米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 株式会社東芝

発明の名称 移動無線端末装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−6377(P2007−6377A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−186904(P2005−186904)
出願日 平成17年6月27日(2005.6.27)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 佐伯 洋介 / 新井 雅恵
要約 課題
筐体の開閉に応じて報知音量が可変される場合でも、ユーザが報知音の発生を認識でき、必要な機会を失う虞の少ない移動無線端末装置を提供する。

解決手段
制御部100は、開閉検出部90の検出結果に基づいて、筐体が開いた状態で、発信動作中や発信操作の直後(経過時間がn未満)、発信動作の中断時、音声データの再生中など、利用者がレシーバ50やパネルスピーカ52に耳を当てている可能性が高い状態の場合に、聴覚保護音量を設定して、着信音やキー操作確認音、警告音を拡声出力し、一方、筐体が開いた状態でも動作状態が上記の状態にない場合には、Max制限音量で着信音やキー操作確認音、警告音を拡声出力するようにしたものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉式の筐体を有する移動無線端末装置において、
前記筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段と、
当該移動無線端末装置が発信動作中であるか否かを判定する判定手段と、
報知音を拡声出力する拡声手段と、
この拡声手段から拡声出力される報知音の音量を制御するものであって、前記報知音を拡声出力する場合に、前記開閉検出手段が閉じた状態にあることを検出した場合には、前記音量を第1の音量に制御し、また前記開閉検出手段が開いた状態にあることを検出し、かつ前記判定手段が発信動作中でないと判定した場合には、前記音量を前記第1の音量よりも小さい第2の音量に制御し、そして前記開閉検出手段が開いた状態にあることを検出し、かつ前記判定手段が発信動作中であると判定した場合には、前記音量を前記第2の音量よりも小さい第3の音量に制御する音量制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項2】
開閉式の筐体を有する移動無線端末装置において、
利用者から発信の要求を受け付ける受付手段と、
この受付手段が要求を受け付けてからの経過時間を計測する計測手段と、
前記筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段と、
報知音を拡声出力する拡声手段と、
この拡声手段から拡声出力される報知音の音量を制御するものであって、前記報知音を拡声出力する場合に、前記開閉検出手段が閉じた状態にあることを検出した場合には、前記音量を第1の音量に制御し、また前記開閉検出手段が開いた状態にあることを検出し、かつ前記計測手段が計測した経過時間が予め設定した時間を経過した場合には、前記音量を前記第1の音量よりも小さい第2の音量に制御し、そして前記開閉検出手段が開いた状態にあることを検出し、かつ前記計測手段が計測した経過時間が予め設定した時間を経過していない場合には、前記音量を前記第2の音量よりも小さい第3の音量に制御する音量制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項3】
開閉式の筐体を有する移動無線端末装置において、
前記筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段と、
当該移動無線端末装置が発信動作の中断中であるか否かを判定する判定手段と、
報知音を拡声出力する拡声手段と、
この拡声手段から拡声出力される報知音の音量を制御するものであって、前記報知音を拡声出力する場合に、前記開閉検出手段が閉じた状態にあることを検出した場合には、前記音量を第1の音量に制御し、また前記開閉検出手段が開いた状態にあることを検出し、かつ前記判定手段が発信動作の中断中でないと判定した場合には、前記音量を前記第1の音量よりも小さい第2の音量に制御し、そして前記開閉検出手段が開いた状態にあることを検出し、かつ前記判定手段が発信動作の中断中であると判定した場合には、前記音量を前記第2の音量よりも小さい第3の音量に制御する音量制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
【請求項4】
開閉式の筐体を有する移動無線端末装置において、
音声データを再生し拡声出力する音声出力手段と、
この音声出力手段が再生中であるか否かを判定する判定手段と、
前記筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段と、
報知音を拡声出力する拡声手段と、
この拡声手段から拡声出力される報知音の音量を制御するものであって、前記報知音を拡声出力する場合に、前記開閉検出手段が閉じた状態にあることを検出した場合には、前記音量を第1の音量に制御し、また前記開閉検出手段が開いた状態にあることを検出し、かつ前記判定手段が再生中でないと判定した場合には、前記音量を前記第1の音量よりも小さい第2の音量に制御し、そして前記開閉検出手段が開いた状態にあることを検出し、かつ前記判定手段が再生中であると判定した場合には、前記音量を前記第2の音量よりも小さい第3の音量に制御する音量制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば携帯電話システムやPHS(Personal Handyphone System)などで用いられ、特に開閉式の筐体を有する移動無線端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、移動無線端末装置は、受話用のスピーカとしてレシーバを備えるが、近時これに加えて、表示部の利用者と対峙する面がスピーカとして機能するパネルスピーカを採用することが検討されている。このようなパネルスピーカによれば、従来より採用されるレシーバに比べて出力面積が広いため、利用者が耳への位置決めを容易に行えるというメリットがある。
【0003】
しかし、パネルスピーカを採用し、これより着信音やアラーム音を拡声出力する場合には、発信操作後に耳に当てた状態で、着信が発生したりアラーム音が発せられると、利用者は耳元で突然発せられた報知音に驚くことがあるという問題があった。
【0004】
これに対して従来は、折りたたみ式の移動無線端末装置の場合に、開いた状態にある場合には、閉じた状態よりも小さな報知音を鳴らすようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、開いた状態にあるからといって、必ずしも利用者が耳に当てた状態にあるとは限らず、小さな音量で報知音が発せられるために、ユーザは着信の発生やアラーム設定時刻の到来を認識できない虞があるという新たな問題が生じた。
【特許文献1】特開2004−173049公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の移動無線端末装置では、開いた状態で報知音が小さく発せられるように設定される場合に、ユーザは報知音の発生を認識できず、必要な機会を失う虞があるという問題があった。
【0007】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、筐体の開閉に応じて報知音量が可変される場合でも、ユーザが報知音の発生を認識しやすく、必要な機会を失う虞の少ない移動無線端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、この発明は、開閉式の筐体を有する移動無線端末装置において、筐体の開閉状態を検出する開閉検出手段と、当該移動無線端末装置が発信動作中であるか否かを判定する判定手段と、報知音を拡声出力する拡声手段と、この拡声手段から拡声出力される報知音の音量を制御するものであって、報知音を拡声出力する場合に、開閉検出手段が閉じた状態にあることを検出した場合には、音量を第1の音量に制御し、また開閉検出手段が開いた状態にあることを検出し、かつ判定手段が発信動作中でないと判定した場合には、音量を第1の音量よりも小さい第2の音量に制御し、そして開閉検出手段が開いた状態にあることを検出し、かつ判定手段が発信動作中であると判定した場合には、音量を第2の音量よりも小さい第3の音量に制御する音量制御手段とを具備して構成するようにした。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、筐体の開閉に応じて報知音量が可変される場合でも、ユーザが報知音の発生を認識しやすく、必要な機会を失う虞の少ない移動無線端末装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すものである。この移動無線端末装置は、折りたたみ式の筐体構造となっており、アンテナ1、無線部10、カメラ部20、表示部30、マイクロホン40、レシーバ50、スピーカ制御部51、パネルスピーカ52、キー操作部60、メモリ70、充電検出部80、開閉検出部90、制御部100を備えている。
【0011】
無線部10は、アンテナ1が移動通信網に収容される無線基地局BSから受信した無線信号をダウンコンバートして復調し、通信相手局から送信された符号化音声データ、受信メールデータあるいはwebデータを得て、これを制御部100に出力する。また無線部10は、制御部100から与えられる符号化音声データや送信メールデータを用いてベースバンド信号を変調し、これをアップコンバートして無線信号を生成し、アンテナ1を通じて上記無線基地局BSに送信する。
【0012】
カメラ部20は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いた電子カメラであって、撮像した画像をエンコードして画像データとして制御部100に出力する。
【0013】
表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)などを用いた表示装置であって、制御部100によって制御され、テキストや画像など種々の視覚的な情報をユーザに映示するものである。また表示部30の利用者と対峙する表面には、パネルスピーカ52が実装される。
【0014】
マイクロホン40は、利用者の送話音声を集音し、送話音声信号に変換して制御部100に出力する。レシーバ50は、制御部100から与えられる信号に基づいて、受話音声や種々の報知音を拡声出力するスピーカである。スピーカ制御部51は、制御部100から与えられる信号に基づいて、パネルスピーカ52を駆動制御する。
【0015】
キー操作部60は、複数のキースイッチなどを備え、ユーザの要求を受け付けるものである。
メモリ70は、制御部100の制御プログラムや制御データ、電話番号、名称および顔写真などの画像データを対応づけた電話帳データを記憶するとともに、送受信したメールデータや、カメラ部20で撮像した画像データ、当該移動無線端末装置の動作設定のパラメータなどが記憶される。
【0016】
充電検出部80は、図示しない動作用のバッテリへの充電器接続を検出するものであり、検出結果を制御部100に通知する。充電器の接続が検出された場合には、図示しない充電回路により、外部から供給される電力により上記バッテリの充電が開始される。
【0017】
開閉検出部90は、折りたたみ式の当該移動無線端末装置の筐体開閉を検出するものであり、検出結果を制御部100に通知する。
制御部100は、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するものである。例えば、制御部100は、無線部10が無線基地局から着信信号を受信した場合に、表示部30を制御するとともに、レシーバ50やスピーカ制御部51を通じてパネルスピーカ52を制御して、着信の発生を報知するとともに、キー操作部60を通じたユーザの応答操作により、上記着信に応答する信号を無線部10に送信させ、音声通信リンクを確立する着信制御機能を備える。
【0018】
また制御部100は、無線基地局BSを通じて音声通信リンクが開設された場合には、無線部10にて復調された符号化音声データを復号して音声信号を再生し、レシーバ50やパネルスピーカ52から拡声出力する。これにより、通話相手局からの送話音声がユーザに伝達される。また制御部100は、マイクロホン40から入力された音声信号を符号化して符号化音声データを生成し、これを無線部10に与えて、通話相手に送信させる。
【0019】
さらに制御部100は、電子メールの送受信制御機能を備える。キー操作部60を通じた利用者からの指示に従って、送信メールを作成し、これをメモリ70に記録する。そしてキー操作部60を通じた利用者からの要求に応じて、メモリ70から上記送信メールを読み出し、無線部10を制御して、無線基地局BSを通じて送信メールの送信を行う。
【0020】
また制御部100は、無線部10が電子メールを受信した場合に、この受信メールをメモリ70に記録する。そしてキー操作部60を通じた利用者からの要求に応じて、メモリ70に記録した受信メールを読み出し、表示部30に表示する。
【0021】
その他、制御部100は、webデータを閲覧するための制御機能、無線基地局BSから配信される情報を受信するための制御機能や、三者間通信が復帰した旨を報知するコールウエイティング報知制御機能、スケジュールデータを管理する制御機能、スケジュールに連動してアラーム音を拡声出力するスケジュールアラーム制御機能、時刻に応じてアラーム音を拡声出力するアラーム制御機能、キッチンタイマのように短時間をカウントダウンして時間経過を報知するタイマ制御機能、ユーザに警告を報知する警報制御機能、上記バッテリの残量が閾値以下に低下したことを報知するローバッテリ警告制御機能、キー操作部60の操作を確認音として出力する制御機能、不在応答時にメモリ70に記録した発信者の音声データをメモリ70に記録したり、この音声データを読み出して再生する簡易留守録音制御機能、マイクロホン40を通じて入力された音声をデータ化してメモリ70に記録し、この記録した音声データを読み出して再生する音声メモ制御機能などを備える。
【0022】
また制御部100は、上述したような制御機能を実行する際に、音を発する動作が伴う場合の動作を、メモリ70に記憶される音量パラメータにしたがって、発する音の大きさを制御する機能を備える。音量パラメータとしては、ユーザ設定音量と、Max制限音量と、聴覚保護用音量とがある。
【0023】
ユーザ設定音量は、当該移動無線端末装置にて設定可能な音量レベル1〜5(5が最大)、ステップアップ(徐々に大きくなる)、ステップダウン(徐々に小さくなる)のうち、ユーザが任意に設定した音量である。またMax制限音量は、ユーザ設定音量がレベル1,2,3の場合はその設定音量に準じるが、その設定音量が例えばレベル4,5のいずれかに設定されている場合には、音量をレベル3とするものであり、ステップアップ、ステップダウンのいずれかに設定されている場合には、最大音量をレベル3として、音量レベル1から3の間でステップダウン、ステップアップをするものである。聴覚保護用音量は、予め設定されたレベル1よりも小さい音量である。
【0024】
次に、上記構成の移動無線端末装置の動作について説明する。なお、以下の説明では、無線基地局BSとの間に通信リンクを確立する手順や、音声通信を実現するための制御、電話帳データの登録や呼出、編集などの説明は省略し、制御部100がメモリ70が記憶する音量パラメータにしたがって、音を発する動作制御について説明する。
【0025】
図2は、着信時に関わる上記動作制御を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、着信が発生した場合に開始される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0026】
まず、ステップ2aにおいて制御部100は、開閉検出部90の検出結果に基づいて、当該移動無線端末装置の筐体が閉じた状態にあるか、あるいは開いた状態にあるかを判定する。ここで、筐体が閉じた状態にあると判定した場合には、ステップ2bに移行し、一方、筐体が開いた状態にあると判定した場合には、ステップ2cに移行する。
ステップ2bにおいて制御部100は、着信用のユーザ設定音量パラメータをメモリ70から読み出し、これを着信音の音量として設定してステップ2iに移行する。
【0027】
一方、ステップ2cにおいて制御部100は、当該移動無線端末装置が発信動作中であるか否かを判定する。ここで、当該移動無線端末装置が発信動作中であると判定した場合には、ステップ2hに移行し、一方、発信動作中でないと判定した場合には、ステップ2dに移行する。なお、発信動作中とは、制御部100が無線部10を発信のために制御する準備をしていたり、もしくは既にその制御を実施していたり、あるいは利用者がキー操作部60を操作して、電話帳データを呼び出したり、オフフックキーを操作して発信要求を行った場合などが該当する。
【0028】
ステップ2dにおいて制御部100は、利用者がキー操作部60を操作してこれに伴う発信動作が終了してからの経過時間Tが、予め設定した時間n未満か否かを判定する。ここで、上記経過時間Tが、予め設定した時間n未満の場合には、ステップ2hに移行し、一方、予め設定した時間n以上の場合には、ステップ2eに移行する。なお、上記経過時間Tは、制御部100が利用者のキー操作部60に対する発信要求に応動して、計時を開始したものである。
【0029】
ステップ2eにおいて制御部100は、発信動作の中断中であるか否かを判定する。ここで発信動作の中断中の場合には、ステップ2hに移行し、一方、発信動作の中断中でない場合には、ステップ2fに移行する。なお、発信動作の中断中とは、発信要求があって発信制御を開始したものの、その後、利用者からキー操作部60を通じた要求により発信を中断する処理を実施している状態などがこれに該当する。
【0030】
ステップ2fにおいて制御部100は、メモリ70に記録された音声データ(留守録音、音声メモ)の再生中であるか否かを判定する。ここで上記音声データの再生中の場合には、ステップ2hに移行し、一方、上記音声データの再生中でない場合には、ステップ2gに移行する。
【0031】
ステップ2gにおいて制御部100は、着信用のMax制限音量パラメータをメモリ70から読み出し、これを着信音の音量として設定してステップ2iに移行する。
ステップ2hにおいて制御部100は、着信用の聴覚保護用音量パラメータをメモリ70から読み出し、これを着信音の音量として設定してステップ2iに移行する。
【0032】
ステップ2iにおいて制御部100は、設定された音量パラメータに基づく音量で、レシーバ50やスピーカ制御部51を通じてパネルスピーカ52を制御して、着信の発生を報知し、当該処理を終了する。
【0033】
次に、キー操作時に関わる、音を発する動作制御について説明する。図3に、そのフローチャートを示す。このフローチャートに示す処理は、利用者がキー操作部60を操作した場合に開始される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0034】
まず、ステップ3aにおいて制御部100は、開閉検出部90の検出結果に基づいて、当該移動無線端末装置の筐体が閉じた状態にあるか、あるいは開いた状態にあるかを判定する。ここで、筐体が閉じた状態にあると判定した場合には、ステップ3bに移行し、一方、筐体が開いた状態にあると判定した場合には、ステップ3cに移行する。
ステップ3bにおいて制御部100は、キー操作用のユーザ設定音量パラメータをメモリ70から読み出し、これをキー操作音の音量として設定してステップ3hに移行する。
【0035】
一方、ステップ3cにおいて制御部100は、当該移動無線端末装置が発信動作中であるか否かを判定する。ここで、当該移動無線端末装置が発信動作中であると判定した場合には、ステップ3gに移行し、一方、発信動作中でないと判定した場合には、ステップ3dに移行する。なお、発信動作中とは、制御部100が無線部10を発信のために制御する準備をしていたり、もしくは既にその制御を実施していたり、あるいは利用者がキー操作部60を操作して、電話帳データを呼び出したり、オフフックキーを操作して発信要求を行った場合などが該当する。
【0036】
ステップ3dにおいて制御部100は、利用者がキー操作部60を操作してこれに伴う発信動作が終了してからの経過時間Tが、予め設定した時間n未満か否かを判定する。ここで、上記経過時間Tが、予め設定した時間n未満の場合には、ステップ3gに移行し、一方、予め設定した時間n以上の場合には、ステップ3eに移行する。なお、上記経過時間Tは、制御部100が利用者のキー操作部60に対する発信要求に応動して、計時を開始したものである。
【0037】
ステップ3eにおいて制御部100は、発信動作の中断中であるか否かを判定する。ここで発信動作の中断中の場合には、ステップ3gに移行し、一方、発信動作の中断中でない場合には、ステップ3fに移行する。なお、発信動作の中断中とは、発信要求があって発信制御を開始したものの、その後、利用者からキー操作部60を通じた要求により発信を中断する処理を実施している状態などがこれに該当する。
【0038】
ステップ3fにおいて制御部100は、メモリ70に記録された音声データ(留守録音、音声メモ)の再生中であるか否かを判定する。ここで上記音声データの再生中の場合には、ステップ3gに移行し、一方、上記音声データの再生中でない場合には、ステップ3bに移行する。
【0039】
ステップ3gにおいて制御部100は、キー操作用の聴覚保護用音量パラメータをメモリ70から読み出し、これをキー操作音の音量として設定してステップ3hに移行する。 ステップ3hにおいて制御部100は、設定された音量パラメータに基づく音量で、レシーバ50やスピーカ制御部51を通じてパネルスピーカ52を制御して、キー操作の確認音を発生させ、当該処理を終了する。
【0040】
次に、アラームやタイマなどの警告音を発する動作制御について説明する。図4に、そのフローチャートを示す。このフローチャートに示す処理は、アラーム設定時刻が到来したり、タイマのカウントが完了したり、利用者に対してなんらかの警告を行う必要が発生した場合などに開始される。なお、このフローチャートに示す制御を実現するための制御プログラムは、メモリ70に記憶される。
【0041】
まず、ステップ4aにおいて制御部100は、開閉検出部90の検出結果に基づいて、当該移動無線端末装置の筐体が閉じた状態にあるか、あるいは開いた状態にあるかを判定する。ここで、筐体が閉じた状態にあると判定した場合には、ステップ4bに移行し、一方、筐体が開いた状態にあると判定した場合には、ステップ4cに移行する。
ステップ4bにおいて制御部100は、警告用のユーザ設定音量パラメータをメモリ70から読み出し、これを警告音の音量として設定してステップ4iに移行する。
【0042】
一方、ステップ4cにおいて制御部100は、当該移動無線端末装置が発信動作中であるか否かを判定する。ここで、当該移動無線端末装置が発信動作中であると判定した場合には、ステップ4hに移行し、一方、発信動作中でないと判定した場合には、ステップ4dに移行する。なお、発信動作中とは、制御部100が無線部10を発信のために制御する準備をしていたり、もしくは既にその制御を実施していたり、あるいは利用者がキー操作部60を操作して、電話帳データを呼び出したり、オフフックキーを操作して発信要求を行った場合などが該当する。
【0043】
ステップ4dにおいて制御部100は、利用者がキー操作部60を操作してこれに伴う発信動作が終了してからの経過時間Tが、予め設定した時間n未満か否かを判定する。ここで、上記経過時間Tが、予め設定した時間n未満の場合には、ステップ4hに移行し、一方、予め設定した時間n以上の場合には、ステップ4eに移行する。なお、上記経過時間Tは、制御部100が利用者のキー操作部60に対する発信要求に応動して、計時を開始したものである。
【0044】
ステップ4eにおいて制御部100は、発信動作の中断中であるか否かを判定する。ここで発信動作の中断中の場合には、ステップ4hに移行し、一方、発信動作の中断中でない場合には、ステップ4fに移行する。なお、発信動作の中断中とは、発信要求があって発信制御を開始したものの、その後、利用者からキー操作部60を通じた要求により発信を中断する処理を実施している状態などがこれに該当する。
【0045】
ステップ4fにおいて制御部100は、メモリ70に記録された音声データ(留守録音、音声メモ)の再生中であるか否かを判定する。ここで上記音声データの再生中の場合には、ステップ4hに移行し、一方、上記音声データの再生中でない場合には、ステップ4gに移行する。
【0046】
ステップ4gにおいて制御部100は、警告用のMax制限音量パラメータをメモリ70から読み出し、これを警告音の音量として設定してステップ4iに移行する。
ステップ4hにおいて制御部100は、警告用の聴覚保護用音量パラメータをメモリ70から読み出し、これを警告音の音量として設定してステップ4iに移行する。
【0047】
ステップ4iにおいて制御部100は、設定された音量パラメータに基づく音量で、レシーバ50やスピーカ制御部51を通じてパネルスピーカ52を制御して、警告音を発生させ、当該処理を終了する。
【0048】
なお、当該移動無線端末装置は、筐体が開いた状態で放置された場合、ユーザ設定音量よりも小さな音量が設定されることになるが、図2乃至図4に示した処理とは別に、制御部100は、筐体が開いた状態の継続時間を計測し、予め設定した時間以上、筐体が開いた状態にあると、レシーバ50やスピーカ制御部51を通じてパネルスピーカ52を制御して、警告音を発生させ、筐体が開いた状態のままになることを防止する。
【0049】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、筐体が開いた状態で、発信動作中や発信動作の終了直後(経過時間がn未満)、発信動作の中断時、音声データの再生中など、利用者がレシーバ50やパネルスピーカ52に耳を当てている可能性が高い状態の場合に、聴覚保護音量を設定して、着信音やキー操作確認音、警告音を拡声出力し、一方、筐体が開いた状態でも動作状態が上記の状態にない場合には、Max制限音量で着信音やキー操作確認音、警告音を拡声出力するようにしている。
【0050】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、筐体の開いた状態であっても、一様に音を小さくするわけではないので、筐体の開閉に応じて報知音量が可変される場合でも、利用者は報知音の発生を認識でき、必要な機会を失う虞の少ない。
【0051】
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0052】
その一例として例えば、上記実施の形態では、着信音やキー操作確認音、警告音を拡声出力する状況でも動作を例に挙げて説明したが、これ以外の状況にも適用することができる。その一例を図5および図6に示す。
【0053】
この場合、制御部100は、図5および図6に示すような音を発する場合に、この表で示すようなパラメータテーブルに基づいて音を発する。このパラメータテーブルは、メモリ70に記憶される。
【0054】
この音量テーブルは、当該移動無線端末装置の筐体が閉じた状態(クローズ状態)にあるか、あるいは開いた状態(オープン状態)にあるかで、予め設定された音量で種々の状況に応じた音を拡声出力するためのものである。図5および図6において、「(オープン時)」と示される項目は、筐体の開閉状態を問わないものである。
【0055】
また上記の実施形態では、聴覚保護音量と称しているが、聴覚保護用音量パラメータは、Max制限音量パラメータよりも意図的に大きく設定するようにしてもよい。この場合、筐体が開いた状態で、発信動作中や発信操作の直後(経過時間がn未満)、発信動作の中断時、音声データの再生中など、利用者が周囲にいる可能性が高い状況の場合には、大きな音で呼び出しを行い、一方、筐体が開いた状態でも動作状態が上記の状態にない場合、すなわち利用者が周囲にいない可能性の高い場合には、上記聴覚保護音量よりも小さいMax制限音量で着信音やキー操作確認音、警告音を拡声出力するようにして、周囲に迷惑がかからないようにすることができる。
【0056】
また上記実施の形態では、レシーバ50とパネルスピーカ52とから同時に拡声出力するものとして説明したが、状況に応じていずれか一方から選択的に拡声出力するようにしたり、あるいは状況に応じて、一方から拡声出力したり、両方から拡声出力するようにしてもよい。
【0057】
例えば、ユーザ設定音量で拡声出力する場合(閉じた状態の場合)には、パネルスピーカ52から拡声出力し、一方、Max制限音量や聴覚保護音量で拡声出力する場合(開いた状態の場合)には、レシーバ50から拡声出力するようにする。
【0058】
あるいは、Max制限音量で拡声出力する場合(利用者が耳に当てている可能性が低い場合)には、パネルスピーカ52から拡声出力し、一方、聴覚保護音量で拡声出力する場合(利用者が耳に当てている可能性が高い場合)には、レシーバ50から拡声出力するようにする。
【0059】
また例えば、ユーザ設定音量で拡声出力する場合(閉じた状態の場合)には、レシーバ50とパネルスピーカ52とから同時に拡声出力し、一方、Max制限音量や聴覚保護音量で拡声出力する場合(開いた状態の場合)には、レシーバ50のみから拡声出力するようにする。
【0060】
あるいは、Max制限音量で拡声出力する場合(利用者が耳に当てている可能性が低い場合)には、レシーバ50とパネルスピーカ52とから同時に拡声出力し、一方、聴覚保護音量で拡声出力する場合(利用者が耳に当てている可能性が高い場合)には、レシーバ50のみから拡声出力するようにする。
【0061】
また上記実施の形態では、レシーバ50とパネルスピーカ52とから同時に拡声出力するものとして説明したが、利用者の要求に応じていずれか一方を制御部100が用いる構成とし、パネルスピーカ52を用いる場合にのみ、図2乃至図4に示した処理を実行するようにしてもよい。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置の着信時の音量制御を説明するためのフローチャート。
【図3】図1に示した移動無線端末装置のキー操作時の音量制御を説明するためのフローチャート。
【図4】図1に示した移動無線端末装置の警告時の音量制御を説明するためのフローチャート。
【図5】図1に示した移動無線端末装置の種々の状況における音量制御を説明するためのパラメータテーブルを示す図。
【図6】図1に示した移動無線端末装置の種々の状況における音量制御を説明するためのパラメータテーブルを示す図。
【符号の説明】
【0063】
10…無線部、20…カメラ部、30…表示部、40…マイクロホン、50…レシーバ、51…スピーカ制御部、52…パネルスピーカ、60…キー操作部、70…メモリ、80…充電検出部、90…開閉検出部、100…制御部、BS…無線基地局。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013