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発明の名称 移動無線端末装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6378(P2007−6378A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−186905(P2005−186905)
出願日 平成17年6月27日(2005.6.27)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 仮屋 幸之助
要約 課題
ユーザの意思や利用形態に応じて、複数のレシーバを使い分けることが可能で、使い勝手の良い移動無線端末装置を提供する。

解決手段
切換部50は、制御部100からの指示にしたがって、レシーバ51とパネルスピーカ52とのうち、いずれか一方を選択し、制御部100から与えられる信号を出力する。レシーバ51およびパネルスピーカ52は、それぞれ切換部50を介して制御部100から与えられる信号に基づいて、受話音声や種々の報知音を拡声出力するスピーカである。制御部100は、メモリ70に記憶される制御プログラムにしたがって切換部50を制御し、ユーザ操作や、通知される発信者番号、発信先の電話番号、通話の時間帯、筐体の開閉などに応じて、レシーバ51あるいはパネルスピーカ52のうち一方を用いる制御を行うようにしたものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
無線基地局と通信する移動無線端末装置において、
受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、
受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、
前記第1拡声手段と前記第2拡声手段のうち、一方を選択するパラメータを記憶する記憶手段と、
この記憶手段が記憶するパラメータに基づいて、前記第1拡声手段と前記第2拡声手段のうち、いずれか一方を選択的に用いて、受話音声を拡声出力する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項2】
無線基地局と通信する移動無線端末装置において、
受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、
受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、
前記第1拡声手段に対応し、前記無線基地局からの着信に対する応答の指示をユーザから受け付ける第1受付手段と、
前記第2拡声手段に対応し、前記無線基地局からの着信に対する応答の指示をユーザから受け付ける第2受付手段と、
前記無線基地局から着信があった場合に、前記第1受付手段が操作された場合には、前記第1拡声手段を用いて受話音声を拡声出力し、一方、前記第2受付手段が操作された場合には、前記第2拡声手段を用いて受話音声を拡声出力する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項3】
無線基地局と通信するもので、音声のみを用いた第1通信と、音声と映像を用いた第2通信を選択的に実施する移動無線端末装置において、
受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、
受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、
前記無線基地局から着信があった場合に、前記無線基地局からの着信の種別が、前記第1通信か前記第2通信かを判定する判定手段と、
この判定手段が前記第1通信と判定した場合には、前記第1拡声手段を用いて受話音声を拡声出力し、一方、前記判定手段が前記第2通信と判定した場合には、前記第2拡声手段を用いて受話音声を拡声出力する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項4】
無線基地局と通信する移動無線端末装置において、
受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、
受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、
複数の発信者の識別情報に、それぞれ前記第1拡声手段の識別情報または前記第2拡声手段の識別情報を対応づけて記憶する記憶手段と、
前記無線基地局からの着信時に、前記基地局から通知される発信者の識別情報を検出する検出手段と、
前記記憶手段が記憶する情報のうち、前記検出手段が検出した識別情報に対応する情報に応じて、前記第1拡声手段と前記第2拡声手段のうち、いずれか一方を用いて受話音声を拡声出力する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項5】
無線基地局と通信する移動無線端末装置において、
受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、
受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、
複数の発信先の識別情報に、それぞれ前記第1拡声手段の識別情報または前記第2拡声手段の識別情報を対応づけて記憶する記憶手段と、
前記無線基地局に対する発信時に、発信先の識別情報を検出する検出手段と、
前記記憶手段が記憶する情報のうち、前記検出手段が検出した識別情報に対応する情報に応じて、前記第1拡声手段と前記第2拡声手段のうち、いずれか一方を用いて受話音声を拡声出力する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項6】
無線基地局と通信する移動無線端末装置において、
受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、
受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、
前記無線基地局との通信中に、ユーザからの要求を受け付ける受付手段と、
この受付手段がユーザから要求を受け付けた場合に、前記第1拡声手段と前記第2拡声手段のうち、現在使用している拡声手段から使用していない拡声手段に切り換えて受話音声を拡声出力する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項7】
無線基地局と通信するもので、筐体が開閉構造を有する移動無線端末装置において、
受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、
受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、
前記筐体の開閉を検出する検出手段と、
通話中に前記検出手段が前記筐体が開かれたことを検出した場合には、前記第1拡声手段を用いて受話音声を拡声出力し、一方、通話中に前記検出手段が前記筐体が閉じられたことを検出した場合には、前記第2拡声手段を用いて受話音声を拡声出力する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項8】
無線基地局と通信するもので、第1の通信相手と第2の通信相手と通信リンクを維持しながら、これらの通信相手と選択的に通信を行う三者間通信を行うことが可能な移動無線端末装置において、
受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、
受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、
前記無線基地局と前記三者間通信を行っている際に、ユーザから通信相手を切り換える要求を受け付ける受付手段と、
この受け付け手段がユーザから要求を受け付けた場合に、前記第1拡声手段と前記第2拡声手段のうち、現在使用している拡声手段から使用していない拡声手段に切り換えて受話音声を拡声出力する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項9】
無線基地局と通信する移動無線端末装置において、
受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、
受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、
時刻を計時する計時手段と、
時刻を示す時刻情報と、前記第1拡声手段の識別情報または前記第2拡声手段の識別情報を対応づけて記憶する記憶手段と、
前記無線基地局に対する発信時に、前記記憶手段が記憶する情報のうち、前記計時手段が計時する時刻に対応する情報に応じて、前記第1拡声手段と前記第2拡声手段のうち、いずれか一方を用いて受話音声を拡声出力する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項10】
無線基地局と通信する移動無線端末装置において、
受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、
受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、
バッテリの電力残量を検出する検出手段と、
この検出手段が検出した電力残量が予め設定した閾値未満となり、かつ現在使用している拡声手段が前記第1拡声手段の場合に、前記第2拡声手段を用いて受話音声を拡声出力する制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば携帯電話システムやPHS(Personal Handyphone System)などで用いられる移動無線端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、移動無線端末装置は、受話用のスピーカとしてレシーバを備えるが(例えば、特許文献1参照)、最近の移動無線端末装置は、電子メールの送受信機能やディジタルカメラの搭載により、レシーバと同一面上に大型の液晶画面を備えるようになっている。このため、ユーザは、レシーバの耳への位置決めが行いにくく、使い勝手が悪いという問題があった。
【0003】
これに対して本発明者らは、表示部にパネルスピーカを搭載し、耳の位置決めを容易にするようにした。しかしながら、パネルスピーカは通常のレシーバに比して再生音が拡散しやすく、利用環境によっては周囲に迷惑がかかるなどの問題があった。
【特許文献1】特開2004−173049公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の移動無線端末装置では、通常のレシーバは耳への位置決めが行いにくく、使い勝手が悪いという問題があり、パネルスピーカは通常のレシーバに比して再生音が拡散しやすく、利用環境によっては周囲に迷惑がかかるなどの問題があった。
【0005】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、ユーザの意思や利用形態に応じて、複数のレシーバを使い分けることが可能で、使い勝手の良い移動無線端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、この発明は、無線基地局と通信する移動無線端末装置において、受話音声を拡声出力する第1拡声手段と、受話音声を拡声出力する第2拡声手段と、第1拡声手段と第2拡声手段のうち、一方を選択するパラメータを記憶する記憶手段と、この記憶手段が記憶するパラメータに基づいて、第1拡声手段と第2拡声手段のうち、いずれか一方を選択的に用いて、受話音声を拡声出力する制御手段とを具備して構成するようにした。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、ユーザの意思や利用形態に応じて、複数のレシーバを使い分けることが可能で、使い勝手の良い移動無線端末装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すものである。この移動無線端末装置は、折りたたみ式の筐体構造となっており、アンテナ1、無線部10、カメラ部20、表示部30、マイクロホン40、切換部50、レシーバ51、パネルスピーカ52、キー操作部60、メモリ70、バッテリ残量検出部80、開閉検出部90、制御部100を備えている。
【0009】
無線部10は、アンテナ1が移動通信網に収容される無線基地局BSから受信した無線信号をダウンコンバートして復調し、通信相手局から送信された符号化音声データ、受信メールデータあるいはwebデータを得て、これを制御部100に出力する。また無線部10は、制御部100から与えられる符号化音声データや送信メールデータを用いてベースバンド信号を変調し、これをアップコンバートして無線信号を生成し、アンテナ1を通じて上記無線基地局BSに送信する。
【0010】
カメラ部20は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いた電子カメラであって、撮像した画像をエンコードして画像データとして制御部100に出力する。
【0011】
表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)などを用いた表示装置であって、制御部100によって制御され、テキストや画像など種々の視覚的な情報をユーザに映示するものである。また表示部30のユーザと対峙する表面には、パネルスピーカ52が実装される。
【0012】
マイクロホン40は、ユーザの送話音声を集音し、送話音声信号に変換して制御部100に出力する。
切換部50は、制御部100からの指示にしたがって、レシーバ51とパネルスピーカ52とのうち、いずれか一方を選択し、制御部100から与えられる信号を出力する。レシーバ51およびパネルスピーカ52は、それぞれ切換部50を介して制御部100から与えられる信号に基づいて、受話音声や種々の報知音を拡声出力するスピーカである。
【0013】
キー操作部60は、複数のキースイッチなどを備え、ユーザの要求を受け付けるものである。
メモリ70は、制御部100の制御プログラムや制御データ、電話番号、名称および顔写真などの画像データを対応づけた電話帳データを記憶するとともに、送受信したメールデータや、カメラ部20で撮像した画像データ、当該移動無線端末装置の動作設定のパラメータなどが記憶される。
【0014】
バッテリ残量検出部80は、図示しない動作用のバッテリに蓄積される電力量を検出するものであり、検出結果を制御部100に通知する。
開閉検出部90は、折りたたみ式の当該移動無線端末装置の筐体開閉を検出するものであり、検出結果を制御部100に通知する。
【0015】
制御部100は、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するものである。例えば、制御部100は、無線部10が無線基地局から着信信号を受信した場合に、表示部30を制御するとともに、切換部50を制御して、レシーバ51やパネルスピーカ52より着信の発生を報知するとともに、キー操作部60を通じたユーザの応答操作により、上記着信に応答する信号を無線部10に送信させ、音声通信リンクを確立する着信制御機能を備える。
【0016】
また制御部100は、無線基地局BSを通じて音声通信リンクが開設された場合には、無線部10にて復調された符号化音声データを復号して音声信号を再生し、レシーバ51やパネルスピーカ52から拡声出力する。これにより、通話相手局からの送話音声がユーザに伝達される。また制御部100は、マイクロホン40から入力された音声信号を符号化して符号化音声データを生成し、これを無線部10に与えて、通話相手に送信させる。
【0017】
さらに制御部100は、電子メールの送受信制御機能を備える。キー操作部60を通じたユーザからの指示に従って、送信メールを作成し、これをメモリ70に記録する。そしてキー操作部60を通じたユーザからの要求に応じて、メモリ70から上記送信メールを読み出し、無線部10を制御して、無線基地局BSを通じて送信メールの送信を行う。
【0018】
また制御部100は、無線部10が電子メールを受信した場合に、この受信メールをメモリ70に記録する。そしてキー操作部60を通じたユーザからの要求に応じて、メモリ70に記録した受信メールを読み出し、表示部30に表示する。
【0019】
その他、制御部100は、webデータを閲覧するための制御機能、無線基地局BSから配信される情報を受信するための制御機能や、三者間通信が復帰した旨を報知するコールウエイティング報知制御機能、スケジュールデータを管理する制御機能、スケジュールに連動してアラーム音を拡声出力するスレジュールアラーム制御機能、時刻に応じてアラーム音を拡声出力するアラーム制御機能、キッチンタイマのように短時間をカウントダウンして時間経過を報知するタイマ制御機能、ユーザに警告を報知する警報制御機能、上記バッテリの残量が閾値以下に低下したことを報知するローバッテリ警告制御機能、キー操作部60の操作を確認音として出力する制御機能、不在応答時にメモリ70に記録した発信者の音声データをメモリ70に記録したり、この音声データを読み出して再生する簡易留守録音制御機能、マイクロホン40を通じて入力された音声をデータ化してメモリ70に記録し、この記録した音声データを読み出して再生する音声メモ制御機能などを備える。
【0020】
また制御部100は、メモリ70に記憶される制御プログラムにしたがって切換部50を制御し、レシーバ51あるいはパネルスピーカ52のうち一方を用いる制御を行う。さらに、制御部100は、現在の時刻を計時する計時手段100aを備える。
【0021】
次に、上記構成の移動無線端末装置の動作について説明する。なお、以下の説明では、無線基地局BSとの間に通信リンクを確立する手順や、音声通信を実現するための制御、電話帳データの登録や呼出、編集などの説明は省略し、制御部100がメモリ70が記憶する制御プログラムおよび切換パラメータなどにしたがって切換部50を切換制御し、当該移動無線端末装置の状態やユーザの要求に応じて、レシーバ51とパネルスピーカ52を選択的に用いる動作制御について説明する。
【0022】
まず第1の実施形態に係わる移動無線端末装置の動作を説明する。この実施形態に係わる移動無線端末装置は、図1に示したような構成からなり、図2のフローチャートに示すような制御が行われる。この動作制御は、移動通信網を介して通話相手端末との間に通信リンクが開設された場合に開始される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0023】
まず、ステップ2aにおいて制御部100は、メモリ70に記憶される切換パラメータに設定される情報を参照し、ステップ2bに移行する。上記切換パラメータには、レシーバ51を使用するか、あるいはパネルスピーカ52を使用するかを示す情報が記憶される。この情報は、キー操作部60を通じて、ユーザにより任意に変更可能である。
【0024】
ステップ2bにおいて制御部100は、ステップ2aで参照した切換パラメータに、レシーバ51を使用する情報が設定されていたか、あるいはパネルスピーカ52を使用する情報が設定されていたかを判定する。ここで、レシーバ51を使用する情報が設定されていた場合には、ステップ2dに移行し、一方、パネルスピーカ52を使用する情報が設定されていた場合には、ステップ2cに移行する。
【0025】
ステップ2cにおいて制御部100は、パネルスピーカ52を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、パネルスピーカ52を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザはパネルスピーカ52から拡声出力される音声を聴きながら運用を行う。
【0026】
一方、ステップ2dにおいて制御部100は、レシーバ51を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、レシーバ51を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザはレシーバ51から拡声出力される音声を聴きながら運用を行う。
【0027】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、通話が開始される直前に切換部50を切換制御して、レシーバ51とパネルスピーカ52のうち、メモリ70に記憶される切換パラメータに応じたものを利用して音声を拡声出力するようにしている。したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、ユーザの意思で、レシーバ51やパネルスピーカ52を選択的に使用でき、使い勝手がよい。
【0028】
次に、第2の実施形態に係わる移動無線端末装置の動作を説明する。この実施形態に係わる移動無線端末装置は、図1に示したような構成からなり、図3のフローチャートに示すような制御が行われる。この動作制御は、移動通信網から着信が発生した場合に開始される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0029】
まず、ステップ3aにおいて制御部100は、キー操作部60に設けられた応答キーへのユーザ操作を検出し、ステップ3bに移行する。なお、上記応答キーとしてキー操作部60は、レシーバ51を使用することを示すレシーバ応答キーと、パネルスピーカ52を使用するパネルスピーカ応答キーとを備える。
【0030】
ステップ3bにおいて制御部100は、ステップ3aで操作された応答キーが、レシーバ応答キーか、パネルスピーカ応答キーかを判定する。ここで、レシーバ応答キーが操作された場合には、ステップ3dに移行し、一方、パネルスピーカ応答キーが操作された場合には、ステップ3cに移行する。
【0031】
ステップ3cにおいて制御部100は、パネルスピーカ52を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、パネルスピーカ52を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザはパネルスピーカ52から拡声出力される音声を聴きながら運用を行う。
【0032】
一方、ステップ3dにおいて制御部100は、レシーバ51を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、レシーバ51を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザはレシーバ51から拡声出力される音声を聴きながら運用を行う。
【0033】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、着信があった場合に、ユーザが操作した応答キーの別に応じて切換部50を切換制御して、レシーバ51とパネルスピーカ52のうち、ユーザが応答キーで意思表示したものを利用して音声を拡声出力するようにしている。
【0034】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、着信時の周囲の状況や環境に応じたユーザの判断と操作で、レシーバ51やパネルスピーカ52を選択的に使用できるので、使い勝手がよい。
【0035】
次に、第3の実施形態に係わる移動無線端末装置の動作を説明する。この実施形態に係わる移動無線端末装置は、図1に示したような構成からなり、図4のフローチャートに示すような制御が行われる。この動作制御は、移動通信網から着信が発生した場合に開始される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0036】
まず、ステップ4aにおいて制御部100は、発生した着信の種類を検出し、ステップ4bに移行する。当該移動無線端末装置は、音声のみで通信を行う通常の通信と、音声と相手側より送られる映像が表示部30に示されるテレビ電話を行う通信を可能としており、着信時には、移動通信網より、上記通信の種別を示す情報が送信され、これを検出するものである。
【0037】
ステップ4bにおいて制御部100は、ステップ4aで検出した着信が音声のみの通常の通信の着信か、映像を伴うテレビ電話の着信かを判定する。ここで、通常の着信の場合には、ステップ4dに移行し、一方、テレビ電話の着信の場合には、ステップ4cに移行する。
【0038】
ステップ4cにおいて制御部100は、パネルスピーカ52を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、パネルスピーカ52を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザはパネルスピーカ52から拡声出力される着信音を聴き、着信に応答すると、相手話者の音声をパネルスピーカ52から聴き、表示部30に表示される相手側からの映像を見ながら運用を行う。
【0039】
一方、ステップ4dにおいて制御部100は、レシーバ51を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、レシーバ51を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザはレシーバ51から拡声出力される着信音を聴き、着信に応答すると、相手話者の音声をレシーバ51で聴いて運用を行う。
【0040】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、着信があった場合に、着信の種別に応じて切換部50を切換制御して、レシーバ51とパネルスピーカ52のうち、通信に適したものを利用して音声を拡声出力するようにしている。したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、通信に適したレシーバ51やパネルスピーカ52を選択的に使用でき、使い勝手がよい。
【0041】
例えば、テレビ電話で通話を行う場合、ユーザは当該移動無線端末装置を対峙するように手に持ち、表示部30に表示される相手話者の映像を見ながら通話を行うことになる。このため、レシーバ51からの拡声出力では、相手話者の音声を聞きにくいことが考えられるが、上述したような構成により、テレビ電話で通話を行う場合には、パネルスピーカ52より拡声出力が行われるので、相手話者の映像が表示部30に表示されている場合、相手話者の口から音声が発せられているように見え、テレビ電話の臨場感が増すという効果を奏する。
【0042】
次に、第4の実施形態に係わる移動無線端末装置の動作を説明する。この実施形態に係わる移動無線端末装置は、図1に示したような構成からなり、図5のフローチャートに示すような制御が行われる。この動作制御は、移動通信網から着信が発生した場合に開始される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0043】
まず、ステップ5aにおいて制御部100は、着信に伴って移動通信網から通知される発信元電話番号を検出し、この電話番号に対応づけられ、メモリ70に記憶される切換パラメータに設定される情報を参照し、ステップ5bに移行する。上記切換パラメータには、レシーバ51を使用するか、あるいはパネルスピーカ52を使用するかを示す情報が記憶される。この情報は、例えば電話帳データの一項目として、電話番号毎に対応づけられてメモリ70に記憶され、キー操作部60を通じて、ユーザにより任意に変更可能である。
【0044】
ステップ5bにおいて制御部100は、ステップ5aで参照した切換パラメータに、レシーバ51を使用する情報が設定されていたか、あるいはパネルスピーカ52を使用する情報が設定されていたかを判定する。ここで、レシーバ51を使用する情報が設定されていた場合には、ステップ5dに移行し、一方、パネルスピーカ52を使用する情報が設定されていた場合には、ステップ5cに移行する。
【0045】
ステップ5cにおいて制御部100は、パネルスピーカ52を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、パネルスピーカ52を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザはパネルスピーカ52から拡声出力される着信音を聴き、着信に応答すると、相手話者の音声をパネルスピーカ52から聴いて運用を行う。
【0046】
一方、ステップ5dにおいて制御部100は、レシーバ51を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、レシーバ51を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザはレシーバ51から拡声出力される着信音を聴き、着信に応答すると、相手話者の音声をレシーバ51で聴いて運用を行う。
【0047】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、着信があった場合に、メモリ70に記憶される切換パラメータに基づいて切換部50を切換制御して、レシーバ51とパネルスピーカ52のうち、発信者に応じたものを利用して音声を拡声出力するようにしている。したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、発信者に応じて、レシーバ51やパネルスピーカ52を選択的に使用でき、使い勝手がよい。 相手話者によって声の大小に差があったり、相手話者が使用する端末装置によって当該移動無線端末装置側で拡声出力される音声の大きさに差が生じることがある。上記構成の移動無線端末装置によれば、上記の事情を考慮して、ユーザが相手話者に応じて予めレシーバ51かあるいはパネルスピーカ52を使用するように設定できるので、例えば拡声音声が聞きづらい相手の場合には、パネルスピーカ52を利用するように設定し、一方、声が大きい相手の場合には、レシーバ51を利用するように設定できる。このように、ユーザが快適な運用環境を構築でき、またいったん設定を行えば、ユーザは通話相手に応じて切り換えを行う必要が無く利便性が高い。
【0048】
次に、第5の実施形態に係わる移動無線端末装置の動作を説明する。この実施形態に係わる移動無線端末装置は、図1に示したような構成からなり、図6のフローチャートに示すような制御が行われる。この動作制御は、ユーザによって発信操作がなされた場合に開始される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0049】
まず、ステップ6aにおいて制御部100は、ユーザの発信操作の際に、入力あるいは選択された発信先電話番号を検出し、この電話番号に対応づけられ、メモリ70に記憶される切換パラメータに設定される情報を参照し、ステップ6bに移行する。上記切換パラメータには、レシーバ51を使用するか、あるいはパネルスピーカ52を使用するかを示す情報が記憶される。この情報は、例えば電話帳データの一項目として、電話番号毎に対応づけられてメモリ70に記憶され、キー操作部60を通じて、ユーザにより任意に変更可能である。
【0050】
ステップ6bにおいて制御部100は、ステップ6aで参照した切換パラメータに、レシーバ51を使用する情報が設定されていたか、あるいはパネルスピーカ52を使用する情報が設定されていたかを判定する。ここで、レシーバ51を使用する情報が設定されていた場合には、ステップ6dに移行し、一方、パネルスピーカ52を使用する情報が設定されていた場合には、ステップ6cに移行する。
【0051】
ステップ6cにおいて制御部100は、パネルスピーカ52を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、パネルスピーカ52を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザはパネルスピーカ52から拡声出力されるリングバックトーンを聴き、発信先が着信に応答すると、相手話者の音声をパネルスピーカ52から聴いて運用を行う。
【0052】
一方、ステップ6dにおいて制御部100は、レシーバ51を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、レシーバ51を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザはレシーバ51から拡声出力されるリングバックトーンを聴き、発信先が着信に応答すると、相手話者の音声をレシーバ51で聴いて運用を行う。
【0053】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、発信を行った場合に、メモリ70に記憶される切換パラメータに基づいて切換部50を切換制御して、レシーバ51とパネルスピーカ52のうち、発信先に応じたものを利用して音声を拡声出力するようにしている。したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、発信先に応じて、レシーバ51やパネルスピーカ52を選択的に使用でき、使い勝手がよい。 相手話者によって声の大小に差があったり、相手話者が使用する端末装置によって当該移動無線端末装置側で拡声出力される音声の大きさに差が生じることがある。上記構成の移動無線端末装置によれば、上記の事情を考慮して、ユーザが相手話者に応じて予めレシーバ51かあるいはパネルスピーカ52を使用するように設定できるので、例えば拡声音声が聞きづらい相手の場合には、パネルスピーカ52を利用するように設定し、一方、声が大きい相手の場合には、レシーバ51を利用するように設定できる。このように、ユーザが快適な運用環境を構築でき、またいったん設定を行えば、ユーザは通話相手に応じて切り換えを行う必要が無く利便性が高い。
【0054】
次に、第6の実施形態に係わる移動無線端末装置の動作を説明する。この実施形態に係わる移動無線端末装置は、図1に示したような構成からなり、図7のフローチャートに示すような制御が行われる。この動作制御は、通話が開始された場合に繰り返し実行される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0055】
まず、ステップ7aにおいて制御部100は、キー操作部60に設けられた切換キーに対して、ユーザ操作が行われたか否かを判定する。ここで上記切換キーに対してユーザ操作が行われたことを検出した場合には、ステップ7bに移行し、一方、検出しない場合には、上記切換キーに対するユーザ操作の監視を継続する。
【0056】
ステップ7bにおいて制御部100は、切換部50の切換設定がレシーバ51を選択する設定になっているか否かを判定する。ここで、切換部50の切換設定がレシーバ51を選択する設定になっている場合には、ステップ7cに移行し、一方、切換部50の切換設定がパネルスピーカ52を選択する設定になっている場合には、ステップ7dに移行する。
【0057】
ステップ7cにおいて制御部100は、パネルスピーカ52を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザは、相手話者の音声をパネルスピーカ52から聴いて運用を行う。
【0058】
一方、ステップ7dにおいて制御部100は、レシーバ51を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザは、相手話者の音声をレシーバ51で聴いて運用を行う。
【0059】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、通話中に切換キーに対するユーザ操作があった場合に、切換部50を切換制御して、レシーバ51を使用していた場合にはパネルスピーカ52に切り換え、一方、パネルスピーカ52を使用していた場合にはレシーバ51に切り換えて、音声を拡声出力するようにしている。
【0060】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、通話中にユーザが切換キーを操作するという操作で、任意に交互に切り換えを行うことができ、使い勝手がよい。例えば、ユーザが移動しながら運用する場合や、人の出入りが多い場所にいる場合など、環境が時々刻々と変化するような場合に、切換キーを操作するだけで、交互にレシーバ51とパネルスピーカ52とを切り換えられるので、周囲の環境に適した運用が行える。
【0061】
次に、第7の実施形態に係わる移動無線端末装置の動作を説明する。この実施形態に係わる移動無線端末装置は、図1に示したような構成からなり、図8のフローチャートに示すような制御が行われる。この動作制御は、通話が開始された場合に繰り返し実行される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0062】
まず、ステップ8aにおいて制御部100は、開閉検出部90の検出結果に基づいて、当該移動無線端末装置の筐体が開いた状態から閉じた状態に変化したり、あるいは閉じた状態から開いた状態に変化したか否かを判定する。ここで上記のように開閉に変化があった場合には、ステップ8bに移行し、一方、開閉の変化がない場合には、上記開閉の変化の監視を継続する。
【0063】
ステップ8bにおいて制御部100は、開閉検出部90の検出結果に基づいて、当該移動無線端末装置の筐体が閉じた状態にあるか開いた状態にあるかを判定する。ここで、当該移動無線端末装置の筐体が開いた状態にあると判定した場合には、ステップ8cに移行し、一方、当該移動無線端末装置の筐体が閉じた状態にあると判定した場合には、ステップ8dに移行する。
【0064】
ステップ8cにおいて制御部100は、パネルスピーカ52を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザは、相手話者の音声をパネルスピーカ52から聴いて運用を行う。
【0065】
一方、ステップ8dにおいて制御部100は、レシーバ51を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザは、相手話者の音声をレシーバ51で聴いて運用を行う。
【0066】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、通話中に筐体の開閉があった場合に、切換部50を切換制御して、開いた状態の場合にはパネルスピーカ52に切り換え、一方、閉じた状態の場合にはレシーバ51に切り換えて、音声を拡声出力するようにしている。
【0067】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、通話中にユーザが筐体を開閉することで任意に切り換えを行うことができ、使い勝手がよい。また閉じた状態にして通話を中断すると、レシーバ51に切り替えることで、パネルスピーカ52の利用時に比べ消費電流を抑えることができる。またレシーバ52に比べ音漏れを防ぐこともできる。
【0068】
さらには、上記ステップ8cにおいて制御部100は、マイクロホン40をONにし、一方、上記ステップ8dにおいて制御部100は、マイクロホン40をOFFにするようにしてもよい。これによれば、筐体の開閉で、マイクロホン40をON/OFF制御できるため、筐体の開閉という容易な操作で、ユーザの送話音声の送信を停止でき、簡単に保留状態にすることができる。
【0069】
次に、第8の実施形態に係わる移動無線端末装置の動作を説明する。この実施形態に係わる移動無線端末装置は、図1に示したような構成からなり、図9のフローチャートに示すような制御が行われる。この動作制御は、移動通信網を通じて、2つの通話相手を選択的に切り換えて通話を行う、いわゆる三者間通信が開始された場合に繰り返し実行される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0070】
まず、ステップ9aにおいて制御部100は、キー操作部60に設けられた切換キーに対して、ユーザ操作が行われたか否かを判定する。ここで上記切換キーに対してユーザ操作が行われたことを検出した場合には、ステップ9bに移行し、一方、検出しない場合には、上記切換キーに対するユーザ操作の監視を継続する。
【0071】
ステップ9bにおいて制御部100は、現在の通話相手が、第1の話者であるか、第2の話者であるかを判定する。ここで、第1の話者と通話している状態にあると判定した場合には、ステップ9cに移行し、一方、第2の話者と通話している状態にあると判定した場合には、ステップ9dに移行する。
【0072】
ステップ9cにおいて制御部100は、パネルスピーカ52を使用するように切換部50を制御するとともに、移動通信網に対して通話相手を切り換える信号を送信し、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザは、第1の話者の音声をパネルスピーカ52から聴いて運用を行う。
【0073】
一方、ステップ9dにおいて制御部100は、レシーバ51を使用するように切換部50を制御するとともに、移動通信網に対して通話相手を切り換える信号を送信し、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザは、第2の話者の音声をレシーバ51で聴いて運用を行う。
【0074】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、三者間通信を行っている際に、通話相手を切り換える要求をユーザから受け付けると、切換部50を切換制御して、パネルスピーカ52からレシーバ51へ、あるいはレシーバ51からパネルスピーカ52へ交互に切り換えて、音声を拡声出力するようにしている。したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、三者間通信を行っている際に、通話相手に応じて切り換えを行うことができ、使い勝手がよい。
【0075】
三者間通話を行う場合に、第1の話者と第2の話者を切り換えて通話を繰り返すと、その区別が付かなくなる虞がある。しかしながら、上記構成の移動無線端末装置によれば、話者に応じて拡声出力される音声の位置が変化するので、ユーザは相手話者の混同を避けることができる。
【0076】
次に、第9の実施形態に係わる移動無線端末装置の動作を説明する。この実施形態に係わる移動無線端末装置は、図1に示したような構成からなり、図10のフローチャートに示すような制御が行われる。この動作制御は、通話が開始された場合に実行される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0077】
まず、ステップ10aにおいて制御部100は、計時手段100aから現在の時刻を検出し、この時刻に対応づけられ、メモリ70に記憶される切換パラメータに設定される情報を参照し、ステップ10bに移行する。上記切換パラメータには、レシーバ51を使用するか、あるいはパネルスピーカ52を使用するかを示す情報が記憶される。この情報は、例えば時間帯毎に設定され、ユーザにより任意に変更可能である。
【0078】
ステップ10bにおいて制御部100は、ステップ10aで参照した切換パラメータに、レシーバ51を使用する情報が設定されていたか、あるいはパネルスピーカ52を使用する情報が設定されていたかを判定する。ここで、レシーバ51を使用する情報が設定されていた場合には、ステップ10dに移行し、一方、パネルスピーカ52を使用する情報が設定されていた場合には、ステップ10cに移行する。
【0079】
ステップ10cにおいて制御部100は、パネルスピーカ52を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、パネルスピーカ52を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザは、相手話者の音声をパネルスピーカ52から聴いて運用を行う。
【0080】
一方、ステップ10dにおいて制御部100は、レシーバ51を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、レシーバ51を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザは、相手話者の音声をレシーバ51で聴いて運用を行う。
【0081】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、通信を開始した時刻と、メモリ70に記憶される切換パラメータに基づいて切換部50を切換制御し、レシーバ51とパネルスピーカ52のうち、時刻に応じたものを利用して音声を拡声出力するようにしている。
【0082】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、時刻に応じて、レシーバ51やパネルスピーカ52を選択的に使用でき、深夜などの周囲に迷惑を掛ける虞のある時間帯には、レシーバ51を用い、周囲が騒がしく聞き取りにくい時間帯には、パネルスピーカ52を用いて運用するなど、ユーザの利用環境に応じた設定を行うことができ、使い勝手がよい。
【0083】
次に、第10の実施形態に係わる移動無線端末装置の動作を説明する。この実施形態に係わる移動無線端末装置は、図1に示したような構成からなり、図11のフローチャートに示すような制御が行われる。この動作制御は、通話が開始された場合に繰り返し実行される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0084】
まず、ステップ11aにおいて制御部100は、バッテリ残量検出部80からバッテリの残量レベルを取得するとともに、メモリ70に記憶されるバッテリ閾値情報を参照し、ステップ11bに移行する。
【0085】
ステップ11bにおいて制御部100は、ステップ11aで取得した残量レベルが、参照したバッテリ閾値情報で示される閾値以上か否かを判定する。ここで、残量レベルが閾値以上の場合には、ステップ11cに移行し、一方、残量レベルが閾値未満の場合には、ステップ11dに移行する。
【0086】
ステップ11cにおいて制御部100は、パネルスピーカ52を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、パネルスピーカ52を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザは、相手話者の音声をパネルスピーカ52から聴いて運用を行う。
【0087】
一方、ステップ11dにおいて制御部100は、レシーバ51を使用するように切換部50を制御し、当該処理を終了する。なお、すでに、レシーバ51を使用するように切換部50が設定されていた場合には、切換制御は行わず、当該処理を終了する。このようにして切換制御が行われることで、ユーザは、相手話者の音声をレシーバ51で聴いて運用を行う。
【0088】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、バッテリ残量に応じて切換部50を切換制御し、バッテリ残量が閾値以上の場合にはパネルスピーカ52を利用して音声を拡声出力し、一方、バッテリ残量が閾値未満の場合にはレシーバ51を利用して音声を拡声出力するようにしている。
【0089】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、バッテリ残量が少ない場合には、消費電力が大きいパネルスピーカ52に代わってレシーバ51よりを利用するので運用時間を長くすることができ、使い勝手がよい。
【0090】
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置の第1の実施形態の係わる制御動作を説明するためのフローチャート。
【図3】図1に示した移動無線端末装置の第2の実施形態の係わる制御動作を説明するためのフローチャート。
【図4】図1に示した移動無線端末装置の第3の実施形態の係わる制御動作を説明するためのフローチャート。
【図5】図1に示した移動無線端末装置の第4の実施形態の係わる制御動作を説明するためのフローチャート。
【図6】図1に示した移動無線端末装置の第5の実施形態の係わる制御動作を説明するためのフローチャート。
【図7】図1に示した移動無線端末装置の第6の実施形態の係わる制御動作を説明するためのフローチャート。
【図8】図1に示した移動無線端末装置の第7の実施形態の係わる制御動作を説明するためのフローチャート。
【図9】図1に示した移動無線端末装置の第8の実施形態の係わる制御動作を説明するためのフローチャート。
【図10】図1に示した移動無線端末装置の第9の実施形態の係わる制御動作を説明するためのフローチャート。
【図11】図1に示した移動無線端末装置の第10の実施形態の係わる制御動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
【0092】
1…アンテナ、10…無線部、20…カメラ部、30…表示部、40…マイクロホン、50…切換部、51…レシーバ、52…パネルスピーカ、60…キー操作部、70…メモリ、80…バッテリ残量検出部、90…開閉検出部、100…制御部、100a…計時手段、BS…無線基地局。




 

 


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