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発明の名称 画像形成装置および画像出力システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−43459(P2007−43459A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2005−225052(P2005−225052)
出願日 平成17年8月3日(2005.8.3)
代理人
発明者 鈴木 正史
要約 課題
機密情報をプリントするときに他のユーザに見られないようにプリントするセキュリティプリントを行うことができ、かつ、容易にセキュリティプリントを行うことができる画像形成装置および画像出力システムを提供する。

解決手段
デジタル複合機2は、回線制御部25で公衆電話回線網を介して外部からダイアル信号とダイアル信号発信先の電話番号情報を着信すると、着信番号特定部14によってダイアル信号発信先の電話番号情報を特定する。特定されると、照合部15により、特定したダイアル信号発信先の電話番号と番号付加データ保存用RAM12に記憶されている画像データに付加された携帯電話番号とが一致するか否かが照合される。一致していると判定されると、セキュリティプリント許可部16がプリンタ部23による画像データのセキュリティプリントを許可し、画像データがセキュリティプリントされる。
特許請求の範囲
【請求項1】
プリントデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたプリントデータに電話番号が付加されているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記プリントデータに前記電話番号が付加されていると判断されると、前記電話番号が付加された前記プリントデータを記憶するセキュリティプリントデータ記憶手段と、
公衆電話回線網から電話番号を着信する着信手段と、
前記着信手段により着信した電話番号を特定する着信番号特定手段と、
前記着信番号特定手段で特定された電話番号と前記セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致するか否か判定する電話番号照合手段と、
前記電話番号照合手段により前記着信番号特定手段で特定された電話番号と前記セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致していると判定されたとき、前記セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶されたプリントデータのプリントを許可するセキュリティプリント許可手段と、
前記セキュリティプリント許可手段により前記プリントデータのプリントが許可されると、前記プリントデータをプリントする画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記受信手段は、ネットワークに接続され、前記ネットワークから前記プリントデータを受信することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記電話番号照合手段により前記着信番号特定手段で特定された電話番号と前記セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが不一致であると判定されたとき、前記公衆電話回線網からファクシミリデータを受信するように指示するファクシミリデータ受信指示手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
電話番号を入力する入力手段と、前記入力された電話番号へダイアルするダイアル手段と、を有する外部機器と、
前記ダイアル手段によってダイアルされた前記外部機器からの電話番号を着信する着信手段と、プリントデータを受信する受信手段と、前記プリントデータをプリントする画像形成手段と、を有する複合機と、を備えた画像出力システムにおいて、
前記外部機器は、
前記プリントデータを前記複合機へ送信する送信手段と、
前記入力手段によって入力された電話番号を記憶する番号記憶手段と、
前記番号記憶手段によって記憶された電話番号を、前記送信手段により前記複合機へ送信されるプリントデータに付加する番号付加手段と、を備え、
前記複合機は、
前記受信手段により受信したプリントデータに電話番号が付加されているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記プリントデータに前記電話番号が付加されていると判断されると、前記電話番号が付加された前記プリントデータを記憶するセキュリティプリントデータ記憶手段と、
前記着信手段により着信した電話番号を特定する着信番号特定手段と、
前記着信番号特定手段で特定された電話番号と前記セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致するか否か判定する電話番号照合手段と、
前記電話番号照合手段により前記着信番号特定手段で特定された電話番号と前記セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致していると判定されたとき、前記セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶されたプリントデータを前記画像形成手段によりプリントすることを許可するセキュリティプリント許可手段と、を備えたことを特徴とする画像出力システム。
【請求項5】
前記外部機器は、
ネットワークを介して前記複合機と接続される情報端末装置と、
前記ダイアル手段によって前記公衆電話回線網を介して前記複合機にダイアルする、携帯電話と、から構成され、
前記携帯電話は、
前記複合機の電話番号を入力する前記入力手段としての携帯電話用入力手段を備え、
前記情報端末装置は、
ネットワークに接続され、前記ネットワークを介して前記プリントデータを前記複合機へ送信する前記送信手段と、
前記携帯電話の電話番号を入力する前記入力手段としての情報端末用入力手段と、
前記情報端末用入力手段によって入力された電話番号を記憶する前記番号記憶手段としての情報端末用番号記憶手段と、
前記情報端末用番号記憶手段によって記憶された電話番号を前記送信手段により前記複合機へ送信されるプリントデータに付加する前記番号付加手段と、を備え、
前記複合機は、
前記情報端末装置から送信されてきたプリントデータを受信し、
前記判断手段によって前記受信したプリントデータに電話番号が付加されているか否かを判断し、
前記セキュリティプリントデータ記憶手段によって前記受信したプリントデータに電話番号が付加されていると判断されたプリントデータを記憶し、
前記着信手段によって前記公衆電話回線網から電話番号を着信し、
前記着信番号特定手段によって前記着信した電話番号を特定し、
前記電話番号照合手段によって前記着信番号特定手段で特定された電話番号と前記セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致するか否か判定し、
前記着信番号特定手段で特定された電話番号と前記セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致していると判定されると、前記セキュリティプリント許可手段によって前記画像形成手段による前記プリントデータのプリントが許可されることを特徴とする請求項4に記載の画像出力システム。
【請求項6】
前記複合機は、
前記電話番号照合手段により前記着信番号特定手段で特定された電話番号と前記セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが不一致であると判定されたとき、前記公衆電話回線網からファクシミリデータを受信するように指示するファクシミリデータ受信指示手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の画像出力システム。
【請求項7】
前記携帯電話は、
前記携帯電話用入力手段によって入力された電話番号を記憶する前記番号記憶手段としての携帯電話用番号記憶手段と、
前記携帯電話用番号記憶手段によって記憶された電話番号をリダイアルするリダイアル手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の画像出力システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置、および、この画像形成装置と、携帯電話と、パーソナルコンピュータなどの情報端末装置と、からなる画像出力システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、レーザプリンタなどの画像形成装置において、プリントする文書が機密文書であり、同じ画像形成装置を使用しているユーザなどの第三者に見られたくない場合に、パスワードを入力することによりプリントするセキュリティプリントを可能にした画像形成装置が提案されている。たとえば、暗証符号のついていない画像情報は、通常通り印刷し、暗証符号つきの画像情報は、ユーザによって装置本体に設けられた操作パネルから入力された暗証符号と比較して一致すれば印刷するようにしたプリンタに関する技術が開示されている(特許文献1参照)。このようにすれば、暗証符号を入力すればただちに印刷出力が得られる。このため、待ち時間がなく、また暗証符号を入力するまでは印刷出力しないので機密情報を他人に見られることもない。
【0003】
【特許文献1】特開平6−183110号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1において、他人に不用意に見られたくない機密情報等を印刷するときは、毎回、暗証符号を入力しなければならず、手間がかかってしまう問題があった。また、暗証符号を忘れてしまうと、新しい暗証符号を再発行するか、思い出すまでセキュリティプリントを行えない。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題に鑑みなされたものであって、機密情報を印字するときに他のユーザに見られないようにプリントするセキュリティプリントを行うことができ、かつ、容易にセキュリティプリントを行うことができる画像形成装置および画像出力システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置では、プリントデータを受信する受信手段と、受信手段により受信されたプリントデータに電話番号が付加されているか否かを判断する判断手段と、判断手段によりプリントデータに電話番号が付加されていると判断されると、電話番号が付加されたプリントデータを記憶するセキュリティプリントデータ記憶手段と、公衆電話回線網から電話番号を着信する着信手段と、着信手段により着信した電話番号を特定する着信番号特定手段と、着信番号特定手段で特定された電話番号とセキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致するか否か判定する電話番号照合手段と、電話番号照合手段により着信番号特定手段で特定された電話番号とセキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致していると判定されたとき、セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶されたプリントデータのプリントを許可するセキュリティプリント許可手段と、セキュリティプリント許可手段によりプリントデータのプリントが許可されると、プリントデータをプリントする画像形成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の画像形成装置では、受信手段は、ネットワークに接続され、ネットワークからプリントデータを受信することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の画像形成装置では、電話番号照合手段により着信番号特定手段で特定された電話番号とセキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが不一致であると判定されたとき、公衆電話回線網からファクシミリデータを受信するように指示するファクシミリデータ受信指示手段を、さらに備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の画像出力システムでは、電話番号を入力する入力手段と、入力された電話番号へダイアルするダイアル手段と、を有する外部機器と、ダイアル手段によってダイアルされた外部機器からの電話番号を着信する着信手段と、プリントデータを受信する受信手段と、プリントデータをプリントする画像形成手段と、を有する複合機と、を備えた画像出力システムにおいて、外部機器は、プリントデータを複合機へ送信する送信手段と、入力手段によって入力された電話番号を記憶する番号記憶手段と、番号記憶手段によって記憶された電話番号を、送信手段により複合機へ送信されるプリントデータに付加する番号付加手段と、を備え、複合機は、受信手段により受信したプリントデータに電話番号が付加されているか否かを判断する判断手段と、判断手段によりプリントデータに電話番号が付加されていると判断されると、電話番号が付加されたプリントデータを記憶するセキュリティプリントデータ記憶手段と、着信手段により着信した電話番号を特定する着信番号特定手段と、着信番号特定手段で特定された電話番号とセキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致するか否か判定する電話番号照合手段と、電話番号照合手段により着信番号特定手段で特定された電話番号とセキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致していると判定されたとき、セキュリティプリントデータ記憶手段に記憶されたプリントデータを画像形成手段によりプリントすることを許可するセキュリティプリント許可手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の画像出力システムでは、外部機器は、ネットワークを介して複合機と接続される情報端末装置と、ダイアル手段によって公衆電話回線網を介して複合機にダイアルする、携帯電話と、から構成され、携帯電話は、複合機の電話番号を入力する入力手段としての携帯電話用入力手段を備え、情報端末装置は、ネットワークに接続され、ネットワークを介してプリントデータを複合機へ送信する送信手段と、携帯電話の電話番号を入力する入力手段としての情報端末用入力手段と、情報端末用入力手段によって入力された電話番号を記憶する番号記憶手段としての情報端末用番号記憶手段と、情報端末用番号記憶手段によって記憶された電話番号を送信手段により複合機へ送信されるプリントデータに付加する番号付加手段と、を備え、複合機は、情報端末装置から送信されてきたプリントデータを受信し、判断手段によって受信したプリントデータに電話番号が付加されているか否かを判断し、セキュリティプリントデータ記憶手段によって受信したプリントデータに電話番号が付加されていると判断されたプリントデータを記憶し、着信手段によって公衆電話回線網から電話番号を着信し、着信番号特定手段によって着信した電話番号を特定し、電話番号照合手段によって着信番号特定手段で特定された電話番号とセキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致するか否か判定し、着信番号特定手段で特定された電話番号とセキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが一致していると判定されると、セキュリティプリント許可手段によって画像形成手段によるプリントデータのプリントが許可されることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の画像出力システムでは、複合機は、電話番号照合手段により着信番号特定手段で特定された電話番号とセキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが不一致であると判定されたとき、公衆電話回線網からファクシミリデータを受信するように指示するファクシミリデータ受信指示手段を、さらに備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の画像出力システムでは、携帯電話は、携帯電話用入力手段によって入力された電話番号を記憶する番号記憶手段としての携帯電話用番号記憶手段と、携帯電話用番号記憶手段によって記憶された電話番号をリダイアルするリダイアル手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の画像形成装置によれば、機密情報を印字するときに他のユーザに見られないように印字するセキュリティプリントを行うことができる。また、公衆電話回線網から複合機に電話が着信されるだけで、容易にセキュリティプリントが行われる。
【0014】
請求項2の画像形成装置によれば、該画像形成装置がネットワークに接続され、大勢のユーザで共有される場合であっても、機密情報を他のユーザに見られないように印字することができる。
【0015】
請求項3の画像形成装置によれば、着信番号特定手段で特定された電話番号とセキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが不一致であれば、ファクシミリデータ受信を行うことができる。
【0016】
請求項4の画像出力システムによれば、機密情報を印字するときに他のユーザに見られないように印字するセキュリティプリントを行うことができる。また、外部機器から複合機にダイアルするだけで、容易にセキュリティプリントが行われる。
【0017】
請求項5の画像出力システムによれば、携帯電話から複合機へダイアルするだけで良いので、暗証番号などを入力することなく容易にセキュリティプリントを行うことができる。また、ユーザが複合機の前に到着するのとほぼ同時にプリントデータをプリントされた用紙が排紙されるように、携帯電話から複合機へダイアルしてセキュリティプリントを行うことができるので、効率良くセキュリティプリントを完了させることができる。
【0018】
請求項6の画像出力システムによれば、着信番号特定手段で特定された電話番号とセキュリティプリントデータ記憶手段に記憶された電話番号とが不一致であれば、ファクシミリデータ受信を行うことができる。
【0019】
請求項7の画像出力システムによれば、複数回同じ画像データをセキュリティプリントする環境下では、リダイアル手段があれば、直ちに複合機へダイアルすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
〔第1実施形態〕
まず、本発明の画像出力システムとしてのセキュリティプリントシステム1および画像形成装置としてのデジタル複合機2の構成を、図1を参照して説明する。図1は、本発明を適用したセキュリティプリントシステム1の内部構成を示すブロック図である。
【0021】
(デジタル複合機の内部構成)
図1に示すように、複合機としてのデジタル複合機2は、当該装置全体を統括制御するCPU10、後述するスキャナ部21にて読み取った画像データ等を記憶する通常データ保存用RAM11、電話番号情報が付加された画像データを記憶する後述するセキュリティプリントデータ記憶手段としての番号付加データ保存用RAM12、およびCPU10の動作に必要なプログラム等を記憶するROM13を備える。ROM13には、後述する着信番号特定手段としての着信番号特定部14、電話番号照合手段としての照合部15、セキュリティプリント許可手段としてのセキュリティプリント許可部16、ファクシミリデータ受信指示手段としてのFAXデータ受信指示部17、判断手段としてのセキュリティ判断部18などのプログラムが記憶されており、CPU10によってこれらのプログラムが実行される。CPU10は、バス19を介して、スキャナ部21、画像形成手段としてのプリンタ部23、着信手段としての回線制御部25などの装置各部を制御し、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能などを実現する。
【0022】
スキャナ部21は、FAX送信やコピーなどの際に、原稿の内容を読み取るためのものである。本実施形態のスキャナ部21は、文字や絵などの画像が形成された原稿をデジタル複合機2の給紙トレイ(図示せず)から送ることにより、原稿から光学的に画像を読み取り、画像データを生成する。
【0023】
プリンタ部23は、カラー画像やモノクロ画像を用紙にプリントするための画像形成手段として機能する。プリンタ部23は、外部から入力されたプリント用の画像データに基づく画像を用紙に形成する。
【0024】
回線制御部25は、公衆電話回線網30に対するダイアル信号の送出や、公衆電話回線網30からのダイアル信号に対する応答等の動作を行うためのものである。回線制御部25は、建造物内に配設された電話線20を介して公衆電話回線網30に接続され、公衆電話回線網30と基地局40を介し外部機器としての通信端末(情報端末装置としてのファクシミリ装置5や、携帯電話60など)との間で、ファクシミリデータの送受信や音声通信などを行う。
【0025】
回線制御部25に繋がるモデム27は、ファクシミリデータを公衆電話回線網30送出用の通信信号に変換したり、公衆電話回線網30からの受信信号を復調してファクシミリデータの抽出を行ったりするためのものである。その他、デジタル複合機2においては、携帯電話60など外部の電話機端末との音声通信を可能とするためのハンドセット26が回線制御部25に接続されている。
【0026】
また、デジタル複合機2は、液晶ディスプレイ28や、複数の操作キーからなる操作部29などを備えており、ユーザの操作によって操作部29から各種指令が入力されると、指令の種類に応じた処理をCPU10にて実行する。
【0027】
さらに、デジタル複合機2は、受信手段としてのLAN(Local Area Network)インタフェース39を備えており、LANインタフェース39を介して、LANに接続された外部機器の情報端末装置としてのパーソナルコンピュータ50(以下、「PC50」と称す)から画像データを受信したりする。
【0028】
(パーソナルコンピュータの内部構成)
次に、LANを介してデジタル複合機2に通信可能に接続された、PC50の内部構成について説明する。
【0029】
図1に示すように、PC50は、CPU51、各種アプリケーションなどで作成された画像データを記憶する画像データ保存用RAM52、画像データに付加するための電話番号情報を記憶する後述する情報端末用番号記憶手段としての電話番号保存用HD53、およびCPU51の動作に必要なプログラム等を記憶するROM54を備える。ROM54には、後述する番号付加手段としてのコマンド付加部55などのプログラムが記憶されており、CPU51によって各種プログラムが実行される。また、PC50は、ディスプレイ56、情報端末用入力手段としてのキーボード57およびマウス58、送信手段としてのLANインタフェース59などを備えている。このPC50は、USBに対応したプラグアンドプレイ機能を備えるWindows(登録商標)などのOS(オペレーティングシステム)で運営されている。
【0030】
ディスプレイ56は、画像データ保存用RAM52に記憶された画像データをデジタル複合機2のプリンタ部23でプリントするためのプリント設定画面を表示する。このプリント設定画面の指示や表示に従って、キーボード57やマウス58を用いて、プリント部数やプリント範囲などを設定して画像データをプリントしたり、セキュリティプリントのための電話番号やこの電話番号を画像データに付加する設定を行ってセキュリティプリントの設定を行ったりする。
【0031】
(携帯電話の内部構成)
次に、デジタル複合機2と無線通信が可能な携帯電話60の内部構成について説明する。
【0032】
図1に示すように、外部機器を構成する携帯電話60は、電話番号や電子メールの内容等を表示するためのディスプレイ61と、ボタンスイッチ等からなり、当該携帯電話60を操作するための操作部62と、着信音を出力する着信音出力部66と、音声データを音声に変換して出力する音声出力部67と、音声を入力するためのマイク等からなり、マイクに入力された音声を音声データに変換する音声入力部68と、携帯電話網の通信規格に基づいて、送受信部69および通信モジュール70の制御やパケットの生成等を行うと共に、電話や電子メールの発信や受信等に応じて携帯電話60の各部を制御するCPU71と、操作部62を操作してダイアルした通話先の電話番号を記憶する携帯電話用番号記憶手段としての電話番号保存用RAM72や、CPU71が行う処理のプログラム等を記憶し、これらを必要に応じてCPU68へ供給するROM73などから構成されている。
【0033】
操作部13は、ダイアルする相手先の電話番号を入力するための携帯電話用入力手段としての入力キー63と、入力キー63により入力した電話番号を呼び出すためのダイアル手段としてのダイアルキー64と、ダイアルキー64により呼び出した電話番号を再度呼び出すためのリダイアル手段としてのリダイアルキー65などから構成される。
【0034】
(デジタル複合機の各種機能実行処理)
デジタル複合機2のファクシミリ機能、コピー機能、プリンタ機能において、それぞれの機能を実行するときの処理を説明する。
【0035】
<ファクシミリ機能>
操作部29からFAX送信指令が入力されると、スキャナ部21を用いて、原稿から光学的に画像を読み取りファクシミリデータを生成する。その後、モデム27および回線制御部25を介して、公衆電話回線網30に接続された外部のファクシミリ装置5に、生成したファクシミリデータを送信する。また、デジタル複合機2は、外部のファクシミリ装置5からファクシミリデータが送信されてくると、そのファクシミリデータを回線制御部25およびモデム27を介して取得し、取得したファクシミリデータに基づく画像をプリンタ部23に形成させる。
【0036】
<コピー機能>
操作部29からコピー指令が入力されると、スキャナ部21にて、原稿から画像を読み取り、読み取った画像データをプリンタ部23に入力して、プリンタ部23にて画像データに基づく画像を用紙にプリントさせる。
【0037】
<プリンタ機能>
PC50からLANを介して画像データを受信すると、プリンタ部23に、受信した画像データに基づく画像を用紙にプリントさせる。たとえば、PC50からデジタル複合機2へ画像データを送信し、プリンタ部23によって画像をプリントさせる処理を、図2を参照しながら以下に説明する。図2は、PC50で通常のプリント設定をしてデジタル複合機2で画像データをプリントする処理の流れを示すフローチャートである。
【0038】
まず、PC50にてキーボード57やマウス58が操作され、画像データ保存用RAM52に記憶された画像データが開かれ画像データのイメージがディスプレイ56上に表示される(S1)。画像データのイメージをディスプレイ56上に表示した状態でキーボードやマウス58が操作されると、ディスプレイ56上にプリント設定画面が立ち上がる(S2)。そして、周知のように、プリント設定画面にてプリントする画像データの部数設定、片面プリントか両面プリントの選択、使用する給紙トレイの選択などのプリント形態の設定が、キーボード57やマウス58を用いて行われる(S3)。プリント形態の設定後、プリント設定画面上に表示された「OK」がマウス58でクリックされると(S4)、LANインタフェース59を介して画像データがデジタル複合機2へ送信される(S5)。画像データがデジタル複合機2へ送信されるとともに、送信された画像データがプリント設定画面にて設定したプリント形態でプリントされるようにプリント要求信号がLANインタフェース59から送信される(S6)。デジタル複合機2は、PC50から送信されてきた画像データおよびプリント要求信号をLANインタフェース39から受信し(S7)、受信したプリント要求信号に基づいて、プリンタ部23に画像データをプリントさせる(S8)。尚、用紙切れやプリントジョブが溜まっている場合などは、LANインタフェース39から受信された画像データおよびプリント要求信号は、一旦通常データ保存用RAM11に記憶される。
【0039】
(携帯電話からデジタル複合機へのダイアル処理)
携帯電話60からデジタル複合機2へダイアルするときの処理を、図3を参照しながら説明する。図3は、携帯電話60からデジタル複合機2へダイアルするときの処理の流れを示すフローチャートである。
【0040】
まず、入力キー63が操作され、デジタル複合機2の電話番号がディスプレイ61に表示される(S11)。電話番号の表示後ダイアルキー64が操作され、電話の発信コマンドが入力されると(S12)、CPU71は送受信部69を制御し、基地局40を介してダイアル信号と当該携帯電話60の電話番号情報などを送信する(S13)。デジタル複合機2は、回線制御部25にて携帯電話60からダイアル信号と携帯電話番号情報を着信すると(S14)、着信番号特定部14にて着信した携帯電話番号情報を特定し(S15)、取得した携帯電話番号をディスプレイ28に表示させる(所謂「ナンバーディスプレイ機能」)(S16)。そして、ダイアル信号を受信中にハンドセット26が操作されると、回線制御部25から携帯電話60の送受信部69に基地局40を介して応答信号が送信され(S17)、携帯電話60とデジタル複合機2との通話が確立される(S18)。二者間の通話が確立されると、携帯電話60は、音声入力部68からの音声データを送受信部69を介してデジタル複合機2へ送信したり、送受信部69にて受信された音声データを音声出力部67に出力したりする(S19)。
【0041】
(セキュリティプリントのデータ送信処理)
本発明におけるセキュリティプリントを行うためのデータ送信処理を、図4を参照しながら説明する。図4は、セキュリティプリントのデータ送信処理の流れを示すフローチャートである。
【0042】
まず、PC50にてキーボード57やマウス58が操作され、セキュリティプリントを行われる画像データが開かれ、画像データのイメージがディスプレイ56上に表示される(S21)。画像データのイメージをディスプレイ56上に表示した状態でキーボードやマウス58が操作されると、ディスプレイ56上にプリント設定画面が立ち上がる(S22)。そして、周知のように、プリント設定画面にてプリントする画像データの部数設定、片面プリントか両面プリントの選択、使用する給紙トレイの選択などのプリント形態の設定が、キーボード57やマウス58を用いて行われる(S23)。プリント形態の設定後、プリント設定画面上に表示された「セキュリティプリント設定」がマウス58でクリックされると(S24)、プリント設定画面がセキュリティプリント設定画面に切り替わる(S25)。セキュリティプリント設定画面上には、「セキュリティプリントを行う携帯電話番号を入力してください」などの指示が表示されるので(S26)、キーボード57やマウス58の操作により、セキュリティプリント設定画面上の空欄にセキュリティプリントを行うときに使用する携帯電話の番号が入力される(S27)。携帯電話番号の入力後、セキュリティプリント設定画面上に表示された「完了」がマウス58でクリックされると(S28)、入力した携帯電話番号が電話番号保存用HD53に記憶される(S29)。そして、コマンド付加部55によって、セキュリティプリントコマンド、電話番号保存用HD53に記憶された携帯電話番号の情報、およびS13の処理にて設定されたプリント形態の情報が、S11の処理にてイメージを表示された画像データに付加される(S30)。セキュリティプリントコマンド、携帯電話番号の情報、およびプリント形態の情報を付加された画像データは、LANインタフェース59を介してデジタル複合機2に送信される(S31)。LANインタフェース39から携帯電話番号の情報とプリント形態の情報を付加された画像データを受信したデジタル複合機2は、この画像データにセキュリティプリントコマンド、携帯電話番号の情報、およびプリント形態の情報が付加されていることをセキュリティ判断部18にて判断し(S32)、この画像データを番号付加データ保存用RAM12に記憶させる(S33)。以上で、セキュリティプリントのデータ送信が終了する。尚、セキュリティ判断部18にて画像データにセキュリティプリントコマンド、携帯電話番号の情報、およびプリント形態の情報が付加されていないと判断された場合は、画像データは通常データ保存用RAM11に記憶される。
【0043】
(セキュリティプリントの実行処理)
本発明におけるセキュリティプリントを実行する処理を、図5を参照しながら説明する。図5は、セキュリティプリントの実行処理の流れを示すフローチャートである。
【0044】
このセキュリティプリントは、ユーザが、PC50にて前述したセキュリティプリントの設定を行った後、その際に設定した電話番号を有する携帯電話60からデジタル複合機2へダイアルすることにより、実行される。
【0045】
まず、デジタル複合機2は、回線制御部25で公衆電話回線網を介して外部からダイアル信号とダイアル信号発信先の電話番号情報を着信すると(S101)、着信番号特定部14にて受信した電話番号情報を特定し、取得した電話番号をディスプレイ28に表示させる(S102)。電話番号情報が特定されると、照合部15により、着信したダイアル信号発信先の電話番号と番号付加データ保存用RAM12に記憶されている画像データに付加された携帯電話番号とが一致するか否かが照合される(S103)。ダイアル信号発信先の電話番号と画像データに付加された電話番号とが一致していると判定されると(S103:Yes)、セキュリティプリント許可部16がプリンタ部23による画像データのセキュリティプリントを許可し、画像データがセキュリティプリントされ(S104)、処理が終了する。一方、ダイアル信号発信先の電話番号と画像データに付加された電話番号とが不一致であると判定されると(S103:No)、セキュリティプリントデータ送信時に設定した電話番号を有する携帯電話60からのダイアルではなく、ファクシミリ装置5など別の外部機器の情報端末装置からのダイアルであると判断し、着信音を鳴動させ、オフフックとともにダイアル信号発信先からファクシミリデータを回線制御部25にて受信したか否かが判定される(S105)。ファクシミリデータを受信したと判定されると(S105:YES)、FAXデータ受信指示部17によりFAX受信を行うように指示が出され(S106)、ファクシミリデータは受信を続行されながらプリンタ部23でプリントされ(S107)、処理が終了する。ファクシミリデータを受信していないと判定されると(S105:No)、通話のためのダイアル信号であると判断し、ハンドセット26が操作されたかダイアル信号発信先がダイアルを中止したか判定される(S108)。ハンドセット26が操作されたかダイアル信号発信先がダイアルを中止すると(S108:Yes)、処理が終了する。ハンドセット26が操作されておらず、ダイアル信号発信先によるダイアルも中止されていなければ(S108:No)、S101のダイアル信号および電話番号情報を着信する処理に戻る。尚、ダイアル信号発信先の電話番号と画像データに付加された電話番号とが一致していると判定された場合は、着信音を鳴動させない。
【0046】
以上より、ユーザがデジタル複合機2の前に到着するのとほぼ同時に画像をプリントされた用紙が排紙されるように、セキュリティプリント設定時に設定した電話番号を有する携帯電話60を用いてデジタル複合機2にダイアルすれば、容易かつ効率良く機密情報を他のユーザに見られないようにプリントすることができる。そして、ダイアルするだけで良いので、暗証番号などを入力することなく容易にセキュリティプリントを行うことができる。また、初めてセキュリティプリントを行うときにデジタル複合機2の電話番号を入力すれば、リダイアルキー65により、再度セキュリティプリントを行うときにデジタル複合機2の電話番号を覚えておく必要もない。
【0047】
〔変形例〕
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能である。
【0048】
上記実施形態では、セキュリティプリントの設定を行うとき、セキュリティプリント設定画面上でキーボード57やマウス58を操作して携帯電話番号を入力するようにしていたが、セキュリティプリントを行うときに同じ携帯電話60を使用することが多い場合は、セキュリティプリントを設定する度に携帯電話番号を入力すると手間がかかるので、前回入力設定した携帯電話番号を次回セキュリティプリントの設定を行うときまで電話番号保存用HD53に記憶しておき、次回セキュリティプリント設定画面を立ち上げたときに携帯電話番号を入力する欄に記憶しておいた番号を予め表示するようにしても良い。
【0049】
セキュリティプリントを行った画像データを番号付加データ保存用RAM12から消去するタイミングを、セキュリティプリント設定画面上で設定できるようにしても良い。たとえば、画像データが番号付加データ保存用RAM12に記憶されてから1日後に消去されるように設定すれば、機密性の高い会議が開かれ画像データを複数回セキュリティプリントしなければならない可能性が高い状況下では、セキュリティプリントを行おうとする度に画像データに携帯電話番号を付加するという手間を省くことができる。
【0050】
PC50自身が、図示しないスピーカなどの電話機能を備えている場合は、PC50自身の電話番号をセキュリティプリント用の電話番号として設定し、PC50からデジタル複合機2へダイアルしてセキュリティプリントを行うようにしても良い。
【0051】
上記実施形態では、デジタル複合機2は、直接LANに接続され複数のPC50に共有される構成としたが、LANに接続されるPC50に接続され間接的に複数のPC50に共有される構成にしても良い。
【0052】
着信番号特定部14にて電話番号情報を特定できず、ディスプレイ28に電話番号を表示できない場合は、ダイアル信号発信先が電話番号情報を発信しない非通知設定を行っていると判断し、FAXデータ受信指示部17によるFAX受信指示を行うように設定しても良いし、FAX受信を禁止するように設定しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明を適用したセキュリティプリントシステム1の内部構成を示すブロック図である。
【図2】PC50で通常のプリント設定をしてデジタル複合機2で画像データをプリントする処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】携帯電話60からデジタル複合機2へダイアルするときの処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】セキュリティプリントのデータ送信処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】セキュリティプリントの実行処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0054】
1 セキュリティプリントシステム(画像出力システム)
2 デジタル複合機(複合機)
11 通常データ保存用RAM
12 番号付加データ保存用RAM(セキュリティプリントデータ記憶手段)
14 着信番号特定部(着信番号特定手段)
15 照合部(電話番号照合手段)
16 セキュリティプリント許可部(セキュリティプリント許可手段)
17 FAXデータ受信指示部(ファクシミリデータ受信指示手段)
18 セキュリティ判断部(判断手段)
20 電話線
23 プリンタ部(画像形成手段)
25 回線制御部(着信手段)
30 公衆電話回線網
39 LANインタフェース(受信手段)
40 基地局
50 PC(情報端末装置)
52 画像データ保存用RAM
53 電話番号保存用HD(情報端末用番号記憶手段)
55 コマンド付加部(番号付加手段)
56 ディスプレイ
57 キーボード(情報端末用入力手段)
58 マウス(情報端末用入力手段)
59 LANインタフェース(送信手段)
60 携帯電話
61 ディスプレイ
62 操作部
63 入力キー(携帯電話用入力手段)
64 ダイアルキー(ダイアル手段)
65 リダイアルキー(リダイアル手段)
69 送受信部
72 電話番号保存用RAM(携帯電話用番号記憶手段)




 

 


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