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発明の名称 電子機器およびスピーカ駆動制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−4600(P2007−4600A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−185327(P2005−185327)
出願日 平成17年6月24日(2005.6.24)
代理人 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 斉藤 和行
要約 課題
十分な音質でのオーディオ信号の再生とバッテリ駆動時における低消費電力化との両立を図ることが可能な電子機器を実現する。

解決手段
コンピュータ10は、圧電スピーカ16a,16bおよびダイナミックスピーカ17a,17bを備えている。EC/KBC160は、コンピュータ10が外部電源およびバッテリ181のどちらによって駆動されているかを判別する。コンピュータ10が外部電源によって駆動されている場合、EC/KBC160は、ダイナミックスピーカ17a,17bの駆動を許可する。一方、コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されている場合、EC/KBC160は、圧電スピーカ16a,16bの駆動を許可し、ダイナミックスピーカ17a,17bの駆動を禁止する。
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリおよび外部電源によって駆動可能な電子機器において、
本体と、
前記本体に設けられたダイナミックスピーカと、
前記本体に設けられた圧電スピーカと、
前記本体が前記バッテリおよび外部電源のうちのいずれによって駆動されているかを判別する判別手段と、
前記外部電源によって駆動されていると判別された場合、前記ダイナミックスピーカおよび前記圧電スピーカのうち少なくとも前記ダイナミックスピーカの駆動を許可し、前記バッテリによって駆動されていると判別された場合、前記圧電スピーカの駆動を許可し且つ前記ダイナミックスピーカの駆動を禁止する制御手段とを具備することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記ダイナミックスピーカを駆動する第1のアンプと、
前記圧電スピーカを駆動する第2のアンプとをさらに具備し、
前記制御手段は、前記外部電源によって駆動されていると判別された場合、前記第1のアンプおよび前記第2のアンプの内で少なくとも前記第1のアンプを電源オン状態に設定し、前記バッテリによって駆動されていると判別された場合、前記第2のアンプを電源オン状態に設定し且つ前記第1のアンプを電源オフ状態に設定する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御手段は、前記外部電源によって駆動されていると判別された場合、前記ダイナミックスピーカおよび前記圧電スピーカの内で少なくとも前記ダイナミックスピーカへのオーディオ信号の供給を許可し、前記バッテリによって駆動されていると判別された場合、前記圧電スピーカへの前記オーディオ信号の供給を許可し且つ前記ダイナミックスピーカへの前記オーディオ信号の供給を禁止する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御手段は、前記バッテリによって駆動されていると判別された場合、前記バッテリの残容量を検出する手段と、前記バッテリの残容量が所定のしきい値よりも高い場合、前記ダイナミックスピーカおよび前記圧電スピーカの内で少なくとも前記ダイナミックスピーカの駆動を許可し、前記バッテリの残容量が前記しきい値以下である場合、前記圧電スピーカの駆動を許可し且つ前記ダイナミックスピーカの駆動を禁止する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項5】
前記ダイナミックスピーカおよび前記圧電スピーカの内、駆動が許可されているスピーカを示すステータス情報を表示する手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項6】
再生対象のオーディオ信号の周波数を第1の周波数帯域に制限して前記ダイナミックスピーカに供給する第1のフィルタ回路と、
前記第1の周波数帯域よりも高いカットオフ周波数を有し、前記再生対象のオーディオ信号の周波数を前記カットオフ周波数よりも高い周波数帯域に制限して前記圧電スピーカに供給する第2のフィルタ回路とをさらに具備し、
前記制御手段は、前記外部電源によって駆動されていると判別された場合、前記ダイナミックスピーカおよび前記圧電スピーカの双方の駆動を許可し、前記バッテリによって駆動されていると判別された場合、前記第2のフィルタ回路のカットオフ周波数の値を下げると共に前記圧電スピーカの駆動を許可し、且つ前記ダイナミックスピーカの駆動を禁止する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項7】
前記本体は、基体部と、前記基体部の上面を覆う閉塞位置と前記基体部の上面が露出される開放位置との間を回動自在に前記基体部に取り付けられたディスプレイユニットとから構成されており、
前記ダイナミックスピーカは前記基体部の上面に設けられており、
前記圧電スピーカは前記ディスプレイユニットに設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項8】
前記ダイナミックスピーカおよび前記圧電スピーカは、前記ディスプレイの回転軸の軸方向に沿って互いにずれて配置されていることを特徴とする請求項7記載の電子機器。
【請求項9】
前記本体は、基体部と、前記基体部の上面を覆う閉塞位置と前記基体部の上面が露出される開放位置との間を回動自在に前記基体部の後端部に取り付けられたディスプレイユニットと、前記基体部の後端部に設けられ、前面に向いて配置された設置面を有する突出部とを含み、
前記ダイナミックスピーカは前記基体部の上面に設けられており、
前記圧電スピーカは前記突出部の設置面に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項10】
バッテリおよび外部電源によって駆動可能な電子機器にそれぞれ設けられた圧電スピーカおよびダイナミックスピーカの駆動を制御するスピーカ駆動制御方法において、
前記電子機器が前記外部電源および前記バッテリのうちのいずれによって駆動されているかを判別するステップと、
前記バッテリによって駆動されていると判別された場合、前記ダイナミックスピーカおよび前記圧電スピーカのうち少なくとも前記ダイナミックスピーカの駆動を許可し、前記バッテリによって駆動されていると判別された場合、前記圧電スピーカの駆動を許可し且つ前記ダイナミックスピーカの駆動を禁止する制御ステップとを具備することを特徴とするスピーカ駆動制御方法。
【請求項11】
前記電子機器は、ダイナミックスピーカを駆動する第1のアンプと、前記圧電スピーカを駆動する第2のアンプとを含み、
前記制御ステップは、前記外部電源によって駆動されていると判別された場合、前記第1のアンプおよび前記第2のアンプの内で少なくとも前記第1のアンプを電源オン状態に設定し、前記バッテリによって駆動されていると判別された場合、前記第2のアンプを電源オン状態に設定し且つ前記第1のアンプを電源オフ状態に設定するステップを含むことを特徴とする請求項10記載のスピーカ駆動制御方法。
【請求項12】
前記電子機器は、再生対象のオーディオ信号の周波数を第1の周波数帯域に制限して前記ダイナミックスピーカに供給する第1のフィルタ回路と、前記第1の周波数帯域よりも高いカットオフ周波数を有し、前記再生対象のオーディオ信号の周波数を前記カットオフ周波数よりも高い周波数帯域に制限して前記圧電スピーカに供給する第2のフィルタ回路とをさらに含み、
前記制御ステップは、前記外部電源によって駆動されていると判別された場合、前記ダイナミックスピーカおよび前記圧電スピーカの双方の駆動を許可し、前記バッテリによって駆動されていると判別された場合、前記第2のフィルタ回路のカットオフ周波数の値を下げると共に前記圧電スピーカの駆動を許可し、且つ前記ダイナミックスピーカの駆動を禁止するステップを含むことを特徴とする請求項10記載のスピーカ駆動制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポータブルコンピュータのような携帯型の電子機器および同電子機器で使用されるスピーカ駆動制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ、TV装置のようなオーディオ・ビデオ(AV)機器と同様のAV機能を備えた携帯型のパーソナルコンピュータが開発されている。
【0003】
このようなパーソナルコンピュータにおいては、通常、オーディオ信号を再生するためのスピーカとしてダイナミックスピーカが搭載されている。ダイナミックスピーカは、磁界中に置かれたコイルに電流を流すことによって振動板を動かし、これによって音を出力するタイプのスピーカである。このダイナミックスピーカは高音質のオーディオ信号を再生することが可能である反面、比較的多くの電力を消費する。
【0004】
一方、低消費電力のスピーカとしては、圧電スピーカが知られている。圧電スピーカは、圧電素子を利用して電気信号を音圧に変換するタイプのスピーカであり、コイルを使用するダイナミックスピーカに比し消費電力は極めて少ない。このため、携帯型パーソナルコンピュータにおいては、ダイナミックスピーカに換えて圧電スピーカを搭載すれば、携帯型パーソナルコンピュータのバッテリ駆動可能時間を延ばすことができる。
【0005】
しかし、圧電スピーカは、再生音の歪みが大きく、低音域の再生が難しいというデメリットがある。
【0006】
携帯型パーソナルコンピュータにおいては、家庭内においては十分に音質の高い音楽再生が求められている。このため、携帯型パーソナルコンピュータにおいては、ダイナミックスピーカに換えて、圧電スピーカを搭載することは実際上困難である。
【0007】
特許文献1には、前面スピーカと背面スピーカとの2つの同種類のスピーカを備えた携帯電話機が開示されている。この携帯電話機においては、消費電力を減らすために、携帯電話機が折り畳まれている場合には背面スピーカのみが駆動される。
【特許文献1】特開2004−96573号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1の携帯電話機では、前面スピーカおよび背面スピーカは同種類のスピーカから実現されているので、前面スピーカの駆動を停止しても、消費電力は1/2までしか減らすことができない。
【0009】
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、十分な音質でのオーディオ信号の再生とバッテリ駆動時における低消費電力化との両立を図ることが可能な電子機器およびスピーカ駆動制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の課題を解決するため、本発明は、バッテリおよび外部電源によって駆動可能な電子機器において、本体と、前記本体に設けられたダイナミックスピーカと、前記本体に設けられた圧電スピーカと、前記本体が前記バッテリおよび外部電源のうちのいずれによって駆動されているかを判別する判別手段と、前記外部電源によって駆動されていると判別された場合、前記ダイナミックスピーカおよび前記圧電スピーカのうち少なくとも前記ダイナミックスピーカの駆動を許可し、前記バッテリによって駆動されていると判別された場合、前記圧電スピーカの駆動を許可し且つ前記ダイナミックスピーカの駆動を禁止する制御手段とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
十分な音質でのオーディオ信号の再生とバッテリ駆動時における低消費電力化との両立を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0013】
まず、図1乃至図3を参照して、本発明の一実施形態に係る携帯型の電子機器の構成ついて説明する。この電子機器は、例えば、バッテリ駆動可能な携帯型のノートブック型パーソナルコンピュータ10として実現されている。
【0014】
図1は、ノートブック型パーソナルコンピュータ10のディスプレイユニットを開いた状態における斜視図である。本コンピュータ10の本体は、基体部11とディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12の内面には、LCD(Liquid Crystal Display)20から構成される表示装置が組み込まれており、そのLCD20の表示画面は、ディスプレイユニット12のほぼ中央に位置されている。さらに、ディスプレイユニット12の内面には、2つの圧電スピーカ16aおよび16bが配置されている。圧電スピーカ16aはLチャンネル用スピーカとして機能し、圧電スピーカ16bはRチャンネル用スピーカとして機能する。
【0015】
ディスプレイユニット12は、基体部11の後端部に支持され、その基体部11に対して基体部11の上面が露出される開放位置と基体部11の上面を覆う閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。基体部11は、薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ10を電源オン/オフするためのパワーボタンスイッチ14およびタッチパッド15などが配置されている。さらに、基体部11の上面の後端部側には、2つのダイナミックスピーカ17aおよび17bが上を向いて配置されている。この場合、ダイナミックスピーカ17a,17bの各々と圧電スピーカ16a,16bの各々は、ディスプレイユニット12の回転軸の軸方向に沿って互いにずれて配置されている。ダイナミックスピーカ17aはLチャンネル用スピーカとして機能し、ダイナミックスピーカ17bはRチャンネル用スピーカとして機能する。
【0016】
また、基体部11には、駆動が許可されているスピーカを示すステータス情報を表示するための表示部としてインジケータ18,19が設けられている。インジケータ18は、ダイナミックスピーカ17a,17bの駆動が許可されている状態であるか否かを表示し、インジケータ19は、圧電スピーカ16a,16bの駆動が許可されている状態であるか否かを表示する。
【0017】
ダイナミックスピーカ17a,17bは上述したように基体部11の上面上に上を向いて配置されているので、ダイナミックスピーカ17a,17bからの音は、図2に示すように、主に上方に向けて放出される。特に、高音域の音は上方に広がりやすいので、コンピュータ10の前面側には高音域の音は広がりにくい。一方、圧電スピーカ16a,16bはディスプレイユニット12に配置されているので、図2に示すように、圧電スピーカ16a,16bからの音は主にコンピュータ10の前面側に向けて放出される。圧電スピーカ16a,16bは中・高域での音響特性に優れているので、圧電スピーカ16a,16bをディスプレイユニット12に配置することで、コンピュータ10の前面側に向けて良好な高音域の音を放出することが可能となる。よって、ユーザが位置するコンピュータ10の前面側に、良好な音場を形成することが可能となる。
【0018】
さらに、この場合、ダイナミックスピーカ17a,17bの各々と圧電スピーカ16a,16bの各々は、ディスプレイユニット12の回転軸の軸方向に沿って互いにずれて配置されているので、ダイナミックスピーカ17a,17bの各々からの音場と圧電スピーカ16a,16bの各々からの音場との重なりを防止することができる。
【0019】
次に、図3を参照して、本コンピュータ10のシステム構成の第1の例を説明する。
【0020】
本コンピュータ10には、図3に示されているように、CPU111、ノースブリッジ112、主メモリ113、グラフィクスコントローラ114、サウスブリッジ115、BIOS−ROM120、ハードディスクドライブ(HDD)130、光ディスクドライブ(ODD)140、オーディオコーデック(Codec)150、ダイナミックスピーカ用アンプ151、圧電スピーカ用アンプ152、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)160および電源回路180とを備えている。
【0021】
CPU111は、本コンピュータ10の動作を制御するプロセッサである。このCPU111は、ハードディスクドライブ(HDD)130から主メモリ113にロードされる、オペレーティングシステムおよび各種アプリケーションプログラムを実行する。また、CPU111は、BIOS−ROM120に格納されたBIOS(Basic Input Output System)も実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
【0022】
ノースブリッジ112は、CPU111のローカルバスとサウスブリッジ115との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ112は、AGP(Accelerated Graphics Port)バスなどを介してグラフィクスコントローラ114との通信を実行する機能を有している。グラフィクスコントローラ114は、本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD20を制御する表示コントローラである。このグラフィクスコントローラ114は、ビデオメモリ(VRAM)114Aを有しており、オペレーティングシステム/アプリケーションプログラムによってビデオメモリ114Aに書き込まれた表示データからLCD20に送出すべき表示信号を生成する。
【0023】
サウスブリッジ115には、BIOS−ROM120、HDD130、ODD140、オーディオコーデック(Codec)150およびエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)160が接続されている。また、サウスブリッジ115は、HDD130およびODD140を制御するための例えばIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラも有している。さらに、サウスブリッジ115は、オーディオ信号を生成するオーディオコントローラ116を有している。オーディオコントローラ116から出力されるオーディオ信号は、オーディオコーデック150によってデジタル信号形式からアナログ信号形式に変換された後に、ダイナミックスピーカ用アンプ151および圧電スピーカ用アンプ152にそれぞれ送られる。また、オーディオコントローラ116は、マイク190から入力される音声信号をオーディオコーデック150を介して受信する処理も実行する。この場合、マイク190から入力される音声信号はオーディオコーデック150によってアナログ信号形式からデジタル信号形式に変換された後に、オーディオコントローラ116に送られる。
【0024】
ダイナミックスピーカ用アンプ151は、ダイナミックスピーカ17a,17bを駆動するためのアンプであり、オーディオコーデック150を介して入力されるオーディオ信号を増幅して、ダイナミックスピーカ17a,17bを駆動するための信号を生成する。ダイナミックスピーカ用アンプ151は、パワーダウン端子(PD)を有している。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)160から送信されるPowerDown信号がダイナミックスピーカ用アンプ151のパワーダウン端子(PD)に入力された場合、ダイナミックスピーカ用アンプ151は電源オフされ、これによりダイナミックスピーカ17a,17bの駆動は禁止される。
【0025】
圧電スピーカ用アンプ152は圧電スピーカ16a,16bを駆動するためのアンプであり、オーディオコーデック150を介して入力されるオーディオ信号を増幅して、圧電スピーカ16a,16bを駆動するための信号を生成する。圧電スピーカ用アンプ152も、パワーダウン端子(PD)を有している。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)160から送信されるPowerDown信号が圧電スピーカ用アンプ152のパワーダウン端子(PD)に入力された場合、圧電スピーカ用アンプ152は電源オフされ、これによりダイナミックスピーカ17a,17bの駆動は禁止される。
【0026】
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)160は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド15を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。このEC/KBC160は、パワーボタンスイッチ14がユーザによって押下された時、電源回路180と共同して本コンピュータ10を電源オンする。また、EC/KBC160は、本コンピュータ10がバッテリ181およびACアダプタ182を介して供給される外部電源(外部AC電源)のどちらによって駆動されているかを判別する機能を有している。さらに、EC/KBC160は、本コンピュータ10がバッテリ181および外部電源のどちらによって駆動されているかに応じて、使用するスピーカを切り替える機能を有している。本実施形態においては、本コンピュータ10が外部電源によって駆動されている場合には、音質を優先するために、ダイナミックスピーカ17a,17b,圧電スピーカ16a,16bの内、少なくともダイナミックスピーカ17a,17bが使用される。具体的には、ダイナミックスピーカ17a,17bの駆動が許可され、オーディオ再生時には、ダイナミックスピーカ17a,17bからオーディオ信号に対応する音が出力される。一方、本コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されている場合には、音質よりも節電を優先するために、圧電スピーカ16a,16bが使用され、ダイナミックスピーカ17a,17bの使用は禁止される。具体的には、ダイナミックスピーカ17a,17bの駆動は禁止され、圧電スピーカ16a,16bの駆動のみが許可される。オーディオ再生時には、圧電スピーカ16a,16bからオーディオ信号に対応する音が出力される。
【0027】
図4には、本コンピュータ10の動作モードを選択するためにモード選択画面の例が示されている。
【0028】
本コンピュータ10は、省電力モード、ノーマルモード、オート省電力モードの3つの動作モードを有している。省電力モードは本コンピュータ10のバッテリ動作可能時間を延ばすための動作モードである。省電力モードがユーザによって選択された場合には、本コンピュータ10が外部電源およびバッテリ181のいずれによって駆動されているかに応じて、使用するスピーカが自動的に切り替えられる。
【0029】
ノーマルモードは使用電力よりもシステム性能を優先する動作モードである。ノーマルモードがユーザによって選択された場合には、本コンピュータ10が外部電源およびバッテリ181のいずれによって駆動されているかにかかわらず、常にダイナミックスピーカ17a,17bが使用される。
【0030】
オート省電力モードは、本コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されている場合において、バッテリ181の残存容量に応じて本コンピュータ10の動作モードを省電力モードとノーマルモードとの間で切り替えるモードである。
【0031】
モード選択画面においては、省電力モード、ノーマルモード、およびオート省電力モードにそれぞれ対応する3つのラジオボタン201,202,203と、“OK”ボタン204とが表示される。ユーザは、3つのラジオボタン201,202,203のいずれか一つを選択した状態で“OK”ボタン204をクリックすることにより、本コンピュータ10の動作モードを、選択されたラジオボタンに対応する動作モードに設定することができる。
【0032】
図5には、LCD20に表示される表示画面300の例が示されている。この表示画面300上には、駆動が許可されているスピーカを示すステータス情報を表示するためのアイコン310が表示される。このアイコン310により、ユーザは、使用されるスピーカが圧電スピーカ16a,16bおよびダイナミックスピーカ17a,17bのどちらであるかを容易に確認することができる。
【0033】
次に、図6のフローチャートを参照して、本コンピュータ10によって実行されるスピーカ駆動制御処理の手順の第1の例を説明する。
【0034】
本コンピュータが電源オンされたとき、EC/KBC160は、電源回路180と共同して、本コンピュータ10がバッテリ181および外部電源のいずれによって駆動されているかを判別する(ステップS101)。本コンピュータ10にACアダプタ182が接続されている場合、つまり本コンピュータ10に外部電源が供給されている場合には、EC/KBC160は、本コンピュータ10が外部電源によって駆動されていると判断する。一方、本コンピュータ10にACアダプタ182が接続されていない場合、つまり本コンピュータ10に外部電源が供給されていない場合には、EC/KBC160は、本コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されていると判断する。
【0035】
本コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されていると判断された場合(ステップS101のYES)、EC/KBC160は、本コンピュータ10の動作モードが省電力モードであるか否かを判別する(ステップS102)。ステップS102においては、EC/KBC160は、例えば、EC/KBC160内のレジスタ等に設定された、動作モードを指定するセットアップ情報を参照して、本コンピュータ10の動作モードを判別する。
【0036】
本コンピュータ10の動作モードが省電力モードであるならば(ステップS102のYES)、EC/KBC160は、圧電スピーカ用アンプ152を電源オンして、圧電スピーカ16a,16bの駆動を許可する(ステップS103)。ステップS103においては、EC/KBC160は、圧電スピーカ用アンプ152へのPowerDown信号の出力を停止する。これによって、圧電スピーカ用アンプ152は電源オンされる。次に、EC/KBC160は、ダイナミックスピーカ用アンプ151を電源オフして、ダイナミックスピーカ17a,17bの駆動を禁止する(ステップS104)。ステップS104においては、EC/KBC160は、ダイナミックスピーカ用アンプ151にPowerDown信号を出力する。これによって、ダイナミックスピーカ用アンプ151は電源オフされる。そして、EC/KBC160は、使用されるスピーカが圧電スピーカ16a,16bであること、つまり圧電スピーカ16a,16bの駆動が許可されていることを示す情報を表示する処理を実行する(ステップS105)。ステップS105においては、EC/KBC160は、電源回路180と共同して、インジケータ19を点灯する。さらに、EC/KBC160は、グラフィクスコントローラ114を制御する表示ドライバ等と共同して、使用されるスピーカが圧電スピーカ16a,16bであることを示すアイコン310をLCD20の表示画面上に表示する。
【0037】
一方、本コンピュータ10が外部電源によって駆動されていると判断された場合(ステップS101のNO)、あるいは本コンピュータ10がノーマルモードに設定されている場合には(ステップS102のNO)、EC/KBC160は、ダイナミックスピーカ用アンプ151を電源オンして、ダイナミックスピーカ17a,17bの駆動を許可する(ステップS106)。ステップS106においては、EC/KBC160は、ダイナミックスピーカ用アンプ151へのPowerDown信号の出力を停止する。これによって、ダイナミックスピーカ用アンプ151は電源オンされる。次に、EC/KBC160は、圧電スピーカ用アンプ152を電源オフして、圧電スピーカ16a,16bの駆動を禁止する(ステップS107)。ステップS107においては、EC/KBC160は、圧電スピーカ用アンプ152にPowerDown信号を送信する。これによって、圧電スピーカ用アンプ152は電源オフされる。EC/KBC160は、使用されるスピーカがダイナミックスピーカ17a,17bであること、つまりダイナミックスピーカ17a,17bの駆動が許可されていることを示す情報を表示する処理を実行する(ステップS108)。ステップS108においては、具体的には、EC/KBC160は、電源回路180と共同して、インジケータ18を点灯する。さらに、EC/KBC160は、表示ドライバ等と共同して、使用されるスピーカがダイナミックスピーカ17a,17bであることを示すアイコン310をLCD20の表示画面上に表示する。
【0038】
以上の処理は、本コンピュータ10が電源オンされている間、定期的に繰り返し実行される。
【0039】
本実施形態においては、本コンピュータ10に外部電源が供給されている場合には、ダイナミックスピーカ17a,17bを使用することができる。よって、例えば家庭内において、本コンピュータ10によってオーディオデータを再生する場合には、十分に高品質の音を出力することができる。一方、本コンピュータ10に外部電源が供給されておらず、本コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されている場合には、使用可能なスピーカは自動的にダイナミックスピーカ17a,17bから、それよりも低消費電力の圧電スピーカ16a,16bに切り替えられる。通常、圧電スピーカ16a,16bの消費電力は、ダイナミックスピーカ17a,17bの消費電力の1/3程度あるいはそれよりも低い。よって、本コンピュータ10のバッテリ動作可能時間を伸ばすことができる。
【0040】
さらに、本実施形態では、アンプ自体を電源オフすることによってスピーカの駆動を禁止しているので、使用されないスピーカに対応するアンプによる無駄なスタンバイ消費電力も無くすことができる。
【0041】
次に、図7のフローチャートを参照して、本コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されており、且つ本コンピュータ10の動作モードがオート省電力モードに設定されている場合に実行される処理について説明する。
【0042】
本コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されており(ステップS101のYES)、且つ本コンピュータ10の動作モードがオート省電力モードであるならば(ステップS202のYES)、EC/KBC160は、バッテリ181の残存容量が所定のしきい値以下であるか否かを判別する(ステップS203)。バッテリ181の残存容量がしきい値以下である場合(ステップS203のYES)、EC/KBC160は、上述のステップS103〜S105の処理を実行する。一方、バッテリ181の残存容量がしきい値よりも高いならば(ステップS203のNO)、EC/KBC160は、上述のステップS106〜S108の処理を実行する。
【0043】
図7の処理は、本コンピュータ10が電源オンされている間、定期的に繰り返し実行される。
【0044】
なお、本コンピュータ10の動作モードとは関係なく、本コンピュータ10がバッテリ駆動されている場合には無条件に上述のステップS103〜S105の処理を実行し、外部電源によって駆動されている場合には無条件に上述のステップS106〜S108の処理を実行するようにしてもよい。
【0045】
次に、図8を参照して、本コンピュータ10のシステム構成の第2の例を説明する。
【0046】
図8においては、図3と同様の構成のものには同符号を付して説明を省略する。本第2の例においては、圧電スピーカ16a,16b、およびダイナミックスピーカ17a,17bに加え、ダイナミックスピーカ17c、ダイナミックスピーカ用アンプ156、バンドパスフィルタ(BPF)153,154、およびハイパスフィルタ(HPF)155が設けられている。
【0047】
ダイナミックスピーカ用アンプ156はダイナミックスピーカ17cを駆動するためのアンプであり、バンドパスフィルタ(BPF)153を介して入力されるオーディオ信号を増幅してダイナミックスピーカ17cを駆動するための信号を生成する。バンドパスフィルタ(BPF)153は、再生対象のオーディオ信号の周波数を低音域に対応する周波数帯域に制限するフィルタ回路である。このバンドパスフィルタ(BPF)153により、ダイナミックスピーカ17cを低域用スピーカとして機能させることができる。
【0048】
バンドパスフィルタ(BPF)154は再生対象のオーディオ信号の周波数を中音域に対応する周波数帯域に制限するフィルタ回路である。このバンドパスフィルタ(BPF)153により、ダイナミックスピーカ17a,17bを中域用スピーカとして機能させることができる。
【0049】
ハイパスフィルタ(HPF)155は、中音域に対応する周波数帯域よりも高いカットオフ周波数を有し、再生対象のオーディオ信号の周波数をカットオフ周波数よりも高い周波数帯域に制限するフィルタ回路である。このハイパスフィルタ(HPF)155により、圧電スピーカ16a,16bを高域用スピーカとして機能させることができる。また、ハイパスフィルタ(HPF)155は、EC/KBC160から送信されるカットオフ周波数切り替え信号に応じて、カットオフ周波数の値が可変されるように構成されている。
【0050】
図8の構成においては、本コンピュータ10が外部電源によって駆動されている場合には、ダイナミックスピーカ17a,17b,17cのみならず、圧電スピーカ16a,16bの駆動も許可される。この場合、図9に“ACアダプタ動作時”として示されているように、低域の音はダイナミックスピーカ17cによって再生され、中域の音はダイナミックスピーカ17a,17bによって再生され、高域の音は圧電スピーカ16a,16bによって再生される。圧電スピーカ16a,16bは高域での音響特性に優れているので、本コンピュータ10が外部電源によって駆動されている場合においては、本コンピュータ10に搭載された全てのスピーカを利用して良好な音質の音を出力することができる。
【0051】
一方、本コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されている場合には、ダイナミックスピーカ17a,17b,17cの駆動は禁止され、圧電スピーカ16a,16bの駆動のみが許可される。この場合、図9に“バッテリ動作時”として示されているように、ハイパスフィルタ(HPF)155のカットオフ周波数は中域にまで自動的に下げられる。これにより、圧電スピーカ16a,16bによって、中・高域の音を出力することができる。
【0052】
次に、図10のフローチャートを参照して、図8のシステムに適用されるスピーカ駆動制御処理の手順の例を説明する。
【0053】
本コンピュータが電源オンされたとき、EC/KBC160は、電源回路180と共同して、本コンピュータ10がバッテリ181および外部電源のいずれによって駆動されているかを判別する(ステップS301)。
【0054】
本コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されていると判断された場合(ステップS301のYES)、EC/KBC160は、本コンピュータ10の動作モードが省電力モードであるか否かを判別する(ステップS302)。本コンピュータ10の動作モードが省電力モードであるならば(ステップS302のYES)、EC/KBC160は、圧電スピーカ用アンプ152を電源オンして、圧電スピーカ16a,16bの駆動を許可する(ステップS303)。ステップS303においては、EC/KBC160は、EC/KBC160は、圧電スピーカ用アンプ152へのPowerDown信号の出力を停止する。これによって、圧電スピーカ用アンプ152は電源オンされる。次に、EC/KBC160は、ダイナミックスピーカ用アンプ(低周波数帯スピーカアンプ)156およびダイナミックスピーカ用アンプ(中周波数帯スピーカアンプ)151を電源オフして、ダイナミックスピーカ17a,17b,17cの駆動を禁止する(ステップS304)。ステップS304においては、EC/KBC160は、ダイナミックスピーカ用アンプ(低周波数帯スピーカアンプ)156およびダイナミックスピーカ用アンプ(中周波数帯スピーカアンプ)151それぞれにPowerDown信号を送信する。これによって、ダイナミックスピーカ用アンプ(低周波数帯スピーカアンプ)156およびダイナミックスピーカ用アンプ(中周波数帯スピーカアンプ)151は電源オフされる。次に、EC/KBC160は、カットオフ周波数切り替え信号をHPF155に送信して、HPF155のカットオフ周波数を中域にまで下げる(ステップS305)。この後、EC/KBC160は、圧電スピーカ16a,16bの駆動が許可されていることを示す情報を表示する処理を実行する(ステップS306)。ステップS306においては、EC/KBC160は、電源回路180と共同してインジケータ19を点灯する。さらに、EC/KBC160は、表示ドライバ等と共同して、使用されるスピーカが圧電スピーカ16a,16bであることを示すアイコン310をLCD20の表示画面上に表示する。
【0055】
一方、本コンピュータ10が外部電源によって駆動されていると判断された場合(ステップS301のNO)、あるいは本コンピュータ10がノーマルモードに設定されている場合には(ステップS302のNO)、EC/KBC160は、圧電スピーカ用アンプ152を電源オンして、圧電スピーカ16a,16bの駆動を許可する(ステップS307)。ステップS307においては、EC/KBC160は、圧電スピーカ用アンプ152へのPowerDown信号の出力を停止する。これによって、圧電スピーカ用アンプ152は電源オンされる。次に、EC/KBC160は、ダイナミックスピーカ用アンプ(低周波数帯スピーカアンプ)156およびダイナミックスピーカ用アンプ(中周波数帯スピーカアンプ)151を電源オンして、ダイナミックスピーカ17a,17b,17cの駆動を許可する(ステップS308,S309)。ステップS308,S309においては、EC/KBC160は、ダイナミックスピーカ用アンプ(低周波数帯スピーカアンプ)156およびダイナミックスピーカ用アンプ(中周波数帯スピーカアンプ)151へのPowerDown信号の送出を停止する。これによって、ダイナミックスピーカ用アンプ(低周波数帯スピーカアンプ)156およびダイナミックスピーカ用アンプ(中周波数帯スピーカアンプ)151は電源オンされる。
【0056】
次に、EC/KBC160は、カットオフ周波数切り替え信号をHPF155に送信して、HPF155のカットオフ周波数を中域の周波数帯域よりも高く設定する(ステップS310)。EC/KBC160は、全てのスピーカの駆動が許可されていることを示す情報を表示する処理を実行する(ステップS311)。ステップS311においては、EC/KBC160は、電源回路180と共同してインジケータ19およびインジケータ19を点灯する。さらに、EC/KBC160は、表示ドライバ等と共同して、全てのスピーカが使用されることを示すアイコン310を表示する。
【0057】
なお、BPF153、ダイナミックスピーカ用アンプ(低周波数帯スピーカアンプ)156およびダイナミックスピーカ17cは必ずしも必要ではなく、BPF154の帯域幅を広げることによってダイナミックスピーカ17a,17bを低・中域用スピーカとして機能させてもよい。
【0058】
図11には、圧電スピーカ16a,16bおよびダイナミックスピーカ17a,17bの他の配置例が示されている。
【0059】
図11においては、圧電スピーカ16a,16bは、ディスプレイユニット12ではなく、基体部11に設けられた突出部21a,21bにそれぞれ設けられている。突出部21a,21bは基体部11の後端部から突出して設けられている。この突出部21a,21bはそれぞれ全面を向いて配置された設置面を有し、これら設置面に圧電スピーカ16a,16bが配置されている。この場合、ダイナミックスピーカ17a,17bの各々と圧電スピーカ16a,16bの各々は、ディスプレイユニット12の回転軸の軸方向に沿って互いにずれて配置されている。これにより、ダイナミックスピーカ17a,17bの各々からの音場と圧電スピーカ16a,16bの各々からの音場との重なりを防止することができる。
【0060】
なお、図11においては、突出部21a,21bは、ディスプレイユニット12を支持するヒンジ部としても機能する。もちろん、突出部21a,21bとは別には、ヒンジ部を設けてもよい。
【0061】
次に、図12を参照して、本コンピュータ10のシステム構成の第3の例を説明する。
【0062】
図12においては、図3と同様の構成のものには同符号を付して説明を省略する。図12のシステムにおいては、オーディオコーデック150と、ダイナミックスピーカ用アンプ151および圧電スピーカ用アンプ152との間にセレクタ191が設けられている。セレクタ191は、圧電スピーカ16a,16bおよびダイナミックスピーカ17a,17bに選択的にオーディオ信号を供給するための回路である。このセレクタ191は、オーディオコーデック150から入力されたオーディオ信号を、EC/KBC160から送信される切り替え信号に応じてダイナミックスピーカ用アンプ151および圧電スピーカ用アンプ152のいずれか一方に送信する。
【0063】
本コンピュータ10が外部電源によって駆動されている場合、EC/KBC160は、切り替え信号によってセレクタ191を制御して、ダイナミックスピーカ用アンプ151を介してダイナミックスピーカ17a,17bにオーディオ信号が供給されることを許可する。一方、本コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されている場合は、EC/KBC160は、切り替え信号によってセレクタ191を制御して、圧電スピーカ用アンプ152を介して圧電スピーカ16a,16bにオーディオ信号が供給されることを許可し、且つダイナミックスピーカ用アンプ151を介してダイナミックスピーカ17a,17bにオーディオ信号が供給されることを禁止する。
【0064】
なお、本コンピュータ10が外部電源によって駆動されている場合には、圧電スピーカ16a,16bおよびダイナミックスピーカ17a,17bの双方へのオーディオ信号の供給を許可してもよい。
【0065】
以上の説明したように、本実施形態のコンピュータ10においては、ダイナミックスピーカおよび圧電スピーカの2種類のスピーカが設けられており、コンピュータ10が外部電源によって駆動されている場合においては少なくともダイナミックスピーカが用いられ、コンピュータ10がバッテリ181によって駆動されている場合においては駆動するスピーカは圧電スピーカに切り替えられる。したがって、十分な音質でのオーディオ信号の再生とバッテリ駆動時における低消費電力化との両立を図ることが可能となる。
【0066】
なお、本実施形態においては、EC/KBC160によってスピーカ駆動制御処理を実行したが、スピーカ駆動制御処理は例えばBIOSによって実行しても良い。
【0067】
また、本実施形態においては、ステレオスピーカとして機能する2つの圧電スピーカとステレオスピーカとして機能する2つのダイナミックスピーカとを用いたが、圧電スピーカおよびダイナミックスピーカをそれぞれ一つずつ設ける構成でもよい。
【0068】
また本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階では、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置の外観を示す斜視図。
【図2】図1の情報処理装置に設けられた圧電スピーカおよびダイナミックスピーカそれぞれに対応する音場を説明するための図。
【図3】図1の情報処理装置のシステム構成の第1の例を示すブロック図。
【図4】図1の情報処理装置で用いられる動作モードの例を説明するための図。
【図5】図1の情報処理装置の表示画面に表示されるアイコンを説明するための図。
【図6】図1の情報処理装置で実行されるスピーカ駆動制御処理の手順の第1の例を説明するためのフローチャート。
【図7】図1の情報処理装置で実行されるスピーカ駆動制御処理の手順の第2の例を説明するためのフローチャート。
【図8】図1の情報処理装置のシステム構成の第2の例を示すブロック図。
【図9】図8の情報処理装置に設けられたそれぞれのスピーカから出力されるオーディオ信号の周波数を説明するための図。
【図10】図8の情報処理装置で実行されるスピーカ駆動制御処理の手順の例を説明するためのフローチャート。
【図11】図1の情報処理装置に設けられた圧電スピーカの配置位置の他の例を説明するための図。
【図12】図1の情報処理装置のシステム構成の第3の例を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
【0070】
10…コンピュータ、14…パワーボタンスイッチ、16a,16b…圧電スピーカ、17a,17b…ダイナミックスピーカ、111…CPU、113…主メモリ、116…オーディオコントローラ、120…BIOS−ROM、150…オーディオコーデック、151…ダイナミックスピーカ用アンプ、152…圧電スピーカ用アンプ、160…エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC、180…電源回路、181…バッテリ、182…ACアダプタ。




 

 


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