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発明の名称 光ディスク装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−141382(P2007−141382A)
公開日 平成19年6月7日(2007.6.7)
出願番号 特願2005−334992(P2005−334992)
出願日 平成17年11月18日(2005.11.18)
代理人 【識別番号】100081813
【弁理士】
【氏名又は名称】早瀬 憲一
発明者 菊池 淳
要約 課題
層判別信号をデジタル処理するためのAD変換器、及び回路を削減すること。

解決手段
トラッキングエラー信号は層判別信号を使用するときに生成しない、若しくはサンプリングを低下させることで、トラッキングエラー信号用のAD変換器と、層判別信号用のAD変換器を共通化してひとつのAD変換器103を構成し、層判別信号を使用する処理を行う場合にのみ、選択的に、若しくは時分割で層判別信号を生成する。これにより、トラッキングエラー信号は、層判別信号を使用するときに生成しない、若しくはサンプリングを低下させた光ディスク制御装置を、少ない回路規模で構成できる。
特許請求の範囲
【請求項1】
光ピックアップの受光素子の受光情報である、トラッキングエラー信号の元となる第1の受光情報、あるいは層判別信号の元となる第2の受光情報を、AD変換するAD変換手段と、
前記AD変換手段への入力、あるいは前記AD変換手段からの出力を、前記第1の受光情報と、前記第2の受光情報との間で選択するセレクタとを備え、
前記層判別信号を使用する処理を行う場合には、前記セレクタにより、前記第2の受光情報を選択し、入力、及び出力を行う、
ことを特徴とする光ディスク制御装置。
【請求項2】
光ピックアップの受光素子の受光情報である、トラッキングエラー信号の元となる第1の受光情報、あるいは層判別信号の元となる第2の受光情報を、AD変換するAD変換手段と、
前記AD変換手段への入力、あるいは前記AD変換手段からの出力を、前記第1の受光情報と、前記第2の受光情報との間で選択するセレクタとを備え、
前記層判別信号を使用する処理を行う場合には、前記セレクタを、所定の時間間隔で切り替え、この際、前記第2の受光情報を選択する時間が長くなるように、上記切替えを行う、
ことを特徴とする光ディスク制御装置。
【請求項3】
請求項1記載の光ディスク制御装置において、
前記トラッキングエラー信号と、前記層判別信号とは、該両信号の生成回路を共通化した同一の回路で生成し、
該共通化した回路は、前記層判別信号を使用する処理を行うか否かに応じて、前記トラッキングエラー信号か、前記層判別信号かを、選択的に生成する、
ことを特徴とする光ディスク制御装置。
【請求項4】
請求項2記載の光ディスク制御装置において、
前記層判別信号を使用する処理を行う場合には、前記トラッキングエラー信号と、前記層判別信号とを、所定の時間間隔で交互に生成し、この際、前記トラッキングエラー信号のサンプリングを低下させて、前記層判別信号の出力時間を長くする、
ことを特徴とする光ディスク制御装置。
【請求項5】
請求項3または4記載の光ディスク制御装置において、
前記トラッキングエラー信号は、デジタル処理によりメイントラッキングエラー信号生成回路により生成されるメイントラッキングエラー信号と、サブトラッキングエラー信号とにより生成されるものであり、
前記サブトラッキングエラー信号は、デジタル処理により、前記サブトラッキングエラー信号と、前記層判別信号とのいずれかを生成する信号生成回路により、選択的に、または時分割的に生成される、
ことを特徴とする光ディスク制御装置。
【請求項6】
請求項5の光ディスク制御装置において、
前記トラッキングエラー信号と、前記メイントラッキングエラー信号との比を記憶する記憶回路を備え、
層判別処理動作時には、
前記メイントラッキングエラー信号生成回路から生成されるメイントラッキングエラー信号に、前記記憶回路に記憶された比を掛け算したものを、前記トラッキングエラー信号とし、
前記信号生成回路は、前記層判別信号を生成する、
ことを特徴とする光ディスク制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ピックアップの受光素子から出力される信号より、レーザースポットが位置する光ディスクの層情報を示す層判別信号を生成する光ディスク制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の光ディスク制御装置では、光ピックアップの受光素子により、光ディスクからの光ビームの反射光、あるいは透過光の検出を行い、光ピックアップのオフトラック状態を示すトラッキングエラー信号や、光ピックアップのレーザースポットが位置する光ディスクの層情報を示す層判別信号を生成する(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
トラッキングエラー信号の生成と、層判別信号の生成は、アナログ処理の場合と、デジタル処理の場合がある。アナログ処理の場合には、受光情報に、オフセット加算演算、ゲイン演算、バランス演算や、差動演算等を、アナログ処理で行い、トラッキングエラー信号と、層判別信号の生成を行う。
【0004】
デジタル処理の場合には、受光素子の受光情報に、オフセット加算演算や、ゲイン演算等をアナログ処理で行った後に、AD変換し、バランス演算や、差動演算等を、デジタル処理で行い、トラッキングエラー信号と、層判別信号の生成を行う。
【0005】
トラッキングエラー信号は、トラッキング制御や、ディスク判別処理等に、層判別信号は、ディスク判別処理や、フォーカス引き込み処理、フォーカスジャンプ処理等に、用いられる。
【0006】
図6は、従来の光ディスク制御装置を示すブロック図である。
図6において、従来の光ディスク制御装置は、AD変換手段601、AD変換手段602、TE生成手段603と、層判別信号生成手段604、トラッキング制御手段605、システムコントローラ606からなる。
【0007】
AD変換手段601は、光ピックアップの受光素子の受光情報のうち、トラッキングエラー信号生成に必要な第1の受光情報ri1をAD変換し、TE生成手段601へ伝達する。
【0008】
AD変換手段602は、光ピックアップの受光素子の受光情報のうち、層判別信号生成に必要な第2の受光情報ri2をAD変換し、層判別信号生成手段601へ伝達する。
【0009】
TE生成手段603は、デジタル化された光ピックアップの受光素子の受光情報から、トラッキングエラー信号をデジタル処理により生成する。
【0010】
層判別信号生成手段604は、デジタル化された光ピックアップの受光素子の受光情報から、層判別信号をデジタル処理により生成する。
【0011】
トラッキング制御手段605は、TE生成手段603からのトラッキングエラー信号を元にトラッキング制御を行う。
【0012】
システムコントローラ606は、層判別信号生成手段604からの層判別信号を元に、フォーカス引き込み処理、ディスク判別処理、フォーカスジャンプ処理等を行う。
【0013】
また、システムコントローラ606は、トラッキング制御手段605を制御する。また、システムコントローラ606は、トラッキング制御手段605から、制御情報や、ディスク判別処理等に使用する情報を取得する。
【0014】
また、トラッキングエラー信号生成と、層判別信号生成が、アナログ処理の場合には、TE生成手段603と、層判別信号生成手段604が、それぞれ光ピックアップの受光素子の受光情報を受け、トラッキングエラー信号と、層判別信号を、アナログ処理により生成した後に、AD変換手段603、AD変換手段604へアナログ情報を伝達し、AD変換手段603、AD変換手段604が、トラッキングエラー信号と、層判別信号を、AD変換し、デジタル情報を、トラッキング制御手段605、システムコントローラ606へ伝達する。
【0015】
また、AD変換手段601、AD変換手段602は、時分割AD変換器におけるトラッキングエラー信号用、層判別信号用のチャネルである場合もある。
【特許文献1】特開2005−25923号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
上述した従来の光ディスク制御装置では、トラッキングエラー信号と、層判別信号を、それぞれAD変換するために、AD変換手段が2つ必要となり、回路規模や、消費電力が増大する。また、AD変換を時分割AD変換手段で行う場合も、トラッキングエラー信号と、層判別信号に、それぞれ時分割AD変換器のチャネルが必要となり、AD変換手段の高速化のために、回路規模や、消費電力が増大する。
また、トラッキングエラー信号と、層判別信号の各々に、生成用の回路が必要となり、回路規模や、消費電力が増大する。
【0017】
本発明は、上記のような従来の問題点に鑑みてなされたもので、回路規模が増大することのない、また、消費電力が増大することのない、光ディスク制御装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0018】
前記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる光ディスク制御装置は、光ピックアップの受光素子の受光情報である、トラッキングエラー信号の元となる第1の受光情報、あるいは層判別信号の元となる第2の受光情報を、AD変換するAD変換手段と、前記AD変換手段への入力、あるいは前記AD変換手段からの出力を、前記第1の受光情報と、前記第2の受光情報との間で選択するセレクタとを備え、前記層判別信号を使用する処理を行う場合には、前記セレクタにより、前記第2の受光情報を選択し、入力、及び出力を行う、ことを特徴とする。
【0019】
本発明の請求項2にかかる光ディスク制御装置は、光ピックアップの受光素子の受光情報である、トラッキングエラー信号の元となる第1の受光情報、あるいは層判別信号の元となる第2の受光情報を、AD変換するAD変換手段と、前記AD変換手段への入力、あるいは前記AD変換手段からの出力を、前記第1の受光情報と、前記第2の受光情報との間で選択するセレクタとを備え、前記層判別信号を使用する処理を行う場合には、前記セレクタを、所定の時間間隔で切り替え、この際、前記第2の受光情報を選択する時間が長くなるように、上記切替えを行うことを特徴とする。
【0020】
本発明の請求項3にかかる光ディスク制御装置は、請求項1記載の光ディスク制御装置において、前記トラッキングエラー信号と、前記層判別信号とは、該両信号の生成回路を共通化した同一の回路で生成し、該共通化した回路は、前記層判別信号を使用する処理を行うか否かに応じて、前記トラッキングエラー信号か、前記層判別信号かを、選択的に生成する、ことを特徴とする。
【0021】
本発明の請求項4にかかる光ディスク制御装置は、請求項2記載の光ディスク制御装置において、前記層判別信号を使用する処理を行う場合には、前記トラッキングエラー信号と、前記層判別信号とを、所定の時間間隔で交互に生成し、この際、前記トラッキングエラー信号のサンプリングを低下させて、前記層判別信号の出力時間を長くする、ことを特徴とする。
【0022】
本発明の請求項5にかかる光ディスク制御装置は、請求項3または4記載の光ディスク制御装置において、前記トラッキングエラー信号は、デジタル処理によりメイントラッキングエラー信号生成回路により生成されるメイントラッキングエラー信号と、サブトラッキングエラー信号とにより生成されるものであり、前記サブトラッキングエラー信号は、デジタル処理により、前記サブトラッキングエラー信号と、前記層判別信号とのいずれかを生成する信号生成回路により、選択的に、または時分割的に生成される、ことを特徴とする。
【0023】
本発明の請求項6にかかる光ディスク制御装置は、請求項5の光ディスク制御装置において、前記トラッキングエラー信号と、前記メイントラッキングエラー信号との比を記憶する記憶回路を備え、層判別処理動作時には、前記メイントラッキングエラー信号生成回路から生成されるメイントラッキングエラー信号に、前記記憶回路に記憶された比を掛け算したものを、前記トラッキングエラー信号とし、前記信号生成回路は、前記層判別信号を生成する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
本発明の請求項1または請求項2にかかる光ディスク再生装置は、一つのAD変換器、若しくは時分割AD変換器の一つのチャネルで、トラッキングエラー信号と、層判別信号とを、選択的に、若しくは時分割でAD変換するために、AD変換器の回路規模が縮小する。
【0025】
本発明の請求項3または請求項4にかかる光ディスク再生装置は、一つのAD変換器と、一つの信号生成回路とで、トラッキングエラー信号と、層判別信号とを、選択的に、若しくは時分割で出力し、AD変換するために、回路規模が縮小する。
【0026】
本発明の請求項5にかかる光ディスク再生装置は、一つの信号生成回路で、サブトラッキングエラー信号と、層判別信号とを、選択的に、若しくは時分割で生成するために、メイントラッキングエラー信号と、層判別信号を、同時に生成することができ、回路規模を縮小できる。
【0027】
本発明の請求項6にかかる光ディスク再生装置は、サブトラッキングエラー信号を生成しない状態でも、メイントラッキングエラー信号を補正することにより、擬似的にトラッキングエラー信号を生成することができ、層判別信号と、トラッキングエラー信号とを、同時に生成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、請求項1または請求項2に対応する本発明の実施の形態1による光ディスク制御装置100の構成を示す図である。
【0029】
図1において、本実施の形態1の光ディスク制御装置100は、セレクタ101とセレクタ102、AD変換手段103、TE信号生成手段104、層判別信号生成手段105、トラッキング制御手段106、システムコントローラ107、およびセレクタ制御手段108を備える。
【0030】
図1において、セレクタ101は、光ピックアップの受光素子の受光情報のうち、トラッキングエラー信号生成に必要な第1の受光情報ri1と、層判別信号生成に必要な第2の受光情報ri2とのいずれかを選択して、AD変換手段103に伝達する。
【0031】
AD変換手段103は、セレクタ101からの情報をAD変換し、セレクタ102に伝達する。
【0032】
セレクタ102は、AD変換手段103からの情報を、前記セレクタ101による選択と同じ側である、TE信号生成手段104側か、層判別信号生成手段105側か、のいずれかに、選択的に伝達する。
【0033】
TE信号生成手段104は、セレクタ102からの情報を元にして、トラッキングエラー信号teを生成して、トラッキング制御手段106に伝達する。
【0034】
トラッキング制御手段106は、TE信号生成手段104の情報を元にして、トラッキング制御を行う。
【0035】
層判別信号生成手段105は、セレクタ102からの情報を元にして、層判別信号ldを生成して、システムコントローラ107に伝達する。
【0036】
システムコントローラ107は、層判別信号生成手段105からの情報、すなわち、上記層判別信号ldを元にして、フォーカス引き込み処理、ディスク判別処理、フォーカスジャンプ処理等の処理を行う。また、システムコントローラ107は、トラッキング制御手段106を制御する。また、システムコントローラ107は、トラッキング制御手段106からの制御情報や、ディスク判別処理等に使用する情報を取得する。また、システムコントローラ107は、層判別処理を行う場合に、セレクタ制御手段108の動作を開始させる。
【0037】
セレクタ制御手段108は、システムコントローラ107からの制御信号csを受けた場合に、動作を開始し、セレクタ101、セレクタ102を、層判別信号ldを選択するように切り替えを行う。
【0038】
以下、本実施の形態1による光ディスク制御装置の動作について説明する。
本実施の形態1の装置100において、セレクタ制御手段108がトラッキングエラー信号teを選択している場合は、セレクタ101は、光ピックアップの受光素子の受光情報である、トラッキングエラー信号の元となる第1の受光情報ri1と、層判別信号の元となる第2の受光情報ri2とのうち、第1の受光情報ri1を選択し、AD変換手段103は、これをAD変換し、セレクタ102は、その出力を、TE信号生成手段104側に出力し、該TE信号生成手段104からのトラッキング信号teを受けて、トラキング制御手段106は、トラッキング制御を行う。
【0039】
セレクタ制御手段108が層判別信号ldを選択している場合は、セレクタ101は、光ピックアップの受光素子の受光情報である、トラッキングエラー信号の元となる第1の受光情報ri1と、層判別信号の元となる第2の受光情報ri2とのうち、第2の受光情報ri2を選択し、AD変換手段103は、これをAD変換し、セレクタ102は、その出力を、層判別信号生成手段105側に出力し、該層判別信号生成手段105からの層判別信号ldを受けて、システムコントローラ107は、フォーカス引き込み処理、ディスク判別処理、フォーカスジャンプ処理を行い、あるいは制御信号csによるセレクタ制御手段108の制御等、本システムの制御を行う。
【0040】
ここで、セレクタ制御手段108が層判別信号ldを選択している場合には、TE信号生成手段104の動作をホールド、若しくはTE信号生成手段104の入力をホールド、するようにしてもよい。また、セレクタ制御手段108がトラッキングエラー信号teを選択している場合には、層判別信号生成手段105の動作をホールド、若しくは層判別信号生成手段105の入力をホールド、するようにしてもよい。
【0041】
また、セレクタ制御手段108が層判別信号ldを選択している場合には、トラッキング制御手段106の動作をホールド、若しくはトラッキング制御手段106の入力をホールド、するようにしてもよい。また、セレクタ制御手段108がトラッキングエラー信号teを選択している場合には、システムコントローラ107による層判別信号を用いた動作をホールド、若しくはシステムコントローラ107への層判別信号を用いた処理の入力をホールドするようにしてもよい。
【0042】
またさらに、セレクタ制御手段108は、タイマを備え、所定の時間間隔で、セレクタ101、セレクタ102の切り替えを行うもの、であるよう構成してもよい。なおこのように、セレクタ制御手段108が、セレクタ101、セレクタ102を、所定の時間間隔で切り替えるものとする場合には、トラッキングエラー信号teの生成のサンプリングの周波数は、トラッキング制御のみを連続的に行なう場合のトラッキングエラー信号の生成のサンプリングの周波数よりも低くなる。
【0043】
なお、AD変換手段103が、AD変換用の可変ゲイン、オフセットを持つ場合には、セレクタ制御手段108は、セレクタ101、セレクタ102の切り替えと同時に、AD変換手段103の可変ゲイン、オフセットを切り替えるようにしてもよい。
【0044】
また、本実施の形態1においては、TE信号生成手段104と、層判別信号生成手段105が、光ピックアップの受光素子の受光情報を受け、該各回路により、トラッキングエラー信号teと、層判別信号ldをアナログ処理により生成した後に、セレクタ101に伝達するようにしてもよい。その場合には、セレクタ101は、アナログ情報のトラッキングエラー信号teと、層判別信号ldのいずれかを選択して、AD変換手段103へ伝達し、AD変換手段103でAD変換を行い、該AD変換されたデジタル情報は、セレクタ102により、トラッキング制御手段106か、システムコントローラ107かのいずれかに選択的に伝達される。
【0045】
このような構成の本実施の形態1の光ディスク制御装置100では、光ピックアップの受光素子の受光情報であるトラッキングエラー信号の元となる受光情報と、層判別信号の元となる受光情報とを、選択的に、あるいは時分割的にAD変換するようにしたので、一つのAD変換器、若しくは時分割AD変換器の一つのチャネルで、トラッキングエラー信号と層判別信号のいずれのAD変換をも行う構成とすることで、そのAD変換器の回路規模を縮小できることによって、該光ディスク制御装置の回路規模を縮小できる効果が得られる。
【0046】
(実施の形態2)
図2は、請求項2に対応する本発明の実施の形態2による光ディスク制御装置のブロック構成図である。
図2において、本実施の形態2の光ディスク制御装置200は、セレクタ201とセレクタ202、AD変換手段203、信号生成手段204、トラッキング制御手段205、システムコントローラ206、およびセレクタ制御手段207を備える。
【0047】
本実施の形態2における信号生成手段204は、上記実施の形態1における、TE信号生成手段104と、層判別信号生成手段105とを、同一の回路構成で実現したものである。
【0048】
図2において、信号生成手段204は、入力信号に関わらず、加算演算、差動演算、バランス演算、差動演算、および正規化演算を行い、その演算結果を、セレクタ202へ伝達する。
【0049】
セレクタ制御手段207は、セレクタ201、セレクタ202の制御を行うと同時に、上記信号生成手段204に選択情報seを伝達し、セレクタ201、セレクタ202、および信号生成手段204の切り替えを行う。
【0050】
次に、本実施の形態2による光ディスク制御装置200の動作について説明する。
本実施の形態2の装置100において、セレクタ制御手段208が、トラッキングエラー信号teを選択しているか、層判別信号ldを選択しているか、に応じて、セレクタ201は、光ピックアップの受光素子の受光情報である、トラッキングエラー信号の元となる第1の受光情報ri1と、層判別信号の元となる第2の受光情報ri2とのうち、第1の受光情報ri1か、あるいは、第2の受光情報ri2を選択し、AD変換手段203は、これをAD変換する。信号生成手段204は、該AD変換手段203でAD変換された信号を入力とし、これがトラッキングエラー信号の元となる第1の受光情報ri1をAD変換したものであっても、層判別信号の元となる第2の受光情報ri2をAD変換したものであっても、その信号内容に応じて、これよりトラッキングエラー信号te、あるいは層判別信号ldを生成し、セレクタ202を介して、トラッキング制御手段205、あるいはシステムコントローラ206に送出する。前記トラッキング制御手段205は、上記トラッキングエラー信号teを受けた場合は、これに応じてトラッキング制御を行い、前記システムコントローラ206が、上記層判別信号ldを受けた場合は、フォーカス引き込み処理、ディスク判別処理、フォーカスジャンプ処理を行い、あるいは制御信号csによるセレクタ制御手段108の制御等、本システムの制御を行う。
【0051】
ここで、セレクタ制御手段207が層判別信号ldを選択している場合には、トラッキング制御手段205の動作をホールド、若しくはトラッキング制御手段205の入力をホールド、するようにしてもよい。また、セレクタ制御手段108がトラッキングエラー信号teを選択している場合には、システムコントローラ107による層判別信号を用いた動作をホールド、若しくはシステムコントローラ107への層判別信号を用いた処理の入力をホールドするようにしてもよい。
【0052】
またさらに、セレクタ制御手段207は、タイマを備え、所定の時間間隔で、セレクタ201、セレクタ202、および信号生成手段204の切り替えを行うもの、であるよう構成してもよい。なおこのように、セレクタ制御手段207が、セレクタ101、セレクタ102、信号生成手段204を、所定の時間間隔で切り替えるものとする場合には、トラッキングエラー信号teの生成のサンプリングの周波数は、トラッキング制御のみを連続的に行なう場合のトラッキングエラー信号の生成のサンプリングの周波数よりも低くなる。
【0053】
なお、AD変換手段203が、AD変換用の可変ゲイン、オフセットを持つ場合には、セレクタ制御手段207は、セレクタ201、セレクタ202、信号生成手段204の切り替えと同時に、AD変換手段203の可変ゲイン、オフセットを、切り替えるようにしてもよい。
【0054】
このような構成の本実施の形態2の光ディスク制御装置200では、一つのAD変換器203と一つの信号生成手段204とで、トラッキングエラー信号と層判別信号を、選択的に、若しくは時分割で生成するようにしたので、そのAD変換器の回路規模を縮小でき、さらには、TE信号生成手段および層判別信号生成手段の両者よりなる信号生成回路の回路規模を縮小でき、光ディスク制御装置の回路規模を大きく縮小できる効果が得られる。
【0055】
(実施の形態3)
図3は、上記本発明の実施の形態2による光ディスク制御装置200における信号生成手段204の具体的な構成を、本実施の形態3による光ディスク制御装置300における信号生成手段204a、の構成として示すものである。
【0056】
図3に示されるように、本実施の形態3における信号生成手段204aは、加算演算301、差動演算302、バランス演算303、304、および正規化演算305、306を備える。
【0057】
上記バランス演算303、304、差動演算305、正規化演算305、306は、選択情報siにより、トラッキングエラー信号te生成の場合と、層判別信号ld生成の場合とで、それぞれに合わせたゲインに切り替わる。
【0058】
なおここで、本信号生成手段204aが、LPF等のバッファを備えている場合には、選択情報siに合わせて、バッファの内容が切り替わる。
【0059】
このような構成の本実施の形態3の光ディスク制御装置300では、上記実施の形態2における、トラッキングエラー信号と層判別信号を選択的に、若しくは時分割で生成するための信号生成手段204を、上記のような一つの回路構成でもって実現でき、回路規模を縮小化した光ディスク制御装置を簡易に実現できる効果がある。
【0060】
(実施の形態4)
図4は、請求項3に対応する本発明の実施の形態4による光ディスク制御装置400のブロック構成を示すものである。
図4において、本実施の形態4の光ディスク制御装置400は、AD変換手段401、メインTE信号生成手段402、セレクタ403、セレクタ404、AD変換手段405および層判別信号生成手段とサブTE信号生成手段を同一の回路で構成する信号生成手段406、TE信号生成手段407、トラッキング制御手段408、システムコントローラ409、およびセレクタ制御手段410を備える。
【0061】
図4において、AD変換手段401は、光ピックアップ(図示せず)の受光素子の受光情報のうち、メイントラッキングエラー信号mte生成に必要な情報である第1の受光情報ri1をAD変換して、これを、メインTE信号生成手段402へ伝達する。
【0062】
メインTE信号生成手段402は、前記AD変換された受光情報を元にして、メイントラッキングエラー信号mteの生成を行う。
【0063】
セレクタ403は、光ピックアップの受光素子の受光情報のうち、サブトラッキングエラー信号ste生成に必要な情報と、層判別信号ld生成に必要な情報とを選択して、AD変換手段405へ伝達する。
【0064】
AD変換手段405は、セレクタ403からの情報をAD変換し、信号生成手段406へ伝達する。
【0065】
信号生成手段406は、AD変換手段405よりのAD変換された信号を元に、サブトラッキングエラー信号steの生成、あるいは、層判別信号ldの生成を、同一ブロック、すなわち同一の回路で行い、生成した信号をセレクタ404へ伝達する。
【0066】
セレクタ404は、信号生成手段406からの情報を、TE信号生成手段407か、システムコントローラ409かのいずれかに、選択して伝達する。
【0067】
TE信号生成手段407は、メインTE信号生成手段402からのメイントラッキングエラー信号mteと、セレクタ404からのサブトラッキングエラー信号steを元に、トラッキングエラー信号teを生成し、トラッキング制御手段408へ伝達する。
【0068】
トラッキング制御手段408は、TE信号生成手段407の情報を元にして、トラッキング制御tcを行う。
【0069】
システムコントローラ409は、セレクタ404からの層判別信号ldを受け、フォーカス引き込み処理、ディスク判別処理、フォーカスジャンプ処理等の層判別信号を用いた処理を行う。また、システムコントローラ409は、トラッキング制御手段408を制御する。また、システムコントローラ409は、トラッキング制御手段408から制御情報scや、ディスク判別処理等に使用する情報を取得する。
【0070】
さらに、システムコントローラ409は、層判別信号を用いた処理を行う場合に、その制御信号csにより、セレクタ制御手段410の動作を開始させる。
【0071】
セレクタ制御手段410は、システムコントローラ409からの制御信号csを受けた場合に動作を開始し、セレクタ403、セレクタ404、信号生成手段406を、選択情報siにより、層判別信号ldを選択するように切り替えを行う。また、TE信号生成手段407に、信号の選択情報siを伝達する。
【0072】
ここで、セレクタ制御手段410が層判別信号ldを選択している場合には、TE信号生成手段407におけるサブトラッキングエラー信号steの入力をホールドするようにしてもよい。また、セレクタ制御手段108がトラッキングエラー信号teを選択している場合には、システムコントローラ107による層判別信号を用いた動作をホールド、若しくはシステムコントローラ107への層判別信号を用いた処理の入力をホールドするようにしてもよい。
【0073】
またさらに、セレクタ制御手段410は、タイマを備え、所定の時間間隔でセレクタ403、セレクタ404、および信号生成手段406の切り替えを行うもの、であるようにしてもよい。なおこのように、セレクタ制御手段410が、セレクタ403、セレクタ404、信号生成手段406を、所定の時間間隔で切り替えるものとする場合には、サブトラッキングエラー信号steの生成のサンプリングは、メイントラッキングエラー信号mteのサンプリングよりも低くなる。その場合、サブトラッキングエラー信号steの補間処理を行うようにしてもよい。
【0074】
なお、AD変換手段405がAD変換用の可変ゲイン、オフセットを持つ場合には、セレクタ制御手段410はセレクタ403,セレクタ404、信号生成手段406の切り替えを行うのと同時に、AD変換手段103の可変ゲイン、オフセットを切り替える、ようにしてもよい。
【0075】
また、セレクタ制御手段410が、システムコントローラ409が層判別信号を用いた処理を行う間連続して層判別信号ldを選択する場合には、TE信号生成手段407においてサブトラッキングエラー信号steの補正処理を行うようにしてもよい。
【0076】
さらに、記録再生メディアによっては、トラッキングエラー信号teの生成にはサブトラッキングエラー信号steが不要である場合には、セレクタ制御手段410、およびセレクタ403,404は、常に層判別信号ldを選択するようにしてもよい。
【0077】
このような本実施の形態4の光ディスク制御装置400では、層判別信号とサブトラッキングエラー信号とは、両信号の生成回路を共通化した同一の回路406で生成するものとし、層判別信号と、サブトラッキングエラー信号とを、選択的に出力する、あるいは時分割で出力するようにしたので、一つのAD変換器403と一つの信号生成回路406で、層判別信号と、サブトラッキングエラー信号とを、任意に生成することができ、光ディスク制御装置の回路規模を大きく縮小できる効果が得られる。
【0078】
(実施の形態5)
図5は、上記本発明の実施の形態4における光ディスク制御装置における信号生成手段406の具体的な構成を、本実施の形態5による光ディスク制御装置500における信号生成手段407a、の構成として示すものである。
【0079】
本実施の形態5による光ディスク制御装置500におけるTE信号生成手段の407aのブロック構成を示すものであり、これは、上記実施の形態4におけるTE信号生成手段407の詳細な構成を示すものである。
【0080】
図5に示されるように、本実施の形態5におけるTE信号生成手段407aは、差動演算501と、混合比演算502と、ゲイン演算503を備える。
【0081】
上記混合比演算502と、ゲイン演算503は、選択信号seにより、トラッキングエラー信号te選択時と、層判別信号ld選択時とで、ゲインの切り替えが行われる。層判別信号ld選択時の混合比演算502のゲインは、0になる。
【0082】
レーザースポットがディスク記録面に位置し、かつ、対物レンズが中立位置にある状態で、選択情報siをトラッキングエラー信号側に切り替えて、TE信号生成手段407(407a)の出力であるトラッキングエラー信号teの振幅の計測を行う。さらに、選択情報seを、層判別信号側に切り替え、トラッキングエラー信号teの振幅の計測を行う。これらの計測の結果から、トラッキングエラー信号te選択時のトラッキングエラー信号振幅と、層判別信号選択時のトラッキングエラー信号te振幅の振幅比を計算し、これを記憶手段(図示せず)に格納する。
【0083】
そして、層判別信号選択時において、上記記憶手段に記憶した振幅比の逆数を、層判別信号選択時のゲイン503に掛け算するようにすると、対物レンズが中立位置にある状態において、層判別信号選択時のトラッキングエラー信号teの振幅の取得を行うことができる。
このようにして、上記TE信号生成手段407aを実現することができるものである。
【0084】
このような構成の本実施の形態5の光ディスク制御装置500では、信号生成手段406と、メイントラッキングエラー信号生成回路からの信号を、トラッキングエラー信号生成手段407でデジタル処理により生成するようにし、かつ、上記信号生成手段406によりサブトラッキングエラー信号と、層判別信号とを切り替えて生成するようにしたので、サブトラッキングエラー信号を生成しない状態でも、メイントラッキングエラー信号を補正することによって、擬似的にトラッキングエラー信号を生成することができ、このようにして、上記実施の形態4におけるTE信号生成手段407を実現でき、回路規模を縮小化した光ディスク制御装置を簡易に実現できる効果がある。
【産業上の利用可能性】
【0085】
本発明にかかる光ディスク再生装置は、従来の光ディスク再生装置と比較して簡略な構成で同等の機能を有し、光ディスク再生装置のコストダウンに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明の実施の形態1による光ディスク再生装置100の構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2による光ディスク再生装置200の構成ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態3による光ディスク再生装置300における信号生成手段204aの構成ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態4による光ディスク再生装置の構成ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態5による光ディスク再生装置500における信号生成手段407aの構成ブロック図である。
【図6】従来の光ディスク再生装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0087】
100:光ディスク制御装置
101:セレクタ
102:セレクタ
103:AD変換手段
104:TE信号生成手段
105:層判別信号生成手段
106:トラッキング制御手段
107:システムコントローラ
108:セレクタ制御手段
200:光ディスク制御装置
201:セレクタ
202:セレクタ
203:AD変換手段
204:信号生成手段
205:トラッキング制御手段
206:システムコントローラ
207:セレクタ制御手段
300:光ディスク制御装置
301:加算演算
302:差動演算
303:バランス演算
304:バランス演算
305:正規化演算
306:正規化演算
400:光ディスク制御装置
401:AD変換手段
402:メインTE生成手段
403:セレクタ
404:セレクタ
405:AD変換手段
406:信号生成手段
407:TE信号生成手段
408:トラッキング制御手段
409:システムコントローラ
410:セレクタ制御手段
500:光ディスク制御装置
501:差動演算
502:混合比演算
503:ゲイン演算




 

 


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