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発明の名称 フレームワークの自動生成装置並びにその自動生成方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−11486(P2007−11486A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−188437(P2005−188437)
出願日 平成17年6月28日(2005.6.28)
代理人 【識別番号】110000235
【氏名又は名称】特許業務法人 天城国際特許事務所
発明者 小倉 千草 / 戸谷 浩隆 / 池田 信之 / 高橋 佳宏
要約 課題
フレームワークの拡張としてのサブバージョン毎の管理が必要でなく、管理が容易なフレームワークの自動生成装置並びにその自動生成方法を提供する。

解決手段
フレームワークを順序付けられた断片の集まりとしてモデル化する差分情報モデル化装置11と、互いに類似するフレームワーク群をフレームワーク間の差分情報により管理する差分情報管理装置12と、管理するフレームワーク群の組み合わせによって各システム特化のフレームワークを抽出する編集装置13を備え、これらによりフレームワークの再利用を可能とした。
特許請求の範囲
【請求項1】
順序付けられた断片の集まりとしてモデル化した情報が集まったフレームワークを自動生成するフレームワーク自動生成装置であって、
2つのフレームワーク間の差分情報を抽出して、モデル化する差分情報モデル化装置と、
互いに類似するフレームワーク群の前記差分情報及びにフレームワーク群の管理関係に基づいて、所定のシステムに特化したフレームワークを生成する差分情報管理装置と、
前記所定のシステムに特化したフレームワーク情報の編集を行うための編集装置と、
前記フレームワーク情報を記憶するフレームワーク情報レポジトリを備えたことを特徴とするフレームワーク自動生成装置。
【請求項2】
前記フレームワーク間の差分情報は、フレームワーク間の依存情報と、フレームワーク間の更新情報であることを特徴とする請求項1記載のフレームワーク自動生成装置。
【請求項3】
前記管理関係は、フレームワーク間の依存関係もしくは非両立関係であることを特徴とする請求項1記載のフレームワーク自動生成装置。
【請求項4】
前記所定のシステムは、動作監視システムであることを特徴とする請求項1記載のフレームワーク自動生成装置。
【請求項5】
前記フレームワークは、システム構成要素の動作状況のイベント検出に応じたイベント検出時の対応処理を実現するための基本フレームワークと、基本フレームワークの機能を拡張した拡張フレームワークとから構成されることを特徴とする請求項4記載のフレームワーク自動生成装置。
【請求項6】
順序付けられた断片の集まりとしてモデル化した情報が集まったフレームワークを自動生成するフレームワーク自動生成方法であって、
2つのフレームワーク間の差分情報を抽出して、モデル化するステップと、
互いに類似するフレームワーク群の前記差分情報及びにフレームワーク群の管理関係に基づいて、所定のシステムに特化したフレームワークを生成するステップと、
前記所定のシステムに特化したフレームワーク情報の編集を行うステップと、を備えたことを特徴とするフレームワーク自動生成方法。
【請求項7】
前記フレームワーク間の差分情報は、フレームワーク間の依存情報と、フレームワーク間の更新情報であることを特徴とする請求項6記載のフレームワーク自動生成方法。
【請求項8】
前記管理関係は、フレームワーク間の依存関係もしくは非両立関係であることを特徴とする請求項6記載のフレームワーク自動生成方法。
【請求項9】
前記所定のシステムは、動作監視システムであることを特徴とする請求項6記載のフレームワーク自動生成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレームワークの自動生成装置並びにその自動生成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、基本的な事項のみをサポートするフレームワークの場合では、基本的な事項のみしかサポートされず、機能性並びに柔軟性が劣るものであった。ここで、フレームワークとは、順序付けられた断片の集まりとしてモデル化できる情報の集まりとしてモデル化できる情報の集まりである。例えば、テキスト情報は、断片をテキスト情報の一部とすれば、順序付けられた断片の集まりとしてモデル化できる。
【0003】
一方、たくさんのことに対応できるように機能性や柔軟性の高いフレームワークにした場合、機能性や柔軟性を増せば増すほど複雑になってしまい、それを理解し、使いこなすのが容易ではなかった。
【0004】
また、フレームワークの拡張としてのサブバージョンを複数作ってしまうと、各サブバージョン毎に管理が必要となり、管理が複雑化してしまうという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述した問題点を解消するためになされたものであり、フレームワークの拡張としてのサブバージョン毎の管理が必要でなく、管理が容易なフレームワークの自動生成装置並びにその自動生成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明の一態様によれば、順序付けられた断片の集まりとしてモデル化した情報が集まったフレームワークを自動生成するフレームワーク自動生成装置であって、2つのフレームワーク間の差分情報を抽出して、モデル化する差分情報モデル化装置と、互いに類似するフレームワーク群の前記差分情報及びにフレームワーク群の管理関係に基づいて、所定のシステムに特化したフレームワークを生成する差分情報管理装置と、前記所定のシステムに特化したフレームワーク情報の編集を行うための編集装置と、前記フレームワーク情報を記憶するフレームワーク情報レポジトリを備えたことを特徴とするフレームワーク自動生成装置が提供される。
【0007】
前記フレームワーク間の差分情報は、フレームワーク間の依存情報と、フレームワーク間の更新情報であることが好適である。
【0008】
また、前記管理関係は、フレームワーク間の依存関係もしくは非両立関係であることが好適である。
【0009】
本願発明の別の一態様によれば、前記所定のシステムは、動作監視システムであることを特徴とするフレームワーク自動生成装置が提供される。
【0010】
前記フレームワークは、システム構成要素の動作状況のイベント検出に応じたイベント検出時の対応処理を実現するための基本フレームワークと、基本フレームワークの機能を拡張した拡張フレームワークとから構成されることが好適である。
【0011】
また、本願発明の別の一態様によれば、順序付けられた断片の集まりとしてモデル化した情報が集まったフレームワークを自動生成するフレームワーク自動生成方法であって、
2つのフレームワーク間の差分情報を抽出して、モデル化するステップと、互いに類似するフレームワーク群の前記差分情報及びにフレームワーク群の管理関係に基づいて、所定のシステムに特化したフレームワークを生成するステップと、前記所定のシステムに特化したフレームワーク情報の編集を行うステップと、を備えたことを特徴とするフレームワーク自動生成方法が提供される。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、フレームワークの拡張としてのサブバージョン毎の管理が必要でなく、管理が容易なフレームワークの自動生成装置並びにその自動生成方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態にかかわるフレームワークの自動生成装置について、以下に、図面を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付している。
【0014】
図1に、フレームワークの自動生成装置のシステム構成例を示す。実際のハードウエアとしては、図示しない、設計者が直接利用する操作入力キーボード、マウス並びにディスプレイが接続された複数の端末コンピュータと、これらの端末コンピュータに接続されたホストコンピュータなどで構成され、フレームワークが自動生成されるようになされている。
【0015】
図1に示すように、このシステムは、例えば、二つのフレームワーク間の差分情報を抽出して、管理できるように差分データをモデル化するための差分情報モデル化装置11と、フレームワーク群の差分情報、並びに、差分情報から自動抽出されるが、必要に応じて手動で抽出設定することもできるフレームワーク群の関係(依存関係、非両立関係)を管理し、フレームワーク間の関係を可視化する差分情報管理装置12と、フレームワーク情報を編集する編集装置13と、フレームワーク情報を記憶するフレームワーク情報レポジトリ14によって構成される。
【0016】
ユーザは、差分情報モデル化装置11、差分情報管理装置12、編集装置13を操作し、フレームワークの自動生成を行う。
【0017】
差分情報管理装置12では、オペレータ(ユーザ)の操作を受けて、フレームワーク間の依存関係を確認できるようにするとともに、フレームワークの構成要素を組み合わせてフレームワークの自動生成を行う。これらの機能は、差分情報モデル化装置11を利用して実行される。
【0018】
編集装置13では、オペレータの操作を受けて、編集作業を行う。この編集装置は、フレームワークデータのフォーマット、例えば、テキスト形式などのフォーマットの種類毎に夫々の編集装置で構成することができる。勿論、夫々の編集装置を統合したものとして構成しても良い。
【0019】
差分情報モデル化装置11は、基本的に、差分情報管理装置12からの指令により利用されるものである。オペレータの操作を受けて、差分情報ビューア及びエディタの各機能を提供しているときには、フレームワークの閲覧あるいは編集作業を可能とする。この差分情報モデル化装置11は、フレームワークデータのフォーマットの種類、例えばテキスト形式などのフォーマット毎に夫々構成することができる。
【0020】
次に、上述のシステムにおけるフレームワークの自動生成の方法について図2乃至図11に基づいて説明する。本システムにおいては、複数のフレームワークをフレームワーク間の差分情報により、管理している。まず、「フレームワークデータ」とは、差分情報モデル化装置11で差分情報をモデル化できるデータを対象とする。また、「フレームワーク間の差分データ」とは、フレームワーク間の依存情報と、フレームワーク間の更新情報を意味する。
【0021】
フレームワーク間の依存関係は次に述べるような矢印で示すこととする。
【0022】
片方向矢印「―→」はフレームワーク間の依存関係を示している。また、両方向矢印「←→」は該当フレームワーク同士が両立し得ない(非両立)ことを示すものとする。
【0023】
それでは、フレームワークのデータのフォーマットがソースコードやテキスト形式の情報のみの場合を例にとって説明するが、他のデータフォーマットの情報に関しても、以下の差分情報の取り出しが行えれば、同様な枠組みで管理を行うことができる。例えば、パワーポイント資料等の情報についても、管理を行うことが可能である。
【0024】
まず、差分情報の抽出と抽出された差分情報のモデル化を説明する。
【0025】
図2は、オープンソースEclipseの画面である。テキストの差分が抽出されている。
【0026】
差分情報の取り出しに関しては、例えば、CVS(Concurrent Versions Systems)と呼ばれる、テキスト情報のバージョン管理に関する既存システムで使用されているアルゴリズムを使用することができる。CVSでは、モジュール取り出し、最新版と私的版の融合、ファイルの追加、ファイルの削除、変更の公開の基本的なコマンドがあり、2つのテキストの比較から、テキストの差分を行ごとに抽出できる。
【0027】
ここで、画面における各フレームワークは順序付けられた断片の集まりで構成されている。
【0028】
具体的に、図2に示す画面左側フレームについて、


は、テキストの断片Aを、


は、テキストの断片Bを、


は、テキストの断片Cを、


は、テキストの断片Dを、


は、テキストの断片Eを、


は、テキストの断片Fを夫々構成している。
【0029】
一方、画面右側フレームついては、画面左側フレームと、テキスト断片AとCの間にテキスト断片Bに換えてテキスト断片G、


が設定され、テキスト断片Dが削除され、テキスト断片EとF間にテキスト断片H


が挿入されている。
【0030】
図3では、画面左側のフレームワークを(1)で示し、画面右側のフレームワークを(2)で示し、それらを構成するテキスト断片の符号のみで表す。フレームワーク(2)は、フレームワーク(1)の断片(ACEF)を引き継ぎつつも、若干の違いがでていることがわかる。
【0031】
図3中の「あ」では、左の範囲が右では変更(ABC→AGC)されたことを、「い」では、左の範囲が削除(CDE→CE)されたことを、「う」では、左の箇所が右で新しい部分が挿入(EF→EHF)されたことを夫々示している。
【0032】
ここでは、それぞれを
<A|B|C→A|G|C>、<C|D|E→C|φ|E>、<E|φ|F→E|H|F>
と表現し、これを、更新関係ということにする。
【0033】
フレームワーク(2)を、上記三つの更新関係で表現すると、以下のようにまとめることができる。
【0034】
基点となるフレームワーク:フレームワーク(1)
(1)を基点とした更新関係集合:<A|B|C→A|G|C>,<C|D|E→C|φ|E>,<E|φ|F→E|H|F>
であるとき、フレームワーク(2)はフレームワーク(1)に依存すると表現し、(1)→(2)と表現する。
【0035】
この関係を以下の様に表現する。
【0036】
(1)→(2)=[(1)|<A|B|C→A|G|C>,<C|D|E→C|φ|E>,<E|φ|F→E|H|F>]
次に、複数フレームワーク間の依存関係についての関係抽出について説明する。
【0037】
各フレームワーク(1)、(2)、(3)の関係が、
(1)→(2)=[(1)|<A|B|C→A|G|C>]
(1)→(3)=[(1)|<A|B|C→A|G|C>,<E|φ|F→E|H|F>]
であるとき、フレームワーク(3)はフレームワーク(2)に依存し、
(2)→(3)=[(2)|<E|φ|F→E|H|F>]
と表現でき、したがって、
「(2)の(1)を基点とした更新関係集合」⊂「(3)の(1)を基点とした更新関係集合」であるとき、(1)→(2)→(3)と表現できる。
【0038】
次に、フレームワーク間の同値性抽出について説明する。
【0039】
(1)→(2)=[(1)|φ]であるとき、フレームワークは同値であると定義し、(1)=(2)と表現する。
【0040】
次に、フレームワーク間の非両立関係の抽出について説明する。
【0041】
図4に示されるように各フレームワーク(1)、(2)、(3)が、
(1)→(2)=[(1)|<B|φ|C →A|E|C>]
(1)→(3)=[(1)|<A|BC|D→A|φ|D>]
の関係であるとき、フレームワーク(2)と(3)は非両立関係であり、(2)←→(3)と表現する。
【0042】
3つのフレームワーク(1)、(2)、(3)に対して、仮に、(1)→(2)かつ(1)→(3)であり、あるフレームワーク(2)の更新関係集合の要素<LMN→OPQ>に対して、あるフレームワーク(3)の更新関係集合の要素<RST→UVW>が存在し、(M∩S≠φ)または、(M=φかつL∩S≠φかつN∩S≠φ)のとき、フレームワーク(2)と(3)は非両立関係にある。
【0043】
したがって、フレームワーク(2)と(3)が非両立関係のときには、フレームワーク(2)と(3)に依存するフレームワークを生成することはできない。
【0044】
次に、フレームワークの自動生成について説明する。
【0045】
フレームワーク(1)とフレームワーク(2)が、
(1)→(2)=[(1)|<A|B|C→A|G|C>,<C|D|E→C|φ|E>]
(1)→(3)=[(1)|<E|φ|F→E|H|F>]
の関係を満たすとき、フレームワーク(2)とフレームワーク(3)に依存するフレームワーク(4)を以下のルールで自動生成する場合である。
【0046】
(4)=[(1)|<A|B|C→A|G|C>,<C|D|E→C|φ|E>,<E|φ|F→E|H|F>]
つまり、フレームワーク(4)は、「(4)の(1)を基点とした更新関係集合」が、
「(2)の(1)を基点とした更新関係集合」∪「(3)の(1)を基点とした更新関係集合」となるものである。
【0047】
(4)を[(2)、(3)|φ]とも記述する。
【0048】
次いで、フレームワーク間の依存関係の更新について説明する。
【0049】
オペレータは、所望に応じてフレームワーク間の依存関係を変更することができる。
【0050】
また、自動抽出による依存関係が変更された場合には、その旨がオペレータに通知される。
【0051】
オペレータは、所望に応じて非両立関係を追加することができる。基本的には自動抽出された非依存関係は、変更することができない。
【0052】
オペレータは、フレームワーク間の関係に特別な注意を持たせたいときには、関係に対してドキュメントをリンクする。あるいは、関係の表示色を変更することが好適である。
【0053】
次に、フレームワーク間の更新関係の解消について説明する。
【0054】
図5に示すように、オペレータは、更新関係B→Dに関して、BとDのどちらか一方を残りの一方に変更することで、更新関係を解消させることができる。フレームワーク(1)とフレームワーク(1)’の間にあった更新関係が、フレームワーク(2)-(2)′、フレームワーク(3)-(3)′の関係では、解消されていることを示している。このような更新関係解消にしたがって、フレームワーク(1)を基点とするフレームワーク(1)’の更新関係集合が空集合に変化したならば、2つのフレームワークは同値になる。
【0055】
図11は、新規フレームワークの構築時の標準的なフローを示している。一例として図6に示された各フレームワークの構築について説明する。
【0056】
ステップS1:
各フレームワークの解決する内容が書かれた付帯資料一覧を、検索し、読み解くことで、必要な拡張フレームワーク群の組み合わせを仮決定する。
【0057】
4つのフレームワークは、順序付けられた断片の集まりとしてモデル化され、これらのフレームワークはフレームワーク(1)およびフレームワーク(1)との差分情報で管理されている。これにより、フレームワーク(2)〜(4)を、拡張フレームワークという観点で、拡張要素、毎に、ノウハウを分かりやすく蓄積することができるとの効果がある。
【0058】
図6では、例えばフレームワーク(1)〜(4)の間に、以下の関係がある。
【0059】
(1)=[(1)|<B|φ|C→B|F|C>]
(3)=[(1)|<A|BC|D→A|φ|D>]
(4)=[(1)|<D|E|φ→D|G|φ>]
(1)→(2)、(1)→(3)、(1)→(4)、(2)←→(3)
また、このうち、フレームワーク(2)と(4)を選択したことを表している。
【0060】
ステップS2:
オペレータは自動作成されたフレームワークについての情報を見ることにより、組み合わせが適切か、不足している機能は何かなどといった情報を判断し、組み合わせを最終決定し、コード等のテキスト情報が自動生成される。
【0061】
図7はフレームワーク(5)をフレームワーク(2)と(4)から作成したことを示している。
【0062】
(5)=[(1)|<B|φ|C→B|F|C>,<D|E|φ→D|G|φ>]=[(3),(4)|φ]
(3)→(5)、(4)→(5)
ステップS3:
オペレータは、自動生成された情報を専用エディタを利用して編集し、自分の開発システム向けにカスタマイズを行う。
【0063】
図8では、フレームワーク(5)でA、F、Gに関しては変更がおこなわれ、A′、F′、G′となったことを示している。
【0064】
(5)’=[(3),(4)|<B|F|C→B|F’|C>,<D|G|φ→D|G’|φ>,<φ|A|B→φ|A’|B>]
ステップS4,S5,S6
開発終了後、オペレータは、カスタイマイズを行ったフレームワークと既存フレームワーク間の更新関係、依存関係について再自動抽出を行う。
【0065】
専用のビューアを利用して、開発システム向けにカスタマイズを行ったフレームワークから、改善点を、利用したフレームワークへ反映する。また、新規にフレームワークを作成する。すなわち、ノウハウの反映である。
【0066】
図9では、変更が行われたフレームワークA′、F′、G′に関して、A′、F′については、フレームワーク(5)固有の変更点として登録されていることがわかる。
【0067】
また、G′に関しては、フレームワーク(4)の改善点として、フレームワーク(4)へのフィードバックが行われ、フレームワーク(4)のバージョンアップ(4)Ver2として登録されている。
【0068】
(5)=[(3),(4)Ver2|<B|F|C→B|F’|C>, <φ|A|B→φ|A’|B>]
(4)Ver2=[(4)|<D|G|φ→D|G’|φ>]=[(1)|<D|E|φ→D|G’|φ>]
以上のステップで、フレームワーク(5)の開発が完了した。
【0069】
次のステップは、フレームワーク(5)の開発を通じて、更新されたフレームワーク(4)に依存する他のフレームワークの更新に関するものである。
【0070】
ステップS7:
フレームワーク(4)(4)のバージョンアップの他へ反映
フレームワーク(4)のバージョンアップにより、フレームワーク(4)と(2)に依存するフレームワーク(6)もバージョンアップを行うことができる。例えば、以下のように表すことができる。
【0071】
(6)=[(2),(4)|....]
(6)Ver2=[(2),(4)Ver2|....]
一般的に、バージョンアップは手動で確認をしていく作業が不可欠であり、必要なときに、逐次このような、関連するフレームワークの更新を行うことが好適である。
【実施例】
【0072】
上述した本発明の実施形態を動作監視システムに適用した実施例について説明する。
【0073】
一般的な動作監視システムは、監視対象のイベント検出を司る機能と、イベントへの対応処理を司る機能を備えている。
【0074】
監視システムの中核をなす動作監視制御部と監視対象にセットされる各種センサと、監視端末と、運用データベース、さらには動作監視システムと協同する他のシステムと結ばれている。センサ及びセンサ構成機器は、動作監視制御部との間でイベントのプッシュ、プルが行われる。
【0075】
図12に示された動作監制御部20は、イベントを検出するために、2重系21、センサ22、センサ構成機器23、他システム24など多様な対象を監視する。
【0076】
それぞれの対象に対する監視は、例えばCOTS(Commercial Off The Shelf)、すなわち情報技術に関わるシステム設計及び構築に際して利用する、開発済みの既存の汎用ソフトウェアもしくはツールによる監視、センサ構成機器の監視、他ノードの監視結果の報告受信といった多様な手段で行うことができる。
【0077】
また、動作監視制御部20は、イベント検出に対する対応処理として、監視端末装置25への動作監視画面の更新やアラームなどの出力、運用データベース26への監視ログの書き込み、他システム27への検出結果の報告などの対応処理を行う。
【0078】
このような動作監視システムにおけるフレームワークの構成要素は、システム構成要素の動作状況のイベント検出に応じたイベント検出時の対応処理を実現するための基本フレームワークと、基本フレームワークの機能を拡張した拡張フレームワークとに分けることができる。システム構成要素の動作状況としては、例えば2重系、作動状況(Live Check)や通信状況などが挙げられる。また、対応処理の例としては、アラーム通知やログ書き込みなどが挙げられる。
【0079】
動作監視システムに適した拡張フレームワークとしては、次のようなものを挙げることができる。
【0080】
まず、動作監視制御部間での動作状況の同期が必要な場合である。この場合を、「拡張フレームワーク1」と名づける。例えば、動作監視制御部が複数のサーバに設置されて、夫々の動作監視制御部が入手した動作状況に同期を取る必要がある場合には、そのための拡張要素をフレームワークに追加したものである。
【0081】
次に、複数の動作状況の組み合わせで論理的動作状況を算出する場合である。この場合を、「拡張フレームワーク2−a」と名づける。例えば、ある装置Aの動作状況の異常/正常の状況を、装置Aの2重系機能の状態、通信機能の状態、冷却ファンの状態など装置Aに関する複数の動作状況から算出する必要がある場合に、必要な拡張要素をフレームワークに追加したものである。
【0082】
次に、複数の動作状況の組み合わせで論理的動作状況を算出する例が多数の場合である。この場合を、「拡張フレームワーク2−b」と名づける。拡張フレームワーク2−aと基本的に同じ内容を扱うが、機能的にこのような使用が多数見受けられる場合に最適な拡張要素をフレームワークに追加したものである。尚、拡張フレームワーク2−aと取り扱う問題は同じであるが、フレームワークとしてのアーキテクチャ(解決手段)が異なるものである。
【0083】
次に、動作監視制御部間の通信状況が正常復帰した際の挙動が特殊な場合である。この場合を、「拡張フレームワーク4」と名づける。
【0084】
例えば、動作監視制御部が複数のサーバに設置され、これらの動作監視制御部が同期を取って動作している。動作監視制御部間が切断されている場合には、動作状況の同期を取ることができないので、動作監視制御部間が正常に復帰した場合には、同期処理(動作状況の更新)を行うが、その際のオブザーバの動作に特殊な要件がある場合に、必要な拡張要素をフレームワークに追加するものである。
【0085】
次に、監視対象を操作する場合である。この場合を、「拡張フレームワーク5」と名づける。
【0086】
例えば、ある装置Aに関して、動作状況を検出するだけでなく、電源の入/切などの操作も行う場合に、必要な拡張要素をフレームワークに追加するものである。
【0087】
これらの各フレームワークの関係は、図13のように示すことができる。
【0088】
図13に示すように、基本フレームワークと拡張フレームワーク1、拡張フレームワーク2−a、拡張フレームワーク2−b及び拡張フレームワーク5は依存関係にある。また、基本フレームワークと拡張フレームワーク4は依存関係にある。一方、拡張フレームワーク2−aと拡張フレームワーク2−bとは、非両立関係にある。
【0089】
上述したように、本発明によれば、拡張フレームワークの組み合わせにより、使いやすく高機能なフレームワークを、カスタマイズして自動生成できる。更に、拡張フレームワークという観点で、拡張要素ごとに、ノウハウを分かりやすく蓄積することができるフレームワーク自動生成が可能となる。
【0090】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、上述の実施の形態では、説明の便宜のために各機能を有する部分に個別の名称を付して説明したが、各機能を有する部分を兼用し、或いは、更に細分化して実施するなど種々設計変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】本発明の実施の形態に係るフレームワークの自動生成装置のシステム構成例を示す。
【図2】オープンソースEclipseの画面を示す。
【図3】フレームワークのモデル化と各フレームワークの関係を示す図。
【図4】フレームワークのモデル化と各フレームワークの関係を示す図。
【図5】フレームワークのモデル化と各フレームワークの関係を示す図。
【図6】フレームワークのモデル化と各フレームワークの関係を示す図。
【図7】フレームワークのモデル化と各フレームワークの関係を示す図。
【図8】フレームワークのモデル化と各フレームワークの関係を示す図。
【図9】フレームワークのモデル化と各フレームワークの関係を示す図。
【図10】フレームワークのモデル化と各フレームワークの関係を示す図。
【図11】新規のフレームワーク構築時の標準的なフローを示す図。
【図12】動作監視システムにおけるシステム構成を示す説明図。
【図13】動作監視システムにおける基本フレームワークと拡張フレームワークの依存関係を示す説明図。
【符号の説明】
【0092】
11・・・差分情報モデル化装置、12・・・差分情報管理装置、13・・・編集装置、14・・・フレームワーク情報レポジトリ、20・・・動作監視制御部、21・・・2重系、22・・・センサ、23・・・センサ構成機器、24・・・他システム、25・・・監視端末装置、26・・・運用データベース、27・・・他システム。




 

 


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