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発明の名称 画像形成データ生成装置、その方法、及び、そのプログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−18363(P2007−18363A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−200479(P2005−200479)
出願日 平成17年7月8日(2005.7.8)
代理人 【識別番号】100082500
【弁理士】
【氏名又は名称】足立 勉
発明者 渡邉 健一
要約 課題
画像形成データを生成する際の補正の作業に用いるメモリの量を小さくする。

解決手段
情報処理装置30は、図形描画データが入力されると(S110:YES)、図形情報に基づき、2値のビットマップデータを生成し(S120)、図形描画データに補正情報が含まれていると判定した場合に(S130:YES)、その補正情報に基づき、生成したビットマップデータを補正する(S140)。そして、図形描画データに補正情報が含まれていると判定したときには、補正されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成し(S150)、図形描画データに補正情報が含まれていないと判定したときには、生成されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成し(S150)、その画像形成データを画像形成装置に出力する(S160)。
特許請求の範囲
【請求項1】
図形の形状、大きさ、及び、配置位置を表す図形情報と、該図形を描画する際の色又は図柄を表すパターン情報とを含む図形描画データが入力されると、その図形描画データに含まれる前記各情報に基づき、画像を形成するための画像形成データを生成する画像形成データ生成装置であって、
前記図形描画データが入力されると、前記図形情報に基づき、図形を描画する描画領域と図形を描画しない非描画領域とを表す2値のビットマップデータを生成するビットマップデータ生成手段と、
前記ビットマップデータ生成手段によりビットマップデータが生成されると、前記図形描画データに前記図形の形状を補正するための補正情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段にて前記図形描画データに補正情報が含まれていると判定されると、その補正情報に基づき、前記ビットマップデータ生成手段により生成されたビットマップデータを補正する補正手段と、
前記判定手段にて前記図形描画データに補正情報が含まれていると判定されたときには、前記補正手段により補正されたビットマップデータと前記パターン情報とから前記画像形成データを生成し、前記判定手段にて前記図形描画データに補正情報が含まれていないと判定されたときには、前記ビットマップデータ生成手段により生成されたビットマップデータと前記パターン情報とから前記画像形成データを生成する画像形成データ生成手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成データ生成装置。
【請求項2】
前記図形情報において、図形の形状は、図形の外形を表す直線又は曲線の集合体にて記述されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成データ生成装置。
【請求項3】
前記判定手段にて前記図形描画データに補正情報が含まれていると判定されたときには、前記補正手段により補正されたビットマップデータの描画領域を前記パターン情報に従い塗りつぶすことにより、前記図形形成用の部分データを生成し、前記判定手段にて前記図形描画データに補正情報が含まれていないと判定されたときには、前記ビットマップデータ生成手段により生成されたビットマップデータの描画領域を前記パターン情報に従い塗りつぶすことにより、前記図形形成用の部分データを生成する部分データ生成手段を備え、
前記画像形成データ生成手段は、前記部分データ生成手段に生成された部分データを合成することにより、画像形成データを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成データ生成装置。
【請求項4】
前記部分データ生成手段は、前記部分データを生成する際、前記ビットマップデータを、前記非描画領域をマスクしたマスクデータとして使用し、前記ビットマップデータ上に前記パターン情報を展開することによって、前記描画領域を前記パターンデータに従い塗りつぶすことを特徴とする請求項3に記載の画像形成データ生成装置。
【請求項5】
前記図形情報は、文字の形状、大きさ、及び、配置位置を表しており、
前記図形描画データには、前記補正情報として、前記図形情報に対応する文字を標準よりも太字に補正することを表す情報が含まれており、
前記ビットマップデータ生成手段は、前記図形描画データが入力されると、2値のビットマップデータとして、前記図形情報に対応する標準の文字のビットマップデータを生成し、
前記補正手段は、前記判定手段にて前記図形描画データに文字を標準よりも太字にするという補正情報が含まれていると判定されると、前記ビットマップデータに対する補正として、前記ビットマップ生成手段により生成された標準の文字のビットマップデータから太字のビットマップデータを生成する処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の画像形成データ生成装置。
【請求項6】
図形の形状、大きさ、及び、配置位置を表す図形情報と、該図形を描画する際の色又は図柄を表すパターン情報とを含む図形描画データが入力されると、その図形描画データに含まれる前記各情報に基づき、画像を形成するための画像形成データを生成する画像形成データ生成方法であって、
前記図形描画データが入力されると、前記図形情報に基づき、図形を描画する描画領域と図形を描画しない非描画領域とを表す2値のビットマップデータを生成し、
前記ビットマップデータを生成すると、前記図形描画データに前記図形の形状を補正するための補正情報が含まれているか否かを判定し、
前記図形描画データに補正情報が含まれていると判定すると、その補正情報に基づき、前記生成したビットマップデータを補正し、その補正したビットマップデータと前記パターン情報とから前記画像形成データを生成し、
一方、前記図形描画データに補正情報が含まれていないと判定したときには、前記生成したビットマップデータと前記パターン情報とから前記画像形成データを生成することを特徴とする画像形成データ生成方法。
【請求項7】
前記図形情報において、図形の形状は、図形の外形を表す直線又は曲線の集合体にて記述されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成データ生成方法。
【請求項8】
前記図形描画データに補正情報が含まれていると判定したときには、前記補正したビットマップデータの描画領域を前記パターン情報に従い塗りつぶすことにより、前記図形形成用の部分データを生成し、
一方、前記図形描画データに補正情報が含まれていないと判定したときには、前記生成したビットマップデータの描画領域を前記パターン情報に従い塗りつぶすことにより、前記図形形成用の部分データを生成し、
前記生成した部分データを合成することにより、画像形成データを生成することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成データ生成方法。
【請求項9】
前記部分データを生成する際、前記ビットマップデータを、前記非描画領域をマスクしたマスクデータとして使用し、前記ビットマップデータ上に前記パターン情報を展開することによって、前記描画領域を前記パターンデータに従い塗りつぶすことを特徴とする請求項8に記載の画像形成データ生成方法。
【請求項10】
前記図形情報は、文字の形状、大きさ、及び、配置位置を表しており、
前記図形描画データには、前記補正情報として、前記図形情報に対応する文字を標準よりも太字に補正することを表す情報が含まれており、
前記図形描画データが入力されると、2値のビットマップデータとして、前記図形情報に対応する標準の文字のビットマップデータを生成し、
前記図形描画データに文字を標準よりも太字にするという補正情報が含まれていると判定すると、前記ビットマップデータに対する補正として、生成した標準の文字のビットマップデータから太字のビットマップデータを生成する処理を行うことを特徴とする請求項6ないし請求項9の何れか1項に記載の画像形成データ生成方法。
【請求項11】
図形の形状、大きさ、及び、配置位置を表す図形情報と、該図形を描画する際の色又は図柄を表すパターン情報とを含む図形描画データが入力されると、前記図形情報に基づき、図形を描画する描画領域と図形を描画しない非描画領域とを表す2値のビットマップデータを生成するビットマップデータ生成手順と、
前記ビットマップデータ生成手順によりビットマップデータが生成されると、前記図形描画データに前記図形の形状を補正するための補正情報が含まれているか否かを判定する判定手順と、
前記判定手順にて前記図形描画データに補正情報が含まれていると判定されると、その補正情報に基づき、前記ビットマップデータ生成手順により生成されたビットマップデータを補正する補正手順と、
前記判定手順にて前記図形描画データに補正情報が含まれていると判定されたときには、前記補正手順により補正されたビットマップデータと前記パターン情報とから、画像を形成するための画像形成データを生成し、前記判定手順にて前記図形描画データに補正情報が含まれていないと判定されたときには、前記ビットマップデータ生成手順により生成されたビットマップデータと前記パターン情報とから前記画像形成データを生成する画像形成データ生成手順と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体や表示装置の表示部上に画像を形成するための画像形成データを生成する画像形成データ生成装置及び方法、並びに、その機能をマイクロコンピュータにて実現するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、図形の大きさ、形状等を表す図形情報と、その図形を記録媒体や表示装置の表示部上に描画する際の色又は図柄を表すパターン情報を含む図形描画データが入力されると、その図形描画データに含まれる各情報に基づき、画像を形成するための画像形成データを生成して、プリンタ装置や表示装置といった画像形成装置に出力する画像形成データ生成装置が知られている。
【0003】
そして、この種の画像形成データ生成装置としては、図形情報とパターン情報とから画像形成データを生成して、例えばプリンタ装置に出力し、プリンタ装置側でその画像形成データから図形描画データに基づくビットマップ画像(ラスタ画像)を生成させるものと、当該装置側で図形描画データに基づくラスタ画像を生成し、その生成した画像を画像形成データとしてプリンタ装置に出力するものとがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
具体的に説明すると、前者の画像形成データ生成装置は、図形描画データが入力される度に、その図形情報とパターン情報とから画像形成データを生成してプリンタ装置に出力することで、その図形情報に対応する図形をパターン情報に従い塗りつぶしたビットマップ画像を、プリンタ装置に生成させると共に合成させ、その合成させたビットマップ画像を用紙に印刷させるように構成されている。
【0005】
一方、後者の画像形成データ生成装置は、図形描画データが入力される度に、その図形情報とパターン情報とから図形描画データに基づくビットマップ画像を生成すると共に合成し、その合成したビットマップ画像を、画像形成データとしてプリンタ装置に出力して用紙に印刷させるように構成されている。
【特許文献1】特開平10−293659号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、図形描画データに図形の形状を補正するための補正情報が含まれていた場合、前者の画像形成データ生成装置では、プリンタ装置に対して、ビットマップ画像を生成させてからその補正情報に基づく補正を実行させ、一方、後者の画像形成データ生成装置では、当該装置においてビットマップ画像を生成してから補正情報に基づく補正を実行するようにされていた。
【0007】
このため、図形の形状を補正する際には、図形情報に対応する図形をパターン情報に従い塗りつぶすことで多値化されたビットマップ画像に対して補正を行うことになるので、補正の作業に用いるメモリの量が大きくなってしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、こうした問題を解決するためになされたものであり、画像形成データを生成する際の補正の作業に用いるメモリの容量を小さくすることが可能な画像形成データ生成装置、その方法、及び、そのプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、図形の形状、大きさ、及び、配置位置を表す図形情報と、図形を描画する際の色又は図柄を表すパターン情報とを含む図形描画データが入力されると、その図形描画データに含まれる各情報に基づき、画像を形成するための画像形成データを生成する画像形成データ生成装置であって、図形描画データが入力されると、図形情報に基づき、図形を描画する描画領域と図形を描画しない非描画領域とを表す2値のビットマップデータを生成するビットマップデータ生成手段と、ビットマップデータ生成手段によりビットマップデータが生成されると、図形描画データに図形の形状を補正するための補正情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、判定手段にて図形描画データに補正情報が含まれていると判定されると、その補正情報に基づき、ビットマップデータ生成手段により生成されたビットマップデータを補正する補正手段と、判定手段にて図形描画データに補正情報が含まれていると判定されたときには、補正手段により補正されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成し、判定手段にて図形描画データに補正情報が含まれていないと判定されたときには、ビットマップデータ生成手段により生成されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成する画像形成データ生成手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
以上のような請求項1に記載の画像形成データ生成装置では、図形描画データが入力されると、図形情報に基づき、2値のビットマップデータを生成し、図形描画データに補正情報が含まれていると判定した場合に、その補正情報に基づき、生成したビットマップデータを補正する。
【0011】
そして、図形描画データに補正情報が含まれていると判定したときには、補正されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成し、図形描画データに補正情報が含まれていないと判定したときには、生成されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成する。
【0012】
つまり、請求項1に記載の画像形成データ生成装置は、図形描画データに補正情報が含まれていることにより図形を補正する際、図形情報に基づき生成した2値のビットマップデータを使って、補正情報に基づく図形の補正を行う。
【0013】
このため、請求項1に記載の画像形成データ生成装置によれば、図形の補正が行いやすくなり、その補正の作業に用いるメモリの容量を少なくすることができる。
また、請求項1に記載の画像形成データ生成装置によれば、図形情報とパターン情報とからなる画像形成データを使ってラスタ画像を生成する画像形成装置に適用することができる。
【0014】
ところで、図形情報としては、図形の形状が、図形の外形を表す直線又は曲線の集合体で記述されているものと、点の集合体(ビットマップ)で記述されているものとの2種類が知られており、従来の画像形成装置では、通常、図形情報が何れの場合であっても画像形成データからラスタ画像を生成することができるように、図形情報の図形の形状が図形の外形を表す直線又は曲線の集合体で記述されていた場合には、図形情報をビットマップデータに変換してからラスタ画像を生成するように構成される。
【0015】
しかし、本発明では、図形情報から2値のビットマップデータを生成して、ビットマップデータとパターン情報とからなる画像形成データを生成するようになっているので、図形描画データに、図形の形状が図形の外形を表す直線又は曲線の集合体で記述された図形情報が含まれていたとしても、画像形成装置側で図形情報をビットマップデータに変換する必要がない。
【0016】
このため、請求項1に記載の画像形成データ生成装置によれば、従来の画像形成装置に限らず、図形情報をビットマップデータに変換する処理を行わない画像形成装置に適用されたとしても、画像形成装置にラスタ画像を生成させることができる。
【0017】
なお、画像形成装置としては、用紙などの記録媒体に画像を形成するプリンタ装置や、表示部を備えた各種表示装置が含まれる。
次に、請求項2に記載の画像形成データ生成装置は、請求項1に記載の画像形成データ生成装置において、図形の形状が、図形の外形を表す直線又は曲線の集合体にて記述されている図形情報を含む図形描画データを受けて、画像形成データを生成するように構成されている。
【0018】
このような請求項2に記載の画像形成データ生成装置によれば、入力された図形情報の図形の形状が、図形の外形を表す直線又は曲線の集合体にて記述されていた場合であっても、画像形成データを生成して、画像形成装置に画像を形成させることができる。
【0019】
次に、請求項3に記載の画像形成データ生成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成データ生成装置において、判定手段にて図形描画データに補正情報が含まれていると判定されたときには、補正手段により補正されたビットマップデータの描画領域をパターン情報に従い塗りつぶすことにより、図形形成用の部分データを生成し、判定手段にて図形描画データに補正情報が含まれていないと判定されたときには、ビットマップデータ生成手段により生成されたビットマップデータの描画領域をパターン情報に従い塗りつぶすことにより、図形形成用の部分データを生成する部分データ生成手段を備え、画像形成データ生成手段は、部分データ生成手段に生成された部分データを合成することにより、画像形成データを生成することを特徴としている。
【0020】
このような請求項3に記載の画像形成データ生成装置によれば、図形形成用の部分データを、画像形成装置側ではなく当該装置側で生成するため、図形情報とパターン情報とを合成することができない(即ち、部分データを生成することができない)画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。
【0021】
また、部分データ生成手段は、請求項4に記載のように、部分データを生成する際、ビットマップデータを、非描画領域をマスクしたマスクデータとして使用し、ビットマップデータ上にパターン情報を展開することによって、描画領域をパターンデータに従い塗りつぶすように構成されていると良い。
【0022】
このようにすれば、ビットマップデータを、非描画領域をマスクしたマスクデータとして使用するため、部分データを生成する際に、描画領域だけをパターン情報の色又は図柄で塗りつぶすことができ、図形情報とパターン情報とを含むデータ(即ち、図形描画データ)の描画を簡単に処理することができる。
【0023】
次に、請求項5に記載の画像形成データ生成装置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像形成データ生成装置において、図形情報は、文字の形状、大きさ、及び、配置位置を表しており、図形描画データには、補正情報として、図形情報に対応する文字を標準よりも太字に補正することを表す情報が含まれており、ビットマップデータ生成手段は、図形描画データが入力されると、2値のビットマップデータとして、図形情報に対応する標準の文字のビットマップデータを生成し、補正手段は、判定手段にて図形描画データに文字を標準よりも太字にするという補正情報が含まれていると判定されると、ビットマップデータに対する補正として、ビットマップ生成手段により生成された標準の文字のビットマップデータから太字のビットマップデータを生成する処理を行うことを特徴としている。
【0024】
このような請求項5に記載の画像形成データ生成装置によれば、文字を太字に補正する際には、標準の文字のビットマップデータから太字のビットマップデータを生成するため、画像形成装置や当該装置にその文字を太字で表すためのデータがない場合でも、標準の文字データを使って簡単に太字のビットマップデータを生成することができる。
【0025】
次に、請求項6に記載の発明は、図形の形状、大きさ、及び、配置位置を表す図形情報と、図形を描画する際の色又は図柄を表すパターン情報とを含む図形描画データが入力されると、その図形描画データに含まれる各情報に基づき、画像を形成するための画像形成データを生成する画像形成データ生成方法であって、図形描画データが入力されると、図形情報に基づき、図形を描画する描画領域と図形を描画しない非描画領域とを表す2値のビットマップデータを生成し、ビットマップデータを生成すると、図形描画データに図形の形状を補正するための補正情報が含まれているか否かを判定し、図形描画データに補正情報が含まれていると判定すると、その補正情報に基づき、生成したビットマップデータを補正し、その補正したビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成し、一方、図形描画データに補正情報が含まれていないと判定したときには、生成したビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成することを特徴としている。
【0026】
このような請求項6に記載の画像形成データ生成方法によれば、請求項1で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項7に記載の画像形成データ生成方法は、請求項6に記載の画像形成データ生成方法において、図形情報にて、図形の形状は、図形の外形を表す直線又は曲線の集合体にて記述されていることを特徴としている。
【0027】
このような請求項7に記載の画像形成データ生成方法によれば、請求項2で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項8に記載の画像形成データ生成方法は、請求項6又は請求項7に記載の画像形成データ生成方法において、図形描画データに補正情報が含まれていると判定したときには、補正したビットマップデータの描画領域をパターン情報に従い塗りつぶすことにより、図形形成用の部分データを生成し、一方、図形描画データに補正情報が含まれていないと判定したときには、生成したビットマップデータの描画領域をパターン情報に従い塗りつぶすことにより、図形形成用の部分データを生成し、生成した部分データを合成することにより、画像形成データを生成することを特徴としている。
【0028】
このような請求項8に記載の画像形成データ生成方法によれば、請求項3で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項9に記載の画像形成データ生成方法は、請求項8に記載の画像形成データ生成方法において、部分データを生成する際、ビットマップデータを、非描画領域をマスクしたマスクデータとして使用し、ビットマップデータ上にパターン情報を展開することによって、描画領域をパターンデータに従い塗りつぶすことを特徴としている。
【0029】
このような請求項9に記載の画像形成データ生成方法によれば、請求項4で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項10に記載の画像形成データ生成方法は、請求項6〜請求項9の何れかに記載の画像形成データ生成方法において、図形情報は、文字の形状、大きさ、及び、配置位置を表しており、図形描画データには、補正情報として、図形情報に対応する文字を標準よりも太字に補正することを表す情報が含まれており、図形描画データが入力されると、2値のビットマップデータとして、図形情報に対応する標準の文字のビットマップデータを生成し、図形描画データに文字を標準よりも太字にするという補正情報が含まれていると判定すると、ビットマップデータに対する補正として、生成した標準の文字のビットマップデータから太字のビットマップデータを生成する処理を行うことを特徴としている。
【0030】
このような請求項10に記載の画像形成データ生成方法によれば、請求項5で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
次に、請求項11に記載のプログラムは、図形の形状、大きさ、及び、配置位置を表す図形情報と、図形を描画する際の色又は図柄を表すパターン情報とを含む図形描画データが入力されると、図形情報に基づき、図形を描画する描画領域と図形を描画しない非描画領域とを表す2値のビットマップデータを生成するビットマップデータ生成手順と、ビットマップデータ生成手順によりビットマップデータが生成されると、図形描画データに図形の形状を補正するための補正情報が含まれているか否かを判定する判定手順と、判定手順にて図形描画データに補正情報が含まれていると判定されると、その補正情報に基づき、ビットマップデータ生成手順により生成されたビットマップデータを補正する補正手順と、判定手順にて図形描画データに補正情報が含まれていると判定されたときには、補正手順により補正されたビットマップデータとパターン情報とから、画像を形成するための画像形成データを生成し、判定手順にて図形描画データに補正情報が含まれていないと判定されたときには、ビットマップデータ生成手順により生成されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成する画像形成データ生成手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0031】
以上のような請求項11に記載のプログラムを、汎用コンピュータにインストールすれば、その汎用コンピュータを本発明の画像形成データ生成装置として構成することができる。また、このプログラムをプリンタ装置や表示装置内に記憶させておくことで、本発明の画像形成データ生成装置の機能をプリンタ装置や表示装置においても実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下に、本発明が適用された第1実施形態の画像形成システムについて、図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された第1実施形態の画像形成システムの構成を表す説明図である。
【0033】
第1実施形態の画像形成システムは、プリンタ装置10と、このプリンタ装置10と通信可能に接続された情報処理装置30と、を備える。
プリンタ装置10は、周知のプリンタ装置(インクジェットプリンタ、レーザプリンタ等)と同様の構成にされており、主に、給紙部11と、用紙搬送部15と、画像形成部17と、これらを統括制御する制御部19と、を備える。
【0034】
給紙部11は、A4サイズ等にカットされた長方形状の用紙を積層(堆積)する給紙トレイ13を備え、給紙トレイ13に積層された用紙のうち最上位の用紙を、所定方向に取り出して、用紙搬送部15に送出する。
【0035】
用紙搬送部15は、給紙部11から送出された用紙を、画像形成部17の画像形成地点に搬送する。画像形成部17は、制御部19に制御され、画像形成地点にて、用紙に情報処理装置30から入力された画像形成データに基づく画像を形成する。
【0036】
なお、プリンタ装置10がインクジェットプリンタである場合、画像形成部17は、用紙の供給方向とは垂直なライン方向に、インクを噴射する記録ヘッド(図示せず)を走査し、ライン方向に沿う画像形成地点にて、所定ライン毎に画像形成データに基づく画像を用紙に形成する。一方、プリンタ装置10がレーザプリンタである場合、画像形成部17は、トナー像を担持する像担持体と転写体との接点である画像形成地点にて、その地点を通過する用紙に、像担持体が担持するトナー像を静電気力により転写し、用紙に画像を形成する。
【0037】
このようにして、用紙には、供給方向から順に画像が形成される。この用紙は、画像形成後、図示しない排紙トレイに排出される。
以上説明した装置内各部を統括制御する制御部19は、情報処理装置30と通信可能に接続され、情報処理装置30から画像形成指令が入力されると、情報処理装置30から入力された画像形成データに基づいて、画像形成部17を制御し、画像形成部17に画像を形成させる。
【0038】
一方、情報処理装置30は、各種処理を行うCPU31と、各種プログラムを記憶するROM33と、CPU31によるプログラム実行時に作業領域として使用されるRAM35と、各種データやアプリケーションを記憶する記憶装置(ハードディスク装置)37と、当該情報処理装置30とプリンタ装置10とを通信可能に接続するインターフェース39と、各種情報を表示する液晶ディスプレイ等からなる表示部41と、キーボードやポインティングデバイス等からなる入力部43と、を備える。
【0039】
情報処理装置30は、使用者の操作により入力部43を介して画像形成データ生成指令が入力されると、この指令に応じてCPU31に入力される図形描画データから、用紙に画像を形成するための画像形成データを生成して、プリンタ装置10に出力する。なお、図形描画データには、図形の形状、大きさ及び用紙への配置位置を表す図形情報と、この図形を用紙に描画する際の色又は図柄を表すパターン情報とが含まれており、場合によっては、図形の形状を補正するための補正情報が含まれている。
【0040】
また、情報処理装置30は、画像形成データ生成指令が入力部43を介して入力されることにより、プリンタ装置10に用紙への画像形成を実行させるための画像形成指令がCPU31に入力されると、その画像形成指令をプリンタ装置10に出力することで、プリンタ装置10に対して、画像形成データに基づく画像を用紙に形成させるようにされている。
【0041】
次に、本第1実施形態の情報処理装置30が行う処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、この処理は、画像形成データ生成指令が入力部43を介して入力されたときに情報処理装置30のCPU31が行う処理である。
【0042】
図2に示すように、画像形成データ生成指令が入力部43を介して入力されることで、情報処理装置30のCPU31が処理を開始すると、まずS110にて、図形描画データが入力されたか否かを判定し、図形描画データが入力されたと判定するまでこの処理を繰り返す。
【0043】
そして、S110にて、図形描画データが入力されたと判定すると、S120に移行して、図形描画データの図形情報に基づき、用紙に図形を描画する描画領域と図形を描画しない非描画領域とを表す2値のビットマップデータを生成する。
【0044】
なお、本実施形態において、S120では、図形情報に基づく図形を描画し、白色で塗りつぶすことを表すブラシデータを使って、その図形の描画領域を塗りつぶすことで、白抜き(2値)のビットマップデータを生成する。そして、本実施形態では、その生成したビットマップデータを、非描画領域をマスクしたマスクデータとして使用するようにされている。そして、このことは、後述する第2実施形態についても同様である。
【0045】
次に、S130では、図形描画データに補正情報が含まれているか否かを判定する。
そして、S130にて、補正情報が含まれていると判定した場合には、S140に移行する。
【0046】
そして、S140では、その補正情報に基づき、S120で生成されたビットマップデータを補正し、S150に移行する。
一方、S130にて、補正情報が含まれていないと判定した場合には、S150に移行する。
【0047】
そして、S150では、ビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成する。具体的に説明すると、S150では、S130で補正情報が含まれていると判定した場合には、S120で生成されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成し、S130で補正情報が含まれていないと判定した場合には、S140で補正されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成する。
【0048】
次に、S160では、S150で生成された画像形成データと、ビットマップデータの描画領域をパターン情報に従い塗りつぶすことを表す合成指令とを、プリンタ装置10に出力する。
【0049】
すると、プリンタ装置10では、その入力された画像形成データに基づき、ビットマップデータ上にパターン情報を展開することによって、その描画領域をパターン情報に従い塗りつぶした図形形成用の部分画像を生成することとなる。なお、プリンタ装置10では、情報処理装置30から画像形成データが入力される度に、図形形成用の部分画像を生成して、その部分画像を合成することで、用紙に形成するための画像を生成する。
【0050】
次に、S170では、1ページ分の図形描画データが処理されたか否かを判定する。
そして、S170にて、1ページ分の図形描画データが処理されていないと判定した場合には、S110に戻り、一方、S170にて、1ページ分の図形描画データが処理されたと判定した場合には、S180に移行する。
【0051】
そして、S180では、プリンタ装置10に対して用紙への画像形成を実行させるための画像形成指令をプリンタ装置10に出力する。
すると、プリンタ装置10では、用紙に画像を形成することとなる。
【0052】
次に、S190では、全ページの画像形成データ生成が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合には、S110に戻り、終了していると判定した場合には、当該処理を終了する。
【0053】
なお、本第1実施形態のS120及びS140の処理では、Windows(登録商標)のグラフィックデバイスインタフェース(GDI)にてサポートされるROP処理を実行することで、ビットマップデータを生成したり補正したりするようにされているが、この構成に限定されるものではないことを言及しておく。また、ROP処理とは、2つ以上のオブジェクト(ビットマップデータ)を重ね合わせるときに行われる論理演算処理のことであり、ROP処理を行うことにより単に上下関係を付けて上書きするだけでなく、「透かし」や「反転」等の効果を与えることが可能となる。
【0054】
次に、画像形成データ生成指令が入力部43を介して入力されたときに、情報処理装置30とプリンタ装置10との間で行われる動作を、図3を用いて説明する。図3の例では、最終的に図3(e)に示すような黄色の楕円の中に青の文字で「あいうえお」が描かれた画像をプリンタ装置10で出力させる場合を説明する。
【0055】
情報処理装置30の入力部43を介して画像形成データ生成指令が入力されることで、まず黄色の楕円を形成することを表す図形情報及びパターン情報が含まれた図形描画データがCPU31に入力されると、図3(a)に示すように、情報処理装置30は、図形情報に基づき、2値のビットマップデータとして、白色の楕円を現すビットマップデータを生成する。
【0056】
そして、情報処理装置30は、生成された2値のビットマップデータとパターン情報(黄色に塗りつぶす)とから画像形成データを生成し、その画像形成データと合成指令とをプリンタ装置10に出力する。
【0057】
すると、プリンタ装置10は、図3(b)に示すように、画像形成データに基づき、ビットマップデータ上にパターン情報を展開することによって、ビットマップデータの描画領域(白色で塗りつぶされた楕円の部分)を、パターン情報に従い黄色で塗りつぶす。
【0058】
次に、「あいうえお」の文字を青色で形成することを表す図形情報(この場合はフォントの情報)及びパターン情報と、その文字を太字に補正することを表す補正情報とが含まれた図形描画データが、情報処理装置30のCPU31に入力されると、図3(c)に示すように、情報処理装置30は、図形情報に基づき、2値のビットマップデータとして、白色の文字(あいうえお)を表すビットマップデータを生成する。なお、ここでは標準の太さで各文字のビットマップデータが生成されるものであり、情報処理装置30が予め備えている標準の文字のフォントデータに基づいて生成される。
【0059】
ここで、図形描画データには、補正情報が含まれているため、図3(d)に示すように、情報処理装置30は、補正情報に基づき、標準の文字のビットマップデータの描画領域を拡大することで、太字のビットマップデータを生成する。具体的に説明すると、情報処理装置30は、ビットマップデータの補正をする際、その描画領域を上下及び左右方向に1ドット単位でずらしていき、そのずらした領域をドットを配置した描画領域に変換することで、太字のビットマップデータを生成する。なお、この時ずらす量は文字のサイズに応じて適宜設定される。
【0060】
次いで、情報処理装置30は、補正されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成し、その画像形成データと合成指令とをプリンタ装置10に出力する。
【0061】
すると、プリンタ装置10は、画像形成データに基づき、ビットマップデータ上にパターン情報を展開することによって、ビットマップデータの描画領域(白色で塗りつぶされた文字の部分)をパターン情報に従い青色で塗りつぶし、これにより生成された青色の文字のビットマップデータを、図3(e)に示す如く、黄色の楕円のビットマップデータに合成することで、黄色の楕円上に青色の太字(あいうえお)が形成された文字を生成する。
【0062】
次に、1ページ分の図形描画データが処理されると(即ち、1ページ分の画像形成データの生成が終了すると)、情報処理装置30は、その画像形成指令をプリンタ装置10に出力する。
【0063】
そして、画像形成指令が入力されたプリンタ装置10は、黄色の楕円上に青色の太字が形成された画像(図3(e)参照)を用紙に形成する。
以上説明したように、第1実施形態の情報処理装置30は、図形描画データが入力されると(S110:YES)、図形情報に基づき、2値のビットマップデータを生成し(S120)、図形描画データに補正情報が含まれていると判定した場合に(S130:YES)、その補正情報に基づき、生成したビットマップデータを補正する(S140)。
【0064】
そして、図形描画データに補正情報が含まれていると判定したときには、補正されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成し(S150)、図形描画データに補正情報が含まれていないと判定したときには、生成されたビットマップデータとパターン情報とから画像形成データを生成し(S150)、その画像形成データを画像形成装置に出力する(S160)。
【0065】
つまり、第1実施形態の情報処理装置30は、図形描画データに補正情報が含まれていることにより図形を補正する際、図形情報に基づき生成した2値のビットマップデータを使って、補正情報に基づく図形の補正を行う。
【0066】
このため、第1実施形態の情報処理装置30によれば、図形の補正が行いやすくなり、その補正の作業に用いるメモリの容量を少なくすることができる。
また、本第1実施形態によれば、情報処理装置30側でビットマップデータを生成するため、プリンタ装置10がビットマップデータを生成しなくてもよく、プリンタ装置10側での処理を軽減させることができる。
【0067】
また、本第1実施形態によれば、プリンタ装置10が、ビットマップデータを、非描画領域をマスクしたマスクデータとして使用するため、プリンタ装置10は、描画領域だけをパターン情報の色又は図柄で塗りつぶすことができ、図形情報とパターン情報とを含むデータ(即ち、図形描画データ)の描画を簡単に処理することができる。
【0068】
また、本第1実施形態によれば、文字を太字に補正することを表す補正情報が図形描画データに含まれていると、装置が備えている標準の文字のフォントデータから2値のビットマップデータを生成し、これに対してビットの数を左右上下方向に増やして描画領域を拡大していくことで太字のビットマップデータを生成することとなるため、例えばプリンタ装置10にて太字の画像を形成したいときに太字のフォントデータがない場合でも、標準の文字のフォントデータを使って太字の画像を生成することができる。
【0069】
また、本第1実施形態によれば、ビットマップデータを使って文字や図形の補正をするため、補正情報に基づく補正が行いやすい。
なお、本第1実施形態では、情報処理装置30が、画像形成データ生成装置に相当し、プリンタ装置10が画像形成装置に相当している。また、S120の処理がビットマップデータ生成手段に相当し、S130の処理が判定手段に相当している。また、S140の処理が補正手段に相当し、S150の処理が画像形成データ生成手段に相当している。
【0070】
次に、第2実施形態の画像形成システムについて、図4を用いて説明する。なお、図4において、図2と同じステップ番号については、同一の符号を付しているため、説明は省略する。
【0071】
第2実施形態の画像形成システムは、第1実施形態の画像形成システムと比較すると、情報処理装置30が、図2の処理に代えて図4の処理を実行する点が異なっており、特に、第2実施形態の情報処理装置30は、図4の処理として、ビットマップデータの描画領域をパターン情報に従い塗りつぶす処理を実行するようにされている。
【0072】
即ち、第2実施形態の情報処理装置30は、図形描画データが入力されると、その図形描画データに基づき、図形形成用の部分データを生成して、その生成した部分データを合成することで画像形成データを生成し、画像形成指令が入力されると、その生成した画像形成データと画像形成指令とをプリンタ装置10に出力するようにされている。
【0073】
次に、第2実施形態の情報処理装置30が行う処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
画像形成データ生成指令が入力部43を介して入力されることで、CPU31が図4の処理を開始すると、まずS210にて、例えばRAM35の記憶領域を1ページ分のビットマップデータを記憶できるだけの容量を確保して、S110に移行する。
【0074】
そして、S110にて図形描画データが入力されたと判定すると、S120に移行し、S120の処理を終了すると、続くS130にて、補正情報がないと判定した場合には、S220に移行し、逆に、S130する。なお、S140の処理を終了した際にも、S220に移行する。
【0075】
次に、S220では、S120若しくはS140で生成されたビットマップデータとパターン情報とから図形形成用の部分データを生成する。具体的には、第1実施形態のプリンタ装置10と同様に、ビットマップデータ上にパターン情報を展開することによって、その描画領域をパターン情報に従い塗りつぶした図形形成用の部分データを生成する。
【0076】
そして、S230では、過去に生成された部分データに今回生成された部分データを合成することにより、画像形成データを生成し、続くS240では、合成した画像形成データをRAM35に記憶する。
【0077】
即ち、S230では、RAM35に記憶された画像形成データを読み込んで、その画像形成データに、S220で生成された部分データを合成することで、最新の画像形成データを生成し、S240では、RAM35に記憶された画像形成データを、S230で生成された最新の画像形成データに更新する。
【0078】
そして、続くS170にて、1ページ分の図形描画データが処理されていないと判定した場合には、S110に戻り、逆に、1ページ分の図形描画データが処理されたと判定した場合には、S250に移行する。
【0079】
そして、S250では、画像形成データをRAM35から読み込み、続くS260では、プリンタ装置10に対して用紙への画像形成を実行させるための画像形成指令及び画像形成データをプリンタ装置10に出力する。
【0080】
すると、プリンタ装置10では、画像形成データに基づく画像を用紙に形成することとなる。
続いて、S190では、全ページの画像形成データ生成が終了したか否かを判定し、終了していないと判定した場合には、S110に戻り、終了していると判定した場合には、当該処理を終了する。
【0081】
なお、本第2実施形態のS220,S230の処理も、S120及びS140の処理と同様に、Windows(登録商標)のGDIにてサポートされるROP処理を実行することで、ビットマップデータの生成、補正、及び、合成を行うようにされている。
【0082】
次に、第2実施形態の画像形成システムにおいて、画像形成データ生成指令が入力部43に入力されたときに、情報処理装置30とプリンタ装置10との間で行われる動作を、図3を用いて説明する。
【0083】
情報処理装置30の入力部43に画像形成データ生成指令が入力されることで、黄色の楕円を形成することを表す図形情報及びパターン情報が含まれた図形描画データがCPU31に入力されると、図3(a)に示すように、情報処理装置30は、図形情報に基づき、2値のビットマップデータとして、白色の楕円を現すビットマップデータを生成する。
【0084】
そして、情報処理装置30は、図3(b)に示すように、生成された2値のビットマップデータ上にパターン情報を展開することによって、その描画領域をパターン情報に従い黄色で塗りつぶした部分データを生成する。
【0085】
そして、情報処理装置30は、その部分データを、画像形成データとしてRAM35に記憶する。
次に、「あいうえお」の文字を青色で形成することを表す図形情報(この場合はフォントの情報)及びパターン情報と、その文字を太字に補正することを表す補正情報とが含まれた図形描画データが、情報処理装置30のCPU31に入力されると、図3(c)に示すように、情報処理装置30は、図形情報に基づき、2値のビットマップデータとして、白色の文字(あいうえお)を表すビットマップデータを生成する。なお、ここでは標準の太さで各文字のビットマップデータが生成されるものであり、情報処理装置30が予め備えている標準の文字のフォントデータに基づいて生成される。
【0086】
ここで、図形描画データには、補正情報が含まれているため、図3(d)に示すように、情報処理装置30は、補正情報に基づき、上述した第1実施形態と同様に、描画領域を拡大することで、太字のビットマップデータを生成する。
【0087】
次いで、情報処理装置30は、補正されたビットマップデータとパターン情報とから上述したように部分データを生成する。
そして、情報処理装置30は、RAM35から画像形成データを読み込み、図3(e)に示すように、その画像形成データに部分データを合成する。すると、黄色の楕円上に青色の太字(あいうえお)が形成されたビットマップ形式の画像形成データが生成される。
【0088】
そして、情報処理装置30は、RAM35に記憶された画像形成データを、今回生成した画像形成データに更新する。
次に、1ページ分の画像形成データの生成が終了すると、情報処理装置30は、RAM35から1ページ分の画像形成データを読み込み、その画像形成データと画像形成指令とをプリンタ装置10に出力する。
【0089】
そして、画像形成指令が入力されたプリンタ装置10は、黄色の楕円上に青色の太字が形成された画像(図3(e)参照)を用紙に形成する。
以上説明したように、第2実施形態の情報処理装置30では、図形描画データが入力されると(S110:YES)、図形情報に基づき、2値のビットマップデータを生成し(S120)、図形描画データに補正情報が含まれていると判定した場合に(S130:YES)、その補正情報に基づき、生成したビットマップデータを補正する(S140)。
【0090】
そして、図形描画データに補正情報が含まれていると判定したときには、補正されたビットマップデータの描画領域をパターン情報に従い塗りつぶすことで部分データを生成し(S220)、図形描画データに補正情報が含まれていないと判定したときには、生成されたビットマップデータの描画領域をパターン情報に従い塗りつぶすことで部分データを生成し(S220)、その部分データを合成することで画像形成データを生成する(S230)。
【0091】
そして、1ページ分の図形描画データが処理されると(S170:YES)、情報処理装置30は、画像形成データと画像形成指令とをプリンタ装置10に出力することにより、プリンタ装置10に画像形成データに基づく画像を形成させる。
【0092】
つまり、第2実施形態の情報処理装置30は、図形描画データに補正情報が含まれていることにより図形を補正する際、第1実施形態と同様に、図形情報に基づき生成した2値のビットマップデータを使って、補正情報に基づく図形の補正を行う。
【0093】
このため、第2実施形態の情報処理装置30によれば、図形の補正が行いやすくなり、その補正の作業に用いるメモリの容量を少なくすることができる。
また、第2実施形態によれば、図形形成用の部分データを、プリンタ装置10側ではなく当該装置30側で生成するため、図形情報とパターン情報とを合成することができない(即ち、部分データを生成することができない)プリンタ装置10に対しても、本発明を適用することができる。
【0094】
また、本第2実施形態によれば、部分データを生成する際、ビットマップデータを、非描画領域をマスクしたマスクデータとして使用するため、描画領域だけをパターン情報の色又は図柄で塗りつぶすことができ、図形情報とパターン情報とを含むデータ(即ち、図形描画データ)の描画を簡単に処理することができる。
【0095】
また、本第2実施形態によれば、文字を太字に補正することを表す補正情報が図形描画データに含まれていると、装置が備えている標準の文字のフォントデータから2値のビットマップデータを生成し、これに対してビットの数を左右上下方向に増やして描画領域を拡大していくことで標準の文字のビットマップデータから太字のビットマップデータを生成することとなるため、例えばプリンタ装置10にて太字の画像を形成したいときに太字のフォントデータがない場合でも、標準の文字のフォントデータを使って太字の画像を生成することができる。
【0096】
また、本第2実施形態によれば、ビットマップデータを使って文字や図形の補正をするため、補正情報に基づく補正が行いやすい。
なお、本第2実施形態では、S220の処理が部分データ生成手段に相当し、S230の処理が画像形成データ生成手段に相当している。
【0097】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
第2実施形態では、RAM35に画像形成データを記憶するようにされていたが、これに限らず、例えば、情報処理装置30に不揮発性のメモリを設け、そのメモリに画像形成データを記憶するようにされていても良い。
【0098】
また、S210で確保するメモリの容量も、1ページに限らず、ページを複数に分割したバンド単位で処理する装置であれば、1バンド分のデータを記憶できる容量を確保すれば良く、メモリに余裕のある装置であれば、複数ページ分の容量を確保するように構成しても良い。
【0099】
また、本実施形態では、図形の補整として、文字を標準から太字にするようにしたものを説明したが、これに限らず、図形の補正としては、例えば、図形の配置位置を変更するようにしたり、図形の形状を拡大縮小するようにしたりするようにしても良い。
【0100】
更に、本実施形態では、情報処理装置30において画像形成データを生成する場合を例として説明したが、プリンタ装置10の制御部19に対して、直接、図形描画データを入力することで、制御部19において図2、あるいは図4のフローチャートで示される画像形成データを生成する処理が行われるように構成されていても良い。即ち、本発明の画像形成データ生成装置が、プリンタ装置10内に組み込まれていても良い。
【0101】
また、本実施形態では、生成された画像形成データをプリンタ装置に対して出力する場合を例として説明したが、液晶ディスプレイ等の表示部を備えた表示装置に対して画像形成データを出力し、表示装置がその画像形成データに基づいて表示部に表示を行うように構成されていても良い。
【0102】
また、図形描画データを情報処理装置30に取り込んで、それに基づく画像を表示部41に表示させる場合に、CPU31において、図2、あるいは図4のフローチャートで示される処理が行われるように構成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】第1実施形態の画像形成システムの構成を表す構成図である。
【図2】第1実施形態のCPUが行う処理を表すフローチャートである。
【図3】画像形成データ生成指令が入力部に入力されたときに、実施形態の情報処理装置とプリンタ装置との間で行われる動作を説明する説明図である。
【図4】第2実施形態のCPUが行う処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
【0104】
10…プリンタ装置、30…情報処理装置、31…CPU、33…ROM、35…RAM、37…記憶装置、39…インターフェース、41…表示部、43…入力部。




 

 


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