェースから受信した場合に、それら結合識別情報の等価性を判定する結合識別情報等価性判定ステップと、
前記結合識別情報が互いに等価であると判定された複数の前記ネットワークインターフェースを同一の画像形成装置に属するものとして管理する管理ステップと、を有してなることを特徴とする管理装置の制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ装置等の画像形成装置とその画像形成装置を管理する管理装置とがネットワーク接続されてなるネットワークシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】特開平8−314651号公報
【0003】
従来、ネットワーク接続された複数のホストコンピュータ間で共用化されるプリンタ装置等の画像形成装置が存在する(特許文献1)。また、こうしたプリンタ装置がネットワークに対して複数台接続される場合もある。このように、ネットワーク経由にてプリンタ装置を利用する場合には、プリンタ装置の状態や設定情報等を管理することが必要となり、そうした管理は特に複数台のプリンタ装置がネットワーク接続されているときに重要となってくる。このため、現在では複数台のプリンタ装置の状態や設定情報を管理装置にて一括管理するアプリケーション等も提供されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、近年のプリンタ装置には、ネットワークと接続するための、ネットワークインターフェースを複数備える機種が存在するようになった。ネットワークインターフェースに係る管理情報を管理装置が取得する際には、管理装置がネットワークを介してネットワークインターフェースごとに管理情報の取得要求を送信し、その要求に基づいてネットワークインターフェースごとに情報が返信されるため、管理装置に集められる管理情報はネットワークインターフェース単位の情報となる。このため、これがリスト表示された際には、同一装置が備えるネットワークインターフェースであっても関連付けて表示することが出来ず、表示位置も離れてしまうことが多いため、これらを同一装置に搭載されたネットワークインターフェースであると認識することは困難であり、管理し難いという課題があった。
【0005】
本発明は、同じ画像形成装置に複数のネットワークインターフェースが搭載されている場合でも、これを1台の画像形成装置として容易に統合管理できる画像形成装置、管理装置(及びそれらの制御プログラム)、とそれらを用いたネットワークシステムを提供するものである。
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、
各々固有の識別情報が付与された複数のネットワークインターフェースを有する画像形成装置であって、
各ネットワークインターフェースに付与された識別情報を結合した結合識別情報を作成する結合識別情報作成手段と、
各ネットワークインターフェースにて、ネットワーク接続された管理装置から当該画像形成装置の存在確認要求を個別に受信する存在確認要求受信手段と、
結合識別情報を各ネットワークインターフェースから個別に送信する結合識別情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するために、本発明の管理装置は、
ネットワークインターフェースを有する画像形成装置にネットワークを介して接続される管理装置であって、
ネットワークを介して画像形成装置のネットワークインターフェースに存在確認要求を送信する存在確認要求手段と、
該存在確認要求に対する返信情報を、画像形成装置のネットワークインターフェースから受信する識別情報受信手段と、
受信した返信情報として、複数のネットワークインターフェースの識別情報を結合した結合識別情報を、複数のネットワークインターフェースから受信した場合に、それら結合識別情報の等価性を判定する結合識別情報等価性判定手段と、
結合識別情報が互いに等価であると判定された複数のネットワークインターフェースを同一の画像形成装置に属するものとして管理する管理手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明のネットワークシステムは、上記本発明の画像形成装置と本発明の管理装置とをネットワーク接続したことを特徴とする。
【0009】
上記本発明では、該画像形成装置に備わっている複数のネットワークインターフェースに対して管理装置から存在確認要求が送信されると、受信したネットワークインターフェースごとに、自身の識別情報とその画像形成装置が備える他のネットワークインターフェースの識別情報とを結合した結合識別情報が送信される。つまり、2つのネットワークインターフェースの識別情報が相互に関連性を有していなくとも、両者を結合した情報を存在確認用の返信情報として使用することで、これを受ける管理装置側では、異なるネットワークインターフェースでありながら、それらが同一画像形成装置に由来した返信情報であることを容易に識別することができる。具体的には、本発明の管理装置において、複数受信した結合識別情報が互いに等価であるか否かを判定し、等価である場合には、その結合識別情報を送信してきたそれぞれのネットワークインターフェースが同一の画像形成装置に搭載されているとして管理することができる。
【0010】
なお、「2つの結合識別情報が互いに等価である」とは、それら結合識別情報に含まれる個々の識別情報の内容について、2つの結合識別情報の間で一対一の対応関係が成立していることを意味し、結合識別情報を構成する符号列同士が符号配列順序も含めて完全一致する態様に限定されるものではない。
【0011】
本発明の画像形成装置の制御プログラムは、各々固有の識別情報が付与された複数のネットワークインターフェースを有する画像形成装置の制御プログラムであって、
各ネットワークインターフェースに付与された識別情報を結合した結合識別情報を作成する結合識別情報作成ステップと、
各ネットワークインターフェースにてネットワーク接続された管理装置から当該画像形成装置の存在確認要求を個別に受信する存在確認要求受信ステップと、
結合識別情報を各ネットワークインターフェースから個別に送信する結合識別情報送信ステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明の管理装置の制御プログラムは、ネットワークインターフェースを有する画像形成装置にネットワークを介して接続される管理装置の制御プログラムであって、
ネットワークを介して画像形成装置のネットワークインターフェースに存在確認要求を送信する存在確認要求ステップと、
該存在確認要求に対する返信情報を、画像形成装置のネットワークインターフェースから受信する識別情報受信ステップと、
受信した返信情報として、複数のネットワークインターフェースの識別情報を結合した結合識別情報を、複数のネットワークインターフェースから受信した場合に、それら結合識別情報の等価性を判定する結合識別情報等価性判定ステップと、
結合識別情報が互いに等価であると判定された複数のネットワークインターフェースを同一の画像形成装置に属するものとして管理する管理ステップと、を有してなることを特徴とする。
【0013】
上記ステップの処理を実行する本発明の画像形成装置の制御プログラム、及び管理装置の制御プログラムは、例えば所定の記憶媒体からの読み取りにより、あるいは通信ネットワークを介したサーバからのダウンロードにより、それぞれを画像形成装置及び管理装置にインストールすることができる。これにより、上記した本発明の画像形成装置及び管理装置、さらには本発明のネットワークシステムを容易に実現することができる。
【0014】
上記管理装置は、受信した結合識別情報に基づく画像形成装置の認識結果を表示する認識結果表示手段とを有するものとすることができる。これにより、受信した結合識別情報に基づいて、複数のネットワークインターフェースと画像形成装置との関係をわかりやすく視覚表示できる。
【0015】
この場合、認識結果表示手段は、結合識別情報が互いに等価であると判定された複数のネットワークインターフェースに係る各認識結果情報のいずれか1つのものを選択的に表示するものであるとよい。これにより、画像形成装置の総数よりも多いネットワークインターフェースが認識された場合においても、1つの画像形成装置については認識結果情報が1つだけ代表して表示されるので、ネットワークに何台の画像形成装置が接続されているかを、より直感的に把握しやすくなる。
【0016】
また、選択から漏れたネットワークインターフェースの結合識別情報は、例えばユーザによる任意操作等により随時表示可能とすることができる。具体的にいえば、認識結果表示手段は、結合識別情報が互いに等価であると判定された複数のネットワークインターフェースに係る各認識結果情報のいずれかを、当該認識器結果情報を1つのみ表示できる表示領域に切替え可能に表示するものである。例えばユーザによるスクロール表示部のスクロール操作によって、表示されていない他の認識情報も簡単に表示可能となる。
【0017】
次に、本発明の画像形成装置における識別情報は、含まれる符号の組み合わせ及び配列順序がネットワークインターフェース固有のものとなるよう予め定められた、一定複数桁の符号よりなるものを採用する。結合識別情報作成手段は、各識別情報に属する符号の数学的組み合わせが保存されるように、それら識別情報の符号列を結合して結合識別情報を作成するものである。この場合、本発明の管理装置において結合識別情報等価性判定手段は、複数の結合識別情報に含まれる符号の組み合わせが同一であることを前提として、それら結合識別情報が等価であると判定するものとすることができる。識別情報に属する符号の数学的組み合わせが保存されるように結合識別情報を作成することで、例えば異なる画像形成装置からの結合識別情報と偶然一致してしまう不具合発生確率を大幅に減ずることができる。また、ネットワークインターフェースに固有の元の識別情報に含まれる符号の数学的組み合わせが保存されているので、結合識別情報から上記元の識別情報を読み取るためのアルゴリズムも簡略化できる。その結果、複数のネットワークインターフェースが同一画像形成装置に由来するものであるかどうかを容易に識別できるだけでなく、各ネットワークインターフェースを個別に存在確認する利便性も高めることもできる。
【0018】
含まれる符号の組み合わせ及び配列順序がネットワークインターフェース固有のものとなるよう予め定められた、一定複数桁の符号よりなる識別情報としては、例えばネットワークインターフェースを含む種々のデバイスごとに固有に定められるMAC(Media Access Control)アドレスを好適に採用することができる。
【0019】
具体的には、結合識別情報作成手段は、各識別情報を構成する符号列を非分割かつ配列順序不変にて直列結合することにより結合識別情報を作成するのものである。この場合、本発明の管理装置において結合識別情報等価性判定手段は、複数の結合識別情報にそれぞれ含まれる個々の識別情報が全て同一である場合に、それら結合識別情報が等価であると判定するものとして構成する。これによると、結合識別情報は、識別情報の符号列が非分割かつ配列順序不変にて直列結合されているため、元の識別情報の構成符号数(つまり、データ長)が知れていれば、作成された結合識別情報を、上記構成符号数を単位として分割することで、容易に元の識別情報を復元することができる。
【0020】
また、さらに具体的には、結合識別情報作成手段は、存在確認要求を受信したネットワークインターフェースに対応する識別情報の、作られるべき結合識別情報における結合位置が一定となるように結合識別情報を作成するものである。この場合、本発明の管理装置において結合識別情報等価性判定手段は、結合識別情報を個々の識別情報の桁数を単位として分割し、その分割結果として得られた個々の識別情報の内容が、複数の結合識別情報間で同一であった場合に、それら結合識別情報が等価であると判定するものとすることができる。
【0021】
複数のネットワークインターフェースの識別情報が元情報となって、それらを直列結合して結合識別情報が作成されるのだから、同じ画像形成装置のネットワークインターフェースについてそれぞれ作成される結合識別情報は、みな同種の識別情報の組み合わせからなるものとして作成される。上記の構成によると、個々のネットワークインターフェースの結合識別情報は、着目しているネットワークインターフェースの識別情報の位置が常に一定となる。例えば、インターフェースが3つある場合、着目しているネットワークインターフェースの識別情報の位置を先頭に定めておくと、第一インターフェースについては該第一インターフェースの結合識別情報が先頭となるように結合識別情報が作成され、第二インターフェースについては該第二インターフェースの結合識別情報が先頭となるように結合識別情報が作成され、第三インターフェースについては該第三インターフェースの結合識別情報が先頭となるように結合識別情報が作成されるのである(もちろん、着目しているネットワークインターフェースの識別情報の位置は、それが一定に固定されるのであれば、中央であっても、末尾であってもよい)。これにより、この結合識別情報を管理装置が受信したときに、管理装置は、存在確認要求を受信したネットワークインターフェースに対応する識別情報の位置が明らかであるため、その結合識別情報がどのネットワークインターフェースから送信されてきたものであるかを容易に特定することができる。
【0022】
他方、結合識別情報作成手段は、各ネットワークインターフェースの識別情報を、予め一義的に定められた順序に直列結合して結合識別情報を作成するものである。この場合、本発明の管理装置において結合識別情報等価性判定手段は、複数の結合識別情報について、それら結合識別情報に含まれる全ての符号が配列順序も含めて完全一致した場合に、それら結合識別情報が等価であると判定するものとすることができる。例えば、インターフェースが3つある場合、着目しているネットワークインターフェースがどれであるかとは無関係に、どのインターフェースについても作成される結合識別情報を、一定の配列順序、例えば第一インターフェース、第二インターフェース及び第三インターフェースの順に識別情報を結合して作成するのである。このようにすると、複数のネットワークインターフェースからの結合識別情報同士について、符号列の配列順序も含めて一致するか否かの単純な照合処理を行なうだけでよく、等価性の判定アルゴリズムを大幅に簡略化できる(この場合、結合識別情報を結合元となる個々のネットワークインターフェースの識別情報を分離・認識する必要性もなくなる)。
【0023】
他方、結合識別情報作成手段は、各識別情報を構成する符号列を予め定められた規則に従い再配列しつつ結合して結合識別情報を作成するものであってもよい。この場合、管理装置の結合識別情報等価性判定手段は、複数の結合識別情報について、それぞれ規則に基づき該結合識別情報に含まれる個々の識別情報の符号配列を復元し、その復元結果として得られた個々の識別情報の内容が、複数の結合識別情報間で同一であった場合に、それら結合識別情報が同一であると判定するものとすることができる。例えば、各識別情報を構成する符号列を複数組の部分符号列に分解する一方、複数のネットワークインターフェースに一定の配列順序を定めておき、各ネットワークインターフェースに対応する識別情報から、部分符号列を配列順序に従って順次周期的に取り出し、その取り出し順に再配列する形で結合することにより結合識別情報を作成することができる。この方法は、識別情報を復元する際のアルゴリズムが比較的単純であるメリットがある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明のネットワークシステムの一実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明における画像形成装置には、印刷装置や、プリンタ複合機(印刷機能の他にFAX機能・スキャナ機能・コピー機能等の機能を1台に集約してなる)等を含むことができる。以下に示す実施形態では、画像形成装置として印刷装置を備え、管理装置である端末装置とともにネットワークに組み込んだネットワークシステムの一実施形態について説明する。なお、本実施形態における同一装置が備えるネットワーク接続用のインターフェースは、最大で2個としている。
【0025】
図1は、本発明の周辺電子機器制御システムの一例を示す概略図である。図1のネットワークシステム1は、画像形成装置である印刷装置10a,10bと、図示されない他の画像形成装置と、これらの印刷装置を管理する管理用の端末装置(以下、管理装置と略す)100とが通信ネットワーク300を介して接続されて構成されている。通信ネットワーク300には、シリアル通信ケーブル、パラレル通信ケーブル、有線LANケーブル等の有線通信ネットワークを用いることができ、無線LAN、IEEE 802.11x、Bluetooth等を用いる無線通信ネットワークとすることもできる。
【0026】
図2は、印刷装置10aの電気的構成を示すブロック図である。印刷装置10aは、印刷装置10bとほぼ同様のハードウェア構成を有するものであり、CPU11、ワークメモリ12aを備えるRAM12、各種プログラムを記憶するROM13、バスライン14、入出力部(図中では「I/O」と表示)15、不揮発性メモリである外部メモリ16(例えばEEPROMなどの不揮発性メモリで構成される)、通信ネットワーク300に接続される通信インターフェース(図中では「I/F」と表示)18,19、及びネットワーク300から受信した印刷制御データを一時格納する受信バッファメモリ(以下、受信バッファともいう)17を備えて構成される。入出力部20には、LCD等からなる表示部22、タッチパネル、押しボタンスイッチあるいはテンキーなどから構成された入力部21、及び、周知のインクジェット印字機構、レーザー印字機構、熱転写印字機構、あるいはドットインパクト式印字機構などからなる印字部23が接続されている。
【0027】
これらの印刷装置10a,10bは、ネットワークインターフェース18,19を介してネットワーク300に接続されており、これらのネットワークインターフェース18,19は、周知のLANカードとして構成されている。図1に示すように、印刷装置10aは、シリアル番号「0123456」が付与されるとともに、ネットワークインターフェース18,19には、それぞれが備える記憶部(例えば一度だけ書込が可能なPROM等で構成される)の所定の記憶領域に、MACアドレス「001122334455」、「001122334456」等が記憶されている。印刷装置10bには、シリアル番号「0123457」が付与され、二つのネットワークインターフェースの記憶部にはMACアドレス「001122334457」、「001122334458」が記憶されている。このMACアドレス(Media Access Control address)は、本発明における識別子である。MACアドレスは、ネットワークでホストを識別するために設定されるハードウェアアドレスであり、イーサネットでは、NIC(Network Interface Card)に対して48ビットの識別符号が付けられており、イーサネットアドレスと呼ぶ。前半24ビットがIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)で管理されたベンダー固有のIDで、後半24ビットが各NICの連番となる。つまり、MACアドレスは、含まれる符号の組み合わせ及び配列順序が固有のものとなるよう予め定められた一定複数桁の符号よりなり、世界中に1つしかないユニークな番号である。
【0028】
図3は、管理装置100の電気的構成を示すブロック図である。管理装置100は、CPU101、ワークメモリ102aを備えるRAM102、各種プログラムを記憶するROM103、記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)104、バスライン105、入出力部106、CD−ROMドライブ109、及び通信ネットワーク300に接続される通信インターフェース110等を備えたパーソナルコンピュータ(あるいはワークステーション)として構成される。HDD104やCD−ROMドライブは、インターフェース114、119を介してバスライン105に接続されている。HDD104は、管理装置100の基板ソフトウェアとなるOS104a、印刷機能を有した種々のアプリケーション104b、印刷装置10aへの印刷制御指令処理を行なうプリンタドライバ104c等がインストールされている。また、各アプリケーション104bで作成された印刷ジョブデータを構成し、プリンタドライバ104cによる印刷制御処理の対象となる一時印刷制御データもHDD104に記憶されている。入出力部106には、キーボードあるいはマウス等からなる入力操作部(図中では入力部と表示)107、LCDあるいはCRTからなる表示部108が接続されている。
【0029】
なお、本発明のネットワークシステムにおける画像形成装置の主要な機能実現手段(すなわち、結合識別情報作成手段、存在確認要求受信手段、及び結合識別情報送信手段)は、ROM13に格納されたIF識別情報送信プログラム13aを、該画像形成装置のCPU11が実行することにより実現される。また、本発明のネットワークシステムにおける管理装置の主要な機能実現手段(すなわち、存在確認要求送信手段、識別情報受信手段、結合識別情報等価性判定手段、及び管理制御手段)は、HDD104に格納されたIF識別情報確認プログラム104d、IF識別情報表示プログラム104e、結合識別子等価判定プログラム104fを、該管理装置のCPU101が実行することにより実現される。また、管理装置のHDD104に格納されているIF識別情報確認プログラム104d、IF識別情報表示プログラム104e、結合識別子等価判定プログラム104fは、CD−ROMなどの記録媒体に格納した形で配布され、CD−ROMドライブ109にてこれを読み取ることにより各管理装置100にインストール可能であるし、また、通信ネットワークを介してダウンロードすることによりインストールすることも可能である。また、印刷装置10a、10bのROM13に格納されているIF識別情報送信プログラム13aは、上記のように予め複合機のROM13に格納されている必要は無く、例えば管理装置のCD−ROMドライブ109でこのプログラム13aが格納されたCD−ROMなどの記録媒体から読み出す、あるいは管理装置でこのプログラム13aを通信ネットワークを介してダウンロードして、さらに通信ネットワーク300を介して印刷装置10aに送信し、印刷装置10aに設けられたEEPROMのような外部メモリ16にインストールすることも可能である。
【0030】
このように構成される本発明のネットワークシステムでは、管理装置100が、ネットワーク300に接続される画像形成装置10a,10b等のネットワークインターフェースに対して、ネットワーク上でその存在を確認するためのネットワークインターフェース確認要求(存在確認要求)を送信する。これを受信した画像形成装置100は、その存在確認要求を受信したネットワークインターフェースの識別子(識別情報)を、そのネットワークインターフェースを介して管理装置100に返信する。このとき、画像形成装置が、上記画像形成装置10a,10bのように複数のネットワークインターフェース18,19等を備えるものである場合には、それらの画像形成装置からは、それら複数のネットワークインターフェースの識別子を結合した結合識別子(結合識別情報)を管理装置100に返信する。管理装置100は、返信された結合識別子の中に等価なものがあるか否かを判定して、等価なものがある場合にはそれらの結合識別子を送信したネットワークインターフェースが同一装置に搭載されているものとして管理する。
【0031】
ここで、本実施形態において、画像形成装置10a,10bにおいて、上記の識別子、あるいは結合識別子を管理装置100に送信するIF識別子送信プログラム13aについて、図4に示すフローチャートと図8に示す本実施形態の構成の概略図とを用いて説明する。
【0032】
図4のフローチャートによれば、まずS11において、画像形成装置10a,10bが、管理装置からネットワークインターフェースの存在確認を行なうためのサーチパケット(存在確認要求)を受信する(図8の(1)参照:存在確認要求受信ステップ)。S12では、画像形成装置10a自身の備えるネットワークインターフェースの数が複数存在するか否かを判定する。S12にてネットワークインターフェースが複数存在すると判定された場合にはS13に進み、それらネットワークインターフェースの識別子であるMACアドレスを互いに結合して、その結合識別子であるインターフェースキーを作成し(結合識別情報作成ステップ)、これを確認要求を受信したネットワークインターフェースから返信し(図8の(2)参照:結合識別情報送信ステップ)、本プログラム13aを終了する。S12にて複数存在しないと判定された場合にはS14に進み、ネットワークインターフェースのMACアドレスを単独で、確認要求を受信したネットワークインターフェースから返信し、本プログラム13aを終了する。
【0033】
なお、本実施形態におけるMACアドレスの結合方法は、各MACアドレスを構成する符号列を非分割かつ配列順序不変にて直列結合するものであり、例えば図9に示すような方法がある。図9の(1)の場合は、画像形成装置10aの場合、確認要求を受信したネットワークインターフェースの識別子に対し、もう一方の識別子を後ろに結合して作成されている。つまり、確認要求を受信したネットワークインターフェースに対応するMACアドレスの結合位置が一定(ここでは受信したネットワークインターフェースのMACアドレスが必ず先頭)となるように作成されている。(2)の場合は、ネットワークインターフェースごとに予めMACアドレスの並び順が固定されている場合である。つまり、各ネットワークインターフェースのMACアドレスを、予め一義的に定められた順序に直列結合(ここでは、インターフェース1・インターフェース2の順でそれぞれのMACアドレスが結合される)して作成されている。(3)の場合、ネットワークインターフェース1と2のMACアドレスをそれぞれ16ビットずつに分割して、これらを先頭から交互につなぎ合わせていく形で作成されている。つまり、各識別情報を構成する符号列を予め定められた規則に従い再配列しつつ結合して作成されている。本実施形態においては(1)又は(2)のような結合がなされる。
【0034】
次に、管理装置100が、管理対象である画像形成装置のネットワークインターフェースを管理するにあたって実行するIF識別情報確認プログラム104dについて、図5に示すフローチャートと図8に示す本実施形態の構成の概略図とを用いて説明する。
【0035】
図5のフローチャートによれば、まずS21において、ネットワーク300に接続された通信機器をネットワーク経由で監視・制御するためのSNMP(Simple Network Management Protocol)ブロードキャストを管理装置100が送信する(存在確認要求ステップ)。その後S22では、各ネットワークインターフェースが記憶する管理情報を受信する(識別情報受信ステップ)。管理情報には、送信してくるネットワークインターフェースの固有の情報に加えて、そのネットワークインターフェースの識別子あるいは上記のような結合識別子が含まれており、S23では、管理装置100のHDD104に設けられた所定の記憶領域に、これらの管理情報がデータベースとして蓄積される。データの受信が終わるとS24に進み、これらの管理情報を表示部108に表示するためのIF識別情報表示プログラム104eが実行され、本プログラム104dは終了する。
【0036】
IF識別情報表示プログラム104eは、図6に示すような流れで実行される。まず、S31にてHDD104のデータベースにおいて、表示すべきデータの有無を判定する。無い場合は本プログラム104eを終了し、有る場合にはS32に進む。S32では表示する管理情報をHDD104のデータベースの中からCPU101が1つ指定する。S33では、指定された識別子が結合されたものであるか否かを判定する。その判定は、識別子が48ビットを超える識別符号からなるか否かに基づいてなされる。結合されたものでない場合はS37に進み、その識別子に係る管理情報を表示する。本実施形態における管理情報の表示形態は図10に示すような一覧表形式のものであり、識別子が結合されたものである場合は、図10のa1のように1行で表示する。結合されたものであった場合は、S34において、結合識別子等価判定プログラム104fによりその識別子の結合からなる結合識別子と等価な結合識別子が他に存在するか否かを判定する。ここで、等価なものが他に存在しないとされた場合にはS37に進み、結合識別子を等分して前半と後半とに分け、前半の識別子に係る管理情報を上記図10のa1のように1行で表示する。これは、複数のネットワークインターフェースを備えつつもそのうちの一方が管理装置100と繋がるネットワークに接続されていない場合であり、本実施形態では、管理装置100と繋がらないネットワークインターフェースについては管理対象から除外し、その表示は行わないとしている。また、等価なものが存在する場合は、等価な二つの結合識別子の管理情報を図10のa2のように隣接する行に表示し、その隣接する2行を破線で囲って1行にまとめた形で表示する。これにより、双方のネットワークインターフェースが同一装置に搭載されていることが明示される(管理ステップ)。表示後にはS31に戻り、これまでに表示されていない結合識別子に係る管理情報の有無を判定し、全ての管理情報が表示されるまでこれを繰り返す。
【0037】
S34において実行される結合識別子等価判定プログラム104fは、本実施形態においては図7に示すような流れで実行される。まず、S41では、HDD104に記憶されたデータベースの中からS32で指定された結合識別子(第一の結合識別子)とは異なる結合識別子(第二の結合識別子)が存在するか否かを判定する。これは、HDD104のデータベースの中に48ビット以上の符号からなる識別子が存在するか否かに基づいて判定される。存在しない場合は、S48にて等価でないという判定(等価判定)がなされてS42に進み、この場合は他に第二の結合識別子が存在しないため本プログラム104fを終了する。S41で第二の結合識別子が存在する場合はS42に進み、S44〜S48においてなされる等価判定処理(結合判定ステップ)が行われていない第二の結合識別子が存在するか否かを判定する。存在しない場合は、本プログラム104fを終了する。存在する場合は、S43にて、等価判定処理が行われていない第二の結合識別子の中から1つの第二結合識別子を指定し、S44で第一の結合識別子と第二の結合識別子とが一致するか否かを判定する。すなわち、第一の結合識別子と第二の結合識別子の結合識別情報に含まれる全ての符号が配列順序も含めて完全一致したか否かを判定する。一致する場合は、S47にて第一の結合識別子と第二の結合識別子とが等価であると判定する。一致しない場合は、S45にて第二の結合識別子を二つに等分し、その前半部分をなす識別子と後半部分をなす識別子とを入れ替えて再結合する。そして、S46にて第一の結合識別子と前後が入れ替えられた第二の結合識別子とが一致するか否かを判定する。判定手法はS44と同様である。一致する場合はS47に進み、第一の結合識別子と第二の結合識別子とが等価であると判定する。一致しない場合はS48に進み、第一の結合識別子と第二の結合識別子とが等価でないと判定する。S47やS48での等価判定が終了するとS42に戻り、他の結合識別子が存在するか否かを判定し、等価判定がなされていない結合識別子がなくなるまで繰り返す。
【0038】
なお、本発明における表示部への表示は、少なくとも等価であると判定されたネットワークインターフェースが同一の画像形成装置に搭載されていることが明らかとなればよい。例えば、図11に示すように、通常の表示においては、複数のネットワークインターフェースを備える画像形成装置であっても、ネットワークインターフェースを1つだけしか表示されない(図11の(a))ようにしておき、そのネットワークインターフェースが表示されている行をマウスクリックすることで、その画像形成装置が備える全ネットワークインターフェースが表示される(図11の(b))ようにされてもよい。また、1つの欄をマウスクリックすることで、その欄に表示されるネットワークインターフェースが切り替わるようになっていてもよい。また、図12に示すように、所定の切替ボタンをクリックすることで表示がスクロールするなど、スクロール表示可能に構成されていてもよい。
【0039】
また、本発明における結合識別子等価判定処理104fは、上記実施形態のような流れに限られるものではない。例えば、図13に示すような処理で行なわれてもよい。まず、S51で、HDD104に記憶されたデータベースの中からS32で指定された結合識別子(第一の結合識別子)とは異なる結合識別子(第二の結合識別子)が存在するか否かを判定する。図7のS41と同様である。存在しない場合は、S58にて等価でないという判定(等価判定)がなされてS52に進み、この場合は他に第二の結合識別子が存在しないため本プログラム104fを終了する。S51で第二の結合識別子が存在する場合はS52に進み、S54〜S58においてなされる等価判定処理が行われていない第二の結合識別子が存在するか否かを判定する。存在しない場合は、本プログラム104fを終了する。存在する場合は、S53にて、等価判定処理が行われていない第二の結合識別子の中から1つの第二結合識別子を指定し、S54で第一の結合識別子と第二の結合識別子とをそれぞれ等分して第一の識別子と第二の識別子とに分割する。S55では、第一の結合識別子の第一識別子と、第二の結合識別子の第一識別子及び第二識別子のいずれかとが一致するか否かを判定する。一致しない場合はS58に進み、等価でないと判定される。一致する場合はS56に進み、第一の結合識別子の第二識別子と、S55において一致しなかったほうの識別子とが一致するか否かを判定する。一致した場合はS57に進み、等価であると判定され、一致しない場合はS58に進み、等価でないと判定される。つまり、S54〜S58の処理は、第一の結合識別子と第二の結合識別子とを個々の識別子の桁数を単位として分割し、その分割結果として得られた個々の識別子の符号列が、複数の結合識別子間で同一であった場合に、それら結合識別子が等価であると判定する処理である。
なお、上記実施形態のとおり、識別子としてMACアドレスを用いている場合、S56において、一致しないと判断されることはない(MACアドレスを識別子としている限りにおいて、S56を省略することが可能である。)。換言すれば、識別子として、複数存在する可能性のあるものを使用したとき、S56において、一致しないと判断される場合があり得る。
【0040】
また、図9の(3)のようにして結合識別子が作成される場合には、S54において、第一及び第二の結合識別子を作成した規則に基づいて結合識別子に含まれる個々の識別子の符号配列を復元し、その復元結果として得られた第一及び第二の結合識別子の個々の識別子の内容が、2つの結合識別子間で同一であった場合に、それら結合識別情報が同一であると判定する
【0041】
なお、本実施形態のネットワークシステム1では、画像形成装置が備えるネットワークインターフェースは最大で2個までとして構成されているが、当然3個以上であってもよい。この場合であっても、本発明の画像形成装置によれば、識別子に属する符号の数学的組み合わせが保存されるよう、予め定められた規則に基づくそれら識別子の符号列の結合によって結合識別子が作成されるため、管理装置では、結合識別子の作成規則に基づいて結合識別子から識別子を復元し、それら結合識別子が等価であるか否かを容易に判定することができる。
【0042】
また、本発明の管理装置は複数のネットワークと接続されて複数のネットワーク上のネットワークインターフェースを管理するものであってもよい。例えば、図14に示す管理装置1000のように、ネットワークインターフェースを複数系統、ここでは2系統のネットワーク300,400と接続し、それら双方に接続される画像形成装置10a,10b,10c,10dのネットワークインターフェースを管理することも可能である。この場合、管理装置1000は、ネットワークインターフェース110の他にネットワーク400と接続するネットワークインターフェース111を備える点においてのみ上記実施形態の管理装置100とは異なっている。また、印刷装置10a及び10cは、複数のネットワークインターフェースを備え、かつそれぞれのネットワークインターフェース18,19が異なるネットワーク300、400に接続されている。この場合、画像形成装置10a,10cのネットワークインターフェース18,19から送信される結合識別子は、互いの識別子を含んで構成されて、異なるネットワークを介して管理装置1000に送信される。管理装置1000は、ネットワークインターフェース110,111の双方で受信した全ての結合識別子に対して等価判定を行なうから、たとえ異なるネットワークを介して送信された結合識別子であっても等価判定対象とすることができ、その判定の結果が等価とされれば、それらを同一の画像形成装置に備えられたものであるとして認識し、管理することができる。
【0043】
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能であり、例えば、本発明の画像形成装置はネットワークインターフェースを備える端末装置、周辺電子機器等への適用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明のネットワークシステムの概略図。
【図2】本発明の印刷装置の内部構成を示すブロック図。
【図3】本発明の管理装置の内部構成を示すブロック図。
【図4】IF識別情報送信プログラムの流れを示すフローチャート。
【図5】IF識別情報確認プログラムの流れを示すフローチャート。
【図6】IF識別情報表示プログラムの流れを示すフローチャート。
【図7】結合識別子等価判定プログラムの流れを示すフローチャート。
【図8】本発明のネットワークシステムによるネットワークインターフェースの管理の概要を説明する図。
【図9】結合識別子の作成を説明する図。
【図10】管理装置に管理されているネットワークインターフェースの第一の表示形態。
【図11】管理装置に管理されているネットワークインターフェースの第二の表示形態。
【図12】管理装置に管理されているネットワークインターフェースの第三の表示形態。
【図13】図7とは異なる結合識別子等価判定プログラムの流れを示すフローチャート。
【図14】本発明のネットワークシステムの第二の実施形態を説明するブロック図。
【符号の説明】
【0045】
1 ネットワークシステム
10a,10b 印刷装置(画像形成装置)
100 管理装置
11,101 CPU
12,102 RAM
13,103 ROM
14,105 バスライン
15,106 入出力部(I/O)
16 外部メモリ
17 受信バッファ
18,19,110 ネットワークインターフェース(I/F)
21,107 入力部
22,108 表示部
23 印字部
104 ハードディスクドライブ(HDD)
300 ネットワーク




 

 


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