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発明の名称 映像機器および表示制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−11787(P2007−11787A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−192983(P2005−192983)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 佐藤 敬
要約 課題
HTMLブラウザ機能を持つデジタルTVにおいて、HTMLコンテンツ領域を任意の大きさにスケーリングして表示する際に、スケーリング率に応じて文字サイズを調整(見やすい大きさに自動調整)する。

解決手段
文字情報や画像情報を含むHTMLコンテンツを受け取りこのコンテンツを表示するにあたって、HTMLコンテンツの表示サイズを与えられた表示エリアに応じてスケーリング(ST16)し、HTMLコンテンツのスケーリングとは別にその文字情報部分の表示サイズを決定(ST18)する。
特許請求の範囲
【請求項1】
文字情報および/または画像情報を含むコンテンツを受け取りこのコンテンツを表示する処理を行なう表示処理部を備えた映像機器において、
前記表示処理部で処理される前記コンテンツの表示サイズを、与えられた表示エリアに応じてスケーリングする制御を行なう制御部と、
前記コンテンツのスケーリングとは別に、前記コンテンツの文字情報部分の表示サイズを決定する文字処理部とを具備したことを特徴とする映像機器。
【請求項2】
前記映像機器は、オーディオビデオ情報を受け取りこのオーディオビデオ情報のビデオ情報部分または前記映像機器の状態に関するビデオ情報を表示するための処理を行なう信号処理部と、インターネットから所定の言語で記述されたコンテンツを受け取りこのコンテンツの文字情報および/または画像情報を表示するための処理を行なうコンテンツ処理部と、前記信号処理部で処理されたビデオ情報と前記コンテンツ処理部で処理された文字情報および/または画像情報とを含む映像を出力する映像処理部とを備えており、
前記信号処理部で処理されたビデオ映像と前記コンテンツ処理部で処理された文字情報および/または画像情報とを同時に表示する際に、前記コンテンツ処理部で処理された文字情報および/または画像情報の全体の表示サイズが小さくなる場合に、前記文字情報部分の表示サイズが大きくなる処理が、前記文字処理部により行われることを特徴とする請求項1に記載の映像機器。
【請求項3】
前記コンテンツはインターネットで用いられるマークアップ言語で記述され、このマークアップ言語がテキストの記述を含むときに、前記文字処理部は、このテキスト記述部分を、前記表示サイズが決定される前記文字情報として検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の映像機器。
【請求項4】
文字情報および/または画像情報を含むコンテンツを受け取りこのコンテンツを表示する処理を行なう方法において、
前記コンテンツの表示サイズを、与えられた表示エリアに応じてスケーリングし、
前記コンテンツのスケーリングとは別に、前記コンテンツの文字情報部分の表示サイズを決定することを特徴とする表示制御方法。
【請求項5】
前記コンテンツの文字情報および/または画像情報と所定のビデオ映像とを同時に表示する際に、前記文字情報および/または画像情報の全体の表示サイズが小さくなる場合に、前記文字情報部分の表示サイズが大きくなる処理を行なうことを特徴とする請求項4に記載の表示制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、映像機器および表示制御方法に関する。特に、インターネット接続されHTML(hypertext markup language)ブラウザ機能を持つ映像機器において、HTMLコンテンツの表示領域を任意の大きさにスケーリングして表示する際に、スケーリング率に応じてHTMLコンテンツ内の文字サイズを見やすい大きさに自動調整する映像機器および表示制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、映像機器のデジタル化が進んでいる。その代表例として、デジタルテレビジョン(TV)、DVDレコーダ/DVDプレーヤ、オーディオビジュアル(AV)機能付きパーソナルコンピュータ(PC)等がある。これらのデジタル映像機器の中には、インターネット上の種々なサイトにアクセスしてHTML言語により記述されたコンテンツを閲覧するHTMLブラウザを装備しているものがある。このようなHTMLブラウザ機能を装備したデジタルTV等においては、同一表示画面上でインターネットと同時にTV放送(あるいはDVD再生)を楽しむといった多彩な使用形態も可能になっている。
【0003】
ところで、限られた表示画面上で複数の映像をお互いに重ならないように同時表示すると、個々の映像の表示サイズが小さくなるため、その中の文字も小さくなり、文字が読み難くなるという問題がある。この文字が読み難くなるという問題に対しては、主映像(画像情報)と字幕スーパー(文字情報)を個別に処理し、主映像の表示サイズから独立して字幕の大きさを設定できる従来技術がある(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−232802公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この特許文献1では、主映像の信号処理回路と文字情報の信号処理回路を独立した回路系で処理している(図1参照)。ここでは、主映像を縮小表示する際に字幕スーパーは主映像の縮小表示エリア内にとどまっている必要はなく、主映像の表示サイズによっては字幕スーパーが主映像表示エリア外に出てしまうこともある(特許文献1の図4、図5参照)。
【0005】
映画の字幕スーパーではこれで問題ないが、映像内の文字の位置が表現上の意味を持つコンテンツでは問題が生じることがある。例えば、映像内のある絵柄とその説明文字が並んでいるコンテンツにおいて、説明文字が映像の外に出てしまうと、その説明文字が映像内の絵柄とどう対応していたのかが視覚的に分かり難くなる。そこで、映像内のある絵柄とその説明文字といった位置関係を崩さずに映像を説明文字ごと縮小した場合、説明文字が小さくなって読み難いという問題が生じる。
【0006】
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、その課題の1つは、例えばHTMLブラウザ機能を持つ映像機器において、HTMLコンテンツの表示領域を任意の大きさにスケーリングして表示する際に、スケーリング率に応じてHTMLコンテンツ内にある文字サイズを見やすい大きさに自動調整することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の一実施の形態に係る映像機器(デジタルTV、DVDレコーダ、PC等)は、文字情報および/または画像情報を含むコンテンツ(HTML等のコンテンツ)を受け取りこのコンテンツを表示する処理を行なう表示処理部(55、590〜592)を備えている。この映像機器は、前記表示処理部で処理される前記コンテンツ(HTMLコンテンツ)の表示サイズを、与えられた表示エリアに応じてスケーリング(通常は一定の割合で縮小:例えば与えられた表示エリアがフルスクリーンからハーフスクリーンへ縮小されたらコンテンツ表示サイズも半減させる)する制御を行なう(ST16)制御部(59)と;前記コンテンツ(HTMLコンテンツ)のスケーリングとは別に前記コンテンツの文字情報部分の表示サイズを決定する(ST18)文字処理部(590)とを具備している。
【0008】
この発明の一実施の形態では、文字情報や画像情報を含むコンテンツ(HTML等のコンテンツ)の表示サイズが全体として縮小される(通常はコンテンツ内の文字と画像は相似関係を保ったまま縮小される)際に、画像情報と文字情報との相対的な位置関係を実質的に崩すことなく(例えば文字情報の表示位置をコンテンツの表示エリア外に出してしまうといった処理をすることなく)、文字の表示サイズ(フォントサイズ)を見やすい大きさに決定している(ST18)。
【0009】
この発明の一実施の形態における前記映像機器は、オーディオビデオ情報(TV放送番組、DVDビデオソフト等)を受け取りこのオーディオビデオ情報のビデオ情報部分(図5の例では142の周辺の背景画像)または前記映像機器の状態に関するビデオ情報(図5の例では「B−CASカードなしの警告」等)を表示するための処理を行なう信号処理部(47)と、インターネットから所定の言語(HTML)で記述されたコンテンツを受け取りこのコンテンツの文字情報および/または画像情報(図5の例では142)を表示するための処理を行なうコンテンツ処理部(590)と、前記信号処理部(47)で処理されたビデオ情報と前記コンテンツ処理部(590)で処理された文字情報および/または画像情報とを含む映像を出力する映像処理部(55)とを備えている。そして、前記信号処理部(47)で処理されたビデオ映像と前記コンテンツ処理部(590)で処理された文字情報および/または画像情報とを同時に表示する際に、前記コンテンツ処理部(590)で処理された文字情報および/または画像情報の全体の表示サイズが小さくなってしまう場合において、前記文字情報部分の表示サイズが大きくなる(図7の143a〜143d参照)ような処理が、前記文字処理部(590)により行われる。
【発明の効果】
【0010】
コンテンツ全体を縮小表示してもその中の文字は見やすい大きさを保つことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、この発明の一実施の形態に係るデジタルテレビジョン(デジタルTV)放送受信装置とそれを中心として構成されるネットワークシステムの一例を説明する図である。デジタルTV放送受信装置11の外観は、主として、薄型のキャビネット12と、このキャビネット12を起立させて支持する支持台13から構成されている。そして、キャビネット12には、液晶表示パネルやフィールドエミッションデバイス等でなる平面パネル型の映像表示器14、スピーカ15、操作部16、リモートコントローラ17から送信される操作情報を受ける受光部18等が設置されている。
【0012】
また、このデジタルTV放送受信装置11には、例えばSD(secure digital)メモリカードやMMC(multimedia card)等の第1のメモリカード19が着脱可能となっており、この第1のメモリカード19に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。さらに、このデジタルTV放送受信装置11には、例えば契約情報等の記録された半導体メモリを内蔵する第2のメモリカード[IC(integrated circuit)カード]20が着脱可能となっており、この第2のメモリカード20に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
【0013】
また、このデジタルTV放送受信装置11は、IEEE802.3(Eithernet(登録商標)相当)第1のLAN(local area network)端子21および第2のLAN端子22、USB(universal serial bus)端子23及びIEEE1394(i.LINK(登録商標)相当)端子24を備えている。このうち、第1のLAN端子21はLAN対応HDD(hard disk drive)専用ポートとして使用可能に構成され、接続されたNAS(network attached storage)であるLAN対応のHDD25に対して情報の記録再生を行なうデータ通信のために使用される。このように、LAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子21を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD25に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行なうことができる。
【0014】
また、第2のLAN端子22は、IEEE802.3を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用可能に構成されている。この端子22は、例えばハブ26を介して、LAN対応のHDD27、PC(personal computer)28、HDD内臓のDVDレコーダ29等の機器を装置11に接続し、これらの機器と装置11との間で情報伝送を行なうために使用される。なお、DVDレコーダ29については、第2のLAN端子22を介して通信されるデジタル情報が制御系のみの情報であるときは、デジタルTV放送受信装置11との間でアナログの映像及び音声情報を伝送するために専用のアナログ伝送路(AV信号接続ケーブル)30を設ける。
【0015】
さらに、この第2のLAN端子22は、ハブ26に接続されたブロードバンドルータ31を介して、例えばインターネット等のネットワーク32に接続される。この端子22およびネットワーク32を介して、インターネット上の種々なサイト、PC33、携帯電話34等と装置11との間で情報伝送を行なうことができる。
【0016】
また、USB端子23は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ35を介して、携帯電話36、デジタルカメラ37、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ38、HDD39、キーボード40、タッチパッド/マウス(図示せず)等のUSB機器を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。さらに、IEEE1394端子24は、例えばAV−HDD(および/またはHD_DVDレコーダ)41及びD−VHS(digital video home system:商標)42、さらには、地上波デジタルチューナ(図示せず)等をシリアル接続し、これらの機器と装置11との間で情報伝送を行なうために使用される。
【0017】
図2は、デジタルTV放送受信装置11の主要な信号処理系を示している。すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ43で受信した衛星デジタルTV放送信号は、入力端子44を介して衛星デジタル放送用のチューナ45に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。このチューナ45で選局された放送信号は、PSK(phase shift keying)復調器46に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理部47に出力される。
【0018】
また、地上波放送受信用のアンテナ48で受信した地上デジタルTV放送信号は、入力端子49を介して地上デジタル放送用のチューナ50に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。このチューナ50で選局された放送信号は、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)復調器51に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理部47に出力される。
【0019】
また、地上波放送受信用のアンテナ48で受信した地上アナログテレビジョン放送信号は、入力端子49を介して地上アナログ放送用のチューナ52に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。そして、このチューナ52で選局された放送信号は、アナログ復調器53に供給されて、アナログの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理部47に出力される。
【0020】
さらに、信号処理部47には、複数(図示の例では4つ)の入力端子54a,54b,54c,54dが接続されている。これら入力端子54a〜54dは、それぞれ、アナログの映像信号及び音声信号を、デジタルTV放送受信装置11の外部から入力可能とするものである。
【0021】
ここで、信号処理部47は、PSK復調器46及びOFDM復調器51からそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施している。また、信号処理部47は、アナログ復調器53及び各入力端子54a〜54dからそれぞれ供給されたアナログの映像信号及び音声信号を選択的にデジタル化し、そのデジタル化された映像信号及び音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施している。
【0022】
この信号処理部47が行なうデジタル信号処理としては、例えば、映像信号に対するMPEGデコード処理、このMPEGデコード処理に伴なって発生するモスキートノイズを削減するMPEGノイズリダクション処理、映像信号にオンスクリーンディスプレイ(OSD)用のデジタルグラフィックスデータ(以下、OSD信号という)を重畳する処理、映像信号に対するスケーリング処理、音声信号に対するデコード処理等がある。
【0023】
そして、信号処理部47から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部55に供給される。この映像処理部55は、入力されたデジタルの映像信号を、映像表示器14で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器14に出力して映像表示させるとともに、出力端子56を介して外部に導出させる。また、信号処理部47から出力されたデジタルの音声信号は、音声処理部57に供給される。この音声処理部57は、入力されたデジタルの音声信号を、スピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ15に出力して音声再生させるとともに、出力端子58を介して外部に導出させる。
【0024】
ここで、このデジタルTV放送受信装置11は、上述した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部59によって統括的に制御されている。この制御部59は、CPU/MPU(central processing unit/micro processing unit)等を内蔵しており、操作部16からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ17から送出された操作情報を、受光部18を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。ここで、制御部59は、主として、そのCPU/MPUが実行する制御プログラム(ファームウエア)を格納したROM(read only memory)60と、該CPU/MPUに作業エリアを提供するRAM(random access memory)61と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ62とを利用している。
【0025】
また、この制御部59は、カードI/F(Interface)63を介して、第1のメモリカード19が装着可能なカードホルダ64に接続されている。これによって、制御部59は、カードホルダ64に装着された第1のメモリカード19と、カードI/F63を介して情報伝送を行なうことができる。さらに、制御部59は、カードI/F65を介して第2のメモリカード20が装着可能なカードホルダ66に接続されている。これによって、制御部59は、カードホルダ66に装着された第2のメモリカード20と、カードI/F65を介して情報伝送を行なうことができる。
【0026】
また、制御部59は、通信I/F67を介して第1のLAN端子21に接続されている。これにより、制御部59は、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25と、通信I/F67を介して情報伝送を行なうことができる。この場合、制御部59は、DHCP(dynamic host configuration protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25にIP(internet protocol)アドレスを割り当てて制御している。さらに、制御部59は、通信I/F68を介して第2のLAN端子22に接続されている。これにより、制御部59は、第2のLAN端子22に接続された各機器(図1参照)と、通信I/F68を介して情報伝送を行なうことができる。
【0027】
また、制御部59は、USB I/F69を介してUSB端子23に接続されている。これにより、制御部59は、USB端子23に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F69を介して情報伝送を行なうことができる。さらに、制御部59は、IEEE1394I/F70を介してIEEE1394端子24に接続されている。これにより、制御部59は、端子24に接続された各機器(図1参照)と、I/F70を介して情報伝送を行なうことができる。
【0028】
制御部59はさらに、HTMLコンテンツを処理すると共にこのコンテンツ内の文字情報を処理するように構成されたHTMLコンテンツ処理部/文字処理部590を、ファームウエアとして有している。この処理部590で処理されたHTMLコンテンツの表示情報(文字情報や画像情報)は、オフスクリーンバッファ591に一旦格納される。そして、この格納された情報の一部(または全部)に対して適宜スケーリング処理が施された表示情報(文字情報や画像情報)が、表示バッファ592に転送される。
【0029】
表示バッファ592に転送された(スケーリング処理後の)表示情報は映像処理部55に転送される。この映像処理部55内で、表示バッファ592から転送されてきた表示情報は、信号処理部47からの映像出力(TV放送画像等)と、所定の大小関係/所定の位置関係で合成され、映像表示器14に送られて表示される。これにより、例えば、表示器14の表示エリア上左半分に50%にスケーリングされたHTMLコンテンツを表示し、表示器14の表示エリア上右半分にTV放送画面を表示することができる。以下、本明細書ではこのような表示形態をネットダブルウインドウと記す。
【0030】
図3は、この発明の一実施の形態に係るHTMLブラウザの表示処理を説明するフローチャート図である。この説明におけるHTMLブラウザの表示処理は、一旦表示内容をオフスクリーンバッファ591に描画し、必要に応じてスケーリングしながら表示バッファ592に転送するダブルバッファ構成を採用している。なお、オフスクリーンバッファ591に描画される大きさは、映像表示器14上で最終的に表示される大きさとは独立している。すなわち、通常の場合とネットダブルウインドウの場合では、オフスクリーンバッファ591における描画領域は同一であるが、表示バッファ592に転送する際のスケーリング率が異なる。
【0031】
図3の処理に入ると、まずHTMLブラウザ起動時の初期化やスタートのURL(uniform resource locator)を決定する初期動作が行われる(ステップST10)。この初期動作が済むと、URLで示されたHTMLファイルを通信経由で取得する処理が行われる(ステップST12)。取得されたHTMLファイルは制御部59において解析(parse)され、文書のツリー構造が作成される(ステップST14)。
【0032】
続いて、HTMLブラウザの表示モードが通常(取得したHTMLファイルのコンテンツをコンテンツプロバイダの意図に従って表示画面上全体を用いて表示する…図4の141で示す表示例1)であるかネットダブルウインドウ(取得したHTMLファイルのコンテンツをユーザの意図あるいは装置11のファームウエアに従い縮小して表示画面上の一部を用いて表示する…図5の142で示す表示例2)であるかに応じて、オフスクリーンバッファ591から表示バッファ592へ表示情報(文字情報や画像情報)が転送される際の縦・横のスケーリング率が決定される(ステップST16)。例えば、通常の表示モードではスケーリング率が100%とされ、ネットダブルウインドウの表示モードでは縦・横のスケーリング率が50%〜70%とされる(映像表示器14の画面サイズが16:9であるか4:3であるかによって、表示画像が見やすくなるように、縦のスケーリング率と横のスケーリング率を別の値にしてもよい)。
【0033】
上記スケーリング率が決定されると、HTMLコンテンツ内に記述された各タグのレイアウトが決定される(ステップST18)。この記述例を以下に示す(この記述例は図4〜図7の画面表示例に対応している):
<html>
中略
<body>
<table>
<tr>
<td><img src=”toshibo_log.gif”></td>
<td><img src=”kuuhaku.gif”></td>
<td><img src=”otoiawase.gif”></td>
</tr>
</table>
<table>
<tr>
<td><a ="">図5の表示142においてHTMLコンテンツ内の画像も文字も全て同じ割合で縮小されている表示例2を参照…図6はその拡大図)。この縮小表示により、(この発明が適用されないと)HTMLコンテンツ内の文字部分(図6の142a〜142d)の表示サイズが小さくなり、表示器14の解像度が不足しているときは判読が困難となる。
【0034】
一方、2番目のtableタグで囲まれるaタグの文字列は、ネットダブルウインドウ時にはステップST18によって一旦通常より大きなフォントサイズ(図7の143a〜143d参照)でオフスクリーンバッファ591に描画された後、後述するステップST30で縮小される。このようにHTMLコンテンツの文字部分を一旦大きくしてからHTMLコンテンツ全体を縮小すると、文字部分とその周辺の画像部分との位置関係(レイアウト)をオリジナルと同様に保ちつつ、縮小表示されたHTMLコンテンツの文字が見やすくなる。これは、図6の142a〜142dの表示例と図7の143a〜143dの表示例を比較すれば一目瞭然である。なお、縮小されたHTMLコンテンツの表示エリア内で文字サイズが相対的に大きくなっているため、一度に表示される文字数は少なくなるが、一度に見えない文字が生じたときは文字スクロールにより対応可能である。
【0035】
ここで大事なことは、文字部分を拡大(フォントサイズアップ)してからHTMLコンテンツ全体を縮小表示するにあたり、文字部分とその周辺の画像部分との位置関係および/または視覚的な対応関係を実質的に崩さないことである(図6と図7の表示例ではこの位置関係/対応関係が崩れていない)。もし、文字部分の拡大に伴いこの位置関係/対応関係を崩してしまうと、ユーザにとって分かりにくい表示となる(あるいはコンテンツプロバイダの意図に反した表示が行われてしまう)恐れがあるからである。例えば、図6の文字142bは元々その右となりのボックスに隣接していることで意味がある場合、この文字142bが拡大された場合に別の位置に移動してしまうと、文字142bは元々その右となりのボックス内に表示されるであろう情報との対応関係が把握し辛くなってしまう。この発明の実施によれば、このような問題は回避できる。
【0036】
図3の説明に戻る。ステップST18の処理の中でHTMLコンテンツ内の文字列のフォントの大きさを決定するが、ネットダブルウインドウの場合はステップST16で算出したスケーリング率を元に通常よりフォントの大きさを大きく設定する。一方、画像に関しては通常と同じ大きさに設定する。これらの情報を元にWWWコンソーシアム(W3C)のHTML規格におけるレイアウトルールに従い、各タグの座標を決定付ける。
【0037】
ステップST20〜ST28では、ステップST14で生成した文書ツリー構造を元に、ステップST18で決定したレイアウトに従い、文字列(ステップST22〜ST24)や図形(ステップST26〜ST28)をオフスクリーンバッファ591に描画する。
【0038】
描画すべきタグがなくなったら(ステップST20の「なし」)、オフスクリーンバッファ591から表示バッファ592へスケーリング転送を実施して実際の画面表示を行い(ステップST30)、ユーザのキー入力待ちとなる(ステップST32)。キー入力を受け付けると、内容を判断し(ステップST34)、通常とネットダブルウインドウの間の遷移であればステップST16に戻って再レイアウトを行い描画内容を更新する。リンクを決定する入力であればステップST12に戻りリンク先のHTMLコンテンツに遷移する。また、フォーカス移動(注目点の移動)など他の処理(ステップST36)であれば適宜対応し、新たなユーザのキー入力に戻る。
【0039】
(この発明の実施の形態による効果)
コンテンツ全体を縮小表示してもその中の文字は見やすい大きさと配置を保つことができる。例えば、HTMLコンテンツとTV番組を1画面上にネットダブルウインドウ表示する場合、HTMLコンテンツ全体が縮小表示されてその中の文字が読み難くなるが、この発明を実施することによりHTMLコンテンツ内で、文字は本来の表示位置にて見やすい大きさで表示される。
【0040】
すなわち、この発明の実施により、HTMLブラウザ機能を持つデジタル放送受信機等において、HTMLコンテンツ領域を任意の大きさにスケーリング表示する際、表示画面サイズ、表示装置の解像度、スケーリングの縮小率等に応じて文字サイズを調整することで、ユーザに対し、縮小してもHTMLコンテンツにおける文字の読み易さとHTMLコンテンツの一覧性が両立した閲覧環境を提供することができる。具体的な製品実施に当てはめれば、この発明は、デジタルTVにおけるネットダブルウインドウのような機能に好適である。
【0041】
別の言い方をすると、この発明がなされる以前では、HTMLブラウザのコンテンツ領域を縮小した場合は文字や画像をスケーリングせずに(この場合オリジナルコンテンツの一部だけ切り出して画面表示する…一覧性が低下する)スクロール表示に切り替えるか、コンテンツ領域そのものを縮小率に合わせて等価にスケーリングする(この場合一覧性は確保されるが画像とともに文字も一緒に小さくなり判読し辛くなる)かのいずれかであった。これに対し、この発明の実施においては、文字サイズを大きくした上で再レイアウトし、その結果をコンテンツ表示領域に合わせてスケーリングする。文字サイズはスケーリング率を参考に算出する。この方法により、コンテンツ表示領域を縮小しても文字の見易さが劣化せず、また、コンテンツ内の画像など他のものはスケーリングするため一覧性の良さは確保(一覧性の低下を抑制)できる。
【0042】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、現在または将来の実施段階では、その時点で利用可能な技術に基づき、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】この発明の一実施の形態に係るデジタルテレビジョン放送受信装置とそれを中心として構成されるネットワークシステムの一例を説明する図。
【図2】図1の実施の形態における要な信号処理系を説明するブロック構成図。
【図3】この発明の一実施の形態に係るHTMLブラウザの表示処理を説明するフローチャート図。
【図4】HTMLブラウザの画面表示例1(ノーマル表示)を説明する図。
【図5】HTMLブラウザの画面表示例2(ブラウザ縮小表示)を説明する図。
【図6】図5の画面表示例の一部を拡大して示す図(文字のサイズ調整なし)。
【図7】図6の拡大表示例において、文字のサイズを見やすい大きさに調整した場合を説明する図。
【符号の説明】
【0044】
11…デジタルテレビジョン放送受信装置、12…キャビネット、13…支持台、14…映像表示器、15…スピーカ、16…操作部、17…リモートコントローラ、18…受光部、19…第1のメモリカード、20…第2のメモリカード、21…第1のLAN端子、22…第2のLAN端子、23…USB端子、24…IEEE1394端子、25…HDD、26…ハブ、27…HDD、28…PC、29…DVDレコーダ、30…アナログ伝送路、31…ブロードバンドルータ、32…ネットワーク、33…PC、34…携帯電話、35…ハブ、36…携帯電話、37…デジタルカメラ、38…カードリーダ/ライタ、39…HDD、40…キーボード、41…AV−HDD、42…D−VHS、43…アンテナ、44…入力端子、45…チューナ、46…PSK復調器、47…信号処理部、48…アンテナ、49…入力端子、50…チューナ、51…OFDM復調器、52…チューナ、53…アナログ復調器、54a〜54d…入力端子、55…映像処理部、56…出力端子、57…音声処理部、58…出力端子、59…制御部、60…ROM、61…RAM、62…不揮発性メモリ、63…カードI/F、64…カードホルダ、65…カードI/F、66…カードホルダ、67…通信I/F、68…通信I/F、69…USB I/F、70…IEEE1394I/F、71…OSDスケーリング処理部、72…入力端子、73…デコーダ部、74…セレクタ、75…入力端子、76…A/D変換部、77…スケーリング部、78,79…出力端子、590…HTMLコンテンツ処理部/文字処理部、591…オフスクリーンバッファ、592…表示バッファ、141…HTMLブラウザ画面表示例1(ノーマル表示)、142…HTMLブラウザ画面表示例2(ブラウザ縮小表示)、142a〜142d…サイズ調整なしの文字表示例、143a〜143d…サイズ調整ありの文字表示例(縮小表示されたブラウザ画面中の文字が見やすい大きさに拡大表示)。




 

 


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