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発明の名称 サービス提供システム、クライアント、サーバおよびプログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−4607(P2007−4607A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−185366(P2005−185366)
出願日 平成17年6月24日(2005.6.24)
代理人 【識別番号】100082500
【弁理士】
【氏名又は名称】足立 勉
発明者 松田 誠 / 大原 清孝 / 青木 一磨
要約 課題
クライアントが備えていない機能を提供サーバにより実現するシステムにおいて、クライアント側で仕様変更作業を発生させることなく、適切にサービスの提供を受けられるようにする。

解決手段
複合機10から管理サーバ20に仕様情報が送信され、管理サーバ20で管理される状況下で、複合機10からの要求を受けた提供サーバ30は、この複合機10にサービスを提供する際、管理サーバ20で管理される仕様情報を参照してサービス情報を生成する。つまり、提供サーバ30は、サービス提供を要求してきたクライアントの仕様にあったサービス情報を生成できる。ここで、複合機10から管理サーバ20への仕様情報の送信は、複合機10の仕様が変更された際等に行われるため、複合機10側で変更作業を伴うことなく、複合機10における仕様の変化に柔軟に対応して適切なサービスの提供を実現できる。
特許請求の範囲
【請求項1】
サービス情報の提供を受けるクライアント、該クライアントに対して前記サービス情報を提供する提供サーバ、および、前記クライアントの仕様に関する仕様情報を管理する管理サーバを含むサービス提供システムであって、
前記クライアントは、
前記管理サーバに対して、前記仕様情報を送信する第1クライアント側送信手段と、
該第1クライアント側送信手段により送信された仕様情報を受けた管理サーバから送信される登録完了情報を受信する第1クライアント側受信手段と、
前記提供サーバに対して、サービス情報の提供要求を送信する第2クライアント側送信手段と、
前記第1クライアント側送信手段により仕様情報が送信されてから、前記第1クライアント側受信手段により登録完了情報が受信されるまでの間、前記提供サーバからのサービス情報の提供が受けられないように制限するサービス制限手段と、を備えており、
前記管理サーバは、
前記クライアントにより送信された仕様情報を受信する第1管理サーバ側受信手段と、
該第1管理サーバ側受信手段により受信された仕様情報を、該仕様情報を送信してきたクライアントと対応づけて登録する情報登録手段と、
該情報登録手段により、前記第1管理サーバ側受信手段により受信された仕様情報に対する登録が完了した旨を通知するための登録完了情報を、この仕様情報を送信してきたクライアントに対して送信する第1管理サーバ側送信手段と、を備えており、
前記提供サーバは、
前記クライアントから送信された提供要求を受信する第1提供サーバ側受信手段と、
該第1提供サーバ側受信手段により提供要求が受信されたことを条件として、該提供要求を送信してきたクライアントに対応づけて前記管理サーバ側に登録されている仕様情報に基づいて、サービス情報を生成する情報生成手段と、を備えている
ことを特徴とするサービス提供システム。
【請求項2】
前記クライアントは、
前記第2クライアント側送信手段により送信された提供要求を受けた前記提供サーバから送信されるサービス情報を受信する第2クライアント側受信手段と、
該第2クライアント側受信手段により受信されたサービス情報に基づき、前記クライアントが備える機能手段を実行させる機能実行手段と、を備え、
前記提供サーバは、
前記情報生成手段により生成されたサービス情報を、前記第1提供サーバ側受信手段により受信された提供要求を送信してきたクライアントに対して送信する第1提供サーバ側送信手段を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載のサービス提供システム。
【請求項3】
前記クライアントにおいて、
前記サービス制限手段は、前記第2クライアント側送信手段による提供要求の送信を制限することで、前記提供サーバからのサービス情報の提供が受けられないようにする、ように構成されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサービス提供システム。
【請求項4】
前記クライアントにおいて、
前記管理サーバに対して、前記提供サーバから当該クライアントに提供すべきサービス情報の存在の問合せを送信する第3クライアント側送信手段と、
該第3クライアント側送信手段により送信された問合せを受けた提供サーバから送信されてくる問合応答を受信する第3クライアント側受信手段と、が備えられ、
前記第2クライアント側送信手段は、前記第3クライアント側受信手段により受信された提供すべきサービス情報が存在することを内容とする問合応答に基づいて、該問合応答で示されるサービス情報の提供要求を前記提供サーバに対して送信して、
前記サービス制限手段は、少なくとも、前記第2クライアント側送信手段による提供要求の送信、および、前記第3クライアント側送信手段による問合せの送信のうちいずれか一方を制限することで、前記提供サーバからのサービス情報の提供が受けられないようにする、ように構成されており、
前記管理サーバにおいて、
前記提供サーバから特定のクライアントに対して提供すべきサービス情報を示す提供情報を受信する第2管理サーバ側受信手段と、
該第2管理サーバ側受信手段により受信された提供情報に基づいて、特定のクライアントに対して提供すべきサービス情報を登録する情報管理手段と、
前記クライアントから該クライアントに提供すべきサービス情報の存在の問合せを受信する第3管理サーバ側受信手段と、
該第3管理サーバ側受信手段により受信された問合せに応じて、前記情報管理手段により登録されたサービス情報の中から、該問合せに係るクライアントに提供すべきサービス情報を抽出する提供サービス抽出手段と、
該提供サービス抽出手段により抽出されたサービス情報を示す抽出情報を、前記第3管理サーバ側受信手段により受信した問合せに対する前記問合応答として、該問合せに係るクライアントに送信する第2管理サーバ側送信手段と、が備えられており、
前記提供サーバにおいて、
前記管理サーバに対して、特定のクライアントに対して提供すべきサービス情報を示す提供情報を送信する第3提供サーバ側送信手段を備えている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のサービス提供システム。
【請求項5】
前記クライアントにおいて、
前記管理サーバに対して、前記仕様情報を送信すべき状態になった旨の事前通知を送信する第4クライアント側送信手段と、
該第4クライアント側送信手段により送信された事前通知を受信した前記管理サーバから送信されてくる送信了承を受信する第4クライアント側受信手段と、が備えられ、
前記第1クライアント側送信手段は、前記第4クライアント側受信手段により送信了承が受信されたことを条件として、前記管理サーバに対して前記仕様情報を送信する、ように構成されており、
前記管理サーバにおいて、
前記クライアントから送信される前記事前通知を受信する第4管理サーバ側受信手段と、
該第4管理サーバ側受信手段により事前通知が受信された以降に、前記仕様情報を送信することを了承した旨の送信了承を、該事前通知を送信してきたクライアントに送信する第3管理サーバ側送信手段と、が備えられている
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のサービス提供システム。
【請求項6】
サービス情報を提供する提供サーバおよびクライアントの仕様に関する仕様情報を管理する管理サーバとデータ通信可能な前記クライアントであって、
前記管理サーバに対して、前記仕様情報を送信する第1クライアント側送信手段と、
該第1クライアント側送信手段により送信された仕様情報を受けた管理サーバから送信される登録完了情報を受信する第1クライアント側受信手段と、
前記提供サーバに対して、サービス情報の提供要求を送信する第2クライアント側送信手段と、
前記第2クライアント側送信手段により送信された提供要求を受けた前記提供サーバから送信されるサービス情報を受信する第2クライアント側受信手段と、
該第2クライアント側受信手段により受信されたサービス情報に基づき、前記クライアントが備える機能手段を実行させる機能実行手段と、
前記第1クライアント側送信手段により仕様情報が送信されてから、前記第1クライアント側受信手段により登録完了情報が受信されるまでの間、前記提供サーバからのサービス情報の提供が受けられないように制限するサービス制限手段と、を備えている
ことを特徴とするクライアント。
【請求項7】
サービス情報の提供を受けるクライアント、および、該クライアントに対して前記サービス情報を提供する提供サーバとデータ通信可能なサーバであって、
前記クライアントにより送信された該クライアントの仕様に関する仕様情報を受信する第1管理サーバ側受信手段と、
該第1管理サーバ側受信手段により受信された仕様情報を、該仕様情報を送信してきたクライアントと対応づけて登録する情報登録手段と、
該情報登録手段により、前記第1管理サーバ側受信手段により受信された仕様情報に対する登録が完了した旨を通知するための登録完了情報を、この仕様情報を送信してきたクライアントに対して送信する第1管理サーバ側送信手段と、を備えている
ことを特徴とするサーバ。
【請求項8】
サービス情報の提供を受けるクライアント、および、該クライアントの仕様に関する仕様情報を管理する管理サーバとデータ通信可能なサーバであって、
前記クライアントから送信されたサービス情報の提供要求を受信する第1提供サーバ側受信手段と、
該第1提供サーバ側受信手段により提供要求が受信されたことを条件として、該提供要求を送信してきたクライアントに対応づけて前記管理サーバ側に登録されている仕様情報に基づいて、サービス情報を生成する情報生成手段と、
該情報生成手段により生成されたサービス情報を、前記第1提供サーバ側受信手段により受信された提供要求を送信してきたクライアントに対して送信する第1提供サーバ側送信手段と、を備えている
ことを特徴とするサーバ。
【請求項9】
サービス情報を提供する提供サーバおよびクライアントの仕様に関する仕様情報を管理する管理サーバとデータ通信可能な前記クライアントを制御するためのプログラムであって、
前記管理サーバに対して、前記仕様情報を送信する第1クライアント側送信手順と、
該第1クライアント側送信手順により送信された仕様情報を受けた管理サーバから送信される登録完了情報を受信する第1クライアント側受信手順と、
前記提供サーバに対して、サービス情報の提供要求を送信する第2クライアント側送信手順と、
前記第2クライアント側送信手段により送信された提供要求を受けた前記提供サーバから送信されるサービス情報を受信する第2クライアント側受信手順と、
該第2クライアント側受信手順により受信されたサービス情報に基づき、前記クライアントが備える機能手段を実行させる機能実行手順と、
前記第1クライアント側送信手順により仕様情報が送信されてから、前記第1クライアント側受信手順により登録完了情報が受信されるまでの間、前記提供サーバからのサービス情報の提供が受けられないように制限するサービス制限手順と、が含まれている
ことを特徴とするプログラム。
【請求項10】
サービス情報の提供を受けるクライアント、および、該クライアントに対して前記サービス情報を提供する提供サーバとデータ通信可能なサーバを制御するためのプログラムであって、
前記クライアントにより送信された該クライアントの仕様に関する仕様情報を受信する第1管理サーバ側受信手順と、
該第1管理サーバ側受信手順により受信された仕様情報を、該仕様情報を送信してきたクライアントと対応づけて登録する情報登録手順と、
該情報登録手順により、前記第1管理サーバ側受信手順により受信された仕様情報に対する登録が完了した旨を通知するための登録完了情報を、この仕様情報を送信してきたクライアントに対して送信する第1管理サーバ側送信手順と、が含まれている
ことを特徴とするプログラム。
【請求項11】
クライアント、および、該クライアントの仕様に関する仕様情報を管理する管理サーバとデータ通信可能なサーバを制御するためのプログラムであって、
前記クライアントから送信された提供要求を受信する第1提供サーバ側受信手順と、
該第1提供サーバ側受信手順により提供要求が受信された際、該提供要求を送信してきたクライアントに対応づけて前記管理サーバ側に登録されている仕様情報に基づいて、サービス情報を生成する情報生成手順と、
該情報生成手順により生成されたサービス情報を、前記第1提供サーバ側受信手順により受信された提供要求を送信してきたクライアントに対して送信する第1提供サーバ側送信手順と、が含まれている
ことを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバからクライアントに対してサービスを提供するサービス提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、クライアント(デジタル複写機)が備えていない機能を、ネットワークを介して接続されたサーバ(ホストコンピュータ)にて実現するといったサービスを提供するためのシステムが提案されている(特許文献1参照。)。
【0003】
このシステムでは、クライアントからサーバへ、クライアントの有する機能に関する機能情報(制御用のコマンドコードや画像の濃度データなどのビットデータ)を送信し、サーバが、受信した機能情報の内容を解析して、クライアントから取得した情報(画像データ)に対応する情報処理(画像処理)を行う。こうしてサーバにより処理を施された情報はクライアントに返信され、この情報がクライアント側で処理(印刷)される。
【0004】
また、このシステムにおいては、サーバに新規機能が追加されるなどにより機能が変更されると、サーバからクライアントへ変更された機能の内容が送信され、クライアントでは、クライアント自身に登録すべき機能をユーザに選択させる。つまり、このシステムでは、新規機能のうちユーザが使用したいものをクライアントへ登録することにより、その機能がサーバを介して利用可能とすることができる。
【特許文献1】特開平9−238215号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述したシステムにおいては、例えば、印字オプション追加や用紙カセット変更などクライアントにおける仕様の変化に対して、サーバ側で柔軟に対応することができない。それは、クライアント側の仕様が変更されたとしても、そのことをサーバ側で認識することができないため、サーバから提供されるサービスに対して、クライアント側で適切にその提供を受けることができなくなるからである。
【0006】
このような場合、サーバからサービス情報(例えば、コンテンツ。)の提供を受ける毎に、そのサービスの内容に合わせてクライアント側で機能を適切な状態に変更するといった作業を行えばよいが、このようなことは非常に面倒である。また、サーバ側でサービス情報を提供すべきタイミングとなったときに行われる形態のサービスにおいては、サーバ側の都合でサービス情報の提供が行われるため、その都度クライアント側で仕様を適切な状態に変更するといった作業を行うといったことが困難な場合がある。
【0007】
また、サーバからのサービス情報の提供を受ける毎に、クライアント側で仕様を適切な状態に変更するとしても、そのような変更はユーザの操作によりなされることから、クライアントにおける全ての機能、および、提供を受けるサービスにおいてクライアントの仕様をどのような状態に変更しなければならないか、といったことをユーザが把握しておかなければ、適切にサービス情報の提供を受けることができず、ユーザに対する負担が大きく、利便性を大きく低下させる要因となってしまう。
【0008】
本発明は、この課題を解決するためになされたものであり、その目的は、クライアントが備えていない機能をサーバにより実現するシステムにおいて、クライアント側で仕様を変更するための作業を発生させることなく、適切にサービスの提供を受けられるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために請求項1に記載のサービス提供システムは、サービス情報の提供を受けるクライアント、該クライアントに対して前記サービス情報を提供する提供サーバ、および、前記クライアントが予め備えたまたは該クライアントに追加された機能手段の仕様に関する仕様情報を管理する管理サーバを含むサービス提供システムである。
【0010】
このシステムにおける前記クライアントは、前記管理サーバに対して、前記仕様情報を送信する第1クライアント側送信手段と、該第1クライアント側送信手段により送信された仕様情報を受けた管理サーバから送信される登録完了情報を受信する第1クライアント側受信手段と、前記提供サーバに対して、サービス情報の提供要求を送信する第2クライアント側送信手段と、前記第1クライアント側送信手段により仕様情報が送信されてから、前記第1クライアント側受信手段により登録完了情報が受信されるまでの間、前記提供サーバからのサービス情報の提供が受けられないように制限するサービス制限手段と、を備えている。
【0011】
また、前記管理サーバは、前記クライアントにより送信された仕様情報を受信する第1管理サーバ側受信手段と、該第1管理サーバ側受信手段により受信された仕様情報を、該仕様情報を送信してきたクライアントと対応づけて登録する情報登録手段と、該情報登録手段により、前記第1管理サーバ側受信手段により受信された仕様情報に対する登録が完了した旨を通知するための登録完了情報を、この仕様情報を送信してきたクライアントに対して送信する第1管理サーバ側送信手段と、を備えている。
【0012】
そして、前記提供サーバは、前記クライアントから送信された提供要求を受信する第1提供サーバ側受信手段と、該第1提供サーバ側受信手段により提供要求が受信されたことを条件として、該提供要求を送信してきたクライアントに対応づけて前記管理サーバ側に登録されている仕様情報に基づいて、サービス情報を生成する情報生成手段と、を備えている。
【0013】
このように構成されたサービス提供システムによれば、クライアントから管理サーバに対し、このクライアントの仕様を示す仕様情報が送信され、管理サーバ側でクライアントの仕様情報が管理されるようになる。そして、クライアントからの要求を受けた提供サーバが、このクライアントに対してサービスを提供するときには、管理サーバ側で管理されている仕様情報に基づいてサービス関するサービス情報が生成される。
【0014】
つまり、提供サーバは、管理サーバで管理されている仕様情報を参照することにより、サービスの提供を要求してきたクライアントに対し、このクライアントの仕様にあったサービス情報を生成することができる。そのため、クライアントから管理サーバへの仕様情報の送信を、サービス提供システムの構成要素となったタイミングや、その後、クライアントの仕様が変更されたタイミングなどに行うように構成することで、クライアント側での変更作業を伴うことなく、クライアントにおける仕様の変化に提供サーバ側で柔軟に対応して適切なサービスの提供を実現することができるようになる。
【0015】
また、本システムにおいては、提供サーバが管理サーバ側で管理されている仕様情報を参照する構成であるため、クライアントは、この管理サーバ側で管理される仕様情報が最新の状態となっているときにサービスの提供を受けなければ、古い仕様情報に基づいて生成されたサービス情報がクライアントに送信されてしまい、クライアント側で適切なサービスの提供を受けられなくなる恐れがある。
【0016】
ところが、クライアントは、提供サービス制限手段によって、第1クライアント側送信手段により仕様情報が送信されてから、第1クライアント側受信手段により登録完了情報が受信されるまでの間、つまり送信した仕様情報の管理サーバ側での登録が完了するまでの間、提供サーバからのサービスの提供が受けられないように制限される。そのため、クライアントは、管理サーバ側で管理されている仕様情報が最新の状態になっていない場合、先に送信した仕様情報が管理サーバ側で登録されて最新の状態となるまで、誤って不適切なサービスの提供がなされてしまう、といったことを防止できる。
【0017】
なお、上述したクライアントにおいて、第1クライアント側送信手段は、管理サーバに対して仕様情報を送信する手段であって、その仕様情報を送信するタイミングとしては、本サービス提供システムの構成要素となったことを検出する検出手段を備えた構成であれば、この検出手段により構成要素となったタイミングとすることが考えられる。また、クライアントの仕様が変更されたことを検出する検出手段を備えた構成であれば、この検出手段によりクライアントの仕様が変更されたタイミングとすることが考えられる。
【0018】
また、第2クライアント側送信手段は、サービス情報の提供要求を送信する手段であって、その提供要求を送信するタイミングとしては、例えば、クライアントの操作により、提供要求を送信するアクセス先(提供サーバにおける特定のURLやポートなど)への直接的なアクセスが行われたタイミングや、クライアントにおいて、特定の処理が行われたタイミングなどとすることが考えられる。
【0019】
また、上述した提供サーバにおいて、情報生成手段は、管理サーバ側で管理されている仕様情報に基づいてサービス情報を生成する手段であるが、提供サーバおよび管理サーバが別体のサーバとして構成されている場合には、提供サーバから管理サーバに対する仕様情報の要求、および、この要求を受けた管理サーバから提供サーバに対する仕様情報の送信、といった処理を経て、この仕様情報を受信した提供サーバ側にてサービス情報を生成するように構成すればよい。
【0020】
また、上述したサービス提供システムにおいて、クライアントにサービスを提供するための具体的な構成としては、請求項2に記載のように構成するとよい。
すなわち、請求項1に記載のサービス提供システムを前提とする請求項2において、前記クライアントは、前記第2クライアント側送信手段により送信された提供要求を受けた前記提供サーバから送信されるサービス情報を受信する第2クライアント側受信手段と、該第2クライアント側受信手段により受信されたサービス情報に基づき、前記クライアントが備える機能手段を実行させる機能実行手段と、を備えている。そして、前記提供サーバは、前記情報生成手段により生成されたサービス情報を、前記第1提供サーバ側受信手段により受信された提供要求を送信してきたクライアントに対して送信する第1提供サーバ側送信手段を備えている。
【0021】
このように構成すれば、提供サーバ側で生成されたサービス情報をクライアント側に提供するという態様により、このクライアントにサービスを提供することができる。
また、上述した各構成を前提とする請求項3に記載のサービス提供システムは、前記クライアントにおいて、前記サービス制限手段は、前記第2クライアント側送信手段による提供要求の送信を制限することで、前記提供サーバからのサービス情報の提供が受けられないようにする、ように構成されていることを特徴とする。
【0022】
このように構成すれば、クライアントは、送信した仕様情報の管理サーバ側での登録が完了するまでの間、提供要求の送信を制限するため、クライアントから提供サーバに直接なされる提供要求に基づいて提供サーバがサービス情報を生成したり、サービス情報を送信してしまったりということが起こることはなく、これにより、誤って不適切なサービスの提供がなされることを防止できる。
【0023】
なお、ここで、「第2クライアント側送信手段による提供要求の送信を制限する」とは、提供要求の送信が行われないようにすることであって、その具体的な制限方法については特に限定されない。
【0024】
また、上述した各構成を前提とする請求項4に記載のサービス提供システムは、前記クライアントにおいて、前記管理サーバに対して、前記提供サーバから当該クライアントに提供すべきサービス情報の存在の問合せを送信する第3クライアント側送信手段と、該第3クライアント側送信手段により送信された問合せを受けた提供サーバから送信されてくる問合応答を受信する第3クライアント側受信手段と、が備えられ、前記第2クライアント側送信手段は、前記第3クライアント側受信手段により受信された提供すべきサービス情報が存在することを内容とする問合応答に基づいて、該問合応答で示されるサービス情報の提供要求を前記提供サーバに対して送信して、前記サービス制限手段は、少なくとも、前記第2クライアント側送信手段による提供要求の送信、および、前記第3クライアント側送信手段による問合せの送信のうちいずれか一方を制限することで、前記提供サーバからのサービス情報の提供が受けられないようにする、ように構成されている。
【0025】
また、前記管理サーバにおいて、前記提供サーバから特定のクライアントに対して提供すべきサービス情報を示す提供情報を受信する第2管理サーバ側受信手段と、該第2管理サーバ側受信手段により受信された提供情報に基づいて、特定のクライアントに対して提供すべきサービス情報を登録する情報管理手段と、前記クライアントから該クライアントに提供すべきサービス情報の存在の問合せを受信する第3管理サーバ側受信手段と、該第3管理サーバ側受信手段により受信された問合せに応じて、前記情報管理手段により登録されたサービス情報の中から、該問合せに係るクライアントに提供すべきサービス情報を抽出する提供サービス抽出手段と、該提供サービス抽出手段により抽出されたサービス情報を示す抽出情報を、前記第3管理サーバ側受信手段により受信した問合せに対する前記問合応答として、該問合せに係るクライアントに送信する第2管理サーバ側送信手段と、を備えている。
【0026】
そして、前記提供サーバにおいて、前記管理サーバに対して、特定のクライアントに対して提供すべきサービス情報を示す提供情報を送信する第3提供サーバ側送信手段が備えられている。
【0027】
このように構成すれば、クライアントは、送信した仕様情報の管理サーバ側での登録が完了するまでの間、少なくとも第3クライアント側受信手段により受信された提供すべきサービス情報が存在することを内容とする問合応答に基づく提供サーバに対する提供要求の送信、および、管理サーバに対するサービスの問い合わせのうちいずれか一方を制限するため、前者の場合であれば、提供要求に基づいて提供サーバがサービス情報を生成したり、サービス情報を送信してしまったりということが起こることはなく、これにより、誤って不適切なサービスの提供がなされることを防止できる。また、後者の場合であれば、問い合わせに基づいて管理サーバが抽出情報を送信してくることはなく、この抽出情報の受信を前提とする提供要求の送信もなされなくなるため、これにより、誤って不適切なサービスの提供がなされることを防止できる。
【0028】
なお、ここで、「第2クライアント側送信手段による提供要求の送信を制限する」とは、提供要求の送信が行われないようにすることであって、その具体的な制限方法については特に限定されない。また、「前記第3クライアント側送信手段による問い合わせの送信を制限する」とは、問い合わせの送信が行われないようにすることであって、その具体的な制限方法については特に限定されない。
【0029】
また、上述した各構成を前提とする請求項5に記載のサービス提供システムは、前記クライアントにおいて、前記管理サーバに対して、前記仕様情報を送信すべき状態になった旨の事前通知を送信する第4クライアント側送信手段と、該第4クライアント側送信手段により送信された事前通知を受信した前記管理サーバから送信されてくる送信了承を受信する第4クライアント側受信手段と、が備えられ、前記第1クライアント側送信手段は、前記第4クライアント側受信手段により送信了承が受信されたことを条件として、前記管理サーバに対して前記仕様情報を送信する、ように構成されている。そして、前記管理サーバにおいて、前記クライアントから送信される前記事前通知を受信する第4管理サーバ側受信手段と、該第4管理サーバ側受信手段により事前通知が受信された以降に、前記仕様情報を送信することを了承した旨の送信了承を、該事前通知を送信してきたクライアントに送信する第3管理サーバ側送信手段と、が備えられている。
【0030】
このように構成すれば、クライアント側において、本サービス提供システムの構成要素となったタイミングや、クライアントの仕様が変更されたタイミングなど、クライアントが予め備えたまたは該クライアントに追加された機能手段の仕様に関する仕様情報を送信すべき状態になった際、直ちに仕様情報を送信するのではなく、事前通知が行われる。そして、この事前通知を受けた管理サーバは、送信了承を送信することができるタイミング、つまり管理サーバ側で仕様情報を受信して登録する準備が整っている状態で、事前通知を行ったクライアントからの仕様情報を受け入れることができる。
【0031】
なお、この構成においては、例えば、管理サーバ側での処理負担が一定以下の大きさとなっているとき、または、特定の処理を行っていないときに限って、事前通知を受けたクライアントに対する送信了承の送信を行うこととしてもよい。この場合、管理サーバ側における処理の都合に合わせて仕様情報を受け入れることができるようになるため好適である。
【0032】
また、請求項6に記載のクライアントは、サービス情報を提供する提供サーバおよびクライアントの仕様に関する仕様情報を管理する管理サーバとデータ通信可能な前記クライアントであって、前記管理サーバに対して、前記仕様情報を送信する第1クライアント側送信手段と、該第1クライアント側送信手段により送信された仕様情報を受けた管理サーバから送信される登録完了情報を受信する第1クライアント側受信手段と、前記提供サーバに対して、サービス情報の提供要求を送信する第2クライアント側送信手段と、前記第2クライアント側送信手段により送信された提供要求を受けた前記提供サーバから送信されるサービス情報を受信する第2クライアント側受信手段と、該第2クライアント側受信手段により受信されたサービス情報に基づき、前記クライアントが備える機能手段を実行させる機能実行手段と、前記第1クライアント側送信手段により仕様情報が送信されてから、前記第1クライアント側受信手段により登録完了情報が受信されるまでの間、前記提供サーバからのサービス情報の提供が受けられないように制限するサービス制限手段と、を備えている。
【0033】
このように構成されたクライアントによれば、請求項2から6のいずれかに記載のサービス提供システムの一部(クライアント)を構成することができる。
なお、このクライアントにおいては、請求項3から6のいずれかに記載のクライアントの備える全ての手段を備えた構成とすることも可能である。また、サービス情報が、例えば、郵送等で送信されてくる場合、第2クライアント側受信手段と機能実行手段を省略した構成とすることもできる。
【0034】
また、請求項7に記載のサーバは、サービス情報の提供を受けるクライアント、および、該クライアントに対して前記サービス情報を提供する提供サーバとデータ通信可能なサーバであって、前記クライアントにより送信された該クライアントの仕様に関する仕様情報を受信する第1管理サーバ側受信手段と、該第1管理サーバ側受信手段により受信された仕様情報を、該仕様情報を送信してきたクライアントと対応づけて登録する情報登録手段と、該情報登録手段により、前記第1管理サーバ側受信手段により受信された仕様情報に対する登録が完了した旨を通知するための登録完了情報を、この仕様情報を送信してきたクライアントに対して送信する第1管理サーバ側送信手段と、を備えている。
【0035】
このように構成されたサーバによれば、請求項1から6のいずれかに記載のサービス提供システムの一部(管理サーバ)を構成することができる。
なお、このサーバにおいては、請求項2から6のいずれかに記載の管理サーバの備える全ての手段を備えた構成としてもよい。
【0036】
また、請求項8に記載のサーバは、サービス情報の提供を受けるクライアント、および、該クライアントの仕様に関する仕様情報を管理する管理サーバとデータ通信可能なサーバであって、前記クライアントから送信されたサービス情報の提供要求を受信する第1提供サーバ側受信手段と、該第1提供サーバ側受信手段により提供要求が受信されたことを条件として、該提供要求を送信してきたクライアントに対応づけて前記管理サーバ側に登録されている仕様情報に基づいて、サービス情報を生成する情報生成手段と、該情報生成手段により生成されたサービス情報を、前記第1提供サーバ側受信手段により受信された提供要求を送信してきたクライアントに対して送信する第1提供サーバ側送信手段と、を備えている。
【0037】
このように構成されたサーバによれば、請求項2から6のいずれかに記載のサービス提供システムの一部(提供サーバ)を構成することができる。
なお、このサーバにおいては、請求項3から6のいずれかに記載の提供サーバの備える全ての手段を備えた構成とすることも可能である。また、サービス情報が、例えば、郵送等で送信されてくる場合、第1提供サーバ側送信手段を省略した構成とすることもできる。
【0038】
また、請求項9に記載のプログラムは、サービス情報を提供する提供サーバおよびクライアントの仕様に関する仕様情報を管理する管理サーバとデータ通信可能な前記クライアントを制御するためのプログラムであって、前記管理サーバに対して、前記仕様情報を送信する第1クライアント側送信手順と、該第1クライアント側送信手順により送信された仕様情報を受けた管理サーバから送信される登録完了情報を受信する第1クライアント側受信手順と、前記提供サーバに対して、サービス情報の提供要求を送信する第2クライアント側送信手順と、前記第2クライアント側送信手段により送信された提供要求を受けた前記提供サーバから送信されるサービス情報を受信する第2クライアント側受信手順と、該第2クライアント側受信手順により受信されたサービス情報に基づき、前記クライアントが備える機能手段を実行させる機能実行手順と、前記第1クライアント側送信手順により仕様情報が送信されてから、前記第1クライアント側受信手順により登録完了情報が受信されるまでの間、前記提供サーバからのサービス情報の提供が受けられないように制限するサービス制限手順と、が含まれている。
【0039】
このようなプログラムにより制御されるクライアントは、請求項2から6のいずれかに記載のサービス提供システムの一部(クライアント)を構成することができる。
なお、このプログラムにおいては、請求項3から6のいずれかに記載のクライアントの備える全ての手段として機能させるための処理手順を、クライアントに実行させるためのプログラムとして構成することも可能である。また、サービス情報が、例えば、郵送等で送信されてくる場合、第2クライアント側受信手順と機能実行手順を省略した構成とすることもできる。
【0040】
また、請求項10に記載のプログラムは、サービス情報の提供を受けるクライアント、および、該クライアントに対して前記サービス情報を提供する提供サーバとデータ通信可能なサーバを制御するためのプログラムであって、前記クライアントにより送信された該クライアントの仕様に関する仕様情報を受信する第1管理サーバ側受信手順と、該第1管理サーバ側受信手順により受信された仕様情報を、該仕様情報を送信してきたクライアントと対応づけて登録する情報登録手順と、該情報登録手順により、前記第1管理サーバ側受信手順により受信された仕様情報に対する登録が完了した旨を通知するための登録完了情報を、この仕様情報を送信してきたクライアントに対して送信する第1管理サーバ側送信手順と、が含まれている。
【0041】
このようなプログラムにより制御されるサーバは、請求項1から6のいずれかに記載のサービス提供システムの一部(管理サーバ)を構成することができる。
なお、このプログラムにおいては、請求項2から6のいずれかに記載の管理サーバの備える全ての手段として機能させるための処理手順を、サーバに実行させるためのプログラムとして構成してもよい。
【0042】
また、請求項11に記載のプログラムは、クライアント、および、該クライアントの仕様に関する仕様情報を管理する管理サーバとデータ通信可能なサーバを制御するためのプログラムであって、前記クライアントから送信された提供要求を受信する第1提供サーバ側受信手順と、該第1提供サーバ側受信手順により提供要求が受信された際、該提供要求を送信してきたクライアントに対応づけて前記管理サーバ側に登録されている仕様情報に基づいて、サービス情報を生成する情報生成手順と、該情報生成手順により生成されたサービス情報を、前記第1提供サーバ側受信手順により受信された提供要求を送信してきたクライアントに対して送信する第1提供サーバ側送信手順と、が含まれている。
【0043】
このようなプログラムにより制御されるサーバは、請求項2から6のいずれかに記載のサービス提供システムの一部(提供サーバ)を構成することができる。
なお、このプログラムにおいては、請求項3から6のいずれかに記載の提供サーバの備える全ての手段として機能させるための処理手順を、サーバに実行させるためのプログラムとして構成することも可能である。また、サービス情報が、例えば、郵送等で送信されてくる場合、第1提供サーバ側送信手順を省略した構成とすることもできる。
【0044】
以上説明したプログラムは、コンピュータによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、各装置にあらかじめインストールされたものであってもよいし、例えば、FD、CD−ROM、メモリーカードなどの記録媒体やインターネットなどの通信回線網を介して、各装置(クライアントやサーバ)、または、各装置を利用するユーザに提供されるものであってもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0045】
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(1)全体構成
サービス提供システムは、図1に示すように、複合機10、デバイス管理サーバ(以降、「管理サーバ」という)20、情報提供サーバ(以降、「提供サーバ」という)30などからなり、これらがネットワーク1を介してデータ通信可能に接続されている。なお、複合機10、管理サーバ20および提供サーバ30は、それぞれルータ(R;周知のブロードバンドルータ)2〜4を介してネットワーク1と接続されている。
【0046】
複合機10は、制御部11、操作部12、読取部13、記録部14、通信部15、記憶部16、音入力部17、音出力部18などを備えている。
これらのうち、制御部11は、CPU、ROM、RAM等を備え、このCPUが、ROMに記憶されているプログラムに従って複合機10全体を統括制御する。
【0047】
また、操作部12は、コピーキー、スキャナキー、FAXキー、サービスキー、設定キー、上下左右の方向キー、OKキー、キャンセルキー、ディスプレイなどからなるユーザインタフェースとして構成されたものである。
【0048】
また、読取部13は、スキャナとしての機能を実現するための入力デバイスであり、用紙等のシート状記録媒体に記録された画像を読み取り、その画像を表す画像データを生成する。
【0049】
また、記録部14は、プリンタとしての機能を実現するための出力デバイスであり、画像データの表す画像を用紙等のシート状記録媒体に印刷する。
また、通信部15は、複合機10をネットワーク1に接続すると共に、このネットワーク1を介してデータを送受信するための処理を行う。
【0050】
また、記憶部16は、図示しない不揮発性RAMからなり、この不揮発性RAMにデータを記憶可能に構成されている。
また、音入力部17は、本複合機10が備える図示しないハンドセット(受話器)に設けられたマイクから音を入力し、その音を表す音データ(PCMデータ)を生成する。
【0051】
そして、音出力部18は、音データ(PCMデータ)の表す音を、図示しないハンドセットに設けられたスピーカ、又は、複合機本体に設けられた図示しないスピーカから出力する。
【0052】
管理サーバ20は、制御部22、通信部24、記憶部26などを備えている。
これらのうち、制御部22は、CPU、ROM、RAMなどを備え、このCPUが、ROMに記憶されているプログラムに従って管理サーバ20全体を統括制御する。
【0053】
また、通信部24は、管理サーバ20をネットワーク1に接続すると共に、このネットワーク1を介してデータを送受信するための処理を行う。
そして、記憶部26は、図示しないハードディスクからなり、このハードディスクにデータを記憶する。
【0054】
提供サーバ30は、制御部32、通信部34、記憶部36などを備えている。
これらのうち、制御部32は、CPU、ROM、RAMなどを備え、このCPUが、ROMに記憶されているプログラムに従って提供サーバ30全体を統括制御する。なお、この制御部32は、複合機10の制御部11に比べて充分に高性能な構成とされており、複合機10の制御部11では実行困難な処理についても行うことができる。
【0055】
また、通信部34は、提供サーバ30をネットワーク1に接続すると共に、このネットワーク1を介してデータを送受信するための処理を行う。
そして、記憶部36は、図示しないハードディスクからなり、このハードディスクにデータを記憶可能に構成されている。
(2)複合機10による処理
以下に、複合機10の制御部11により実行される処理の手順を説明する。
(2−1)デバイス処理
はじめに、デバイス処理の処理手順を図2、図3に基づいて説明する。このデバイス処理は、複合機10の起動後、繰り返し実行される。
【0056】
このデバイス処理が起動されると、まず、ジョブ問い合わせOSメッセージが生成される(s102)。ここでは、本デバイス処理のプロセスに対して渡すべきOSメッセージとして、ジョブ問い合わせメッセージが生成される。
【0057】
こうして、OSメッセージが受信されたら(s104:YES)、そのOSメッセージが「ジョブ問い合わせOSメッセージ」であるか否かがチェックされる(s110)。
このs110で「ジョブ問い合わせOSメッセージ」であると判定された場合(s110:YES)、デバイスステートに「Ready」がセットされているか否かのチェックが行われる(s112)。このデバイスステートとは、後述のように、複合機10の仕様が変更された際に「SpecChg」がセットされ、その旨を通知したデバイス管理サーバからの返信があった場合に「Ready」がセットされることとなる変数である。
【0058】
このs112で、デバイスステートに「Ready」がセットされていると判定された場合(s112:YES)、管理サーバ20に対し、複合機10にて実行すべきジョブの有無についての問い合わせが行われる(s114)。この問い合わせは、複合機10に割り当てられたデバイスIDが特定可能な状態で行われるリクエストである。管理サーバ20には、後述のように、1以上のクライアントそれぞれのデバイスIDを、クライアントそれぞれにて実行すべきジョブの内容、および、このジョブを実行する際にアクセスすべきアドレス(URL)に対応付けて登録したジョブデータベースが記憶されている。そして、このs114の問い合わせを受けた管理サーバ20は、ジョブデータベースから、この問い合わせに係る複合機10のデバイスIDに対応するレコードを抽出し、そのレコード(対応するレコードが抽出されない場合にはその旨)示す登録情報をレスポンスとして送信してくる。なお、以降、特に記載しない限り、複合機10から送信されるリクエストには、常にデバイスIDが付加されているものとする。
【0059】
こうして、問い合わせが行われた後、管理サーバ20からのレスポンスが受信されるまでの待機を経て(s116:NO)、レスポンスが受信されたら(s116:YES)、このレスポンスである登録情報に基づいて、複合機10にて実行すべきジョブが有るか否かがチェックされる(s118)。
【0060】
このs118で、複合機10にて実行すべきジョブが無いと判定された場合(s118:NO)、ジョブ問い合わせタイマーをセットした後(s120)、s104へ戻る。このs120では、図4に示すように、一定時間(例えば、10分)の待機を経て(s202)、ジョブ問い合わせOSメッセージを生成する(s204)、といった処理が行われる。
【0061】
一方、上述したs118で、複合機10にて実行すべきジョブが有ると判定された場合(s118:YES)、そのジョブに対応する処理を実行した後(s122)、s104へ戻る。このs122では、図5に示すように、管理サーバ20からのレスポンスである登録情報で示されるジョブ(の内容)が、提供サーバ30から情報の提供を受けるサービスに関するジョブであれば(s212:YES)、上記登録情報で示されるアドレス(本実施形態においては、提供サーバ30のアドレス)に、サービス提供ジョブの実行要求が送信され(s214)、これを受けたアクセス先(提供サーバ30)から返信されてくるサービス情報が受信されたら(s216)、このサービス情報で示される情報の記録部14による出力(記録)が行われる(s218)。その一方、上記登録情報で示されるサービスが後述するデバイス仕様要求ジョブであれば(s212:NO、s220:YES)、デバイス仕様要求OSメッセージを生成する(s222)。そして、上記登録情報で示されるサービスが後述するデバイス仕様要求ジョブでなければ(s220:NO)、そのジョブに対応する処理(その他の処理)が行われる(s224)。
【0062】
また、上述したs110で「ジョブ問い合わせOSメッセージ」でないと判定された場合(s110:NO)、そのOSメッセージが「デバイス仕様変更OSメッセージ」であるか否かがチェックされる(s130)。この「デバイス仕様変更OSメッセージ」は、後述のように、複合機10の仕様が変更された際に生成されるOSメッセージである。
【0063】
このs130で「デバイス仕様変更OSメッセージ」であると判定された場合(s130:YES)、複合機10の仕様が変更された旨を通知するための「仕様変更通知」を管理サーバ20にリクエストとして送信する(s132)。この仕様変更通知を受けた管理サーバ20からは、後述のように、デバイス仕様要求ジョブの登録が行われた後、その旨を通知するための送信了承がレスポンスとして送信されてくる。
【0064】
こうして、仕様変更通知が送信された後、管理サーバ20からのレスポンスが受信されるまでの待機を経て(s134:NO)、レスポンスが受信されたら(s134:YES)、ジョブ問い合わせOSメッセージが生成された後(s136)、s104へ戻る。
【0065】
また、上述したs130で「デバイス仕様変更OSメッセージ」でないと判定された場合(s130:NO)、そのOSメッセージが「デバイス仕様要求OSメッセージ」であるか否かがチェックされる(s150)。この「デバイス仕様要求OSメッセージ」は、上述のように、図5におけるs222にて生成されるOSメッセージである。
【0066】
このs150で「デバイス仕様要求OSメッセージ」であると判定された場合(s150:YES)、複合機10の仕様を示す情報である仕様情報を生成し(s152)、こうして生成した仕様情報を管理サーバ20へリクエストとして送信する(s154)。ここで生成される仕様情報で示される仕様とは、例えば、複合機10の有する機能(読取り、記録、音声入出力)についての固定的なパラメータの他、複合機10にインストールされているファームウェアのバージョン、複合機10に着脱可能な機能拡張ユニットが装着されているか否かといった適宜変更しうるパラメータなどのことである。また、ここで送信した仕様情報を受信した管理サーバ20からは、この仕様情報で示される仕様の登録が行われた後、その登録が終了した旨を通知するための登録完了情報がレスポンスとして送信されてくる。
【0067】
こうして、仕様情報が送信された後、管理サーバ20からのレスポンスが受信されるまでの待機を経て(s156:NO)、レスポンスが受信されたら(s156:YES)、上述したデバイスステートに「Ready」がセットされ(s158)、ジョブ問い合わせOSメッセージが生成された後(s160)、s104へ戻る。
【0068】
そして、上述したs150で「デバイス仕様要求OSメッセージ」でないと判定された場合(s150:NO)、s104へ戻る。
(2−2)仕様監視処理
次に、仕様監視処理の処理手順を図6に基づいて説明する。この仕様監視処理は、複合機10の起動後、繰り返し実行される。
【0069】
この仕様監視処理が起動されると、まず、複合機10の仕様が変更されるまでの待機を経て(s232:NO)、仕様が変更された場合に(s232:YES)、デバイスステートに「SpecChg」がセットされる(s234)。このs232では、例えば、ファームウェアのアップデートなどによりファームウェアのバージョンに変更があった場合、装着センサ(図示されない)により機能拡張ユニットが新たに装着されたことが検出された場合などに、複合機10の仕様が変更されたと判定される。
【0070】
こうして、デバイスステートに「SpecChg」がセットされたら、デバイス仕様変更OSメッセージが生成された後(s236)、s232へ戻る。この「デバイス仕様変更OSメッセージ」は、図2におけるs104、s130にてチェックされるものである。
(3)管理サーバ20による処理
以下に、管理サーバ20の制御部22により実行される処理の手順を説明する。
(3−1)リクエスト対応処理1
はじめに、リクエスト対応処理1の処理手順を図7に基づいて説明する。このリクエスト対応処理1は、複合機10側からのリクエストを受信する毎に実行される。
【0071】
このリクエスト対応処理1が起動されると、まず、この起動に先立って複合機10から受信したリクエストが、ジョブ問い合わせであるか否かがチェックされる(s312)。この「ジョブ問い合わせ」は、図3におけるs114にて複合機10から送信されてくるリクエストである。
【0072】
このs312でリクエストが「ジョブ問い合わせ」であると判定された場合(s312:YES)、このリクエストを送信してきた複合機10に対し、ジョブの登録情報をレスポンスとして送信された後(s314)、本リクエスト対応処理1が終了される。このs314では、記憶部26に記憶されたジョブデータベースから、リクエストで特定されるデバイスIDに対応するジョブが抽出され、こうして抽出されたジョブを示す情報(抽出されなかった場合にはその旨を示す情報)が登録情報として送信される。この登録情報は、図3のs116で複合機10が受信する。
【0073】
また、s312でリクエストが「ジョブ問い合わせ」でないと判定された場合(s312:NO)、そのリクエストが仕様変更通知であるか否かがチェックされる(s316)。この「仕様変更通知」は、図3におけるs132にて複合機10から送信されてくるリクエストである。
【0074】
このs316でリクエストが「仕様変更通知」であると判定された場合(s316:YES)、このリクエストで特定されるデバイスIDとデバイス仕様要求ジョブとを対応づけてジョブデータベースに登録することで、そのリクエストを送信してきた複合機10に提供すべきサービスの登録が行われ(s318)、この複合機10に対し、そのような登録が行われた旨を通知するための送信了承がレスポンスとして送信された後(s320)、本リクエスト対応処理1が終了される。この送信了承は、図3のs134で複合機10が受信する。
【0075】
また、s316でリクエストが「仕様変更通知」でないと判定された場合(s316:NO)、そのリクエストが仕様情報であるか否かがチェックされる(s322)。この「仕様情報」は、図3におけるs154にて複合機10から送信されてくるリクエストである。
【0076】
このs322でリクエストが仕様情報であると判定された場合(s322:YES)、記憶部26に記憶されたデータベースであって、デバイスIDと仕様とを対応づけて登録してなるデバイス仕様データベースに、そのリクエストで特定されるデバイスIDと仕様とを対応づけて登録することで、そのリクエストを送信してきた複合機10の仕様についての登録が行われ(s324)、この複合機10に対し、そのような登録が行われた旨を通知するための登録完了情報が返信された後(s326)、本リクエスト対応処理1が終了される。この登録完了情報は、図3のs156で複合機10が受信する。
【0077】
そして、s322でリクエストが仕様情報でないと判定された場合(s322:NO)、そのリクエストに対応する処理(その他の処理)が行われた後(s328)、本リクエスト対応処理1が終了される。
(3−2)リクエスト対応処理2
続いて、リクエスト対応処理2の処理手順を図8に基づいて説明する。このリクエスト対応処理2は、提供サーバ30側からのリクエストを受信する毎に実行される。
【0078】
このリクエスト対応処理2が起動されると、まず、この起動に先立って提供サーバ30から受信したリクエストが、ジョブ登録メッセージであるか否かがチェックされる(s342)。この「ジョブ登録メッセージ」は、後述のように、提供サーバ30が、特定のクライアントにて実行すべきジョブを、上述したジョブデータベースに登録させるために送信してくるものであって、特定のデバイスのデバイスID、ジョブの内容、および、ジョブを実行する際にアクセスすべきアドレス(URL)を特定可能なリクエストである。
【0079】
このs342でリクエストが「ジョブ登録メッセージ」であると判定された場合(s342:YES)、そのリクエストで特定されるジョブおよびデバイスIDを対応づけてジョブデータベースに登録し(s344)、このリクエストを送信してきた提供サーバ30に対し、こうして登録が行われた旨を通知するためのジョブ登録通知がレスポンスとして送信された後(s346)、本リクエスト対応処理2が終了される。
【0080】
また、s342でリクエストが「ジョブ登録メッセージ」でないと判定された場合(s342:NO)、そのリクエストが「デバイス仕様要求」であるか否かがチェックされる(s348)。この「デバイス仕様要求」は、後述のように、提供サーバ30が、特定のデバイスの仕様を示す仕様情報を要求するために送信してくるものであって、そのデバイスのデバイスIDを特定可能なリクエストである。
【0081】
このs348でリクエストが「デバイス仕様要求」であると判定された場合(s348:YES)、このリクエストで特定されるデバイスIDに対応する仕様情報をデバイス仕様データベースから抽出し(s350)、そうして抽出した仕様情報が、そのリクエストを送信してきた提供サーバ30にレスポンスとして送信された後(s352)、本リクエスト対応処理2が終了される。
【0082】
そして、s348でリクエストが「デバイス仕様要求」でないと判定された場合(s348:NO)、そのリクエストに対応する処理(その他の処理)が行われた後(s350)、本リクエスト対応処理2が終了される。
(4)提供サーバ30による処理
以下に、提供サーバ30の制御部32により実行される処理の手順を説明する。
(4−1)ジョブ実行処理
はじめに、ジョブ実行の処理手順を図9に基づいて説明する。このジョブ実行処理は、図5におけるs214にて複合機10からサービス提供ジョブの実行要求が送信されてくる毎に実行される。
【0083】
このジョブ実行処理が起動されると、まず、このジョブ実行処理の起動に先立って受信した実行要求から、この実行要求で特定されるデバイスIDを取得する(s402)。
次に、管理サーバ20に対し、s420にて取得されたデバイスIDの複合機10についての仕様情報を要求するためのデバイス仕様要求を送信する(s404)。この「デバイス仕様要求」は、管理サーバ20が図8のリクエスト対応処理2を起動する契機として受信するものであって、こうしてデバイス仕様要求を受信した管理サーバ20からは、同図s352にてデバイス仕様要求による要求に係る仕様情報がレスポンスとして送信されてくる。
【0084】
こうして、デバイス仕様要求を送信したら、管理サーバ20からのレスポンスがあるまでの待機を経て(s406:NO)、レスポンスが受信された場合に(s406:YES)、このレスポンスである仕様情報に基づいて、s402にて実行要求を送信してきた複合機10に対して提供すべきサービス情報が生成される(s408)。ここでは、レスポンスである仕様情報で示される仕様に基づいて、その仕様にて処理可能なコンテンツとなるデータがサービス情報として生成される。
【0085】
そして、このs408にて生成されたサービス情報を、s402にて実行要求を送信してきた複合機10に対して送信して(s410)、本ジョブ実行処理を終了する。このサービス情報は、図5におけるs216にて複合機10が受信するデータである。
(4−2)ジョブ登録処理
続いて、ジョブ登録処理の処理手順を図10に基づいて説明する。このジョブ登録処理は、提供サーバ30に対する操作が行われたとき、または、提供サーバ30外部からの指令が受信されたときに開始される。なお、ここでいう「外部からの指令」とは、提供サーバ30とデータ通信可能な他のネットワークデバイスから送信されてくるものである。
【0086】
このジョブ登録処理が起動されると、まず、このジョブ登録処理に先立って行われた操作、または、受信された指令が、ジョブの登録をするためのジョブ登録要求となるまでの待機を経た後(s422:NO)、その操作または指令としてジョブ登録要求がなされたら(s422:YES)、そのジョブ登録要求に基づいて、ジョブ登録メッセージを作成する(s424)。この「ジョブ登録要求」とは、ジョブの内容、このジョブを実行すべきデバイスのデバイスID、このジョブを実行する際にアクセスすべきアドレス(URL)を伴って行われる指令であり、s424では、このジョブ登録要求に伴うジョブ、デバイスID、アドレスを示すメッセージが、ジョブ登録メッセージとして作成される。
【0087】
次に、s424にて作成されたジョブ登録メッセージが、管理サーバ20に送信される(s426)。このジョブ登録メッセージは、図8のs342で管理サーバ20が受信するリクエストである。このリクエストを受けた管理サーバ20からは、このジョブ登録メッセージに基づく登録が行われた後、その旨を通知するためのジョブ登録通知がレスポンスとして送信されてくる。
【0088】
こうして、ジョブ登録メッセージが送信された後、管理サーバ20からレスポンスとして送信されてくるジョブ登録通知が受信されたら(s428)、こうして管理サーバ20側でジョブの登録が行われた旨のログが残された(その旨が記憶部36に記憶される)、または、ジョブの登録が行われた旨がこのジョブ登録処理に先立って受信された指令の送信元に通知された後(s430)、本ジョブ登録処理が終了される。
(5)作用、効果
このように構成されたサービス提供システムによれば、複合機10から管理サーバ20に対し、この複合機10の仕様を示す仕様情報が送信され(図3のs154)、管理サーバ20側で複合機10の仕様情報が管理されるようになる(図7のs324)。そして、複合機10からの要求を受けた提供サーバ30が、この複合機10に対してサービスを提供する際には、管理サーバ20側で管理されている仕様情報に基づいてサービス関するサービス情報が生成される(図9のs408)。
【0089】
つまり、提供サーバ30は、管理サーバ20で管理されている仕様情報を参照することにより、サービスの提供を要求してきたクライアントに対し、このクライアントの仕様にあったサービス情報を生成することができる。ここで、複合機10から管理サーバ20への仕様情報の送信は、複合機10の仕様が変更されたタイミングで行われるため、複合機10側での変更作業を伴うことなく、複合機10における仕様の変化に提供サーバ30側で柔軟に対応して適切なサービスの提供を実現することができるようになる。
【0090】
また、本システムにおいては、提供サーバ30が管理サーバ20側で管理されている仕様情報を参照する構成であるため、クライアントは、この管理サーバ20側で管理される仕様情報が最新の状態となっているときにサービスの提供を受けなければ、古い仕様情報に基づいて生成されたサービス情報がクライアントに送信されてしまい、クライアント側で適切なサービスの提供を受けられなくなる恐れがある。
【0091】
ところが、複合機10は、仕様が変更されてデバイスステートに「SpecChg」がセットされてから(図6のs234)、デバイスステートに「Ready」がセットされる(図3のs158)までの間、つまり仕様情報に基づく登録が管理サーバ20側で終了した旨のレスポンスを受けるまでの間、同図s114へ移行しないようにすることにより、提供サーバ30からのサービスの提供が受けられないように制限される(図3のs112にて「NO」となる)。そのため、複合機10は、管理サーバ20側で管理されている仕様情報が最新の状態になっていない場合、先に送信した仕様情報が管理サーバ20側で登録されて最新の状態となるまで、誤って不適切なサービスの提供がなされてしまう、といったことを防止できる。
【0092】
また、本サービス提供システムであれば、提供サーバ30側で生成されたサービス情報をクライアント側に提供する(図9のs410)という態様により、このクライアントにサービスを提供することができる。
【0093】
また、上記実施形態において、複合機10は、仕様が変更されて仕様情報を送信すべき状態になったとしても(図6のs232でYES)、直ちに仕様情報を送信するのではなく、まずは仕様が変更された旨を通知するための仕様変更通知を送信することで事前通知を行う(図3のs132)。そして、この事前通知を受けた管理サーバ20は、管理サーバ20側で仕様情報を受信して登録する準備が整っている状態となってから、事前通知を行った複合機10からの仕様情報を受け入れることができる。
(6)変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
【0094】
例えば、上記実施形態においては、管理サーバ20と提供サーバ30とが別体のサーバとされ、それぞれが連携して認証情報の管理およびサービスの提供を実現するように構成されたものを例示した。しかし、管理サーバ20と提供サーバ30とは、一体のサーバとして構成してもよい。また、管理サーバ20の有する機能の一部を提供サーバ30に実現させるように構成したり、提供サーバ30の有する機能の一部を管理サーバ20に実現させるように構成してもよい。
【0095】
また、上記実施形態においては、図6のs232において、ファームウェアのアップデートなどによりファームウェアのバージョンに変更があった場合、装着センサにより機能拡張ユニットが新たに装着されたことが検出された場合などに、複合機10の仕様が変更されたと判定するように構成されたものを例示した。しかし、複合機10の仕様が変更されたと判定するタイミングとして、上述した以外に、例えば、本サービス提供システムの構成要素となったことを検出する検出手段を備えた構成であれば、この検出手段により構成要素となったタイミングなどが考えられる。
【0096】
また、上記実施形態において、複合機10から提供サーバ30に対してサービス提供を要求されるのが、特定の処理、具体的にいうと、ジョブ問い合わせOSメッセージが生成されたタイミングとなっている構成を例示した。しかし、複合機10から提供サーバ30に対してサービスの提供が要求されるのは、例えば、複合機10の操作部12への特定操作により、提供要求を送信するアクセス先(提供サーバにおける特定のURLやポートなど)への直接的なアクセスが行われたタイミングなどとしてもよい。この場合、その特定操作が行われたときに、図3のs112以降の処理が行われるようにすればよい。
【0097】
また、上記実施形態においては、提供サーバ30が、サービス提供ジョブの実行要求を送信してきたクライアントにつき、このクライアントの仕様情報に基づいてサービス情報を生成し、このサービス情報をクライアントに提供することで、このクライアントに対するサービスの提供を実現するように構成されたものを例示した。しかし、提供サーバ30により実現されるサービスの提供としては、例えば、クライアントから提供された処理対象データと、このクライアントの仕様情報とに基づいて生成したサービス情報をクライアントに提供するといった態様で実現することも考えられる。具体的に、クライアントは、第2クライアント側送信手段により送信された提供要求を受けた提供サーバから、サービスの提供を受けるのに必要な処理対象データの送信要求を受信する第5クライアント側受信手段と、該第3クライアント側受信手段により送信要求が受信された際に、提供サーバに対して処理対象データを送信する第5クライアント側送信手段と、を備え、前記第2クライアント側受信手段が、該第5クライアント側送信手段により送信された処理対象データを受けた提供サーバから送信されるサービス情報を受信する、ように構成されている。そして、前記提供サーバは、第1提供サーバ側受信手段により提供要求が受信された際、該提供要求に応じて提供すべきサービスの提供を受けるのに処理対象データが必要な場合に、該提供要求を送信してきたクライアントに対し、前記処理対象データの送信要求を送信する第2提供サーバ側送信手段と、該第2提供サーバ側送信手段により送信された送信要求を受信したクライアントから送信される処理対象データを受信する第2提供サーバ側受信手段と、を備え、該第2提供サーバ側受信手段により処理対象データが受信された際、前記情報生成手段が、前記処理対象データ、および、該処理対象データを送信してきたクライアントに対応づけて前記管理サーバ側に登録されている仕様情報に基づいて、サービスに関するサービス情報を生成する、ように構成する。この場合、図9におけるs406の後、または、同図s404の前に、クライアントに対して処理対象データを要求し(第2提供サーバ側送信手段に相当)、この要求を受けたクライアントから送信されてきた処理対象データを受信する処理をも行うこととし(第2提供サーバ側受信手段に相当)、こうして受信した処理対象データを基にして同図s408でサービス情報を生成する、といった構成とすればよい。なお、これに対応して、複合機10側では、図5のs214の前に、処理対象データの要求を受けた後(第3クライアント側受信手段に相当)、ユーザに処理対象データとなるデータを指定させ(または、あらかじめ定められたデータを読み出し)、そのデータを処理対象データとして提供サーバ30に送信する(第3クライアント側送信手段に相当)ように構成するとよい。この場合、提供サーバ30は、クライアント側から渡された処理対象データに基づいて、このクライアントに提供するサービス情報を生成することができる。
【0098】
なお、この構成において、クライアントの備える第3クライアント側送信手段は、提供サーバに対して処理対象データを送信する手段であって、その処理対象データを送信するタイミングとしては、例えば、第2クライアント側受信手段により送信要求が受信された際、クライアントのユーザに処理対象データを指定する操作を行わせ、こうして特定のデータが処理対象データとして指定されたタイミングで、この処理対象データを送信することを考えることができる。また、あらかじめ処理対象データとすべきデータを任意に定めておき、第2クライアント側受信手段により送信要求が受信されたタイミングで、その定められた処理対象データを送信することを考えることもできる。
【0099】
また、上記実施形態においては、複合機10がサービスの有無の問い合わせを制限することで、サービスの提供がなされてしまうことを防止するように構成されたものを例示した。しかし、サービスの提供がなされてしまうことを防止するための構成としては、例えば、デバイスステートが「Ready」となるまでの間、図3のs112、図5のs214、同図s218への移行が行われなくなるように構成する、といったことも考えられる。
(7)本発明との対応関係
以上説明した実施形態において、複合機10は本発明におけるクライアントであり、デバイス管理サーバ20は本発明における管理サーバであり、情報提供サーバ30は本発明における提供サーバである。
【0100】
また、図3のs112は本発明におけるサービス制限手段であり、同図s114は本発明における第4クライアント側送信手段であり、同図s116は本発明における第3クライアント側受信手段であり、同図s132は本発明における第4クライアント側送信手段であり、同図s134は本発明における第4クライアント側受信手段であり、同図s154は本発明における第1クライアント側送信手段であり、同図s156は本発明における第1クライアント側受信手段である。
【0101】
また、図5のs214は本発明における第2クライアント側送信手段であり、同図s216は本発明における第2クライアント側受信手段である。
また、図7のs322は本発明における第1管理サーバ側受信手段であり、同図s324は本発明における情報登録手段であり、同図s326は本発明における第1管理サーバ側送信手段であり、同図s312は本発明における第3管理サーバ側受信手段であり、同図s314は本発明における提供サービス抽出手段および第2管理サーバ側送信手段であり、同図s316は本発明における第4管理サーバ側受信手段であり、同図s320は本発明における第3管理サーバ側送信手段である。
【0102】
また、図8のs342は本発明における第2管理サーバ側受信手段であり、同図s344は本発明における情報管理手段である。
また、図9のジョブ実行処理(の起動)は本発明における第1提供サーバ側受信手段であり、同図s408は本発明における情報生成手段であり、同図s410は本発明における第1提供サーバ側送信手段である。
【0103】
また、図10のs426は本発明における第3提供サーバ側送信手段である。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】通信システムの構成を示すブロック図
【図2】デバイス処理を示すフローチャート(1/2)
【図3】デバイス処理を示すフローチャート(2/2)
【図4】ジョブ問い合わせタイマー処理を示すフローチャート
【図5】サービスに対応する処理を示すフローチャート
【図6】仕様監視処理を示すフローチャート
【図7】リクエスト対応処理1を示すフローチャート
【図8】リクエスト対応処理2を示すフローチャート
【図9】ジョブ実行処理を示すフローチャート
【図10】サービス登録処理を示すフローチャート
【符号の説明】
【0105】
10…複合機、11…制御部、12…操作部、13…読取部、14…記録部、15…通信部、16…記憶部、17…音入力部、18…音出力部、20…デバイス管理サーバ、22…制御部、24…通信部、26…記憶部、30…情報提供サーバ、32…制御部、34…通信部、36…記憶部。




 

 


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