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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6189(P2007−6189A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−184647(P2005−184647)
出願日 平成17年6月24日(2005.6.24)
代理人 【識別番号】110000154
【氏名又は名称】特許業務法人はるか国際特許事務所
発明者 児玉 真里 / 佐藤 亮一 / 日比 吉晴 / 三浦 和彦 / 芳川 悟
要約 課題
最終印刷物における裏写りの再現精度を向上できる画像形成装置を提供する。

解決手段
カラーチャートの測色結果に基づいてカラープロファイルを生成する画像形成装置であって、カラーチャートが形成された媒体を、測色対象となるカラーチャートが形成されている面とは異なる面側から、当該媒体を介して、測色対象のカラーチャートを光学的に読み取ることにより測色データを取得し、当該取得された測色データに基づいて、裏写り用カラープロファイルを生成する画像形成装置である。
特許請求の範囲
【請求項1】
カラーチャートの測色結果に基づいてカラープロファイルを生成する画像形成装置であって、
カラーチャートが形成された媒体を、測色対象となるカラーチャートが形成されている面とは異なる面側から、当該媒体を介して、測色対象のカラーチャートを光学的に読み取ることにより測色データを取得する手段と、
前記取得された測色データに基づいて、裏写り用カラープロファイルを生成するカラープロファイル生成手段と、
を含むことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
測色対象のカラーチャートとして、予め定められているカラーチャートの画像データを左右反転させて、媒体上に形成することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
予め定められているカラーチャートの画像データを媒体上の一方の面に形成するとともに、当該一方の面とは異なる他の面側に、当該形成したカラーチャートとは対向しない位置に、前記予め定められているカラーチャートの画像データを左右反転させたカラーチャートを形成することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
第1面にカラーチャートの画像データが形成され、当該第1面とは異なる第2面に、当該形成されたカラーチャートとは対向しない位置に、前記第1面に形成されたカラーチャートの画像データを左右反転させた反転カラーチャートが形成されてなることを特徴とする媒体。
【請求項5】
コンピュータを用い、
カラーチャートが形成された媒体を、測色対象となるカラーチャートが形成されている面とは、異なる面側から、当該媒体を介して、測色対象のカラーチャートを光学的に読み取ることにより測色データを取得する工程と、
前記取得された測色データに基づいて、裏写り用カラープロファイルを生成する工程と、
を実行することを特徴とするカラープロファイルの生成方法。
【請求項6】
コンピュータに、
カラーチャートが形成された媒体を、測色対象となるカラーチャートが形成されている面とは、異なる面側から、当該媒体を介して、測色対象のカラーチャートを光学的に読み取ることにより測色データを取得する手順と、
前記取得された測色データに基づいて、裏写り用カラープロファイルを生成する手順と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体上に形成されたカラーチャートに基づいてカラープロファイルを生成する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、雑誌などのカラー印刷物を生成するにあたり、印刷機による印刷を行う前に、プリンタ等の画像形成装置を用いて、色の状態を確認することが行われている。
【0003】
この場合、印刷機の色の再現性と、画像形成装置の色再現性とを一致させる必要から、カラープロファイルというデータが生成され、このカラープロファイルを用いて、色再現性を一致させる処理が行われている。
【特許文献1】特開2003−66546号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、近年の印刷の現場では、比較的薄手の用紙に画像を形成することも行われており、こうした場合に、当該用紙を透かして、別のページの印刷の内容が見えてしまう、例えば裏写りのような現象が生じている。
【0005】
こうした裏写りについては、従来、色再現性の処理とは無関係に、他方の面に形成されるべき画像データの彩度を所定値だけ低下させて、一方の面に形成される画像データに合成するなどの方法でシミュレートを行うことはあった。
【0006】
ところが、本来裏写りなどの状態は、例えば用紙に応じて、また、印刷機の特性に応じて異なるものであるのに関わらず、この方法ではかかる事情に配慮していないので、当該最終印刷物における裏写りの影響を精度よく再現することが行われていない。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであって、最終印刷物における裏写りの再現精度を向上できる画像形成装置を提供することをその目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、カラーチャートの測色結果に基づいてカラープロファイルを生成する画像形成装置であって、カラーチャートが形成された媒体を、測色対象となるカラーチャートが形成されている面とは異なる面側から、当該媒体を介して、測色対象のカラーチャートを光学的に読み取ることにより測色データを取得する手段と、前記取得された測色データに基づいて、裏写り用カラープロファイルを生成するカラープロファイル生成手段と、を含むことを特徴としている。
【0009】
また、本発明の一態様に係る画像形成装置は、測色対象のカラーチャートとして、予め定められているカラーチャートの画像データを左右反転させて、媒体上に形成することを特徴としている。
【0010】
さらに、本発明の一態様に係る画像形成装置は、予め定められているカラーチャートの画像データを媒体上の一方の面に形成するとともに、当該一方の面とは異なる他の面側に、当該形成したカラーチャートとは対向しない位置に、前記予め定められているカラーチャートの画像データを左右反転させたカラーチャートを形成することを特徴としている。
【0011】
また、本発明の一態様に係る媒体は、第1面にカラーチャートの画像データが形成され、当該第1面とは異なる第2面に、当該形成されたカラーチャートとは対向しない位置に、前記第1面に形成されたカラーチャートの画像データを左右反転させた反転カラーチャートが形成されてなることを特徴としている。
【0012】
さらに本発明の別の態様に係るカラープロファイルの生成方法は、コンピュータを用い、カラーチャートが形成された媒体を、測色対象となるカラーチャートが形成されている面とは、異なる面側から、当該媒体を介して、測色対象のカラーチャートを光学的に読み取ることにより測色データを取得する工程と、前記取得された測色データに基づいて、裏写り用カラープロファイルを生成する工程と、を実行することを特徴としている。
【0013】
さらに本発明の別の態様に係るプログラムは、コンピュータに、カラーチャートが形成された媒体を、測色対象となるカラーチャートが形成されている面とは、異なる面側から、当該媒体を介して、測色対象のカラーチャートを光学的に読み取ることにより測色データを取得する手順と、前記取得された測色データに基づいて、裏写り用カラープロファイルを生成する手順と、を実行させることを特徴としている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、プリンタ部15と、測色部16と、を含んで構成されている。
【0015】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等によって実現され、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作する。この制御部11が行う処理の具体的な内容については、後に詳しく述べる。
【0016】
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)や、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子やハードディスク等によって実現できる。この記憶部12は、制御部11が実行するプログラム(ソフトウェア)を格納している。また、この記憶部12は、制御部11の処理の過程で利用される種々のデータを保持するワークメモリとしても動作する。
【0017】
操作部13は、マウスやキーボード等であり、この操作部13は、ユーザから指示の入力を受け入れて、当該指示の内容を制御部11に出力する。表示部14は、カラーディスプレイ装置等であり、制御部11から入力される指示に従って、画像を表示する。
【0018】
プリンタ部15は、カラープリンタであり、レーザプリンタやインクジェットプリンタ等の出力装置によって実現できる。このプリンタ部15は、例えば、制御部11から入力される指示に従って、紙や合成樹脂フィルム等のシート状媒体上に、制御部11から入力される画像データに基づく画像(例えば、テキスト、図形、写真等を含むカラー又はモノクロの印刷原稿画像等)を形成する。
【0019】
測色部16は、分光光度計を備えたスキャナ装置等により実現できる。この測色部16は、制御部11から入力される指示に従い、測色対象となった媒体上に形成されている画像を光学的にスキャンして、当該画像の色を表す測色データを生成し、制御部11に出力する。
【0020】
次に、制御部11が行う処理の内容について説明する。本実施の形態の制御部11は、カラーチャートの形成処理と、カラープロファイルの生成処理と、裏写りシミュレーション処理とを実行する。
【0021】
[カラーチャートの形成処理]
制御部11は、互いに異なる色で着色された複数のパッチ(カラーパッチ)を含むカラーチャートを媒体上に形成する。ここでカラーパッチの色と配置とは予め定められ、記憶部12に格納されている。ここではカラーチャートに含めるべきカラーパッチについて、個々のカラーパッチに固有に割り当てられた識別情報と、カラーパッチの色情報と、配置位置を表す情報とが関連づけられて、図2に示すようなテーブルとして格納されている。
【0022】
ここではカラーパッチが、m行n列のマトリクス状に配列されるものとし、各カラーパッチの配置位置を表す情報は、当該配列に従って設定される。
【0023】
制御部11は、図2に例示したカラーパッチの情報に基づいて、上記色情報で指定された色のカラーパッチを、当該色情報に関連づけられている配置位置の情報に基づく位置に配置し、図5に示すようなカラーチャートの画像データを生成する。制御部11は、ここで生成したカラーチャートの画像データをプリンタ部15に出力して、媒体上に形成させる。ここで形成されたカラーチャートを以下、デバイスチャートと呼ぶ。
【0024】
[カラープロファイルの生成処理]
制御部11は、また、カラープロファイルの生成処理を行う。まず利用者が、測色部16を操作して、デバイスチャートの各カラーパッチを、所定の順序で読み取る。例えばm×nに配列されたカラーパッチを、左上隅を起点に左から右へ順次読み取っていき、次に1行下へ移ってまた左から右へと順次読み取る順序(以下、スキャンライン順と呼ぶ)で、右下隅まで読み取る。
【0025】
制御部11は、測色部16から順次入力されるカラーパッチの読取結果を、デバイスに依存しない色空間(例えばLab色空間)での値に変換し、順次、デバイスプロファイル情報として記憶部12に格納する。
【0026】
また利用者は、デバイスチャートが形成されている媒体を裏返して、測色部16を操作し、媒体を介して裏側(測色対象となるカラーチャートが形成されている面とは異なる面側)から、デバイスチャートの各カラーパッチを、所定の順序で読み取る。例えばm×nに配列されたカラーパッチを、右上隅を起点に右から左へ順次読み取っていき、次に1行下へ移ってまた右から左へと順次読み取る順序で、左下隅まで読み取る。
【0027】
制御部11は、こうして測色部16から順次入力されるカラーパッチの読取結果を、デバイスに依存しない色空間での値に変換し、順次、裏写りデバイスプロファイル情報として記憶部12に格納する。すなわち、この裏写りデバイスプロファイル情報は、元の各カラーパッチの色情報(例えばシアンC,マゼンタM,イエローY,ブラックKからなるCMYK色空間での情報)に対して、当該色情報の色が媒体裏面側に印刷されたときに、表面側から媒体を介して見たときの、デバイスに依存しない色の値(Lab色空間での値)に変換する変換テーブルとなる。
【0028】
[裏写りシミュレーション処理]
制御部11は、このデバイスプロファイル情報と、裏写りデバイスプロファイル情報とを用いて、裏写りを模式的に表した画像を生成して出力する。例えば、シミュレーションのターゲットとなる印刷機のプロファイル(ターゲットプロファイル)が予め記憶部12に格納されているものとして、このターゲットとなる印刷機での印刷時の裏写りの状態をシミュレートする例について述べる。
【0029】
なお、ターゲットプロファイルは、デバイスに依存しない色空間での各色の値(例えばLab値)と、ターゲットの印刷機で再現された色の値(例えばCMYK値)とを関連づけるものである。
【0030】
制御部11は、デバイスに依存しない色空間での各色の値(例えばLab値)と、ターゲットの画像形成装置1で再現された色の値(例えばCMYK値)とを関連づけるデバイスプロファイル情報と、ターゲットプロファイルとを用い、これら2つのプロファイル情報において、共通するLab値に関連づけられたCMYK値を互いに関連づけたデバイスリンクプロファイルを生成する。例えば図3に示すように、デバイスプロファイル情報において、画像形成装置1が特定のCMYK値(Cp,Mp,Yp,Kpとする)の色を出力したとき、当該色のLab値がL0,a0,b0であったとする。また、このL0,a0,b0に対応するターゲットの印刷機のCMYK値が、ターゲットプロファイルから、CT,MT,YT,KTであったとする。
【0031】
すると、ターゲットとなった印刷機に対して、CT,MT,YT,KTの色を出力させる際に、その出力結果をシミュレートするためには、画像形成装置1側で、Cp,Mp,Yp,Kpの色を出力すればよいことになる。この変換を行うための変換テーブルがデバイスリンクプロファイルによって定められる。
【0032】
つまり、このデバイスリンクプロファイルは、画像形成装置1で再現される色の値(CMYK値)と、それに対応してターゲットの印刷機で再現される色の値(CMYK値)とを関連づけるものである。なお、このデバイスリンクプロファイルの生成方法は、広く知られているので、ここでの詳細な説明を省略する。
【0033】
次に制御部11は、ここで生成したデバイスリンクプロファイルと、裏写りデバイスプロファイル情報とを用いて、ターゲットの印刷機で再現される色の値(CMYK値)と、裏写りの色の値(Lab色空間での値)とを関連づける情報を生成する。さらに、制御部11は、デバイスプロファイルを参照して、この裏写りの色の値(Lab色空間での値)を画像形成装置1で再現するための色の値(CMYK値)に変換する。こうして、制御部11は、ターゲットの印刷機において媒体裏面側に印刷した色(CMYK値)と、それを表面側から見たときの色を画像形成装置1で再現する際の色(CMYK値)とを関連づける、裏写りデバイスリンクプロファイルを生成する。
【0034】
例えば、画像形成装置1が媒体の裏面側に形成したCp,Mp,Yp,Kpの色カラーパッチを、媒体の表面側から媒体を介して読み取ったときのLab値が、Ls,as,bsであるとする。このとき、デバイスリンクプロファイルにより、画像形成装置1のCp,Mp,Yp,Kpの色が、ターゲットの印刷機におけるCT,MT,YT,KTの色に対応すると定められている場合、ターゲットの印刷機において、CT,MT,YT,KTの色を出力したときの裏写り色は、Ls,as,bsであると仮定できる。このようにして、ターゲットの印刷機に係る裏写りプロファイル(裏写りターゲットプロファイル)を生成できる。
【0035】
一方、上記Ls,as,bsのLab値の色を出力するための、画像形成装置1の出力値(CMYK値)は、デバイスプロファイルから求めることができる。ここで当該値は、Cq,Mq,Yq,Kqであったとすると、ターゲットの印刷機において、CT,MT,YT,KTの色を出力させた場合をシミュレートさせるためには、画像形成装置1に対してCq,Mq,Yq,Kqの色を出力させるよう指示すればよいこととなる。
【0036】
制御部11は、利用者から媒体の表面側に形成するべき画像のデータ(第1データと呼ぶ)と、媒体の裏面側に形成するべき画像のデータ(第2データと呼ぶ)との入力を受け入れ、次の処理を行う。
【0037】
制御部11は、第1データの色情報をCMYK値に変換する。さらに制御部11は、デバイスリンクプロファイルを用いて、このCMYK値に基づくターゲットとなる印刷機の出力を、画像形成装置1でシミュレートするためのCMYK値に変換する。
【0038】
さらに制御部11は、第2データの色情報をCMYK値に変換する。さらに制御部11は、裏写りデバイスリンクプロファイルを用いて、このCMYK値に基づくターゲットとなる印刷機の出力を、画像形成装置1でシミュレートするためのCMYK値に変換する。制御部11は、そして第2データを左右反転処理する。
【0039】
そして制御部11は、これら色の値を変換し、左右反転処理した第2データと、色の値を変換した後の第1データとを半透明合成する。ここで半透明合成とは第1データと第2データにおける対応する画素の値を加算する処理である。制御部11は、ここで半透明合成した結果、得られた画像データを、プリンタ部15に出力する(図4)。
【0040】
本実施の形態によると、実際の印刷機における裏写りの色再現性を表す裏写りデバイスリンクプロファイルを生成し、この裏写りデバイスリンクプロファイルを用いて裏写りの状態をシミュレートするので、最終印刷物における裏写りの再現精度を向上できる。
【0041】
さらにここまでの説明では、画像形成装置1において裏写りプロファイルを生成する際、利用者は、通常のデバイスプロファイルを生成するためのカラーチャートを裏返して、デバイスプロファイルの生成時とは逆順に読み取ることとして説明したが、この利用者の作業負担を軽減するため、画像形成装置1の制御部11は、次のように、カラーチャートの形成処理を行ってもよい。すなわち制御部11は、図2に例示したカラーパッチの情報に基づいて、それぞれの色情報で指定された色のカラーパッチを、当該色情報に関連づけられている配置位置の情報に基づく位置に配置して1ページ目の画像データを生成する。次に、このカラーパッチの1ページ目の画像データを左右反転処理して、第2ページ目の画像データを生成する。そして制御部11は、ここで生成した2ページ分の画像データをプリンタ部15に出力して、媒体上に形成させる。ここでは、2枚の媒体が形成される。利用者は、1ページ目の画像については、各カラーパッチを、それらが形成されている面側からスキャンライン順に読み取る。制御部11は、測色部16から順次入力されるカラーパッチの読取結果を、デバイスに依存しない色空間での値に変換し、順次、デバイスプロファイル情報として記憶部12に格納する。
【0042】
また、利用者は、2ページ目の画像については、カラーパッチが形成されている面とは反対側の面(裏面)から、媒体を介して、各カラーパッチを、スキャンライン順に読み取る。ここでは左右を反転させて形成させているので、この1ページ目と同様の順序で読み取ることができるようになる。制御部11は、測色部16から順次入力されるカラーパッチの読取結果を、デバイスに依存しない色空間での値に変換し、順次、裏写りプロファイル情報として記憶部12に格納する。
【0043】
さらに制御部11は、これら1ページ目の画像と2ページ目の画像(左右反転処理したもの)とを1枚の媒体の表裏に形成してもよい。この場合は、m×nに配列したカラーパッチの画像は媒体の印刷面の1/2未満のサイズであるとする。そして、1ページ目に形成するべきカラーパッチの画像を媒体上の一方の面に形成するとともに、当該一方の面とは異なる他の面側で、当該形成したカラーパッチの画像(カラーチャート)とは対向しない位置に、2ページ目に形成するべきカラーパッチの画像を形成する(図6)。なお、図6では、m×nの配列上、(x,y)の位置にあるカラーパッチの色をCxyと記し、この色が裏写りして現れた色をC′xyと記している。
【0044】
このように形成した場合、利用者は、1ページ目に形成された各カラーパッチを、それらが形成されている面側からスキャンライン順に読み取る。制御部11は、測色部16から順次入力されるカラーパッチの読取結果を、デバイスに依存しない色空間での値に変換し、順次、デバイスプロファイル情報として記憶部12に格納する。また利用者は、媒体を裏返すことなく、そのまま、2ページ目に形成されている各カラーパッチを、1ページ目のカラーパッチが形成されている面側から媒体を介して、各カラーパッチを、スキャンライン順に読み取る。ここでも、当該カラーパッチの画像は、左右を反転させて形成させているので、この1ページ目と同様の順序で読み取ることができるようになり、制御部11は、測色部16から順次入力されるカラーパッチの読取結果を、デバイスに依存しない色空間での値に変換し、順次、裏写りプロファイル情報として記憶部12に格納する。
【0045】
ここで1枚の媒体に形成する例によれば、例えばスキャナ等でカラーパッチを一斉に読み取る場合にも、媒体を裏返したりするなどの処理が不要となる。
【0046】
なお、ここでは、2ページ目のカラーパッチの画像を左右反転させて形成することとしているが、利用者に対して、裏側に形成されたカラーパッチもスキャンライン順に読み取らせ、制御部11が測色部16から順次入力されるカラーパッチの読取結果を、各ラインごとを単位としてその順序を反転させて処理することとしてもよい。
【0047】
同様に、例えばスキャナにて一斉に読み取らせる場合、読取面の裏面側に形成されているカラーパッチの画像を左右反転させてから、それらの色を測色処理することとしてもよい。
【0048】
このように、形成時に左右反転処理する代わりに、読取時に左右反転処理に対応する処理を行うこととしても構わない。
【0049】
なお、ここまでの説明では、画像形成装置1がプリンタ部15を備えているものとしたが、このプリンタ部15は、画像形成装置1とは別体の装置であってもよい。つまり、画像形成装置1は、いわゆるプリンタサーバであっても構わないし、プリンタ装置に対して印刷指示を出力するコンピュータシステムであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置についての構成ブロック図である。
【図2】カラーチャートを規定する情報の例を表す説明図である。
【図3】裏写りデバイスリンクプロファイルの生成に係る説明図である。
【図4】裏写りのシミュレーションの例を表す説明図である。
【図5】デバイスプロファイルの生成に用いるカラーチャートを形成した例を表す説明図である。
【図6】裏写りデバイスプロファイルの生成に用いるカラーチャートを形成した例を表す説明図である。
【符号の説明】
【0051】
1 画像形成装置、11 制御部、12 記憶部、13 操作部、14 表示部、15 プリンタ部、16 測色部。




 

 


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