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発明の名称 無線通信システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6157(P2007−6157A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−184287(P2005−184287)
出願日 平成17年6月24日(2005.6.24)
代理人 【識別番号】110000039
【氏名又は名称】特許業務法人アイ・ピー・エス
発明者 清水 崇彦
要約 課題
無線通信手段を備えた端末装置(例えば、PC)と周辺装置(例えば、複合機)とを、簡単にアドホック接続できるようにする。

解決手段
端末装置の無線通信手段111は、接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部311と、前記接続情報報知信号の送信間隔を制御する報知信号送信制御部312とを備え、周辺装置の無線通信手段121は、前記接続情報報知信号を受信する報知信号受信部321と、前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号の受信間隔を測定する報知信号測定部322と、前記報知信号測定部による測定結果に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部323とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
無線接続可能な端末装置と周辺装置とを備えた無線通信システムであって、
前記端末装置は、
接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部と、
前記接続情報報知信号の送信間隔を制御する報知信号送信制御部と
を備え、
前記周辺装置は、
前記接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、
前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号の受信間隔を測定する報知信号測定部と、
前記報知信号測定部による測定結果に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部と
を備えたことを特徴とする無線通信システム。
【請求項2】
無線接続可能な端末装置と周辺装置とを備えた無線通信システムであって、
前記端末装置は、
接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部と、
前記接続情報報知信号の送信レベルを制御する報知信号送信制御部と
を備え、
前記周辺装置は、
前記接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、
前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号の受信レベルを測定する報知信号測定部と、
前記報知信号測定部による測定結果に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部と
を備えたことを特徴とする無線通信システム。
【請求項3】
無線接続可能な端末装置と周辺装置とを備えた無線通信システムであって、
前記端末装置は、
接続情報として特定のネットワークIDを含む接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部を備え、
前記周辺装置は、
前記端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、
前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号に接続情報として含まれているネットワークIDに基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部と
を備えた
ことを特徴とする無線通信システム。
【請求項4】
端末装置と無線接続されて利用される周辺装置であって、
前記端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、
前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号の受信間隔を測定する報知信号測定部と、
前記報知信号測定部による測定結果に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部と
を備えた
ことを特徴とする周辺装置。
【請求項5】
端末装置と無線接続されて利用される周辺装置であって、
前記端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、
前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号の受信レベルを測定する報知信号測定部と、
前記報知信号測定部による測定結果に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部と
を備えた
ことを特徴とする周辺装置。
【請求項6】
端末装置と無線接続されて利用される周辺装置であって、
前記端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、
前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号に接続情報として含まれているネットワークIDに基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部と
を備えた
ことを特徴とする周辺装置。
【請求項7】
接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部と、
前記接続情報報知信号の送信間隔を制御する報知信号送信制御部と
を備えたことを特徴とする端末装置。
【請求項8】
接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部と、
前記接続情報報知信号の送信レベルを制御する報知信号送信制御部と
を備えたことを特徴とする端末装置。
【請求項9】
端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信し、
受信した接続情報報知信号の受信間隔を測定し、
当該測定結果に基づいて、前記接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する
ことを特徴とする端末装置の判別方法。
【請求項10】
端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信し、
受信した接続情報報知信号の受信レベルを測定し、
当該測定結果に基づいて、前記接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する
ことを特徴とする端末装置の判別方法。
【請求項11】
端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信し、
受信した接続情報報知信号に接続情報として含まれているネットワークIDに基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する
ことを特徴とする端末装置の判別方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムに関し、特に、無線通信によってデータの送受信を行う場合に、接続先となる端末装置を判別する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、有線LANを用いたネットワーク通信が広く利用されているが、最近では、無線通信の高速化や、規格化による相互接続性などの改善もあり、無線によるネットワーク環境が拡大しつつある。特に、IEEE802.11系無線LANや、Bluetoothなどの近距離無線通信を用いたデータの送受信が利用され始めている。
【0003】
プリンター等の印刷装置や、プリント・複写・スキャナー・FAX機能等を併せ持つ複合機に、このような無線通信機能を搭載することで、オフィス、店舗、公共スペース等において、無線通信機能を有するノート型パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話などの端末装置をワイヤレスで接続して、端末装置が保持している情報(電子文書等)をプリントすることが可能となっている。特に、外出先でプリントを行う必要が生じた場合等には、ワイヤレス接続による利便性は大きく、今後さらに無線印刷サービスの利用の拡大が予測される。
【0004】
外出先など、あらかじめネットワークで接続された環境のない場所では、利用者が携帯する端末装置と、外出先などに設置された印刷装置等を、無線通信によりアドホックで接続する必要がある。
【0005】
例えば、Bluetoothでは、デバイス検索とサービスディスカバリー(サービス発見)の機能があらかじめ考慮されており、周辺(10m程度)の範囲でBluetooth機能を搭載したデバイスを検出し、検出したデバイスがサポートしているサービスを取得することが可能である。しかし、Bluetoothにおける転送レートは規格上1Mbps(実行最大速度720kbps)程度であり、端末装置が保持する電子文書データをプリンターへ出力したり、複合機のスキャナー装置から読み込んだデータを端末装置に取り込む場面を想定すると、能力的に充分とはいえない。
【0006】
これに対して、IEEE802.11系無線LANの無線通信手段を用いることで、転送レートは、11Mbps(実行速度4〜5Mps)、又は、54Mbps(実行速度20Mbps)と、有線LAN並みの能力が期待でき、上記場面にも充分対応できるようになる。しかしながら、IEEE802.11系無線LANでは、アクセスポイント(基地局)に対する検索機能は用意されているが、周辺にある機器同士をアドホック接続するための検索機能まではサポートされていない。従って、外出先などで、アドホック接続することにより、無線LANの帯域を有効に活用したプリント処理やスキャン処理を行うのは簡単ではなかった。
【0007】
なお、特開2000−305885号公報には、アドホックに生成されたネットワーク環境において、ユーザーが適切な通信相手を容易に指定できるようにするため、周囲に存在する通信デバイスを検出し、検出した通信デバイスの属性情報を取得し、取得した属性情報に応じて、検出した通信デバイスの中から選択した通信デバイスのみを、通信可能な通信デバイスとして表示部に表示させるようにした通信デバイスが開示されている。
【特許文献1】特開2000−305885号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、無線通信手段を備えた端末装置(例えば、PC)と周辺装置(例えば、複合機)とを、簡単にアドホック接続できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る無線通信システムは、無線接続可能な端末装置と周辺装置とを備えた無線通信システムであって、前記端末装置は、接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部と、前記接続情報報知信号の送信間隔を制御する報知信号送信制御部とを備え、前記周辺装置は、前記接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号の受信間隔を測定する報知信号測定部と、前記報知信号測定部による測定結果に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る別の無線通信システムは、無線接続可能な端末装置と周辺装置とを備えた無線通信システムであって、前記端末装置は、接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部と、前記接続情報報知信号の送信レベルを制御する報知信号送信制御部とを備え、前記周辺装置は、前記接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号の受信レベルを測定する報知信号測定部と、前記報知信号測定部による測定結果に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る更に別の無線通信システムは、無線接続可能な端末装置と周辺装置とを備えた無線通信システムであって、前記端末装置は、接続情報として特定のネットワークIDを含む接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部を備え、前記周辺装置は、前記端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号に接続情報として含まれているネットワークIDに基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部とを備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る周辺装置は、端末装置と無線接続されて利用される周辺装置であって、前記端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号の受信間隔を測定する報知信号測定部と、前記報知信号測定部による測定結果に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る別の周辺装置は、端末装置と無線接続されて利用される周辺装置であって、前記端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号の受信レベルを測定する報知信号測定部と、前記報知信号測定部による測定結果に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部とを備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る更に別の周辺装置は、端末装置と無線接続されて利用される周辺装置であって、前記端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信する報知信号受信部と、前記報知信号受信部によって受信された接続情報報知信号に接続情報として含まれているネットワークIDに基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する接続先判別部とを備えたことを特徴とする。
【0015】
本発明に係る端末装置は、接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部と、前記接続情報報知信号の送信間隔を制御する報知信号送信制御部とを備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る別の端末装置は、接続情報報知信号を周期的に発信する報知信号送信部と、前記接続情報報知信号の送信レベルを制御する報知信号送信制御部とを備えたことを特徴とする。
【0017】
本発明に係る端末装置の判別方法は、端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信し、受信した接続情報報知信号の受信間隔を測定し、当該測定結果に基づいて、前記接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別することを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係る別の端末装置の判別方法は、端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信し、受信した接続情報報知信号の受信レベルを測定し、当該測定結果に基づいて、前記接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別することを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係る更に別の端末装置の判別方法は、端末装置によって発信される接続情報報知信号を受信し、受信した接続情報報知信号に接続情報として含まれているネットワークIDに基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別することを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、周辺装置は、接続すべき端末装置を判別することが可能となり、端末装置と周辺装置とを、簡単にアドホック接続できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明が適用される無線通信システムの構成を示す図である。同図に示すように、本発明が適用される無線通信システム100は、端末装置110と、周辺装置120とを備える。
【0023】
端末装置110は、無線通信手段111を備えており、周辺装置120と無線接続されて、周辺装置120が提供する機能を利用するものである。端末装置110には、例えば、無線通信機能を有するパーソナルコンピュータ(PC)やPDA等が該当する。
【0024】
周辺装置120は、無線通信手段121を備えており、端末装置110と無線接続されて、端末装置110に対して所定の機能(例えば、プリント機能やスキャナー機能)を提供するものである。周辺装置120には、例えば、無線通信機能を有するプリンターや複合機等が該当する。
【0025】
なお、無線通信手段111及び121が実装する無線規格としては、例えば、IEEE802.11bや11g等のIEEE802.11系無線LANが挙げられる。
【0026】
端末装置110は、無線接続に必要な情報を周囲に報知するための信号(以下、接続情報報知信号という)をブロードキャストで周期的に発信し、周辺装置120は、この接続情報報知信号に基づいて、端末装置110が、接続すべき端末装置であるか否かを判別する。端末装置110及び周辺装置120の動作の詳細については後述する。
【0027】
図2は、無線通信手段111,121のハードウェア構成例を示す図である。
【0028】
同図に示すように、無線通信手段111,121は、アンテナ部201と、RF処理部202と、メディア・アクセス・コントロール(MAC)部203と、インタフェース部204と、CPU205と、ROM206と、RAM207とを備える。
【0029】
アンテナ部201は、RF処理部202に接続されており、RF処理部202は、MAC部203に接続されており、MAC部203は、インタフェース部204に接続されている。また、CPU205、ROM206、RAM207及びインタフェース部204は、それぞれ、バス210に接続されている。
【0030】
アンテナ部201は、電波の送受信を行うものである。RF処理部202は、送受信信号の変復調等を行うものである。MAC部203は、例えば、IEEE802.11プロトコル処理等を行うものである。インタフェース部204は、バス210とMAC部203と間のデータのやり取りを制御するものである。
【0031】
CPU205は、無線通信手段111,121の各種動作を制御する主制御部である。ROM206は、CPU205によって実行されるプログラム等が記憶されるメモリであり、RAM207は、CPU205によって利用されるデータ等が一時的に記憶されるメモリである。
【0032】
図3は、無線通信手段111及び121の機能構成を示す図である。
【0033】
同図に示すように、無線通信手段111は、報知信号送信部311と、報知信号送信制御部312とを備える。報知信号送信部311及び報知信号送信制御部312は、基本的に、所定のプログラム(ファームウェア)によって制御されるMAC部203及びRF処理部202によって実現される。
【0034】
報知信号送信部311は、接続情報報知信号をブロードキャストで周期的に発信するものである。この接続情報報知信号は、通常は、あらかじめ定められた一定の間隔で(例えば、100msec毎に)発信されるものであって、発信元の端末装置に無線接続するための接続情報として、ネットワークID、使用周波数帯域情報、通信モード、暗号化のフラグ情報などを含むものである。
【0035】
報知信号送信制御部312は、報知信号送信部311によって行われる接続情報報知信号の送信を制御するものである。例えば、報知信号送信制御部312は、報知信号送信部311によって送信される接続情報報知信号の送信間隔を変化させる。この場合、報知信号送信制御部312は、あらかじめ周辺装置120(無線通信手段121)との間で定めた(通常とは異なる)特定の間隔で発信させるようにしてもよいし、発信間隔をあらかじめ定めたパターンに従って周期的に変化させるようにしてもよい。
【0036】
また、同図に示すように、無線通信手段121は、報知信号受信部321と、報知信号測定部322と、接続先判別部323と、無線接続設定部324とを備える。報知信号受信部321及び報知信号測定部322は、基本的に、所定のプログラム(ファームウェア)によって制御されるMAC部203及びRF処理部202によって実現される。また、接続先判別部323及び無線接続設定部324は、基本的に、ROM206に記憶されたプログラムをCPU205が実行することによって実現される。
【0037】
報知信号受信部321は、無線通信手段111から発信された接続情報報知信号を受信するものである。報知信号測定部322は、報知信号受信部321によって受信された接続情報報知信号について測定を行うものである。例えば、報知信号測定部322は、報知信号受信部321によって受信された接続情報報知信号の受信間隔を測定する。
【0038】
接続先判別部323は、報知信号測定部322によって測定された測定値に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別するものである。接続先判別部323は、例えば、接続先となる端末装置の発信間隔が登録された判別用テーブルを有しており、当該判別用テーブルに登録された値に基づいて、接続すべき端末装置か否かを判別する。なお、判別用テーブルは、複数の値(判断基準)を登録することができる。更に、判別用テーブルに複数の値を登録する場合は、各値を、その優先順位と対応付けて登録できるようにしてもよい。各値を優先順位と対応付けて登録することにより、接続先となる端末装置として複数の端末装置が検出された場合でも、優先順位に従って、接続すべき端末装置を特定することが可能になる。
【0039】
無線接続設定部324は、接続先判別部323によって接続先と判別された端末装置の接続情報に基づいて、無線通信手段121の接続設定を行い、接続先となる端末装置110との無線接続を確立するものである。
【0040】
なお、上述した報知信号送信制御部312では、接続情報報知信号の送信間隔を変化させていたが、接続情報報知信号の送信間隔を変化させる代りに、報知信号送信部311によって送信される接続情報報知信号の送信レベル(強度)を変化させるようにしてもよい。例えば、報知信号送信制御部312は、あらかじめ周辺装置120との間で定めた(通常とは異なる)特定の送信レベルで発信させるようにしてもよいし、発信レベルをあらかじめ定めたパターンに従って周期的に変化させるようにしてもよい(例えば、強から弱、弱から強など)。この場合、報知信号測定部322は、接続情報報知信号の受信間隔の代りに、報知信号受信部321によって受信された接続情報報知信号の受信レベルを測定し、接続先判別部323は、当該測定された測定値に基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する。
【0041】
また、報知信号送信制御部312は、接続情報報知信号の送信間隔や送信レベルを変化させる代りに、あらかじめ周辺装置120との間で定めた特定のネットワークIDを、接続情報報知信号に含まれる接続情報に設定するようにしてもよい。この場合、接続先判別部323は、受信した接続情報報知信号に接続情報として含まれているネットワークIDに基づいて、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続すべき端末装置か否かを判別する。
【0042】
次に、以上のような構成を有する無線通信システム100の動作について説明する。
【0043】
ここでは、周辺装置120が、スキャナー装置(画像読取装置)を備えているものとし、スキャナー装置を備えた周辺装置120を用いて、紙文書を電子データに変換し、当該電子データを、周辺装置120から端末装置110に転送する場合について説明する。また、ここでは、無線通信手段111の報知信号送信制御部312が、接続情報報知信号の送信間隔を変化させる場合について説明する。なお、報知信号送信制御部312が送信レベルを変化させる場合や、特定のネットワークIDを接続情報報知信号に含まれる接続情報に設定する場合の動作についても同様である。更に、ここでは、周辺装置120は、DHCPサーバ機能を備えており、端末装置110は、DHCPクライアント機能を備えているものとする。
【0044】
図4は、無線通信システム100における動作の流れを示す図である。
【0045】
周辺装置120で読み取った電子データを、端末装置110に取り込む場合、まず、端末装置110の無線通信手段111を、データ取り込みモードで起動させる。データ取り込みモードで起動された端末装置110は、通常とは異なる特定の発信間隔で(例えば、80msec毎に)、接続情報報知信号のブロードキャスト送信を行う。
【0046】
次に、周辺装置120の無線通信手段121を検索モードで起動させて、接続先となる端末装置の検索を開始する。検索モードで起動された無線通信手段121は、各周波数帯域で接続情報報知信号を受信し、その情報を解析するとともに、接続情報報知信号の受信間隔を測定する。そして、測定した受信間隔が特定の間隔(例えば、80msec毎)であるか否かによって、当該接続情報報知信号を発信している端末装置が、接続先となる端末装置であるか否かを判別する。判別の結果、接続先となる端末装置であった場合は、周辺装置120は、特定した端末装置110の接続設定情報に基づいて、無線通信手段121の接続設定を端末装置110用の接続設定に書き換えて、端末装置110と無線接続を確立する。
【0047】
端末装置110は、周辺装置120との無線接続が確立されると、DHCPを利用して、IPアドレス等の設定情報を周辺装置120に要求する。そして、当該要求に応じて、周辺装置120から通知されるIPアドレス等を設定することで、端末装置110は、周辺装置120との間でTCP/IPを利用した通信が可能となる。次に、周辺装置120は、端末装置110との間でSMBなどのファイル共有プロトコルを使って特定のフォルダーを共有する。そして、周辺装置120のスキャナー装置を用いて紙文書を電子データに変換し、変換した電子データを、共有フォルダーに格納することによって、端末装置110に転送する。転送が完了すると、周辺装置120は、端末装置110との無線接続を切断し、デフォルトの接続設定に戻る。
【0048】
図5は、周辺装置120における処理の流れを示すフローチャートである。
【0049】
同図に示すように、まず、周囲の端末装置の検索を開始すると、周辺装置120は、接続情報報知信号の受信間隔を測定する(S501)。そして、測定した受信間隔が特定の間隔(例えば、80msec毎)であるか否かを判別する(S502)。
【0050】
判別の結果、測定した受信間隔が通常の間隔(例えば、100msec毎)であった場合は(S502:No)、当該接続情報報知信号を発信している端末装置は、接続すべき端末装置ではないと判断し、接続情報報知信号に含まれている接続設定を操作パネルに表示だけして(S503)、処理を終了する。
【0051】
一方、測定した受信間隔が特定の間隔(例えば、80msec毎)であった場合は(S502:Yes)、当該接続情報報知信号を発信している端末装置は、接続すべき端末装置であると判断し、当該接続情報報知信号に含まれている端末装置の接続情報に基づいて、無線通信手段121の接続設定を行い(S504)、接続先となる端末装置110との無線接続を確立する(S505)。
【0052】
端末装置110との無線接続が確立されると、周辺装置120は、確立された無線接続を利用して、端末装置110との間で所定の処理(例えば、データ転送)を行う(S506)。そして、所定の処理が完了すると、端末装置110との無線接続を切断し(S507)、無線通信手段121の接続設定をデフォルトの接続設定に戻して処理を終了する。
【0053】
図6は、周辺装置120の操作パネル(ユーザインタフェース部)上に表示される操作画面例を示す図である。
【0054】
同図(a)は、周囲の端末装置を検索した結果を示す操作画面例である。同図(a)に示すように、この場合、周辺装置120は、周囲の端末装置の検索を行った結果、3つの端末装置を検出している。この状態で、「接続開始」キー601を押すと、周辺装置120は、検出した3つの端末装置のうち、接続すべき端末装置と判別された端末装置との無線接続を確立する。なお、接続すべき端末装置と判別された端末装置が複数あった場合は、あらかじめ定めた優先順位に従って(あるいは、利用者の指示に従って)、一つの端末装置が選択されて、無線接続が確立される。
【0055】
同図(b)は、無線接続確立後に表示される操作画面例である。同図(b)に示すように、ここでは、接続先情報と、データの転送先となる接続先フォルダーが表示されている。この状態において、「転送開始」キー602を押すと、周辺装置120から、端末装置110内の指定されたフォルダー(例えば、フォルダーA)に、周辺装置120で読み取られた電子データが転送される。また、「完了」キー603が押されると、周辺装置120は、端末装置110との無線接続を切断する。
【0056】
以上説明したように、上記実施形態によれば、周辺装置は、接続先となる端末装置を判別することが可能となり、端末装置と周辺装置とを、簡単にアドホック接続できるようになる。また、周辺装置側で、端末装置の検索及び接続処理を実行するため、例えば、周辺装置が備えるスキャナー装置で読み取った電子データを端末装置に取り込む場合などは、効率よく作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明が適用される無線通信システムの構成を示す図である。
【図2】無線通信手段111,121のハードウェア構成例を示す図である。
【図3】無線通信手段111及び121の機能構成を示す図である。
【図4】無線通信システム100における動作の流れを示す図である。
【図5】周辺装置120における処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】周辺装置120の操作パネル上に表示される操作画面例を示す図である。
【符号の説明】
【0058】
100 無線通信システム
110 端末装置
111 無線通信手段
120 周辺装置
121 無線通信手段
201 アンテナ部
202 RF処理部
203 MAC部
204 インタフェース部
210 バス
311 報知信号送信部
312 報知信号送信制御部
321 報知信号受信部
322 報知信号測定部
323 接続先判別部
324 無線接続設定部




 

 


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