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発明の名称 電子メールプログラム、電子メール装置、および電子メール処理方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−25770(P2007−25770A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−202930(P2005−202930)
出願日 平成17年7月12日(2005.7.12)
代理人 【識別番号】100075258
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 研二
発明者 筧 るみ子 / 倉竹 悠
要約 課題
復号処理の負荷を抑えつつ、暗号化された電子メールのキーワード検索を可能にする。

解決手段
表示要求受付部33は、メール保存部31に保存されている暗号化された電子メールのうち特定の電子メールの表示要求を受け付ける。復号部34は、表示要求に係る電子メールをメール保存部31から取得して復号する。メール表示部35は、復号部34により復号された電子メールを画面上に表示させる。検索インデックス構築部36は、復号部34により復号された電子メールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを表示要求に係る電子メールと対応付けて電子メール検索用の検索インデックス記憶部32に登録する。
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータに、
メール保存領域に保存されている暗号化された電子メールのうち特定の電子メールの表示要求を受け付ける表示要求受付ステップと、
前記表示要求受付ステップで受け付けられた表示要求に係る電子メールを前記メール保存領域から取得して復号する復号ステップと、
前記復号ステップで復号された電子メールを画面上に表示させるメール表示ステップと、
前記復号ステップで復号された電子メールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを前記表示要求に係る電子メールと対応付けて電子メール検索用の検索インデックスに登録する検索インデックス構築ステップと、
を実行させることを特徴とする電子メールプログラム。
【請求項2】
請求項1に記載の電子メールプログラムであって、
コンピュータに、
キーワードの指定を伴う検索要求を受け付ける検索要求受付ステップと、
前記検索要求受付ステップで受け付けられた検索要求に係るキーワードを含む電子メールを、前記検索インデックスを参照して検索する検索ステップと、
前記検索ステップで検索された電子メールを検索結果として画面上に表示させる検索結果表示ステップと、
をさらに実行させることを特徴とする電子メールプログラム。
【請求項3】
メール保存領域に保存されている暗号化された電子メールのうち特定の電子メールの表示要求を受け付ける表示要求受付部と、
前記表示要求受付部により受け付けられた表示要求に係る電子メールを前記メール保存領域から取得して復号する復号部と、
前記復号部により復号された電子メールを画面上に表示させるメール表示部と、
前記復号部により復号された電子メールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを前記表示要求に係る電子メールと対応付けて電子メール検索用の検索インデックスに登録する検索インデックス構築部と、
を有することを特徴とする電子メール装置。
【請求項4】
請求項3に記載の電子メール装置であって、
キーワードの指定を伴う検索要求を受け付ける検索要求受付部と、
前記検索要求受付部により受け付けられた検索要求に係るキーワードを含む電子メールを、前記検索インデックスを参照して検索する検索部と、
前記検索部により検索された電子メールを検索結果として画面上に表示させる検索結果表示部と、
をさらに有することを特徴とする電子メール装置。
【請求項5】
電子メール装置に実行される電子メール処理方法であって、
メール保存領域に保存されている暗号化された電子メールのうち特定の電子メールの表示要求を受け付ける表示要求受付ステップと、
前記表示要求受付ステップで受け付けられた表示要求に係る電子メールを前記メール保存領域から取得して復号する復号ステップと、
前記復号ステップで復号された電子メールを画面上に表示させるメール表示ステップと、
前記復号ステップで復号された電子メールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを前記表示要求に係る電子メールと対応付けて電子メール検索用の検索インデックスに登録する検索インデックス構築ステップと、
を有することを特徴とする電子メール処理方法。
【請求項6】
請求項5に記載の電子メール処理方法であって、
キーワードの指定を伴う検索要求を受け付ける検索要求受付ステップと、
前記検索要求受付ステップで受け付けられた検索要求に係るキーワードを含む電子メールを、前記検索インデックスを参照して検索する検索ステップと、
前記検索ステップで検索された電子メールを検索結果として画面上に表示させる検索結果表示ステップと、
をさらに有することを特徴とする電子メール処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、暗号化された電子メールを処理する電子メールプログラム、電子メール装置、および電子メール処理方法に関し、特に、暗号化された電子メールの検索に関する。
【背景技術】
【0002】
電子メールユーザは、MUA(Mail User Agent)、電子メールソフト、あるいはメーラなどと呼ばれるアプリケーションプログラムを利用して電子メールの読み書きと送受信を行う。
【0003】
現在、電子メール(以下、適宜「メール」と略す)がよく利用される場面、例えばビジネス利用においては、過去に自分が送信または受信したメールの内容を確認したり、それを再利用したりといった作業が頻繁に行われている。
【0004】
このようなニーズに対応するため、多くのMUAでは、受信日時、送信者、メール本文等を検索項目としてメールをキーワード検索する機能が提供されている。このうち、メール本文を検索項目として多数のメールについてキーワード検索を行う場合、一定の検索性能を確保するために、検索インデックスを構築し、それを用いて検索するという方法が採用されていることが多い。
【0005】
一方、通常の電子メールは一般的に盗聴、なりすまし、改ざんの脅威に対して無力なため、PKI(Public Key Infrastructure、公開鍵基盤)技術を利用してこれらの脅威に対抗するS/MIME(Secure MIME、エスマイム)という技術が開発され、現在、広く用いられている。S/MIMEが搭載されたMUAとしては、例えば、Mozilla Foundation社により開発された"Mozilla Thunderbird"が知られている。
【0006】
なお、特許文献1には、検索インデックスを用いて、暗号化済みの複数のファイルから特定のファイルを高速に検索する検索装置が開示されている。
【0007】
【特許文献1】特許第3457184号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
S/MIMEメール等の暗号化されたメール(以下、適宜「暗号化メール」と称す)では、メール本文が暗号化されているため、通常の(平文の)メールと異なり、そのままではメール本文を検索項目としてキーワード検索を行うことはできない。そして、現在のところ、S/MIMEメール等の暗号化メールについてメール本文を検索項目としてキーワード検索を行うことができるMUAは存在せず、メールユーザにとって大変不便な状況となっている。
【0009】
暗号化メールについてメール本文を検索項目としてキーワード検索するためには、(例えば定期的に)複数の暗号化メールを一括で復号して検索インデックスを構築し、それを用いて検索を行う方法が考えられる。しかし、暗号化メールの復号処理には多くの演算が必要とされる。このため、当該方法では、例えばコンピュータに負荷がかかりすぎるといった問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、復号処理の負荷を抑えつつ、暗号化された電子メールのキーワード検索を可能にする電子メールプログラム、電子メール装置、および電子メール処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る電子メールプログラムは、コンピュータに、メール保存領域に保存されている暗号化された電子メールのうち特定の電子メールの表示要求を受け付ける表示要求受付ステップと、前記表示要求受付ステップで受け付けられた表示要求に係る電子メールを前記メール保存領域から取得して復号する復号ステップと、前記復号ステップで復号された電子メールを画面上に表示させるメール表示ステップと、前記復号ステップで復号された電子メールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを前記表示要求に係る電子メールと対応付けて電子メール検索用の検索インデックスに登録する検索インデックス構築ステップと、を実行させることを特徴とする。
【0012】
本発明の好適な態様では、コンピュータに、キーワードの指定を伴う検索要求を受け付ける検索要求受付ステップと、前記検索要求受付ステップで受け付けられた検索要求に係るキーワードを含む電子メールを、前記検索インデックスを参照して検索する検索ステップと、前記検索ステップで検索された電子メールを検索結果として画面上に表示させる検索結果表示ステップと、をさらに実行させる。
【0013】
本発明に係る電子メール装置は、メール保存領域に保存されている暗号化された電子メールのうち特定の電子メールの表示要求を受け付ける表示要求受付部と、前記表示要求受付部により受け付けられた表示要求に係る電子メールを前記メール保存領域から取得して復号する復号部と、前記復号部により復号された電子メールを画面上に表示させるメール表示部と、前記復号部により復号された電子メールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを前記表示要求に係る電子メールと対応付けて電子メール検索用の検索インデックスに登録する検索インデックス構築部と、を有することを特徴とする。
【0014】
本発明の好適な態様では、キーワードの指定を伴う検索要求を受け付ける検索要求受付部と、前記検索要求受付部により受け付けられた検索要求に係るキーワードを含む電子メールを、前記検索インデックスを参照して検索する検索部と、前記検索部により検索された電子メールを検索結果として画面上に表示させる検索結果表示部と、をさらに有する。
【0015】
本発明に係る電子メール処理方法は、電子メール装置に実行される電子メール処理方法であって、メール保存領域に保存されている暗号化された電子メールのうち特定の電子メールの表示要求を受け付ける表示要求受付ステップと、前記表示要求受付ステップで受け付けられた表示要求に係る電子メールを前記メール保存領域から取得して復号する復号ステップと、前記復号ステップで復号された電子メールを画面上に表示させるメール表示ステップと、前記復号ステップで復号された電子メールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを前記表示要求に係る電子メールと対応付けて電子メール検索用の検索インデックスに登録する検索インデックス構築ステップと、を有することを特徴とする。
【0016】
本発明の好適な態様では、キーワードの指定を伴う検索要求を受け付ける検索要求受付ステップと、前記検索要求受付ステップで受け付けられた検索要求に係るキーワードを含む電子メールを、前記検索インデックスを参照して検索する検索ステップと、前記検索ステップで検索された電子メールを検索結果として画面上に表示させる検索結果表示ステップと、をさらに有する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、復号処理の負荷を抑えつつ、暗号化された電子メールのキーワード検索を可能にする電子メールプログラム、電子メール装置、および電子メール処理方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0019】
図1は、本実施の形態に係る電子メール装置30を含む情報処理装置1の構成を示すブロック図である。この情報処理装置1は、ここではコンピュータであり、入力装置10、表示装置20、および電子メール装置30を有する。
【0020】
入力装置10は、ユーザから情報の入力を受け付けるデバイスであり、例えばキーボードやマウス等である。
【0021】
表示装置20は、情報を表示するデバイスであり、例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等である。
【0022】
電子メール装置30は、メールの読み書き、メールサーバ(不図示)へのメールの送信、メールサーバからのメールの受信などを行なう装置である。電子メール装置30は、S/MIMEに対応しており、暗号化されたメールをメールサーバとの間で送受する。この電子メール装置30は、ここでは、CPU、ROM、RAM、ハードディスク装置等の外部記憶装置などを含んで構成されており、その処理は記憶媒体に格納された電子メールプログラムがCPUに実行されることによって実現される。ただし、電子メール装置30は、他の構成で実現されても構わない。
【0023】
本実施の形態では、電子メール装置30は、暗号化されたメールをキーワード検索するための機能を備えている。以下、この機能に関連する構成および動作について詳しく説明する。なお、電子メール装置30の一般的な機能については、広く知られているので説明を省略する。
【0024】
図1において、電子メール装置30は、メール保存部31、検索インデックス記憶部32、表示要求受付部33、復号部34、メール表示部35、検索インデックス構築部36、検索要求受付部37、検索部38、および検索結果表示部39を有する。
【0025】
メール保存部31は、電子メール装置30により受信された暗号化メール、すなわち暗号化された受信メールが格納される記憶領域である。
【0026】
検索インデックス記憶部32は、メール保存部31に保存されているメールを検索対象とするキーワード検索に用いられる検索インデックス、すなわち電子メール検索用の検索インデックスが格納される記憶領域である。ここで、検索インデックスは、別の言い方をすれば、メール保存部31に保存されている複数の暗号化メールから、特定のキーワードを含むメールを抽出する際に使用されるインデックスデータベースである。
【0027】
表示要求受付部33は、メール保存部31に保存されているメールのうち特定のメールについての表示要求を受け付ける。
【0028】
復号部34は、表示要求受付部33により受け付けられた表示要求に係るメールをメール保存部31から取得して復号する。
【0029】
メール表示部35は、復号部34により復号されたメールを画面上に表示させる。
【0030】
検索インデックス構築部36は、復号部34で復号されたメールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを上記表示要求に係るメールと対応付けて検索インデックス記憶部32の検索インデックスに登録する。
【0031】
検索要求受付部37は、キーワードの指定を伴う検索要求を受け付ける。
【0032】
検索部38は、検索要求受付部37により受け付けられた検索要求に係るキーワードを含むメールを、検索インデックスを参照して検索する。
【0033】
検索結果表示部39は、検索部38により検索されたメールを検索結果として画面上に表示させる。
【0034】
図2は、本実施の形態に係る電子メール装置30のメール表示時における動作手順を示すフローチャートである。図3は、本実施の形態に係る電子メール装置30のメール検索時における動作手順を示すフローチャートである。以下、図2、3を用いて電子メール装置30の動作について具体的に説明する。
【0035】
ここでは、メール保存部31には、メールを識別するためのメールID、サブジェクト(件名)、送信者、受信日時、およびメール本文が互いに対応付けられて格納されている。そして、これらのうちメール本文は暗号化されている。
【0036】
また、ここでは、検索インデックスは、メール保存部31に保存されている受信メールを検索対象としメール本文を検索項目とするキーワード検索に利用されるインデックスデータベース、すなわちメール保存部31に保存されている複数の受信メールから、特定のキーワードをメール本文中に含む受信メールを抽出するためのインデックスデータベースである。そして、検索インデックス記憶部32には、検索インデックスとして、メールを識別するためのメールIDと、メール本文に含まれる一以上のキーワードとが対応付けられて格納されている。
【0037】
(メール表示時の動作)
図1、2を参照しながらメール表示時の動作を説明する。表示要求受付部33は、メール保存部31に保存されている受信メールの一覧(具体的には、サブジェクト、送信者、受信日時の一覧)を表示装置20の画面上に表示させ、この画面上において特定のメールについての表示要求をユーザから受け付ける(S11)。具体的には、ユーザは、入力装置10を操作して画面上に表示されたメールの一覧からメール本文の内容を確認したいメールを選択し、表示要求受付部33は、当該選択操作を表示要求として入力装置10を介して受け付ける。そして、表示要求受付部33は、メール保存部31から表示要求に係るメールのメール本文を取り出し、復号部34に渡す。
【0038】
復号部34は、表示要求受付部33からメール本文を受け取ると、当該メール本文を復号し、復号されたメール本文をメール表示部35および検索インデックス構築部36に渡す(S12)。
【0039】
メール表示部35は、復号部34から復号されたメール本文を受け取ると、当該メール本文を表示装置20の画面上に表示させる(S13)。これにより、ユーザは、ステップS11で選択したメールの内容を画面上で確認することができる。
【0040】
上記メール表示部35によるメール表示のバックグラウンドで、検索インデックス構築部36は、復号部34から復号されたメール本文を受け取ると、所定のキーワード抽出アルゴリズムに従って、当該メール本文から一以上のキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを、表示要求に係るメールのメールIDと対応付けて、検索インデックス記憶部32の検索インデックスに登録する(S14)。すなわち、検索インデックス構築部36は、復号されたメール本文からキーワードを抽出し、検索インデックスにエントリとして追加する。このように、メール本文が表示される際に、同時に検索インデックスのメンテナンスが行われる。
【0041】
(メール検索時の動作)
図1、3を参照しながらメール検索時の動作を説明する。検索要求受付部37は、キーワードの指定を伴う検索要求をユーザから受け付ける(S21)。具体的には、ユーザは、入力装置10を操作してメールを検索するための所望のキーワードを入力し、検索要求受付部37は、この入力操作を検索要求として入力装置10を介して受け付ける。そして、検索要求受付部37は、ユーザにより指定されたキーワードを検索部38に渡す。
【0042】
検索部38は、検索要求受付部37からキーワードを受け取ると、検索インデックスを参照して、当該キーワードをメール本文中に含むメールを検索する(S22)。具体的には、検索部38は、メールIDとキーワードとが対応付けられた検索インデックスから、指定されたキーワードに対応付けられている一以上のメールIDを抽出する。そして、検索部38は、抽出されたメールIDを検索結果表示部39に渡す。
【0043】
検索結果表示部39は、検索部38からメールIDを受け取ると、メール保存部31を参照して、当該メールIDと対応付けられている情報(例えば、サブジェクト、送信者、受信日時)の一覧を、表示装置20の画面上に検索結果として表示させる(S23)。これにより、ユーザは、指定したキーワードをメール本文中に含むメールの一覧を閲覧することができる。
【0044】
なお、上記検索結果が表示された画面上でユーザにより特定のメールが選択されると、表示要求受付部33は当該選択操作を表示要求として受け付け、復号部34は表示要求に係るメールのメール本文を復号し、メール表示部35は復号されたメール本文を画面上に表示させる。
【0045】
以上のとおり、本実施の形態では、メール保存領域に保存されている暗号化されたメールのうち特定のメールの表示要求を受けると、表示要求に係るメールを復号して画面上に表示させるとともに、このとき復号されたメールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを表示要求に係るメールと対応付けて検索インデックスに登録する。すなわち、暗号化メールを復号して画面上に表示させる際に、このとき復号されたメールを利用して検索インデックスをメンテナンスする。このため、本実施の形態によれば、検索インデックスの構築のためだけに復号処理を行うことなく、暗号化メールをキーワード検索するための検索インデックスを構築することができる。この結果、復号処理の負荷を抑えつつ、暗号化メールのキーワード検索を可能にすることができる。
【0046】
具体的には、本実施の形態では、メール保存部31に保存されているS/MIMEメールのうち特定のメールの表示要求を受けると、表示要求に係るメールのメール本文を復号して画面上に表示させるとともに、このとき復号されたメール本文からキーワードを抽出し、抽出されたキーワードを表示要求に係るメールと対応付けて検索インデックスに登録する。このため、本実施の形態によれば、検索インデックスの構築のためだけにS/MIMEメールのメール本文の復号処理を行うことなく、S/MIMEメールをキーワード検索するための検索インデックスを構築することができる。この結果、コンピュータに過大な負荷がかかることを回避しつつ、S/MIMEメールに対するメール本文を検索項目とする高速なキーワード検索が可能となる。
【0047】
ここで、本実施の形態と、検索インデックスの構築を一括処理で行う場合とを図面を用いて比較する。図4は、比較例に係る電子メール装置30’の処理の流れを示す図である。この電子メール装置30’は、検索インデックスの構築を一括処理で行うものである。図4において、実線の矢印で示される処理の流れ(A)は、メールの内容を表示するときの処理の流れを表している。すなわち、表示要求受付部33’が表示要求を受け付け、復号部34’が表示要求に係るメールのメール本文を復号し、メール表示部35’が復号後のメール本文を表示する、という処理の流れを表している。また、破線の矢印で示される処理の流れ(B)は、検索インデックスを構築するときの処理の流れを表している。すなわち、検索インデックス構築部36’がメール保存部31’から複数のメール本文を取り出して復号部34’に渡し、復号部34’が当該複数のメール本文を復号して検索インデックス構築部36’に渡し、検索インデックス構築部36’が復号されたメール本文からキーワードを抽出して検索インデックス記憶部32’に登録する、という処理の流れを表している。これに対して、図5は、本実施の形態に係る電子メール装置30の処理の流れを示す図である。図5において、実線の矢印で示される処理の流れ(A)は、図4と同様、メールの内容を表示するときの処理の流れを表し、破線の矢印で示される処理の流れ(A’)は、検索インデックスを構築するときの処理の流れを表している。ここで注目すべきは、図4においては復号部34’でのS/MIMEメールの復号処理が処理フロー(A),(B)の合計2回行われているのに対して、図5においては処理フロー(A)の1回で済んでいるという点である。S/MIMEメールの復号処理はコンピュータのCPUパワーを多く消費するので、この処理が1つのメールにつき1回で済む本実施の形態によれば、コンピュータのCPUパワーの消費量を抑えながら、S/MIMEメールの高速な検索が可能となる。
【0048】
さらに、本実施の形態によれば、次の効果も得られる。すなわち、ユーザから表示要求を受けたメールについて復号処理を実施するので、ユーザが内容を確認する必要のないメールについてのインデクシング処理を省略することができ、コンピュータにかかる負荷を軽減することができる。また、ユーザが見ないで捨てるようなメールについてはインデクシング処理が行われないので、このようなメールがキーワード検索で引っ掛かることもない。
【0049】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更することができる。例えば、電子メール装置30は、各メールについてキーワード抽出済みか否かを記録しておき、キーワード抽出済みのメールについては検索インデックスの構築に関する処理を実行しないように構成されてもよい。
【0050】
また、電子メール装置30は、各メールについて表示回数を記録しておき、検索結果を表示させる際に、表示回数が多い順にメールを表示させるように構成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】実施の形態に係る電子メール装置を含む情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態に係る電子メール装置のメール表示時における動作手順を示すフローチャートである。
【図3】実施の形態に係る電子メール装置のメール検索時における動作手順を示すフローチャートである。
【図4】比較例に係る電子メール装置の処理の流れを示す図である。
【図5】実施の形態に係る電子メール装置の処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
【0052】
1 情報処理装置、10 入力装置、20 表示装置、30 電子メール装置、31 メール保存部、32 検索インデックス記憶部、33 表示要求受付部、34 復号部、35 メール表示部、36 検索インデックス構築部、37 検索要求受付部、38 検索部、39 検索結果表示部。




 

 


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