米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 富士ゼロックス株式会社

発明の名称 画像読取装置、画像形成装置、画像処理システムおよびそのシステム成立方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6119(P2007−6119A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−183640(P2005−183640)
出願日 平成17年6月23日(2005.6.23)
代理人 【識別番号】100071054
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 高久
発明者 林 寛
要約 課題
P2P接続している全ての電子機器がシステムとして成立させることを可能にする画像読取装置、画像形成装置、画像処理システムおよびそのシステム成立方法を提供する。

解決手段
スキャナは通信I/Fを介して接続するプリンタを検出し、検出したプリンタからプリンタ情報を取得し、取得したプリンタ情報に基づいて当該プリンタが使用可能であるか否か判定する。ここで、使用可能と判定した場合は、当該プリンタをスキャナプリンタシステムとして成立可と認識する。また、使用不可能と判定した場合は、プリンタ情報に基づいて当該プリンタのファームウェアのバージョンアップが可能であるか否か判定し、ファームウェアのバージョンアップ可能と判定したプリンタに対して、ファームウェアのバージョンアップ用のソフトウェアを送信する。
特許請求の範囲
【請求項1】
画像読取装置と少なくとも1つの画像形成装置とを通信インターフェースを介して接続し、該画像読取装置が読み取った画像データを該通信インターフェースを介して該画像形成装置に送信して印刷出力する画像処理システムにおいて、
前記画像読取装置は、
前記通信インターフェースを介して接続する画像形成装置を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出した画像形成装置から該画像形成装置に関する情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段で取得した画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能か否か判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段で不可能と判定した場合、前記画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能な構成に更新することが可能か否か判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段で可能と判定した場合、前記画像形成装置に対して前記構成への更新を指示する更新指示手段と
を具備し、
前記画像形成装置は、
前記画像読取装置の検出手段で検出された際に、前記通信インターフェースを介して自己に関する情報を前記画像読取装置に対して送信する送信手段と、
前記画像読取装置の更新指示手段による前記指示に応じて、前記構成に更新する更新手段と
を具備することを特徴とする画像処理システム。
【請求項2】
前記構成への更新は、
前記画像形成装置のファームウェアのバージョンアップである
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記画像読取装置は、
前記画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能なファームウェアにバージョンアップするためのバージョンアップ用ソフトウェアを記憶する記憶手段
を更に具備し、
前記更新指示手段は、
前記画像形成装置に対して前記記憶手段に記憶しているバージョンアップ用ソフトウェアを送信し、
前記更新手段は、
前記更新指示手段から送信されたバージョンアップ用ソフトウェアに基づき、前記ファームウェアのバージョンアップを行う
ことを特徴とする請求項2記載の画像処理システム。
【請求項4】
少なくとも1つの画像形成装置とを通信インターフェースを介して接続し、読み取った画像データを該通信インターフェースを介して該画像形成装置に送信する画像読取装置において、
前記通信インターフェースを介して接続する画像形成装置を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出した画像形成装置から該画像形成装置に関する情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段で取得した画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能か否か判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段で不可能と判定した場合、前記画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能な構成に更新することが可能か否か判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段で可能と判定した場合、前記画像形成装置に対して前記構成への更新を指示する更新指示手段と
を具備することを特徴とする画像読取装置。
【請求項5】
前記構成への更新は、
前記画像形成装置のファームウェアのバージョンアップである
ことを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能なファームウェアにバージョンアップするためのバージョンアップ用ソフトウェアを記憶する記憶手段
を更に具備し、
前記更新指示手段は、
前記画像形成装置に対して前記記憶手段に記憶しているバージョンアップ用ソフトウェアを送信する
ことを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
【請求項7】
画像読取装置と通信インターフェースを介して接続し、該画像読取装置が読み取った画像データを該通信インターフェースを介して受信して印刷出力する画像形成装置において、
前記通信インターフェースを介して自己に関する情報を前記画像読取装置に対して送信する送信手段と、
前記画像データを受信して印刷出力することが可能な構成への更新の指示を前記画像読取装置から受け付けた際に、該構成に更新する更新手段と
を具備することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記構成への更新は、
自己のファームウェアのバージョンアップである
ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像読取装置は、
前記画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能なファームウェアにバージョンアップするためのバージョンアップ用ソフトウェアを記憶する記憶手段
を更に具備し、
前記更新指示手段は、
前記画像形成装置に対して前記記憶手段に記憶しているバージョンアップ用ソフトウェアを送信し、
前記更新手段は、
前記画像データを受信して印刷出力することが可能なファームウェアにバージョンアップするためのバージョンアップ用ソフトウェアを前記画像読取装置から受け付けた際に、該ファームウェアのバージョンアップを行う
ことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
【請求項10】
画像読取装置と少なくとも1つの画像形成装置とを通信インターフェースを介して接続し、該画像読取装置が読み取った画像データを該通信インターフェースを介して該画像形成装置に送信して印刷出力する画像処理システムのシステム成立方法において、
前記画像読取装置は、
前記通信インターフェースを介して接続する少なくとも1つの画像形成装置を検出手段で検出し、
前記画像形成装置は、
前記画像読取装置の検出手段で検出された際に、前記通信インターフェースを介して該画像形成装置に関する情報を該画像読取装置に対して送信手段で送信し、
前記画像読取装置は、
前記画像形成装置の送信手段から送信された該画像形成装置に関する情報を情報取得手段で取得し、
前記情報取得手段で取得した画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能か否か第1の判定手段で判定し、
前記第1の判定手段で不可能と判定した場合、前記画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能な構成に更新することが可能か否か第2の判定手段で判定し、
前記第2の判定手段で可能と判定した場合、前記画像形成装置に対して前記構成への更新を更新指示手段で指示し、
前記画像形成装置は、
前記画像読取装置の更新指示手段による前記指示に応じて、前記構成に更新手段で更新する
ことを特徴とする画像処理システムのシステム成立方法。
【請求項11】
前記構成への更新は、
前記画像形成装置のファームウェアのバージョンアップである
ことを特徴とする請求項10記載の画像処理システムのシステム成立方法。
【請求項12】
前記画像読取装置の更新指示手段は、
前記画像形成装置に対して前記画像データを受信して印刷出力することが可能なファームウェアにバージョンアップするためのバージョンアップ用ソフトウェアを送信し、
前記更新手段は、
前記画像読取装置の更新指示手段から送信されたバージョンアップ用ソフトウェアに基づき、前記ファームウェアのバージョンアップを行う
ことを特徴とする請求項11記載の画像処理システムのシステム成立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置、画像形成装置、画像処理システムおよびそのシステム成立方法に関し、特に、1台のスキャナがP2P接続している複数のプリンタとのシステム成立を行う画像読取装置、画像形成装置、画像処理システムおよびそのシステム成立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、PC[Personal Computer]等の情報処理装置に接続されるスキャナ、プリンタを代表とする周辺機器は、高価で高機能のものから安価で低機能なものまで、多種多様なものが提供されている。
【0003】
一般的に、PCに接続される周辺機器をセットアップして動作させるためには、予めPC上に必要なドライバと呼ばれるソフトウェアを記憶させる必要がある。なお、従来では、このようなソフトウェアをバージョンアップする際には、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されている更新ソフトウェアをPCに読み込ませるか、若しくはネットワーク上のサーバに蓄積された更新ソフトウェアをネットワーク経由でPCにダウンロードさせる必要がある。
【0004】
例えば、周辺機器にソフトウェアを実装し、情報処理装置と周辺機器とが接続された時に、情報処理装置では自己が保有するソフトウェアのバージョンと周辺機器のソフトウェアのバージョンを比較し、情報処理装置側のソフトウェアのバージョンが古い場合に周辺機器のソフトウェアをインストールする情報処理装置、周辺機器およびそのセットアップ方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
更に、例えば、ネットワークに接続されているスキャナ・プリンタに対してホストPCからドライバのバージョンを問い合わせ、自身のバージョンが低い場合はスキャナ・プリンタからドライバの転送を要求し、自身のバージョンが高い場合はスキャナ・プリンタのドライバを更新する画像入力装置、画像出力装置および情報処理装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
【特許文献1】特開2000−187633号公報
【特許文献2】特開平7−219865号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
最近では、電子機器同士をダイレクトに接続するP2P[Peer to Peer]接続が普及し、例えば、デジタルカメラとプリンタ、スキャナとプリンタ等の周辺機器同士をUSB[Universal Service Bus]により接続するものがある。特に、スキャナとプリンタのP2P接続では、スキャナが読み取った画像データを直接プリントすることが可能なため、複写機の代用として利用することができる。
【0007】
しかし、1台のスキャナとP2P接続しているプリンタが複数ある1 to N接続の場合、機種が古い等の理由でシステムとして成立しないプリンタが存在する可能性がある。このような場合、プリンタのファームウェア等のバージョンアップを行えば、プリンタをシステムとして成立させることができるのだが、このようなバージョンアップはユーザが自発的に行わなければならない。
【0008】
そこで、本発明は、P2P接続している全ての電子機器がシステムとして成立させることを可能にする画像読取装置、画像形成装置、画像処理システムおよびそのシステム成立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、画像読取装置と少なくとも1つの画像形成装置とを通信インターフェースを介して接続し、該画像読取装置が読み取った画像データを該通信インターフェースを介して該画像形成装置に送信して印刷出力する画像処理システムにおいて、前記画像読取装置は、前記通信インターフェースを介して接続する画像形成装置を検出する検出手段と、前記検出手段で検出した画像形成装置から該画像形成装置に関する情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段で取得した画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能か否か判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段で不可能と判定した場合、前記画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能な構成に更新することが可能か否か判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段で可能と判定した場合、前記画像形成装置に対して前記構成への更新を指示する更新指示手段とを具備し、前記画像形成装置は、前記画像読取装置の検出手段で検出された際に、前記通信インターフェースを介して自己に関する情報を前記画像読取装置に対して送信する送信手段と、前記画像読取装置の更新指示手段による前記指示に応じて、前記構成に更新する更新手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記構成への更新は、前記画像形成装置のファームウェアのバージョンアップであることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記画像読取装置は、前記画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能なファームウェアにバージョンアップするためのバージョンアップ用ソフトウェアを記憶する記憶手段を更に具備し、前記更新指示手段は、前記画像形成装置に対して前記記憶手段に記憶しているバージョンアップ用ソフトウェアを送信し、前記更新手段は、前記更新指示手段から送信されたバージョンアップ用ソフトウェアに基づき、前記ファームウェアのバージョンアップを行うことを特徴とする。
【0012】
また、請求項4の発明は、少なくとも1つの画像形成装置とを通信インターフェースを介して接続し、読み取った画像データを該通信インターフェースを介して該画像形成装置に送信する画像読取装置において、前記通信インターフェースを介して接続する画像形成装置を検出する検出手段と、前記検出手段で検出した画像形成装置から該画像形成装置に関する情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段で取得した画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能か否か判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段で不可能と判定した場合、前記画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能な構成に更新することが可能か否か判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段で可能と判定した場合、前記画像形成装置に対して前記構成への更新を指示する更新指示手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記構成への更新は、前記画像形成装置のファームウェアのバージョンアップであることを特徴とする。
【0014】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能なファームウェアにバージョンアップするためのバージョンアップ用ソフトウェアを記憶する記憶手段を更に具備し、前記更新指示手段は、前記画像形成装置に対して前記記憶手段に記憶しているバージョンアップ用ソフトウェアを送信することを特徴とする。
【0015】
また、請求項7の発明は、画像読取装置と通信インターフェースを介して接続し、該画像読取装置が読み取った画像データを該通信インターフェースを介して受信して印刷出力する画像形成装置において、前記通信インターフェースを介して自己に関する情報を前記画像読取装置に対して送信する送信手段と、前記画像データを受信して印刷出力することが可能な構成への更新の指示を前記画像読取装置から受け付けた際に、該構成に更新する更新手段とを具備することを特徴とする。
【0016】
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記構成への更新は、自己のファームウェアのバージョンアップであることを特徴とする。
【0017】
また、請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記画像読取装置は、前記画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能なファームウェアにバージョンアップするためのバージョンアップ用ソフトウェアを記憶する記憶手段を更に具備し、前記更新指示手段は、前記画像形成装置に対して前記記憶手段に記憶しているバージョンアップ用ソフトウェアを送信し、前記更新手段は、前記画像データを受信して印刷出力することが可能なファームウェアにバージョンアップするためのバージョンアップ用ソフトウェアを前記画像読取装置から受け付けた際に、該ファームウェアのバージョンアップを行うことを特徴とする。
【0018】
また、請求項10の発明は、画像読取装置と少なくとも1つの画像形成装置とを通信インターフェースを介して接続し、該画像読取装置が読み取った画像データを該通信インターフェースを介して該画像形成装置に送信して印刷出力する画像処理システムのシステム成立方法において、前記画像読取装置は、前記通信インターフェースを介して接続する少なくとも1つの画像形成装置を検出手段で検出し、前記画像形成装置は、前記画像読取装置の検出手段で検出された際に、前記通信インターフェースを介して該画像形成装置に関する情報を該画像読取装置に対して送信手段で送信し、前記画像読取装置は、前記画像形成装置の送信手段から送信された該画像形成装置に関する情報を情報取得手段で取得し、前記情報取得手段で取得した画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能か否か第1の判定手段で判定し、前記第1の判定手段で不可能と判定した場合、前記画像形成装置に関する情報に基づき、該画像形成装置が前記画像データを受信して印刷出力することが可能な構成に更新することが可能か否か第2の判定手段で判定し、前記第2の判定手段で可能と判定した場合、前記画像形成装置に対して前記構成への更新を更新指示手段で指示し、前記画像形成装置は、前記画像読取装置の更新指示手段による前記指示に応じて、前記構成に更新手段で更新することを特徴とする。
【0019】
また、請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記構成への更新は、前記画像形成装置のファームウェアのバージョンアップであることを特徴とする。
【0020】
また、請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記画像読取装置の更新指示手段は、前記画像形成装置に対して前記画像データを受信して印刷出力することが可能なファームウェアにバージョンアップするためのバージョンアップ用ソフトウェアを送信し、前記更新手段は、前記画像読取装置の更新指示手段から送信されたバージョンアップ用ソフトウェアに基づき、前記ファームウェアのバージョンアップを行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、スキャナプリンタシステムとして成立しないプリンタが存在したとしても、スキャナがシステムとして成立するためのファームウェアのバージョンアップをプリンタに対して実行させるように構成したので、本来はスキャナプリンタシステムとして成立しなかったプリンタでも、ファームウェアを自動的にバージョンアップさせることで、ユーザに煩雑なバージョンアップ作業を行わせることなく、容易にスキャナプリンタシステムを成立させることが可能になるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明に係る画像読取装置、画像形成装置、画像処理システムおよびそのシステム成立方法の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明に係る画像処理システム1の一例を示すシステム構成図である。
【0024】
図1に示すように、画像処理システムは、1台のスキャナ2から伸びたUSB(Universal Serial Bus)規格インターフェースを有するUSBケーブル3等がUSBハブ4と接続され、USBハブ4と各USBケーブル3を介して接続されたプリンタ5を具備して構成される。本発明は、USBハブ4を使用する構成に限定する必要はなく、スキャナ2が複数のUSBポートを備え、USBポート毎にプリンタ5を接続する構成でも良い。
【0025】
スキャナ2は、接続されているプリンタ5を検出し、検出したプリンタ5毎のプリンタ情報に基づき、スキャナプリンタシステム(即ち、スキャナ2とプリンタ5のP2P接続)として成立する構成のプリンタ5のみを使用可能と判断する。
【0026】
プリンタ5は、プリンタ5毎にプリンタ構成、ファームウェア、印刷設定等のプリンタ情報を保持し、スキャナ2からのプリンタ情報の要求に応じてプリンタ情報を転送する等の相互通信を行う。
【0027】
図2は、図1に示すスキャナ2の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【0028】
図2に示すように、スキャナ2は、通信I/F[Interface]61、制御部71、プリンタ検出部8、判定部9、送信部10、記憶部11を具備して構成される。
【0029】
通信I/F61は、複数台のプリンタ5との接続が可能なデータ通信のインターフェースであり、IEEE[the Institute of Electrical and Electronic Engineers:米国電気電子学会]1394ケーブル、USBケーブル3、LAN[Local Area Network]ケーブル、RS−232Cケーブル等の有線回線の他、無線LAN、IrDA[Infrared Data Association:赤外線通信]等の無線回線を接続することができる。これらで接続されたプリンタ5に対して、制御部71により指定されたインターフェースのケーブルを介して画像データを送出する。
【0030】
制御部71は、スキャナ2の主制御を示し、印字媒体の読み取り処理を行う読取部(図示せず)の制御、読取部が読み取った画像データの出力を制御する出力制御を行なう。また、UI[User Interface]部(図示せず)で選択されたプリンタ5の通知を受けて、印刷媒体の読み取りを行うために読取部に対して読み取りを指示する。また、プリンタ検出部8、判定部9および送信部10の制御も行う。
【0031】
プリンタ検出部8は、通信I/F61を介して接続するプリンタ5を検出する処理を行い、検出したプリンタ5からプリンタ情報を取得し、取得したプリンタ情報を制御部71に送る。
【0032】
判定部9は、プリンタ検出部8が検出したプリンタ5から取得したプリンタ情報に基づいて当該プリンタ5が使用可能であるか否か判定する処理を行う。ここで、使用可能と判定した場合は、判定結果を制御部71に送り、制御部71は当該プリンタ5をスキャナプリンタシステムとして成立可と認識する。また、使用不可能と判定した場合は、プリンタ情報に基づいて当該プリンタ5のファームウェアのバージョンアップが可能であるか否か判定する処理を行い、判定結果を制御部71に送る。ここで、バージョンアップ不可能と判定した場合は、制御部71は当該プリンタ5をスキャナプリンタシステムとして成立不可と認識する。
【0033】
送信部10は、判定部9がファームウェアのバージョンアップ可能と判定したプリンタ5に対して、記憶部11に保存されているファームウェアのバージョンアップ用のソフトウェアを送信する処理を行う。
【0034】
図3は、図1に示すプリンタ5の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【0035】
図3に示すように、プリンタ5は、通信I/F62、制御部72、ファームウェアバージョンアップ部12を具備して構成される。
【0036】
通信I/F62は、スキャナ2との接続が可能なデータ通信のインターフェースであり、接続することができる回線はスキャナ2が具備する通信I/F61と同様であり、通信I/F62を介してスキャナ2から送出された画像データ、ファームウェアの受信を行う。
【0037】
制御部72は、プリンタの主制御を示し、スキャナ2から送出された画像データ、ファームウェアの受信を制御する受信制御、受信した画像データに基づいてビットマップイメージ等の印刷画像を形成し、形成した印刷画像を印刷媒体に印字する処理を行うプリンタエンジン(図示せず)の制御を行なう。また、UI部(図示せず)で設定された印刷設定に応じた印字を行うためにプリンタエンジンに対して印字を指示する。また、ファームウェアバージョンアップ部12の制御も行う。
【0038】
ファームウェアバージョンアップ部12は、スキャナ2から受信したファームウェアのバージョンアップ用のソフトウェアに基づいて当該プリンタ5のファームウェアのバージョンアップの処理を行う。
【0039】
次に、スキャナと複数のプリンタ間でのスキャナプリンタシステム成立に係る処理の流れを図4に示すシーケンス図を参照して説明する。なお、本シーケンス図は、スキャナと2台のプリンタ(プリンタA、プリンタB)が接続する構成で行われる処理を示すものとする。
【0040】
図4では、ユーザによる指示、若しくは所定の時間間隔で処理が開始される。
【0041】
スキャナは、プリンタ検出のためのコマンドをプリンタAおよびプリンタBに対して送信する(ステップS401)。
【0042】
プリンタAおよびプリンタBは、スキャナからプリンタ検出のためのコマンドを受信すると、それに応答するコマンドとともに自身のプリンタ情報をスキャナに対して送信する(ステップS402)。
【0043】
スキャナは、プリンタAおよびプリンタBから各々のプリンタ情報を受信すると、各プリンタ情報に基づいて判定処理を行う。例えば、プリンタAが使用不可能でバージョンアップ可能と判定し、プリンタBが使用可能と判定したものとする。
【0044】
スキャナは、バージョンアップ可能と判定したプリンタAに対して、バージョンアップ用ソフトウェアを送信する(ステップS403)。
【0045】
プリンタAは、スキャナからバージョンアップ用ソフトウェアを受信すると、ファームウェアのバージョンアップ処理を開始し、バージョンアップ処理が完了すると、自身のプリンタ情報を更新し、ファームウェアのバージョンアップ完了の通知をスキャナに対して送信する(ステップS404)。
【0046】
スキャナは、プリンタAからファームウェアのバージョンアップ完了の通知を受信すると、プリンタ検出のためのコマンドをプリンタAに対して送信する(ステップS405)。
【0047】
プリンタAは、スキャナからプリンタ検出のためのコマンドを受信すると、それに応答するコマンドとともに自身のプリンタ情報をスキャナに対して送信する(ステップS406)。
【0048】
スキャナは、プリンタAからプリンタ情報を受信すると、プリンタ情報に基づいて判定処理を行い、プリンタAが使用可能と判定する。
【0049】
次に、図4に示すスキャナと複数のプリンタ間でのスキャナプリンタシステム成立に係る処理の流れにおいて、スキャナで行われる判定処理の流れを図5に示すフローチャートを参照して説明する。
【0050】
図5では、図4に示すシーケンス図と同様に、ユーザによる指示、若しくは所定の時間間隔で処理が開始される。
【0051】
プリンタ検出部がプリンタの検出を行い(ステップS501)、検出したプリンタからプリンタ情報を受信し(ステップS502)、受け付けたプリンタ情報に基づき、判定部が当該プリンタが使用可能であるか否か判定し(ステップS503)、当該プリンタが使用不可能であると判定した場合(ステップS503でNO)、ステップS504に進み、また、当該プリンタが使用可能であると判定した場合(ステップS503でYES)、ステップS507に進む。
【0052】
ステップS503において、判定部が当該プリンタは使用不可能であると判定した場合(ステップS503でNO)、プリンタ情報に基づき、当該プリンタがバージョンアップ可能であるか否か判定し(ステップS504)、当該プリンタがバージョンアップ可能であると判定した場合(ステップS504でYES)、ステップS505に進み、また、当該プリンタがバージョンアップ不可能であると判定した場合(ステップS504でNO)、ステップS506に進む。
【0053】
ステップS504において、判定部が当該プリンタはバージョンアップ可能であると判定した場合(ステップS504でYES)、送信部がバージョンアップ用ソフトウェアをプリンタに送信し(ステップS505)、ステップS501に戻る。
【0054】
ステップS504において、判定部が当該プリンタはバージョンアップ不可能であると判定した場合(ステップS504でNO)、当該プリンタをスキャナプリンタシステムとして成立不可と認識し(ステップS506)、ステップS508に進む。
【0055】
ステップS503において、判定部が当該プリンタは使用可能であると判定した場合(ステップS503でYES)、当該プリンタをスキャナプリンタシステムとして成立可と認識し(ステップS507)、ステップS508に進む。
【0056】
ステップS508において、制御部がスキャナプリンタシステムの成立を判定していない他のプリンタの有無を確認し(ステップS508)、他のプリンタが有る場合(ステップS508でYES)、ステップS503に戻り、また、他のプリンタが無い場合(ステップS508でNO)、判定処理を終了する。
【0057】
次に、図4に示すスキャナと複数のプリンタ間でのスキャナプリンタシステム成立に係る処理の流れにおいて、プリンタで行われるファームウェアのバージョンアップ処理の流れを図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0058】
図6では、スキャナからプリンタ検出のためのコマンドの受信により処理が開始される。
【0059】
通信I/Fがスキャナからプリンタ検出のためのコマンドを受信し(ステップS601)、制御部がプリンタ情報をスキャナに送信する(ステップS602)。
【0060】
その後、通信I/Fがスキャナからバージョンアップ用ソフトウェアを受信した場合(ステップS603でYES)、受信したバージョンアップ用ソフトウェアに基づき、ファームウェアバージョンアップ部がファームウェアのバージョンアップを実行し(ステップS604)、ファームウェアのバージョンアップに伴うプリンタ情報の更新を行い(ステップS605)、制御部がファームウェアのバージョンアップの完了をスキャナに対して通知し(ステップS606)、通信I/Fがスキャナからプリンタ検出のためのコマンドを受信し(ステップS607)、制御部が更新したプリンタ情報をスキャナに送信し(ステップS608)、ファームウェアのバージョンアップ処理を終了する。
【0061】
従って、本発明を適用することにより、スキャナプリンタシステムとして成立しないプリンタが存在したとしても、スキャナがシステムとして成立するためのファームウェアのバージョンアップをプリンタに対して実行させることができ、本来はスキャナプリンタシステムとして成立しなかったプリンタでも、ファームウェアを自動的にバージョンアップさせることで、ユーザに煩雑なバージョンアップ作業を行わせることなく、容易にスキャナプリンタシステムを成立させることが可能になるという効果を奏する。
【0062】
なお、実施例では、スキャナがバージョンアップ用ソフトウェアをプリンタに送信し、プリンタがそのバージョンアップ用ソフトウェアを起動してファームウェアのバージョンアップを行っている構成を記載したが、予めプリンタがバージョンアップ用ソフトウェアを保持し、スキャナがスキャナプリンタシステムを成立するために必要なファームウェアのデータをプリンタに送信し、プリンタがそのデータに基づいてファームウェアのバージョンアップを行う構成でも良い。
【0063】
本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明に係る画像処理システムの一例を示すシステム構成図である。
【図2】図1に示すスキャナの機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【図3】図1に示すプリンタの機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【図4】スキャナと複数のプリンタ間でのスキャナプリンタシステム成立に係る処理の流れを示すシーケンス図である。
【図5】図4に示すスキャナと複数のプリンタ間でのスキャナプリンタシステム成立に係る処理の流れにおいて、スキャナで行われる判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】図4に示すスキャナと複数のプリンタ間でのスキャナプリンタシステム成立に係る処理の流れにおいて、プリンタで行われるファームウェアのバージョンアップ処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0065】
1 画像処理システム
2 スキャナ
3 USBケーブル
4 USBハブ
5 プリンタ
61、62 通信I/F
71、72 制御部
8 プリンタ検出部
9 判定部
10 送信部
11 記憶部
12 ファームウェアバージョンアップ部




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013